JP3645368B2 - 磁気共鳴イメージングシステム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は磁気共鳴イメージングシステム(MRIシステム)に好適であって、MRIプロシジャ中にRF磁場を生成するための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日ではよく知られているように、MRIにおいて画像化されるべき物体(例えば人体)は静磁場中に配置される。選択された被検体の領域において被検体のある種の原子核はその有極性により、静磁場の方向に整列しようとする。被検体を横切る傾斜磁場を印加し、そしてラーモア周波数でRF磁場を適用することにより、これらの原子核は、磁気的に整列した状態から90もしくは180度傾斜した状態に励起される。RF送信信号を取り去ることにより、選択された原子核は再び整列した状態に戻ろうとする。再び整列する間に、原子核はRF信号を発生し、このRF信号はRF受信コイルにより検出することができる。RF受信コイルにより受信されたRF信号の結果は、頭部、脊柱あるいはその他の被検体の部分の断層像を導出するために処理される。
【0003】
MRIデバイスにおいては、静磁場やRF磁場の両者を生成する幾つかの装置および方法が案出された。静磁場は、例えば管状コイル(ここでは被検体は、管の内側に通される)や、横磁石(ここでは被検体は、対向するパンケーキ形状磁石の間に配置される)を使用して生成される。横磁石配列は、“C”型,“H”型,“4本柱”配列といった横磁石を支持するする構造体の型によって一般に知られている。これら横磁石配列は撮影中における被検体への改善されたアクセスを提供することにおいて管状コイル配列よりも有益である。このことは、例えば、撮影される人がMR撮影中において医学的処置を受けるために物理的な接触を必要とする場合に有利となり得る。
【0004】
またRF磁場はMRIプロセス中に生成される必要があり、一般に、MRI装置内に配置されたコイルによって生成される。その一例として、サドル形コイルもしくは撮影される被検体の周囲に配置されるソレノイドがある。サドル形コイルもしくはソレノイドは、RF磁場を公知の作法にしたがって生成する。しかしながら、これらの装置は、被検体へのアクセスを制限するという問題がある。この欠点は特に横磁石システムにいおいて例証される。ここでは(静磁場のための)横磁石により得られるオープンアクセスは、少なくとも部分的には、被検体の近傍や周囲に配置される(RF磁場送信のための)サドル形コイルもしくはソレノイドの存在により阻害される。
【0005】
被検体への改善されたアクセスを提供するRFアンテナが、アクン(Akgun )による米国特許第4,968,937号明細書に開示されている。アクンは、撮影される被検体に対向する側に配置された導電性ストリップ(細長部)の2枚のシートをなすRFアンテナを開示する。導電性ストリップのための戻り電流パスを提供する追加的なシートは、導電性ストリップシートと複合して配置される。オペレーションにおいては、アクンは、ストリップを通過し、整合ネットワークにより所望の共鳴周波数に整合された送信線としてシートを作用させる電流について述べている。
【0006】
アクンの装置は、MRIプロシジャにおける患者への改善されたアクセス能を提供する一方、複合シート上のストリップを伝導する電流に関する複雑さの問題を被っている。ストリップ付きの複合導電性シートおよび戻りパスは、製造コストを増加させ、不都合であるとされている。加えて、各々の導電性ストリップを伝導する電流が慎重に制御されない場合には、RF磁場の均等性が低下する。
【0007】
別のRF送信装置が、本願と同一の譲渡人に譲渡されたマカーテン(McCarten)らによる米国特許出願第08/025,418号に記載されている。マカーテンの装置は、直列に接続され互いに反対方向の巻線を成す平らで細長い導電性部材により形成されたRFコイルを開示する。導電性部材は、患者と反対側の静磁場磁石の近傍に配置される。特に、導電性部材は、静磁場磁石と関連するマグネティック・シムにより生成された環状のくぼみに形成される。この装置においては、MRIプロシジャ中における患者への物理的なアクセスに対して如何なる特別な障害をも追加しない。