JP3688413B2 - 出力回路 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、半導体装置の出力回路に関し、特に、演算増幅器の出力段に用いて好適な出力回路に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の演算増幅器の構成例を図面を参照して説明する。図13は、特開平1−318414号公報に記載されている演算増幅器を示している。
【0003】
同図において、定電流源I101 、トランジスタM101 、M102 、M107 は電流ミラー回路を形成し、入力増幅段、出力増幅段への定電流を供給する。MOSトランジスタM105 〜M106 は、相補的に電圧レベルが変化する入力信号IN+ 及びIN- を入力とし、トランジスタM104 のドレインを出力端とする差動増幅器を構成する。この出力端の電圧は、MOSトランジスタM107 〜M113 からなる出力回路によって増幅され、出力端OUTに出力される。
【0004】
かかる構成において、図示しない負荷から流入する出力シンク電流はトランジスタM112 のドレイン電流として流れる。トランジスタM112 とトランジスタM109 とは、トランジスタM112 とM111 からなる電流ミラー回路、トランジスタM109 及びM110 からなる電流ミラー回路を介して接続されるので、トランジスタM112 のドレイン電流は、トランジスタM109 のドレイン電流に比例する。トランジスタM109 の最大ドレイン電流は電流源としてのトランジスタM107 のドレイン電流となる。このトランジスタM107 のドレイン電流は、トランジスタM101 とトランジスタM107 の電流ミラー回路によって、定電流源I101 の出力電流に比例する。
【0005】
従って、出力端OUTの最大出力シンク電流を大きくして負荷の駆動能力を増大するためには、電流源I101 の出力電流を大きくし、回路の通常のバイアス電流を大きくして使用する必要がある。
【0006】
図14は、米国特許第4529948号の増幅器の例を示している。この例では、負荷からのシンク電流が流れる出力トランジスタM207 の最大ドレイン電流は、トランジスタM207 とM203 となる電流ミラー回路、トランジスタM202 とM204 とからなる電流ミラー回路、トランジスタM205 とM206 とからなる電流ミラー回路、を介して接続されるので、定電流源I201 及びI202 の出力電流で定まる。
【0007】
この増幅回路の場合も、出力端OUTの最大出力シンク電流を大きくして負荷の駆動能力を増大するためには、電流源I201 及びI202 の出力電流を大きくし、回路の通常のバイアス電流を大きくして使用する必要がある。
【0008】
図15は、米国特許第4284957号の増幅器の例を示している。この例においては、電流源I301 、電流ミラー回路を構成するトランジスタM301 、M302 、M307 は回路の定電流を供給する。トランジスタM302 〜M306 は差動増幅回路を構成する。トランジスタM308 、スピードアップ用キャパシタC302 及びトランジスタM307 はレベルシフト回路を構成する。キャパシタC301 、トランジスタM309 及びM310 は位相補償回路を構成する。トランジスタM311 及び312 は出力回路を構成する。トランジスタM312 のゲートはトランジスタM306 のドレインに接続され、トランジスタM311 のゲートはトランジスタM308 のソースに接続される。
【0009】
この例では、図示しない負荷回路から出力回路に吸入されるシンク電流は、トランジスタM311 のゲート電圧で定る。トランジスタM311 のゲート電圧はトランジスタM308 のゲート電圧で定まる。トランジスタM308 のゲート電圧は差動増幅回路の出力である。差動増幅回路が理想的に動作すると仮定したとき、入力電圧IN+ とIN- とが等しい(入力差動電圧が0)場合、トランジスタM306 のドレインに得られる出力電圧はトランジスタM305 のドレインの電圧と等しくなる。
【0010】
一方、トランジスタM305 のゲート・ドレイン間が接続されているため、トランジスタM305 のドレインの電圧は、電源電圧VDDからゲート・ソース間電圧Vgs分降下した電圧となる。このため、トランジスタM311 のゲート電圧は電源電圧VDDに対し依存性を持つ。出力トランジスタM311 及び312 のバイアス電流は電源電圧VDDに依存し、消費電流は電源電圧VDDに大きく依存する。また、トランジスタM311のVth(スレシホールド電圧)が変化すると、トランジスタM311 のゲート電圧及びトランジスタM311 のVgs−Ids(ゲート・ソース間電圧対ソース・ドレイン間電流)特性が変化する。このため、出力トランジスタM311 及び312 のバイアス電流が大きく変化し、消費電流も大きく変化する。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】
上述したように、図13及び図14に示す回路構成では大きいシンク電流を得るには定電流源の通常の供給電流を増大しなければならず、電流消費が増えて好ましくない。また、図15に示す回路構成では電源電圧の影響を受けて出力トランジスタのバイアス電流が変化して不具合である。このように従来構成では、出力端子から電流の出入りがなく、出力端子の電位が電源電圧の中点付近となる定常状態での消費電流が大きくなるという問題がある。
