JP3697617B2 - エンジンルーム消火装置の制御盤 - Google Patents

エンジンルーム消火装置の制御盤 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、エンジンルーム、特に高速バス、長距離バス等の大型バスのエンジンルームで火災が発生した時に使用する自動消火装置に係り、より詳しくは運転席の近傍に設置された筐体内に、エンジンルーム消火装置の動作シーケンスの制御・メンテナンスを行うための電気部品を収容してなる制御盤に関する。
本明細書でいうエンジンルームは、前記のごとき大型バスのものに限定されるものではなく、トラックその他の車両、船舶等のエンジンルームを含むものである。
【0002】
【従来の技術】
大型バスのエンジンルームの消火システムについては、以前より提案が示されているところであり、その考え方によると、運転席の近傍に設置された監視・操作のための制御盤と、エンジンルームの所定箇所に設置された複数の熱感知センサと、消火のためのノズル及び薬剤タンクを備え、薬剤タンクの消火剤(例えば、強化液)をエアタンクの空気圧でノズルに供給する消火装置とから構成されている。そして、少なくとも一つの熱感知センサがエンジンルームの火災発生を検出すると、監視・操作盤に警報ブザー、ランプ点灯等でそれを知らしめ、この警報に対応して運転手が制御盤操作部の起動スイッチを押せば、ノズルに通じる電動弁が開くとともに、エアタンクの圧縮空気が薬剤タンクに供給され該タンクを加圧し、ノズルから消火剤を放出するようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
このようなエンジンルームの消火システムにおいては、正常に動作するかを時々あるいは定期的に点検する必要があるため、制御盤の筐体内には、消火装置の動作シーケンスの制御・メンテナンスを行うための電気部品が収容されている。この電気部品には、例えばパワートランジスタを用いた電動弁駆動素子のように起動時に発熱する部品が含まれており、制御盤内が発熱する。
【0004】
また、大型バス等においては、洗車時に制御盤が水を被る恐れがあり、その対策が必要となる。
【0005】
更に、大型バス等においては、走行中に制御盤の起動スイッチが押され消火システムが作動した場合、消火剤(強化液)が後続の車両のフロントガラスに飛び、危険であるため、制御盤の起動スイッチ等を乗客にいたずらされないように、制御盤の操作部のカバーが必要になる。
【0006】
本発明は叙上の点に鑑み、制御盤内の発熱を抑制できるとともに、洗車時の水はねから制御盤を保護できるエンジンルーム消火装置の制御盤を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明の請求項1の発明に係るエンジンルーム消火装置の制御盤は、下記の構成からなるものである。すなわち、運転席の近傍に設置された本体ケース内に、エンジンルーム消火装置の動作シーケンスの制御・メンテナンスを行うための電気部品を収容してなる制御盤において、本体ケースの上部に、上部通気口を設けるとともに、本体ケースの前壁下辺に面取り状に形成した斜面に、ドレン穴機能を持つ下部通気口を設けたものである。
【0008】
また、本発明の請求項2の発明に係るエンジンルーム消火装置の制御盤は、請求項1のものの本体ケースの上部通気口を通気性防水フィルタで覆ったものである。
【0009】
また、本発明の請求項3の発明に係るエンジンルーム消火装置の制御盤は、請求項1又は請求項2のものの本体ケースの前壁面に起動スイッチや復旧スイッチ等の操作部を配置するとともに、操作部を開閉自在に覆う操作部カバーを本体ケースの下部にヒンジ結合により取り付け、下部通気口をヒンジ結合部の裏面側に設定したものである。
【0011】
【作用】
本発明の請求項1の発明において、消火システムの点検等のために制御盤操作部の起動スイッチを押してノズルに通じる電動弁を起動させると、制御盤内で電動弁駆動素子等が発熱する。この発熱により、制御盤の本体ケース内には上昇気流が発生し、これに伴って下部通気口より外気が導入され、上部通気口より熱気が排出される。また導入された外気の一部は、本体ケース内を通過する間に電動弁駆動素子等の発熱する電気部品と熱交換を行ってこれを冷却し、本体ケース内の温度上昇を抑制する。さらに下部通気口は、本体ケースすなわち制御盤内に水が侵入した場合にはドレン穴として機能し、制御盤内に水がたまるのを防止する。
