JP3650735B2 - 磁気抵抗性素子 - Google Patents

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Description

【0001】
磁気抵抗性素子とも称されるMR素子は、センサ素子としてもまたメモリセル装置いわゆるMRAMのメモリ素子としてもますます頻繁に使用されるようになってきている(S.Mengel, Technologieanalyse Magnetismus Band2, XMR-Technologien, Herausgeber VDI Technologiezentrum Physilkalische Technologien, August 1997 を参照)。磁気抵抗性素子とは、当技術分野では、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置された非磁性層とを有する構造のことである。層構造を用いた構成形態に応じて、ここではGMR素子、TMR素子、およびCMR素子の区別がある。
【0002】
GMR素子の概念は、当技術分野では、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置される導電性の非磁性層とを有し、いわゆるGMR効果(giant magnetoresistance effect)を示す層構造に対して使用される。GMR効果とは、GMR素子の電気抵抗が2つの強磁性層内の磁化状態が平行に配向されているか反平行に配向されているかに依存することを意味する。GMR効果はいわゆるAMR効果(anisotropic magnetoresistance effect)に比べて大きい。AMR効果とは磁化された導体の抵抗がそれぞれ異なり磁化方向に対して平行または垂直であることを意味する。AMR素子は強磁性の単層で発生する体積効果である。
【0003】
TMR素子の概念は、当技術分野では、少なくとも2つの強磁性層とその間に配置される絶縁性の非磁性層とを有する層構造の磁気抵抗トンネル作用に対して使用される。絶縁性の層はここでは、2つの強磁性層の間でトンネル電流が発生する程度の薄さである。こうした層構造は同様に、これはスピン分極したトンネル電流が2つの強磁性層の間に配置された絶縁性の非磁性層を通って作用する磁気抵抗効果を示す。この場合にもTMR素子の電気抵抗は2つの強磁性層内の磁化状態が平行に配向されているか反平行に配向されているかに依存する。相対的な抵抗変化量はこの場合約6%〜約30%である。
【0004】
他の磁気抵抗効果として、その大きさ(室温での相対的な抵抗変化量100%〜400%)のためにCMR効果(collosal magnetoresistance effect)と称される効果は、高い保磁力により磁化状態をスイッチングするための高い磁界を必要とする。
【0005】
米国特許出願第5477482号明細書ではCMR素子の強磁性層および非磁性層を環状に構成することが提案されており、ここでこの環は相互に積層されるか、または相互に同心に配置されている。
【0006】
GMR素子ないしTMR素子をメモリ素子としてメモリセル装置で使用することが提案されている(例えば S.Tehrani et al, IEDM 96頁〜193頁、D.D.Tang et al, IEDM 95頁〜997頁を参照)。メモリ素子は読み出し線路を介して直列接続されている。これに対して横断方向にワード線が延在しており、この線路は読み出し線路からもメモリ素子からも分離されている。ワード線に印加される信号はワード線を流れる電流により磁界を発生し、この磁界が充分な強さを有する場合下方に存在するメモリセルが制御される。このメモリセル装置では2つの強磁性層の磁化状態が相互に平行に配向されているか反平行に配向されているかに応じてメモリ素子の抵抗が異なることを利用している。したがって情報を書き込む際には、一方の強磁性層の磁化方向を固定し、他方の強磁性層の磁化方向をスイッチングする。このために交差する線路に信号を印加し、交点で磁化のスイッチングに充分な磁界が発生するようにする。交差線路はxy線路と称され、書き込むべきメモリセルの個所で交差している。
【0007】
一方の強磁性層での磁化方向の固定は、磁化状態を保持する隣接の反強磁性層によって行われる(D.D.Tang et al, IEDM 95頁〜997頁を参照)か、または異なる層厚さの強磁性層によって行われる(S.Tehrani et al, IEDM 96頁〜193頁を参照)。ここで反強磁性層は、磁化状態を保持すべき隣接の強磁性層とは別の材料組成を有している。
【0008】
