JP3719499B2 - 補正カーブ生成方法、画像処理方法、画像表示装置および記録媒体 - Google Patents

補正カーブ生成方法、画像処理方法、画像表示装置および記録媒体 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、出力画像に対する外部環境の影響を補正する補正カーブ生成方法、画像処理方法、画像表示装置および記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】
プロジェクタなどの画像表示装置を使用する場合、外部環境が変化しても製作者の意図した画像を再現できることが重要である。このような画像の見えを調整する考え方として、デバイスの入出力特性を管理して色を再現するカラーマネージメントという考え方があるが、外部環境の変化を考慮に入れたカラーマネージメントの具体的な手法に関しては明確になっていない。特に、外部環境の変化として、外部照明の明るさ若しくは色、または投影面の色が変化する場合を考慮しなければ適切な色の再現を行うことは困難である。一般的に、外部照明の明るさが増大すると、画像表示装置の出力画像のコントラストが低下して、適切な色再現が不可能となってしまう。また、例えば、同じ白を表示する場合であっても、外部照明の色や投影面の種別によっては、色が変化してしまう場合がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、環境が変化しても適切な色再現が可能な補正カーブ生成方法、画像処理方法、画像表示装置および記録媒体を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記課題に鑑み、請求項1に記載の発明は、画像表示装置に入力される画像データを補正するための補正カーブを生成するための方法であって、入力画像データの所望の入力階調範囲において、所定輝度値の照明下における前記画像表示装置の照明下出力特性を、暗室内における前記画像表示装置の暗室内出力特性に近似させ、近似された照明下出力特性に基づき画像データを補正する第1補正カーブを生成する第1補正カーブ生成工程と、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正する第2補正カーブを生成する第2補正カーブ生成工程と、所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正する第3補正カーブを生成する第3補正カーブ生成工程と、を備えて構成される。
【0005】
以上のように構成された、画像表示装置に入力される画像データを補正するための補正カーブを生成するための方法によれば、第1補正カーブ生成工程によって、入力画像データの所望の入力階調範囲において、所定輝度値の照明下における前記画像表示装置の照明下出力特性を、暗室内における前記画像表示装置の暗室内出力特性に近似させ、近似された照明下出力特性に基づき画像データを補正する第1補正カーブが生成される。そして、第2補正カーブ生成工程によって、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正する第2補正カーブが生成される。さらに、第3補正カーブ生成工程によって、所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正する第3補正カーブが生成される。
【0006】
また、請求項2に記載の発明は、画像表示装置に入力される画像データに対する画像処理方法であって、入力画像データの所望の入力階調範囲において、所定輝度値の照明下における前記画像表示装置の照明下出力特性を、暗室内における前記画像表示装置の暗室内出力特性に近似させ、近似された照明下出力特性に基づき画像データを補正する第1補正カーブと、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正する第2補正カーブと、所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正する第3補正カーブと、に基づいて入力画像データに画像処理を行うように構成される。
【0007】
さらに、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像処理方法であって、第1補正カーブおよび第2補正カーブに基づく入力画像データに対する画像処理の後に、第3補正カーブに基づく入力画像データに対する画像処理を行うように構成される。
【0008】
また、請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の画像処理方法であって、異なる所定輝度値にそれぞれ対応する、複数の第1補正カーブを備えて構成される。
【0009】
さらに、請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、前記所望の入力階調範囲が中階調付近であるように構成される。
【0010】
また、請求項6に記載の発明は、請求項2乃至5のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、前記暗室内出力特性および前記照明下出力特性を所定の輝度範囲に規格化し、入力画像データの所望の入力階調範囲において、規格化された照明下出力特性を規格化された暗室内出力特性に近似させるように構成される。
【0011】
さらに、請求項7に記載の発明は、請求項2乃至7のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、前記近似の程度が調節可能であるように構成される。
【0012】
また、請求項8に記載の発明は、請求項4乃至7のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、外部照明の輝度値に基づき、複数の第1補正カーブの中から一の第1補正カーブを選択する第1選択工程と、を備え、選択された第1補正カーブに基づいて画像データを補正するように構成される。
【0013】
さらに、請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理方法であって、前記第1選択工程における外部照明の輝度値を入力するための工程をさらに備えて構成される。
【0014】
また、請求項10に記載の発明は、請求項8に記載の画像処理方法であって、前記第1選択工程における外部照明の輝度値を測定するするための工程をさらに備えて構成される。
【0015】
さらに、請求項11に記載の発明は、請求項2乃至10のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、複数の投影面にそれぞれ対応する、複数の第2補正カーブを備えて構成される。
【0016】
また、請求項12に記載の発明は、請求項1乃至11のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、第2補正カーブによる入力画像データの補正量が調整可能であるように構成される。
【0017】
さらに、請求項13に記載の発明は、請求項11または12に記載の画像処理方法であって、投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、複数の第2補正カーブの中から一の第2補正カーブを選択する第2選択工程を備え、選択された第2補正カーブに基づいて画像データを補正するように構成される。
【0018】
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像処理方法であって、前記第2選択工程における投影面による各色成分毎の反射特性を入力するための工程をさらに備えて構成される。
【0019】
さらに、請求項15に記載の発明は、請求項13に記載の画像処理方法であって、前記第2選択工程における投影面による各色成分毎の反射特性を測定するための工程をさらに備えて構成される。
【0020】
また、請求項16に記載の発明は、請求項2乃至15のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、各色成分比の異なる複数の外部照明にそれぞれ対応する、複数の第3補正カーブを備えて構成される。
【0021】
さらに、請求項17に記載の発明は、請求項2乃至16のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、外部照明の各色成分比の差が、外部照明の各色成分比の差をオフセットすることによって解消されるように構成される。
【0022】
また、請求項18に記載の発明は、請求項17に記載の画像処理方法であって、前記オフセットの量を、色成分の平均から各色成分を減算することによって求めるように構成される。
【0023】