【0012】
よって、本発明は最大出力電流を可及的に大きくすると共に、定常状態のバイアス電流を安定化し、消費電流を低減し得る出力回路を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明の一形態によれば、定電圧源と、ゲートが前記定電圧源に接続される第1導電型の第1のトランジスタと、ソースが前記第1のトランジスタのソースに接続され、ゲートが回路入力端に接続される、前記第1導電型とは逆の第2導電型の第2のトランジスタと、ドレインが回路出力端に接続され、ゲートが前記回路入力端に接続される、前記第1導電型の第3のトランジスタと、第1の電流ミラー回路と第2の電流ミラー回路を有し、第1の電流ミラー回路は第4のトランジスタと第5のトランジスタを含み、第4のトランジスタと第5のトランジスタの各々が第1導電型であり、第4のトランジスタのドレインとゲート、第5のトランジスタのゲートが第2のトランジスタのドレインに接続されており、第2の電流ミラー回路は第6のトランジスタと第7のトランジスタを含み、第6のトランジスタと第7のトランジスタの各々が第2導電型であり、第6のトランジスタのドレインとゲート、第7のトランジスタのゲートが第5のトランジスタのドレインに接続されており、第7のトランジスタはその回路出力端に接続されており、前記第2のトランジスタのドレイン電流に比例した電流を前記回路出力端に出力する前記電流−電流変換回路と、前記第1乃至第3のトランジスタ、前記電流−電流変換回路に出力電圧を供給して動作させる電源電圧供給手段と、を含み、前記定電圧源の出力電圧によって、定常状態における前記電流−電流変換回路の出力電流と、前記第3のトランジスタのドレイン電流と、が設定される出力回路が提供される。
【0014】
前記第2及び第3のトランジスタの少なくともいずれかのゲートと前記回路入力端との間に、レベルシフト回路を挿入すると良い。
【0015】
前記定電圧源を、定電流源とダイオード接続された第8乃至第10のトランジスタとを少なくとも含む直列回路によって構成し、あるいは定電流源と、ダイオード接続された第8乃至第11のトランジスタと、レベルシフト分に相当する電圧降下を担うダイオード接続された前記第8乃至第11のトランジスタのうち少なくとも1つのトランジスタと、を少なくとも含む直列回路によって構成すると良い。
また、前記第1乃至第3のトランジスタは夫々前記第4乃至第6のトランジスタの電気的特性と略等しく形成され、前記定電流源によって前記第2及び第3のトランジスタのドレイン電流が設定されると良い。
さらに、前記第1及び第8のトランジスタ、前記第2及び第9のトランジスタ、前記第3及び第10のトランジスタの各組が夫々所定の素子面積比に形成され、定常状態における前記第3のトランジスタのドレイン電流が、前記電流−電流変換回路の出力電流と等しく、かつ前記第2のトランジスタのドレイン電流よりも大きくなるように設定されると良い。
【0016】
前記入力端と前記出力端との間に位相補償回路が設けられると良い。
【0017】
前記回路入力端に差動増幅器の出力電圧が印加されると良い。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。図1は、第1の実施の形態を示しており、出力回路1は、NMOSトランジスタM1 、PMOSトランジスタM2 、NMOSトランジスタM3 、電流−電流変換回路1a、によって構成され、トランジスタM1 のゲートには電圧V1 を印加する電圧源2が接続されている。
【0020】
NMOSトランジスタM1 のソースとPMOSトランジスタM2 のソースとが接続される。トランジスタM1 のドレインは後述する電流−電流変換回路1aを介して電源電圧VDDを供給する第1の電圧源に接続される。トランジスタM2 のドレインは電源電圧VSSを供給する第2の電圧源に接続される。トランジスタM1 のゲートは後述する所定電圧を印加する電圧源V1 を介して電圧源VSSに接続される。トランジスタM2 のゲートは入力端子INに接続される。また、NMOSトランジスタM3 のドレインが出力端OUT、電流−電流変換回路1aを介して電圧源VDDに接続され、そのソースが電圧源VSSに、そのゲートが入力端子INに接続される。
【0021】
電流−電流変換回路1aは、一方の端子に流れる電流に比例する電流を他方の端子に流す。具体的には、後述する電流ミラー回路によって実現される。
【0022】
かかる構成の回路動作について説明する。まず、上記出力回路において、トランジスタM1 はゲート接地、トランジスタM2 はソース・フォロワ、となっている。ゲート接地トランジスタM1 はゲートバイアスV1 を受けて動作し、トランジスタM1 のゲート・ソース間電圧をVgs1 とすると、そのソース電位はV1 −Vgs1 の一定電圧となる。ソースフォロワトランジスタM2 のドレイン電流は、そのゲート・ソース間電圧Vds2 (=V1 −Vgs1 −IN)によって定る。トランジスタM2 のドレイン電流はトランジスタM1 のドレイン電流となり、電流−電流変換回路1aの一方の電流となる。この構成の、ソースフォロワ、ゲート接地トランジスタの直列回路で発生する電流は、電源電圧やトランジスタ特性で変化しない利点を持つ。