2つの強磁性層の厚さが異なると、一方の強磁性層で磁化方向を制御するために他方の強磁性層の磁界よりも高い磁界が必要となる。情報を書き込む際には、この磁界は2つの強磁性層のうち一方の層の磁化方向のみが制御されるように選定される。他方の強磁性層の磁化方向はきわめて高い磁界でしかスイッチングされず、制御されないまま保持される。
【0009】
強磁性層の層厚さは、一方では製造技術上の理由から約5nmの最小の層厚さを下回ってはならず、他方ではGMR素子またはTMR素子の強磁性層の最大の層厚さも所定の磁化方向が層の平面に対して平行に存在しなければならないことによって制限されている。したがってこの場合スイッチング磁界の正確な調整が要求される。
【0010】
本発明の基礎とする課題は、半導体プロセス技術の分野において良好な効率で製造可能であり、かつスイッチング磁界の調整に関して過敏でない磁気抵抗性素子を提供することである。
【0011】
この課題は本発明の独立請求項に記載の磁気抵抗性素子により解決される。本発明の別の実施形態は従属請求項から得られる。
【0012】
磁気抵抗性素子は特に有利にはメモリセル装置のメモリ素子として使用可能である。さらに磁気抵抗性素子はセンサ素子として使用可能である。
【0013】
磁気抵抗性素子は第1の強磁性層エレメント、非磁性層エレメント、および第2の強磁性層エレメントを有しており、非磁性エレメントは第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層エレメントとの間に配置されている。ここで非磁性エレメントは第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントに対してそれぞれ界面を有している。第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは同じ材料を有している。第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層エレメントとは非磁性層エレメントへの界面に対して平行な少なくとも1つの次元で異なるサイズを有する。
【0014】
第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントを異なる形状に構成することにより、強磁性層エレメントの磁化方向をスイッチングするのに必要な磁界も異なる。こうした効果を形状異方性と称する。それぞれの層エレメントでは層厚さに対して垂直なサイズが層厚さよりもはるかに大きいので、本発明の磁気抵抗性素子ではS.Tehrani et al, IEDM 96頁〜196頁で提案されている素子の層厚さよりも大きなサイズの差が得られる。このように大きなサイズの差が得られることにより、それぞれの層の磁化方向をスイッチングするのに必要な磁界強度を相互に著しく相違させることができる。これにより磁気抵抗性素子はスイッチング磁界の正確な調整に関して過敏とならない。
【0015】
第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは同じ材料から成るので、磁気抵抗性素子は半導体プロセス技術の分野、特に約450℃の温度負荷が発生するシリコンプロセス技術の分野で製造することができる。この温度領域では磁気抵抗性の層系に含まれる元素、特にFe、Co、Cuなどの拡散運動に基づいて拡散を考慮しなければならず、これにより強磁性層エレメントの特性が変化する。拡散をおそれて材料組成を界面領域で変更すると、元素の磁気抵抗効果の基礎となるスピンに依存する電子輸送が損なわれる。したがって1nm〜5nmの範囲の到達距離の僅かな拡散による材料移動でも界面を越えると磁気特性および電気特性の著しい変化をもたらすことが予測される。反強磁性層を強磁性層の磁化方向を保持するために使用する手法も、反強磁性層が材料組成の点で強磁性層とは異なっていなければならず、隣接する層間の拡散過程によって材料組成の変化を考慮しなければならない問題点を有する。
【0016】
この問題点は、本発明の磁気抵抗性素子で2つの強磁性層を同じ材料から形成し、2つの強磁性層の間に濃度グラジエントを発生させないことにより解決される。2つの強磁性層の間に濃度グラジエントが存在しないことにより、非磁性層エレメントを越えた拡散による材料輸送の駆動力は消失する。
【0017】
非磁性層エレメントへの界面に対して平行に強磁性層エレメントが任意の断面を有していてもよい。
【0018】
本発明の構成によれば、第1の強磁性層エレメント、非磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは平面形の層エレメントとして構成されており、これらは積層体としてまとめられている。第1の強磁性層エレメントの厚さは2nm〜20nmである。層厚さに対しての垂直方向では第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントのサイズは50nm×80nm〜250nm×400nmであり、長さまたは幅において少なくとも20%〜30%の差が存在する。第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの断面はここでは有利には矩形である。