さらに、請求項19に記載の発明は、請求項17または18に記載の画像処理方法であって、前記オフセットの量が調節可能であるように構成される。
【0024】
また、請求項20に記載の発明は、請求項16乃至19のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、外部照明の各色成分比に基づき、複数の第3補正カーブの中から一の第3補正カーブを選択する第3選択工程と、を備え、選択された第3補正カーブに基づいて画像データを補正する、ように構成される。
【0025】
さらに、請求項21に記載の発明は、請求項20に記載の画像処理方法であって、前記第3選択工程における外部照明の各色成分比を入力するための工程をさらに備えて構成される。
【0026】
また、請求項22に記載の発明は、請求項20に記載の画像処理方法であって、
前記第3選択工程における外部照明の各色成分比を測定するするための工程をさらに備えて構成される。
【0027】
さらに、請求項23に記載の発明は、請求項2乃至22のいづれか一項のいづれか一項に記載の画像処理方法であって、前記第1、第2および第3補正カーブに基づき、最終補正カーブを生成する工程をさらに備え、当該最終補正カーブの低階調領域または高階調領域において最終補正カーブの丸め処理を行うように構成される。
【0028】
また、請求項24に記載の発明は、請求項23に記載の画像処理方法であって、前記丸め処理の程度が調節可能であるように構成される。
【0029】
さらに、請求項25に記載の発明は、入力される画像データに対して所望の画像処理を行って画像を表示する画像処理装置であって、請求項1に記載の第1補正カーブ生成工程、第2補正カーブ生成工程、第3補正カーブ生成工程を順次繰返し、順次生成される第1、第2および第3補正カーブに基づいて入力画像データに対する画像処理を行うように構成される。
【0030】
また、請求項26に記載の発明は、入力される画像データに対して所望の画像処理を行って画像を表示する画像処理装置であって、入力画像データの所望の入力階調範囲において、所定輝度値の照明下における前記画像表示装置の照明下出力特性を、暗室内における前記画像表示装置の暗室内出力特性に近似させ、近似された照明下出力特性に基づき画像データを補正する第1補正カーブと、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正する第2補正カーブと、所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正する第3補正カーブと、を備え、前記第1、第2および第3補正カーブに基づいて、入力画像データに画像処理を行うように構成される。
【0031】
さらに、請求項27に記載の発明は、請求項26に記載の画像処理装置であって、異なる所定輝度値にそれぞれ対応する、複数の第1補正カーブを備えて構成される。
【0032】
また、請求項28に記載の発明は、請求項26または27に記載の画像処理装置であって、複数の投影面にそれぞれ対応する、複数の第2補正カーブを備えて構成される。
【0033】
さらに、請求項29に記載の発明は、請求項26乃至28のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、各色成分比の異なる複数の外部照明にそれぞれ対応する、複数の第3補正カーブを備えて構成される。
【0034】
また、請求項30に記載の発明は、請求項25乃至29のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、第1補正カーブおよび第2補正カーブに基づく入力画像データに対する画像処理の後に、第3補正カーブに基づく入力画像データに対する画像処理を行うように構成される。
【0035】
さらに、請求項31に記載の発明は、請求項25乃至30のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、前記所望の入力階調範囲が中階調付近であるように構成される。
【0036】
また、請求項32に記載の発明は、請求項25乃至31のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、前記暗室内出力特性および前記照明下出力特性を所定の輝度範囲に規格化し、入力画像データの所望の入力階調範囲において、規格化された照明下出力特性を規格化された暗室内出力特性に近似させるように構成される。
【0037】
さらに、請求項33に記載の発明は、請求項25乃至32のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、前記近似の程度が調節可能であるように構成される。
【0038】
また、請求項34に記載の発明は、請求項25乃至33のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、第2補正カーブによる入力画像データの補正量が調整可能であるように構成される。
【0039】
さらに、請求項35に記載の発明は、請求項25乃至34のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、外部照明の各色成分比の差が、外部照明の各色成分比の差をオフセットすることによって解消されるように構成される。
【0040】
また、請求項36に記載の発明は、請求項35に記載の画像処理装置であって、前記オフセットの量を、色成分の平均から各色成分を減算することによって求めるように構成される。
【0041】
さらに、請求項37に記載の発明は、請求項35または36に記載の画像処理装置であって、前記オフセットの量が調節可能であるように構成される。
【0042】
また、請求項38に記載の発明は、請求項27に記載の画像処理装置であって、外部照明の輝度値に基づき、複数の第1補正カーブの中から一の第1補正カーブを選択する第1選択手段を備え、選択された第1補正カーブに基づいて画像データを補正するように構成される。
【0043】
さらに、請求項39に記載の発明は、請求項38に記載の画像処理装置であって、前記第1選択手段における外部照明の輝度値を入力するための手段をさらに備えて構成される。
【0044】
また、請求項40に記載の発明は、請求項38に記載の画像処理装置であって、前記第1選択手段における外部照明の輝度値を測定するするための手段をさらに備えて構成される。
【0045】
さらに、請求項41に記載の発明は、請求項28に記載の画像処理装置であって、投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、複数の第2補正カーブの中から一の第2補正カーブを選択する第2選択手段を備え、選択された第2補正カーブに基づいて画像データを補正するように構成される。
【0046】
また、請求項42に記載の発明は、請求項41に記載の画像処理装置であって、
前記第2選択手段における投影面による各色成分毎の反射特性を入力するための手段をさらに備えて構成される。
【0047】
さらに、請求項43に記載の発明は、請求項41に記載の画像処理装置であって、前記第2選択手段における投影面による各色成分毎の反射特性を測定するための手段をさらに備えて構成される。
【0048】
また、請求項44に記載の発明は、請求項29に記載の画像処理装置であって、外部照明の各色成分比に基づき、複数の第3補正カーブの中から一の第3補正カーブを選択する第3選択手段と、を備え、選択された第3補正カーブに基づいて画像データを補正するように構成される。
【0049】
さらに、請求項45に記載の発明は、請求項44に記載の画像処理装置であって、前記第3選択手段における外部照明の各色成分比を入力するための手段をさらに備えて構成される。
【0050】
また、請求項46に記載の発明は、請求項44に記載の画像処理装置であって、前記第3選択手段における外部照明の各色成分比を測定するするための手段をさらに備えて構成される。
【0051】
さらに、請求項47に記載の発明は、請求項25乃至46のいづれか一項のいづれか一項に記載の画像処理装置であって、前記第1、第2および第3補正カーブに基づき、最終補正カーブを生成する手段をさらに備え、当該最終補正カーブの低階調領域または高階調領域において最終補正カーブの丸め処理を行うように構成される。
【0052】
また、請求項48に記載の発明は、請求項47に記載の画像処理装置であって、前記丸め処理の程度が調節可能であるように構成される。
【0053】
