JP3667013B2 - ディスク装填装置およびディスク駆動装置 - Google Patents

ディスク装填装置およびディスク駆動装置 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ディスクが装填されるディスク装填装置、このディスク装填装置に装填されたディスクを回転駆動するディスク駆動装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、例えばコンパクトディスク(以下、ディスクと呼ぶ)の再生を行なうディスクプレーヤとして、セットされた複数枚のディスクのうちの1枚を選択的に再生するようにしたディスクチェンジャがある。
【0003】
このディスクチェンジャは、例えば、特開昭61−206978号公報に記載されているように、複数枚のディスクを重ねて収納するマガジンと、このマガジンを装填してディスクの再生を行なうチェンジャ装置とを備えている。
【0004】
マガジンは、マガジン本体を有し、このマガジン本体に対して複数のディスクトレイがそれぞれ引き出し可能に設けられている。各ディスクトレイには、ディスクを載せる凹部が形成され、この凹部の縁部にディスクを係止する爪部が固定的に形成されている。
【0005】
そして、マガジンにディスクを装填する場合、マガジン本体からディスクトレイを引き出し、ディスクトレイの凹部にディスクを載せるとともに、爪部を手動で強制的にたわませながらディスクの縁部に係止させ、このディスクトレイをマガジン本体内に戻すようにする。また、マガジンからディスクを取り出す場合、マガジン本体からディスクトレイを引き出し、ディスクトレイの爪部を手動で強制的にたわませながらディスクの縁部を外すとともに、凹部からディスクを取り出すようにする。
【0006】
また、マガジンが装填されたチェンジャ装置では、マガジン本体からディスクトレイを引き出し、ディスクトレイの爪部からディスクを強制的に外し、再生動作を行なうようにする。さらに、再生後は、ディスクトレイの爪部にディスクを強制的に係止させるようにする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来の構造では、ディスクをマガジンのディスクトレイに装填する場合、爪部を手動で強制的にたわませながらディスクを係脱させなければならないため、操作性が悪い。しかも、ディスクをディスクトレイに載せただけの状態やディスクの縁部をディスクトレイの爪部に完全に係止していない状態で、マガジンをチェンジャ装置に装填すると、特に車載用の場合に自動車の走行の振動などで、ディスクトレイ上のディスクが位置ずれし、ディスクの再生不良が生じる不都合がある。
【0008】
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、ディスクを選択的に係止できるようにして、ディスクの着脱を容易にするとともに、必要時にディスクを確実に係止するディスク装填装置およびディスク駆動装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
請求項1記載のディスク装填装置は、複数のディスクトレイを有し、複数のディスクの中心孔が一致するように積層して装填するディスク装填装置であって、前記ディスクトレイに対してディスクを着脱可能に係止する複数の爪体と、前記ディスクトレイに設けられ、前記複数の爪体をディスクに対して同時に着脱させるための爪体着脱機構と、前記複数のディスクトレイの爪体着脱機構を前記ディスク装填装置の外部から一体的に作動させる一体作動用の操作部、前記複数のディスクトレイの爪体着脱機構を前記ディスク装填装置の外部から個別に作動させる個別作動用の操作部を有する作動手段とを具備しているものである。
【0010】
ディスク着脱時は、爪体着脱機構によってディスクトレイの複数の爪体が同時に操作可能であるので、1箇所の個別作動用の操作部または一体作動用の操作部のみで複数の爪体を操作でき、また、一体作動用の操作部で複数のディスクトレイの複数の爪体を同時に操作可能であるので、1箇所の一体作動用の操作部のみで複数のディスクトレイの複数の爪体を同時に操作でき、したがって、ディテスクトレイに対してディスクを着脱させる必要があるときには、1つの操作だけで任意の単数または複数のディスクに対して爪体の係止を解除でき、任意のディスクの着脱を容易にできる。
【0011】
求項記載のディスク装填装置は、請求項1記載のディスク装填装置において、一体作動用の操作部によって複数のディスクトレイの爪体着脱機構を一体的に作動させたときに爪体を係止解除状態に保持する保持手段を具備しているものである。
【0012】
一体作動用の操作部によって複数のディスクトレイの爪体着脱機構を一体的に作動させたときに保持手段によって爪体を係止解除状態に保持させ、ディスクの着脱を容易にする。
【0013】
求項記載のディスク装填装置は、請求項記載のディスク装填装置において、アウター体およびこのアウター体の内側に互いに開閉可能に連結されるインナー体を具備し、これらアウター体とインナー体とが互いに閉じられた状態で着脱可能に係止するロック手段が設けられ、作動手段は、ロック手段による係止を一体作動用の操作部の操作によって解除させるロック解除手段を有し、この一体作動用の操作部の操作時に、保持手段によって爪体が係止解除状態に保持されるまで、ロック解除手段によってロック解除されるアウター体とインナー体の開放を仮止めする仮止手段が設けられたものである。
【0014】
ロック手段によってアウター体とインナー体とを互いに閉じた状態で係止し、かつ、一体作動用の操作部の操作によって、保持手段を作動させて爪体を係止解除状態に保持させるとともに、ロック解除手段を介してロック手段による係止を解除してアウター体とインナー体を開き、ディスクの着脱を容易にする。しかも、一体作動用の操作部の操作時に、保持手段によって爪体が係止解除状態に保持されるまで、ロック解除手段によってロック解除されるアウター体とインナー体の開放を仮止手段で仮止し、爪体が係止解除状態に保持される前にアウター体とインナー体が開放されるのを防止する。
【0015】
請求項記載のディスク装填装置は、請求項記載のディスク装填装置において、ロック手段は、一体作動用の操作部の適正操作時に係止を解除するとともに、適正操作まで至らない中途操作時に係止状態に復帰するものである。
【0016】
一体作動用の操作部の中途操作によって爪体が係止解除状態に保持される前にアウター体とインナー体が開放されるのを防止する。
【0017】
請求項記載のディスク装填装置は、請求項3または4記載のディスク装填装置において、アウター体とインナー体とが互いに開く方向に付勢する付勢手段を具備しているものである。
【0018】
アウター体とインナー体の係止解除により、付勢手段によってアウター体とインナー体を自動的に開放し、ディスクの着脱を容易にする。
【0019】
求項記載のディスク駆動装置は、請求項1ないし5いずれか記載のディスク装填装置に装填されたディスクを再生するディスク駆動装置であって、再生希望のディスクが装填されたディスクトレイを選択入力する操作パネルと、前記ディスク装填装置の作動手段を作動させる作動部と、ディスクに係合されるターンテーブルを有する駆動手段と、この駆動手段のターンテーブルを選択されたディスクトレイの爪体で係止されたディスクに係合させた後、作動部によってディスク装填装置の作動手段を作動させて爪体によるディスクの係止を解除させる制御手段とを具備しているものである。
【0020】
ディスク装填装置に装填されたディスクを再生するとき、駆動手段のターンテーブルを選択されたディスクトレイの爪体で係止されたディスクに係合させた後、作動部によってディスク装填装置の作動手段を作動させて爪体によるディスクの係止を解除させるため、ディスクとターンテーブルとの位置ずれを防止し、ディスクとターンテーブルとを確実に係合させる。
【0021】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施の形態を図面を参照して説明する。
【0022】
なお、この実施の形態では、ディスクとして再生専用のコンパクトディスク(以下ディスクと呼ぶ)を取り扱うディスクチェンジャについて説明する。
【0023】
まず、図10(ディスクチェンジャの概略平面図)に示すように、ディスクチェンジャは、ディスクDを収納するマガジン1、このマガジン1が着脱可能に装填されてディスクDの再生を行なうディスク装填装置およびディスク駆動装置としてのチェンジャ装置2から構成されている。
【0024】
次に、図7(マガジン1の分解状態の斜視図)、図9(マガジン1の側面図)、図11(マガジン1内でのディスクDのチャッキングを説明する断面図)に示すように、マガジン1は、アウター体11と、このアウター体11の内側に嵌合されるインナー体12を備え、これらアウター体11とインナー体12とからマガジン本体13が形成されている。アウター体11とインナー体12との正面すなわちチェンジャ装置2への装填方向に対応して開口部14が形成されている。
【0025】
アウター体11は、上板部21、上板部21の下面から開口部14の部分を除いて下方に突出されたほぼ半円弧状の周壁部22(後述する図4ないし図6などに内側部分を示す)、上板部21の両側から下方に突出された両側の側壁部23、上板部21の開口部14と反対側から下方に突出された側壁部24にて一体に形成されている。開口部14とは反対側の両側隅部にはほぼ直角形状の角部25が形成されている。周壁部22の開口部14に臨む縁部には左下がり状に傾斜する傾斜縁部26が形成され、各傾斜縁部26の内縁部にガイド溝27が平行に形成されている。周壁部22の側壁部24側の中央にも、ガイド溝27と平行に左下がり状に傾斜する図示しないガイド溝が形成されている。
【0026】
インナー体12は、ほぼ円板状の底板部31、底板部31の周縁から開口部14の部分を除いて上方に突出されたほぼ半円弧状の周壁部32にて一体に形成されている。周壁部22の開口部14に臨む縁部には左下がり状に傾斜する傾斜縁部33が形成され、各傾斜縁部33の内縁部および周壁部22の中間部にガイド溝34がそれぞれ平行に形成されている。
【0027】
そして、アウター体11の下面内側にインナー体12が組み込まれ、アウター体11の3つの各ガイド溝27を通じて3つの各ねじ36がインナー体12にそれぞれ螺着される。したがって、これらの各ガイド溝27および各ねじ36を介して、アウター体11に対してインナー体12が左回りに回動したときに下方に移動されるとともに左回りに回動したときに上方に移動される。
【0028】
また、アウター体11とインナー体12との間には、ディスクDを1枚ずつ下面側に装着可能とする複数のディスクトレイ41が上下方向に重ねて配設されている(図7には1枚のディスクトレイ41のみ示す)。このディスクトレイ41は、開口部14に臨んで扇状の切欠部42を有する円板状に形成され、アウター体11の傾斜縁部26に係合する突部43、インナー体12の傾斜縁部33に係合する突部44、周縁部にはインナー体12のガイド溝34に係合する突部45が突出形成されている。
【0029】
そして、マガジン1は、選択されたディスクDを装着したディスクトレイ41よりも下側のディスクトレイ41をインナー体12とともに左回りに回動させることにより、この下側のディスクトレイ41が左回りに回動しながら下方へ移動し、上側のディスクトレイ41との間に再生用間隙が開けられ、この再生用間隙を通じて選択されたディスクDの再生動作が行なわれる。
【0030】
次に、図1((a)はディスクトレイ41のディスク係止状態の平面図、(b)はディスクトレイ41のディスク係止状態の断面図)、図2((a)はディスクトレイ41のディスク係止解除状態の平面図、(b)はディスクトレイ41のディスク係止解除状態の断面図)、図8(ディスクトレイ41の分解状態の斜視図)に示すように、ディスクトレイ41の周縁の3箇所には、ディスクトレイ41の下面に配置されるディスクDの周縁部を着脱可能に係止する爪体51が配置される。これら爪体51は、ディスクDの周縁部を係止するほぼL字形に形成されてディスクトレイ41の下面に突出配置されており、ディスクトレイ41の上面に配設される爪体着脱機構52によって動作される。
【0031】
爪体着脱機構52は、爪体51がそれぞれ取り付けられた3つのホールドアーム53,54,55を有し、各ホールドアーム53,54,55がそれぞれ支軸56,57,58を支点として回動可能に取り付けられている。これらホールドアーム53,54,55は、リリースレバー59およびリンク60を介して一体的に連動回動可能に連結されている。すなわち、ホールドアーム53,54,55の連動回動によって、各爪体51が互いに中心方向(ディスク係止方向)に移動してディスクDを係止するとともに、各爪体51が互いに外方(ディスク係止解除方向)に移動してディスクDの係止を解除する。
【0032】
リリースレバー59およびリンク60はそれぞれ支軸61,62を支点として回動可能に取り付けられている。リリースレバー59は連結部63,64,65を介してホールドアーム53,54およびリンク60にそれぞれ互いに回動伝達可能に連結され、リンク60は連結部66を介してホールドアーム55に互いに回動伝達可能に連結されている。
【0033】
ホールドアーム53がスプリング67で図1および図2時計回り方向に付勢され、ホールドアーム54がスプリング68で図1および図2反時計回り方向に付勢され、リンク60がスプリング68で図1および図2反時計回り方向に付勢されている。したがって、爪体着脱機構52全体として、各爪体51がディスク係止方向に向かう方向に付勢されている。
【0034】
ホールドアーム54には、ディスクトレイ41の外方に臨ませて受動部69が形成され、リリースレバー59と反対側の先端には引掛部70が形成されている。受動部69が外方から中心方向へ押圧されることにより、ホールドアーム54が図1および図2時計回り方向すなわちディスク係止解除方向に押動される。
【0035】
リリースレバー59には、ディスクトレイ41の切欠部42すなわちマガジン1の開口部14を通じて突出する操作部71が形成されている。この操作部71はチェンジャ装置2側で操作される機械操作部であり、この操作部71によってリリースレバー59が図1および図2反時計回り方向すなわちディスク係止解除方向に押動される。
【0036】
なお、操作部71を有するリリースレバー59は、爪体着脱機構52をマガジン本体13の外部から作動させる作動手段73の一部として構成される。
【0037】
また、ホールドアーム54の引掛部70を有する先端近傍には、保持手段75が配設されている。この保持手段75は、ホールドアーム76およびホールドレバー77を有し、これらホールドアーム76およびホールドレバー77がそれぞれ支軸78,79を支点として回動可能に取り付けられている。ホールドアーム76は、ホールドレバー77が係合する溝部80が形成されているとともに、ホールドアーム54に臨ませて引掛部70が係合可能とする凹部81が形成され、スプリング82で図1および図2時計回り方向に付勢されている。ホールドレバー77には、ディスクトレイ41の外方に突出する操作部83、ホールドアーム76の溝部80に係合する係合部84が形成されている。
【0038】
そして、図1に示すように、ホールドレバー77が反時計回り方向(保持解除方向)に回動されると、スプリング82の付勢に抗してホールドアーム76が反時計回り方向に回動された状態で係止される。また、図2に示すように、ホールドレバー77が時計回り方向(保持方向)に回動されると、ホールドアーム76の係止が解除され、スプリング82の付勢によってホールドアーム76が時計回り方向に回動される。図2に示すように、ホールドアーム76が時計回り方向に回動された状態で、ホールドアーム54が時計回り方向に回動されると、ホールドアーム76の凹部81にホールドアーム54の引掛部70が係合してその係合状態が保持され、したがって、爪体51がディスク係止解除状態に保持される。
【0039】
また、ディスクトレイ41の上面には、爪体着脱機構52を覆ってトレイカバー86,87が取り付けられる。
【0040】
そして、複数枚のディスクトレイ41がアウター体11とインナー体12との間に装着され、そのアウター体11とインナー体12とが閉じられて複数枚のディスクトレイ41が上下方向に重ね合わされた状態では、ホールドアーム54の受動部69(図5(b)参照)、リリースレバー59の操作部71(図9参照)、ホールドレバー77の操作部83が、それぞれ上下方向に並んで配置される。図7に示すように、これらの上下方向にそれぞれ並ぶホールドアーム54の受動部69およびホールドレバー77の操作部83の位置に対応して、インナー体12の周壁部32にそれぞれ開口部90,91が形成されている。
【0041】
次に、図3(マガジン1の一部の底面図)および図7に示すように、インナー体12には、複数のディスクトレイ41の保持手段75の保持状態を一括して解除する保持解除手段95が配設されている。この保持解除手段95は、インナー体12の周壁部32の開口部91の一側縁部すなわちホールドレバー77の保持方向の縁部に、その周壁部32の内側に沿ってスライド可能に取り付けられるリリースプレート96を有している。このリリースプレート96は、開口部91側への移動を保持解除動作方向とするとともに開口部91とは反対方向への移動を退避方向とし、開口部91に臨む縁部には、保持解除動作方向への移動時に、複数のディスクトレイ41のホールドレバー77の操作部83を一括して保持解除方向に押動する押動部97が形成されている。
【0042】
インナー体12の底面にはリリースレバー98が配設され、このリリースレバー98にはインナー体12の径方向に対応して2つの長孔99,100が形成され、一方の長孔99がインナー体12側の支軸101に係合され、他方の長孔100がリリースプレート96の連結部102と互いに回動可能に連結されている。リリースレバー98はスプリング103によってリリースプレート96の退避方向に対応する方向に付勢されている。リリースレバー98の先端下面には係合部104が突出形成されている。
【0043】
そして、マガジン1を装填するチェンジャ装置2側にはマガジン1のアウター体11の下面を支持する支持板106が形成され、この支持板106には係合部104の位置に対応して突片部107が形成されている。チェンジャ装置2に対してマガジン1を装填する際(図3矢印方向)、係合部104が突片部107に係合され、スプリング103の付勢に抗してリリースレバー98が支軸101を支点として図3時計回り方向に回動され、それと一体的にリリースプレート96が保持解除動作方向に移動され、押動部97でホールドレバー77が保持解除方向に回動され、さらに、係合部104が突片部107から外れると、スプリング103の付勢によってリリースレバー98およびリリースプレート96がそれぞれ退避方向に移動して元の退避状態に復帰される。また、マガジン1をチェンジャ装置2から取り出す際、リリースレバー98の係合部104が突片部107に当接するが、リリースレバー98は長孔99,100を介してインナー体12の中心方向に逃げるだけで、リリースプレート96は退避状態のまま動かない。
【0044】
なお、リリースレバー98が爪体着脱機構52をマガジン本体13の外部から作動させる作動手段73の一部として構成され、突片部107がマガジン1の作動手段73を作動させる作動部109の一部として構成される。
【0045】
次に、図6(マガジン1の一部の内部機構を示す底面図)および図7に示すように、アウター体11の一側の角部25の位置に対応して、インナー体12の周壁部32の外面から付勢受部111が突出形成されているとともに、アウター体11の角部25内に付勢手段としてのスプリング112が配設されている。なお、図7中の113はスプリングホルダ、114は角部25の下面を閉塞するカバーである。
【0046】
そして、アウター体11とインナー体12を閉じることにより、アウター体11に対してインナー体12が図6時計回りおよび図7反時計回りに回動して、付勢受部111でスプリング112が弾性変形される。この弾性変形によるスプリング112の付勢によって、アウター体11に対してインナー体12が図6反時計回りおよび図7時計回りに回動付勢され、すなわち、アウター体11に対してインナー体12が下方に移動して開く方向に付勢されている。
【0047】
次に、図4(マガジン1の一部の内部機構を示す手動操作部の操作前状態の底面図)および図5((a)は手動操作部の操作状態の底面図、(b)は手動操作部の操作状態の断面図)に示すように、アウター体11の他側の角部25内に、ロック手段121、ロック解除手段122および仮止手段123がそれぞれ配設されている。
【0048】
ロック手段121は、アウター体11側に配設されたロック部材131を有するとともに、インナー体12の周壁部32の外面に突出形成されたストッパ部132を有している。アウター体11とインナー体12が閉じられることにより、ロック部材131がストッパ部132が係合して、スプリング112の付勢によってアウター体11に対してインナー体12が開いてしまうのを係止し、また、ロック部材131をストッパ部132から外すことにより、スプリング112の付勢によってアウター体11に対してインナー体12が開くのを許容する。ロック部材131はアウター体11の周壁部22に形成された開口部133を通じてインナー体12に係脱される。
【0049】
ロック部材131は、開口部133にほぼ直交する方向に沿って長孔134を有し、この長孔134を介して支軸135によってアウター体11に取り付けられ、スプリング136によって開口部133から進出するロック方向に付勢されている。ロック部材131の開口部133に対向する端部にはストッパ部132と係合可能とするロック部137が形成され、ロック部材131の側部には係合部138が突出形成されている。ロック部材131の下面にはカム溝139が形成され、このカム溝139は、長孔134に沿ったロック用溝部139aと、このロック用溝部139aに両端が連通するほぼL字状のロック解除用溝部139bを有している。カム溝139には、後述するカバー170に取り付けられたガイドピン140が係合され、このガイドピン140がスプリング141で係合方向に付勢されている。
【0050】
なお、ロック用溝部139aとロック解除用溝部139bとのロック部137側の交点部分においては、ロック用溝部139aよりロック解除用溝部139bの溝深さが深く、ガイドピン140がロック用溝部139aからロック解除用溝部139bには移動可能であるが、ロック解除用溝部139bからロック用溝部139aには移動不可である。また、ロック用溝部139aとロック解除用溝部139bとのロック部137側とは反対側の交点部分においては、ロック用溝部139aがロック解除用溝部139bより溝深さが深く、ガイドピン140がロック解除用溝部139bからロック用溝部139aには移動可能であるが、ロック用溝部139aからロック解除用溝部139bには移動不可である。
【0051】
そして、通常時すなわちロック解除手段122が非作動のときには、図4に示すように、スプリング136の付勢によってロック部材131が開口部133から進出してロック可能位置に移動され、ガイドピン140に対してロック溝部139aが係合される。また、ロック解除手段122が適正作動されたときには、図5に示すように、スプリング136の付勢に抗してロック部材131が開口部133から退避離反する退避位置に移動され、ガイドピン140に対してロック解除用溝部139bが係合される。さらに、ロック解除手段122が適正作動された後に作動解除されると、ガイドピン140に対して係合するロック解除用溝部139bの形状に沿って、ロック部材131が図5反時計回り方向に回動されながらロック可能位置に向けて移動し、ロック部137がストッパ部132を係止する位置ではなくそのストッパ部132の外面に当接するロック解除位置に戻り、インナー体12の図5反時計回り方向への回動による開放が許容される。
【0052】
なお、後述する手動操作部157の適正操作時にこのようなロック部材131の係止解除動作が行なわれ、適正操作まで至らない中途操作時にはロック部材131の係止解除は行なわれずに係止状態に復帰される。すなわち、手動操作部157の操作時、ガイドピン140に対してロック解除用溝部139bが係合する前に、手動操作部157の操作が解除された中途操作の場合には、ガイドピン140に対して係合するロック用溝部139aの形状に沿って、ロック部材131がロック位置に復帰するため、ロック部材131でストッパ部132が再び係止される。
【0053】
また、ロック解除手段122は、ロック解除レバー151およびロック解除アーム152を有している。
【0054】
ロック解除レバー151は、支軸155を支点として回動可能に取り付けられ、スプリング156によって図4および図5中時計回り方向に付勢されている。ロック解除レバー151の一端側には、アウター体11の角部25の下面に配置される手動操作部157が取り付けられ、ロック部材131の係合部138と係合可能とする係合部158が形成されている。ロック解除レバー151の他端側には、複数のディスクトレイ41のホールドアーム54の受動部69を一括して押動可能とする押動部159が形成されている。ロック解除レバー151の中間部には、ロック解除アーム152を押動する押動部材160が取り付けられている。
【0055】
ロック解除アーム152は、支軸161を支点として回動可能に取り付けられ、スプリング162によって図4および図5中時計回り方向に付勢されている。ロック解除アーム152の一端側には、アウター体11の周壁部22の開口部163およびインナー体12の開口部91を通じて複数のディスクトレイ41のホールドレバー77の操作部83と一括して押動可能とする押動部164が形成されているとともに、ロック部材131の係合部138と係合可能とする係合部165が形成されている。ロック解除アーム152の他端側には、アウター体11の側壁部23から外方に出没可能とする受動部166が形成されているとともに、押動部材160で押動される受動部167が形成されている。
【0056】
ロック解除アーム152の押動部164が形成された一端側の端面には、ロック解除アーム152の押動部164がインナー体12の開口部91に進入するように回動したとき、開口部91の縁部に対向してインナー体12の開放回動を阻止する仮止部168が形成されている。そのため、ロック解除アーム152の仮止部168とインナー体12の開口部91とが、ロック解除手段122によってロック解除されるアウター体11とインナー体12の開放を仮止めする仮止手段123として構成される。
【0057】
そして、通常時には、図4に示すように、ロック解除レバー151がスプリング156の付勢によって図4中時計回り方向に回動され、ロック解除アーム152がスプリング162の付勢によって図4中反時計回り方向に回動されている。そのため、ロック部材131がロック可能位置に移動され、アウター体11とインナー体12とが閉じられた状態においてロック部材131でストッパ部132が係止されている。
【0058】
また、図5に示すように、手動操作部157によってロック解除レバー151が反時計回り方向に回動されると、ロック解除レバー151の押動部材160でロック解除アーム152の受動部167が押動されて、ロック解除アーム152が時計回り方向に回動される。ロック解除レバー151の押動部159で複数のディスクトレイ41のホールドアーム54の受動部69が一括して押動され、ロック解除アーム152の押動部164で複数のディスクトレイ41のホールドレバー77の操作部83が一括して押動される。同時に、ロック解除レバー151の反時計回り方向への回動により、ロック解除レバー151の係合部158がロック部材131の係合部138に係合し、そのロック部材131がインナー体12のストッパ部132から退避離反する退避位置に移動される。さらに、ロック解除アーム152の仮止部168がインナー体12の開口部91の縁部に対向され、複数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止解除状態に保持される前に、ロック解除されたインナー体12が開放回動してしまうのが防止される。
【0059】
また、ロック解除アーム152の受動部166がマガジン1の内方へ押動されると、ロック解除アーム152が図4反時計回り方向に回動され、ロック解除アーム152の係合部165がロック部材131の係合部138に係合し、そのロック部材131がインナー体12のストッパ部132から退避離反する退避位置に移動される。なお、このロック解除アーム152の受動部166は、マガジン1のチェンジャ装置2への装填によってチェンジャ装置2側の図示しない突片などの作動部109によって押動される。
【0060】
したがって、手動操作部157を有するロック解除レバー151は、爪体着脱機構52をマガジン本体13の外部から作動させる作動手段73の一部として構成される。
【0061】
また、角部25の下面を閉塞してカバー170が取り付けられる。
【0062】
次に、チェンジャ装置2は、図10に示すように、マガジン1よりやや大きい程度の大きさのほぼ正方形状に構成された機体201を有し、この機体201内にマガジン1が装填されるマガジン装填部202が形成され、このマガジン装填部202の正面にマガジン1が挿脱される図示しない装填口が形成されている。
【0063】
機体201内には、マガジン装填部202の奥側(装填口と反対側)に、ディスクDの再生を行なう駆動手段としての再生ユニット203が配設されている。さらに、機体201内には、図示していないが、マガジン1のアウター体11に対してインナー体12を開閉するマガジン開閉機構(後述するアーム駆動用モータ232を駆動源とする)、再生を行なうディスクDのディスクトレイ41を選択するディスク選択機構(後述するディスク選択用モータ234を駆動源とする)などが配設されている。
【0064】
再生ユニット203は、再生アーム204を有し、この再生アーム204の基端部が支軸205により支持されている。再生アーム204は、後述するアーム駆動用モータ232によって支軸205を支点としてマガジン1の外部の待機位置とマガジン1内に進入する再生位置に揺動駆動されるとともに、後述するアーム昇降用モータ233によってディスク選択動作およびチャッキング動作に対応して支軸205の軸方向に沿って昇降駆動される。
【0065】
再生アーム204の先端にはディスク回転用モータ206が配設され、このディスク回転用モータ206の上方に突出する駆動軸207(図11に示す)にターンテーブル208が固着されている。ターンテーブル208には、ディスクDの中心孔dに係合されるキャップ部209、ディスクDを載せるテーブル部210が形成され、キャップ部209はディスクDの中心孔dをチャッキングする図示しないチャック機構を備えている。
【0066】
再生アーム204上には、レーザピックアップ211を内蔵した移動体212が再生アーム204に沿って移動可能に取り付けられるとともに後述する送り用モータ235によって移動される。レーザピックアップ211は、上方へレーザ光を照射してディスクDで反射する反射光を受光して読み取る。
【0067】
また、マガジン装填部202に装填されたマガジン1の複数のディスクトレイ41の操作部71の位置に対応して、押動部221を有するリリースプレート222が配設されている。このリリースプレート222は、後述するディスク選択用モータ234によって昇降され、アーム駆動用モータ232によって再生アーム204が再生位置に移動した状態でマガジン1の外周に沿って移動される。リリースプレート222の移動時に、押動部221で選択されたディスクDのディスクトレイ41の操作部71が押動され、爪体51によるディスクDの係止が解除される。そのため、リリースプレート222が、作動手段73としての操作部71を作動させる作動部109の一部として構成される。
【0068】
次に、図12はディスクチェンジャの制御系の概略ブロック図である。
【0069】
231は制御手段で、この制御手段231には、アーム駆動用モータ232、アーム昇降用モータ233、ディスク選択用モータ234、送り用モータ235、ディスク回転用モータ206、レーザピックアップ211などが接続されている。
【0070】
そして、制御手段231は、再生ユニット203のターンテーブル208をディスクトレイ41の爪体51で係止されたディスクDに係合させた後、爪体51によるディスクDの係止を解除させる機能を有する。
【0071】
次に、本実施の形態の作用を説明する。
【0072】
まず、マガジン1へのディスクDの装填について説明する。
【0073】
なお、マガジン1の状態としては、チェンジャ装置2から取り出した状態と同様の状態とする。すなわち、図4に示すように、アウター体11とインナー体12とが閉じられた状態でロック部材131で係止され、保持手段75は保持解除状態にあって複数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止状態にある。
【0074】
図5に示すように、手動操作部157によってロック解除レバー151を反時計回り方向に回動すると、ロック解除レバー151の押動部材160でロック解除アーム152の受動部167が押動されて、ロック解除アーム152が時計回り方向に回動される。ロック解除レバー151の押動部159で複数のディスクトレイ41のホールドアーム54の受動部69が一括して押動される。ロック解除アーム152の押動部164で複数のディスクトレイ41のホールドレバー77の操作部83が一括して押動される。
【0075】
ホールドアーム76が図5反時計回り方向に回動された状態で、ホールドアーム54が図5反時計回り方向に回動されると、ホールドアーム76の凹部81にホールドアーム54の引掛部70が係合してその係合状態が保持され、したがって、複数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止解除状態に保持される。
【0076】
同時に、ロック解除レバー151の反時計回り方向への回動により、ロック解除レバー151の係合部158がロック部材131の係合部138に係合し、そのロック部材131がインナー体12のストッパ部132から退避離反する退避位置に移動される。
【0077】
このとき、ロック解除アーム152がインナー体12の開口部91に進入して、ロック解除アーム152の仮止部168がインナー体12の開口部91の縁部に対向するため、複数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止解除状態に保持される前に、ロック解除されたインナー体12が開放回動してしまうのが防止される。
【0078】
しかも、手動操作部157が適正操作されてロック解除レバー151が適正角度まで回動されたときにロック部材131の係止解除が行なわれ、手動操作部157が適正操作まで至らずに中途操作されたときにはロック部材131の係止解除は行なわれずに係止状態に復帰される。
【0079】
すなわち、手動操作部157が適正操作されたときには、ロック部材131が退避位置に移動され、ガイドピン140に対してロック解除用溝部139bが係合され、さらに、手動操作部157が適正操作された後に作動解除されると、ガイドピン140に対して係合するロック解除用溝部139bの形状に沿って、ロック部材131が図5反時計回り方向に回動されながらロック可能位置に向けて移動し、ロック部137がストッパ部132を係止する位置ではなくそのストッパ部132の外面に当接するロック解除位置に戻り、インナー体12の図5反時計回り方向への回動による開放が許容される。また、手動操作部157の操作時、ガイドピン140に対してロック解除用溝部139bが係合する前に、手動操作部157の操作が解除された中途操作の場合には、ガイドピン140に対して係合するロック用溝部139aの形状に沿って、ロック部材131がロック位置に復帰するため、ロック部材131でストッパ部132が再び係止される。
【0080】
したがって、ロック部材131による係止が解除され、かつ、ロック解除アーム152がインナー体12の開口部91から退出すると、スプリング112の付勢によって、アウター体11に対してインナー体12が回動しながら下方に移動して開かれる。
【0081】
そして、アウター体11とインナー体12が開放された状態では、複数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止解除状態に保持されているため、既にディスクDが装填されていた場合には、そのディスクDの係止が解除されていて、開口部14を通じて取り出すことができる。また、ディスクDを装填するときには、信号記録面を下側に向けた状態で、任意のディスクトレイ41の下側に開口部14を通じて差し込み装填する。このとき、複数のディスクトレイ41は開かれたアウター体11とインナー体12との間で自由に移動可能であるため、任意のディスクトレイ41の下側に空間をあけることにより、ディスクDを容易に差し込み装填できる。
【0082】
ディスクDの装填後、アウター体11とインナー体12とを閉じ合わせる。これにより、インナー体12のストッパ部132がロック部材131に係止され、アウター体11とインナー体12とが閉じ合わせた状態で係止される。この状態では、装填された全てのディスクDが上下のディスクトレイ41間あるいはインナー体12の底板部31との間に挟持されるが、各ディスクトレイ41の爪体51はディスク係止解除状態に保持されているので、ディスクDは係止されていない。
【0083】
次に、ディスクDが装填されたマガジン1をチェンジャ装置2に装填する動作について説明する。
【0084】
マガジン1を開口部14側からチェンジャ装置2の装填口に差し込んでマガジン装填部202に装填する。
【0085】
図3に示すように、このマガジン1を差し込んでいく過程において、リリースレバー98の係合部104がチェンジャ装置2側の突片部107に係合され、スプリング103の付勢に抗してリリースレバー98が支軸101を支点として図3時計回り方向に回動され、それと一体的にリリースプレート96が保持解除動作方向に移動され、押動部97で複数のディスクトレイ41のホールドレバー77が一括して保持解除方向に回動される。
【0086】
このホールドレバー77の保持解除方向への回動により、ホールドアーム76がホールドアーム54から外れ、爪体着脱機構52を介して爪体51がディスク係止方向に移動される。ディスク係止方向へ移動される爪体51により、ディスクトレイ41の下側に位置するディスクDの周縁部が係止される。
【0087】
また、マガジン1を差し込んでいく過程において、チェンジャ装置2側の突片などの作動部109によってロック解除アーム152の受動部166がマガジン1の内方へ押動されると、ロック解除アーム152が図4反時計回り方向に回動され、ロック解除アーム152の係合部165がロック部材131の係合部138に係合し、そのロック部材131がインナー体12のストッパ部132から退避離反する退避位置に移動される。
【0088】
このロック部材131の退避位置への移動により、アウター体11に対してインナー体12が開放可能となる。ただし、非再生状態では、マガジン開閉機構によって、閉じられた状態に保たれる。
【0089】
次に、チェンジャ装置2の制御手段231の制御による再生動作について図13のフローチャートを参照して説明する。
【0090】
そして、チェンジャ装置2の図示しない操作パネルによって再生を希望するディスクDが装填されたディスクトレイ41の段数番号などを選択入力すると(ステップ1)、その選択に対応して、ディスク選択用モータ234が作動されてディスク選択機構の高さが位置決めされるとともに、リリースプレート222の押動部221の高さが位置決めされ、アーム昇降用モータ233が作動されて再生アーム204の高さが位置決めされる(ステップ2)。
【0091】
続いて、アーム駆動用モータ232が作動される(ステップ3)。このアーム駆動用モータ232の作動初期では、図11に示すように、アウター体11に対してインナー体12が回動されながら下方に開放されていくとともに、選択されたディスクトレイ41よりも下側のディスクトレイ41がインナー体12と一緒に下方に移動され、選択されたディスクトレイ41の下側に再生アーム204が進入可能とする再生用間隙が開けられる(ステップ4)。
【0092】
アーム駆動用モータ232の作動中期では、再生アーム204が支軸205を支点としてマガジン1の外部の待機位置からマガジン1内の再生用間隙に揺動進入されて再生位置で停止される(ステップ5)。この状態では、図11に実線で示すように、ターンテーブル208は、再生を行なうディスクDの中心孔dの下方に対向される。
【0093】
再生アーム204が再生位置に到達するタイミングで、アーム昇降用モータ233が作動され、図11に2点鎖線で示すように、再生アーム204が上昇されてターンテーブル208が再生を行なうディスクDの中心孔dに係合してチャッキングする(ステップ6、7)。このとき、チャッキングを行なうディスクDは爪体51でディスクトレイ41に位置決め係止された状態にあるため、ディスクDとターンテーブル28との位置ずれを防止でき、ディスクDとターンテーブル28とを確実に係合させることができる。なお、このチャッキング動作は、アーム駆動用モータ232の一時停止によって確実に行なうようにしてもよい。
【0094】
アーム駆動用モータ232の作動後期では、リリースプレート222が図10反時計回り方向に移動され、押動部221で選択されたディスクDのディスクトレイ41の操作部71が押動され、爪体51によるディスクDの係止が解除される(ステップ8)。
【0095】
続いて、アーム駆動用モータ232が停止されるとともにアーム昇降用モータ233が作動され、再生アーム204がわずかに下降されてチャッキングされたディスクDがディスクトレイ41の下面から離反される(ステップ9)。
【0096】
この状態でディスクDの再生可能状態となり、ディスク回転用モータ206の作動によってターンテーブル208と一体にディスクDが回転され、送り用モータ235で移動体212を移動させながら、レーザピックアップ211でディスクDに記録された信号の読取再生する(ステップ10)。