【0019】
本発明の別の実施形態によれば、第1の強磁性層エレメント、非磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントはそれぞれ環状に構成されている。ここで第1の強磁性層エレメントの環の幅と第2の強磁性層エレメントの環の幅とは異なっている。第1の強磁性層エレメント、非磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは中空円筒の形状を有しており、これらの層は中空円筒の主軸線の方向で積層されている。スイッチング磁界の形状異方性は、異なる環の幅、すなわち第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの中空円筒の外径と内径の差の1/2を有する幅を構成することにより実現される。第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの厚さはそれぞれ2nm〜20nmである。第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの外径は50nm〜400nmの範囲にあり、ここで第1の強磁性層エレメントの外径および/または内径と第2の強磁性層エレメントの外径および/または内径とは20%〜50%異なっている。
【0020】
本発明の別の実施形態によれば、第1の強磁性層エレメント、非磁性層エレメント、および第2の強磁性層エレメントはそれぞれ中空円筒として構成されており、相互に同心に配置されている。ここで非磁性層エレメントは第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層エレメントとの間に配置されている。第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層エレメントとはこの場合円筒軸線に平行な高さに関して相互に異なっている。
【0021】
第1の強磁性層エレメントの高さは有利には50nm〜250nmであり、第2の強磁性層エレメントの高さは80nm〜400nmである。ここで高さの差は30nm〜150nm、少なくとも20%〜30%存在しなければならない。
【0022】
有利には強磁性層エレメントは元素Fe、Ni、Co、Cr、Mn、Gd、Dyのうち少なくとも1つを有する。非磁性層エレメントは導電性であっても非導電性であってもよい。有利には非磁性層エレメントは非導電性に構成され、材料Al、NiO、HfO、TiO、NbOおよび/またはSiOのうち少なくとも1つを有し、強磁性層エレメントへの界面に対して垂直な方向のサイズは1nm〜4nmである。この場合の磁気抵抗性素子はTMR素子であり、GMR素子と比べて高い電気抵抗をトンネル層に対して垂直な方向で有する。
【0023】
これに代えて非磁性層エレメントは導電性材料、例えばCu、AuまたはAgから実現することができ、強磁性層エレメントへの界面に対して垂直な方向のサイズは2nm〜4nmである。
【0024】
以下に本発明の実施例を図に則して詳細に説明する。
【0025】
図1のaには、第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの磁化方向に対して垂直なサイズが異なっている平面形の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図が示されている。図1のbには図1のaのIb−Ib線で切断した断面図が示されている。図2のaには、第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの磁化方向に対して平行なサイズが異なっている平面形の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図が示されている。図2のbには図2のaのIIb−IIb線で切断した断面図が示されている。図3のaには相互に積層された外径の異なる中空円筒形状の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図が示されている。図3のbには図3のaのIIIb−IIIb線で切断した断面図が示されている。図4のaには相互に同心に配置された高さの異なる中空円筒形状の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図が示されている。図4のbには図4のaのIVb−IVb線で切断した断面図が示されている。図5にはメモリ素子としての磁気抵抗性素子を備えたメモリセル装置の部分図が示されている。
