JP3699261B2

JP3699261B2 - 音楽演奏装置

Info

Publication number: JP3699261B2
Application number: JP33431997A
Authority: JP
Inventors: 聰鎌倉
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1997-12-04
Filing date: 1997-12-04
Publication date: 2005-09-28
Anticipated expiration: 2017-12-04
Also published as: JPH11167386A

Description

【０００１】
【発明の属する技術分野】
この発明は、演奏データを再生して演奏音楽を出力するパーソナルコンピュータ，カラオケ装置，及び通信カラオケ装置等の音楽演奏装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
従来、演奏データを再生して演奏音楽を出力するパーソナルコンピュータ，カラオケ装置，及び通信カラオケ装置等の音楽演奏装置では、リモコンやコマンダの入力部からリクエスト曲の曲番号を入力していた（例えば、特開平３−２９０６９３号公報参照）。
【０００３】
また、候補曲として検索された曲目を一覧表示し、その中からタッチパネルで選曲するものもあった（例えば、特開平３−２７３２７９号公報参照）。
さらに、ＩＣカード等の記憶媒体に曲目を保存し、音楽演奏装置に記憶媒体を装着して、その記憶媒体に記憶されている曲目をリクエスト曲として入力するものがあった（例えば、特開平４−１９７９６号公報参照）。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述のような音楽演奏装置では、前回リクエストした複数の曲目をリクエストするときに、前回と同じように１曲ずつ曲番号を入力しなければならないので、リクエスト時の入力操作が煩雑になるという問題があった。
また、予め検索された曲目の中からタッチパネルで選択するようにすれば、リクエスト時の入力操作の負担はやや軽減されるが、音楽演奏装置にタッチパネルを設けなければならず、装置コストを増加させるという問題があった。
【０００５】
さらに、音楽演奏装置に記憶媒体を装着し、その記憶媒体に保存された曲目を入力するようにすれば、リクエスト時の入力操作の負担は大分軽減されるが、利用者毎の記憶媒体を用意しなければならないので、装置コストが大幅に増加するという問題があり、記憶媒体を携帯しなければならないことが煩雑になるという問題もあった。
【０００６】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、リクエスト曲の入力操作を低コストで簡易に行なえるようにすることを目的とする。
【０００７】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記の目的を達成するため、演奏手段と、入力手段と、制御手段と、記憶手段を備える音楽演奏装置であって、上記演奏手段は、上記制御手段の制御に従って演奏データを再生し、上記入力手段は、曲目情報、識別番号の指定、演奏開始の入力を可能とし、上記制御手段は、指定された曲目情報に対応する演奏データを上記演奏手段に再生させると共に、登録処理と、履歴処理を可能とし、上記登録処理は、利用開始から機能解除される利用終了時までの１利用時間内に指定された曲目情報をその順番も含めてグループにし、当該グループに識別番号を付与して上記記憶手段に記憶させると共に、当該識別番号を上記表示手段に表示させ、上記履歴処理は、識別番号が指定された際、第１〜３処理を行う処理であり、上記第１処理は、指定された識別番号に対応するグループを上記記憶手段から読み出す処理であり、上記第２処理は、読み出したグループ内の曲目情報を、その順番の並びで上記表示手段に一覧表示させる処理であり、上記第３処理は、演奏開始が入力された際、一覧表示されている曲目情報に対応する演奏データを並びの順で上記演奏手段に再生させる処理である音楽演奏装置を提供する。
【０００８】
また、上記第２処理によって一覧表示されたグループ内の任意の曲目情報を削除、及びグループ内の曲目情報の順序を任意に並び変える手段を設けるとよい。
さらに、上記第２処理によって一覧表示された曲目情報の一覧を印刷する手段を設けるとなおよい。
【０００９】
この発明の請求項１の音楽演奏装置は、上述した構成により、タッチパネルやＩＣカード等の記憶媒体を設けなくても、前回利用した全曲目情報を一操作で簡単に入力することができる。
【００１０】
また、この発明の請求項２の音楽演奏装置は、上記一覧表示されたグループ内の任意の曲目情報を削除、及びグループ内の曲目情報の順序を任意に並び変えた内容で演奏音楽を出力するので、次回利用時のリクエスト内容を容易に変えることができる。
【００１１】
さらに、この発明の請求項３の音楽演奏装置は、上記一覧表示されたグループ内の曲目情報の一覧を印刷するので、次回利用時に１グループ内の全曲目情報のガイドとして利用することができる。
【００１２】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図１は、この発明の一実施形態であるカラオケ装置の構成を示すブロック図である。このカラオケ装置は、コマンダ（カラオケ制御装置）１，カラオケ表示装置２，記憶部３，リクエスト情報制御部４，リモコン５，アンプ６，スピーカ７，及びプリンタ８からなる。
【００１３】
コマンダ１は、ＣＰＵ，ＲＯＭ，及びＲＡＭ等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、リモコン５によって任意に指定された曲目情報（リクエスト曲情報）に対応する演奏データを再生してアンプ６へ出力する。