しかしながら、マカーテンのRFコイルにおける導電性部材の構成およびその位置選定に起因し、マカーテンの装置は、選択され磁気的に整列された被検体内の原子核を傾斜させるために送信器において相当のRFパワーを要求する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は上述した事情に対処すべくなされたもので、その目的は患者への良いアクセスを提供し、低いパワーレベルで動作するRF送信器を備えた磁気共鳴イメージングシステムを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本発明のRFコイルペアは、いわゆる“フォーポスト”横磁石イメージャと共に用いられる。このMRI構造によれば、四つの磁石柱がイメージング領域のそれぞれの隅に設けられ、対向する横磁石を支持し、静磁場の戻りフラックスのパスを提供する。四つの“柱”は、撮影される被検体のそれぞれ上および下の横磁石を支持する。また本発明のRFコイルは、四つの磁石柱の間において、イメージング領域を斜めに横切る直交平面内に形成される。
【0010】
また、本発明のRFコイルペアは、撮影される被検体の周囲に、二つ又は一般的にそれ以上の矩形ループを形成する。各々のループは整合ネットワークで始まり、四つの磁石柱の一つの近傍にそって伸び、上部横磁石構造体の近傍のイメージャの反対隅に向かって伸び、反対隅の磁石柱に沿って伸び、下部横磁石構造体の近傍の元の磁石柱に戻る。かくしてRFコイルは撮影される被検体の周囲に、連続する二つのRF導電パスを形成し、これは直交位相検波(QD:quadrature detection)のために使用され得る。
【0011】
特に、非−QDモードに応用した本発明のRFコイルペアは、隣接する単一の導電性ストリップから形成された二つの直交矩形コイルを提供する。隣接ストリップは一の柱で始まり、下部横磁石構造体の下方に伸び、下部横磁石構造体のほぼ中央に到達したら隣接する柱に向かって90゜ターンし、上部横磁石構造体に向かって上方の隣接する柱をたどって上部横磁石構造体を横切り、反対の柱に向かって下方に伸び、最後に下部横磁石構造体の中央まで戻る。さらに、残りの柱に向かって90゜ターンし、残りの柱に向かって上方に伸び、上部横磁石構造体を横切って元の開始点まで伸びる。かくして、対向配置された柱のペア間を走行する隣接した導電性ストリップにより二つの矩形ループが形成される。
【0012】
各々の発明において、当該RFコイルペアは、イメージング処理中における患者へのアクセスを許容する一方でRF送信パワーの要求を低下させるコンパクトな構造を提供する。また、当該RFコイルは、比較的に低いパワーレベルで良好なRF磁場の均一性を作り出す。
【0013】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。なお図1に示す従来例と同一の要素部品には同一の符号を付してある。図1はいわゆるフォーポスト横断MRIシステムを示している。本システムにおいて静磁場を生成するために、磁石柱106および108により相互結合されたブロック102および104を含む強度の透磁性構造体は、上部横磁極110および下部横磁極112を有する永久磁石(または電磁石)の間で磁束のパスを規定する。患者は、患者用寝台120を利用して撮影領域118に対し送入され、そして送出される。
【0014】
図1に見られるように、静磁場に関係する構造体は比較的オープンでアクセスしやすい撮影領域118を提供する。磁極110および112は、寝台120のそれぞれ上部および下部の空間のみを占有し、支柱106および108は寝台120の隅の空間のみを占有する。かくしてMRIプロシジャ中における寝台120上の患者へのアクセスは、静磁場磁石によっては阻害されることがない。
【0015】
しかしながら図1に示される従来装置においては、RF送信コイル構造体により患者へのアクセスが阻害される。特に図1に示される様な従来のシステムでは比較的大きなRFコイル100が一般に用いられる。当業者にとって明かであるが、被検体内の原子核が磁場B0 により整列された後は、RF送信コイルはMRIプロセス中において原子核を90又は180度傾斜させるために比較的高出力のRFパルスを生成しなければならない。このプロセス中は、極めて均一な送信RF磁場分布を得ることが望まれる。従来装置では、比較的大型のサドル形コイルまたはソレノイドがRF磁場分布を生成するRF送信器として用いられてきた。図1に示すように、サドル形コイルは、MRIプロシジャ中における被検体の周囲への比較的大型で邪魔な構造物を与える。このことは、たとえMRIプロシジャ中における患者へのアクセスを改善すべく開口部114をRF送信コイル100に形成したとしても同じことである。
