JP3661475B2 - 集合住宅用通話中継増幅装置 - Google Patents

集合住宅用通話中継増幅装置 Download PDF

Info

Publication number
JP3661475B2
JP3661475B2 JP05035199A JP5035199A JP3661475B2 JP 3661475 B2 JP3661475 B2 JP 3661475B2 JP 05035199 A JP05035199 A JP 05035199A JP 5035199 A JP5035199 A JP 5035199A JP 3661475 B2 JP3661475 B2 JP 3661475B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intercom
call
wire
dwelling
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP05035199A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2000253163A (ja
Inventor
香子 田中
博昭 竹山
裕子 前田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
Priority to JP05035199A priority Critical patent/JP3661475B2/ja
Publication of JP2000253163A publication Critical patent/JP2000253163A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3661475B2 publication Critical patent/JP3661475B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Alarm Systems (AREA)
  • Interconnected Communication Systems, Intercoms, And Interphones (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、集合住宅において各住戸インターホンとロビーインターホン、若しくは各住戸インターホンと警報監視盤との間で通話を行うような集合住宅用通話システムに用いる集合住宅用通話中継増幅装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
集合住宅における通話システムはロビーインターホンや、警報監視盤と、各住戸インターホンとが、2線の通話線にて接続され、通話する構成であった。
【0003】
図15は、集合住宅通話システムの一例の構成を示しており、このシステムは共用玄関等に設置されるロビーインターホン1、管理人室等に設置される警報監視盤2、各住戸に設置される各住戸インターホン3からなり、各住戸インターホン3は2線(一対)の通話線4にてロビーインターホン1、警報監視盤2に接続されている。この図示するシステムでは、警報監視盤2内に通話路の制御を行う通話路制御ブロックを持っており、通話線4に並行して制御線(図示せず)が配線されている。例えば、ロビーインターホン1から「102号室」を呼び出した場合、警報監視盤2の通話路制御ブロックにて「102号室」の住戸インターホン3を呼び出し、「102号室」の住戸インターホン3のハンドセットHを持ち上げた時点で通話が可能となる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、図15で説明した集合住宅の規模が巨大化することにより、通話線4が長距離化し、その通話線4の長距離化により図16に示すように各住戸インターホン3からロビーインターホン1側を見た線路に配線容量5が接続されたようになる。この配線容量5により、各住戸インターホン3からの通話信号の殆どがロビーインターホン1まで到達する前に、減衰してしまうという問題があった。
【0005】
また、配線容量5により、図17で矢印で示すように住戸インターホン3内部の2線4線変換部35での回り込み信号イが増大し、住戸インターホン3のハンドセットHのスピーカ32からのエコー信号ロが増大する。さらにエコー信号が大きくなるとスピーカ32からマイク31へエコー信号ロが音響的に回り込みハウリングを引き起こすという問題があった。尚図17中33,34は増幅器である。
【0006】
本発明は上記問題点に鑑みて為されたものであり、その目的とするところは、ハウリングが無く、快適な通話を実現する集合住宅用通話中継増幅装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために請求項1の発明では、集合住宅の共同玄関に設置される通話端末であるロビーインターホン、若しくは管理人室等に設置され、通話や通話制御の機能を持つ警報監視盤と、各住戸に設置される通話端末である複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続される集合住宅用通話システムや、通話及び通話制御機能を持つロビーインターホンと、複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続されるような集合住宅用通話システムに用いられるものであって、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の2線の通話線の途中に設置され、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側からの送話信号を取り込む第1の入力2線と住戸インターホン側へロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話信号を送話信号として住戸インターホン側へ送り出す第1の出力2線との4線に変換する第1の2線4線変換部と、住戸インターホン側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側の通話信号を送話信号としてロビーインターホン若しくは警報監視盤側へ送り出す第2の出力2線と上記第1の出力2線に接続されロビーインターホン若しくは警報監視盤側からの上記送話信号を取り込む第2の入力2線の4線に変換し、上記第2の出力2線を上記第1の入力2線に、上記第2の入力2線を上記第1の出力2線に接続する第2の2線4線変換部と、上記第1の出力2線と上記第2の入力2線との間及び上記第2の出力2線と上記第1の入力2との間に夫々各別に挿入される増幅器と、上記第1の2線4線変換部で発生する2線部インピーダンスの不整合による回り込み信号を抑圧する第1のエコーキャンセラと、上記第2の2線4選変換部で発生する2線部インピーダンス不整合による回り込み信号を抑圧する第2のエコーキャンセラと、住戸側インターホンとロビーインターホン若しくは警報監視盤との間の通話路の開閉を行う制御部とを備え、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の通話信号を中継することを特徴とする。
