JP3714630B1 - 調香方法及び調香器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複雑な制御方法や大掛かりな装置を必要とせず、新規な匂いの混合方式を採用した調香方式及び調香器を提供する。
【解決手段】 調香器は、要素臭瓶5a〜5fと、電磁弁4a〜4fと、ブレンダー室7と、空気供給室3と、エアーポンプ2を具備する。電磁弁4a〜4fで制御された空気が要素臭瓶5a〜5fに導入され、各要素臭瓶5a〜5f内の香料12a、12bが揮発し匂いが発生する。発生した匂いをブレンダー室7で混合する。この混合比を電磁弁4a〜4fの各々の一秒当たりの開閉回数によって調整できるように構成した。
【選択図】 図2

Description

本発明は、調香方法及び調香器に関する。更に詳述すれば、室内で癒しやリラックスのために特定の香りを個人的に楽しむための、又はルーム内のたばこ臭を消すための匂いを発生させる調香方法及び調香器に関する。
ストレスを抱えやすい日常生活にあって、匂い或いは香りの果たす役割は想像以上に大きいものがある。例えば、トイレには消臭剤が置かれており、不愉快な匂いを消すために、香りの良い匂いがその消臭剤から発せられている。また、密閉した車両内部では、換気が悪いために匂いがこもり、不快感を抱くものであるが、この車両内部に消臭剤を置くこと、又は香りの良い花などを置くことで不快な匂いを消すことができる。
さらに、仕事で疲れたときにソファーに座りながら薔薇などの良い匂いを嗅げば気分が癒やされるものである。加えて、子供用の絵本に描かれている果物に合わせて、その果物の実際の匂いを嗅げば子供の理解や認識が増すこととなる。大人であっても、テレビやビデオの映像を見ながら、実際にその画像に適合する匂い或いは香りを嗅げば、臨場感が大いに増すことになる。
このように匂い或いは香りの持つ効果、作用は大きいものがあり、近年匂いを記録し再生する技術の開発が活発に行われている。しかしながら、光や色の三原色に相当するものが匂いには未だ定義されておらず、各研究機関でそれぞれ独自に開発が進められている現状である。即ち、基礎となる複数の要素臭について規格はなく、ある特定の匂いについてのレシピについても基準や規格、定義などがないため、各研究機関で独自に定められている。結果として、一研究機関内ではデータ化されたレシピを基に匂いを再現することが可能であるが、各研究機関の間では統一されていないため、データ化されたレシピは共通して使用できる状態にはなっていない。
図5は、特許文献1に記載されている調合装置である。1成分の匂いを調合する場合について示す。調合装置は、キャリアガス瓶17と、サンプル瓶18と、要素臭ガス瓶19と、スイッチング用電磁弁28、29と、センサセル30と、ポンプ31と、周波数カウンタ32と、コンピュータ33とから、主に構成されている。
この調合装置は、サンプル瓶18の匂いを測定し、その匂いのデータをコンピュータに記録し、記録された匂いのデータを基に前記サンプル瓶18の匂いを再現(調合)するものである。
この測定系はガスフロー測定系であり、キャリアガスかサンプル臭のいずれかを一定流量でセンサ30に供給する。一定流量でセンサ30にガスを供給するのに電磁弁28を用いてガスフローの制御をする。電磁弁28は外部からの電気信号によりその流量を制御することができ、これらをコンピュータ33から流量制御を行う。電磁弁29は、サンプル臭、調合臭の希釈のためにキャリアガスを流すのに用いる。センサ30の応答は比較的速いが、高濃度のガスに対しては応答回復に時間がかかるので、高濃度のガスに対してはそれを稀釈して各センサ30A、30Bに供給するように構成している。
電磁弁27は、サンプル臭供給のためのものである。電磁弁28、29を制御してガスの流量比を制御することにより、要素臭ガスの濃度を変えることができる。電磁弁は、フロー制御に用いるもので、電磁弁27、28、29は相補的に動作し、キャリアガス、サンプル臭、調合臭の切り替えを行う。センサセル30は、それぞれのセンサ30A,30Bを実装するところである。2個の特性の異なる水晶振動子ガスセンサ30A,30Bをセル内に配置した。センサセル30の後には、バルブ付流量メータ40を介して吸引ポンプ31を設けてガスのフローを駆動するように構成されている。
