JP3688243B2 - 半導体製造装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はシリコンウェーハ等の基板に薄膜を生成し、或は不純物の拡散、エッチング等の表面処理を行い半導体素子を製造する半導体製造装置に係るものである。
【0002】
【従来の技術】
半導体製造装置には所要枚数のウェーハを一度に処理するバッチ式の半導体製造装置と、一枚ずつ処理を行う枚葉式の半導体製造装置がある。更に、ウェーハ処理の均一化を図る為、反応室内でウェーハを回転させる回転部を有するものがある。
【0003】
バッチ式のものはウェーハはボートに多数枚保持された状態で処理され、該ボートが回転されることで、ウェーハが回転される。枚葉式のものはウェーハを載置するサセプタが回転されることで、ウェーハが回転される。
【0004】
枚葉式のものでサセプタを介してウェーハが加熱されるものは、サセプタとウェーハとの密着性がウェーハ加熱の面内温度均一性、即ち基板処理の均質性に大きく影響する。
【0005】
この為、ウェーハは真空チャック、或は静電チャックによりサセプタに密着される様になっている。又、反応室が真空状態で基板処理される処理では、真空チャックは使用できないので、サセプタを静電チャックとして、静電チャックによりウェーハが吸着されている。更に、面内の温度分布の均一性を図る為、受電部である前記サセプタは回転部に設けられているものがある。
【0006】
図4は、反応室が真空状態であり、該反応室でウェーハをサセプタに載置し回転させる枚葉式の半導体製造装置を示している。
【0007】
図中、1は気密な真空容器であり、内部が反応室2となっている。該反応室2にはウェーハ3が載置されるサセプタ4が設けられ、該サセプタ4は中空の回転軸5により回転可能に支持されている。該回転軸5はモータ(図示せず)に連結されている。
【0008】
前記サセプタ4の上面には前記ウェーハ3が載置され、該ウェーハ3は静電チャックにより吸着される様になっている。前記サセプタ4の内部にはヒータ6が設けられ、該ヒータ6により前記サセプタ4の上面を介して前記ウェーハ3が加熱される様になっている。
【0009】
尚、図示していないが、前記反応室2には反応ガスを供給するガス供給ライン、前記反応室2を排気する排気ラインが設けられ、前記反応室2には図示しない基板搬入出口より前記ウェーハ3が搬入出される様になっている。
【0010】
前記サセプタ4は回転し、更に前記ウェーハ3を静電吸着する為に電力の供給が必要であり、前記回転軸5の所要位置に給電部7が設けられ、該給電部7を介して外部の電源8との電気的接続を図っている。
【0011】
前記給電部7について説明する。
【0012】
給電部ボックス10に軸受11を介して前記回転軸5が回転自在に支持され、該回転軸5の前記給電部ボックス10内に収納される部分は太径の摺動リング保持部12となっており、該摺動リング保持部12の全周に亘り連続した摺動リング13,14が絶縁され、上下に設けられている。該摺動リング13,14にはそれぞれ出力ケーブル15,16が接続され、該出力ケーブル15,16は前記サセプタ4上面の静電チャックに接続されている。
【0013】
前記給電部ボックス10に前記摺動リング保持部12に対向する様にブラシ支持台17が設けられ、該ブラシ支持台17に絶縁ブラシ18,19が絶縁されて設けられている。該絶縁ブラシ18,19はスプリング等の付勢手段により、前記摺動リング13,14に所要の面圧で押圧されている。又、該摺動リング13,14と前記絶縁ブラシ18,19間は鉱油系のオイル、グリースによって潤滑される。該絶縁ブラシ18,19は入力ケーブル21,22を介して前記給電部ボックス10外部に設けられた端子台23に接続され、該端子台23には前記電源8が接続されている。
【0014】