【0008】
この請求項1の発明によれば、長距離化した通話線を途中で切断し、本通話中継増幅装置で終端することで、各住戸インターホンからみたロビーインターホン側、若しくは警報監視盤側のインピーダンスを増加させることになり、各住戸インターホンの2線4線変換部の回り込みを減少させてハウリングの発生を抑え、また通話信号レベルの低下を防止して音量の低下を防ぐことができるのである。
【0009】
請求項2の発明では、請求項1の発明において、上記制御部として、通話時に住戸インターホンが通話線間に印加する直流電圧を、当該住戸インターホン側の2線の通話線から検出してロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話線の通話路の開閉を行う制御部を設けたことを特徴とする。
【0010】
請求項2の発明によれば、外部からの通話路制御信号線が不用となり、省配線、省施工となる。また、本通話中継増幅装置自体に制御用の端末アドレスのようなものを設定することも不用となるため、任意の通話線間に設置することができる。
【0011】
請求項3の発明では、集合住宅の共同玄関に設置される通話端末であるロビーインターホン、若しくは管理人室等に設置され、通話や通話制御の機能を持つ警報監視盤と、各住戸に設置される通話端末である複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続される集合住宅用通話システムや、通話及び通話制御機能を持つロビーインターホンと、複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続されるような集合住宅用通話システムに用いられるものであって、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の2線の通話線の途中に設置され、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側からの送話信号を取り込む第1の入力2線と住戸インターホン側へロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話信号を送話信号として住戸インターホン側へ送り出す第1の出力2線との4線に変換する第1の2線4線変換部と、センタタップ付きの巻線とセンタタップ無しの巻線を有するトランスのセンタタップ無しの巻線の両端を上記第1の入力2線に接続し、センタタップ付きの巻線を、住戸インターホン側から見た時のインピーダンスに合わせたインピーダンス素子を介して住戸インターホン側の通話線に接続し、センタタップに上記第1の2線出力を接続する第2の2線4線変換部と、上記第1の出力2線と上記第2の入力2線との間及び上記第2の出力2線と上記第1の入力2との間に夫々各別に挿入される増幅器と、上記第1の2線4線変換部で発生する2線部インピーダンスの不整合による回り込を抑圧するエコーキャンセラと、住戸側インターホンとロビーインターホン若しくは警報監視盤との間の通話路の開閉を行う制御部とを備え、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の通話信号を中継することを特徴とする。
【0012】
請求項3の発明によれば、請求項1の発明と同じ作用が為されるとともに、住戸インターホン側のエコーキャンセラが不用となり、回路規模の縮小と、部品コストの低減とができるのである。
【0013】
請求項4の発明では、請求項1乃至3の何れかの発明において、請求項ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線間の直流電圧値を検出し、接続される住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号レベルを制御するレベル検出制御部を設けたことを特徴とする。
【0014】
請求項4の発明によれば、拡声通話となるロビーインターホンへの通話信号レベルやハンドセット通話となる警報監視盤への通話信号レベルを自動的に調整することができるのである。
【0015】
請求項5の発明では、請求項1乃至4の何れかの発明において、上記第2の2線4線変換部の住戸インターホン側からみた直流及び交流インピーダンスをロビーインターホン若しくは警報監視盤と同等とし、上記第1の2線4線変換部のロビーインターホン若しくは警報監視盤側から見た直流及び交流インピーダンスを接続される住戸インターホンと同等にしたことを特徴とする。
【0016】
請求項5の発明によれば、多段に接続する場合にも接続順序による回路変更の必要がなく、全く同じ回路を多段にすることができ、設計、製造のコストを低減することができる。
【0017】
請求項6の発明では、請求項1乃至3及び5の何れかの発明において、接続される住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号のレベルを変更するスイッチを具備したことを特徴とする。
【0018】
請求項6の発明によれば、各住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号のレベルが低い場合に、このスイッチによりレベルを大きくすることで、快適な通話音量を得ることができるのである。
【0019】
請求項7の発明では、請求項1乃至6の何れかの発明において、上記制御部として、バックトーン信号の送出時に当該住戸インターホンが通話線間に印加する直流電圧を当該通話線から検出して通話路の開閉を行う制御部を設け、バックトーン信号により第1のエコーキャンセラを収束させるようにしたことを特徴とする。
【0020】
請求項7の発明によれば、通話が開始される前にエコーキャンセラを安定動作させることができ、通話開始から快適な通話をすることが可能となる。
【0021】
請求項8の発明では、請求項1乃至3,5,7の何れかの発明において、住戸インターホン側からの送話信号の音声レベルを検出し、ロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号の音声レベルを所定レベルに調整する自動音声レベル制御部及び増幅器を設けるとともに、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側からの送話信号の音声レベルを検出し、住戸インターホンへの送話信号の音声レベルを所定レベルに調整する自動音声レベル制御部及び増幅器を設けたことを特徴とする。
【0022】
請求項8の発明によれば、音声レベルが大きすぎる場合や、小さすぎる場合、通話相手に対して適正な受聴レベルに音声レベルを自動的に調整することができる。
【0023】
請求項9の発明では、請求項1、2,4乃至8の何れかの発明において、第1のエコーキャンセラと第2のエコーキャンセラとの間に音声のレベルに応じた適正な挿入損を挿入する音声スイッチを設けたことを特徴とする。
【0024】