【0097】
また、再生停止時には(ステップ11)、再生までの動作と反対の動作が行なわれる。すなわち、まず、アーム昇降用モータ233が作動され、再生アーム204がわずかに上昇されてチャッキングされたディスクDがディスクトレイ41の下面に接触または接近される(ステップ12)。
【0098】
アーム駆動用モータ232が逆転作動され(ステップ13)、このアーム駆動用モータ232の逆転作動初期では、リリースプレート222が図10時計回り方向に移動され、押動部221によるディスクトレイ41の操作部71の押動が解除され、爪体51がディスク係止方向に移動してディスクDがチャッキングされたまま係止される(ステップ14)。
【0099】
リリースプレート222が移動されて爪体51でディスクDが係止されたタイミングで、アーム昇降用モータ233が作動され、図11に実線で示すように、再生アーム204が下降されてターンテーブル208がディスクDの中心孔dから強制的に離脱される(ステップ15)。なお、このディスク離脱動作は、アーム駆動用モータ232の一時停止によって確実に行なうようにしてもよい。
【0100】
アーム駆動用モータ232の逆転作動中期では、再生アーム204が支軸205を支点としてマガジン1内から退出してマガジン1の外部の待機位置で停止される(ステップ16)。
【0101】
アーム駆動用モータ232の逆転作動後期では、アウター体11に対してインナー体12が回動されながら上方に閉鎖されていくとともに、選択されたディスクトレイ41よりも下側のディスクトレイ41がインナー体12と一緒に上方に移動され、マガジン1がマガジン装填部202に装填された初期状態に復帰される(ステップ17)。
【0102】
また、別のディスクDの再生を行なう場合には、上述と同様に選択されたディスクDの再生動作が行なわれる。
【0103】
次に、チェンジャ装置2に装填されたマガジン1の取り出しについて説明する。
【0104】
チェンジャ装置2の図示しないイジェクトボタンの押動操作によって、マガジン装填部202に装填されているマガジン1が装填時のスプリング圧縮の反力やモータの駆動力などを利用して排出される。
【0105】
マガジン1が排出される過程において、ロック解除アーム152の受動部166の押動が解除され、ロック解除アーム152によるロック部材131の退避位置への移動が解除され、ロック部材131がロック位置に移動してインナー体12のストッパ部132に係合され、アウター体11とインナー体12とが閉じられた状態で係止される。
【0106】
また、マガジン1が排出される過程において、リリースレバー98の係合部104が突片部107に当接するが、リリースレバー98は長孔99,100を介してインナー体12の中心方向に逃げるだけで、リリースプレート96は退避状態のまま動かない。
【0107】
したがって、チェンジャ装置2から排出されたマガジン1は、アウター体11とインナー体12とが閉じられた状態でロック部材131で係止され、保持手段75は保持解除状態にあって複数のディスクトレイ41の爪体51がディスク係止状態にある。
【0108】
以上のように、ディスクトレイ41にディスクDを着脱可能に係止する爪体51およびこの爪体51をディスクDに対して着脱させる爪体着脱機構52を設け、作動手段73(リリースレバー59、リリースレバー98、ロック解除レバー151など)によってマガジン本体13の外部から爪体着脱機構52を作動させて、ディスクDを選択的に係止できるため、爪体51を係止解除させることによってディスクDの着脱を容易に行なえ、しかも、マガジン1をチェンジャ装置2に装填することによってそのチェンジャ装置2側で爪体51の係脱を自動的に行なえ、必要時にディスクDを確実に係止できる。
【0109】
また、複数のディスクトレイ41の爪体着脱機構52を作動手段73によって一体的に作動させることができる。
【0110】
また、作動手段73の手動操作部157によって、爪体着脱機構52の保持手段75を作動させて爪体51を係止解除状態に保持させることができ、ディスクDの着脱を容易にできる。
【0111】
また、ロック手段121によってマガジン本体13のアウター体11とインナー体12とを互いに閉じた状態で係止でき、かつ、ロック解除手段122によってロック手段121による係止を解除してアウター体11とインナー体12を開くことができ、ディスクDの着脱を容易に行なえ、しかも、マガジン1をチェンジャ装置2に装填することによってそのチェンジャ装置2側でマガジン本体13のアウター体11とインナー体12との開閉を自動的に行なえる。
【0112】
また、手動操作部157の操作によって、保持手段75を作動させて爪体51を係止解除状態に保持させることができるとともに、ロック解除手段122を介してロック手段121による係止を解除してマガジン本体13のアウター体11とインナー体12を開くことができるので、ディスクDの着脱を容易に行なえ、しかも、手動操作部157の操作時に、保持手段75によって爪体51が係止解除状態に保持されるまで、ロック解除手段122によってロック解除されるマガジン本体13のアウター体11とインナー体12の開放を仮止手段123で仮止めするため、爪体51が係止解除状態に保持される前にマガジン本体13のアウター体11とインナー体12が開放されるのを防止できる。
【0113】
また、ロック手段121は、手動操作部157の適正操作時に係止を解除するとともに、適正操作まで至らない中途操作時に係止状態に復帰するため、手動操作部157の中途操作によって爪体51が係止解除状態に保持される前にマガジン本体13のアウター体11とインナー体12が開放されるのを防止できる。
【0114】
また、アウター体11とインナー体12の係止解除により、スプリング112によってアウター体11とインナー体12を自動的に開放するため、ディスクDの着脱を容易にできる。
【0115】
また、チェンジャ装置2側の作動部109(突片部107、リリースプレート222など)によって、マガジン装填部202に装填されたマガジン1の作動手段73を作動させることができ、少くとも爪体51の係脱を自動的に行なえる。
【0116】
また、再生ユニット203のターンテーブル208をディスクトレイ41の爪体51で係止されたディスクDに係合させた後、作動部109によってマガジン1の作動手段73を作動させて爪体51によるディスクDの係止を解除させるため、ディスクDとターンテーブル208との位置ずれを防止でき、ディスクDとターンテーブル208とを確実に係合させることができる。
【0117】
なお、ディスクには、再生専用、記録と再生の両用が含まれる。したがって、ディスクとしては、コンパクトディスクに限られず、ビデオディスク、記録再生可能とする光磁気ディスク、磁気ディスクなどが含まれる。
【0118】
【発明の効果】