さらに、請求項49に記載の発明は、画像表示装置に入力される画像データに対する画像処理を行うための補正カーブを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、入力画像データの所望の入力階調範囲において、所定輝度値の照明下における前記画像表示装置の照明下出力特性を、暗室内における前記画像表示装置の暗室内出力特性に近似させ、近似された照明下出力特性に基づき画像データを補正する第1補正カーブと、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正する第2補正カーブと、所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正する第3補正カーブと、を記録してコンピュータによって読取可能に構成される。
【0054】
また、請求項50に記載の発明は、画像表示装置に入力される画像データに対する画像処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、入力画像データの所望の入力階調範囲において、所定輝度値の照明下における前記画像表示装置の照明下出力特性を、暗室内における前記画像表示装置の暗室内出力特性に近似させ、近似された照明下出力特性に基づき画像データを補正する第1補正カーブと、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正する第2補正カーブと、所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正する第3補正カーブと、に基づく入力画像データに対する画像処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータによって読取可能に構成される。
【0055】
さらに、請求項51に記載の発明は、請求項50に記載の記録媒体であって、第1補正カーブおよび第2補正カーブに基づく入力画像データに対する画像処理の後に、第3補正カーブに基づく入力画像データに対する画像処理を行うように構成される。
【0056】
また、請求項52に記載の発明は、請求項50または51に記載の記録媒体であって、異なる所定輝度値にそれぞれ対応する複数の第1補正カーブを備えて構成される。
【0057】
さらに、請求項53に記載の発明は、請求項50乃至52のいづれか一項に記載の記録媒体であって、前記所望の入力階調範囲が中階調付近であるように構成される。
【0058】
また、請求項54に記載の発明は、請求項50乃至53のいづれか一項に記載の記録媒体であって、前記暗室内出力特性および前記照明下出力特性を所定の輝度範囲に規格化し、入力画像データの所望の入力階調範囲において、規格化された照明下出力特性を規格化された暗室内出力特性に近似させるように構成される。
【0059】
さらに、請求項55に記載の発明は、請求項50乃至54のいづれか一項に記載の記録媒体であって、前記近似の程度が調節可能であるように構成される。
【0060】
また、請求項56に記載の発明は、請求項52乃至55のいづれか一項に記載の記録媒体であって、外部照明の輝度値に基づき、複数の第1補正カーブの中から一の第1補正カーブを選択する第1選択処理と、選択された第1補正カーブに基づいて画像データを補正する処理と、をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータによって読取可能に構成される。
【0061】
さらに、請求項57に記載の発明は、請求項56に記載の記録媒体であって、前記第1選択処理における外部照明の輝度値を入力するための処理をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータによって読取可能に構成される。
【0062】
また、請求項58に記載の発明は、請求項56に記載の記録媒体であって、前記第1選択処理における外部照明の輝度値を測定するするための処理をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータによって読取可能に構成される。
【0063】
さらに、請求項59に記載の発明は、請求項50乃至58のいづれか一項に記載の記録媒体であって、複数の投影面にそれぞれ対応する複数の第2補正カーブを備えて構成される。
【0064】
また、請求項60に記載の発明は、請求項50乃至59のいづれか一項に記載の記録媒体であって、第2補正カーブによる入力画像データの補正量が調整可能であるように構成される。
【0065】
さらに、請求項61に記載の発明は、請求項59または60に記載の記録媒体であって、投影面による各色成分毎の反射特性に基づき、複数の第2補正カーブの中から一の第2補正カーブを選択する第2選択処理と、選択された第2補正カーブに基づいて画像データを補正する処理と、をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータによって読取可能に構成される。
【0066】
また、請求項62に記載の発明は、請求項61に記載の記録媒体であって、前記第2選択処理における投影面による各色成分毎の反射特性を入力するための処理をさらに備えて構成される。
【0067】
さらに、請求項63に記載の発明は、請求項61に記載の記録媒体であって、前記第2選択処理における投影面による各色成分毎の反射特性を測定するための処理をさらに備えて構成される。
【0068】
また、請求項64に記載の発明は、請求項50乃至63のいづれか一項に記載の記録媒体であって、各色成分比の異なる複数の外部照明の個々に対して、前記第3補正カーブ生成処理を行い、複数の第3補正カーブを生成する処理をさらにコンピュータに実行させるためのプログラムを記録してコンピュータによって読取可能に構成される。
【0069】
さらに、請求項65に記載の発明は、請求項50乃至64のいづれか一項に記載の記録媒体であって、外部照明の各色成分比の差が、外部照明の各色成分比の差をオフセットすることによって解消されるように構成される。
【0070】
また、請求項66に記載の発明は、請求項65に記載の記録媒体であって、前記オフセットの量を、色成分の平均から各色成分を減算することによって求めるように構成される。
【0071】
さらに、請求項67に記載の発明は、請求項65または66に記載の記録媒体であって、前記オフセットの量が調節可能であるように構成される。
【0072】
また、請求項68に記載の発明は、請求項64乃至67のいづれか一項に記載の記録媒体であって、外部照明の各色成分比に基づき、複数の第3補正カーブの中から一の第3補正カーブを選択する第3選択処理と、を備え、選択された第3補正カーブに基づいて画像データを補正するように構成される。
【0073】
さらに、請求項69に記載の発明は、請求項68に記載の記録媒体であって、前記第3選択処理における外部照明の各色成分比を入力するための処理をさらに備えて構成される。
【0074】
また、請求項70に記載の発明は、請求項68に記載の記録媒体であって、前記第3選択処理における外部照明の各色成分比を測定するするための処理をさらに備えて構成される。
【0075】
さらに、請求項71に記載の発明は、請求項50乃至70のいづれか一項のいづれか一項に記載の記録媒体であって、前記第1、第2および第3補正カーブに基づき、最終補正カーブを生成する処理をさらに備え、当該最終補正カーブの低階調領域または高階調領域において最終補正カーブの丸め処理を行うように構成される。
【0076】
また、請求項72に記載の発明は、請求項71に記載の記録媒体であって、前記丸め処理の程度が調節可能であるように構成される。
【0077】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。
【0078】
第1実施形態
システム構成
図1に、本発明の画像表示装置の一実施形態にかかるプロジェクタ20を用いたプレゼンテーションシステムの概略説明図を示す。本発明の画像表示装置としては、プロジェクタの他、CRT、液晶ディスプレイなども含まれる。
【0079】
スクリーン10のほぼ正面に設けられたプロジェクタ20から、所定の画像が投影される。
【0080】
この場合、スクリーン10の種別や、外部照明80によって投影画像の見え方は大きく異なってしまう。例えば、同じ白を表示する場合であっても、スクリーン10の種別によっては、黄色がかった白に見えたりする。また、同じ白を表示する場合であっても、外部照明80の強度によっては明るい白に見えたり、暗い白に見えたりする。
【0081】
図2に、本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。
【0082】
