JP3719988B2 - 発芽玄米の製造方法及び製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、発芽玄米の製造方法及び製造装置に関する。特に、塩化ナトリウムを含有する水溶液に浸すことにより発芽させる発芽玄米の製造方法及び製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
収穫された稲の籾から外側の硬い籾殻を取り除いたものを玄米といい、この玄米から糠及び胚芽を取り除き胚乳だけを残したものが、白米となる。
【0003】
ここで、玄米には、カリウム、カルシウム、マグネシウムといった人体に不可欠なミネラル分が豊富に含まれているが、玄米を発芽させると、体内でのこれらのミネラル分の吸収率が飛躍的に高まるだけでなく、アミノ酸、繊維、各種ビタミン類も増えることが判明している。
【0004】
このような発芽玄米は、従来、塩分を含まない真水に玄米を浸し、発芽させることにより製造されていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、植物には、環境の悪化に対応するための自己防衛機能、子孫存続機能が備わっており、玄米を塩水中で発芽させることにより、真水中で発芽させるよりも各種アミノ酸が多くなることを発見した。
【0006】
そこで、本発明は、塩水中で玄米を発芽させる発芽玄米の製造方法及び塩水中で玄米を発芽させるための発芽玄米の製造装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
以上の課題を解決するため、本願第一の発明は、 摂氏20℃以下にされた海洋深層水に浸した玄米を上下に振動させた状態で発芽させることを特徴とする発芽玄米の製造方法を提供する。
【0008】
従来の発芽玄米では、塩分を含まない真水中で発芽させることにより発芽玄米を製造していたが、少なくとも塩化ナトリウムを含有する水溶液としての海洋深層水中で玄米を発芽させることにより、生物が本来有する自己防衛機能、子孫存続機能が発揮され、発芽玄米内の各種アミノ酸成分が増加する。
【0009】
本願では、少なくとも塩化ナトリウムを含有する水溶液としているが、例えば、塩化カリウムや塩化マグネシウム等が水溶液中に含まれていてもよい。
【0011】
海洋深層水とは、水深200mよりも深いところにある海水をいい、水深200mよりも深くなると太陽光線がほとんど届かないため、植物プランクトンによる光合成がほとんど行われず、生物がほとんど育成せず無菌に近い状態となる。
【0012】
また、海洋深層水では、生物がほとんど育成しない一方で、分解力が優勢となり、無機栄養塩が次第に蓄積され、天然ミネラルが豊富となる。
【0013】
このような海洋深層水に玄米を浸すことにより、玄米が、海洋深層水中の天然ミネラルを吸収し、玄米の発芽が活発に行われる他、玄米自体に天然ミネラルが豊富となる。
【0014】
玄米を発芽させるためには、塩分濃度があまり高すぎても発芽せず、その一方で、あまり塩分濃度が低すぎても発芽玄米内の各種アミノ酸成分の増加効果が認められなくなってしまう。
【0015】
この点、本願発明者の実験では、塩化ナトリウムが0.1〜20重量%含まれている水溶液であれば、玄米を発芽させることができるとともに、発芽玄米内の各種アミノ酸の増加効果を得ることができた。
【0016】
即ち、塩化ナトリウムが0.1重量%に満たない場合には、発芽玄米内の各種アミノ酸成分の増加効果が認められず、一方、塩化ナトリウムが20重量%を超えている場合には、玄米が発芽しなかった。
【0017】
玄米を浸す水溶液の水温は、摂氏20℃以下とすることにより、玄米内に含まれるタンパク質が酵素で分解されることがなく、腐敗臭の発生を防止することができる。
【0018】
即ち、玄米を浸す水溶液の水温が20℃よりも高くなると、玄米に含まれるタンパク質が、酵素で分解されて腐敗臭が発生し、また、酵素によるタンパク質の分解が進むと水溶液中に解けだし、水溶液が白濁してくる。