前記ウェーハ3が処理されている状態では反応室内での温度の均一性を向上させる為、或は前記ヒータ6が固定されている場合は前記ウェーハ3面内での温度均一性を向上させる為、前記サセプタ4が回転される。該サセプタ4の静電チャックには前記電源8より前記端子台23、前記入力ケーブル21,22、前記絶縁ブラシ18,19、前記出力ケーブル15,16を介して給電される。尚、前記絶縁ブラシ18,19は前記サセプタ4の回転中、回転する前記摺動リング13,14に摺接し、該摺動リング13,14との電気的接触を維持している。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】
上記した様に、回転部に電力の供給が必要な半導体製造装置では、前記給電部7を介して固定側の電源8から回転部に給電している。従来の半導体製造装置に使用されている給電部7は、前記反応室2と連通する空間に収納され、通常前記給電部ボックス10は密閉構造となっていない。この為、摺動部の摩耗粉や潤滑剤が前記空間内に飛散浮遊し、ウェーハ3を汚染する虞れがある。更に、前記反応室2は高温であり、前記給電部7が収納される雰囲気も温度が略200℃となっており、熱による変質、潤滑剤の劣化、給電部7の構成部材からの汚染物質の放出等が問題となる可能性があった。
【0016】
本発明は斯かる実情に鑑み、回転部を有し、該回転部に給電が必要な半導体製造装置に於いて、給電部からの基板への悪影響を除去し、基板処理品質の低下を防止するものである。
【0017】
【課題を解決するための手段】
本発明は、反応室に受電部を有する回転部が設けられ、該回転部を支持する回転中空軸と該回転中空軸内に該回転中空軸と同心に設けられた固定軸を有し、該固定軸に絶縁材の固定輪を設け、該固定輪に摺動自在に嵌合する絶縁材の回転輪を前記回転中空軸に設け、前記固定輪、回転輪の一方をセラミック材とし、該固定輪、回転輪のいずれか一方に摺動リングを設け、前記固定輪、回転輪のいずれか他方に前記摺動リングに摺接するブラシを設け、外部電源より前記ブラシ、摺動リングを介して前記受電部に電力を供給する様にした半導体製造装置に係り、又前記固定輪と回転輪との間に形成される空間に潤滑剤が封入され、前記固定輪と回転輪との摺動面にラビリンスシール構造が設けられた半導体製造装置に係るものである。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しつつ本発明の実施の形態を説明する。
【0019】
図1に於いて、本願発明に係る半導体製造装置について説明する。尚、図1中、図4中で示したものと同等のものには同符号を付してある。
【0020】
ベース25の上に真空容器1が設置される。該真空容器1は容器本体26、該容器本体26を気密に閉塞する容器蓋27により構成され、該容器蓋27は処理ガス源、不活性ガス源が接続されたガス溜め部28を具備し、該ガス溜め部28は所要数のガス分散導入孔29を介して反応室2に連通している。
【0021】
該反応室2には昇降可能に基板載置台31が設けられ、該基板載置台31の上面はウェーハ3が載置される静電チャックサセプタ32となっている。前記基板載置台31の内部にはヒータベース34に支持されたヒータユニット33が収納され、前記基板載置台31は前記ヒータユニット33、前記ヒータベース34に対して回転可能となっている。
【0022】
前記反応室2の側壁には基板搬送口35が設けられ、前記基板載置台31が降下した状態で、前記反応室2外部に設けられた基板搬送ロボット(図示せず)により、前記基板搬送口35を通して前記静電チャックサセプタ32上にウェーハ3を搬入、搬出する様になっている。又、前記基板搬送口35は図示しないゲート弁により気密に閉塞可能となっている。
【0023】
前記ベース25には下方に延びる昇降ガイドシャフト36が設けられ、該昇降ガイドシャフト36に昇降ベース37がスライド軸受38を介して昇降自在に設けられ、前記昇降ベース37は図示しないエアシリンダ、モータ等の駆動手段により昇降される。
【0024】
前記昇降ベース37に基板載置台支持部39が前記反応室2に対して気密に設けられている。前記基板載置台支持部39を説明する。
【0025】
前記昇降ベース37に前記円筒状のハウジング41が固着され、該ハウジング41に回転筒42が同心に、回転自在に設けられる。前記ハウジング41の内面、前記回転筒42の外面に磁石、励磁コイル等が設けられ、前記ハウジング41と前記回転筒42間に該回転筒42をロータとするモータ43が構成される。