本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ内の画像処理部100は、アナログ形式の画像入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、一次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部130と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、暗室内で基準投影面に対して出力した場合のプロジェクタの色特性情報を格納しておくためのデバイス特性保存メモリ160と、プロジェクタおよび外部照明のスクリーンによる反射光の輝度を測定するための光センサ170と、光センサ170の測色値とデバイス特性保存用メモリに格納されている情報とに基づき外部照明の影響を考慮した色補正テーブルを生成する色補正テーブル生成部150と、を備えて構成される。
【0083】
本発明によるプロジェクタでは、パーソナルコンピュータなどから供給されるアナログ形式の画像入力信号が、A/D変換部110によってデジタル画像信号に変換される。そして、当該変換されたデジタル画像信号は、色補正テーブル生成部150によって生成される色補正テーブルを参照して、色補正部120によって外部照明の影響を考慮した所望の色補正がなされる。色補正されたデジタル画像信号は、D/A変換部130によってアナログ信号に変換される。L/V駆動部140は、当該変換されたアナログ信号に基づき、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行う。
【0084】
画像処理部100の動作
次に、図3を参照して、本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明する。なお、以下に説明する色補正テーブルの生成・書込処理などの画像処理部100による処理は、プロジェクタ20のプログラム格納部(図示せず)に記録された画像処理プログラムを実行することによって行われる。前記プログラム格納部は、画像処理プログラムを記録した媒体を構成する。さらに、当該画像処理プログラム自体も、本願発明の範囲内に包含される。
【0085】
まず、本発明によるプロジェクタ20の使用が開始されると、色補正テーブル生成部150によって色補正テーブルの生成・書換処理が行われる(ステップ204)。当該色補正テーブルの生成・書換処理に関しては、以下で図4を参照して詳細に説明する。
【0086】
そして、色補正テーブルの生成・書換処理の後、書き換えられた色補正テーブルを参照して色補正部120によって色補正された画像信号に基づき、画像の表示が行われる(ステップ206)。ここで、画像の表示を終了せず(ステップ208、No)、前回の色補正テーブルの生成・書換処理終了時から一定時間経過していない場合(ステップ210、No)、ステップ206の画像の表示状態が継続する。一方、画像の表示を終了せず(ステップ208、No)、前回の色補正テーブルの生成・書換処理終了時から一定時間経過した場合(ステップ210、Yes)、時間の経過とともに外部照明の明るさ若しくは色、または投影面の色が変化する場合を考慮して、再度色補正テーブルの生成・書換処理を行い(ステップ204)、画像の表示を行う(ステップ206)。本発明によれば、一定時間毎に外部照明の明るさ若しくは色、または投影面の色の変化を考慮して色補正テーブルを書き換えるので、外部照明の明るさ若しくは色、または投影面の色が変化しても適切な色再現が可能となる。
【0087】
そして、プロジェクタの電源をオフするなどして画像の表示を終了する場合(ステップ208、Yes)には処理を終了する。
【0088】
色補正テーブルの生成・書換処理
次に、図4を参照して、本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ20内の色補正テーブル生成部150による色補正テーブルの生成・書換処理(図3のステップ204における処理)について説明する。
【0089】
当該色補正テーブルの生成・書換処理では、まず、色補正カーブ計算処理1(外部照明の明るさの変化に対する補正)(ステップ222)、色補正カーブ計算処理2(投影面の色の変化に対する補正)(ステップ223)および色補正カーブ計算処理3(外部照明の色の変化に対する補正)(ステップ224)がそれぞれ行われる。次に、3段階の補正カーブの丸め処理1、2および3が行われる(ステップ225、226および227)。各補正カーブ計算処理および補正カーブ丸め処理については、後に詳述する。
【0090】
そして、計算された補正カーブに基づいて、新たな一次元色補正テーブルが生成され、色補正部120で参照される一次元色補正テーブルが、新たに生成された一次元色補正テーブルによって書き換えられ(ステップ228)、ステップ206に戻る。
【0091】
補正カーブの計算処理1(外部照明の明るさの変化に対する補正)
次に、図5を参照して、補正カーブの計算処理1について説明する。
【0092】
補正カーブの計算処理1の前提として、暗室内でプロジェクタ(画像表示装置)20に白(R=G=B=255階調)を出力させ、そのスクリーン10からの反射光の輝度を輝度計などの光センサ170で予め測定しておく。
【0093】
当該補正カーブの計算処理1では、まず、プロジェクタ20からの出力がない状態で、外部照明のスクリーン10からの反射光の輝度を測定する(ステップ229)。
【0094】
次に、各環境下でγカーブを規格化する(ステップ230)。W(白)、R(赤)、G(緑)、B(青)のいずれの補正カーブも同一のカーブとなるので、当該実施の形態では一例としてWに関して補正カーブを計算する。各環境下(暗室の場合および外部照明が存在する場合)におけるγカーブを以下のように仮定する。ここで、γは対象となるプロジェクタの階調特性である。ガンマは、対象となるプロジェクタの階調特性を実際に測定して求め、その平均的な値を用いるのが適当である。当該実施の形態では、一例として、γ=2.2とする。
暗室の場合:
Fd(Din)=Yw・Dinγ … (1)
外部照明が存在する場合:
Fi(Din)=Yw・Dinγ+Yi … (2)
各環境下におけるγカーブを図6に示す。
【0095】
ここで、Fがスクリーンからの反射光の合計輝度、DinがRGBのデジタル入力値(0〜255階調)を0〜1に規格化したもの、Ywがプロジェクタの白の輝度、Yiが照明の輝度である。そして、これらの式(1)および式(2)を、各環境下でプロジェクタが白を出力した時の輝度(暗室の場合:Yw、外部照明外存在する場合:Yw+Yi)で目が順応しているという仮定の下で規格化する。すなわち、式(1)および式(2)を、各環境下でプロジェクタが白を出力した時の輝度(暗室の場合:Yw、外部照明外存在する場合:Yw+Yi)が1になるように規格化する。具体的には、
暗室の場合:
F’d(Din)=Fd(Din)/Yw=Dinγ … (3)
外部照明が存在する場合:
F’i(Din)=Fi(Din)/(Yw+Yi)=(Yw・Dinγ+Yi)/(Yw+Yi) … (4)
となる。
【0096】
各環境下における規格化されたγカーブを図7に示す。
【0097】
次に、γカーブを基準点Doで重ね合わせる(ステップ232)。図8に示すように、基準点Doで、F’d(Din)がF’i(Din)と同一の値をとるように、F’d(Din)をF’軸方向に{F’i(Do)−F’d(Do)}だけ平行移動させる。具体的には、
Figure 0003719499
とする。ここで、式(3)および式(4)を用いると、
F”d(Din)=Dinγ−Doγ+(Yw・Doγ+Yi)/(Yw+Yi) … (5)
となる。
【0098】
そして、式(5)を用いて第1補正カーブを算出する(ステップ234)。
【0099】
このように当該実施形態では、図8に示すように、基準点Do付近で、外部照明が存在する場合の補正カーブの出力値と、暗室の場合の補正カーブの出力値とが一致するように第1補正カーブを形成する。
【0100】
そして、基準点Do付近での相対的なコントラスト(γカーブの傾き)が、外部照明の有無によって変化しないように入力階調データを補正することによって、外部照明の有無による出力画像の色の変化を小さくする。
【0101】
以上を式で表現すると以下のようになる。
【0102】
F’i(Dout1)=F”d(Din) … (6)
ここで、Dout1は、第1補正カーブによって補正された入力階調データである。
式(4)および式(5)を式(6)に代入すると、
(Yw・Dout1γ+Yi)/(Yw+Yi)=Dinγ−Doγ+(Yw・Doγ+Yi)/(Yw+Yi)
これより、
Dout1=[(1+Yi/Yw)Dinγ−(Yi/Yw)Doγ]1 /γ … (7)
照明によるコントラスト低下を補正する際の中心となる階調Doを変化させることによって第1補正カーブは様々に変化する。一般的に、Doの値が小さいと、図9に示すような第1補正カーブとなり、投影画面が白いように見え、淡い色調となる。一方、Doの値を大きくすると、図10に示すような第1補正カーブとなり、投影画面が黒いように見え、低階調での階調変化がさらに少なくなる(いわゆる、階調のつぶれが顕著になる)。Doを適当な値にすることによって、投影画像の全体的な明るさを補正前とあまり変化させずに、鮮やかさが最も強調されるような補正をかけることができる。実験による評価を行った結果、Doの値は中階調付近(0.25≦Do≦0.50程度)が好適であることを確かめた。