【0012】
また、本発明の請求項2の発明においては、請求項1のものの本体ケースの上部通気口を通気性防水フィルタで覆ったので、洗車時に制御盤が水を被っても、通気口の機能を失うことなく制御盤内への水の侵入を防止することができる。
【0013】
また、本発明の請求項3の発明においては、請求項1又は請求項2のものの本体ケースの前壁面に起動スイッチや復旧スイッチ等の操作部を配置するとともに、操作部を開閉自在に覆う操作部カバーを本体ケースの下部にヒンジ結合により取り付け、下部通気口をヒンジ結合部の裏面側に設定したので、操作部カバーを開かなければそこに下部通気口があるのを見付けることができないため、乗客にいたずらされるのを防ぐことができる。
【0015】
【実施例】
まず、実施例の説明の前に本発明に係るエンジンルーム消火システムの構成を図7により説明する。
この消火システムは、エンジンルームの火災発生を検知する手段として、エンジンルーム10に設置された複数の熱感知センサ1と、熱感知センサ1の火災検知信号により火災警報を発する受信機2を備え、また消火系統の手段として、ノズル3及び薬剤タンク4を有し、薬剤タンク4にエアタンク5を接続したエンジンルーム消火装置20と、この消火装置20の動作シーケンスの制御・メンテナンスを行う消火装置の制御盤30を備えた構成となっている。エアタンク5はバス等に装備されているものを使用している。薬剤タンク4はエアタンク5の近傍、エンジンルーム10内またはその近傍に設置される。受信機2及び制御盤30は運転席の近傍に設置される。
【0016】
消火剤(強化液)21を入れた薬剤タンク4はエアタンク5にエア供給路である第1の流路11で接続されており、第1の流路11にはプロテクションバルブ14、開閉弁15、逆止弁16、安全弁17が設けられている。また圧力スイッチ18を設け、規定の空気圧がかかっているかを制御盤30の圧力表示ランプ32の点灯で監視している。
この薬剤タンク4はさらにエンジンルーム10内に設置されたノズル3と第2の流路12で接続され、第2の流路12と第1の流路11をバイパスする第3の流路13を設け、両流路12、13の交差部に切替弁19を設け、第2の流路12の下流側に自動開閉弁として電動弁22を設けている。電動弁22は常時閉じた状態にあり、火災発生時または点検時に開放したときは制御盤30の電動弁の開放を表示する電動弁表示ランプ34が点灯する。第2の流路12の上流側は先端が薬剤タンク4の底部付近まで挿入されたサイフォン管12aとなっている。また、薬剤タンク4には、液面計24、圧力計25、消火剤供給プラグ26、ドレンプラグ27が設けてある。
【0017】
制御盤30は、その本体ケース39の前壁41の上部に電源ランプ31、圧力表示ランプ32、起動/故障表示ランプ33、電動弁表示ランプ34が配置され、その下方に消火装置20の動作シーケンスの制御・メンテナンスを行うための各種スイッチの操作部が配置されている。操作部は、操作部カバー35により開閉自在に覆われており、火災発生時等において操作部カバー35を下方に開くと、消火起動スイッチ36及び電動弁閉スイッチ(復旧スイッチ)37が現れるようになっている。消火起動スイッチ36を覆う保護板38を強く押せば、電動弁22のモータ23が起動し、電動弁22が開く。電動弁閉スイッチ37を押すと電動弁22は元の閉弁状態に戻る。起動/故障表示ランプ33は常時消灯しており、電動弁起動中は一時点灯し、また電動弁回路の故障等が発生したときには連続点灯する回路構成となっている。
また、本体ケース39の内部にはホトインターラプタ(図示せず)が設けられるとともに、本体ケース39の前壁41におけるホトインターラプタに対向する位置に孔42が形成されている。一方、操作部カバー35の内面には、閉扉時に孔42に挿入されて貫通し、ホトインターラプタの発光素子と受光素子との間を遮蔽し、発光素子の光が受光素子に照射されないようにする作動片すなわち遮光板43が設けられている。ホトインターラプタは消火システムが作動しないようにする安全装置として設けられるものである。したがって、本明細書でいうホトインターラプタの作動状態とは、閉扉時に遮光板43によって光が遮られている状態、つまり受光素子から出力がない状態をいう。