【0026】
前記回転筒42には回転支持筒44が立設され、該回転支持筒44は前記容器本体26の底部を遊貫して上方に延出し、前記回転支持筒44の上端に前記基板載置台31が固着される。前記回転筒42、前記回転支持筒44の内部に同心の固定支持筒45が前記昇降ベース37に立設され、前記固定支持筒45の上端に前記ヒータベース34が固着され、前記固定支持筒45の下端は気密に閉塞され、又該固定支持筒45の下端には端子台46が設けられている。
【0027】
前記回転筒42と前記固定支持筒45との間には、回転部と固定部間の電気的接触を確保する為の給電部47(後述)が設けられ、該給電部47に接続された出力ケーブル48,49が前記静電チャックサセプタ32に接続され、前記給電部47と前記端子台46とは中継ケーブル51,52によって接続され、前記端子台46は図示しない電源に接続されている。
【0028】
前記回転支持筒44の前記容器本体26貫通部を気密とする為、前記ハウジング41の上端と前記容器本体26の底部間にはベローズ53が設けられている。
【0029】
前記給電部47は前記固定支持筒45に設けられたフランジ54上に設けられている。
【0030】
次に、図2、図3により前記給電部47について説明する。
【0031】
前記固定支持筒45に内輪55が外嵌固着される。該内輪55は2段の凸形状をしている。前記回転筒42には上下に分割された上外輪56、下外輪57が内嵌固着され、該上外輪56、下外輪57の境界部にはガイド溝58が形成される様になっている。
【0032】
前記上外輪56の下部は内側に一段突出しており、上端には環突条59が形成されると共に該環突条59の外側には封止溝60が形成される。前記下外輪57の上部は内側に一段突出しており、下端には環突条61が形成されると共に該環突条61の外側には封止溝62が形成される。
【0033】
前記内輪55の1段目の凸部は前記上外輪56、下外輪57の突出した部分に摺動自在に嵌合し、又前記内輪55の2段目の凸部55aは前記ガイド溝58に摺動自在に嵌合する様になっている。
【0034】
前記内輪55の上部及び前記固定支持筒45に外嵌する上内輪63が、前記固定支持筒45に固着され、前記上内輪63の外周上端には前記封止溝60に遊嵌する環突条64、前記環突条59が遊嵌する封止溝65が形成されている。
【0035】
前記内輪55の下部及び前記固定支持筒45に外嵌する下内輪66が、前記固定支持筒45に固着され、前記下内輪66の外周下端には前記封止溝62に遊嵌する環突条70、前記環突条61が遊嵌する封止溝67が形成されている。
【0036】
前記内輪55、前記上内輪63、前記下内輪66は前記固定支持筒45に固着され、前記上外輪56、前記下外輪57は前記回転筒42に固着され、前記内輪55、前記上内輪63、前記下内輪66は固定された固定輪として機能し、前記上外輪56、前記下外輪57は前記回転筒42と共に回転する回転輪として機能する様になっている。
【0037】
前記内輪55の一段目の凸部の上肩部には上摺動リング68が全周に亘って設けられ、前記上外輪56には前記上摺動リング68に摺接する上ブラシ69が埋設されている。前記上摺動リング68には前記中継ケーブル51が接続され、前記上ブラシ69には前記出力ケーブル48が接続されている。
【0038】
前記内輪55の一段目の凸部の下肩部には下摺動リング71が全周に亘って設けられ、前記下外輪57には前記下摺動リング71に摺接する下ブラシ72が埋設されている。前記下摺動リング71には前記中継ケーブル52が接続され、前記下ブラシ72には前記出力ケーブル49が接続されている。
【0039】
前記上摺動リング68、下摺動リング71が収納される部分にはそれぞれ空間73,74が形成されるが、該空間73,74には潤滑剤が封入されている。又、前記上内輪63と前記上外輪56間及び前記下内輪66と前記下外輪57間には封入した潤滑剤が漏出しない様にシール構造が設けられている。
【0040】
該シール構造について図3に於いて説明する。図3は前記下内輪66と下外輪57間のシール構造を示している。尚、前記上内輪63と前記上外輪56間のシール構造も同様である。