【0103】
さらに、図11に示すように、補正量ΔFをα1倍(0≦α1≦1)して補正量を調整することもできる。補正のかかり過ぎによる、不自然な画像再現を防ぐためである。補正量を調整する場合のDout1の式(7)は、
Dout1=[(1+α1・Yi/Yw)Dinγ−(α1・Yi/Yw)Doγ]1 /γ … (8)
となる。従って、RGBの各色の第1補正カーブの式は、
Rout1=[(1+α1・Yi/Yw)DRinγ−(α1・Yi/Yw)Doγ]1 /γ … (9)
Gout1=[(1+α1・Yi/Yw)DGinγ−(α1・Yi/Yw)Doγ]1 /γ … (10)
Bout1=[(1+α1・Yi/Yw)DBinγ−(α1・Yi/Yw)Doγ]1 /γ … (11)
となる。
【0104】
補正量をα1倍することは、結果として照明の輝度Yiをα1倍することに相当する。なお、α1の値は、0.8≦α1≦1の範囲内であることが好ましい。
【0105】
式(9)〜(11)のように第1補正カーブが計算され(ステップ234)、図4のステップ223に戻り、補正カーブ計算処理2が行われる。
【0106】
補正カーブの計算処理2(投影面の色の変化に対する補正)
次に、図12を参照して、補正カーブの計算処理2について説明する。
【0107】
補正カーブ計算処理2の前提として、暗室内でプロジェクタ(画像表示装置)20からR(赤)、G(緑)、B(青)、bk(黒)の各色を基準投影面に対して出力させ、当該各色出力の基準投影面による反射光の輝度値を光センサ170で予め測定し、デバイス特性保存用メモリ160に格納しておく。ここで、基準投影面とは、例えば、標準拡散板などの可視光領域の反射率が1に近いものを選択することができる。
【0108】
さらに、暗室内でプロジェクタ(画像表示装置)20からR(赤)G(緑)B(青)bk(黒)の各色を補正対象投影面に対して出力させ、当該各色出力の補正対象投影面による反射光の輝度値も光センサ170で予め測定しておく。
【0109】
補正カーブの計算処理2では、まず、予め測定された測定値(R(赤)、G(緑)、B(青)、bk(黒)の基準投影面による反射光の輝度値、およびR(赤)、G(緑)、B(青)、bk(黒)の補正対象投影面による反射光の輝度値)に基づき、各投影面におけるプロジェクタのRGB各色の輝度比を計算する(ステップ242)。計算式は以下のとおりである。
R=(YR−Ybk)/(YG−Ybk) … (12)
G=(YG−Ybk)/(YG−Ybk)=1 … (13)
B=(YB−Ybk)/(YG−Ybk) … (14)
ここで、YR、YG、YB、Ybkは、プロジェクタのR、G、B、bk各色の輝度、yR、yG、yBはRGBの輝度比である。ここでは、Gの輝度に対する比をとっているのでyGが常に1となる。基準投影面におけるRGBの輝度比yR0、yG0、yB0も同様に計算する。
【0110】
次に、第2補正カーブを算出する(ステップ246)。プロジェクタの一次色(RGB)は、二次色、三次色に比べて投影面の違いによる色度の変化を受けにくいので、対象となる投影面の輝度比yR、yG、yBを、基準となる投影面の輝度比yR0、yG0、yB0と一致するように補正をかければ、全ての色において投影面の違いによる色度の変化が補正される。補正前のRGBのデジタルの入力値を0〜1の範囲に規格化したものをDRin2、DGin2、DBin2とし、補正後のRGBのデジタルの入力値を0〜1の範囲に規格化したものをDRout2、DGout2、DBout2とすると、補正カーブの式は、
Rout2=[yR’/max(yR’、yG’、yB’)]1 /γ×DRin2,yR’=yR0/yR … (15)
Gout2=[yG’/max(yR’、yG’、yB’)] 1 /γ×DGin2,yG’=yG0/yG=1 … (16)
Bout2=[yB’/max(yR’、yG’、yB’)] 1 /γ×DBin2,yB’=yB0/yB … (17)
となる。ここで、max(yR’、yG’、yB’)はyR’、yG’、yB’の最大値を示している。このように補正することによって、投影面による色度の変化を測色的に補正することができる。
【0111】
このようにして、測色的には投影面による色度の変化を補正することができるが、人間の目の順応度や対比の効果を加味して補正量α3(0<α3<1)を調整する場合、補正カーブは、
Rout2=[1−α3{1−yR’/max(yR’、yG’、yB’)}] 1 /γ×DRin2 … (18)
Gout2=[1−α3{1−yG’/max(yR’、yG’、yB’)}] 1 /γ×DGin2 … (19)
Bout2=[1−α3{1−yB’/max(yR’、yG’、yB’)}] 1 /γ×DBin2 … (20)
となる。
【0112】
ここで、
ΔRgain=yR’/max(yR’、yG’、yB’)
ΔGgain=yG’/max(yR’、yG’、yB’)
ΔBgain=yB’/max(yR’、yG’、yB’)
とすると、(18)〜(20)は、
Rout2={1−α3(1−ΔRgain)}1 /γ×DRin2 … (21)
Gout2={1−α3(1−ΔGgain)}1 /γ×DGin2 … (22)
Bout2={1−α3(1−ΔBgain)}1 /γ×DBin2 … (23)
となる。
【0113】
測定によって得られた投影面の色に対して100%(α3=1)の補正をかけると測色的には正しい補正が行われる。しかしながら、外部照明がある場合は投影画像の周囲に投影面の色が存在するため、投影画像と投影面との色の対比や外部照明に対する眼の順応の効果などによって、実際よりも補正が強くかかっているように見える。この現象を解消するために、補正量を調整する。補正量α3は、各環境下において実際に画像の評価を行いながら調整する必要がある。α3の値としては、0.5〜1.0が好適である。
【0114】
式(21)〜(23)のように第2補正カーブが計算され(ステップ246)、図4のステップ224に戻り、補正カーブ計算処理3が行われる。
【0115】
ここで、補正カーブ計算処理1と補正カーブ計算処理2とは、ともに入力値を相対的に補正するための処理である。すなわち、第1補正カーブの式(9)〜(11)と、第2補正カーブの式(21)〜(23)とにおいて、入力値に対して補正パラメータが掛け算されて出力値が得られる。従って、補正カーブ計算処理1と、補正カーブ計算処理2とを逆の順番で行うこと、すなわち、図4のステップ222とステップ223とを入れ換えることができる。
【0116】
補正カーブ計算処理3(外部照明の色の変化に対する補正)
次に、図13を参照して、補正カーブの計算処理3について説明する。
【0117】
補正カーブ計算処理3の前提として、暗室内でプロジェクタ(画像表示装置)20からR(赤)G(緑)B(青)bk(黒)の各色を出力させ、当該各色出力のスクリーンによる反射光のXYZ値を輝度計などの光センサ170で予め測定してデバイス特性保存用メモリ160に格納しておく。また、プロジェクタ20からの出力がない状態で、外部照明のスクリーン10からの反射光のXYZ値も予め測定しておく。
【0118】
当該補正カーブの計算処理3では、まず、上記のように予め測定された値(プロジェクタの各色のXYZ値)をRGB値に変換する(ステップ250)。当該実施形態では、照明の色をプロジェクタのRGB値で表現するために、プロジェクタのRGB値とXYZ値との間の変換を行うための行列Mを、上記のように測定されたプロジェクタの各色のXYZ値から求める。行列Mおよび変換式は、
【0119】
【数1】
Figure 0003719499
となる。ここで、Xc、Yc、Zc(c=R,G,B,bk)はプロジェクタの各R,G,B,bk色のXYZ値、DR,DG,DBはRGBのデジタルの入力値(0〜255)を0から1の範囲に規格化したもの、γはプロジェクタの階調特性である。ガンマは、補正カーブの計算処理1と同様に、対象となるプロジェクタの階調特性を実際に測定して求め、当該実施の形態では、一例として、γ=2.2とする。
【0120】
そして、照明のXYZ値をXiYiZiとすると、照明の色をプロジェクタの混色として表現する場合のRGB値ri,gi,biは、
【0121】
【数2】
Figure 0003719499
となる。
【0122】
次に、ri,gi,biを用いて第3補正カーブを算出する(ステップ254)。完全な等色の再現は、式(27)で求められるri,gi,biをそのままプロジェクタのRGBの出力からオフセットとして減算することによって実現される。しかしながら、この方法では、プロジェクタの階調が大きくつぶれてしまい現実的ではない。
【0123】