【0016】
良好なRF磁場の均一かつ高感度性を、図1のMRI装置において患者を取り囲むRFコイル100を用いることなく作り出すことが望ましい。
【0017】
図1のRFシステムを完結し、比較的小さいRF受信コイル122は、一般に、比較的微弱なRF応答信号を受信するため、患者の診断部位の適所に結合される。図1に示された受信コイル122は、特に脊柱部のイメージングのために適合されており、患者支持パッドの中に組み込まれている。
【0018】
横磁石MRIシステムでの使用のための如何なる望ましい構成の他のRF受信コイルも、本発明のRF送信コイルとともに使用することができる。
【0019】
図2のフォーポストMRI構造物は、図2のRF送信コイルがいわゆる“X−ウイング”装置内に配置されていることを除いては図1と同様である。
【0020】
図2に見られるように、イメージング領域118は、図1の従来例に係るフォーポスト横磁石MRI構造体のRF送信コイル100によって制限されることがない。代わりに、図2のMRIシステムにおいて、RF送信コイルは銅製ストリップ140の内にあって、対向する柱108/122および106/124のそれぞれの間に伸びる二つのループとして形成されている。
【0021】
特に、第1のRF送信ループは、柱108の内側の近傍で鉛直方向に伸びる銅製ストリップ140によって形成されている。それは、下部ポール112および上部ポール110の表面144および146近傍のそれぞれの終端に沿って、それぞれが続いている。ループは支柱108に準じて示されるものと同様のやり方で、支柱122の鉛直内側の近傍に伸びて終わる。
【0022】
第2のRF送信ループは、柱106および124の鉛直内側近傍に伸び、面144および146の内側および水平近傍に伸びる銅製ストリップ140により形成されている。図2は等距離図法により示されているので、銅製ストリップ140の二つのループの一部しか見られないが、銅製ストリップが対向する柱のそれぞれの間で二つのループを形成することは図3において明かにする。
【0023】
図3において、柱106、108、122、及び124(これらは図2にも示されている)は一点鎖線で示されている。加えて、面144及び146(図2)は、それぞれ一般的な平面145及び147(図3)に相当する。図3に示されるシステムは、導電性ストリップ140が形成する二つのRF送信ループ150および152以外の構造体が省略されるかあるいは一点鎖線で示されることを除いては、図2に示されたものと同じである。
【0024】
図3に見られるように第1のRF送信ループ150は支柱108と122との間に伸びている。第2のRF送信ループ152は支柱106と124との間に伸びている。二つのループ150および152は導電性ストリップ140から構成される。導電性ストリップは、具合のよい場所にて長手方向に開口し、整合回路160又は162に電気的に接続されている。第1および第2のループ150および152は、不可欠というわけではないが好ましくは、図3に示されるように、互いに90度をなす平面上に配置される。ループ150および152は、非−QDモードにおいて0゜から180゜を基準としていかなるアングルをも取り得る。
【0025】
図4は本発明に係るRF送信コイルの実施形態の具体的構造を示している。図4に見られるように、二つのループ150および152を形成する導電性ストリップ140は、透明ポリマー物質142に収められている。イメージング領域118(図2)において二つのループ150および152をマウントする適切なマウント構造体151は、特にMRI装置に対しループ150および152を固定するために提供される。
【0026】
ループ150および152の各々は、整合回路160および162に接続するためのリード線154を含んでいる。
【0027】
好ましい実施形態においては、コイル150および152は、互いに90゜をなして配置される同一の矩形コイルループである。各々の矩形ループの一般的な寸法は、長さが55インチ、高さが19.5インチである。導電性ストリップの幅は2インチである。導電性ストリップは薄銅から構成されるが、他の導電性物質であっても良く、イメージング領域へのアクセスを阻害することのない程度の厚さを有していても良い。
【0028】