【0026】
第1の強磁性層エレメント11、非磁性層エレメント13、第2の強磁性層エレメント12は積層体として上下に並べられて配置されている(図1のa、bを参照)。第1の強磁性層エレメント11は矩形形状を有しており、サイズは130nm×250nmである。層シーケンスの方向でこの第1の強磁性層エレメント11は10nmの厚さを有する。非磁性層エレメント13も同様に矩形の断面を有しており、サイズは130nm×250nmである。この層は層シーケンスの方向で2nmの厚さを有している。第2の強磁性層エレメント12は矩形の断面を有しており、サイズは200nm×250nmである。この層は層シーケンスの方向で10nmの厚さを有する。
【0027】
第1の強磁性層エレメント11および非磁性層エレメント13は第2の強磁性層エレメント12と同じ長さを有しているが、第2の強磁性層エレメント12よりも幅がせまい。第1の強磁性層エレメント11および非磁性層エレメント13は第2の強磁性層エレメント12の幅の中央に配置されている。第1の強磁性層エレメント11にも第2の強磁性層エレメント12にも、それぞれの層エレメント11、12の長さに対して平行な優位の磁化方向が存在する。この磁化方向は図1のaに双方向矢印で示されている。
【0028】
第1の強磁性層エレメント11および第2の強磁性層エレメント12は同じ材料組成を有する。これらの材料はCoから成る。非磁性層エレメント13はAlから成る。
【0029】
第1の強磁性層エレメント11は第2の強磁性層エレメントよりも高いスイッチング閾値を有する。
【0030】
第2の実施例では、第1の強磁性層エレメント21はCoから成り、非磁性層エレメント13はAlから成り、第2の強磁性層エレメント22はCoから成り、これらは上下に並べられて配置されている(図2のa、bを参照)。第1の強磁性層エレメント21は矩形の形状を有しており、長さ250nm、幅130nm、厚さは層シーケンスの方向で10nmである。第2の強磁性層エレメント22も同様に矩形の断面を有しており、長さ200nm、幅130nm、厚さは層シーケンスの方向で10nmである。非磁性層エレメント23は第2の強磁性層エレメント22と同じ断面を有しており、厚さは層シーケンスに対して平行に2nmである。
【0031】
第1の強磁性層エレメント21および第2の強磁性層エレメント22ではそれぞれの磁化状態は各層エレメント21、22の長さに対して平行な磁化方向で取得される。この磁化方向は図2のaに双方向矢印で示されている。
【0032】
第2の強磁性層エレメント22および非磁性層エレメント23は長さの方向で第1の強磁性層エレメント21の中央に配置されている。こうした構成により第1の強磁性層エレメントは第2の強磁性層エレメント22よりも高いスイッチング閾値を有する。
【0033】
第3の実施例では、磁気抵抗性素子はNiFeから成る第1の強磁性層エレメント31、NiFeから成る第2の強磁性層エレメント32、Alから成る非磁性層エレメント33を有しており、これらはそれぞれ円筒形状の断面を有している(図3のa、bを参照)。第1の強磁性層エレメント31、非磁性層エレメント33、第2の強磁性層エレメント32は中空円筒の主軸線の方向で積層体として配置されている。ここで非磁性層エレメント33は第1の強磁性層エレメント31と第2の強磁性層エレメント32との間に配置されており、円筒の軸線はそれぞれ一致している。
【0034】
第1の強磁性層エレメント31および第2の強磁性層エレメント32はそれぞれ主軸線に対して平行に10nmの厚さを有している。第1の強磁性層エレメント31および第2の強磁性層エレメント32では環状の磁化状態が発生し、この磁化状態は時計回りまたは反時計回りの方向で配向される。
【0035】
非磁性層エレメント33は主軸線に対して平行に2nmの厚さを有する。第1の強磁性層エレメント31の外径は200nmであり、第2の強磁性層エレメント32の外径は250nmであり、全層エレメントの内径は130nmである。
【0036】
こうした構成により第1の強磁性層エレメント31は第2の強磁性層エレメント32よりも大きなスイッチング閾値を有する。
【0037】
同様に上下に並べられた積層体となるように配置された中空形状の層エレメントはそれぞれ内径または内径および外径が異なっていてもよい。
【0038】
第4の実施例では、磁気抵抗性素子はNiFeから成る第1の強磁性層エレメント41、Alから成る非磁性層エレメント43、およびNiFeから成る第2の強磁性層エレメント42が設けられており、これらはそれぞれ中空の円筒形状を有し、かつ相互に同心に配置されている。ここで非磁性層エレメント43は第1の強磁性層エレメント41と第2の強磁性層エレメント42との間に配置されている(図4のa、bを参照)。
【0039】
第1の強磁性層エレメント41は外径約270nm、内径約260nm、中空円筒の主軸線に対して平行な高さ180nmを有する。非磁性層エレメント43は外径約260nm、厚さ2nmであり、中空円筒の主軸線に対して平行な高さは少なくとも180nmである。第2の強磁性層エレメント42は外径約258nm、内径約250nm、中空円筒の主軸線に対して平行な高さ250nmを有する。第1の強磁性層エレメント41および非磁性層エレメント43は高さに関して第2の強磁性層エレメント42の中央に配置されている。
【0040】
第1の強磁性層エレメント41でも第2の強磁性層エレメントでも磁化状態は環状であり、時計回りまたは反時計回りに配向されている。この磁化状態は図4のaに双方向矢印で示されている。
【0041】
こうした構成により第1の強磁性層エレメント41は第2の強磁性層エレメント42よりも高いスイッチング閾値を有する。
【0042】
メモリセル装置、すなわち図1のaから図4のbに示されているようにメモリセルSとして磁気抵抗性素子を備えた装置の構造に対して、メモリ素子はラスタ状に配置されている(図5を参照)。各メモリ素子Sは第1の線路L1と第2の線路L2との間に接続されている。第1の線路L1は相互に並列に延在し、かつ同様に相互に並列に延在する第2の線路に交差している。メモリ素子Sへの書き込みを行うために、対応する線路L1および対応する第2の線路L2はそれぞれ第1の線路L1と第2の線路L2との交点、すなわちメモリ素子Sが配置されている点に充分な磁界を発生させる電流を印加し、これにより第2の強磁性層エレメントの磁化方向がスイッチングされる。各交点で作用する磁界はこの場合、電流によって第1の線路L1で誘導される磁界と第2の線路L2で誘導される磁界とが重畳されて得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの磁化方向に対して垂直なサイズが異なっている平面形の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図および断面図である。
【図2】 第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの磁化方向に対して平行なサイズが異なっている平面形の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図および断面図である。
【図3】 相互に積層された外径の異なる中空円筒形状の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図および断面図である。
【図4】 相互に同心に配置された高さの異なる中空円筒形状の層エレメントを備えた磁気抵抗性素子の平面図および断面図である。
【図5】 メモリ素子としての磁気抵抗性素子を備えたメモリセル装置の部分図である。

Claims (10)

  1. 第1の強磁性層エレメント(11、21)、非磁性層エレメント(13、23)、および第2の強磁性層エレメント(12、22)が設けられてそれぞれ平面形の層エレメントとして構成されており、該層エレメントは上下に並べられて積層体として配置されており、非磁性エレメントは第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層エレメントとの間に配置されており、非磁性エレメントは第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントに対してそれぞれ界面を有しており、
    第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは同じ材料を有する、
    磁気抵抗性素子において、
    第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントはほぼ矩形であり
    第1の強磁性層エレメント(11、21)のサイズと第2の強磁性層エレメント(12、22)のサイズとは層シーケンスに対して垂直な長さまたは幅に関して少なくとも20%異なっており、
    第1の強磁性層エレメント(11、21)は層シーケンスに対して垂直に50nm×80nm〜250nm×400nmのサイズを有しており、層シーケンスに対して平行に2nm〜20nmの厚さを有しており、
    第2の強磁性層エレメント(12、22)は層シーケンスに対して垂直に65nm×80nm〜350nm×400nmのサイズを有しており、層シーケンスに対して平行に2nm〜20nmの厚さを有している
    ことを特徴とする磁気抵抗性素子。