そこで、当該実施形態では、図14に示すように、ri,gi,biの平均値からの差ΔRoffset、ΔGoffset、ΔBoffsetをオフセットとして差し引くという方法をとる。これによって照明の色とオフセットの色とを重ね合せた色がプロジェクタのグレイと同一の色度となる。
【0124】
このようにして、測色的には照明の色の影響を補正することができるが、人間の目の順応度や対比の効果を加味して補正量を調整する場合は、ΔRoffset、ΔGoffset、ΔBoffsetの値を(α2)倍(0<α2<1)する。測定によって得られた照明の色に対して100%(α2=1)の補正をかけると測色的には正しい補正が行われるが、補正のかかり過ぎによって不自然な画像再現になってしまう場合がある。この現象を解消するために、補正量を調整する。補正量α2は、各環境下において実際に画像の評価を行いながら調整する必要がある。α2の値としては、0.2〜0.5が好適である。
【0125】
ところで、プロジェクタのRGB出力をr,g,b、補正後のプロジェクタの出力をr’,g’,b’として、当該補正処理を式によって表現すると、以下のようになる。但し、説明を簡単にするためRの式のみを示す。すなわち、式(26)より、
プロジェクタのRの出力
r(DR)(=DR γ) … (28)
を補正量α2を用いて調整すると、プロジェクタのRの補正後の出力r’(DR)は、
r’(DR)=DR γ−α2ΔRoffset … (29)
ΔRoffset=ri−(ri+gi+bi)/3
となる。以上より、補正前の入力値をDRin3、補正後の入力値をDRoutとすれば、第3補正カーブは、
r(DRout)=r’(DRin3) … (30)
となる。式(29)および式(30)より、
DRout=(DRin3γ−α2ΔRoffset)1/γ … (31)
となる。同様に、DGoutおよび DBoutは、
DGout=(DGin3γ−α2ΔGoffset)1/γ … (32)
DBout=(DBin3γ−α2ΔBoffset)1/γ … (33)
となる。
【0126】
以上のようにして求められた、第1補正カーブ、第2補正カーブおよび第3補正カーブをつなぎ合わせて、最終的な補正カーブを求める(ステップ256)。すなわち、式(9)〜(11)および式(21)〜(23)において、
DRin2=DRout1
DGin2=DGout1
DBin2=DBout1
とするとともに、式(21)〜(23)および式(31)〜(33)において、
DRin3=DRout2
DGin3=DGout2
DBin3=DBout2
とすると、最終的な補正カーブは、
DRout=[{1−α3(1−ΔRgain)}
×{(1+α1・Yi/Yw)DRinγ−(α1・Yi/Yw)Doγ}−α2ΔRoffset) ]1/γ … (34)
DGout=[{1−α3(1−ΔGgain)}
×{(1+α1・Yi/Yw)DGinγ−(α1・Yi/Yw)Doγ}−α2ΔGoffset) ]1/γ … (35)
DRout=[{1−α3(1−ΔBgain)}
×{(1+α1・Yi/Yw)DBinγ−(α1・Yi/Yw)Doγ}−α2ΔBoffset) ]1/γ … (36)
となる。
【0127】
最終的な補正カーブの一例を図15に示す。
【0128】
式(34)〜(36)のように最終的な補正カーブが求められ(ステップ256)、図4のステップ225における補正カーブの丸め処理1が行われる。
【0129】
補正カーブの丸め処理1
次に、補正カーブの丸め処理1を行う(ステップ225)。
【0130】
図15に示すように、式(34)で求めた補正カーブでは、低階調および高階調の領域でDoutが0のまま変化しない階調が存在する。そこで、以下の手順で補正カーブに丸め処理を施す。まず、以下の式
Dout4=[Dout−|(Dout−Din)|β] (Dout>Din) … (37)
Dout4=[Dout+|(Dout−Din)|β] (Dout<Din) … (38)
を用いて、DoutからDout4を計算する。ここで、βは丸めの程度を調整するためのパラメータである。画像を実際に見ながら行った評価結果によればβ=1.5程度が適当であることを確かめた。式(37)および式(38)によって、Doutが0のまま変化しない階調がなくなる。このようにして、補正カーブの丸め処理1を終了後、補正カーブの丸め処理2を行なう。
【0131】
補正カーブの丸め処理2
次に、補正カーブの丸め処理2を行う(ステップ226)。
【0132】
補正カーブの丸め処理2では、式(37)または式(38)のそれぞれの値について、その前後2点を加えた計5点での値の平均値を計算する。
【0133】
Din×255=128の場合を例にとると、
Dout5(128)=[Dout4(112)+Dout4(120)+Dout4(128)+Dout4(136)
+Dout4(144)]/5 … (39)
となる。当該補正カーブの丸め処理2を行うことによって補正カーブが滑らかになる。
【0134】
但し、以下のDin×255=0、8、248、255の4点に関しては
Dout5(0)= Dout4(0) … (40)
Dout5(8)=[Dout4(0)+Dout4(8)+Dout4(16)]/3 … (41)
Dout5(248)=[Dout4(240)+Dout4(248)+Dout4(255)]/3 … (42)
Dout5(255)= Dout4(255) … (43)
とする。このようにして、補正カーブの丸め処理2を終了後、補正カーブの丸め処理3を行なう。
【0135】
補正カーブの丸め処理3
次に、補正カーブの丸め処理3を行う(ステップ227)。
【0136】
補正カーブの丸め処理3では、以下の式
Dout6=Din+(Dout5−Din)[1−{(0.25−Din)/0.25}θ] (Din×255<64)… (44)
Dout6=Din+(Dout5−Din)[1−{(Din−0.75)/0.25}θ] (Din×255>192)… (45)
を用いて、Dout6を計算する。このDout6が最終的な補正結果となる。
【0137】
この結果を図16に示す。図16に示すように、Din×255=0、255の付近では、補正をかけないことになり、プロジェクタの最高輝度およびコントラストは維持される。式(44)および式(45)のθは、Din×255=0、255付近での補正量の減衰の程度を調整するためのパラメータであり、画像を実際に見ながら行った評価結果によればθ=5.0程度が適当であることを確かめた。
【0138】
なお、Dout5(0)およびDout5(255)が既に0になっている場合には、補正カーブの丸め処理3(ステップ227)を行わずに、
Dout6=Dout5
とする。
【0139】
そして、補正カーブの丸め処理3の終了後、ステップ228に戻る。
【0140】
第2実施形態
図17に、本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。第1実施形態と同一の構成要素に関しては、第2実施形態においても同一の参照番号を付す。
【0141】
本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ内の画像処理部100は、アナログ形式の画像入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、一次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部130と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、を備えて構成される。
【0142】
本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ内の画像処理部100は、さらに、各環境に対する色補正テーブルを格納するための色補正テーブル格納部190と、光センサ170の測色値に基づき、色補正テーブル格納部190に格納されている色補正テーブルの中から好適な色補正テーブルを選択する色補正テーブル選択部180と、を備えている。
【0143】
本発明の第2実施形態によるプロジェクタでは、各環境に対して第1実施形態と同様の補正カーブ計算処理方法によって生成された色補正テーブルを色補正テーブル格納部190に予め格納しておく。そして、実際に画像を表示する際に、色補正テーブル選択部180が、光センサの測色値に基づき、適切な色補正テーブルを選択する。そして、当該選択された色補正テーブルに基づき、色補正部120は、デジタル画像入力信号に対して、外部照明の影響を考慮した所望の色補正を施す。色補正されたデジタル画像入力信号は、D/A変換部130によってアナログ信号に変換され、当該変換されたアナログ信号に基づき、L/V駆動部140は液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行う。
【0144】
色補正テーブルの生成・格納処理
次に、図18を参照して、本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ20内の色補正テーブル格納部190による色補正テーブルの生成・格納処理について説明する。
【0145】
当該色補正テーブルの生成・格納処理では、まず、暗室内でプロジェクタ(画像表示装置)20からR(赤)G(緑)B(青)bk(黒)の各色を補正対象投影面に対して出力させ、当該各色出力の補正対象投影面による反射光の輝度値を光センサ170で測定する(ステップ322)。また、プロジェクタ20からの出力がない状態で、外部照明のスクリーン10からの反射光のXYZ値も測定する(ステップ324)。
【0146】
そして、ステップ322およびステップ324における輝度値に基づき、第1実施形態と同様の補正カーブの計算処理1、2並びに3(ステップ326)、および補正カーブの丸め処理1、2並びに3(ステップ328)が行われる。
【0147】
計算された補正カーブに基づいて、一次元色補正テーブルが生成され、当該生成された一次元色補正テーブルと、この時の外部照明の輝度値(XYZ値)と、測定値に基づき計算された補正対象投影面による反射光の輝度比と、が色補正テーブル格納部190に格納される(ステップ330)。
【0148】
ステップ322〜330の処理は、種々の外部照明の輝度値および補正対象投影面に対して行われる。
【0149】
画像処理部100の動作
次に、図19を参照して、本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明する。なお、以下に説明する画像処理部100による処理は、第1実施形態と同様に、プロジェクタ20のプログラム格納部(図示せず)に記録された画像処理プログラムを実行することによって行われる。前記プログラム格納部は、画像処理プログラムを記録した媒体を構成する。さらに、当該画像処理プログラム自体も、本願発明の範囲内に包含される。
【0150】
当該画像処理部100の動作では、予め測定された測定値(暗室内でのプロジェクタからのR(赤)、G(緑)、B(青)、bk(黒)の基準投影面による反射光の輝度値、および暗室内でのプロジェクタからのR(赤)、G(緑)、B(青)、bk(黒)の補正対象投影面による反射光の輝度値)に基づき、補正対象投影面におけるプロジェクタのRGB各色の輝度比を計算しておく。
【0151】
まず、本発明によるプロジェクタ20の使用が開始されると、光センサ170によって外部照明のスクリーン10からの反射光の輝度値(XYZ値)が測定される(ステップ302)。
【0152】
次に、色補正テーブル選択部180は、色補正テーブル格納部190に格納されている外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比を参照して、光センサ170によって測定された外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比に最も近似する外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比に対して生成された対応色補正テーブルを、色補正テーブル格納部190の中から選択して、色補正部120に対して、対応色補正テーブルを通知する。そして、色補正部120は、対応色補正テーブルを色補正テーブル格納部190から読み出し、色補正テーブルを当該対応色補正テーブルに書き換える(ステップ304)。
【0153】
そして、色補正テーブルの選択・書換処理の後、書き換えられた色補正テーブルを参照して色補正部120によって色補正された画像信号に基づき、画像の表示が行われる(ステップ306)。ここで、画像の表示を終了せず(ステップ308、No)、前回の色補正テーブルの選択・書換処理終了時から一定時間経過していない場合(ステップ310、No)、ステップ306の画像の表示状態が継続する。一方、画像の表示を終了せず(ステップ308、No)、前回の色補正テーブルの選択・書換処理終了時から一定時間経過した場合(ステップ310、Yes)、時間の経過とともに外部照明の明るさが変化する場合を考慮して、再度外部照明の輝度測定(ステップ302)および色補正テーブルの選択・書換処理を行い(ステップ304)、画像の表示を行う(ステップ306)。本発明によれば、一定時間毎に外部照明の明るさ等の環境の変化を考慮して色補正テーブルを書き換えるので、環境が変化しても適切な色再現が可能となる。
【0154】
そして、プロジェクタの電源をオフするなどして画像の表示を終了する場合(ステップ308、Yes)には処理を終了する。
【0155】
第3実施形態
図20に、本発明の第3実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図を示す。第1および第2実施形態と同一の構成要素に関しては、第3実施形態においても同一の参照番号を付す。
【0156】
本発明の第3実施形態にかかるプロジェクタ内の画像処理部100は、第2実施形態と同様に、アナログ形式の画像入力信号をデジタル信号に変換するA/D変換部110と、一次元色補正テーブルを各RGB画像入力信号に対して適用して所望の色補正を行う色補正部120と、デジタル信号をアナログ信号に変換するためのD/A変換部130と、液晶ライトバルブを駆動して画像の投影表示を行うためのL/V(ライトバルブ)駆動部140と、を備えて構成される。
【0157】
さらに、本発明の第3実施形態にかかるプロジェクタ内の画像処理部100は、第2実施形態と同様に、各環境に対する色補正テーブルを格納するための色補正テーブル格納部190と、色補正テーブル格納部190に格納されている色補正テーブルの中から好適な色補正テーブルを選択する色補正テーブル選択部180と、を備えている。
【0158】
しかし、本発明の第3実施形態にかかるプロジェクタ内の画像処理部100は、(1)外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比を入力するための輝度入力手段200をさらに備えている点、および(2)前記色補正テーブル選択部180が、輝度入力手段200によって入力された輝度値に基づき、色補正テーブル格納部190に格納されている色補正テーブルの中から好適な色補正テーブルを選択する点において、第2実施形態とは異なる。
【0159】
色補正テーブルの生成・格納処理に関しては、第2実施形態と同様なので、その説明を省略する。
【0160】
画像処理部100の動作
次に、図21を参照して、本発明の第3実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明する。
【0161】
以下に説明する画像処理部100による処理は、第1および第2実施形態と同様に、プロジェクタ20のプログラム格納部(図示せず)に記録された画像処理プログラムを実行することによって行われる。前記プログラム格納部は、画像処理プログラムを記録した媒体を構成する。さらに、当該画像処理プログラム自体も、本願発明の範囲内に包含される。
【0162】
第3実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の動作は、基本的に、第2実施形態と同様である。
【0163】
第2実施形態では、ステップ302において、一定時間毎に光センサ170によって外部照明の輝度が測定され、色補正テーブル選択部180が、当該測定された外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比に最も近似する輝度値および輝度比に対して生成された対応色補正テーブルを、色補正テーブル格納部190の中から選択する。
【0164】
一方、第3実施形態では、ステップ402において、輝度入力手段200によって外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比が入力され、色補正テーブル選択部180が、色補正テーブル格納部190に格納されている外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比を参照して、当該入力された外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比に最も近似する輝度値に対して生成された対応色補正テーブルを、色補正テーブル格納部190の中から選択する点において異なる。
【0165】
輝度入力手段200によって外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比が入力されると(ステップ402、Yes)、色補正テーブル選択部180は、色補正部120に対して、対応色補正テーブルを通知する。そして、色補正部120は、対応色補正テーブルを色補正テーブル格納部190から読み出し、色補正テーブルを当該対応色補正テーブルに書き換える(ステップ404)。そして、書き換えられた色補正テーブルを参照して色補正部120によって色補正された画像信号に基づき、画像の表示が行われる(ステップ406)。