各キャリアガス瓶17、サンプル瓶18、要素臭ガス瓶19のヘッドスペースとセンサセル30の流量は電磁弁の切り替えにかかわりなく一定に保つ必要があることより、センサ30に匂いを送らないときも、前記各瓶内のヘッドスペースには別のバイパス系統で空気を流した。また、流量が各瓶及び空気の系統で等しく流れるように対称構造をとるようにし、空気の系統にもキャリアガス瓶17(空のサンプル瓶)が設置されている。
図6は、2成分の匂いを調合する調合装置について示す。要素臭ガス瓶20とキャリアガス瓶21が追加された点を除いて、図5と同様の機能を有するので説明は省略する。
特許文献1に開示されている調合装置は上記の構成に成っており、以下の点が特徴になっている。
(1)レシピは要素臭ガスの混合比から決定される。最終の混合比は、要素臭ガスの混合比を変えてパターンマッチングを逐次行うことにより決定される。
(2)電磁弁の開閉はΔ-Σ変調法により行う。
(3)要素臭ガスとキャリアガスは対になっている。
(4)要素臭ガスの混合比を電気信号に変換することが可能である。
(5)要素臭ガスの混合比を記録することが可能である。
(6)要素臭ガスの混合比を通信媒体を介して送信することが可能である。
(7)記録された要素臭ガスの混合比に基づいて匂いを再現することが可能である。
特許文献1に開示されている調合装置によれば、対象ガスのレシピが精度良く得られ、また対象臭ガスを要素臭ガスによって精度良く再現されるものの、以下に示す問題点がある。
(1)対象臭のレシピを決定するのに、センサアレイからの計測結果を受けてパターンマッチングを計算し、要素臭ガスの混合比を変えてパターンマッチングを逐次改善する方法を用いている。従って、対象臭ガスのレシピを決定するのに、複雑な装置が必要でかつ多大の時間を要する。
(2)レシピは要素臭ガスの混合比である。従って、各要素臭の濃度も正確に求められる必要があり、レシピのデータが複雑となっている。
(3)電磁弁の開閉がΔ―Σ変調法を用いており、制御が複雑である。
(4)電磁弁に匂いが残臭する構成である。従って、定期的に電磁弁を消臭することが必要である。
(5)要素臭ガスとキャリアガスは対になっており、センサセルの流量は電磁弁の切り替えにかかわりなく一定に保つ必要があるため、キャリアガスの利用効率が悪い構成である。
特開2002−277367号公報
上述したように匂い或いは香りに関して多くの課題が未解決であり、特許文献1に開示されている調合装置にも多くの問題点がある。
従って本願発明は、以上の従来技術における問題に鑑みてなされたものであって、複雑な制御方法や大掛かりな装置を必要としない、新規な匂いの混合方式を採用した調香方式及び調香器を提供することを目的とする。
本願発明の調香方法は、複数の要素臭瓶に格納された複数の香料に空気を吹き付け、前記複数の香料を揮発させて複数の匂いを発生させ、当該発生させた複数の匂いを特定の混合比で混合する調香方法であって、前記混合比は前記複数の要素臭瓶に接続された複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数で決められ、且つ前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の比が前記混合比に一致し、然も前記混合比に拘わらず前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の総和は一定であることを特徴とする
前記要素臭瓶は、ガラス瓶であっても金属製の容器であっても構わない。前記要素臭瓶内に香料が収容されている。前記香料は液体であっても固体であっても構わない。前記香料に空気を吹き付けることで前記香料が揮発し、匂いが発生する。
前記電磁弁は、弁のオン・オフを電気的に行い、空気の流れを制御するものである。通常、入口は1つで出口は2つあり、電磁弁がオン或いは開のときには一方の出口から、電磁弁がオフ或いは閉のときには他方の出口から、前記入口より導入された空気が出て行くように構成されている。電磁弁の開閉は、一回の動作に要する時間を考慮し、一秒間を複数の区間に分割しパルス動作制御を行うことが可能である。例えば、一回の動作間隔を50msecとした場合、一秒間を20区間に分割して、パルス制御を行うことができる。この場合、電磁弁が開放し続けるためにはパルスは一秒間に20回となる。この場合、前記要素臭瓶に導入される空気の量は最大となる。最大空気量の半分を導入するには、一秒間に10回パルスを送れば良いことになる。即ち、電磁弁の開閉回数は、一秒間に10回となる。このように、一秒当たりの開閉回数により、前記要素臭瓶に送る空気の量が制御可能である。