【0041】
前記環突条61が嵌合する封止溝67には液溜め77が形成され、前記環突条70が嵌合する封止溝62には封止部78が形成される。前記封止溝62の底面は傾斜しており、前記封止部78は狭小な間隙となっていると共に断面は外側に向って小さくなる楔状をしている。又、前記液溜め77に連続する前記下外輪57と下内輪66の摺接面の少なくとも一方(図では下内輪66側)に、複数のラビリンス溝76が刻設される。
【0042】
該ラビリンス溝76は流体が通過する毎に減圧効果があり、複数段の減圧効果で液漏れが低減され、更に前記液溜め77は、前記ラビリンス溝76を通過した流体を容積の大きな部分で受けることで、更に減圧効果が上がる。前記封止部78は狭小な間隙であり、又楔効果による封止作用で潤滑剤の漏出が抑制される。
【0043】
前記内輪55、前記上外輪56、前記下外輪57、前記上内輪63、前記下内輪66は共に耐熱性、ガス放出特性に優れた絶縁材料で形成され、例えば前記上外輪56、下外輪57はポリアミド樹脂であり、例えば前記内輪55、前記上内輪63、前記下内輪66は前記ヒータベース34からの伝熱により200℃程度迄昇温することから、特に耐熱性に優れたセラミックが用いられる。尚、セラミックとしては加工性に優れたZr の微結晶を主成分とした快削性のセラミックが好ましい。
【0044】
又、前記潤滑剤としては、例えば蒸気圧が非常に低く、ガス放出が少なく、耐熱性に優れた高純度弗素系グリースが用いられる。尚、図2中、79,80,81は前記中継ケーブル51,52の保護の為に設けられたブッシュである。
【0045】
以下、作動について説明する。
【0046】
図1はウェーハ3の処理状態を示しており、前記ガス溜め部28に供給された処理ガスは前記ガス分散導入孔29より前記反応室2に導入される。前記静電チャックサセプタ32に載置されたウェーハ3は静電吸着により前記静電チャックサセプタ32に密着している。前記ヒータユニット33には前記固定支持筒45の内部を通って接続された電力供給ケーブル83を介して電力が供給され、前記ヒータユニット33により前記静電チャックサセプタ32が加熱され、更に該静電チャックサセプタ32を介して前記ウェーハ3が加熱される。前記静電チャックサセプタ32は前記モータ43により回転され、前記ヒータユニット33は固定であるので、前記静電チャックサセプタ32が前記ヒータユニット33に対して相対回転する。相対回転により前記静電チャックサセプタ32、即ちウェーハ3は均熱加熱され、ウェーハ3の面内温度部分布の均一性は向上する。
【0047】
前記静電チャックサセプタ32の回転中、該静電チャックサセプタ32への静電吸着の為の電力供給は前記端子台46、前記中継ケーブル51,52、給電部47、出力ケーブル48,49を介して行われる。
【0048】
前記ウェーハ3への処理が完了すると、前記反応室2内が排気され、不活性ガスによりガスパージされた後、前記昇降ガイドシャフト36、前記昇降ベース37を介して前記基板載置台31が降下され、前記静電チャックサセプタ32への給電が切断される。前記基板搬送口35が開かれ、該基板搬送口35を通して図示しない基板搬送ロボットにより前記静電チャックサセプタ32から処理済のウェーハ3を搬出し、更に未処理のウェーハ3が前記静電チャックサセプタ32上に載置される。
【0049】
前記基板搬送口35が気密に閉塞され、前記基板載置台31が上昇して前記反応室2内が真空引きされた後前記ガス溜め部28、ガス分散導入孔29を介して処理ガスが供給され、ウェーハ3の処理が繰返される。
【0050】
次に、前記給電部47の作動について説明する。
【0051】
前記上内輪63、前記内輪55、前記下内輪66が前記固定支持筒45に固定され、前記上外輪56、前記下外輪57が前記回転筒42に固定され、該回転筒42と一体に回転する。前記内輪55は、前記凸部55aが前記ガイド溝58に嵌合して回転することから、軸心方向の動きが規制され、又前記内輪55の1段目の凸部が前記上外輪56、下外輪57の突出した部分に嵌合し回転することから、半径方向の動きが規制される。