  2. 第1の強磁性層エレメント(11、21)のサイズと第2の強磁性層エレメント(12、22)のサイズとは層シーケンスに対して垂直な長さまたは幅に関して少なくとも30%異なっている、請求項1記載の磁気抵抗性素子。
  3. 第1の強磁性層エレメント(31)、非磁性層エレメント(33)、第2の強磁性層エレメント(32)が設けられて上下に並べられた積層体として配置されており、非磁性層エレメントは第1の強磁性層エレメントと第2の強磁性層エレメントとの間に配置されており、非磁性層エレメントは第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントに対してそれぞれ界面を有しており、
    第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは同じ材料を有する、
    磁気抵抗性素子において、
    第1の強磁性層エレメント(31)、非磁性層エレメント(33)、第2の強磁性層エレメント(32)はそれぞれ中空円筒形状に構成されており、
    第1の強磁性層エレメント(31)の外径および/または内径と第2の強磁性層エレメント(32)の外径および/または内径とは異なっており、
    第1の強磁性層エレメント(31)、非磁性層エレメント(33)、および第2の強磁性層エレメント(32)は中空円筒の主軸線の方向で積層されている
    ことを特徴とする磁気抵抗性素子。
  4. 第1の強磁性層エレメント(31)および第2の強磁性層エレメント(32)の厚さはそれぞれ2nm〜20nmであり、第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントの外径は50nm〜400nmの範囲にあり、第1の強磁性層エレメントの外径および/または内径と第2の強磁性層エレメントの外径および/または内径とは20%〜50%異なっている、請求項3記載の磁気抵抗性素子。
  5. 第1の強磁性層エレメント(31)の外径は75nm〜300nmであり、該第1の強磁性層エレメント(31)の厚さは円筒の主軸線に対して平行に2nm〜20nmであり、第2の強磁性層エレメント(32)の外径は100nm〜400nmであり、該第2の強磁性層エレメント(32)の厚さは円筒の主軸線に対して平行に2nm〜20nmである、請求項3記載の磁気抵抗性素子。
  6. 第1の強磁性層エレメント(41)、非磁性層エレメント(43)、第2の強磁性層エレメント(42)が設けられており、非磁性層エレメント(43)は第1の強磁性層エレメント(41)と第2の強磁性層エレメント(42)との間に配置されており、非磁性層エレメントは第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントに対してそれぞれ界面を有しており、
    第1の強磁性層エレメントおよび第2の強磁性層エレメントは同じ材料を有する、
    磁気抵抗性素子において、
    第1の強磁性層エレメント(41)、非磁性層エレメント(43)、第2の強磁性層エレメント(42)はそれぞれ中空円筒として構成されており、
    第1の強磁性層エレメント(41)、非磁性層エレメント(43)、第2の強磁性層エレメント(42)は相互に同心に配置されており、非磁性層エレメント(43)は中空円筒の半径方向で第1の強磁性層エレメント(41)と第2の強磁性層エレメント(42)との間に配置されており、
    第1の強磁性層エレメント(41)と第2の強磁性層エレメント(42)とは円筒の主軸線に対して平行な高さに関して異なっている
    ことを特徴とする磁気抵抗性素子。
  7. 第1の強磁性層エレメント(41)の高さは50nm〜250nmであり、第2の強磁性層エレメント(42)の高さは80nm〜400nmであり、高さの差は30nm〜150nmである、請求項6記載の磁気抵抗性素子。
  8. 第1の強磁性層エレメント(41)の外径は70nm〜400nm、内径は60nm〜390nm、円筒の主軸線に対して平行な高さは35nm〜180nmであり、第2の強磁性層エレメント(42)の外径は60nm〜390nm、内径は50nm〜380nm、円筒の主軸線に対して平行な高さは50nm〜400nmである、請求項6記載の磁気抵抗性素子。
  9. 非磁性層エレメント(13、23、33、43)は材料NiO,HfO,TiO,NbO,SiOのうち少なくとも1つを含み、かつ1nm〜4nmの範囲の厚さを有する、請求項1から8までのいずれか1項記載の磁気抵抗性素子。
  10. 第1の強磁性層エレメント(11、21、31、41)および第2の強磁性層エレメント(12、22、32、42)はそれぞれ元素Cr,Mn,Gd,Dyのうち少なくとも1つを含む、請求項1から9までのいずれか1項記載の磁気抵抗性素子。
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