【0019】
一方、水温が20℃以下である場合には、タンパク質を分解する酵素の働きが弱くなり、腐敗臭の発生及び水溶液の白濁を防止することができる。
【0020】
また、少なくとも塩化ナトリウムが含有されている水溶液に、所定の鉱石又は岩石を入れることにより、遠赤外線で玄米が暖められ、また、水溶液中の微生物の発生が抑制される等の作用により、玄米の発芽が促進される。
【0021】
このような鉱石又は岩石としては、電気石、安山岩、閃緑岩、蝋石、白雲母及び絹雲母がある。
【0022】
電気石(Tourmaline)とは、ホウ素を含んだガスでできる気成鉱物であり、花崗岩、片麻岩などの他、ペグマタイト中に含まれ、これらの岩石の周りの母岩中に発見されることもある。電気石には、ナトリウム、マグネシウム、鉄、マンガン、リチウム、アルミニウム、ホウ素、珪素、酸素、水素、フッ素などが含まれている。電気石は、電気分解する作用を有することから水を還元し、水に還元力を与え、酸化を防止する力を発揮し、これにより、水が活性化され、腐乱防止作用を有する。電気石は、火成岩の一種で、微弱電気を発生させたり、マイナス・イオンや、遠赤外線を発生させたりする。また、ホウ素を含むため、植物が水分を吸い上げることを助ける効果があり、これにより植物の発芽・生長を促進する働きがある。さらに、吸着作用、反発作用があることから、脱臭効果や抗菌効果を発揮し、電気石は水道水に含まれるトリハロメタン等の塩素系成分の除去を行うために用いることもできる。そのため、仮に消毒のために塩素系成分が混入していたとしてもその除去を可能にする役割を有する。
【0023】
安山岩(Andesite)は、火山岩の一種であり、深成岩の閃緑岩に対応する火山岩中の代表的な中性岩であり、主成分鉱物として斑晶に表れる有色鉱物が単独の場合もあり、二種以上に組み合わされていることもあって、それに従い多くの種類に分けられる。
【0024】
閃緑岩(Diorite)は、深成岩の一種で、磨いた面は美しく、花崗岩のように硬質で、耐久性に富む。
【0025】
蝋石(Agalmatolite)は、葉蝋石(Pyrophylite)を主成分とする鉱石をいう。
【0026】
白雲母(Muscovite)は、花崗岩・ペグマタイトなどの酸性深成岩の成分鉱物として発見され、火成岩固結の末期に鉱化ガスの作用で生じたものである。
【0027】
絹雲母(Sericite)は、微少なリン片又は粘土状で、脂感のするものをいう。多くは長石が分解して生じたもので、片岩の成分鉱物、花崗岩中の塊状鉱床等として産する。絹雲母の微粉体に人肌ほどの熱を当てると電磁波を変換し、水分子を共鳴振動させ細胞自体を活性化させる電磁波変換能を有している。これを利用して、発芽を促進させることができる。また、水を活性化するため、長期保存を可能にすることができる。
【0028】
また、本願第二の発明は、 摂氏20℃以下にされた海洋深層水が入れられている水溶液用容器と、前記海洋深層水を通す貫通孔を有し、玄米を入れる玄米用容器と、前記水溶液用容器を上下動させることができる駆動装置と、を備え、前記水溶液用容器の内部に前記玄米用容器を収納することにより、前記玄米を前記海洋深層水に浸し、前記水溶液用容器を上下動させた状態で、前記玄米を発芽させることを特徴とする発芽玄米の製造装置を提供する。
【0029】
玄米を入れる玄米用容器は、海洋深層水を通す程度の大きさ・形状の貫通孔を有しているが、玄米用容器は、玄米を入れる関係上、玄米を入れた場合に、この玄米が落ちてしまわない程度の大きさ・形状の貫通孔であることも必要とされる。
このような玄米用容器としては、例えば、ワイヤーを網状に編み込んだものや樹脂製で網状に形成されたものを用いて形成されたものなどがある。
【0030】