請求項1記載のディスク装填装置によれば、ディスク着脱時は、爪体着脱機構によってディスクトレイの複数の爪体が同時に操作可能であるので、1箇所の個別作動用の操作部または一体作動用の操作部のみで複数の爪体を操作でき、また、一体作動用の操作部で複数のディスクトレイの複数の爪体を同時に操作可能であるので、1箇所の一体作動用の操作部のみで複数のディスクトレイの複数の爪体を同時に操作でき、したがって、ディテスクトレイに対してディスクを着脱させる必要があるときには、1つの操作だけで任意の単数または複数のディスクに対して爪体の係止を解除でき、任意のディスクの着脱を容易にできる。
【0119】
求項記載のディスク装填装置によれば、請求項1記載のディスク装填装置の効果に加えて、一体作動用の操作部によって複数のディスクトレイの爪体着脱機構を一体的に作動させたときに保持手段によって爪体を係止解除状態に保持させることができ、ディスクの着脱を容易にできる。
【0120】
求項記載のディスク装填装置によれば、請求項記載のディスク装填装置の効果に加えて、ロック手段によってアウター体とインナー体とを互いに閉じた状態で係止でき、かつ、一体作動用の操作部の操作によって、保持手段を作動させて爪体を係止解除状態に保持させることができるとともに、ロック解除手段を介してロック手段による係止を解除してアウター体とインナー体を開くことができるので、ディスクの着脱を容易に行なえ、しかも、一体作動用の操作部の操作時に、保持手段によって爪体が係止解除状態に保持されるまで、ロック解除手段によってロック解除されるアウター体とインナー体の開放を仮止手段で仮止めするため、爪体が係止解除状態に保持される前にアウター体とインナー体が開放されるのを防止できる。
【0121】
請求項記載のディスク装填装置によれば、請求項記載のディスク装填装置の効果に加えて、ロック手段は、一体作動用の操作部の適正操作時に係止を解除するとともに、適正操作まで至らない中途操作時に係止状態に復帰するため、一体作動用の操作部の中途操作によって爪体が係止解除状態に保持される前にアウター体とインナー体が開放されるのを防止できる。
【0122】
請求項記載のディスク装填装置によれば、請求項3または4記載のディスク装填装置の効果に加えて、アウター体とインナー体の係止解除により、付勢手段によってアウター体とインナー体を自動的に開放するため、ディスクの着脱を容易にできる。
【0123】
求項記載のディスク駆動装置によれば、請求項1ないし5いずれか記載のディスク装填装置に装填されたディスクを再生するとき、駆動手段のターンテーブルを選択されたディスクトレイの爪体で係止されたディスクに係合させた後、作動部によってディスク装填装置の作動手段を作動させて爪体によるディスクの係止を解除させるため、ディスクとターンテーブルとの位置ずれを防止でき、ディスクとターンテーブルとを確実に係合させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施の形態を示すマガジンのディスクトレイを示し、(a)はディスクトレイのディスク係止状態の平面図、(b)はディスクトレイのディスク係止状態の断面図である。
【図2】 同上マガジンのディスクトレイを示し、(a)はディスクトレイのディスク係止解除状態の平面図、(b)はディスクトレイのディスク係止解除状態の断面図である。
【図3】 同上マガジンの一部の底面図である。
【図4】 同上マガジンの一部の内部機構を示す手動操作部の操作前状態の底面図である。
【図5】 同上マガジンの一部の内部機構を示し、(a)は手動操作部の操作状態の底面図、(b)は手動操作部の操作状態の断面図である。
【図6】 同上マガジンの一部の内部機構を示す底面図である。
【図7】 同上マガジンの分解状態の斜視図である。
【図8】 同上ディスクトレイの分解状態の斜視図である。
【図9】 同上マガジンの側面図である。
【図10】 同上ディスクチェンジャの概略平面図である。
【図11】 同上マガジン内でのディスクのチャッキングを説明する断面図である。
【図12】 同上ディスクチェンジャの制御系の概略ブロック図である。
【図13】 同上ディスクチェンジャのディスクのチャッキングを説明するフローチャートである。
【符号の説明】
ィスク駆動装置としてのチェンジャ装置
11 アウター体
12 インナー
41 ディスクトレイ
51 爪体
52 爪体着脱機構
73 作動手段
71 操作部
75 保持手段
109 作動部
112 付勢手段としてのスプリング
121 ロック手段
122 ロック解除手段
123 仮止手段
157 手動操作
203 駆動手段として再生ユニット
208 ターンテーブル
231 制御手段

Claims (6)

  1. 複数のディスクトレイを有し、複数のディスクの中心孔が一致するように積層して装填するディスク装填装置であって、
    前記ディスクトレイに対してディスクを着脱可能に係止する複数の爪体と、
    前記ディスクトレイに設けられ、前記複数の爪体をディスクに対して同時に着脱させるための爪体着脱機構と、
    前記複数のディスクトレイの爪体着脱機構を前記ディスク装填装置の外部から一体的に作動させる一体作動用の操作部、前記複数のディスクトレイの爪体着脱機構を前記ディスク装填装置の外部から個別に作動させる個別作動用の操作部を有する作動手段と
    を具備していることを特徴とするディスク装填装置
  2. 一体作動用の操作部によって複数のディスクトレイの爪体着脱機構を一体的に作動させたときに爪体を係止解除状態に保持する保持手段を具備している
    ことを特徴とする請求項1記載のディスク装填装置
  3. ウター体およびこのアウター体の内側に互いに開閉可能に連結されるインナー体を具備し、これらアウター体とインナー体とが互いに閉じられた状態で着脱可能に係止するロック手段が設けられ、
    作動手段は、ロック手段による係止を一体作動用の操作部の操作によって解除させるロック解除手段を有し、
    この一体作動用の操作部の操作時に、保持手段によって爪体が係止解除状態に保持されるまで、ロック解除手段によってロック解除されるアウター体とインナー体の開放を仮止めする仮止手段が設けられた
    ことを特徴とする請求項記載のディスク装填装置
  4. ロック手段は、一体作動用の操作部の適正操作時に係止を解除するとともに、適正操作まで至らない中途操作時に係止状態に復帰する
    ことを特徴とする請求項記載のディスク装填装置
  5. アウター体とインナー体とが互いに開く方向に付勢する付勢手段を具備している
    ことを特徴とする請求項3または4記載のディスク装填装置
  6. 請求項1ないし5いずれか記載のディスク装填装置に装填されたディスクを再生するディスク駆動装置であって、
    再生希望のディスクが装填されたディスクトレイを選択入力する操作パネルと、
    前記ディスク装填装置の作動手段を作動させる作動部と、
    ディスクに係合されるターンテーブルを有する駆動手段と、
    この駆動手段のターンテーブルを選択されたディスクトレイの爪体で係止されたディスクに係合させた後、作動部によってディスク装填装置の作動手段を作動させて爪体によるディスクの係止を解除させる制御手段と
    を具備していることを特徴とするディスク駆動装置。
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