JP3638579B2 - 人形 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、人形に関する。
なお、本明細書において、人形とは、胴体と脚部と腕部と頭部を備えた人形全般に限らず、頭部を備えていない、いわゆる人形用素体といわれるものをも含む概念とする。また、手足、腰などの所要箇所が可動可能に構成されている、いわゆる可動人形の全てが対象とされる。また、可動人形には、所要可動箇所に別途間接部を設けているものや、間接部を設けず一体に成形されているが膝・肘などの所要箇所にて屈曲可能に構成されているものなど公知のもの全てが対象とされる。
また、「上脚」とは、脚の付け根(腰部股間位置との連結部)から膝までをいい、「下脚」とは、膝から足首までをいい、「足部」とは足首から先端(指先)までをいうものとする。
【0002】
【発明の技術的背景】
昨今の人形業界において、特にフィギュアと称される人間の身体(裸体)形態を忠実に模写した構成を有する人形が需要者に人気を得ている。
このフィギュアなる人形は、一般に女児等が手に持って遊んだり、単に着せ替えをして遊んだりすることもあるが、昨今フィギュアの需要者層も変化してきており、特に成人男性などの需要者も多くなってきていることからも、その遊び方が変わってきている。
すなわち、手足や腰などが可動するフィギュアでは、例えば裸のまま、若しくは様々な衣装を着せた状態で、思い思いの姿勢を取らせ、その姿勢を維持させたまま棚やケース内などに飾ったり、あるいは写真撮影をしたりして楽しむ趣向がある。なお、手足や腰などが動かない人形にあっても、需要者の好みにあった衣装などを着せて飾ったり、写真撮影したりしている。
また、例えば、美術用デッサンなどで使用される可動人形にあっては、手足や腰などを任意に折り曲げて、デッサンしたい姿勢を取らせ、それをデッサンしていたものである。
上述のような場合、人が手を添えることなく、フィギュアに任意な姿勢を維持させた状態で立たせておく必要があった。
【0003】
【従来の技術】
フィギュアを何の介添えもなく自立させるのは、特に女性を模写したフィギュアでは、その足部が小さく形成されているものであったため、その設置面積が少なく、バランスを取るのが大変困難であった。
従来、フィギュアを立たせておく場合、専用のスタンド200が使用されていた。
例えば図16に示すような、フィギュア100の脚部101,101を入れて保持する脚保持部201を備えた専用スタンド200が知られている。この図示例によれば、需要者は、専用スタンド200の脚保持部201にフィギュア100の脚部101を挿入し、そのままフィギュア100に好みの姿勢を取らせて立たせていた。すなわち、立ち姿勢で飾られたり、写真撮影されていたフィギュア100には常に専用スタンド200がついているという状態であった。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、このような従来技術では、上述したように、フィギュア100を飾っている時、写真撮影をしている時など、フィギュア100を立たせている時の全ての時において、専用スタンド200が直視されるため、フィギュア100の外観を損ねる場合がある。
特に写真撮影をする場合には、専用スタンド200がフィギュア100と一緒に写真に納まってしまうこととなるため、写真撮影をする需要者にあっては、何とかしてこの専用スタンド200の脚保持部201などが写らないように、何等かの目隠しをする努力が必要であった。これは、デッサンなどをする際に使用される可動人形にあっても同様で、この専用スタンド200の脚保持部201などが目に入ることでデッサン対象全体のイメージが変わってしまうという不具合があった。
また、従来のフィギュアには次のような問題も抱えていた。
例えば、手足や腰などの可動箇所に別途間接部を備えている従来の可動人形などのフィギュア100で、脚部101が腰部分102に着脱可能かつ自由に遊動可能に連結されているものにあっては、その連結部にボールジョイントなどを用い、その遊動調整(渋み調整ともいう。以下同じ。)は何らなし得ないものであったため、フィギュア100を自立させようとしてもふらついてしまう傾向にあった。このようなフィギュア100では、図示した専用スタンド200であっても自立させることは不可能であった。
そこで、このようなフィギュア100を自立させるために、例えば所望な幅を有したプレート上に支柱を立設すると共に、該支柱から延びた支持杆にてフィギュアの身体の一部を支える専用スタンドなどもある(図示省略)。
しかし、このようなスタンドであっても図に示したスタンドと同様に、フィギュア100を自立させている間は、常に専用スタンドが備えられている状態であるため、図示した専用スタンド200の場合と同様の不具合を有している。
また、この種の専用スタンドの場合、支持杆にて、フィギュア100の腰や首あたりを支えたり、腕などを掛けることでフィギュア100全体を支えたりしていたため、図示例の専用スタンド200で足元を支える場合よりも、さらにフィギュア100の外観を損ねてしまうものであった。また、その支持杆に衣装やアクセサリーなどが引っ掛かり美観を損ねるばかりか、それらの破損を招くこともあった。
【0005】
本発明は、従来技術の有するこのような問題点に鑑みなされたもので、その目的とするところは、専用スタンドを使用しなくともふらつく事なく人形自身で立ち姿勢、特に躍動感のある姿勢を維持することのできる人形を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために本発明がなした技術的手段は、以下の通りである。