また、この玄米用容器の形状は、後述する水溶液用容器の内部に収納し、この水溶液用容器に入れられた海洋深層水に玄米用容器の中に入れられた玄米を浸すことができるものであればどのような形状のものでも良く、例えば、全体として直方体となるような箱状のものが考えられる。
【0031】
なお、このように玄米用容器として直方体の箱状のものを使用した場合には、玄米用容器を収納する水溶液用容器は、この玄米用容器よりも一回り大きい直方体のものを用いることが望ましい。
【0032】
水溶液用容器には、海洋深層水が入れられている。
【0033】
この海洋深層水は、玄米を入れた玄米用容器を内部に収納した場合に、玄米が浸るくらいの量を入れておく必要がある。
【0034】
なお、上述のように、水溶液用容器の大きさ・形状は、玄米用容器を収納し、この中に入れられている玄米に海洋深層水を浸すことができるような大きさ・形状を有していればよい。
【0035】
海洋深層水は塩化ナトリウムを0.1〜20重量%含むことが望ましい。
【0036】
また、本願第二の発明に係る発芽玄米の製造装置においては、玄米用容器を上下動させることができる駆動装置を更に備えるようにすることで、玄米が入れられている玄米用容器を海洋深層水が入れられている水溶液用容器に収納しこの海洋深層水に玄米を浸した場合に、この玄米用容器を上下動させることで、玄米と海洋深層水との接触効率が向上するとともに、玄米同士の衝突又は玄米と海洋深層水との衝突で玄米が刺激され、玄米の発芽が促進される。
【0037】
また、海洋深層水が入れられている水溶液用容器には、この海洋深層水に加えて、玄米の発芽を促進する鉱石又は岩石を入れておくことで、玄米の発芽を促進することができる。
【0038】
なお、玄米の発芽を促進する効果を有する鉱石又は岩石としては、電気石、安山岩、閃緑岩、蝋石、白雲母及び絹雲母等がある。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明の実施形態に係る発芽玄米の製造装置100の概略縦断面図である。
【0040】
発芽玄米の製造装置100は、玄米を入れる玄米用容器101と、この玄米用容器101を収納することができる水槽102とを有している。
【0041】
水槽102は、ほぼ直方体の形状を有しており、後述の玄米用容器101を収納することができるような大きさを有しており、その内部には、少なくとも塩化ナトリウム(NaCl)が含まれている水溶液103を入れることができるようにされている。
【0042】
水槽102に入れる水溶液103は、少なくとも塩化ナトリウムが含まれていれば良く、この点、本願発明者の実験によれば、塩化ナトリウムが0.1〜20重量%含まれている水溶液であれば、玄米の発芽が認められるとともに、各種アミノ酸の増加効果が認められた。
【0043】
なお、この水溶液については、海洋深層水を用いることもでき、通常、海水は、3.5重量%程度の塩化ナトリウムを含有しているため、これ以外の濃度にするためには、水で希釈するか、加熱等により水分を蒸発させる必要がある。
【0044】
玄米を入れる玄米用容器101は、腐食防止のためプラスチック製で、この玄米用容器101に入れられた玄米104を水槽102に入れられた水溶液に浸すことができる程度の貫通孔が空くように形成されている。
【0045】
もっとも、この玄米用容器101は玄米104を入れる関係上、貫通孔は、玄米が通り抜けられない程度の大きさ・形状としておく必要がある。
【0046】
また、玄米を入れる玄米用容器101は、ほぼ直方体の形状を有しており、水槽102の中に収納することができる程度の大きさ・形状を有している。
【0047】
玄米用容器101には、駆動装置105がクランク・シャフト108を介して接続されており、この駆動装置105はモータ106とモータ106の回転を制御する制御する制御装置107とにより構成されている。
【0048】
従って、駆動装置105のモータ106の回転運動が、クランク・シャフト108を通じて直線方向への往復動に変換され、玄米用容器101を上下方向即ちX・Y方向に往復動させる。
