JP3679997B2 - 跳ね上げ式餌ならし装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、養鶏ケージユニットにおける給餌システムに関し、特に移動するホッパノズル、ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパを一体として構成した餌ならし装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、養鶏ユニットにおいて各ケージの通路(表側)に長手方向に配設された餌受け樋内にホッパノズルaから出て来る餌をブラシbで均し、樋の底面にこびりつきがちになる餌をワイヤcで除去していた(図6参照)。
【0003】
採卵鶏のヒヨコを産卵開始まで約5ヶ月かかる育成期間、並びに産卵開始時及び強制換羽(産卵を約1年続けた後、一定期間断餌をし、低下を始めた産卵率を再向上させる飼育技術)のときは、鶏の羽根が生え変わり、羽根や羽毛が上記樋の中に入り易い。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような従来の装置では、樋の中に入った羽根や羽毛が上記のブラシやワイヤにからみつき、ホッパノズルからの円滑な餌の流れを阻害し、或いは樋の中に入っている餌を掃いて行ってしまうという問題点があった。
【0005】
本発明は、上記した若めす導入時や強制換羽時期に、ブラシ及びワイヤを跳ね上げる機構を備え、これらを簡単にスイングアップできる構造とすることを課題としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明の採った手段は、養鶏ケージユニットの給餌システムにおける、移動するホッパノズル、ブラシスクレーパ、ワイヤスクレーパを一体として構成した餌ならし装置において、上記ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパを、ホッパノズルに取り付けた状態で、ワンタッチでスイングアップ可能に構成したことを特徴としている。
【0007】
また、上記ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパをホッパノズルの移動方向に並設してフレームにばねに抗して90゜ 回動可能に取付け、該フレームをホッパノズルに固定して取付けたことを特徴としている。
【0008】
また、上記ブラシスクレーパは餌受け樋の中央部に位置し、ワイヤスクレーパの先端部は餌受け樋の傾斜した側面に当接するように折り曲げて形成されたことを特徴としている。
【0009】
【発明の実施の形態】
次ぎに、本発明の実施の形態を図面に記載した実施例を用いて説明する。
図1は本発明の跳ね上げ式餌ならし装置の要部斜視図、図2は図1の正面図、図3は図2の裏面図、図4はブラシ側からみた側面図、図5はワイヤ部の側面図である。
【0010】
図1において、1はブラシスクレーパ部を示し、該ブラシスクレーパ部1は、弾力性を有する多数の細い樹脂製の棒状体を束ねたブラシを基体1aの下面に2個ずつ計4個植設されており、上記ブラシスクレーパ部1の前方に、先端部が餌受け樋の傾斜した側面に当接するように折り曲げて形成されたワイヤスクレーパ2が進行方向に間隔をおいて並設されている。
これらのブラシスクレーパ1とワイヤスクレーパ2は、図2に示すように、フレーム3に対して、ばね4に抗して回動できる基板5に固定されている。
上記フレーム3と基板5とは、基板5に植設されたボルト6の頭部とフレーム3との間にボルト6に巻回されたばね4に抗して90゜ 回動できるようにされており、そのために、フレーム3には4個の穴3aが設けられており、該穴3aに嵌合する2個の突起5aが基板5に設けられている。
そして上記フレーム3は、図示しない、餌樋上を往復動するホッパノズルの進行方向の前後部に、それぞれ穴3bを介して固定されている。
従って、ホッパノズルの前後部にフレーム3を介して取り付けられたワイヤスクレーパの折り曲げ部は、餌受け樋の傾斜した両側面及び底面をこするように当接している。
【0011】
次ぎに、作用について説明すると、当該装置を跳ね上げない通常時には、ブラシスクレーパ1とワイヤスクレーパ2を固定した前記基板5に設けられた左右2個の突起5aが、フレーム3に穿設された上下左右4個の穴3aの中の左右2個の穴3aに嵌合されており、この状態は、基板5に植設されたボルト6の回りのばね4で押圧されて、その状態を保持している。この時、樋の餌はブラシスクレーパ1によって均らされ、樋の傾斜した両側面及び底面は、ホッパノズルの前後部にそれぞれ取り付けられたワイヤスクレーパ2の折り曲げ部によって清掃される。次ぎに、前記採卵鶏のヒヨコが産卵開始までの約5ヶ月の育成期中、並びに産卵開始時及び強制換羽のときには、ホッパノズルに取付けた状態で、当該装置のブラシスクレーパ1とワイヤスクレーパ2の取付部を持ってばね4に抗してワンタッチで両スクレーパ1、2をスナップアクションのように手前側に90゜ 回動して跳ね上げる。この状態では、基板5に植設された2個の突起5aは、フレーム3に設けられた上下の穴3aに嵌合して、再びばね4によって押圧されこの状態が保持されている。そして、この時、餌樋上を往復動するホッパノズルからは餌が任意に餌樋に流出されている。
【0012】
なお、上記後者の場合、ホッパノズルの進行方向前方の両スクレーパ1,2は跳ね上げず、ホッパノズルの進行方向後方の両スクレーパ1,2のみを跳ね上げることにより、樋の中に入った羽根や羽毛がブラシやワイヤに好ましくない状態でからみつくのを防ぐことも可能である。
【0013】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、養鶏ケージユニットの給餌システムにおける、移動するホッパノズル、ブラシスクレーパ、ワイヤスクレーパを一体として構成した餌ならし装置において、上記ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパを、ホッパノズルに取り付けた状態で、ワンタッチでスイングアップ可能に構成したことにより、若めす導入時や強制換羽時等にはプラシスクレーパ及びワイヤスクレーパは一体となって、ワンタッチで上方にスイングアップさせることができる。従って、従来のように餌ならしの高さ調整をブラシの高さ調整等によって行っていたものに比べ、操作が非常に容易になる。
【0014】
また、ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパをホッパノズルの移動方向に並設してフレームにばねに抗して90゜ 回動可能に取付け、該フレームをホッパノズルに固定して取付けたことにより、跳ね上げ時、ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパはばねに抗して90゜ 回動して上方にワンタッチスイングアップさせることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の跳ね上げ式餌ならし装置要部の斜視図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図2の裏面図である。
【図4】ブラシ側からみた側面図である。
【図5】ワイヤ部の側面図である。
【図6】従来例の斜視図である。
【符号の説明】
1 ブラシスクレーパ
1a 基体
2 ワイヤスクレーパ
3 フレーム
3a 穴
3b 取付用穴
4 ばね
5 基板
5a 突起
6 ボルト

Claims (3)

  1. 養鶏ケージユニットの給餌システムにおける、移動するホッパノズル、ブラシスクレーパ、ワイヤスクレーパを一体として構成した餌ならし装置において、上記ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパを、ホッパノズルに取り付けた状態で、ワンタッチでスイングアップ可能に構成したことを特徴とする跳ね上げ式餌ならし装置。
  2. ブラシスクレーパ及びワイヤスクレーパをホッパノズルの移動方向に並設してフレームにばねに抗して90゜ 回動可能に取付け、該フレームをホッパノズルに固定して取付けたことを特徴とする請求項1記載の跳ね上げ式餌ならし装置。
  3. ブラシスクレーパは餌受け樋の中央部に位置し、ワイヤスクレーパの先端部は餌受け樋の傾斜した側面に当接するように折り曲げて形成されたことを特徴とする請求項1又は2記載の跳ね上げ式餌ならし装置。
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