第1の発明は、股間部位にて任意方向に開脚作動可能、かつ着脱可能な左右の脚部を備え、該左右の脚部は、夫々上脚と下脚と足部とからなり、上脚は、脚長さ方向で前後に二分割した上脚本体と、該一方の上脚本体内に着脱可能に内装されると共に、他方の上脚本体を嵌合して連結する嵌合連結部材と、上脚本体上端にて回動可能に備えられる股間連結部材とからなり、一方の上脚本体は、外面に非貫通状に備えた筒状の股間連結部材用ネジ止め部と板状部固定用ネジ止め部を、夫々上脚本体内の上端側とその他の内面所望箇所に突設し、他方の上脚本体は、嵌合連結部材と嵌合して連結する嵌合部をその内面に備え、股間連結部材は、上記股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して上脚本体に回動可能かつ着脱可能に連結される上脚側連結片と、該連結片から一体的に延設され股間部位に回動可能かつ着脱可能に連結される係止片とを備え、嵌合連結部材は、一方の上脚本体内面所望箇所に突設した板状部固定用ネジ止め部のネジ穴に連通するネジ穴を有し、そのネジ穴上方からネジ止めして上脚本体内に一体的に内装されると共に、他方の上脚本体内面の嵌合部と嵌合する嵌合部を該他方の上脚本体と対向する面側に設けてなる板状部と、該板状部の一端に備えられ、下脚を回動可能かつ着脱可能に連結する第一連結部と、該板状部の他端にフランジ状に備えられ、上記上脚本体上端側の股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して連結すると共に上記股間連結部材の上脚側連結片と摺接状に配される第二連結部を備え、該第二連結部は、股間連結部材用ネジ止め部外径に、股間連結部材の上脚側連結片の挿通穴を嵌挿した後に、自己の挿通穴を上記ネジ止め部外径に嵌挿し、上記上脚側連結片の上下面を一方の上脚本体周縁面と第二連結部の摺接面とで挟み込むように密着させると共に、ネジ止め連結されることで肌表面に露出しない渋み調整部を構成し、前記足部の裏面には、一個乃至複数個の固着部材を備えたことを特徴とする人形としたことである。
第2の発明は、股間部位にて任意方向に開脚作動可能、かつ着脱可能な左右の脚部を備え、該左右の脚部は、夫々上脚と下脚と足部とからなり、上脚は、脚長さ方向で前後に二分割した上脚本体と、該一方の上脚本体内に着脱可能に内装されると共に、他方の上脚本体を嵌合して連結する嵌合連結部材と、上脚本体上端にて回動可能に備えられる股間連結部材とからなり、一方の上脚本体は、外面に非貫通状に備えた筒状の股間連結部材用ネジ止め部と板状部固定用ネジ止め部を、夫々上脚本体内の上端側とその他の内面所望箇所に突設し、他方の上脚本体は、嵌合連結部材と嵌合して連結する嵌合部をその内面に備え、股間連結部材は、上記股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して上脚本体に回動可能かつ着脱可能に連結される上脚側連結片と、該連結片から一体的に延設され股間部位に回動可能かつ着脱可能に連結される係止片とを備え、嵌合連結部材は、一方の上脚本体内面所望箇所に突設した板状部固定用ネジ止め部のネジ穴に連通するネジ穴を有し、そのネジ穴上方からネジ止めして上脚本体内に一体的に内装されると共に、他方の上脚本体内面の嵌合部と嵌合する嵌合部を該他方の上脚本体と対向する面側に設けてなる板状部と、該板状部の一端に備えられ、下脚を回動可能かつ着脱可能に連結する第一連結部と、該板状部の他端にフランジ状に備えられ、上記上脚本体上端側の股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して連結すると共に上記股間連結部材の上脚側連結片と摺接状に配される第二連結部を備え、該第二連結部は、股間連結部材用ネジ止め部外径に、股間連結部材の上脚側連結片の挿通穴を嵌挿した後に、自己の挿通穴を上記ネジ止め部外径に嵌挿し、上記上脚側連結片の上下面を一方の上脚本体周縁面と第二連結部の摺接面とで挟み込むように密着させると共に、ネジ止め連結されることで肌表面に露出しない渋み調整部を構成し、前記足部には着脱可能な靴を備え、該靴の底には、一個乃至複数個の固着部材を備えたことを特徴とする人形としたことである。
第3の発明は、第1の発明において、固着部材は磁石で、該磁石は表面を露呈させて指裏若しくは指寄りの足部裏面任意箇所に埋設されていることを特徴とする人形としたことである。
第4の発明は、第2の発明において、固着部材は磁石で、該磁石は薄肉状で靴底に一体 的に貼設されていることを特徴とする人形としたことである。
第5の発明は、第2又は第4の発明において、靴がハイヒール若しくはローファーのいずれかであることを特徴とする人形としたことである。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の一実施形態を図に基いて説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の一実施形態にすぎず、何等これに限定解釈されるものではない。
【0008】
図面は、本発明人形の一実施形態で、図中、1は腰部、22は上胴部、24は上脚25と下脚30と足部31とから構成されている左右の脚部、36は左右の腕部、37は左右の手部、38は首部を示し、上記各部は、夫々分解・組み立て可能で、その接合部位にて任意に回動作動と屈曲作動のいずれか若しくは双方が可能である。
図示する本実施形態では、フィギュアと称される人形で、特に頭部(顔部)を有していない、いわゆる可動人形用素体を一実施形態として挙げるが、何らこれに限定して解釈されるものではなく、一般に人形と称される範疇のものの全てを対象とする。また、その大きさ、外観なども限定されない。
各部の材質は特に限定解釈されず任意に選択可能である。なお、本発明において、例えば上胴部22、左右の腕部(手部37を含む)36、首部38などの構造は、特に図示形態に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜必要に応じて他の形態・構成を採用することが可能である。本実施形態では、左右の足部31、左右の腕部36、左右の手部37、首部38などがすべて分解・組み立て可能な構成としているが、これには特に限定されず本発明の範囲内で変更可能である。
本実施形態では、上胴部22を腹部と胸部が一体である形態とするが、上胴部22を腹部と胸部の二部構成とし、この腹部と胸部の連結箇所を回動可能に連結する形態であっても良い。
また、本発明では、上胴部22や左右の腕部36、左右の脚部24、首部38、あるいは頭部などが一体の形態とする人形も対象とする。
さらに言うまでもないが、本実施形態では人間の女性裸体を模写したものであるが、人間の男性裸体を模写した構成であってもよいことは勿論である。
【0009】
本発明の人形は、図2に示すように、足部31に着脱可能な靴42を備え、足部裏面31aと靴底42aのいずれか一方に、一個乃至複数個の固着部材41を備えて構成されている点を、第一の特徴的な構成とする。以下、この点を中心に説明し、その他の構成についてはその説明を省略する。
固着部材41は、例えば磁石、ベルクロファスナー等がその代表例として挙げられる。これにより、固着部材41が磁石である場合には被固着部材が鉄などの強磁性体からなる部材、また固着部材41がベルクロファスナーである場合には被固着部材がベルクロファスナーであれば、両者が固着されることで専用スタンドを備えなくとも人形を自立させることが出来る(図15参照)。