【0049】
また、駆動装置105の制御装置107は、モータ106の回転速度を制御し、このモータ106の回転速度を変化させることにより、玄米用容器101をどの程度の頻度で上下方向に往復動させるかを決定することができる。
【0050】
さらに、玄米用容器101をどのくらいの距離で、X・Y方向に往復動させるかは、適時選択することができる設計事項ではあるが、本実施形態では、図2に表されているように、水槽102に水溶液103を8割方入れた際、即ち、水槽102にSの高さに水溶液を入れた際に、玄米用容器101が最も高い位置にある場合でも、玄米用容器101に入れられた玄米104が、この水溶液103に浸かっている状態となるようにしている。
【0051】
なお、図3は、玄米用容器101を上下動させた際に、玄米用容器101が最も低い位置にある場合の概略縦断面図である。
【0052】
【実施例】
以上のように構成される発芽玄米の製造装置100を用いて、玄米を発芽させた際の実験データを以下に示す。
【0053】
ここでは、水槽102内に石川県沖で採取された海洋深層水を用い、その組成は表1に表されている。
【0054】
【表1】
Figure 0003719988
【0055】
表2は、本発明の実施形態に係る発芽玄米の製造装置100を用いて、玄米を発芽させた場合における発芽玄米中のアミノ酸の含有量をアミノ酸自動分析計により測定したものである。
【0056】
ここでは、上述の海洋深層水を用い、その水温は摂氏20℃であり、駆動装置105を使用しての玄米用容器101の上下動は行わなかった。
【0057】
なお、比較のため、白米中及び玄米中の各種アミノ酸の含有量も示し、また、表1中の発芽玄米は、玄米を摂氏20℃の水道水に浸して発芽させたものである。
【0058】
【表2】
Figure 0003719988
【0059】
表2に表されているように、塩分を含まない真水中で発芽させた発芽玄米と比べて、海洋深層水中で発芽させた発芽玄米は、遊離アミノ酸、ガンマーアミノ酪酸、リジンそれぞれにおいてかなり増加している。
【0060】
特に、NaCl濃度20.0重量%の海洋深層水中で発芽させた発芽玄米では、ガンマーアミノ酪酸及びリジンが、真水中で発芽させた発芽玄米と比べて、ほぼ2倍となるなどの効果を示した。
【0061】
表3は、本発明の実施形態に係る発芽玄米の製造装置100において、モータ109を用いて玄米用容器101を揺動させた際の玄米の発芽状況を表す実験データである。
【0062】
ここでは、NaCl濃度が3.5%、水温が摂氏20℃、玄米1に対して海洋深層水が50の体積となるようにした海洋深層水中に、玄米を50時間浸した場合に、どの程度の割合で玄米が発芽するかを表した実験データであり、海洋深層水の組成は表1に表されている通りである。
【0063】
【表3】
Figure 0003719988
【0064】
表3に表されているように、玄米を上下方向に振動させた場合には、振動させない場合と比べて、玄米の発芽が促進されることが解る。
【0065】
表4は、本発明の実施形態に係る発芽玄米の製造装置100の水槽102内に電気石を海洋深層水1リットルに対して100グラムとなるように入れて玄米を発芽させた場合の発芽状況を表す実験データである。
【0066】
ここでは、NaCl濃度が3.5%、水温が摂氏20℃、玄米1に対して海洋深層水が50の体積となるようにした海洋深層水中に、玄米を30時間浸した場合に、どの程度の割合で玄米が発芽するかを表した実験データであり、海洋深層水の組成は表1に表されている通りである。
【0067】
【表4】
Figure 0003719988
【0068】
表4に表されているように、海洋深層水に電気石を含有することにより、ほぼ20%程度の発芽促進効果があることが解る。
【0069】