【0023】
入力信号INが、トランジスタM2 のゲート及びトランジスタM3 のゲートに印加される。入力信号の電圧レベルが増加すると、NMOSトランジスタM3 のドレイン電流は増加する。一方、入力信号INの電圧レベルの増加によって、PMOSトランジスタM2 のドレイン電流は減少する。PMOSトランジスタM2 のドレイン電流は電流−電流変換回路1aの一方の端子を流れる電流ib となり、他方の端子から出力される、電流ib に比例する電流ic を減少させる。
【0024】
その結果、入力電圧INが増加すると、トランジスタM3 の増加したドレイン電流と、減少した電流ic との差の電流が出力端OUTから外部に出力される。同様に、入力電圧INが減少すると、トランジスタM3 の減少したドレイン電流と、増加した電流ic との差の電流が出力端OUTから外部に出力される。
【0025】
この出力回路において、出力端OUTの電圧が平衡状態のとき、すなわち、(入力信号IN成分が印加されず、)出力端子から図示しない負荷への電流の出入りがなく、出力端OUTが電源電圧VDDとVSSの略中間の電圧であるとき、トランジスタM3 のドレイン電流と電流−電流変換回路1aの出力電流(バイアス電流)ic とは等しい。このとき、トランジスタM3 のドレイン電流は、電圧源V1 からトランジスタM1 及びトランジスタM2 の2つのゲート・ソース間電圧(Vgs1 +Vgs2 )分降下した電圧がゲートに印加されて定まっている。
【0026】
出力電流Ic は、電流−電流変換回路1aを介してトランジスタM2 のドレイン電流に比例する。トランジスタM2 のドレイン電流は、前述したように、基準電圧V1 と入力端INの電圧との電圧差がトランジスタM2 とトランジスタM1 の各ゲート・ソース間電圧の和となる関係により定まる。
【0027】
従って、電圧V1 によって、定常状態における、トランジスタM2 のドレイン電流及びトランジスタM3 のドレイン電流を設定でき、電流変換比を適当に定めることにより定常状態の電流−電流変換回路1aの出力電流Ic とトランジスタM3 のドレイン電流とを等しく設定することが可能となる。
【0028】
図2は、図1に示される、電流−電流変換回路1a及び電圧源2の具体的な構成例を示している。図2において図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
【0029】
電流−電流変換回路1aは、PMOSトランジスタM11及びM12からなる電流ミラー回路によって構成される。電流ミラー回路のいわゆる出力電流の比は、トランジスタM11及びM12の面積比を適当に設定することによって実現可能である。
【0030】
電圧源2は、電流源I0 、NMOSトランジスタM21、PMOSトランジスタM22及びNMOSトランジスタM23が互いに直列に接続され、更に該直列回路の両端に夫々電源電圧VDD及びVSSが接続されて構成される。トランジスタM21〜M23の各々はいわゆるダイオード接続されている。ダイオード接続されたトランジスタM21〜M23を電流源I0 で駆動することによってトランジスタM1 のゲートに電圧V1 を得ている。他の構成は図1に示す回路と同様である。
【0031】
かかる構成の電圧源2を備える出力回路におけるシンク電流に関係する動作を説明する。
まず、出力端OUTの電圧が平衡状態(電源電圧VDDとVSSの中間電圧)のとき、トランジスタM3 のドレイン電流とトランジスタM12のドレイン電流とが等しくなる条件(シンク電流が0)を考える。
【0032】
前述したように、トランジスタM3 のドレイン電流はゲート・ソース間電圧Vgs3 となる定常状態における入力端INの電圧で定まる。トランジスタM12のドレイン電流Ic は、トランジスタM11を流れるトランジスタM2 のドレイン電流Ib に比例する。トランジスタM2 のドレイン電流Ib はゲート・ソース間電圧Vgs2 によって定まる。ゲート・ソース間電圧Vgs2 は、基準電圧V1 、トランジスタM1 のゲート・ソース間電圧Vgs1 、入力端INの電圧によって定まる。電圧源2の出力電圧V1 は電流源I0 の出力電流Ia によって設定されるので、電流源I0 の出力電流Ia に比例した電流Ib をトランジスタM2 のドレイン電流に設定することが可能である。
【0033】
この点について更に説明する。上記回路の、電源VSS→トランジスタM3 →トランジスタM2 →トランジスタM1 →V1 →トランジスタM21→トランジスタM22→トランジスタM23→電源VSS、からなる回路ループにおいては、
Vgs3 +Vgs2 +Vgs1 =Vgs21+Vgs22+Vgs23=V1
の関係が成立する。説明を簡単にするため、ミラー電流比を1:1(1:mの場合は後述する)、トランジスタM1 とM21、トランジスタM2 とM22、トランジスタM3 とM23とが同じ特性のトランジスタで形成されたものとすれば、回路の対称性により、トランジスタM1 のドレイン電流とトランジスタM21のドレイン電流とは等しく、トランジスタM2 のドレイン電流とトランジスタM22のドレイン電流とは等しくなる。トランジスタM22及びM23のドレイン電流は共通であり、電流源I0 の出力電流Ia に等しい。その結果、定常状態におけるトランジスタM3 及びM12のドレイン電流は等しくなる。