図5は本発明の他の実施形態を示している。ここでは、二つのループ150および152は、単一の連続する導電性ストリップ140から形成されている。図5の実施形態が交差部を一つだけ(矢視“A”)をもつ点を除いては、図5は図4の全てについて同一である。
【0029】
図5の矢印“B”の位置では、ループ150および152を構成する導電性ストリップ140は、お互いに交差することも接触することもない。これは後述する図7において詳細に示されている。
【0030】
図6は、図4または図5におけるループ150および152の“A”方向から見た交差部153を示している。図4の実施形態においては、ループ150および152は、同図に見られるように二つの交差部を有している。そのような交差部の一つのみをここでは述べるが、これは各々の交差点に等価的にいえることである。図5の実施形態では図6に示したような一つの交差点を有する。
【0031】
先ず最初に、図6の左隅上部のループ152を参照する。導電性ストリップ140は、交差点153に到達し、はんだ182により導電性ストリップ140に電気的に取り付けられた二つのキャパシタ180Aで終端している。次にキャパシタ180Aは、はんだ182により、上部導電層155の一つの終端に電気的に取り付けられる。上部導電層155の反対の終端においては、キャパシタ180Cが、はんだ182により電気的に取り付けられる。そしてキャパシタンス180Cはループ152の導電性ストリップ140にはんだ付けされる。そして導電性ストリップ140は、図6の右隅下部に続く。かくして図6に示されるループ152は、図6の左隅上部から図6の右隅の下部まで、導電性ストリップ140、キャパシタ180A、上部導電層155、キャパシタ180C、そして導電性ストリップ140の一連の接続を介して電気的に連続するものとなる。
【0032】
上部導電層155は、二つの導電層155および157にはさまれた上側半分を形成する。上部導電層155は、薄いテフロン片により下部導電層157から隔離される。下部導電層157は、上述したように上部導電層155がループ152のための電気的な交差点を形成したのと同じ様にループ150のための電気的な交差点を形成する。特に、ループ150は、導電性ストリップ140、キャパシタ180B、下部導電層157、キャパシタ180D、そして導電性ストリップ140の一連の接続を介して図6の右隅上部から図6の左隅下部へ電気的に連続するものとなる。
【0033】
キャパシタ180A〜180Dは、各々の矩形コイルの間の容量性カップリングを低減するための低い値のキャパシタである。各々の矩形コイル(シングルターン)のインダクタンスは、およそ2.5μHである。コイルは整合回路160および162を通じて15MHzに整合され、50Ωに整合される。
【0034】
あるいはまた、キャパシタンスは、導電性ストリップ140の長さに沿って如何なる場所にも直列に配置され得る。例えば、RF送信コイルループに沿った等距離に配置され得る。
【0035】
図4では、矩形コイル150および152は磁気的にも電気的にも孤立している(何故なら二つのコイルは互いに直交するから)。このことは、直交送信コイルの用途に適している。あるいはまた、二つの矩形コイルは、図5に示したように、非−直交送信コイル装置を形成すべく直列もしくは並列に配線される。直交送信コイル装置の利点は、2のファクターによるRF送信パワーを節約することができる点にある。また、直交コイルの構成の不利な点は、コイルの間の絶縁を維持する必要があることである。直交および非直交の適用例の両者が、本発明のスコープ内でイメージされる。非直交送信コイルは電気回路が簡単であり、カップリング要求も少ないが、より大きいRFパワーを必要とする。
【0036】
図7は図5から送信点“B”を示している。図7の左隅上部で始まり、導電性ストリップ140はループ152として始まり、中央点155の近傍にて図7の右隅下部のループ150に向けてターンする。
【0037】
(図7の右隅上部からの)ループ150の導電性ストリップは、図7の左隅下部まで図示外でループする。ここからは、導電性ストリップ140はループ152の一部を形成するために図7の右隅下部に向かってターンする。導電性ストリップ140は図示外で再度ループし、図7の左隅上部に続く。
【0038】