表5は、本発明の実施形態に係る発芽玄米の製造装置100の水槽102内に入れる水溶液の水温を変えて玄米を発芽させた場合の発芽状況を表す実験データである。
【0070】
ここでは、NaCl濃度が3.5%、玄米1に対して海洋深層水が50の体積となるようにした海洋深層水中に、玄米を浸した場合に、水温の変化により、玄米内のタンパク質が酵素により分解され、どの程度腐敗臭を発し、また、水溶液を白濁させるかを表した実験データであり、海洋深層水の組成は表1に表されている通りである。
【0071】
【表5】
Figure 0003719988
【0072】
表5に表されているように、海洋深層水の水温が30℃の場合には、36時間浸しておくことにより、腐敗臭の発生や白濁が表れたのに対して、水温が15℃の場合には、60時間も浸さないと腐敗臭の発生や白濁は表れなかった。
【0073】
【発明の効果】
以上のように、玄米を塩化ナトリウムの含有された水溶液に浸して発芽させた場合には、水道水に浸して発芽させた場合に比べて、各種アミノ酸が多く形成されることとなる。
【0074】
また、塩化ナトリウムの含有された水溶液として海洋深層水を使用する場合には、各種アミノ酸が更に多く形成される。
【0075】
さらに、玄米を入れた通水製容器を揺動させることにより、玄米の発芽が促進され、また、塩化ナトリウムの含有された水溶液中に玄米の発芽を促進する鉱石又は岩石を入れることにより、玄米の発芽が促進される。
【0076】
くわえて、玄米を浸す水溶液の水温を摂氏20℃以下とすることにより、玄米内のタンパク質が酵素により分解されてしまうのを防止することができ、腐敗臭の発生及び水溶液の白濁を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係る発芽玄米の製造装置100の概略縦断面図。
【図2】玄米用容器101を上下動させた際に、玄米用容器が最高点にあるときの概略縦断面図。
【図3】玄米用容器101を上下動させた際に、玄米用容器が最下点にあるときの概略縦断面図。
【符号の説明】
100 発芽玄米の製造装置
101 玄米用容器
102 水槽
103 水溶液
104 玄米
105 駆動装置
106 モータ
107 制御装置
108 クランク・シャフト

Claims (8)

  1. 摂氏20℃以下にされた海洋深層水に浸した玄米を上下に振動させた状態で発芽させることを特徴とする発芽玄米の製造方法。
  2. 前記海洋深層水には、塩化ナトリウムが0.1〜20重量%含まれていることを特徴とする請求項に記載の発芽玄米の製造方法。
  3. 前記海洋深層水に、玄米の発芽を促進する効果を有する鉱石又は岩石を入れることにより、玄米の発芽を促進させることを特徴とする請求項1又は2に記載の発芽玄米の製造方法。
  4. 前記鉱石又は岩石は、電気石、安山岩、閃緑岩、蝋石、白雲母及び絹雲母の中から選択されることを特徴とする請求項に記載の発芽玄米の製造方法。
  5. 摂氏20℃以下にされた海洋深層水が入れられている水溶液用容器と、
    前記海洋深層水を通す貫通孔を有し、玄米を入れる玄米用容器と、
    前記玄米用容器を上下動させることができる駆動装置と、を備え、
    前記水溶液用容器の内部に前記玄米用容器を収納することにより、前記玄米を前記海洋深層水に浸し、前記玄米用容器を上下動させた状態で、前記玄米を発芽させることを特徴とする発芽玄米の製造装置。
  6. 前記海洋深層水には、塩化ナトリウムが0.1〜20重量%含まれていることを特徴とする請求項に記載の発芽玄米の製造装置。
  7. 前記水溶液用容器には、玄米の発芽を促進する鉱石又は岩石が入れられていることを特徴とする請求項5又は6に記載の発芽玄米の製造装置。
  8. 前記鉱石又は岩石は、電気石、安山岩、閃緑岩、蝋石、白雲母及び絹雲母の中から選択されることを特徴とする請求項に記載の発芽玄米の製造装置。
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