請求項9の発明によれば、ロビーインターホン若しくは警報監視盤からの音声のレベル、及び住戸インターホンからの音声のレベルに応じて通話路に適正なロスを挿入し、エコーキャンセラの処理負担を軽減するのである。
【0025】
請求項10の発明では、請求項1乃至9の何れかの発明において、第1,2の2線4線変換部部に電源が供給されていないときに住戸インターホンからの通話線とロビーインターホン若しくは警報監視盤からの通話線とを直接接続するスイッチを備えたことを特徴とする。
【0026】
請求項10の発明によれば、点検整備、事故、災害などにより本通話中継増幅装置への電源が断たれても通話路を確保することができ、多少の音量の低下、多少のハウリング等があっても緊急時等に通話をすることが可能となる。
【0027】
【発明の実施の形態】
本発明の実施の形態を図面を参照して説明する。
(実施形態1)
図15に示すような集合住宅通話システムの従来の課題を解決するために、本発明の集合住宅用通話中継増幅装置6は図2に示すように夫々の住戸インターホン3と、ロビーインターホン1(図15のように警報監視盤2が存在するシステムでは警報監視盤2)との間を接続する2線(一対)の通話線4に挿入されるものである。
【0028】
ここで通話線4は、住戸インターホン3と集合住宅用通話中継増幅装置6との間を接続する部分を4aとし、集合住宅用通話中継増幅装置6とロビーインターホン1との間を接続する部分を4bとする。
【0029】
集合住宅用通話中継増幅装置6は、図1に示すようにロビーインターホン1側の2線の通話線4bに接続され、該2線の通話線4bを、住戸インターホン3側からの送話信号を取り込む第1の入力2線と住戸インターホン3側へロビーインターホン1側の通話信号を送話信号として住戸インターホン3側へ送り出す第1の出力2線との4線に変換する第1の2線4線変換部(以下ロビー側2線4線変換部と言う)62と、住戸インターホン側の2線の通話線4aに接続され、該2線の通話線4aを、住戸インターホン3側の通話信号を送話信号としてロビーインターホン1側へ送り出す第2の出力2線とロビーインターホン1側からの送話信号を取り込む第2の入力2線との4線に変換し、上記第2の出力2線を上記第1の入力2線に、上記第2の入力2線を上記第1の出力2線に接続する第2の2線4線変換部61(以下住戸側2線4線変換部と言う)と、上記第2の出力2線と上記第1の入力2線との間に挿入される増幅器69a、69b及び上記第1の出力2線と上記第2の入力2との間に夫々挿入される増幅器69c、69dと、上記ロビー側4線変換部62で発生する2線部インピーダンスの不整合による回り込み信号Xを抑圧するデジタルフィルタ等からなる第1のエコーキャンセラ(以下ロビー側エコーキャンセラと言う)64と、上記住戸側2線4選変換部61で発生する2線部インピーダンス不整合による回り込み信号Yを抑圧するデジタルフィルタ等からなる周知の第2のエコーキャンセラ63(以下住戸側エコーキャンセラと言う)と、増幅器69aと69bとの間及び増幅器69cと69dとの間に夫々挿入されるA/D変換器67a,67b,D/A変換器68a,68bと、外部からの通話制御信号Sにより住戸側インターホン3とロビーインターホン1との間の通話路の開閉を通話路スイッチ66で行う制御部65とから構成される。
【0030】
而して、住戸インターホン3からの通話信号は通話線4aを介して住戸側2線4線変換部61で送話信号となって増幅器69aにより増幅された後一旦A/D変換器67aでデジタル信号に変換され、さらにD/A変換器68aでアナログ信号に戻されて増幅器69bにより増幅された後、ロビー側2線4線変換部62を経てロビーインターホン1側の通話線4bへ出力される。
【0031】
このとき、ロビー側2線4線変換部62にて、送話信号が回り込み、増幅器69c、A/D変換器67b、D/A変換器68b、増幅器69cを介して住戸インターホン3側へ戻ろうとするが、この回り込み信号Xをロビー側エコーキャンセラ64にて抑圧し、戻りを防止する。
【0032】
逆にロビーインターホン1からの通話信号は、通話線4bを介してロビー側2線4線変換部62で送話信号となり、増幅器69c、A/D変換器67b、D/A変換器65b、増幅器69d及び住戸側2線4線変換部61を経て住戸インターホン3側の通話線4aへ出力される。
【0033】
このとき、住戸側2線4線変換部61にて、送話信号が回り込み、増幅器69a、A/D変換器67a、D/A変換器68a、増幅器69bを通ってロビーインターホン1側へ戻ろうとするが、この回り込み信号Yを住戸側エコーキャンセラ63にて抑圧し、戻りを防止する。
【0034】
ここでA/D変換器67a,67b、D/A変換器68a,68bはデジタルフィルタ等からなるエコーキャンセラ63、64での信号処理を可能にするために用いたもので、アナログ信号の送話信号をA/D変換した後に、D/A変換して元のアナログの送話信号に戻すようになっている。
【0035】
制御部65は外部からの通話路制御信号Sにより、通話路スイッチ66を制御する回路で、通話線4a側に接続されている住戸インターホン3以外が呼び出されているときは通話路スイッチ66を開き、通話線4a側に接続されている住戸インターホン3が呼び出されるときに通話路制御信号Sが入力して通話路スイッチ66を閉じるよう制御する。
(実施形態2)
図3は本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図である。
【0036】
本実施形態では、実施形態1の集合住宅用通話中継増幅装置6における制御部65の代わりに住戸インターホン3でハンドセットHがアップされたときに通話線4a間に重畳される直流電圧を検出し、通話路スイッチ66を制御する制御部部70を設けることで、外部からの通話制御信号S無しに通話路の開閉制御を可能にしたものである。
【0037】
尚その他の構成は実施形態1と同じであるので、図3に示す本実施形態において、図1に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。
(実施形態3)
図4は本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図である。
【0038】
本実施形態では、実施形態2の集合住宅用通話中継増幅装置6において、住戸側2線4線変換部61を図5に示すようなトランス610とインピーダンス素子611を用いて構成したものである。
【0039】
つまりトランス610はセンタータップ付きの巻線N1と、センタタップ無しの巻線N2とを有し、巻線N1の両端を住戸インターホン3からの通話線4aにインピーダンス素子611を介して接続し、巻線N2の両端を出力2線として増幅器69aに接続している。そしてロビーインターホン1側から増幅器69dを介して送られてくる送話信号を巻線N1のセンタータップTに入力するようなっている。インピーダンス素子611は、住戸インターホン3側を見たときのインピーダンスに合わせたインピーダンス値を持つものである。
【0040】