要素臭瓶と、当該要素臭瓶に導入される空気の量を制御するための電磁弁複数あり、当該要素臭瓶、当該電磁弁は前述の通りである。各要素臭瓶毎に電磁弁が設けられており、この電磁弁が前述のパルス動作を行う。従って、要素臭瓶の数をnとして、n個の要素臭瓶から発生する匂いを混合する場合に、その混合比をパルスの数或いは一秒当たりの開閉回数によって制御することが可能である。
例えば、n=4の場合、50%:20%:15%:15%で匂いを混合する場合、各電磁弁の一秒当たりの開閉回数を10回:4回:3回:3回に設定すれば良い。このように混合する匂いの割合を、電磁弁の一秒当たりの開閉回数によって正確に且つその割合を線形に制御することが可能である。
従って、本願発明の調香方法によれば、複数の要素臭瓶から発生する匂いを混合する際にその混合比を、各要素臭瓶に導入される空気を制御する電磁弁の一秒当たりの開閉回数によって正確に制御することが可能である。また、混合する匂いの割合を線形に変化することが可能である。
本願発明の調香器は、香料が格納され当該香料に空気を吹き付けて揮発させて発生した匂いを溜める複数の要素臭瓶と、前記空気を生成するエアーポンプと、当該エアーポンプで生成された空気を一旦溜める空気供給室と、当該空気供給室から前記複数の要素臭瓶に空気を導入する際の流量を制御する複数の電磁弁と、当該複数の電磁弁によって制御された空気を導入し前記複数の要素臭瓶内で発生した匂いを混合するブレンダー室とを具備し、前記複数の要素臭瓶で発生された複数の匂いを前記ブレンダー室で特定の混合比で混合する際に、前記混合比は前記複数の要素臭瓶に接続された複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数で決められ、且つ前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の比が前記混合比に一致し、然も前記混合比に拘わらず前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の総和は一定となるように構成して成ることを特徴とする。
要素臭瓶と電磁弁は前述の通りである。エアーポンプは空気を生成するためのものであり、一秒当たりに発生する空気量などは適宜決定することができる。空気供給室は、前記エアーポンプで生成した空気を一旦溜めて、各電磁弁に分岐するための部屋であり、その大きさなどは適宜決定することができる。材質も任意で良い。
前記ブレンダー室は、要素臭瓶で発生した匂いを溜めて放出する部屋であり、ここで溜めた匂いがブンレンダー室の上部から出て行くように構成されている。従って、当該ブレンダー室の出口は、混合した匂いが外部に拡散或いは放散し易いような形状を有していることが望ましい。また、エアーポンプと空気供給室、空気供給室と各電磁弁、各電磁弁と各要素臭瓶、各要素臭瓶とブレンダー室との接続はビニールパイプなどを用いることができる。なるべく残臭しない材質を選択することが望ましい。
要素臭瓶と、当該要素臭瓶に導入される空気の量を制御するための電磁弁複数あり、当該要素臭瓶、当該電磁弁は前述の通りである。各要素臭瓶毎に電磁弁が設けられており、この電磁弁が前述のパルス動作を行う。従って、要素臭瓶の数をnとして、n個の要素臭瓶から発生する匂いを混合する場合に、その混合比をパルスの数或いは一秒当たりの開閉回数によって制御することが可能である。
従って、本願発明の調香器によれば、複数の要素臭瓶から発生する匂いを混合する際にその混合比を、各要素臭瓶に導入される空気を制御する電磁弁の一秒当たりの開閉回数によって正確に制御することが可能である。また、混合する匂いの割合を線形に変化することが可能である。
本願発明の調香器は、請求項に記載の調香器において、前記複数の要素臭瓶はバーコードが添付され当該バーコードによって前記複数の要素臭瓶を管理し且つ前記複数の要素臭瓶により混合可能な匂いを演算する演算素子と、前記演算素子による演算結果を記憶するデータベースとを具備して成ることを特徴とする。
前記演算素子は、要素臭瓶に添付されたバーコードを読み取り、調香器に収容されている複数の要素臭瓶によって混合可能な匂いを演算するものであり、汎用のチップなどを用いることができる。また、データベースは、前記演算素子による演算結果を記録するものであり、汎用の記録媒体などを用いることができる。