【００１４】
リクエスト情報制御部４は、このカラオケ装置の利用開始から利用終了時の機能解除までの１利用時間内に指定された全演奏データのリクエスト曲情報をその順番も含めてグループにし、そのグループに対して識別番号（グループ番号）を付与して記憶部３に記憶する。
【００１５】
また、記憶部３に記憶されたグループのリクエスト曲情報をその順番の並びでカラオケ表示装置２に一覧表示する処理も行なう。
さらに、リモコン５から演奏開始が入力された際、カラオケ表示装置２に一覧表示されたグループのリクエスト曲情報に対応する演奏データを並びの順でコマンダ１に再生させる制御も行なう。
【００１６】
さらにまた、リモコン５からの操作情報に基づいて、カラオケ表示装置２に一覧表示されたグループ内の任意のリクエスト曲情報を削除、及びグループ内のリクエスト曲情報の順序を任意に並び変える処理も行なう。
そしてまた、カラオケ表示装置２に一覧表示されたグループ内のリクエスト曲情報の一覧をプリンタ８によって印刷する処理も行なう。
【００１７】
記憶部３は、グループ番号で参照されるグループのリクエスト曲情報を記憶するメモリである。
カラオケ表示装置２は、記憶部３に記憶されたグループのリクエスト曲情報を一覧表示するＣＲＴ，ＬＣＤ等のディスプレイである。
【００１８】
リモコン５は、演奏開始の指示、リクエスト曲情報，グループ番号，リクエスト曲情報の削除及び並び換え，グループ内のリクエスト曲情報の一覧印刷の指示等を入力する入力装置である。
【００１９】
アンプ６は、コマンダ１から出力される演奏音楽を増幅してスピーカ７から出力する。
プリンタ８は、記憶部３に記憶されたグループ内のリクエスト曲情報の一覧を紙に印刷するレーザプリンタ等の印刷装置である。
【００２０】
次に、このカラオケ装置における処理について説明する。
リクエスト情報制御部４は、このカラオケ装置の利用開始から利用終了時の機能解除までの１利用時間内にリクエストされて演奏したリクエスト曲情報（リクエスト曲番号）をその順番も含めて１グループにし、そのグループにグループ番号を付与して記憶部３に記憶する。
例えば、リクエスト曲情報「ＡＢＣの歌」「ＤＥＦの歌」「ＧＨＩの歌」……をその順番も含めてグループにし、グループ番号“１２３４５”を付与して記憶する。
さらに、カラオケ表示装置２にグループ番号を表示し、この利用時間内に利用したリクエスト曲情報のグループ番号を利用者に通知する。
【００２１】
次の利用時、リモコン５からグループ番号が入力されると、リクエスト情報制御部４は、記憶部３からそのグループ番号に対応するグループのリクエスト曲情報を読み出し、カラオケ表示装置２にリクエスト曲情報をその順番の並びで一覧表示して、利用者にリクエスト曲の曲目を確認させる。
【００２２】
そして、リモコン５から演奏開始の指示が入力されると、リクエスト情報制御部４は、コマンダ１に対してカラオケ表示装置２に一覧表示された各リクエスト曲情報の並びの順で演奏音楽の再生出力を実行させる。
したがって、利用者は、前回と同じ複数の曲目のリクエスト操作を簡単に行なうことができ、そのリクエスト曲の演奏を即座に実行することができる。
【００２３】
また、リクエスト情報制御部４は、カラオケ表示装置２の一覧表示時、リモコン５からリクエスト曲情報の削除や順序の並び換えの操作が入力されると、カラオケ表示装置２上のリクエスト曲情報の削除や順序の並び換え表示を行ない、リモコン５から演奏開始の指示が入力されたときに、その時点の表示内容に基づいてコマンダ１に対して演奏音楽の再生出力を実行させる。
したがって、前回のリクエスト曲の中から不要な曲目を除き、歌いたい順番に並び変えて演奏させることができる。
【００２４】
なお、上記削除や並び換えが行なわれた一覧表示の内容を、同じグループ番号に属する他の識別情報を付加して記憶するようにすれば、次回利用時に容易に呼び出してリクエスト曲の一覧として利用することができる。
【００２５】
さらに、カラオケ表示装置２の一覧表示時、リモコン５から一覧印刷の指示が入力されると、リクエスト情報制御部４は、カラオケ表示装置２上のリクエスト曲情報の一覧をプリンタ８へ送って一覧表を印刷させる。
したがって、次回利用時に、その一覧表に基づいて曲目を確認することができ、スムーズなリクエスト曲の入力が行なえる。
【００２６】
このようにして、このカラオケ装置は、利用者が以前に利用したときに歌った曲目を中心として以後の利用時のリクエストを行なうという傾向を利用して、前回利用時の全リクエスト曲のリストを記憶し、次回利用時にそのリストに基づいてリクエスト入力することができるので、装置コストの増加を招くタッチパネルやＩＣカード等の記憶媒体を利用しなくても、リクエスト曲の入力操作を低コストで簡単に行なうことができる。
【００２７】
また、前回利用時のリスト内容を次回利用時に削除や並び換えによって容易に変更することができ、操作性を向上させることができる。
さらに、リスト内容を紙に記録することができるので、次回利用時のリクエスト曲のガイドとして供することができ、利便性を向上させることができる。
【００２８】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明による音楽演奏装置によれば、リクエスト曲の入力操作を低コストで簡易に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の一実施形態であるカラオケ装置の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
１：コマンダ（カラオケ制御装置）
２：カラオケ表示装置３：記憶部
４：リクエスト情報制御部
５：リモコン６：アンプ
７：スピーカ８：プリンタ