而して本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6では、ロビーインターホン1からの通話信号が通話線4b側から入力され、ロビー側2線4線変換部62で送話信号として出力され、増幅器69c、A/D変換器67b、D/A変換器68b、増幅器69dを介してトランス610のセンタータップTに入力される。センタータップTに入力された送話信号はトランスTの巻線N1の両端を通って通話線4aへ出力されるが、センタータップTから巻線N1の両端より出力される信号は逆相である、巻線N2側には出力されない。つまり住戸側2線4線変換部61での回り込み信号Yがほとんど無くなるのである。このことから住戸側2線4線変換部61が回り込み信号を抑圧する住戸側エコーキャンセラが不用となる。
【0041】
尚その他の構成は、実施形態2と同じであるので、図4に示す本実施形態において、図3に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。制御部70の代わりに実施形態1の制御部65を用いても良い。
(実施形態4)
図6は本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図で、図7はその接続形態を示す概略図である。
【0042】
本実施形態は、実施形態2の集合住宅用通話中継増幅装置6において、増幅器69bの代わりに可変増幅器69b1を用いた点に特徴がある。つまり通話線4bを介して通話している端末が拡声通話端末であるロビーインターホン1なのかハンドセット通話端末である警報監視盤2であるかによって、住戸インターホン3からの送話信号のレベルを、可変増幅器69b1で変化させるもので、通話路スイッチ66とロビー側2線4線変換部62との間の直流電圧値をレベル検出制御部71にて検出し、つまり通話線4bの両端の直流電圧値を検出し、その検出する直流電圧値により通話端末が警報監視盤2かロビーインターホン1なのかを判別して、警報監視盤2の場合には、可変増幅器69b1を制御してロビーインターホン1の場合に比べて約14dB程度送話信号のレベルを低減させるのである。
【0043】
尚その他の構成は、実施形態2と同じであるので、図6に示す本実施形態において、図3に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。制御部70の代わりに実施形態1の制御部65を用いても良い。また実施形態3に適用しても良い。
(実施形態5)
図8は本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図で、図9はその接続形態を示す概略図である。
【0044】
本実施形態は、図示するように実施形態1の集合住宅用通話中継増幅装置6において、住戸側2線4線変換部61の住戸インターホン3側からみた直流及び交流インピーダンスをロビーインターホン1(若しくは警報監視盤2)と同等とし、上記ロビー側2線4線変換部62のロビーインターホン1(若しくは警報監視盤2)側から見た直流及び交流インピーダンスを接続される住戸インターホン3と同等にしたものである。
【0045】
従って図9に示すように本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を多段に接続する構成としても接続する順序によって回路を変更する必要がなく、同じ回路を使用することができるのである。
【0046】
その他の構成は、実施形態1と同じであるので、図8に示す本実施形態において、図1に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。
【0047】
尚本実施形態の2線4線変換部61,62を実施形態2乃至4に用いても勿論良く、例えば、上記実施形態3の構成で通話信号のレベルを変更する場合にも、図9に示すような多段接続した場合、隣接する集合住宅用通話中継増幅装置6間ではレベルが変更されず、最終段の集合住宅用通話中継増幅装置6にて相手端末に対応したレベル変更が行われるのである。
(実施形態6)
図10は本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図である。
【0048】
本実施形態では、実施形態2の集合住宅用通話中継増幅装置6において、各住戸インターホン3からの送話信号のレベルを変更できるように増幅器69bの代わりに入出力間に接続する抵抗R1…をレベル変更スイッチSWで切り換えて利得を変化させることができる増幅器69eを設けた点に特徴があり、施工時に通話信号(送話信号)レベルの小さい住戸インターホン群の部分の通話信号(送話信号)レベルを上げることができるのである。
【0049】
尚本実施形で用いたレベル変更スイッチSW付き増幅器69eを、実施形態1、実施形態3、実施形態5の増幅器69bと置き換えても良い。
(実施形態7)
図14は本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図である。
【0050】
本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6は、電源が供給されていないときに切り換えスイッチ81、及び82の接点がともにb接点側になるようなスイッチ(例えば電源通電時に励磁されて接点をa接点に、停電時にb接点に復帰させるようなリレーの接点)を設けることで、メンテナンス時、緊急時等、何らかの理由により本集合住宅用通話中継増幅装置6に電源が供給されなくなっても住戸インターホン3とロビーインターホン1(若しくは警報監視盤2)との間の通話路だけは確保することができるようにしたものである。
【0051】
尚本実施形態の他の構成は、実施形態2と同じであるので、図11に示す本実施形態において、図3に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。
【0052】
勿論本実施形態の切り換えスイッチ81,82を設けた構成は、実施形態1、実施形態3乃至6の構成及び後述する実施形態8乃至10に適用しても良い。
(実施形態8)
図12は本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図である。
【0053】
本実施形態では、実施形態3の集合住宅用通話中継増幅装置6において、住戸インターホン3がバックトーンBTを鳴動させるときに通話線4aに重畳させる直流電圧を検出して通話路スイッチ66を閉じるように制御する制御部70bを設けることで、ロビーインターホン1(若しくは警報監視盤2)側へバックトーンBT信号を流すことができ、しかも通話開始前にロビー側エコーキャンセラ64を動作させて収束させ安定させることができるのである。
【0054】
本実施形態の他の構成は、実施形態3と同じであるので、図11に示す本実施形態において、図4に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。
【0055】
勿論本実施形態の制御部70bを、他の実施形態の制御部65や70に代えて用いても良い。
(実施形態9)
図13は、本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図である。
【0056】