なお、前記の受信機2と制御盤30を一体構成とし、熱感知センサ1による火災警報信号を発生させるようにすることもできる。
【0018】
このように構成されたエンジンルーム消火システムにおいて、平常時は、開閉弁15は開弁、電動弁22は閉弁の状態にあり、切替弁19は第2の流路12を開く方向に切り替えられている。したがって、エアタンク5の空気は第1の流路11を経て薬剤タンク4に供給されこれを加圧している。加圧された薬剤タンク4内の消火剤21は電動弁22の閉止により放出を止められている。またバイパス路である第3の流路13は切替弁19により閉じられているので、消火剤が逆止弁16の方へ流れることはない。この常時状態は制御盤30の圧力表示ランプ32の点灯で知ることができる。
【0019】
エンジンルーム10の火災が発生すると、熱感知センサ1がこれを検知し、受信機2は火災警報を発する。運転手は直ちに走行の邪魔にならない場所に停車し、火災発生を確認し、しかるのち制御盤30の操作部カバー35を開き、消火起動スイッチ36を押す。すると、電動弁22は開弁するので、薬剤タンク4内の消火剤21が第2の流路12を経てノズル3から放出され消火を行う。この時、制御盤30は起動/故障表示ランプ33が一時点灯し、また電動弁表示ランプ34が点灯するので、正常な消火動作が行われたことが分かる。
消火終了後、通常の監視状態に戻す。まず、電動弁閉スイッチ37を押して電動弁22を閉め、次いで開閉弁15を閉め、ドレンプラグ27及び消火剤供給プラグ26を外し、薬剤タンク4内の空気を抜いた後、ドレンプラグ27を閉め、液面計24を見ながら消火剤を消火剤供給口より補充する。その後、消火剤供給プラグ26を閉め、開閉弁15を開き、薬剤タンク4を加圧する。圧力スイッチ18により規定の圧力に達したことを圧力表示ランプ32の点灯で確認する。
【0020】
消火装置20の点検時は、開閉弁15を閉め、切替弁19を点検側(第3の流路13を開く方向)に切り替える。これによって、第2の流路12の上流側12aは閉じられ、下流側12bと第3の流路13が連通し、さらに第1の流路11の逆止弁16より上流側とが連通する。この状態で、制御盤30の消火起動スイッチ36を保護板38の中央の穴にドライバー等を差し込んで押すと、電動弁22が開き、薬剤タンク4の蓄圧による空気のみがノズル3から放出され、消火剤は放出されない。したがって、このエア放出音を確認することで電動弁22の動作が正常であるかが分かる。点検の確認が終了したら、切替弁19を消火側に切り替え、開閉弁15を開く。
【0021】
次に、制御盤30の一実施例について図1乃至図6に基づき説明する。図1は本実施例の制御盤30の本体ケース39と操作部カバー35とを分離させた状態で示す正面図、図2はその本体ケース39と操作部カバー35との結合部の構造を裏面側より示す分解斜視図、図3はその本体ケース39と操作部カバー35とを結合させた状態を示す正面図、図4はその本体ケース39と操作部カバー35との結合状態を一部断面表示を含めて示す側面図、図5はその閉扉時の状態を示す正面図、図6はその本体ケース39側の結合部と下部通気口との位置関係を下方より示す斜視図であり、各図中、前述の図7と同一部分には同一符号を付してある。
【0022】
制御盤30は、図4に示すようにその本体ケース39が裏面側が開口する箱体から形成され、この箱体の裏面側開口が裏蓋44により閉塞されている。裏蓋44にはプリント基板45が取り付けられ、このプリント基板45に、前述の各ランプ31,32,33,34の他、消火起動スイッチ36、電動弁閉スイッチ37、及びホトインターラプタ等の各種電気部品が取り付けられている。そしてプリント基板45にはリード線46の一端が接続され、リード線46の他端側が本体ケース39の裏面側に引き出されてコネクタ47に接続されている。また、引き出されたリード線46の一方の途中にヒューズ48を内包したヒューズホルダ49が設けられている。
本体ケース39の前壁41の下部両側には、所定距離はなして操作部カバー35側のヒンジピン51,52がそれぞれ嵌入可能な横穴53a,54aを有し下方へ突出する一対の受け部53,54が対向して設けられているとともに、一方の受け部54の裏側に、図2に示す如くヒンジピン52の直径よりも細い幅を有し軸方向に延びるスリット54bが形成され、ヒンジピン52を受け部54の横穴54a内に径方向より圧入できるようになっている。また各受け部53,54の各対向面53c,54c間の距離は、操作部カバー35側の各ヒンジピン51,52の各基部端面55,56間の距離とほぼ同一となるように設定されており、各ヒンジピン51,52と各受け部53,54とを結合させた状態では、各ヒンジピン51,52の各基部端面55,56が各受け部53,54内に密嵌し、横方向に遊びが発生しないようになっている。
また、操作部カバー35の各ヒンジピン51,52の基部となるブロック57には、図1に示すように操作部カバー35の内側となる部位に軸方向に延びる溝58が形成されており、溝58は、本体ケース39の下部に形成した通気口61への閉扉時の外気導入路として機能する。
【0023】
下部通気口61は、各受け部53,54間の前壁41下辺に面取り状に形成した斜面62に格子状に設けた複数の孔61aからなり、操作部カバー35の閉扉時には図5に示すように操作部カバー35によって隠蔽されるようになっているとともに、本体ケース39すなわち制御盤30内に水が侵入した場合にはドレン穴として機能し、制御盤30内に水がたまるのを防止する。
また、本体ケース39の一方の側壁63の上部には、図4に示すように円形状に集約された多数の小孔64aからなる通気口64が設けられ、この上部通気口64の内面が通気性防水フィルタ65によって覆われている。これにより、洗車時に制御盤30が水を被っても、通気口の機能を失うことなく制御盤30内への水の侵入を防止することができるようになっている。なお、66はカバー開放表示灯、67は操作部カバー35を本体ケース39に固定するためのフック、68はフックが係合する係止孔である。
【0024】
以上のように構成された本実施例のエンジンルーム消火装置の制御盤において、操作部カバー35を本体ケース39へ取り付けるには、まずヒンジピン51,52の一方(ここではヒンジピン51)をスリットのない側の受け部53の横穴53a内に挿入し、この状態で他方のヒンジピン52をスリット54bの付いた受け部54の後方に持っていき、スリット54bから受け部54の横穴54a内に押し込む。また、操作部カバー35の本体ケース39からの取り外しは、スリット54bの付いた受け部54側のヒンジピン52をスリット54b方向(径方向)に押してこれらの係合を解いた後、一方のヒンジピン51を受け部53の横穴53aから引き抜く。
このように、ヒンジピン51,52の受け部への着脱を基本的に径方向から行えるようにすることにより、操作部カバー35と本体ケース39とを横方向の遊びなく開扉時に非分離型の結合構造とすることができ、操作部カバー35の開閉に連動するインターラプタ及び遮光板43の設定が容易となる。
【0025】
消火システムの点検または起動等のために制御盤30の操作部カバー35を開け、消火起動スイッチ36を押してノズル3に通じる電動弁22を起動させると、制御盤30内で電動弁駆動素子等が発熱する。この発熱により、制御盤30の本体ケース39内には上昇気流が発生する。操作部カバー35が開かれた状態では、下部通気口61は露出しているので、前記上昇気流に伴って下部通気口61の格子状孔61aより外気が導入され、上部通気口64より熱気が排出される。また導入された外気の一部は、本体ケース39内を通過する間に電動弁駆動素子等の発熱する電気部品と熱交換を行ってこれを冷却し、本体ケース39内の温度が上昇するのを抑制する。
【0026】
消火システムの点検または復旧終了後、制御盤30の操作部カバー35を閉じると、操作部カバー35の各ヒンジピン51,52の基部となるブロック57に形成した溝58が下部通気口61に臨む位置にくるので、溝58は下部通気口61へ連なる外気導入路として機能する。これにより、操作部カバー35を閉じた状態にあっても、本体ケース39内には外部に連なる通気流通路が確保され、余熱の影響が残っている本体ケース39を引き続き冷却することができる。なお、ブロック57の溝58は、外気導入路を大きく確保できるようにするために形成したものであり、溝58がなくても外気導入路となる隙間が発生するように各ヒンジピン51,52と各受け部53の位置が設定されている。
このように、下部通気口61を本体ケース39の前壁41下辺におけるヒンジ結合部の裏面側に設定することにより、制御盤30内へ例え水が侵入した場合でも、下部通気口61をドレン穴として機能させることができ、制御盤30内に水がたまるのを防ぐことができる。更に操作部カバー35を開かなければそこに下部通気口61があるのを見付けることができないため、乗客にいたずらされるのを防ぐこともできる。
【0027】
また、上部通気口64の内面を通気性防水フィルタ65によって覆うようにしたので、通気口の機能を失うことなく水や塵埃の制御盤30内への侵入を防止することができる。
【0028】
なお、前述の実施例では上部通気口64を本体ケース39の側壁63上部に設定したものを示したが、これを本体ケース39の前壁41上部に設定してもよいことは言うまでもない。
【0029】
また、前述の実施例では操作部カバー35側にヒンジピン51,52を、本体ケース39側に受け部53,54を、それぞれ配置したものを示したが、これらの関係は逆でもよいことは言うまでもない。
【0030】
【発明の効果】
以上述べたように、本発明の請求項1の発明によれば、運転席の近傍に設置されたエンジンルーム消火装置の制御盤の本体ケースの上部に、上部通気口を設けるとともに、本体ケースの前壁下辺に面取り状に形成した斜面に、ドレン穴機能を持つ下部通気口を設けたので、本体ケース内の温度上昇を抑制することができるとともに、制御盤内へ例え水が侵入したとしても、下部通気口をドレン穴として機能させることができ、制御盤内に水がたまるのを防ぐことができる。
【0031】
また、本発明の請求項2の発明によれば、本体ケースの上部通気口を通気性防水フィルタで覆ったので、通気口の機能を失うことなく制御盤内への水や塵埃の侵入を防止することができる。
【0032】
また、本発明の請求項3の発明によれば、本体ケースの前壁面に起動スイッチや復旧スイッチ等の操作部を配置するとともに、操作部を開閉自在に覆う操作部カバーを本体ケースの下部にヒンジ結合により取り付け、下部通気口をヒンジ結合部の裏面側に設定したので、操作部カバーを開かなければそこに下部通気口があるのを見付けることができないため、乗客にいたずらされるのを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るエンジンルーム消火装置の制御盤の本体ケースと操作部カバーとを分離させた状態で示す正面図である。
【図2】本実施例の本体ケースと操作部カバーとの結合部の構造を裏面側より示す分解斜視図である。
【図3】本実施例の本体ケースと操作部カバーとを結合させた状態を示す正面図である。
【図4】本実施例の本体ケースと操作部カバーとの結合状態を一部断面表示を含めて示す側面図である。
【図5】本実施例の閉扉時の状態を示す正面図である。
【図6】本実施例の本体ケース側の結合部と下部通気口との位置関係を下方より示す斜視図である。
【図7】本発明に係るエンジンルーム消火システムの系統図である。
【符号の説明】
2 受信機
10 エンジンルーム
20 エンジンルーム消火装置
22 電動弁
30 制御盤
35 操作部カバー
36 消火起動スイッチ
37 電動弁閉スイッチ(復旧スイッチ)
39 本体ケース
41 前壁
43 遮光板(作動片)
51,52 ヒンジピン
53,54 受け部
53a,54a 横穴(穴)
54b スリット
55,56 基部端面
61 下部通気口
64 上部通気口
65 通気性防水フィルタ

Claims (3)

  1. 運転席の近傍に設置された本体ケース内に、エンジンルーム消火装置の動作シーケンスの制御・メンテナンスを行うための電気部品を収容してなる制御盤において、
    前記本体ケースの上部に、上部通気口を設けるとともに、前記本体ケースの前壁下辺に面取り状に形成した斜面に、ドレン穴機能を持つ下部通気口を設けたことを特徴とするエンジンルーム消火装置の制御盤。
  2. 本体ケースの上部通気口を通気性防水フィルタで覆ったことを特徴とする請求項1記載のエンジンルーム消火装置の制御盤。
  3. 本体ケースの前壁面に起動スイッチや復旧スイッチ等の操作部を配置するとともに、該操作部を開閉自在に覆う操作部カバーを本体ケースの下部にヒンジ結合により取り付け、前記下部通気口を該ヒンジ結合部の裏面側に設定したことを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンジンルーム消火装置の制御盤。
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