【0034】
かかる構成においては、電流源I0 によって出力回路の定常状態におけるバイアス電流Ib 、Ic を任意に設定できる。また、トランジスタの特性の変化や電源電圧の変化の影響を受け難い。
【0035】
図3は、本発明の第2の実施の形態を示しており、図3において、図1と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。この形態では、電流−電流変換回路1b の電流検出回路側をトランジスタM2 のドレイン側と電源VSSとの間に挿入し、回路1b の電流出力回路側を電源VDDと出力端OUTとの間に挿入する構成としている。他の構成は図1と同様である。
【0036】
図4は、図3に示す電流−電流変換回路1b の具体的な構成を示している。電流−電流変換回路1b は、トランジスタM11及びM12、トランジスタM13及びM14、からなる電流ミラー回路によって構成される。この構成では、トランジスタM2 のドレイン電流(=)トランジスタM11のドレイン電流Id (比例)トランジスタM12のドレイン電流(=)トランジスタM13のドレイン電流(比例)トランジスタM14のドレイン電流Ie となっている。このため、トランジスタM11のドレイン電流Id とトランジスタM14のドレイン電流Ie との電流比を大きく設定することが可能である。
【0037】
かかる構成においても、電圧源2の出力電圧V1 、従って、電流源I0 (図2参照)によってトランジスタM14とトランジスタM3 のドレイン電流を設定することが可能である。
【0038】
図5は、第3の実施の形態を示しており、同図において図2と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この形態では、図2に示す出力回路における入力端子INの電位をレベルシフト回路により高く設定し、入力可能な信号振幅をより大きくしようとしている。
【0039】
このため、この形態では、NMOSトランジスタM4 と電流源I1 とからなるレベルシフト回路をトランジスタM3 のゲートと入力端IN間に挿入している。入力端INの電圧をVIN、トランジスタM4 のゲート・ソース間電圧をVgs4 とすると、VIN=Vgs3 +Vgs4 となる。また、Vgs3 =V2 −Vgs1 −Vgs2 −Vgs4 となる。追加されたレベルシフト回路による電圧降下によって、入力端子INの電位VINは上昇する。この場合、電圧V2 を出力する電圧源は、例えば、電流源I0 と、ダイオード接続された4つのトランジスタM21〜M24と、の直列回路によって構成することができる。トランジスタM1 とM21、トランジスタM2 とM22、レベルシフト・トランジスタM4 とM23、トランジスタM3 とM24、の各組は夫々対応する特性になるように形成することができる。
【0040】
なお、トランジスタM3 のゲートとトランジスタM4 のソースとの間に1つ又は複数のダイオード接続されたトランジスタ(図示せず)を挿入することによって更に入力端子INに与えられる信号のレベルシフト量(電圧降下分)を大きく設定することができる。このレベルシフト量に対応して電圧源内のダイオード接続されるトランジスタの数を選択することもできる。
【0041】
図6は、第4の実施の形態を示しており、同図において図4と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この形態では、図4に示される出力回路におけるトランジスタM2 のゲート電圧及びソース電圧を相対的に高く設定して、トランジスタM2 のドレイン・ソース間電圧を大きくしようとしている。
【0042】
このため、この形態では、PMOSトランジスタM5 と電流源I2 とからなるレベルシフト回路をトランジスタM2 のゲートと入力端IN間に挿入している。入力端INの電圧をVIN、トランジスタM5 のゲート・ソース間電圧をVgs5 とすると、V3 −Vgs1 =VIN+Vgs2 +Vgs5 、Vgs2 =V3 −Vgs1 −Vgs5 −VIN(=Vgs3 )となる。従って、追加されたレベルシフト回路による電圧降下分だけ、PMOSトランジスタM2 のドレイン・ソース間電圧が増加する。この場合、電圧V3 を出力する電圧源は、例えば、電流源I0 と、ダイオード接続された4つのトランジスタM21〜M23,M25と、の直列回路によって構成される。トランジスタM1 とM21、トランジスタM2 とM22、トランジスタM5 (レベルシフトトランジスタ)とM25、トランジスタM3 とM23、の各組は夫々対応する特性になるように形成することができる。
【0043】
なお、トランジスタM2 のゲートとトランジスタM5 のソースとの間に1つ又は複数のダイオード接続されたトランジスタ(図示せず)を挿入することによって更にレベルシフト量(電圧降下分)を大きく設定することができる。このレベルシフト量に対応して電圧源内のダイオード接続されるトランジスタの数を選択することもできる。