本実施形態は、実施形態2の集合住宅用通話中継増幅装置6において、増幅器69a、69cの代わりに、自動音声レベル制御部690a及び690c及び自動音声レベル制御部690a,690cからの検出信号により増幅率を可変できる増幅器69a1,69c1を設けた点に特徴がある。
【0057】
本実施形態の他の構成は、実施形態2と同じであるので、図13に示す本実施形態において、図3に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。
【0058】
而して住戸インターホン3側からの通話信号の音声レベルとロビーインターホン1(若しくは警報監視盤2)からの音声レベルを音声レベル検出部690a,690cで検出し、その検出レベルに応じて、増幅器69a1,69c1の増幅率を変化させる。つまり音声レベルが大きすぎる場合、小さすぎる場合であっても通話相手に対して適正な受聴レベルに自動的に調整することができるのである。
【0059】
検出レベルに応じて増幅率を変化させる増幅器は場合によっては、増幅器69b、69dであっても問題はない。
【0060】
尚本実施形態の構成を、実施形態1,実施形態3〜8に適用しても勿論良い。(実施形態10)
図14は、本実施形態の集合住宅用通話中継増幅装置6を示す概略構成図である。
【0061】
本実施形態は、両エコーキャンセラ63,64の間に音声スイッチ100を設けた点に特徴がある。音声スイッチ100は住戸側エコーキャンセラ63からロビー側エコーキャンセラ64へ向かう通話路に挿入損失部101aを、逆にロビー側エコーキャンセラ64から住戸側エコーキャンセラ63へ向かう通話路に挿入損失部101aを夫々挿入し、挿入損失部101a,101bの入出力のレベルをレベル検出/損失制御部102で判別し、各挿入損失部101a,101bを制御するようになっている。
【0062】
本実施形態の他の構成は、実施形態2と同じであるので、図13に示す本実施形態において、図3に示される回路要素と同じ機能を持つものには同じ番号、記号を付し説明は省略する。勿論本実施形態の構成を実施形態1,3〜9に適用しても良い。
【0063】
而して、本実施形態では、住戸インターホン3からの送話信号の音声レベル、ロビーインターホン1(若しくは警報監視盤2)からの送話信号の音声レベルに応じて挿入損失部101a,101bを制御し通話路に適正な損失を挿入することにより、音声レベルを低下させる。
【0064】
これにより本実施形態ではエコーキャンセラ63,64の処理負担を軽減することができ、軽減された処理能力を使用してエコーキャンセラ63,64に他の処理を行わせることが可能となる。
【0065】
【発明の効果】
請求項1の発明は、集合住宅の共同玄関に設置される通話端末であるロビーインターホン、若しくは管理人室等に設置され、通話や通話制御の機能を持つ警報監視盤と、各住戸に設置される通話端末である複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続される集合住宅用通話システムや、通話及び通話制御機能を持つロビーインターホンと、複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続されるような集合住宅用通話システムに用いられるものであって、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の2線の通話線の途中に設置され、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側からの送話信号を取り込む第1の入力2線と住戸インターホン側へロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話信号を送話信号として住戸インターホン側へ送り出す第1の出力2線との4線に変換する第1の2線4線変換部と、住戸インターホン側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側の通話信号を送話信号としてロビーインターホン若しくは警報監視盤側へ送り出す第2の出力2線と上記第1の出力2線に接続されロビーインターホン若しくは警報監視盤側からの上記送話信号を取り込む第2の入力2線の4線に変換し、上記第2の出力2線を上記第1の入力2線に、上記第2の入力2線を上記第1の出力2線に接続する第2の2線4線変換部と、上記第1の出力2線と上記第2の入力2線との間及び上記第2の出力2線と上記第1の入力2との間に夫々各別に挿入される増幅器と、上記第1の2線4線変換部で発生する2線部インピーダンスの不整合による回り込み信号を抑圧する第1のエコーキャンセラと、上記第2の2線4選変換部で発生する2線部インピーダンス不整合による回り込み信号を抑圧する第2のエコーキャンセラと、住戸側インターホンとロビーインターホン若しくは警報監視盤との間の通話路の開閉を行う制御部とを備え、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の通話信号を中継するので、長距離化した通話線を途中で切断し、本通話中継増幅装置で終端することで、各住戸インターホンからみたロビーインターホン側若しくは警報監視盤側のインピーダンスを増加させることになり、各住戸インターホンの2線4線変換部の回り込みを減少させてハウリングの発生を抑え、また通話信号レベルの低下を防止して音量の低下を防ぐことができるものであって、各機器毎に対応する必要がないためシステム全体として低コスト化が図れるという効果がある。
【0066】
請求項2の発明は、請求項1の発明において、上記制御部として、通話時に住戸インターホンが通話線間に印加する直流電圧を、当該住戸インターホン側の2線の通話線から検出してロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話線の通話路の開閉を行う制御部を設けたので、外部からの通話路制御信号線が不用となり、省配線、省施工となり、しかも本通話中継増幅装置自体に制御用の端末アドレスのようなものを設定することも不用となるため、任意の通話線間に設置することができるという効果がある。
【0067】