固着部材41が磁石である場合、被固着部材に磁石を用いることももちろん可能である。なお、飾り棚などに人形を飾る場合には、飾り棚に鉄板やベルクロファスナーなどを予め敷設しておけば、別途鉄板などからなる台座を備えなくとも、人形を自立させることができる。
磁石やベルクロファスナーなどの固着部材41を備える場合、足部裏面31a、靴底42aに接着剤などを用いて接着固定する。例えば、図2に示す本実施形態のように足部裏面31aに磁石41を備える場合には、足部裏面31aに円筒状の凹穴31cを設けると共に、該凹穴31cに接着剤などを介して円筒状の磁石41を接着固定する。なお、固着部材41が足部裏面31aなどに係合する構造を有しているものであってもよく、例えば、固着部材外周を凹穴内周に螺合するようにねじ止め構成とすることも可能である。また、固着部材41を足部裏面31aなどに嵌合せしめる構造であってもよい。
【0010】
足部裏面31aに固着部材41を備える場合は、例えば、固着部材41の表面41aを露呈させて指31bの裏若しくは指31b寄りの足部裏面任意箇所に埋設する。好ましくは、図2のように、足部裏面31aの指付け根近くに設けた凹穴31cに、固着部材41の表面41aが足部裏面31aと略面一で露呈するよう一体的に埋設される。固着部材表面41aの露呈度合いは、足部裏面31aと略面一としているが、わずかに突状若しくは没状に埋設するものであってもよく、固着部材41がその固着作用を発揮し得る程度であればよい。なお、固着部材41の埋設箇所は、上述の箇所に限らず足部裏面31aの踵位置など任意箇所に任意形状を持って任意数備えられる。上述のように指31bの裏若しくは指31b寄りの足部裏面任意箇所に固着部材41を埋設する形態は、特に女性を模写したフィギュアに用いられる形態である。すなわち女性用フィギュアには、踵の高い、いわゆるハイヒールという靴42を履かせることが多い(図2)。この場合、土踏まず位置から踵位置までの間はほとんど設置しないこととなる。よって、接地面積の広い指31bの裏若しくは指31b寄りの足部裏面31aに固着部材41を備えるのが好ましい。
足部裏面31aに固着部材41を備える場合、固着部材41としては磁石を採用する。すなわち、足部裏面31aに磁石41を備えた場合、靴42を履かせた状態でも、磁気の強い磁石を用いれば被固着部材として鉄などの強磁性体からなる部材上に自立させることが可能である。図示例では、円筒状の磁石41と凹穴31cとの組み合わせとしているが、磁石41・凹穴31cの形状・大きさなども任意に設計変更可能である。なお、特に限定されるものではないが、磁石41の効果を発揮させるためにも可能な限り靴底42aは薄肉に形成されているものが好ましい。
通常、需要者が人形を室内などに飾ったり、写真撮影をする場合、裸の人形に衣装を着せているため、このように足部裏面31aに磁石41を備えるものとすれば、磁石41は靴42により外部に露呈しなくなるため、飾った場合における美観を損なうこともない。
【0011】
靴底42aに固着部材41を備える場合には、固着部材41として磁石またはベルクロファスナーのいずれもが採用可能である。この場合、磁石やベルクロファスナーなどの固着部材41は、例えば薄肉状で靴底42aに一体的に貼設されているものとするのがよい。
このとき、固着部材41は、靴底42a全域にわたって設けるか、あるいは靴底42aの任意箇所にバランスよく配設し、被固着部材がなくともバランスよく靴底42aが接地可能とするのがよい。
すなわち、足部裏面31aの場合と同様に靴底42aに凹穴を設け、該穴に固着部材41を埋設する構成とすると、靴内面に、該凹穴に対応する凸部が形成されることとなり、人形の足に履かせるときにこの凸部が邪魔となる。この不具合を解決しようとすると、靴底を厚くして靴内部に凸部が形成されないようにするか、あるいは凸部に合致する凹部を人形の足部裏面に設けなければならない。また、靴底を厚くすることは、人形と靴とのデザイン的なバランスが悪くなるばかりか、女性を模写したフィギュアなどの人形では、靴42としてハイヒールを履かせることが多く、ハイヒールの靴底が厚くなるということは靴全体のデザインが悪くなる。また、足部裏面に凹穴を設けるものでは、靴を脱がせたときに足裏の凹穴が直視され好ましくない。また、靴底に磁石やベルクロファスナーを極端に突設させたのでは、外観上も好ましくなく、かつこれでは被固着部材のある場所以外では、その固着部材が邪魔となり人形を立たせることが困難となることも考えられる。よって、上述したとおり、靴底42aに薄肉状に一体的に貼設するのが好ましい。
上記靴42として、例えば図2に示したハイヒールなどの靴が代表例として挙げられるが、何らこれに限定されるものではなく、踵の低いローヒール種の靴、例えばローファーなどであってもよい。
なお、ローファーを履かせた実施の形態を図3(a)・(b)に示す。この場合、足部裏面に備える固着部材たる磁石41は、図2の形態と同様に指31bの裏若しくは指31b寄りの足部裏面31aに備えるもの(図3形態)であってもよいが、ローファーなどのヒールの低い靴の場合、被固着部材と接地する靴底面が広く、また靴底42aの非接地面(例えば土踏まず位置)と被固着部材との隙間も狭いため、足部裏面31aの中央寄りや踵寄りなど任意箇所に磁石41を備えるものとしても磁石の作用により固着させることが出来る。
【0012】
また、図15の使用状態にあるように、被固着部材として所望形状の鉄板43を一個乃至複数個備える場合、所望径の円盤状鉄板43を夫々の足部31に対して夫々一枚ずつ備えるものとすることも出来る。これによれば、人形の飾る場所が、固着部材、例えば磁石41などの磁気が作用しない材質であっても人形を自立させて飾ることが出来る。また、このように各足ごとに鉄板43を備えれば、躍動的な姿勢も容易に取りえ、かつ長時間姿勢を維持し得る。なお、単なる鉄板でよいことからコストを抑えることも出来る。
本実施形態では、被固着部材として円盤状鉄板43を一例としてあげているが、形状・大きさなど限定して解釈されるものではなく、その他の任意形状に本発明の範囲内で設計変更可能である。また、靴底42aに固着部材41としてベルクロファスナーを備える場合、被固着部材43としては、所望形状・大きさ・材質の台座上にベルクロファスナーを備えたものが提供できる。