【0052】
更に、前記上内輪63、前記内輪55、前記下内輪66と前記上外輪56、前記下外輪57との摺接面は前記空間73,74に封入された潤滑剤により潤滑される。更に、前記下内輪66と下外輪57間に設けられたシール構造、及び前記上内輪63と前記上外輪56間に設けられたシール構造により潤滑剤の漏出が抑制される。
【0053】
前記回転筒42が前記モータ43で回転されることで、前記上ブラシ69は前記上摺動リング68に対して摺動しつつ回転し、前記中継ケーブル51は前記上摺動リング68、上ブラシ69を介して前記出力ケーブル48に電気的に接続が維持される。同様に前記下ブラシ72は前記下摺動リング71に対して摺動しつつ回転し、前記中継ケーブル52は前記下摺動リング71、前記下ブラシ72を介して前記出力ケーブル49に接続される。
【0054】
而して、前記中継ケーブル51,52及び出力ケーブル48,49を介して前記静電チャックサセプタ32に安定して電力が供給される。
【0055】
尚、前記給電部47は2系統の電源供給ラインの場合を示したが、3系統、4系統等の場合は、前記摺動リング、ブラシを必要系統数だけ多段に設ければよい。
【0056】
又、前記給電部47は固定筒、回転筒間に空間があれば設けられるので、後付けが可能であり、又上記実施の形態では、外筒が回転したが内筒が回転する場合でも実施可能であることは言う迄もない。更に、前記給電部47はバッチ式の回転部に設けることが可能なことも言う迄もない。更に又、受電部がヒータユニット33であり、該ヒータユニット33が回転する構造のものでは、前記給電部47を介して前記ヒータユニット33に給電される。
【0057】
【発明の効果】
以上述べた如く本発明によれば、反応室に受電部を有する回転部が設けられ、該回転部を支持する回転中空軸と該回転中空軸内に該回転中空軸と同心に設けられた固定軸を有し、該固定軸に絶縁材の固定輪を設け、該固定輪に摺動自在に嵌合する絶縁材の回転輪を前記回転中空軸に設け、前記固定輪、回転輪の一方をセラミック材とし、該固定輪、回転輪のいずれか一方に摺動リングを設け、前記固定輪、回転輪のいずれか他方に前記摺動リングに摺接するブラシを設け、外部電源より前記ブラシ、摺動リングを介して前記受電部に電力を供給する様にしたので、基板を汚染することなく回転部への給電が可能になり、又前記固定輪と回転輪との間に形成される空間に潤滑剤が封入され、前記固定輪と回転輪との摺動面にラビリンスシール構造が設けられたので封入した潤滑剤が漏出することなく、基板の汚染が防止される等の優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態を示す断面図である。
【図2】該実施の形態に於ける給電部の拡大断面図である。
【図3】図2のA部拡大図である。
【図4】従来例の断面図である。
【符号の説明】
3 ウェーハ
31 基板載置台
32 静電チャックサセプタ
33 ヒータユニット
42 回転筒
43 モータ
44 回転支持筒
45 固定支持筒
47 給電部
51 中継ケーブル
52 中継ケーブル
55 内輪
56 上外輪
57 下外輪
68 上摺動リング
69 上ブラシ
71 下摺動リング
72 下ブラシ
76 ラビリンス溝

Claims (2)

  1. 反応室に受電部を有する回転部が設けられ、該回転部を支持する回転中空軸と該回転中空軸内に該回転中空軸と同心に設けられた固定軸を有し、該固定軸に絶縁材の固定輪を設け、該固定輪に摺動自在に嵌合する絶縁材の回転輪を前記回転中空軸に設け、前記固定輪、回転輪の一方をセラミック材とし、該固定輪、回転輪のいずれか一方に摺動リングを設け、前記固定輪、回転輪のいずれか他方に前記摺動リングに摺接するブラシを設け、外部電源より前記ブラシ、摺動リングを介して前記受電部に電力を供給する様にしたことを特徴とする半導体製造装置。
  2. 前記固定輪と回転輪との間に形成される空間に潤滑剤が封入され、前記固定輪と回転輪との摺動面にラビリンスシール構造が設けられた請求項1の半導体製造装置。
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