請求項3の発明は、集合住宅の共同玄関に設置される通話端末であるロビーインターホン、若しくは管理人室等に設置され、通話や通話制御の機能を持つ警報監視盤と、各住戸に設置される通話端末である複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続される集合住宅用通話システムや、通話及び通話制御機能を持つロビーインターホンと、複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続されるような集合住宅用通話システムに用いられるものであって、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の2線の通話線の途中に設置され、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側からの送話信号を取り込む第1の入力2線と住戸インターホン側へロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話信号を送話信号として住戸インターホン側へ送り出す第1の出力2線との4線に変換する第1の2線4線変換部と、センタタップ付きの巻線とセンタタップ無しの巻線を有するトランスのセンタタップ無しの巻線の両端を上記第1の入力2線に接続し、センタタップ付きの巻線を、住戸インターホン側から見た時のインピーダンスに合わせたインピーダンス素子を介して住戸インターホン側の通話線に接続し、センタタップに上記第1の2線出力を接続する第2の2線4線変換部と、上記第1の出力2線と上記第2の入力2線との間及び上記第2の出力2線と上記第1の入力2との間に夫々各別に挿入される増幅器と、上記第1の2線4線変換部で発生する2線部インピーダンスの不整合による回り込を抑圧するエコーキャンセラと、住戸側インターホンとロビーインターホン若しくは警報監視盤との間の通話路の開閉を行う制御部とを備え、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の通話信号を中継するので、請求項1の発明と同じ効果が得られる上に、更に第2の2線4線変換部で2線部インピーダンスの不整合による回り込み信号を抑圧することができ、そのため住戸インターホン側のエコーキャンセラが不用となり、結果回路規模を縮小することができて実装面積の削減が図れるとともに、部品コストの低減が図れるという効果がある。
【0068】
請求項4の発明は、請求項1乃至3の何れかの発明において、請求項ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線間の直流電圧値を検出し、接続される住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号レベルを制御するレベル検出制御部を設けたので、拡声通話となるロビーインターホンやハンドセット通話となる警報監視盤に対応して自動的にへの通話信号レベルを自動的に調整することができ、その結果通話端末ごとに通話相手の受聴レベルを最適化することができるという効果がある。
【0069】
請求項5の発明は、請求項1乃至4の何れかの発明において、上記第2の2線4線変換部の住戸インターホン側からみた直流及び交流インピーダンスをロビーインターホン若しくは警報監視盤と同等とし、上記第1の2線4線変換部のロビーインターホン若しくは警報監視盤側から見た直流及び交流インピーダンスを接続される住戸インターホンと同等にしたので、多段に接続する場合にも接続順序による回路変更の必要がなく、全く同じ回路を多段にすることができ、設計、製造でのコストを低減することができるという効果がある。。
【0070】
請求項6の発明は、請求項1乃至3及び5の何れかの発明において、接続される住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号のレベルを変更するスイッチを具備したので、各住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への通話のレベルが低い場合に、このスイッチによりレベルを大きくすることで、快適な通話音量を得ることができるという効果がある。
【0071】
請求項7の発明は、請求項1乃至6の発明において、上記制御部として、バックトーン信号の送出時に当該住戸インターホンが通話線間に印加する直流電圧を当該通話線から検出して通話路の開閉を行う制御部を設け、バックトーン信号により第1のエコーキャンセラを収束させるようにしたので、通話が開始される前にエコーキャンセラを安定動作させることができ、通話開始から快適な通話をすることが可能となるという効果がある。
【0072】
請求項8の発明は、請求項1乃至3,5,7の何れかの発明において、住戸インターホン側からの送話信号の音声レベルを検出し、ロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号の音声レベルを所定レベルに調整する自動音声レベル制御部及び増幅器を設けるとともに、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側からの送話信号の音声レベルを検出し、住戸インターホンへの送話信号の音声レベルを所定レベルに調整する自動音声レベル制御部及び増幅器を設けたので、音声レベルが大きすぎる場合や、小さすぎる場合、通話相手に対して適正な受聴レベルに音声レベルを自動的に調整することができるという効果がある。
【0073】
請求項9の発明は、請求項1、2、4乃至8の何れかの発明において、第1のエコーキャンセラと第2のエコーキャンセラとの間に音声のレベルに応じた適正な挿入損を挿入する音声スイッチを設けたので、ロビーインターホン若しくは警報監視盤から、及び住戸インターホンからの音声のレベルに応じて通話路に適正なロスを挿入することができ、その結果エコーキャンセラの処理負担を軽減でき、安価なシステムとすることや軽減された処理能力を使用して、他の処理を行わせることもでき、多機能な中継器とすることも可能となるという効果がある。
【0074】
請求項10の発明は、請求項1乃至9の何れかの発明において、第1,2の2線4線変換部部に電源が供給されていないときに住戸インターホンからの通話線とロビーインターホン若しくは警報監視盤からの通話線とを直接接続するスイッチを備えたので、点検整備、事故、災害などにより本通話中継増幅装置への電源が断たれても通話路を確保することができ、多少の音量の低下、多少のハウリング等が緊急時の通話が可能となるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1を示す概略構成図である。
【図2】同上が設置される状態を示した概略図である。
【図3】本発明の実施形態2を示す概略構成図である。
【図4】本発明の実施形態3を示す概略構成図である。
【図5】同上の住戸側2線4線変換部の動作説明図である。
【図6】本発明の実施形態4を示す概略構成図である。
【図7】同上の接続形態を説明する説明図である。
【図8】本発明の実施形態5を示す概略構成図である。
【図9】同上を多段に接続した場合を示す接続概略図である。
【図10】本発明の実施形態6を示す概略構成図である。
【図11】本発明の実施形態7を示す概略構成図である。
【図12】本発明の実施形態8を示す概略構成図である。
【図13】本発明の実施形態9を示す概略構成図である。
【図14】本発明の実施形態10を示す概略構成図である。
【図15】集合住宅通話システムの概略構成の一例である。
【図16】従来システムでの問題点を説明する説明図である。
【図17】従来システムでの問題点を説明する説明図である。
【符号の説明】
1 ロビーインターホン
3 住戸インターホン
4a,4b 通話線
6 集合住宅用通話中継増幅装置
61 住戸側2線4線変換部
62 ロビー側2線4線変換部
63 住戸側エコーキャンセラ
64 ロビー側エコーキャンセラ
65 制御部
66 通話路スイッチ
67a,67b A/D変換器
68a,68b D/A変換器
69a〜69c 増幅器
S 通話制御信号