【0013】
さらに、本発明は、上記足部31の構造と相俟って、以下に詳細する脚部構造を採用することにより、手足や腰などの可動箇所に別途間接部を備えている可動人形などのフィギュアを対象とする場合に、各関節部位におけるふらつきを抑え、人形の自立をさらに向上させることが出来る。
すなわち本発明の第二の特徴的な構成は、次に示す脚部構造を有するものとした点にある。
【0014】
本実施形態の左右の脚部24,24の構造について図面を参照して説明する。なお、足部31の本発明固着構造については上述したのでここではその説明は省略し、脚部24の本発明構造についての説明を中心に述べる。
脚部24は、上脚25と下脚30と足部31とから構成され、上脚25の付け根位置が腰部1の股間位置にて任意方向に開脚作動可能、かつ着脱可能に連結されている。脚部24を構成する上脚25、下脚30、足部31の外観形状、すなわち肌感等(例えば筋肉の盛り上がり、女性的なライン、肌表面の色合いなど)は特に限定して解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。
上脚25は、脚長さ方向で前後に二分割した2つの上脚本体25a,25bを組合わせて使用し、上脚25内には、嵌合連結部材33を内装すると共に、股間連結部材32を上端側に備えてなり、この上脚構造によれば、脚部の股間部箇所におけるふらつきを無くし、人形の自立を向上させると共に、人形の上脚外表面、すなわち肌表面にネジおよびネジ穴を露出することなく前後の上脚本体25a,25b同士を分解・組み立て自在に連結し、肌表面のリアルさをできる限り人間に近づけることができる。具体的な構成は次の通りである。
【0015】
一方の上脚本体25aは、その内面長さ方向に並設させて第一の板状部固定用ネジ止め部26、第二の板状部固定用ネジ止め部27を設け、そして上端側(付け根位置側)内面にも同様の構成の股間連結部材用ネジ止め部28を設けている。
第一の板状部固定用ネジ止め部26、第二の板状部固定用ネジ止め部27、および股間連結部材用ネジ止め部28は、上端にネジ挿入口26a,27a,28aを有すると共に、外面に非貫通状なネジ穴26b,27b,28bを設けた所望高さ・所望径の短筒状に突設されている。
なお、この股間連結部材用ネジ止め部28は、第一・第二の板状部固定用ネジ止め部26,27よりも、その上端を高い位置となるように構成されている。
詳しくは、後述する股間連結部材32の上脚側連結片32cと、嵌合連結部材33の第二連結部33eを嵌挿した時に、上記ネジ止め部28の上端28cが上記第二連結部33eの上面33e′と面一若しくは第二連結部33eの上面33e′よりも低く位置する程度の高さ寸法で形成されている(図7(a)参照)。
また、第一・第二の板状部固定用ネジ止め部26,27は、嵌合連結部材33の板状部33aができる限り上脚の幅方向中心に配置されるよう第二連結片33eの基端33gから段差をもって形成されるため、その上端26c,27cが板状部33aの裏面33a″を接触支持する高さをもって形成される。なお、本実施形態では、第一・第二の板状部固定用ネジ止め部26,27の位置決め用の溝33hを裏面33a″に設けている。
他方の上脚本体25bは、一方の上脚本体25aと組合わせた時に、上記第一の板状部固定用ネジ止め部26と第二の板状部固定用ネジ止め部27と同軸上に位置する嵌合凹部29,29をその内面に突設してなる。
この嵌合凹部29は、嵌合連結部材33の板状部33aの一面(上脚本体25b対向面)33a′に突設される嵌合突起33cを筒部内径29aに嵌合せしめることで、前後の上脚本体25a,25b同士を着脱可能に連結固定する役目を有している。
なお、本実施形態では、板状部33aの嵌合突起33cを、嵌合凹部29の筒部内径29aに嵌め込む構成としているが、板状部33aの嵌合突起33cの貫通穴33c′に嵌まり込むような突起を他方の上脚本体25b内面に突設する構成としてもよい。
【0016】
股間連結部材32は、腰部1の股間部位に回動可能かつ着脱可能に連結される係止片32aと、上脚本体25aの上端側に連結される上脚側連結片32cとからなり、上脚側連結片32cは、挿通穴32dを設けたフランジ板状に形成されると共に、係止片32aと一体的に備えられている。
本実施形態では、薄肉円板状に形成されると共に、その円板中心位置に挿通穴32dを設けた上脚側連結片32cと、該上脚側連結片32cの外周から、該連結片32cの径方向外方に突設される桿部32bと、該桿部32b先端を軸中心に連結し一体成形されている小径円板状の係止片32aとから構成されている。
そして、この股間連結部材32における上脚側連結片32cの挿通穴32dは、上脚本体25aの股間連結部材用ネジ止め部28の外径を摺接状に嵌め込むことのできる穴径とする。
また、本実施形態では、各上脚本体25a,25bの上端側は、上記上脚側連結片32cの円板形状と同一円弧状に形成すると共に、上脚本体25a,25bを一体的に組み合わせた時に、該上脚側連結片32cの円板形状に合致する切り欠き25c,25cを夫々設けている。上脚側連結片32cは、上脚本体25a,25bの切り欠き25c,25c間に挟まれた時に、該切り欠き25c,25c間で上脚上端中心に位置する。
【0017】
嵌合連結部材33は、一方の上脚本体25a内に一体的に取付けて内装されると共に、他方の上脚本体25bを着脱可能に嵌合連結する。
嵌合連結部材33は、上脚本体25a内に内装固定される板状部33aの一端に下脚30と連結される第一連結部33dを備えると共に、他端には上記股間連結部材32の上脚側連結片32cとネジ止め連結される第二連結部33eを備えてなる。
上記板状部33aは、上脚本体25a内に内装可能な幅・長さの所望板形状に形成し、板長さ方向に複数個のネジ穴33b,33bを設けると共に、該夫々のネジ穴33b上端には、該ネジ穴33bと穴中心軸方向に連通する貫通穴33c′を有した嵌合突起33cを設けている。
第一連結部33dは、上脚と下脚30との間に備えられる膝部45の一端の嵌合連結杆46aを任意方向に回動作動可能かつ着脱可能に嵌合する嵌合部33d′を備えてなり、本実施形態によれば嵌合部33d′は、嵌合連結杆46aをきつく嵌合可能な内径とした嵌合穴とする。
なお、下脚30は、上述したように第一連結部33dに嵌合可能な連結部を有しているものであれば特にその構造に限定されるものではなく本発明の範囲内で任意形状が選択可能である。