【0044】
図5及び図6に示したように、トランジスタM2 若しくはM3 のゲートにレベルシフト回路を介して入力信号を印加する構成とすることができる。更に、トランジスタM2 及びM3 の両ゲートの各々にレベルシフト回路を介して入力信号を印加する2つのレベルシフト回路を備える構成も可能である。
【0045】
図7は、第5の実施の形態を示している。同図において図2と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
この形態では、トランジスタM3 のゲート・ドレイン間(入力端INと出力端OUT間)に位相補償用のキャパシタC1 を設けている。この回路の動作は図2に示す出力回路と同様である。
【0046】
図8は、第6の実施の形態を示している。同図において、10は出力回路、20は基準電圧発生回路、30は差動増幅回路、40は定電流源バイアス回路である。
【0047】
出力回路1は、NMOSトランジスタM1 、PMOSトランジスタM2 、トランジスタM3 、トランジスタM11〜M14からなる電流ミラー回路、トランジスタM14の位相補償を行うためのキャパシタC2 、トランジスタM3 の位相補償を行うためのキャパシタC3 及び抵抗R3 とからなる。
【0048】
基準電圧発生回路20は、PMOSトランジスタM20、NMOSトランジスタM21、PMOSトランジスタM22、NMOSトランジスタM23、によって構成される。トランジスタM21〜M23の各々は、いわゆるダイオード接続され、直列回路を形成する。この直列回路にトランジスタM20が電流を供給し、接地レベル(VSS)からの所定電圧をトランジスタM21のドレインに発生させる。定電流トランジスタM20の出力電流は定電流源バイアス回路40によって制御される。
【0049】
差動増幅回路30は、差動トランジスタ対となるPMOSトランジスタM31及びM32、該差動トランジスタ対の共通ソースに定電流を供給するPMOSトランジスタM30、差動トランジスタ対の各ドレインに夫々のドレインが接続されるトランジスタM33及びM34によって構成される電流ミラー回路、によって構成される。差動トランジスタ対M31及びM32の両ゲートが差動増幅回路の入力端となっており、電圧が相補的に変化する入力信号IN+ 及びIN- が印加される。そして、トランジスタM32のドレイン(トランジスタM34のドレイン)が出力端となる。この出力端は既述したトランジスタM2 及びM3 のゲートに接続される。
【0050】
定電流源バイアス回路40は、トランジスタM40及び電流源I3 によって構成される。トランジスタM40と、トランジスタM20及びM30とは、電流ミラー回路を形成する。従って、トランジスタM40のドレイン電流すなわち電流源I3 の電流に比例する電流が定電流源としてのトランジスタM20及びM30から出力される。
【0051】
上述した回路を実際に半導体集積回路で構成する場合、出力電流や消費電流を考慮して各トランジスタ素子のサイズ(比)等を設定する。そこで、トランジスタサイズ比を考慮した場合の実施の形態について説明する。
【0052】
定常状態(出力端子OUTから電流の出入りがなく、出力端子の電圧が電源電圧VDD−VSSの中間点付近)の場合、上記回路の動作点は次の2つの条件を満たすようにして決まる。
【0053】
電源VSS→トランジスタM3 →トランジスタM2 →トランジスタM1 →トランジスタM21→M22→トランジスタM23→電源VSSの回路ループにおいて、次の関係が成立する。
Vgs1 +Vgs2 +Vgs3 = Vgs21+Vgs22+Vgs23 (1)
Id14 = Id3 (2)
ここで、Id14 はトランジスタM14のドレイン電流、トランジスタId3はトランジスタM3 のドレイン電流である。
【0054】
また、MOSトランジスタのドレイン電流Id は、動作点が五極管領域にあるとき、
Id =(1/2)×kp ×(W/L)(Vgs−Vth)2
となる。ここで、kp はプロセスによって定まる定数、Wはトランジスタのゲート幅、Lはゲート長さ、Vthは閾値電圧、である。従って、ゲート・ソース間電圧(Vgs)が等しいとき、ドレイン電流Id はトランジスタサイズ(W/L)に比例する。
【0055】
トランジスタサイズ比を次のように設定する。
トランジスタM40:トランジスタM20 = 1:i
トランジスタM21:トランジスタM1 = 1:j
トランジスタM22:トランジスタM2 = 1:k
トランジスタM23:トランジスタM3 = 1:l
トランジスタM11;トランジスタM12 = 1:m
トランジスタM13:トランジスタM14 = 1:n
ここで、i〜nは正の実数である。また、トランジスタM20〜M23のドレイン電流をIf 、トランジスタM1 、M2 、M11のドレイン電流をIg 、トランジスタM14及びM3 のドレイン電流をIh とする。
【0056】
トランジスタM11〜M14によって構成される電流ミラー回路の電流比、すなわち、トランジスタM11とトランジスタM14のドレイン電流の比は 1:m×n となる。従って、上記(2) 式は、トランジスタM1 のドレイン電流Id1×m×n=トランジスタM14のドレイン電流Id14 となり、
Ig ×m×n = Ih (3)