従って、本願発明の調香器によれば、要素臭瓶がバーコードで管理され、混合できる匂いがデータベースに格納されるので、所望する匂いを簡単に作成することが可能である。
本願発明の調香器は、請求項又はに記載の調香器において、前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数は電気的な信号に変換され、インターネット上で配信可能なように構成して成ることを特徴とする。
各要素臭瓶に対して、バーコードにより管理された要素臭瓶の番号と電磁弁の一秒当たりの開閉回数がレシピに相当し、このレシピは電気的な信号に変換される。この信号をインターネットで受信側の調香器に送信することで匂いの配信が可能である。ただし、受信側の調香器と送信側の調香器で、要素臭瓶の種類が異なっている場合は、送信側でレシピを送信し、受信側では受信したレシピから匂いを特定し、受信側で所有している要素臭瓶で混合可能な匂いかどうかデータベースを参照して調べることができる。仮に、同一の匂いがない場合には近似の匂いを発生するように構成しても良い。
従って、本願発明の調香器によれば、インターネットで匂いを配信することができるので、世界中の何処にいても同じ匂い或いは香りを楽しむことが可能となる。
本願発明の調香器は、請求項乃至の何れか一に記載の調香器において、前記電磁弁が開いて匂いが発生しているときは発光ダイオードを発光させて、前記匂いと前記発光ダイオードの光とが連動するように構成して成ることを特徴とする。
発光ダイオードは通常のLEDを用いることが可能である。匂いが発生しているときに特定の色を発光させたり、ランダムに色を変えることができる。このようにして匂いと色との連動を楽しむことが可能である。
本願発明の調香方法によれば、複数の要素臭瓶から発生する匂いを混合する際にその混合比を、各要素臭瓶に導入される空気を制御する電磁弁の一秒当たりの開閉回数によって正確に制御することが可能である。また、混合する匂いの割合を線形に変化することが可能である。その結果、複雑な制御方法や大掛かりな装置を必要としない、新規な匂いの混合方式を採用した調香方式及び調香器を提供することができた。
以下、図面を参照しながら、本願発明の調香方法及び調香器について詳細に説明する。図1は、本願発明の調香器の全体斜視図(a)と要部斜視図(b)、図2は、本願発明の調香器の概略構成図である。
本願発明の調香器1は、要素臭瓶群と、電磁弁群と、ブレンダー室7と、空気供給室3と、エアーポンプ2とから構成される。要素臭瓶群は、第一要素臭瓶5a、第二要素臭瓶5b、第三要素臭瓶5c、第四要素臭瓶5d、第五要素臭瓶5e、第六要素臭瓶5fであり、電磁弁群は、第一電磁弁4a、第二電磁弁4b、第三電磁弁4c、第四電磁弁4d、第五電磁弁4e、第六電磁弁4fである。この他には、電磁弁が開き匂いが発生しているときに点灯するLED11と、図示していないが、電磁弁群を制御する制御基板が搭載されている。
エアーポンプ2と空気供給室3はビニールパイプ8で接続されている。空気供給室3と電磁弁群、電磁弁群と要素臭瓶群、要素臭瓶群とブレンダー室7との接続もビニールパイプ8により行われている。使用したビニールパイプ8の内径及外径は、用いる電磁弁群の大きさ、ブレンダー室7の大きさなどにより適宜決定した。なお、ビニールパイプ8は、残臭しにくいものを用いた。
エアーポンプ2は、空気供給室3に空気を送るものであり、汎用の簡単なものを用いた。なお、単位時間に送る空気の総量は、使用する空気供給室3の大きさ、電磁弁群の数、ビニールパイプ8の内径、ブレンダー室7の大きさなどにより適宜決定した。また、エアーポンプ2の騒音は問題となるので出来るだけポンプの音は小さいものを用いた。
空気供給室3は、エアーポンプ2から送られてきた空気を一旦溜めて、第一から第六の電磁弁に分配する役目を有する。即ち、空気供給室3にはエアーポンプ2とビニールパイプ8で接続される1つの入力口と、第一から第六の電磁弁4a〜4fとビニールパイプ8で接続される6つの出力口が設けられており、入力口から入力された空気を一旦空気供給室3の内部に溜め、溜められた空気は均等に6つの出力口から出力される。また、後述するように電磁弁4a〜4fがオフ又は閉のときに戻って来る空気を再利用するため、戻り口が6つ設けられている。
空気供給室3の出力口から出力される空気は、6つの電磁弁4a〜4fに導入される。電磁弁4a〜4fは、電磁石によって弁をオン・オフし、空気の流れを制御するものであり、ここでは高砂電気工業株式会社のEXAKシリーズ3方弁タイプ、EXAK−3を用いた。入力口は1つで、出力口が2つあるタイプである。電磁弁の動作については後で詳しく述べるが、電磁弁の入力口から入力された空気は、電磁弁がオン又は開いている場合、一方の出力口から出て行き要素臭瓶に行く。電磁弁がオフ又は閉じている場合、他方の出力口から出て空気供給室3に戻るように構成されている。
戻ってきた空気は、空気供給室3の内部に入り、再び電磁弁に行くように構成されている。従って、エアーポンプ2で生成した空気は空気供給室3に一旦溜められた後、匂いを発生させることに使用される以外は空気供給室3から放出されることがなく、それ故にエアーポンプ2で生成した空気を有効に活用していることとなる。
要素臭瓶5aから5fは円筒形状であり、底部に匂いの基となる液体香料12aが入っている。要素臭瓶の上部には、要素臭瓶蓋部6aが被せられており、当該蓋部には入口と出口の2つの穴部が設けられていて、この2つの穴部には空気を導入及び導出するための入口パイプ6b及び出口パイプ6cとが差し込まれている。入口パイプ6bは電磁弁と接続されている。空気を導入するためパイプ、即ち入口に差し込まれる入口パイプ6bは、匂いの基となる液体香料12aの液面付近にまで差し込まれる。、この入口パイプ6bから吹き出される空気が匂いの基とになる液体香料12aの液面に当たり、当該液体香料12aを揮発させて匂いを発生させることとなる。導入する空気の量が多いほど匂いは大量に発生し、その濃度が濃くなるので、適宜風量を設定することが肝要である。
要素臭瓶の出口に差し込まれる出口パイプは、匂いの基に成る液体香料12aの液面の上部であって要素臭瓶蓋部6aの裏側近傍程度まで差し込まれており、あまり要素臭瓶内部深くまで差し込まないようにする。即ち、要素臭瓶蓋部6aと匂いの基になる液体香料12aの液面との間で形成される空間を或る程度確保しておき、当該空間で生成させた匂いを効率良く取り出すことを可能にするためである。
要素臭瓶蓋部6aから突出している2本のパイプ、即ち入口パイプ6bと出口パイプ6cとは長さが揃えてある。要素臭瓶蓋部6aの差し込まれた出口パイプ6cにはビニールパイプ8が接続されており、当該ビニールパイプ8はブンレンダー室7に接続されている。即ち、ブレンダー室7には6つの入口があり、この入口はそれぞれ要素臭瓶蓋部6aの出口パイプ6cとビニールパイプにより接続されている。ブレンダー室7は円筒形状であり、上部は開放されていてこの開放口から匂いが放出される。ブレンダー室7の入口は当該ブレンダー室7の中央部付近の外周上に設けられており、この入口から6種類の香りが入って来てブレンダー室7でブレンドされ、所望の匂い或いは香りが開放口から発せられ、調香器1が設置されている部屋全体に行き渡ることとなる。
ブレンダー室7の断面構造は、ブレンドされた匂いが出て行き易い構造が望ましい。本願発明では、ブレンダー室の上部に開放口を設けた。これにより、効率良く匂いがブレンダー室7から発散され部屋内に所望の匂い或いは香りが漂うこととなる。なお、ブレンダー室7は加工のし易さと、取り外して洗浄することを考慮してテフロン(登録商標)で製作した。
要素臭瓶5a〜5fに送り込まれる空気の総量は要素臭瓶5a〜5fから送り出される空気の総量に等しく、この量がブレンダー室7に流れ込む。この量を流量容積と定義する。流量容積Vは、V=香料供給配管断面積(S)×配管内圧力(P)×電磁弁開放時間(T)で与えられる。ここで、香料配管断面積とは、ビニールパイプの断面積であり、配管内圧力はそのビニールパイプ内の圧力である。SとPを一定とすると、Vは電磁弁の開放時間で決まることになる。
本願調香器1は、電磁弁4a〜4fの位置が、各要素臭瓶5a〜5fの前にあり、この構成により電磁弁4a〜4fに匂いが残臭することがない。従って、発生する匂いを変える毎に電磁弁に残臭した匂いを消すという従来技術の煩わしさがないので、短時間で所望の匂いを発生することが可能となる。
次に電磁弁の動作について述べる。電磁弁の開閉は20Hzのパルス動作により行う。一回の動作間隔は50ミリ秒(msec)である。即ち、一秒間を20区間(20Hz)に分割し、電磁弁の開閉制御を行っている。
ここで、1単位制御動作を、20Hzで制御した場合の1パルス分の電磁弁開放動作と定義する。図3は、1単位制御動作(a)と連続パルス制御(2単位制御)動作(b)についての説明図である。縦軸は電磁弁の開放度(開状態を1とする)、横軸は時間(単位:msec)である。