第二連結部33eは、上記板状部33aの上端からフランジ板状に延設されると共に、その先端側に挿通穴33fを設けてなる。フランジ板状の形状は特に限定されず任意であり、挿通穴33fは、上脚本体25aの股間連結部材用ネジ止め部28の外径を摺接状に嵌め込むことのできる穴径とする。すなわち、第二連結部33eは、本実施形態では、股間連結部材32の上脚側連結片32cの摺接面(上面)32c′よりも小さく形成されているが、該摺接面(上面)32c′と同等の大きさとしてもよい。
そして、この第二連結部33eは、上記股間連結部材32の上脚側連結片32cと共に一方の上脚本体25a内面に備えた股間連結部材用ネジ止め部28を介してネジ止め連結されることで肌表面に露出しない渋み調整部39を構成している。
【0018】
また、本実施形態では、嵌合連結部材33に次のような特有構成を採用している。
すなわち、この嵌合連結部材33は、板状部33aと、第一連結部33dと、第二連結部33eを一体成形してなる。
そして、第二連結部33eの基端33gから、段差を設けて一段下がった位置に板状部33aを一体的に延設すると共に、該板状部33aの他端が、第一連結部33dの筒円中心33d″若しくはその近傍に連結した構成としている。詳しくは、股間連結部材32の上脚側連結片32c上に第二連結部33eを重ねて配置した時に、板状部33aが、上脚側連結片32cと同一レベル位置に来るように設定される。
この技術的構成を採用する背景を説明する。
第二連結部33eは、股間連結部材32における上脚側連結片32cの上面32c′上に摺接状に置かれる。
この時、上述した通り上脚側連結片32cは、その組み込み時には上脚本体25a,25b間の中心に配されるため、第二連結部33eは必然的に上脚本体25a,25b間中心よりも、上脚本体25b寄りに位置する。
ここで、第二連結部33eの基端33gから同一延長線上に板状部33aを一体的に延設することも可能である。
しかし、このように構成すると、板状部33aが、上脚本体25b寄りに位置することとなる。
このような構成となると、板状部33aと上脚本体25bとの間のすきまが狭くなり、嵌合凹部29と嵌合突起33cとの嵌合深さが不十分となる。
これでは、嵌合が弱くなる虞があり、この点を解消するには上記すきまを広くして嵌合突起高さと嵌合凹部深さを十分にする必要があるが、このようにすきまを広くするということは上脚そのものを太くしなければならない。
上脚を太くするということは、女性の美しい脚線美を求める需要者にとっては大きな問題で、商品価値の低下となる。
また、第二連結部33eと板状部33aを上述通り面一に延設したとすると、該板状部33aの他端側と、第一連結部33dとの連結部位が、筒状に形成されている第一連結部33dの筒円中心33d″より上方となる。
第一連結部33dは、上脚の下端開口部25dと同心円状に嵌合部33d′が位置(図6において中心軸を符号Lで示す。)していなければならないため、その配設位置は常に一定である。
そのため、板状部33aが上脚本体25b寄りに配されると、必然的に第一連結部33dと板状部33aとの連結部位は、筒円中心33d″より上方となる。この第一連結部33dは、下脚屈曲・回転作動時にかなりの力が掛かる。
よって、板状部33aとの連結部位が筒円中心33d″より上方では、このような力に耐え得るのが難しい。
そこで、上述した通り、第二連結部33eの基端33gから、段差を設けて一段下がった位置に板状部33aを一体的に延設した構成とすることで、板状部33aを上脚幅方向中心に位置させることができるため、上脚そのものを太くすることなく嵌合突起高さ・嵌合凹部深さを十分に確保することができる。
また、板状部33aを上脚幅方向中心に位置させることができるため、第一連結部33dの筒円中心33d″又はその近傍に板状部33aを連結することができる。
【0019】
渋み調整部39は、このように上脚本体25a内面の股間連結部材用ネジ止め部28と、股間連結部材32の上脚側連結片32cと、嵌合連結部材33の第二連結部33eと、ネジ35によって構成されている。
すなわち、股間連結部材用ネジ止め部28の外径に、夫々の挿通穴32d,33fを介して上脚側連結片32c、続いて第二連結部33eを順次嵌め込み連結すると共に、その上方から固着部材、本実施形態ではネジ35を締め込んでいく。このネジ35の締込み具合によって、上脚側連結片32cの両摺接面(上面32c′,下面32c″)が、下位の上脚本体25aの切り欠き25cの周縁面25c′と、上位の第二連結部33eの摺接面(下面)33e″により密着度合いが調整される。
これにより、上脚側連結片32cが回動する時、その各摺接箇所に摩擦が生じ、この摩擦を調整することで渋みが調整可能となり、人形がふらつくことなく自立可能となる。また、この渋み調整部39は、上述の構成を採用したことにより、脚部24の外表面(肌表面)24aに露出することがなく、本発明の目的とするところの肌表面のリアルさを追求し得る。
従来の可動人形では、股間連結部の動きを得るため、ボールジョイントなどで遊動自在に連結させているだけで何ら渋み調整が行えていなかったため、この連結部位がふらふらで、長時間同一姿勢のまま立たせておくには、脚部を挿入して保持する形態の専用スタンドではなく体全体を支える専用スタンドが必須であった。これに対し、この股間連結部材連結部位に渋み調整部39を設けた本発明と、足部裏面31a又は靴底42aのいずれかに磁石などの固着部材41を備えた本発明との組み合わせにより、股間部位における脚部24のふらつきを抑えつつ足部裏面31aなどの磁石により、足部裏面などを被固着部材に固着させて立たせるため、可動人形を含めて全ての人形の自立が達成でき、さらに一歩進んだ人形の提供が成し得る。
【0020】
本実施形態では、上脚25と下脚30との連結箇所(膝部分)の可動、および下脚30と足部31との連結箇所(足首部分)の可動に夫々渋みをつけ、本発明の構成と共に人形の自立をより一層確実なものとするため、次のような構成を採用した。これにより、本実施形態の人形は、上述した上脚25と股間部位との連結箇所の可動に渋みを付けた他、上脚25と下脚30との連結箇所、および下脚30と足部31との連結箇所の全てにおいて夫々の可動に渋みをつけたため、夫々の連結箇所でふらつくことがなく、足部裏面31aや靴底42aに備えた固着部材41と相俟って、人形は専用スタンドなどの別部材を介在することなく自立させることができる。また、この場合において自由に躍動感のある姿勢を取らせることも出来る。
【0021】
まず、足部31の可動部である足首部分は、図2(a)に示すような構成とした。すなわち、足部31と下脚30との連結に連結部材44を用い、該連結部材44は、樹脂材からなると共に、一端に下脚30の下端に設けた差込穴30cに左右方向に回動可能で、かつ抜き差し可能に嵌合される円柱状の嵌合連結杆44aを有し、他端に足部31の足首部分に回動可能に連結される側面視円盤状の樹脂製連結片44bを有している。そして、該連結片44bの嵌合穴44cと、足部31側に設けた嵌合穴(図示省略)とを連通させると共に、該両穴に緊密に嵌合し、かつ足部31が連結片44bにて前後に回動可能なように樹脂製の差込固定部材44dを備える。これにより、緊密に差し込んだ樹脂製の差込固定部材44dと樹脂製の連結片44bとの間で生じる摩擦により渋みを生じさせる構造とした。
【0022】
また、上脚25と下脚30との連結箇所は、図6に示すような構成とした。すなわち、上脚25と下脚30の間は、膝部45によって可動可能とし、その可動部位に渋みを生じさせる構成とした。膝部45は、上脚25との連結部46と膝本体47とからなり、連結部46は、一端に設けた上脚の嵌合部(嵌合穴)33d′にきつく嵌合可能な外径を有する嵌合連結杆46aと、他端に設けた二股状の挟持部46bとで構成されている。膝本体47は、膝頭47aと、該膝頭47aの裏面に設けられ、連結部46の挟持部46bと連結される円盤状の連結片47bと、下脚30の二股状の挟持部30aと連結される円盤状の連結片47cとで構成されている。
そして、連結部46の挟持部46bと膝本体47の連結片47bの夫々の嵌合穴46c,47cを連通させると共に、該両穴に緊密に嵌合し、かつ連結片47bが挟持部46b間にて前後に回動可能なように、断面C字状の金属製スプリングピン48を備える。スプリングピン48は、嵌合穴46c,47cの内径よりも僅かに大径若しくは同径の外径とする。これにより、緊密に差し込んだスプリングピン48により生じる摩擦により、膝部45と上脚25との可動に渋みを生じさせる構造とした。また膝本体47の連結片47dと下脚30の挟持部30aの夫々の嵌合穴47e,30bを連通させると共に、該両穴に緊密に嵌合し、かつ連結片47dが挟持部30a間にて前後に回動可能なように、樹脂製の差込固定部材49を備える。これにより、緊密に差し込んだ樹脂製の差込固定部材49と樹脂製の連結片47dとの間で生じる摩擦により、膝部と下脚との可動に渋みを生じさせる構造とした。
【0023】
本発明の上脚構造の組み立て工程の一例を説明する。
まず、股間連結部材32の上脚側連結片32cの挿通穴32dに、一方の上脚本体25aの上端側に突設されている股間連結部材用ネジ止め部28の外径を嵌挿して、係止片32aが上脚本体25aの上端に突状に位置するように股間連結部材32を回動可能に備える。
この時、股間連結部材32の上脚側連結片32cの摺接面(下面)32c″は、上脚本体25aの切り欠き周縁面25c′に接している。
そして、次に、第一の板状部固定用ネジ止め部26と第二の板状部固定用ネジ止め部27に、嵌合連結部材33の各ネジ穴33b,33bを合わせると共に、ネジ穴上方の嵌合突起33c,33cの貫通穴33c′,33c′を介してネジ34,34を締め付ける。
この時、嵌合連結部材33の第二連結部33eは、その挿通穴33fに、上記上脚側連結片32c上に突出している股間連結部材用ネジ止め部28の外径を嵌挿させると共に、摺接面(下面)33e″が上脚側連結片32cの摺接面(上面)32c′に接している。
そして、股間連結部材用ネジ止め部28にネジ35を締め付けて股間連結部材32を上脚本体25aの切り欠き周縁面25c′と第二連結部33eの摺接面33e′によって挟み込むように密着させて連結する。
このネジ35の締め付け程度によって、股間連結部材32の渋みを強弱調整する。
そして、次に他方の上脚本体25bの嵌合凹部29と、嵌合連結部材33の嵌合突起33cとを嵌め合わせることにより、一方の上脚本体25aと他方の上脚本体25bが一体化されて上脚25が形成される。
そして、その後、上脚25の下端側に位置する第一連結部33dに、下脚30を連結する。
このように上脚25が形成されることにより、脚部24の外表面(肌表面)24aには、従来のようなネジやネジ穴がなく、人間のような肌感のリアルさが得られる。また、上脚本体25a,25b同士も自由に分離可能で、従来のように接着や溶着により分離不能となっているものではないため、必要に応じて分解できる。
【0024】
次に、上記脚部24を連結する本実施形態の腰部1の構造について図面を参照して説明する。
腰部1は、上胴部連結空間3と左右の脚部連結空間4,4とを備えて人間の腰部外表面を忠実に表現すべく従来のような二つ割構成ではなく一体成形され、左右の脚部24,24の付け根位置における股間連結部材32の係止片32a,32aを着脱・回動可能に連結する脚部連結構造5と、上胴部22を着脱可能に連結する上胴部連結構造19を有している。
このように一体成形されるため、腰部1には従来のような合わせ面に生じていた線がなく、また臀部1aにはネジ穴などもなく、より人間の腰部外表面(肌面)を忠実に表現し得る。
上記上胴部連結空間3と左右の脚部連結空間4,4とは夫々連通状に形成されている。
腰部1全体の大きさ、形状など任意で、また外表面の形状、例えば臀部1a・下腹部1bの膨らみ等、股1cの切れ込み程度等も任意で、特に図示形状に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で任意に設計変更可能である。
【0025】
脚部連結構造5は、一体成形された腰部本体1の股間部6内面に設けた下側係止部7と、該下側係止部7と合致して左右の脚部24,24の各係止片32a,32aを回動可能に係止保持する上側係止部12を有する着脱可能な押え部材10とからなり、該下側係止部7と上側係止部12とによって、左右の脚部24,24の付け根位置を着脱可能、かつ回動可能に連結保持する構造である。
【0026】
腰部本体2に設けられる下側係止部7は、左右の脚部連結空間4,4の間に位置している股間部6の内面に、左右脚部24,24の両係止片32a,32aを相対向して内装可能な単一の凹部8を設けると共に、該凹部8と連通状に股間部6の内面両端縁に設けた半円状の左右係止溝9,9にて構成されている。
【0027】
押え部材10は、押え部材本体11の下面に上側係止部12を備えると共に、該本体11の上面に上胴部分連結構造19を備えている。