図8は、図4の実施形態に従ったX−ウイングRF送信コイルを備えたMRIシステムを示している。特に、寝台天板120(図2参照)は、静磁場磁石200、傾斜磁場磁石210、そしてRF送信コイルループ150および152の間のイメージング領域168に挿入されることが示されている。本実施形態におけるループ150および152は、RF信号を送信するために配置され、一方、RF受信コイル122は、放出されるRF信号を受信するために配置される。ループ150および152には、それぞれ、整合回路160および162が取り付けられる。静磁場磁石200、傾斜磁場磁石210、ループ150および152、そしてRF受信コイル122は全て、コンピュータ220に対し接続されている。コンピュータ220はRF磁場の送受信を制御する。このコンピュータ22は、撮影領域の可視画像を提供するためのモニタ(video display tube)230に接続される。
【0039】
図9は、RF送信コイル150および152が図4よりもむしろ図5に示されるコイルに相当することを除いては図8と同様である。図8と同様に図9は、ループ150/152、傾斜磁場コイル210そして静磁場磁石200により規定されるイメージング領域168に挿入される寝台120を含んでいる。
【0040】
本発明のX−ウイングコイルは、イメージングされる物体へのアクセスを制限することがないため、先のRFコイルよりも有利な点を提供する。正規でインタベンショナルな画像利用にとって、X−ウイングコイルは、撮影される患者に対し、上述した米国特許出願第08/025,418号に記載された平型断層送信コイルと事実上同じ開放性を提供する。
【0041】
X−ウイングコイルはまた、RFパワー効率の面で平型断層送信コイルよりも利点を有している。とりわけ、RFパワー効率は、所要のRF磁場強度を得るためのRFパワー入力によりRF磁場強度Bを除算することで定義される。X−ウイングコイルは、平型断層送信コイルで同一の共鳴周波数を得る場合に比較し、同一のフリップ角を得るためのRFパワーが十分の一で済む。
【0042】
例えばマカーテン(米国特許出願第08/025,418号)のRF送信コイル(上部および下部の横磁石構造体の近傍パンケーキ形状のコイルとして提供される)と、本発明のX−ウイング送信コイルとを仮に比較すれば、本発明により得られるパワー効率に関する利点が実証される。
【0043】
例えば、マカーテンのパンケーキ形送信コイルは、2.74MHzにおいて、送信フィールドの望ましい均一性を得るためにおよそ3kWの送信パワーを必要とする。パワー要求は使用周波数に比例するので、仮にマカーテンの装置が15MHzで動作した場合、送信コイルはおよそ20kWものパワーを必要とするであろう。これらのパワー要求は、マカーテンのパンケーキ形送信コイルが仮にQDモードで動作すれば半分に低減され、15MHzで10kWのパワー要求に抑えることができる。しかし、これでも相対的にみれば高い。
【0044】
2.74MHz、非QDモードで本発明のX−ウイングコイルを動作させる場合と比較すると、マカーテンのパンケーキ形送信コイルと同じ送信フィールドの均一性を得るために、わずかに300W程度しか必要としない。本発明のX−ウイング送信コイルの300Wに比べ、マカーテンの装置では3000Wの要求となる。
【0045】
図10〜図12は、コイル中央の垂直方向における磁場の均一性を改善した本発明の他の実施形態を示している。図10〜図12の改善点は、図2〜図8のコイルに存在する垂直磁場の不均一性を補償する点にある。
【0046】
例えば図3に示される型のX−ウイングコイルを備えたMRIシステムにおいて、X−ウイングコイルの中央から15cm垂直上部においては、コイルの中央の磁場強度B1 に比べ、B1 は70%から100%の磁場強度の増加を示す。この垂直方向の磁場不均一性は、X−ウイングコイルの中央下部でも等価に存在する。比較によれば、図10〜図12のX−ウイングコイルは、中央のフィールドと、これに対し15cm上部又は下部のフィールドとの比較によれば、B1 フィールド強度において12%から15%の増加のみを示す。図10〜図12のコイルは、かくして垂直方向において改善されたB1 の均一性を提供する。
【0047】
垂直方向において増加されたB1 フィールドの不均一性は、恐らくは図5に示される2つのコイルの交差部“A”により生成される強力な磁場によるものである。図9〜12の改善されたコイルにおいて交差部は、外見上、イメージング領域118の重要な中央部におけるB1 フィールドの均一性の悪影響がより少ない場所に移動している。特に、重要なイメージング領域は30cmのDSVである。交差点をイメージング領域の外に移動する(あるいは少なくともその中心から離す)ことにより、垂直磁場B1 の均一性は改善される。
【0048】
図9〜図12は、改善されたX−ウイングコイル構造を示している。特にコイルは、電気的に連続した二つの“U”字形の導電性ループ(例えば、図9の上方又は下方からみればループは“U”字形をなすことがわかる)により作り出される。ストリップは、“X−ウイング”構成を形成する曲げ方法を除き、図3〜図7に関して述べた全ての方法により実現される。すなわち、例えば図5においてX−ウイングにおける“X”は、“\”ループにオーバーループする“/”ループ(上方から見て)として形成されるか、一方、“<”ループに並んでいる“>”ループとして形成された二つのオーバーループするループにより形成される。
【0049】
いずれの場合においても、結果として“X”が構成される。図9〜図12のX−ウイングコイルは、また、同様に位置づけ、マウントされ、図3〜図7に関して述べたX−ウイングコイルとしてMRIシステムにおいて使用される。
【0050】
“U字形ループ”なる語は略矩形ループを意味し、この矩形ループは上方または下方から見て、180゜より少ない角度で曲げられ、あるいは丸められ、あるいは中央部から遷移されて構成される。この際、曲率の度合い、スムースさ、曲線の対称的直角度または“点対称性”はどのように決めても構わない。これによりU字型は、“V”字形ループおよび不定型のループを含む。加えて、“略矩形ループ”は、厳密な矩形でなくてもよく、例えば45゜の切欠き部(図10の“d“)を含んでいても良い。
【0051】
図10のX−ウイングコイルにおいては、概して連続的な導電性ストリップ140は、四つのハーフループ501A〜Dを形成し、それぞれのハーフループはイメージング領域118の中央部分から外側に伸びる。図10に示されるように、ハーフループ501A及び501Dは“U”字型の完全なループを形成するために結合される。ハーフループ501Bおよび501Cもこれと同様である。一実施形態においては、ループ501A/Dおよび501B/Cを次のように位置させても良い。すなわち、ループ501A/Dを、フォーポストMRIシステムの一の柱から近傍の柱(例えば図3の柱106と122)に伸び、一方で、ループ501B/Cを、隣接する残り二つの柱(図3の柱108および123)から伸びるように位置させても良い。他の実施形態では、X−ウイングコイルを柱の整列から離れるように所定角度だけ回転させても良い。
【0052】
導電性ストリップ140は一般に整合回路160の電極端子(+)から始まる。そこからループ501A/Dが始まる。ループ501A/Dがほぼ完全に形成されると、ストリップは送信エリア502のループ501B/Cにクロスオーバーする。送信エリアにおいては、ストリップ502の一部502Aは、ループ501A/Dからループ501B/Cを横切る。ストリップがループ501B/Cを形成した後は、部分502Bは、ループ501/Dに戻り、さらに整合回路160の(−)の端子において完全なループ501A/Dを完結するためにストリップ502Aの経路(必然的ではないが、好ましくは部分502Aの下)を引き返す。部分502Aおよび502Bは、お互いに電気的に絶縁されている。
【0053】
図10のX−ウイングコイルのための有用な寸法を以下に示すが、本発明はこれら特定の寸法に限定されることはない。
【0054】
a=170mm
b=240mm
c=25.4mm
d=45゜
e=495.3mm
f=1409.7mm
ストリップ140は“連続”するものとして説明したが、望ましくは図11に示すように分散されたキャパシタC1〜C11により断続している。“連続”なる語は、分散されたキャパシタンスを含んでいる。キャパシタンスC1〜C11はRFループの間の容量性カップリングを低減させるための低い値を有するキャパシタンスである。図11の矢印は、RF電流の流れを示している。すなわち、整合回路から始まり、ループ501B/Cを介して進み、ループ501A/Dを介して進み、整合回路に戻る。
【0055】
図12はRF送信コイル150および152が図4よりもむしろ図10に示されるコイルに相当することを除いては図8と同様である。図12は、図8と同様に、ループ150/152、傾斜磁場コイル210、そして静磁場磁石200によって規定されるイメージング領域168に入れられる寝台120を含んでいる。
【0056】
本発明は、現時点で最も実用的であり好ましいと考慮される実施形態に関連して説明されたが、本発明は、開示された実施形態に限定されず、特許請求の範囲及び技術的範囲内に含まれた種々の変形および等価な構成を含むことを意図している。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように本発明によれば、患者への良いアクセスを提供し、低いパワーレベルで動作するRF送信器を備えた磁気共鳴イメージングシステムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のフォーポストMRIを示す図。
【図2】本発明の第1実施形態に係るフォーポスト寝台MRIを示す図。
【図3】図2に示されるMRIのRFコイルを簡潔に示す図。
【図4】本発明の第1実施形態に係るRFコイルを示す図。
【図5】本発明の第2実施形態に係るRFコイルを示す図。
【図6】図4及び図5のA方向から見た図4のRFコイルの一部を示す図。
【図7】図5のB方向から見た図5のRFコイルの一部を示す図。
【図8】図4のMRIの構成を模式的に示すブロック図。
【図9】図5のMRIの構成を模式的に示すブロック図。
【図10】本発明の他の実施形態に係るRFコイルを示す図。
【図11】図10におけるRF電流および分散されたキャパシタンスをより詳細に示す図。
【図12】図9のMRIの構成を模式的に示すブロック図。
【符号の説明】
100…RFコイル
106、108…支柱
110…上部横磁極
112…下部横磁極
118…撮影領域
120…寝台天板
122…RF受信コイル
140…導電性ストリップ

Claims (18)

  1. 撮影領域内の被検体を磁気的に画像化するシステムにおいて、
    前記撮影領域の上下に分極された静磁場磁石と、傾斜磁場コイルとを有し、前記撮影領域の上下それぞれに設けられたハウジングと、
    2つのU字形ループを形成するRF送信コイルストリップであって、各U字形ループは前記撮影領域の外に向かって凹状に設けられ、かつそれぞれのハウジングによりその位置が概ね定められる2つの辺と、面が異なる2つのハーフループとを有するRF送信コイルストリップと、
    隣り合う2本の支柱の2組として配置される4本の支柱であって、各ハーフループは3つの辺を有し、前記2つのハーフループは、それぞれのハウジングにより定められる2つの辺を有し、U字形ループの一方を形成する2つのハーフループの辺のうち、ハウジングにより定められる辺以外の残りの辺は、隣り合う2本の支柱のそれぞれの辺に対応して定められており、U字形ループの他方を形成する別の2つのハーフループの辺のうち、ハウジングにより定められる辺以外の残りの辺は、隣り合う別の2本の支柱のそれぞれの辺に対応して定められる4本の支柱と、
    前記傾斜磁場コイルの磁束と前記RF送信コイルストリップとを制御するコンピュータと、
    を具備するシステム。
  2. 前記支柱は、磁束導体からなり、前記撮影領域の上下のハウジングを構造的に支える請求項1記載のシステム。
  3. 撮影領域内の被検体を磁気的に画像化するシステムにおいて、
    前記撮影領域の上下に分極された静磁場磁石と、傾斜磁場コイルとを有し、前記撮影領域の上下それぞれに設けられたハウジングと、
    前記撮影領域を囲む電気的に連続な単一の導電性ストリップからなるRF送信コイルであって、前記撮影領域の周囲にX字状に並列配置され、かつ面が異なる2つのハーフループを形成する2つのU字形ループを形成するRF送信コイルと、
    隣り合う2本の支柱2組として配置された4本の支柱であって、各ハーフループは3つの辺を有し、前記2つ1組のハーフループは、それぞれのハウジングにより定められる2つの辺を有し、U字形ループの一方を形成する2つのハーフループの辺のうち、ハウジングにより定められる辺以外の残りの辺は、隣り合う2本の支柱のそれぞれの辺に対応して定められており、U字形ループの他方を形成する別の2つのハーフループの辺のうち、ハウジングにより定められる辺以外の残りの辺は、隣り合う別の2本の支柱のそれぞれの辺に対応して定められている4本の支柱と、
    傾斜磁場コイルの磁束とRF送信コイルとを制御するコンピュータとを具備するシステム。
  4. 前記支柱は、磁束導体からなり、前記撮影領域の上下のハウジングを構造的に支える請求項3のシステム。
  5. 垂直支柱と水平ハウジングとで定められる撮影領域を有する横磁石型MRIシステムで用いられるRF送信コイルにおいて、
    接続されたトップ、ボトム、および辺ストリップを有する矩形ループを形成し、トップおよびボトムストリップは、前記撮影領域の中心に近い第1の部分と、この第1の部分から延長して、2つの異なる垂直支柱に向けた異なる2つの向きに設けられる2つの終端部分とを有する第1の導電性ストリップと、
    接続されたトップ、ボトム、および辺ストリップを有する別の矩形ループを形成し、トップおよびボトムストリップは、前記撮影領域の中心に近い第1の部分と、この第1の部分から延長して、別の2つの異なる垂直支柱に向けたさらに異なる2つの向きに設けられる2つの終端部分とを有する第2の導電性ストリップと
    を具備するRF送信コイル。
  6. 前記異なる4本の向きは、少なくとも1つの面において互いに直交する請求項5記載のRF送信コイル。
  7. 前記矩形ループは、第1の導電性ストリップと第2の導電性ストリップとを接続する付加的な導電性ストリップのトランジション部分を介して電気的に接触される請求項5記載のRF送信コイル。
  8. 前記トランジション部分は、前記撮影領域の中心から少なくとも15cmは離れている請求項7記載のRF送信コイル。
  9. 前記導電性ストリップの全てを支える電気的絶縁フレームをさらに備える請求項5記載のRF送信コイル。
  10. 上面を定める上部ポールと下面を定める下部ポールとを有する静磁場磁石と、
    上部および下部ポールを構造的に接続し、磁気的導体を有する支持構造と、
    電気的に接続され、それぞれが上面、下面、および支持構造に近い各辺を有する2つの矩形ハーフループにより形成される第1のRFコイルとを具備し、
    2つの矩形ハーフループの一方は上面と下面にほぼ直交する第1の面内にあり、2つの矩形ハーフループの他方は上面と下面にほぼ直交するが第1の面とは異なる第2の面内にある磁気システム。
  11. 電気的に接続され、それぞれが上面、下面、および支持構造に近い各辺を有する他の2つの矩形ハーフループにより形成される第2のRFコイルをさらに具備し、
    他の2つの矩形ハーフループの一方は上面と下面にほぼ直交するが第1の面及び第2の面とは異なる第3の面内にあり、他の2つの矩形ハーフループの他方は上面と下面にほぼ直交するが第1の面、第2の面および第3の面とは異なる第4の面内にある請求項10記載の磁気システム。
  12. 第1、第2、第3、第4の面のうちの2つの面は、第1、第2、第3、第4の面のうちの他の2つの面とほぼ直交する請求項11記載の磁気システム。
  13. 前記支持構造が4本の支柱から成る請求項11記載の磁気システム。
  14. 第1および第3の面は前記4本の支柱のうちの2つと概ね交差し、第2と第4の面は前記4本の支柱のうちの他の2つと概ね交差する請求項13記載の磁気システム。
  15. 撮影領域内の被検体を磁気的に画像化するシステムにおいて、
    前記撮影領域の上下に分極された静磁場磁石と、傾斜磁場コイルとを有し、前記撮影領域の上下それぞれに設けられたハウジングと、
    2つのU字形ループを形成する単一RF送信コイルであって、一方のループは他方から見るとU字形であり、各U字形ループは前記撮影領域の外に向かって凹状に設けられ、かつそれぞれのハウジングによりその位置が定められる2つの辺を有する単一のRF送信コイルストリップと、
    傾斜磁場コイルの磁束とRF送信コイルストリップとを制御するコンピュータとを具備するシステム。
  16. 2つのU字形ループそれぞれは、面が異なる2つのハーフループを有する請求項15記載のシステム。
  17. 磁束導体からなり、前記撮影領域の上下にハウジングを構造的に支える支柱をさらに備える請求項15記載のシステム。
  18. 隣り合う2本の支柱2組として配置された4本の支柱であって、各ハーフループは3つの辺を有し、前記2つ1組のハーフループは、それぞれのハウジングにより定められる2つの辺を有し、U字形ループの一方を形成する2つのハーフループの辺のうち、ハウジングにより定められる辺以外の残りの辺は、隣り合う2本の支柱のそれぞれの辺に対応して定められており、U字形ループの他方を形成する別の2つのハーフループの辺のうち、ハウジングにより定められる辺以外の残りの辺は、隣り合う別の2本の支柱のそれぞれの辺に対応して定められている4本の支柱をさらに有する請求項16記載のシステム。
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