電磁弁がオン即ち開状態のときに、電磁弁を流れる流量容積Vの単位をVu・msecとする。ただし、Vuは単位体積で、ここでは1とする。つまり電磁弁が理想的に1msecだけ開状態のときにはV=1となる。以下、図3のケースについて流量容積を計算してみる。1単位制御の場合は、流量容積V1は、V=20×1/2+(50−20)×1+(57-50)×1/2=10+30+3.5=43.5となる。2単位制御の場合は、同様にしてV2=10+30+50+3.5=93.5となる。
連続パルス動作による流量容積Vnは、Nを単位パルス数(或いは、単に単位)として、Vn=43.5+50×(N−1)となる。
本願発明の調香器1は、以上で説明したように、6つの電磁弁4a〜4fの開閉によって6つの要素臭5a〜5fの調香比を変えるものである。以下に、調香方法を詳しく説明する。前述したように、電磁弁の開閉は20Hzのパルス動作で行い、1回の動作間隔は50msecである。従って、例えば、要素臭瓶5aの電磁弁だけ全開し他の電磁弁を閉めるとすると、換言すれば要素臭瓶5aの匂いだけ100%で発生させる場合、電磁弁4aの開閉回数は一秒間に20回となり、他の電磁弁は0回である。
要素臭瓶5aの匂いを50%、要素臭瓶5bの匂いを50%とする場合は、電磁弁4aの開閉回数は一秒間に10回、電磁弁4bの開閉回数は一秒間に10回となる。さらにより具体的に、要素臭瓶5aの匂いを5%、要素臭瓶5bの匂いを10%、要素臭瓶5cの匂いを10%、要素臭瓶5dの匂いを15%、要素臭瓶5eの匂いを50%、要素臭瓶5fの匂いを10%とする特定の匂い或いは香りを発生させるためには、それぞれ電磁弁4aを1回、電磁弁4bを2回、電磁弁4cを2回、電磁弁4dを3回、電磁弁4eを10回、電磁弁4eを2回開閉すれば良い。ただし、開閉回数は一秒当たりの回数である。このように、特定の匂いのレシピは、各電磁弁の一秒当たりの開閉回数であり、その他の特別な情報などは必要なく、簡便で扱い易いレシピと言える。
インターネットで特定の匂いのレシピを配信する場合、必要な情報は要素臭瓶(香料)のデータと各電磁弁の開閉回数だけであるので、配信する側では取り扱い易いデータであり、他の送信する情報に簡単に組み入れることが可能である。本願調香器を所有してルームなどでインターネットからレシピをダウンロードする場合は、受信するレシピのデータが簡単な故に、雑音の影響を受け難く調香器の誤動作という問題を回避することが可能である。
本願発明の調香器1は、電磁弁4a〜4fの開閉を20Hzのパルス動作で行い、1回の動作間隔は50msecであるので、各要素臭瓶5a〜5fの匂いの最小分解能は5%である。ここで、香料配分比率を50%にする場合、即ち或る要素臭瓶に成分を50%として電磁弁を開閉する場合、電磁弁の動作は一秒間に10回であるが、これを1単位制御を10回で行うか、連続パルス制御(N=10)で行うかは任意である。さらに細かく、2単位制御を3回、1単位制御を4回としても自由である。しかしながら、流量容積を計算すると、制御の仕方によって違いが出てくる。
香料配分50%を制御する際に、1単位制御のみで行うと、流量容積の総和は43.5×10=435Vu・msecとなる。連続パルス制御(N=10)で行うと、流量容積の総和は43.5+50×(10−1)=493.5Vu・msecとなり、2単位制御を3回、1単位制御を4回とした場合は、流量容積の総和は93.5×3+43.5×4=454.5Vu・msecとなる。連続パルス制御(N=10)を基礎にすると制御アルゴリズムによる制御誤差は最大で(493.5−435)/493.5×100=11.85%となる。このように、方法により誤差が発生するものの、制御方法を指定しておくことで問題を回避することができる。
本願発明の調香器を用いて匂い或いは香りを発生させる方法について述べる。第一から第六の要素臭瓶5a〜5fは、その匂いの基(香料)が決まっているものとすると、予め各要素臭瓶の割合と、その割合によって決まる匂いとをデータベースとして保有しておくことが可能である。ここで割合とは、要素臭瓶5aは全体の30%、要素臭有瓶5bは全体の20%というように、全体に対する個別の各要素臭瓶の匂いの割合いである。
各要素臭瓶はバーコードで管理してデータベースを作成することができる。即ち、各要素臭瓶をホルダに設置したときに、当該要素臭瓶に添付或いは記されたバーコードを読み取り、どんな要素臭瓶が具備されているかを認識する。認識した要素臭瓶を用いて、何種類の匂いが合成或いは調香できるか演算する。その結果を、各種の記録媒体に記録することでデータベースが作成できる。なお、データベースは調香器本体に内蔵しても良く、或いは調香器を制御する機器、例えば外付けのパソコンに内蔵しても良い。
データベースに入力されるデータは、例えば、薔薇の匂いであれば要素臭瓶2aは20%(4回)、要素臭瓶2bは30%(6回)、要素臭瓶2fは50%(10回)という具合である。()内の数値は前述の電磁弁の開閉回数である。合成できる匂いとして、林檎、トマト、キャラメル、バナナ、アーモンド、ラヴェンダー、檜、檜葉など多種である。それらのデータは、所謂レシピとして保存しておくことが可能で、そのデータを用いて他の調香器からも全く同じ匂いを発生させることが可能なこととなる。
一の調香器と他の調香器とが同じ要素臭瓶群を備えている場合は、各要素臭瓶の番号と電磁弁の開閉回数だけで、同じ匂いを発生させることが可能である。一の調香器と他の調香器とが同じ要素臭瓶を備えていない場合は、各要素臭瓶の番号と電磁弁の開閉回数だけでは、同じ匂いを発生することはできない。その場合には、レシピから匂いを特定し、データベースを参照して、同じ匂いを発生するためのレシピを改めて作成すれ良い。データベース上で同一の匂いのレシピがない場合には、最も近似する匂いを選択することができる。
図4は、インターネット9で匂いのレシピを配信する概略構成図である。二台のパソコン10a、10bがインターネット9で接続されており、各パソコン10a、10bに調香器1a、1bが接続されているものとする。例えば、パソコン10aから特定の匂いのデータをインターネット9を介して、パソコン10bに送信する。匂いのデータは、前述のように、要素臭瓶が同一であれば、各要素臭瓶の電磁弁の開閉回数である。要素臭瓶が同一でなければ、データベースを参照して同一又は類似の匂いを発生させるデータを特定し、そのデータにより電磁弁を動作させれば良い。なお、パソコン10a、10bは必ずしも必要ではなく、インターネット9と接続でき且つ調香器を駆動できれば他の装置を用いても良い。
本願発明の調香器1は、匂いが発生しているときには、複数のLEDが発光するように構成し匂いと光を連動させた。これにより、匂いを嗅ぎながらLEDによるイルミネーションを楽しむことが可能である。取り分け、体を癒やす匂いを嗅ぎながらLEDによるイルミネーションを楽しむならば、その効果は抜群であることは言うまでもない。
本願発明の調香器は、エアーポンプと空気供給室と要素臭瓶と電磁弁とブレンダー室とを具備して構成され、各要素臭瓶の匂いを5%の精度でブレンドできるように構成したので、以下のような産業上の利用可能性を有する。
(1)視覚との連動において
(a)テレビ又はビデオの画面の内容に対応した匂いを発生させる。即ち、本願発明の調香器をTV、映画、DVDの機器と組み合わせ、その画面の場面に応じた匂いを随時発生させる。視聴者は臨場感が大いに増すこととなる。この場合、匂いのレシピは放送される番組の映像電波やDVDの画像データに重畳しておくことで、特に匂いを発生させる手続きを取らなくても自動で匂いが発生される。
(b)絵本に合わせて匂いを発生させる。見ている絵、例えばバナナを見ているときにバナナの匂いを調香器で発生させる。この場合、バナナの絵の中に匂いのレシピのデータを埋め込ませておくことも可能である。絵を見ながら匂いを嗅げるので理解度がより深まることとなる。
(2)聴覚との連動において
(a)聞いている音楽、歌っている曲に合わせて匂いを発生させる。音楽や曲のイメージに合わせて匂いを発生させることで、聞いている音楽、歌っている曲に対する感動を増すことができる。
(b)異常な音を検知したときに不快な匂いを発生させ、不審者の侵入を防止するようにすることも可能である。
(3)触覚との連動において
マッサージ器と本願発明の調香器を組み合わせ、匂いを嗅ぎながらマッサージを受けることで、マッサージの効果を一層高めることができる。医学的にも痛みを和らげる効果のある匂い、鎮静効果のある匂いなどが研究されており、匂いと共に治療を受けることが将来大いに考えられる。
(4)インターネットとの連動において
前述したようにインターネットで匂いのレシピを配信する。世界中の何処にいても同一の匂いを発生できるので、様々な応用が考えられる。
(5)脳神経との連動において
本願発明の調香器を自分の部屋に置き、食欲増進のための、禁煙のための、満腹感を与えるための、又は気分回復のための匂いを随時発生させることが考えられる。また、動物調教用にも匂いを発生するようにしても良い。
(6)時間との連動において
本願発明の調香器を自分の部屋に置き、時間帯で発生する匂いを変え、生活のリズムを整えるようにする。
以上、具体的に挙げてみたが、これらはほんの一例であって、その他にも種々の活用方法が考えられる。
本願発明の調香器の全体斜視図(a)、要部斜視図(b)である。 本願発明の調香器の概略構成図である。 本願発明の調香器の電磁弁の動作を説明したものであって、1単位制御の場合(a)、連続パルス制御の場合(b)について示す。 本願発明の調香器を用いて匂いのレシピを配信する、インターネット匂い配信システムの概略構成図である。 従来技術の調合装置(1成分の匂い調合)の概略構成図である。 従来技術の調合装置(2成分の匂い調合)の概略構成図である。
符号の説明
1、1a、1b 調香器
2 エアーポンプ
3 空気供給室
4a、4b、4c、4d、4e、4f 電磁弁
5a、5b、5c、5d、5e、5f 要素臭瓶
6a 要素臭瓶蓋部
6b 入口パイプ
6c 出口パイプ
7 ブレンダー室
8 ビニールパイプ
9 インターネット
10a、10b パソコン
12a、12b 香料
17、21 キャリアガス瓶
18 サンプル瓶
19、20 要素臭ガス瓶
27 電磁弁
28、29 スイッチング用電磁弁
30 センサセル
30A、30B センサ
31 ポンプ
32 周波数カウンタ
33 コンピュータ
40 流量メータ
41 バルブ付流量メータ
50 バッファタンク

Claims (5)

  1. 複数の要素臭瓶に格納された複数の香料に空気を吹き付け、前記複数の香料を揮発させて複数の匂いを発生させ、当該発生させた複数の匂いを特定の混合比で混合する調香方法であって、前記混合比は前記複数の要素臭瓶に接続された複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数で決められ、且つ前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の比が前記混合比に一致し、然も前記混合比に拘わらず前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の総和は一定であることを特徴とする調香方法。
  2. 香料が格納され当該香料に空気を吹き付けて揮発させて発生した匂いを溜める複数の要素臭瓶と、前記空気を生成するエアーポンプと、当該エアーポンプで生成された空気を一旦溜める空気供給室と、当該空気供給室から前記複数の要素臭瓶に空気を導入する際の流量を制御する複数の電磁弁と、当該複数の電磁弁によって制御された空気を導入し前記複数の要素臭瓶内で発生した匂いを混合するブレンダー室とを具備し、前記複数の要素臭瓶で発生された複数の匂いを前記ブレンダー室で特定の混合比で混合する際に、前記混合比は前記複数の要素臭瓶に接続された複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数で決められ、且つ前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の比が前記混合比に一致し、然も前記混合比に拘わらず前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数の総和は一定となるように構成して成ることを特徴とする調香器。
  3. 前記複数の要素臭瓶はバーコードが添付され当該バーコードによって前記複数の要素臭瓶を管理し且つ前記複数の要素臭瓶により混合可能な匂いを演算する演算素子と、前記演算素子による演算結果を記憶するデータベースとを具備して成ることを特徴とする請求項に記載の調香器。
  4. 前記複数の電磁弁の一秒当たりの開閉回数は電気的な信号に変換され、インターネット上で配信可能なように構成して成ることを特徴とする請求項又はに記載の調香器。
  5. 前記電磁弁が開いて匂いが発生しているときは発光ダイオードを発光させて、前記匂いと前記発光ダイオードの光とが連動するように構成して成ることを特徴とする請求項乃至の何れか一に記載の調香器。
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