押え部材本体11は、例えば腰部本体2の股間部6内面幅と同幅の略直方体状に形成され、その下面略中央に上側係止部12を設けると共に、該上側係止部12の同一軸上の上面略中央に上胴部連結構造19を立設する。
押え部材10に設けられる上側係止部12は、腰部本体2に設けた下側係止部7の凹部8と同一形状の凹部13を有し、該凹部13は下側係止部7上に合わせた際に、下側係止部7の凹部8と共に短尺筒状の係止片内装空間15を形成する。そして上側係止部12は、下側係止部7の左右係止溝9,9と同一形状の半円状の左右係止溝14,14を、該凹部13と連通状に本体11の下面両端縁に設けて構成されている。
【0028】
そして、上述のように構成された押え部材10は、腰部本体2の股間部6内面上に上方から被せて、該股間部6内面上にネジ止め固着する。図中16はネジ、17は押え部材本体2側のネジ穴、18は股間部6内面側のネジ穴を夫々示す。なお、固着構成は一例として上述したネジ止め構成に限らず、着脱可能な周知固着構成が適宜採用可能である。
【0029】
上記下側係止部7と上側係止部12は、本実施形態に限定解釈されるものではなく、本発明の範囲内で適宜設計変更可能である。すなわち、係止片内装空間15・係止溝9,14などの構成は本発明の範囲内で他の構成に変更可能である。また、下側係止部7の凹部8と上側係止部12の凹部13は、夫々左脚部係止片用凹部と右脚部係止片用凹部とを別個独立して凹設するものとしてもよい。
また、押え部材10の全体形状も特に限定されず設計変更可能である。
【0030】
上胴部連結構造19は、上述した押え部材10の上面が兼ねている。すなわち、押え部材本体11の上面略中心に立設した連結部20を介して上胴部22を連結している。
連結部20は、例えば本実施形態の如く、上面を開放し、差込み穴21を備えた円筒状に構成され、例えば上胴部22の下部内面にすべり作動可能に配設されているボールジョイント23の円柱状棹部23aを、上記差込み穴21に着脱自在に差込み連結する。
なお、本実施形態では、上胴部22と腰部1との継手部分にボールジョイント23を使用しているため、上記連結部20の差込み穴21を断面角穴状とした場合には、この棹部23a外形も角柱状にすることが可能で、上胴部22と腰部分1とが着脱自在な継手構造を有していれば、棹部23aと差込み穴21との関係は任意に設計変更可能である。但し、容易に抜け落ちないように嵌合されているものとする。
【0031】
従って、本実施形態における腰部1に左右の脚部24,24と上胴部22を組み立て一体化する場合、まず、左右の脚部24,24は、各付け根部の股間連結部材32,32に備えられている各係止片32a,32aを、夫々腰部本体2の股間部6内面に設けられた係止溝9,9を介して下側凹部8内に各係止片32a,32aの下側半分を係止保持させる。
そして次に、押え部材10を、上胴部連結空間19の方向(上方向)から股間部6内面上に被せて上側凹部13内に上記係止片32a,32aの上側半分を内装すると共に、係止溝14,14を上記係止溝9,9と合致させる。
次に、ネジ16を押え部材10の上方から締め付けて、該押え部材10を股間部6内面上に固着する。これにより、左右の脚部24,24は、係止片32a,32aが係止片内装空間15で回動可能に連結保持される。
そして次に、上述の通り固着された押え部材10の連結部20の差込み穴21に、上胴部22の下部内面に配設されているボールジョイント23の棹部23aを差込み連結する。これにより、上胴部22の下側は、腰部1の内方に挿入された状態で腰部1に連結されるため、外観上上胴部22と腰部1とが分離せず一体感を醸し出す。
【0032】
また、分解する場合には、まず、腰部1の連結部20の差込み穴21から、上胴部22の棹部23aを単に引き抜くだけで良い。これにより、上胴部22が腰部1から簡単に分解される。
次に、上胴部22を分解した腰部1の上胴部連結空間3には、押え部材10が現れ、そのネジ16が直視できるため、該押え部材10を腰部1の股間部6内面に固着している該ネジ16を外すことができる。このネジ16を外すことにより、押え部材10は上方に外すことができる。これにより、股間部6の内面にある下側係止部7に内装係止されていた左右脚部24,24の係止片32a,32aを外すことができる。
従って、このように簡単に分解組み立てができるため、他のパーツ(他の上胴部や他の脚部)への組み替え、あるいは洋服などの着せ替え・装備などの取付けなども容易に可能である。
【0033】
このように、本実施形態によれば、腰部本体2を一体成形し、従来のような上胴部連結空間内に位置していたネジ止め構成部分が存在しないため、そして、押え部材10の上面に立設した連結部20を介して上胴部22下部のボールジョイント23の棹部23aを、着脱自在に差込み連結する構成としたため、上胴部連結空間3が広く確保できる。
すなわち、上胴部連結空間3が広く確保できるということは、腰部1の上胴部連結空間3内に上胴部22下側が挿入された状態で連結される人形において、該上胴部22がその空間3内で自由に動き得るスペースが広く取れ、上胴部22と腰部1との境目の折曲・回動作動がスムーズかつ自由度が広がる。
【0034】
【発明の効果】
本発明は、上述の通りの構造としたため、従来のように専用スタンドを利用しなくとも人形自身で自立させることができる。
よって、需要者は、思い思いの姿勢を人形に取らせ、その姿勢を何ら専用スタンドなどを介添えさせることなく維持させつつ室内などに飾ったり、写真撮影をしたり、あるいはデッサンをしたり出来る。すなわち、本発明によれば、今まで大変目障りであった専用スタンドを排除することが出来、需要者要求に十分に対応しえる。
さらに、本発明によれば、股間連結部材の渋み調整部を、上脚上端の股間連結部材連結部位に設けたため、渋みの調整が自由に行なえる。
従来の可動人形では、股間連結部の動きを得るため、ボールジョイントなどで遊動自在に連結させているだけで何ら渋み調整が行えていなかったため、この連結部位がふらふらであった。よって、長時間同一姿勢のまま立たせておくには、脚部を挿入して保持する形態の専用スタンドではなく体全体を支える専用スタンドが必須であったが、この股間連結部材連結部位に渋み調整部を設けた本発明と足部裏面又は靴底のいずれかに固着部材を備えた本発明との組み合わせにより、可動人形を含めて全ての人形の自立が達成でき、さらに一歩進んだ人形の提供が成し得た。