Claims

演奏手段と、入力手段と、制御手段と、記憶手段とを備える音楽演奏装置であって、
前記演奏手段は、前記制御手段の制御に従って演奏データを再生し、
前記入力手段は、曲目情報、識別番号の指定、演奏開始の入力を可能とし、
前記制御手段は、指定された曲目情報に対応する演奏データを前記演奏手段に再生させると共に、登録処理と、履歴処理を可能とし、
前記登録処理は、利用開始から機能解除される利用終了時までの１利用時間内に指定された曲目情報をその順番も含めてグループにし、当該グループに識別番号を付与して前記記憶手段に記憶させると共に、当該識別番号を前記表示手段に表示させ、
前記履歴処理は、識別番号が指定された際、第１〜３処理を行う処理であり、
前記第１処理は、指定された識別番号に対応するグループを前記記憶手段から読み出す処理であり、
前記第２処理は、読み出したグループ内の曲目情報を、その順番の並びで前記表示手段に一覧表示させる処理であり、
前記第３処理は、演奏開始が入力された際、一覧表示されている曲目情報に対応する演奏データを並びの順で前記演奏手段に再生させる処理であることを特徴とする音楽演奏装置。
請求項１記載の音楽演奏装置において、
前記第２処理によって一覧表示されたグループ内の任意の曲目情報を削除、及びグループ内の曲目情報の順序を任意に並び変える手段を設けたことを特徴とする音楽演奏装置。
請求項１又は２記載の音楽演奏装置において、
前記第２処理によって一覧表示された曲目情報の一覧を印刷する手段を設けたことを特徴とする音楽演奏装置。