同様に、If = I3 × i (4)
である。
【0057】
このような条件の下に、定常状態の動作点の決まり方を説明する。
まず、最も簡単な、i=j=k=l=n=m=1 の場合から説明する。
上記(4) 式と i=1 の条件より、If =I3 、
上記(3) 式と m×n=1 より、Ig =Ih 、
従って、上記(1) 式を満たすためには、If =Ig =Ih でなければならない。よって、定常状態における出力回路のバイアス電流Ig 、Ih 、は、Ig =I3 、Ih =I3 となる。電流源I3 によってバイアス電流を設定することができることが判る。
【0058】
次に、j=k=1、l=m×n とした場合を考える。
上記(3) 式より、Ih =Ig ×m×n=Ig ×l
この条件と、j=k=1と、上記(1) 式と、を満たすためには、If =Ig でなければならない。
また、If =I3 ×i であるから、Ig =I3 ×i、Ih =I3 ×i×l となる。
【0059】
上述した例のように、基準電圧発生回路20と出力回路10のトランジスタサイズ(比)を適当に設定することによって定常状態の各電流の値を任意に設定することが可能となる。
【0060】
図9は、第7実施の形態を示している。同図において図8と対応する部分には同一符号を付し、かかる部分の説明は省略する。
【0061】
図9に示される形態では、出力回路10、第1の基準電圧発生回路20、差動増幅回路30a、定電流源バイアス回路40a、第2の基準電圧発生回路50によって演算増幅器を構成している。出力回路10及び基準電圧発生回路20は図8の回路と同様に構成されるが、差動増幅回路30aは、トランジスタM30〜M38からなるフォルデッドカスコード(folded cascode)回路によって構成される。
【0062】
この差動増幅回路30aでは、定電流源トランジスタM30、差動トランジスタ対M31及びM32によって構成される差動回路の相補的な2つの出力の差が、トランジスタM33〜M38からなる回路によって取り出される。トランジスタM35及びM36の各ゲートには基準電圧発生回路50から定電圧が印加され、両トランジスタをゲート接地で動作させる。PMOSトランジスタM36ドレイン(NMOSトランジスタM38のドレイン)が差動増幅回路30aの出力端となり、出力回路10のトランジスタM2 及びM3 のゲートに接続される。
この形式の回路では、比較的に低電圧の電源であっても出力信号の電圧振幅レベルを大きくとれる利点がある。
【0063】
基準電圧発生回路50はダイオード接続されるトランジスタM40及び電流源トランジスタM41によって構成される。
定電流源バイアス回路40aは、定電流源I4 、電流ミラー回路を構成するトランジスタM51〜M53によって構成される。そして、定電流源としてのトランジスタM41、M33、M34及びM20を駆動する。
【0064】
図9に示す演算増幅回路においても、図8に示す回路と同様に、トランジスタ素子の面積比を適当に設定することができる。そして、電流源I4 の電流値によってバイアス電流If 、Ig 及びIh を所望に設定することが可能となる。
【0065】
なお、図8の回路を参照して、電流ミラー回路の電流比を「1:1」及び「1:n(正の実数)」に設定した例を説明したが、勿論、図2、図4〜図8、図9に示される回路例においてもミラー電流比を適切に設定して回路設計が行われる。
【0066】
図10は、本発明の第8実施の形態を示している。同図において、出力回路1は、PMOSトランジスタM61、NMOSトランジスタM62、PMOSトランジスタM63、PMOSトランジスタM64、演算増幅器OP1、によって構成される。演算増幅器OP1の反転入力端に電圧V1を印加する電圧源200が接続される。
【0067】
入力端子INとPMOSトランジスタM61及びNMOSトランジスタM62の各ゲートとが接続される。トランジスタM61のソースは、演算増幅器OP1の非反転入力端とトランジスタM63のドレインに接続される。トランジスタM63のゲートは演算増幅OP1の出力端子とトランジスタM64のゲートに接続される。PMOSトランジスタM64のドレインはNMOSトランジスタM62のドレインと共に出力端子OUTに接続される。トランジスタM63及びM64の各ソースは電源電圧VDDを供給する電圧源に接続される。トランジスタM61のドレイン及びトランジスタM62のソースは電源電圧VSSを供給する電圧源に接続される。
【0068】
電圧源200は、図11に示されるように、電流源I70と、ドレイン・ゲート間が接続されたPMOSトランジスタM71と、ドレイン・ゲート間が接続されたNMOSトランジスタM72と、の直列回路によって構成される。前述したように、トランジスタM71とM61とが同様の電気的特性に形成され、トランジスタM72とM62とが同様の電気的特性に形成される。トランジスタM71のソースの電位が出力電圧V1となり、演算増幅器OP1の反転入力端子に供給される。
【0069】
図12は、差動増幅回路30の出力を出力回路100に入力する第9実施形態を示している。この差動増幅回路30は、図8に示される差動増幅回路と同じ構成であり、対応する部分に同一符号を付してその説明を省略する。
【0070】
次に、上記演算増幅器OP1を備える出力回路100の動作について説明する。
まず、演算増幅器OP1は、演算増幅器OP1の出力端子→トランジスタM63→演算増幅器OP1の非反転入力端子の径路によって帰還ループを形成する。この帰還ループによって演算増幅器OP1の反転入力端子の入力電圧V1に非反転入力端子の入力電圧(トランジスタM61のソース電圧)が等しくなるようにトランジスタM63のゲートが制御される。従って、図2の出力回路に示される、電流ミラー回路のトランジスタM21及びM1 と、演算増幅器OP1とが対応し、同図において、トランジスタM22及びM23と、トランジスタM2 及びM3 とが担う対応関係と同様の関係が形成される。
【0071】
演算増幅器OP1による負帰還をかけた状態で、入力端VINの入力電圧が減少すると、トランジスタM61のソース電流が増大し、演算増幅器OP1の非反転入力端子の電位を下げ、トランジスタM64のゲート電位を下げ、トランジスタM64のドレイン電流を増加させる。また、入力端VINの入力電圧の減少はトランジスタM62のゲート電位を下げ、トランジスタM62のソース電流を減少する。このため、出力端OUTから、トランジスタM64のドレイン電流が外部に出力される。一方、入力端VINの入力電圧が増大すると、トランジスタM61のソース電流が減少し、演算増幅器OP1の非反転入力端の電位を増加し、トランジスタM64のゲート電位を上げ、トランジスタM64のドレイン電流を減少する。また、入力端VINの入力電圧の増加はトランジスタM62のゲート電位を上げ、トランジスタM62のソース電流を増加する。このため、出力端OUTから、トランジスタM62が電流を吸入するように動作する。
【0072】
次に、出力端OUTにおける出力電流の値が0のときのバイアス電流は、トランジスタM61及びM62のゲート・ソース間電圧対ドレイン電流(Vgs- Id )特性と定電圧源200の出力電圧V1とによって設定できる。バイアス電流の決まり方は以下に述べるようになる。
(1) トランジスタM71のゲート・ソース間電圧をVgs71、トランジスタM72のゲート・ソース間電圧をVgs72とすると、図11の定電圧源200の出力電圧V1は、
V1=Vgs71+Vgs71 であるので、トランジスタM71、M72のゲート・ソース間電圧対ドレイン電流(Vgs- Id )特定と、定電流源I70の値で、出力電圧V1が決定される。
(2) トランジスタM71とM61、トランジスタM72とM62が夫々同じサイズであれば、演算増幅器OP1と、定電流源であるトランジスタM63と、ソースフォロアトランジスタM61からなる負帰還ループにより、トランジスタM63のドレイン電流は電流I70と等しくなる。
(3) トランジスタM63とM64のゲート電圧、トランジスタM61とM62のゲート電圧は共通であるので、トランジスタM62及びM64のバイアス電流は電流I70と等しくなる。
(4) 従って、出力回路のバイアス電流を、電流源I70によって、安定的に決定することが可能である。
【0073】
図10〜図12に示す出力回路は、プッシュプル回路であるが、出力回路のバイアス電流のレベルを容易に設定することが可能である。このため、負荷に供給する最大出力電流を大きくし、かつ、電力効率を良くできる利点がある。
【0074】
また、図10〜12の定電圧源200は2つのトランジスタM71及びM72によって出力電圧V1を得るので、V1とM1 〜M3 を用いる図1及び図2に示す出力回路よりも低い電源電圧によって動作する出力回路を得ることが可能となる。
【0075】
こうして、本発明の出力回路によれば、定常状態におけるシンク電流の発生が回路構造的に抑制されるので、消費電流が少なくて済む。また、基準電圧発生回路の電流源(I0 )あるいは定電流源バイアス回路の電流源(I3 、I4 )の設定によって出力回路のバイアス電流(Ia 、Ib 、Ic )を簡単に設定可能である。また、トランジスタ特性や電源電圧が変化しても平衡状態が保たれる限り、シンク電流は抑制される。更に、ソースフォロワ(トランジスタM2 )とゲート接地回路(トランジスタM1 )で構成した回路によって発生する電流は、電源電圧の変動やトランジスタの特性変化によって変化しにくいので、回路状態の変化によってバイアス電流が過大に消費されることも抑制される。
【0076】
【発明の効果】
以上説明したように本発明の出力回路によれば、定常状態におけるシンク電流を抑制すると共に、出力回路のバイアス電流のレベルを容易に設定することが可能となる。このため、負荷に供給する最大出力電流を大きくし、かつ定常状態における負荷の消費電流を低減し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施の形態を示す回路図である。
【図2】図1に示される回路の具体回路例を示す回路図である。
【図3】本発明の第2実施の形態を示す回路図である。
【図4】図3に示される回路の具体回路例を示す回路図である。
【図5】図1に示す回路にレベルシフト回路を追加した本発明の第3実施の形態を示す回路図である。
【図6】図5に示す回路にレベルシフト回路を追加した本発明の第4実施の形態を示す回路図である。
【図7】図1に示す回路に位相補償回路を設けた本発明の第5実施の形態を示す回路図である。
【図8】本発明の第6実施の形態を示す回路図である。
【図9】本発明の第7実施の形態を示す回路図である。
【図10】本発明の第8実施の形態を説明する回路図である。
【図11】図10における電圧源の構成例を示す回路図である。
【図12】図10に示す第8実施の形態に差動増幅回路を設けた本発明の第9実施の形態を示す回路図である。
【図13】従来の演算増幅器の構成例を示す回路図である。
【図14】従来の演算増幅器の構成例を示す回路図である。
【図15】従来の演算増幅器の構成例を示す回路図である。
【符号の説明】
1 出力回路、
1a 電流−電流変換回路
1b 電流検出回路
2 電圧源、基準電圧発生回路、
3 差動増幅回路、
4 定電流源バイアス回路、
5 基準電圧発生回路
10 出力回路
20 基準電圧発生回路
30,30a 差動増幅回路
40,40a 定電流源バイアス回路
50 基準電圧発生回路
M1 ゲート接地回路のトランジスタ
M2 ソースフォロワのトランジスタ
M3 NMOS出力トランジスタ

Claims (10)

  1. 定電圧源と、
    ゲートが前記定電圧源に接続される第1導電型の第1のトランジスタと、
    ソースが前記第1のトランジスタのソースに接続され、ゲートが回路入力端に接続される、前記第1導電型とは逆の第2導電型の第2のトランジスタと、
    ドレインが回路出力端に接続され、ゲートが前記回路入力端に接続される、前記第1導電型の第3のトランジスタと、
    第1の電流ミラー回路と第2の電流ミラー回路を有し、第1の電流ミラー回路は第4のトランジスタと第5のトランジスタを含み、第4のトランジスタと第5のトランジスタの各々が第1導電型であり、第4のトランジスタのドレインとゲート、第5のトランジスタのゲートが第2のトランジスタのドレインに接続されており、第2の電流ミラー回路は第6のトランジスタと第7のトランジスタを含み、第6のトランジスタと第7のトランジスタの各々が第2導電型であり、第6のトランジスタのドレインとゲート、第7のトランジスタのゲートが第5のトランジスタのドレインに接続されており、第7のトランジスタはその回路出力端に接続されており、前記第2のトランジスタのドレイン電流に比例した電流を前記回路出力端に出力する前記電流−電流変換回路と、
    前記第1乃至第3のトランジスタ、前記電流−電流変換回路に出力電圧を供給して動作させる電源電圧供給手段と、を含み、
    前記定電圧源の出力電圧によって、定常状態における前記電流−電流変換回路の出力電流と、前記第3のトランジスタのドレイン電流と、が設定される出力回路。
  2. 前記第2及び第3のトランジスタの少なくともいずれかのゲートと前記回路入力端との間に、レベルシフト回路を挿入したことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  3. 前記定電圧源を、定電流源とダイオード接続された第8乃至第10のトランジスタとを少なくとも含む直列回路によって構成したことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  4. 前記定電圧源を、定電流源と、ダイオード接続された第8乃至第11のトランジスタと、レベルシフト分に相当する電圧降下を担うダイオード接続された前記第8乃至第11のトランジスタのうち少なくとも1つのトランジスタと、を少なくとも含む直列回路によって構成したことを特徴とする請求項2に記載の出力回路。
  5. 前記第1乃至第3のトランジスタは夫々前記第4乃至第6のトランジスタの電気的特性と略等しく形成され、前記定電流源によって前記第2及び第3のトランジスタのドレイン電流が設定されたことを特徴とする請求項3に記載の出力回路。
  6. 前記第1乃至第3のトランジスタは夫々前記第4乃至第6のトランジスタの電気的特性と略等しく形成され、前記定電流源によって前記第2及び第3のトランジスタのドレイン電流が設定されたことを特徴とする請求項4に記載の出力回路。
  7. 前記第1及び第8のトランジスタ、前記第2及び第9のトランジスタ、前記第3及び第10のトランジスタの各組が夫々所定の素子面積比に形成され、定常状態における前記第3のトランジスタのドレイン電流が、前記電流−電流変換回路の出力電流と等しく、かつ前記第2のトランジスタのドレイン電流よりも大きくなるように設定されたことを特徴とする請求項3に記載の出力回路。
  8. 前記第1及び第8のトランジスタ、前記第2及び第9のトランジスタ、前記第3及び第10のトランジスタの各組が夫々所定の素子面積比に形成され、定常状態における前記第3のトランジスタのドレイン電流が、前記電流−電流変換回路の出力電流と等しく、かつ前記第2のトランジスタのドレイン電流よりも大きくなるように設定されたことを特徴とする請求項4に記載の出力回路。
  9. 前記入力端と前記出力端との間に位相補償回路が設けられたことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
  10. 前記回路入力端に差動増幅器の出力電圧が印加されたことを特徴とする請求項1に記載の出力回路。
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