従って、フィギュアを起立させることが瞬時に成し得、また特に中腰状態をフィギュアに望むことも、この渋み調整をおこなうことで可能となるため、面白味が倍増し、商品価値の向上にもなる。また、この渋み調整部は、上脚本体内に備え、肌表面には何等露出していないため、肌感のリアルさを追求することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明人形(頭部は省略した)の一実施形態を示す全体正面図。
【図2】(a)は足部の縦断側面図、(b)は足部の縦断正面図。
【図3】足部の他の形態を示す縦断面図。
【図4】上脚と下脚との連結部位の断面図。
【図5】一方の上脚本体を外すと共に、他方の上脚本体の一部を切り欠いた上脚の一実施形態を示す斜視図。
【図6】一方の上脚本体を外した状態の平面図。
【図7】(a)は図4のA−A線断面図、(b)は図4のB−B線断面図。
【図8】嵌合連結部材の一実施形態を示す斜視図。
【図9】本発明人形の腰部構造を採用した一実施形態における分解斜視図。
【図10】腰部の正面図。
【図11】腰部の背面図。
【図12】腰部の平面図。
【図13】腰部の底面図。
【図14】腰部の左側面図。
【図15】図8のC−C線断面図。
【図16】図10のD−D線断面図。
【図17】使用状態の一実施形態を示す図。
【図18】従来技術の一実施形態を示し、専用スタンドを用いて立たせている状態の正面図。
【符号の説明】
24:脚部
25:上脚
25a,25b:上脚本体
26:第一の板状部固定用ネジ止め部
27:第二の板状部固定用ネジ止め部
28:股間連結部材用ネジ止め部
29:嵌合凹部
31:足部
31a:足部裏面
31c:凹穴
32:股間連結部材
32a:係止片
32c:上脚側連結片
32d:挿通穴
33:嵌合連結部材
33a:板状部
33b:ネジ穴
33c:嵌合突起
33d:第一連結部
33e:第二連結部
39:渋み調整部
41:固着部材
42:靴
42a:靴底
Claims (5)
- 股間部位にて任意方向に開脚作動可能、かつ着脱可能な左右の脚部を備え、
該左右の脚部は、夫々上脚と下脚と足部とからなり、
上脚は、脚長さ方向で前後に二分割した上脚本体と、
該一方の上脚本体内に着脱可能に内装されると共に、他方の上脚本体を嵌合して連結する嵌合連結部材と、
上脚本体上端にて回動可能に備えられる股間連結部材とからなり、
一方の上脚本体は、外面に非貫通状に備えた筒状の股間連結部材用ネジ止め部と板状部固定用ネジ止め部を、夫々上脚本体内の上端側とその他の内面所望箇所に突設し、
他方の上脚本体は、嵌合連結部材と嵌合して連結する嵌合部をその内面に備え、
股間連結部材は、上記股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して上脚本体に回動可能かつ着脱可能に連結される上脚側連結片と、該連結片から一体的に延設され股間部位に回動可能かつ着脱可能に連結される係止片とを備え、
嵌合連結部材は、一方の上脚本体内面所望箇所に突設した板状部固定用ネジ止め部のネジ穴に連通するネジ穴を有し、そのネジ穴上方からネジ止めして上脚本体内に一体的に内装されると共に、他方の上脚本体内面の嵌合部と嵌合する嵌合部を該他方の上脚本体と対向する面側に設けてなる板状部と、該板状部の一端に備えられ、下脚を回動可能かつ着脱可能に連結する第一連結部と、該板状部の他端にフランジ状に備えられ、上記上脚本体上端側の股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して連結すると共に上記股間連結部材の上脚側連結片と摺接状に配される第二連結部を備え、
該第二連結部は、股間連結部材用ネジ止め部外径に、股間連結部材の上脚側連結片の挿通穴を嵌挿した後に、自己の挿通穴を上記ネジ止め部外径に嵌挿し、上記上脚側連結片の上下面を一方の上脚本体周縁面と第二連結部の摺接面とで挟み込むように密着させると共に、ネジ止め連結されることで肌表面に露出しない渋み調整部を構成し、
前記足部の裏面には、一個乃至複数個の固着部材を備えたことを特徴とする人形。 - 股間部位にて任意方向に開脚作動可能、かつ着脱可能な左右の脚部を備え、
該左右の脚部は、夫々上脚と下脚と足部とからなり、
上脚は、脚長さ方向で前後に二分割した上脚本体と、
該一方の上脚本体内に着脱可能に内装されると共に、他方の上脚本体を嵌合して連結する嵌合連結部材と、
上脚本体上端にて回動可能に備えられる股間連結部材とからなり、
一方の上脚本体は、外面に非貫通状に備えた筒状の股間連結部材用ネジ止め部と板状部固定用ネジ止め部を、夫々上脚本体内の上端側とその他の内面所望箇所に突設し、
他方の上脚本体は、嵌合連結部材と嵌合して連結する嵌合部をその内面に備え、
股間連結部材は、上記股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して上脚本体に回動可能かつ着脱可能に連結される上脚側連結片と、該連結片から一体的に延設され股間部位に回動可能かつ着脱可能に連結される係止片とを備え、
嵌合連結部材は、一方の上脚本体内面所望箇所に突設した板状部固定用ネジ止め部のネジ穴に連通するネジ穴を有し、そのネジ穴上方からネジ止めして上脚本体内に一体的に内装されると共に、他方の上脚本体内面の嵌合部と嵌合する嵌合部を該他方の上脚本体と対向する面側に設けてなる板状部と、該板状部の一端に備えられ、下脚を回動可能かつ着脱可能に連結する第一連結部と、該板状部の他端にフランジ状に備えられ、上記上脚本体上端側の股間連結部材用ネジ止め部に挿通穴を介して連結すると共に上記股間連結部材の上脚側連結片と摺接状に配される第二連結部を備え、
該第二連結部は、股間連結部材用ネジ止め部外径に、股間連結部材の上脚側連結片の挿通穴を嵌挿した後に、自己の挿通穴を上記ネジ止め部外径に嵌挿し、上記上脚側連結片の上下面を一方の上脚本体周縁面と第二連結部の摺接面とで挟み込むように密着させると共に、ネジ止め連結されることで肌表面に露出しない渋み調整部を構成し、
前記足部には着脱可能な靴を備え、該靴の底には、一個乃至複数個の固着部材を備えたことを特徴とする人形。 - 固着部材は磁石で、該磁石は表面を露呈させて指裏若しくは指寄りの足部裏面任意箇所に埋設されていることを特徴とする請求項1に記載の人形。
- 固着部材は磁石で、該磁石は薄肉状で靴底に一体的に貼設されていることを特徴とする請求項2に記載の人形。
- 靴がハイヒール若しくはローファーのいずれかであることを特徴とする請求項2又は4に記載の人形。
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