Claims (10)

  1. 集合住宅の共同玄関に設置される通話端末であるロビーインターホン、若しくは管理人室等に設置され、通話や通話制御の機能を持つ警報監視盤と、各住戸に設置される通話端末である複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続される集合住宅用通話システムや、通話及び通話制御機能を持つロビーインターホンと、複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続されるような集合住宅用通話システムに用いられるものであって、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の2線の通話線の途中に設置され、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側からの送話信号を取り込む第1の入力2線と住戸インターホン側へロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話信号を送話信号として住戸インターホン側へ送り出す第1の出力2線との4線に変換する第1の2線4線変換部と、住戸インターホン側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側の通話信号を送話信号としてロビーインターホン若しくは警報監視盤側へ送り出す第2の出力2線と上記第1の出力2線に接続されロビーインターホン若しくは警報監視盤側からの上記送話信号を取り込む第2の入力2線の4線に変換し、上記第2の出力2線を上記第1の入力2線に、上記第2の入力2線を上記第1の出力2線に接続する第2の2線4線変換部と、上記第1の出力2線と上記第2の入力2線との間及び上記第2の出力2線と上記第1の入力2との間に夫々各別に挿入される増幅器と、上記第1の2線4線変換部で発生する2線部インピーダンスの不整合による回り込み信号を抑圧する第1のエコーキャンセラと、上記第2の2線4選変換部で発生する2線部インピーダンス不整合による回り込み信号を抑圧する第2のエコーキャンセラと、住戸側インターホンとロビーインターホン若しくは警報監視盤との間の通話路の開閉を行う制御部とを備え、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の通話信号を中継することを特徴とする集合住宅用通話中継増幅装置。
  2. 上記制御部として、通話時に住戸インターホンが通話線間に印加する直流電圧を、当該住戸インターホン側の2線の通話線から検出してロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話線の通話路の開閉を行う制御部を設けたことを特徴とする請求項1記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
  3. 集合住宅の共同玄関に設置される通話端末であるロビーインターホン、若しくは管理人室等に設置され、通話や通話制御の機能を持つ警報監視盤と、各住戸に設置される通話端末である複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続される集合住宅用通話システムや、通話及び通話制御機能を持つロビーインターホンと、複数の住戸インターホンとが夫々2線の通話線にて接続されるような集合住宅用通話システムに用いられるものであって、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の2線の通話線の途中に設置され、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線に接続され、該2線の通話線を、住戸インターホン側からの送話信号を取り込む第1の入力2線と住戸インターホン側へロビーインターホン若しくは警報監視盤側の通話信号を送話信号として住戸インターホン側へ送り出す第1の出力2線との4線に変換する第1の2線4線変換部と、センタタップ付きの巻線とセンタタップ無しの巻線を有するトランスのセンタタップ無しの巻線の両端を上記第1の入力2線に接続し、センタタップ付きの巻線を、住戸インターホン側から見た時のインピーダンスに合わせたインピーダンス素子を介して住戸インターホン側の通話線に接続し、センタタップに上記第1の2線出力を接続する第2の2線4線変換部と、上記トランスのセンタタップ無しの巻線と上記第1の2線入力との間及び上記トランスのセンタタップと上記第1の出力2線との間上記第1の入力2線との間に夫々各別に挿入される増幅器と、上記第1の2線4線変換部で発生する2線部インピーダンスの不整合による回り込を抑圧するエコーキャンセラと、住戸側インターホンとロビーインターホン若しくは警報監視盤との間の通話路の開閉を行う制御部とを備え、ロビーインターホン若しくは警報監視盤と各住戸インターホンとの間の通話信号を中継することを特徴とする集合住宅用通話中継増幅装置。
  4. ロビーインターホン若しくは警報監視盤側の2線の通話線間の直流電圧値を検出し、接続される住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号レベルを制御するレベル検出制御部を設けたことを特徴とする請求項1乃至3の何れか記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
  5. 上記第2の2線4線変換部の住戸インターホン側からみた直流及び交流インピーダンスをロビーインターホン若しくは警報監視盤と同等とし、上記第1の2線4線変換部のロビーインターホン若しくは警報監視盤側から見た直流及び交流インピーダンスを接続される住戸インターホンと同等にしたことを特徴とする請求項1乃至4の何れか記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
  6. 接続される住戸インターホンからロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号のレベルを変更するスイッチを具備したことを特徴とする請求項1乃至5の何れか記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
  7. 上記制御部として、バックトーン信号の送出時に当該住戸インターホンが通話線間に印加する直流電圧を当該通話線から検出して通話路の開閉を行う制御部を設け、バックトーン信号により第1のエコーキャンセラを収束させるようにしたことを特徴とする請求項3記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
  8. 住戸インターホン側からの送話信号の音声レベルを検出し、ロビーインターホン若しくは警報監視盤への送話信号の音声レベルを所定レベルに調整する自動音声レベル制御部及び増幅器を設けるとともに、ロビーインターホン若しくは警報監視盤側からの送話信号の音声レベルを検出し、住戸インターホンへの送話信号の音声レベルを所定レベルに調整する自動音声レベル制御部及び増幅器を設けたことを特徴とする請求項1乃至3,5及び7の何れか記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
  9. 第1のエコーキャンセラと第2のエコーキャンセラとの間に音声のレベルに応じた適正な挿入損を挿入する音声スイッチを設けたことを特徴とする請求項1、2、4乃至8の何れか記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
  10. 第1,2の2線4線変換部部に電源が供給されていないときに住戸インターホンからの通話線とロビーインターホン若しくは警報監視盤からの通話線とを直接接続するスイッチを備えたことを特徴とする請求項1乃至9の何れか記載の集合住宅用通話中継増幅装置。
JP05035199A 1999-02-26 1999-02-26 集合住宅用通話中継増幅装置 Expired - Fee Related JP3661475B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05035199A JP3661475B2 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 集合住宅用通話中継増幅装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP05035199A JP3661475B2 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 集合住宅用通話中継増幅装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2000253163A JP2000253163A (ja) 2000-09-14
JP3661475B2 true JP3661475B2 (ja) 2005-06-15