【0166】
一方、輝度入力手段200によって外部照明の輝度値およびプロジェクタの出力光の補正対象投影面による反射光の輝度比が入力されない場合(ステップ402、No)、色補正テーブルの書き換えを行わずに、画像の表示が行われる(ステップ406)。
【0167】
そして、プロジェクタの電源をオフするなどして画像の表示を終了するまで、上記ステップ402〜406が繰り返される(ステップ408)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の一例にかかるプロジェクタ20を用いたシステムの概略説明図である。
【図2】本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部の機能ブロック図である。
【図3】本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】本発明の第1実施形態にかかるプロジェクタ20内の色補正テーブル生成部150による色補正テーブルの生成・書換処理を説明するためのフローチャートである。
【図5】本発明による補正カーブ計算処理1(外部照明の明るさの変化に対する補正)を説明するためのフローチャートである。
【図6】各環境下におけるγカーブを示すグラフ図である。
【図7】各環境下における規格化されたγカーブを示すグラフ図である。
【図8】各環境下における規格化されたγカーブを基準点Doで合わせた状態を示すグラフ図である。
【図9】 Doを変化させた場合の補正カーブの一例を示すグラフ図(1)である。
【図10】 Doを変化させた場合の補正カーブの一例を示すグラフ図(2)である。
【図11】第1補正カーブの補正量α1の調整を説明するための図である。
【図12】本発明による補正カーブ計算処理2(投影面の色の変化に対する補正)を説明するためのフローチャートである。
【図13】本発明による補正カーブ計算処理3(外部照明の色の変化に対する補正)を説明するためのフローチャートである。
【図14】第3補正カーブの算出原理を説明するための図である。
【図15】補正カーブの一例(丸め処理前)の一例を示すグラフ図である。
【図16】補正カーブの一例(丸め処理後)の一例を示すグラフ図である。
【図17】本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図である。
【図18】本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ20内の色補正テーブル生成部150および色補正テーブル格納部190による色補正テーブルの生成・格納処理を説明するためのフローチャートである。
【図19】本発明の第2実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明するためのフローチャートである。
【図20】本発明の第3実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の機能ブロック図である。
【図21】本発明の第3実施形態にかかるプロジェクタ20内の画像処理部100の動作を説明するためのフローチャートである。
【符号の説明】
10 スクリーン
20 プロジェクタ
50 照明器具
60 光センサ
80 環境光
100 画像処理部
110 A/D変換部
120 色補正部
130 D/A変換部
140 L/V駆動部
150 色補正テーブル生成部
170 光センサ
180 色補正テーブル選択部
190 色補正テーブル格納部
200 輝度入力手段

Claims (6)

  1. 入力される画像データに基づいて画像をスクリーンに投影して表示を行う画像表示装置に入力される前記画像データに対する画像処理方法であって、
    第1補正カーブ生成手段が、前記画像表示装置の暗室内出力特性を平行移動させて、入力画像データの入力階調 Do において、照明が前記スクリーンに反射された反射光が所定の輝度値である場合の照明下出力特性と同じ値をとるようにして、前記照明下出力特性を、前記暗室内出力特性に近似させた前記照明下出力特性に基づき画像データを補正するための第1補正カーブを生成する第1補正カーブ生成工程と、
    第2補正カーブ生成手段が、前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正するための第2補正カーブを生成する第2補正カーブ生成工程と、
    第3補正カーブ生成手段が、所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正するための第3補正カーブを生成する第3補正カーブ生成工程と、
    色補正テーブル生成手段が、前記第1補正カーブ、前記第2補正カーブおよび前記第3補正カーブに基づいて色補正テーブルを生成する色補正テーブル生成工程と、
    色補正手段が、生成された前記色補正テーブルに基づき、前記画像データの色補正を行う色補正工程と、
    を備えた画像処理方法。
  2. 請求項1に記載の画像処理方法であって、
    前記第1補正カーブ生成工程および前記第2補正カーブ生成工程の後に、前記第3補正カーブ生成工程が行われる、
    画像処理方法。
  3. 請求項1に記載の画像処理方法であって、
    前記第1、第2および第3補正カーブに基づき、最終補正カーブを生成する工程をさらに備え、当該最終補正カーブの低階調領域または高階調領域において最終補正カーブの丸め処理を行う、画像処理方法。
  4. 請求項1ないし3のいずれか一項に記載の画像処理方法であって、入力最大階調を1としたときに前記入力階調 Do 0.25 Do 0.50 である、画像処理方法。
  5. 入力される画像データに基づいて画像をスクリーンに投影して表示を行う画像表示装置に入力される前記画像データに対する画像処理を行う画像処理装置であって、
    前記画像表示装置の暗室内出力特性を平行移動させて、入力画像データの入力階調 Do において、照明が前記スクリーンに反射された反射光が所定の輝度値である場合の照明下出力特性と同じ値をとるようにして、前記照明下出力特性を、前記暗室内出力特性に近似させた前記照明下出力特性に基づき画像データを補正するための第1補正カーブを生成する第1補正カーブ生成手段と、
    前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正するための第2補正カーブを生成する第2補正カーブ生成手段と、
    所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正するための第3補正カーブを生成する第3補正カーブ生成手段と、
    前記第1補正カーブ、前記第2補正カーブおよび前記第3補正カーブに基づいて色補正テーブルを生成する色補正テーブル生成手段と、
    生成された前記色補正テーブルに基づき、前記画像データの色補正を行う色補正手段と、
    を備えた画像処理装置。
  6. 入力される画像データに基づいて画像をスクリーンに投影して表示を 行う画像表示装置に入力される前記画像データに対する画像処理をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体であって、
    前記画像表示装置の暗室内出力特性を平行移動させて、入力画像データの入力階調 Do において、照明が前記スクリーンに反射された反射光が所定の輝度値である場合の照明下出力特性と同じ値をとるようにして、前記照明下出力特性を、前記暗室内出力特性に近似させた前記照明下出力特性に基づき画像データを補正するための第1補正カーブを生成する第1補正カーブ生成処理と、
    前記画像表示装置からの出力の所定投影面による色成分毎の反射特性と、前記画像表示装置からの出力の基準投影面による色成分毎の反射特性との差を解消するように画像データを補正するための第2補正カーブを生成する第2補正カーブ生成処理と、
    所定の外部照明の各色成分比の差を解消するように、前記画像表示装置の色成分毎の出力特性を補正するための第3補正カーブを生成する第3補正カーブ生成処理と、
    前記第1補正カーブ、前記第2補正カーブおよび前記第3補正カーブに基づいて色補正テーブルを生成する色補正テーブル生成処理と、
    生成された前記色補正テーブルに基づき、前記画像データの色補正を行う色補正処理と、
    をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータによって読取可能な記録媒体。
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