Family

ID=12856499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP05035199A Expired - Fee Related JP3661475B2 (ja) 1999-02-26 1999-02-26 集合住宅用通話中継増幅装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3661475B2 (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4779247B2 (ja) * 2001-06-29 2011-09-28 パナソニック電工株式会社 住宅情報盤システム
JP2006211028A (ja) * 2005-01-25 2006-08-10 Aiphone Co Ltd バス接続式インターホン装置
JP5369132B2 (ja) * 2011-04-01 2013-12-18 パナソニック株式会社 住宅情報盤システム

Also Published As

Publication number Publication date
JP2000253163A (ja) 2000-09-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4779247B2 (ja) 住宅情報盤システム
JP4069595B2 (ja) 拡声通話装置
JP3661475B2 (ja) 集合住宅用通話中継増幅装置
JP4586647B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP4483134B2 (ja) 拡声通話システム
JP3291920B2 (ja) 通話システム
JP3941581B2 (ja) 拡声通話装置
JP3864915B2 (ja) 集合住宅用拡声通話システム
JP3988212B2 (ja) 拡声通話システム
JP4079008B2 (ja) 集合住宅用拡声通話システム
JP2793852B2 (ja) 集合住宅用インターホン
JP3702507B2 (ja) 集合住宅用ハンズフリー通話システム
JP3654186B2 (ja) ワイヤレスインターホンシステム
JP4965943B2 (ja) 集合住宅用インターホンシステム
JP5369132B2 (ja) 住宅情報盤システム
JP4003670B2 (ja) インターホン転送装置
JP2013187809A (ja) 通話信号処理装置
JP2789997B2 (ja) 電話装置
JP2000244670A (ja) 集合住宅用ハンズフリー通話システム
GB2418798A (en) Echo suppression in a telephone terminal
JP3213487B2 (ja) 通話システム
JP2000278426A (ja) 集合住宅用インターホン、及びこのインターホンを用いた集合住宅用インターホンシステム
JP4179224B2 (ja) インターホン機器
JP4124171B2 (ja) 住宅情報盤
JP2655728B2 (ja) 集合住宅用インターホン

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050222

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050301

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050314

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080401

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401

Year of fee payment: 4

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090401

Year of fee payment: 4

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100401

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110401

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130401

Year of fee payment: 8

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees