JP3630566B2 - 高圧ガス充填設備 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は充填容器を無端状経路に沿って移動させながら充填機により充填容器に高圧ガスを充填させる高圧ガス充填設備に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来の高圧ガス充填設備は、以下のような構成とされていた。
図10において、1は水平面内で回転する無端状経路搬送手段としての回転テーブル2上に複数台の充填機3が等角度間隔で複数台配置されてなる充填ステーションで、回転テーブル2はテーブル用回転モータ4によりa方向に回転される。この充填ステーション1には搬入ライン20と搬出ライン50とが接続され、搬入ライン20から回転テーブル2上に、高圧ガスが充填される充填容器としてのボンベ5が搬入され、充填機3にて充填されたボンベ5が回転テーブル2上から搬出ライン50に搬出される。
【0003】
充填ステーション1における充填機3が設けられている箇所は複数のローラからなるローラ部6が設けられ、このローラ部6上に載置されたボンベ5が計量装置(図示せず)により計量されながら、そのボンベ5の規格などに応じた重量までガスが充填される。ローラ部6の上方位置にはボンベ5を把持する開閉自在の一対の把持アーム7が設けられ、ローラ部6上にボンベ5が搬入されてきたことがボンベ検知センサの検知部8(図11参照)にて検知されると、把持アーム7によりボンベ5が把持される。
【0004】
図12、図13に示すように、搬入ライン20には、空のボンベ5をb方向に搬入する搬入コンベヤ21と、搬入方向下流側へのボンベ5の流れを規制してボンベ5を1個ずつ送り出す開閉自在の一対の搬入側規制アーム22と、搬入コンベヤ21の搬入方向下流端近傍位置に配設されてボンベ5の充填口が所定方向に向くように位置決めする位置決め装置23と、搬入コンベヤ21の搬入方向下流端と充填ステーション1との間で回転自在に軸支された複数のローラからなる搬入ローラ部24と、搬入ローラ部24上まで搬入されてきたボンベ5を両側方から保持する搬入保持装置25とが備えられている。
【0005】
図13〜図15に示すように、搬入保持装置25においては、搬入コンベヤ21の下流側および搬入ローラ部24の下方位置において搬入方向に沿って延設されているガイドロッド26にて移動台27がスライド自在に案内されており、この移動台27の両側部において搬入方向と平行に配置された横軸28にそれぞれ保持アーム29が回動自在に軸支されている。そして、移動台27に揺動フレーム30が水平面内で揺動自在に支持されているとともに、揺動フレーム30の両端に枢支された開閉用リンク31A,31Bの端部が保持アーム29の下延部29aに回動可能に連結されており、移動台27に取り付けられた開閉用エアシリンダ32を駆動させて揺動フレーム30を揺動させることにより、開閉用リンク31A,31Bを介して保持アーム29が両側方に開閉される。なお、保持アーム29の先端にはV溝部29cを有する保持部材29bが傾動可能に取り付けられ、ボンベ5を両側方から保持する際に保持部材29bのV溝部29cがボンベ5に密接して保持動作を確実に行うことができるようになっている。
【0006】
搬入保持装置25の保持アーム29は同期搬入機構40により搬入ライン20から回転テーブル2上に移動される。同期搬入機構40は、搬入ライン20の下流端に配設された縦軸41に一端が軸支されて水平面内で回動自在な第1,第2の回動アーム42,43と、第1の回動アーム42の略中央部と第2の回動アーム43の他端とを連結して第1の回動アーム42の位置を変更させる位置変更用エアシリンダ44と、第2の回動アーム43の他端と移動台27とを連結する連結リンク45とを備えている。また、第1の回動アーム42の一端部には、各充填機3に対応して回転テーブル2側に設けられた搬入用当接部材9に当接する被当接ローラ42aが設けられている。そして、回転テーブル2が回転されると、搬入用当接部材9が被当接ローラ42aに当接し、保持アーム29にて保持されたボンベ5が同期搬入機構40を介して搬入ローラ部24上から回転テーブル2上へ搬入される。
【0007】
なお、搬入用当接部材9は通常時には回転テーブル2の床面下方から外周方向に向けて突出されているが、出退可能な構造とされ、充填機3の故障時やまだ充填途中である場合などに回転テーブル2の中心側に後退させることにより、第1の回動アーム42に当接しない姿勢として搬入動作を行わせないようになっており(図示せず)、搬入準備が整った箇所に対して適正に搬入動作を行わせることが可能とされている。
【0008】
また、図13などにおける33は回転テーブル2上に移動された保持アーム29を搬入ライン20側に引き戻すための引戻用のエアシリンダで、その出退ロッドの先端が移動台27に取り付けられている。また、図13における34は移動台27が搬入端位置まで移動されたことを検知する移動端検知センサである。
【0009】
図10に示すように、搬出ライン50には、充填済みのボンベ5をc方向に搬出する搬出コンベヤ51と、搬出方向下流側へのボンベ5の流れを規制してボンベ5を1個ずつ送り出す開閉自在の一対の搬出側規制アーム52と、充填ステーション1と搬出コンベヤ51の搬出方向上流端との間で回転自在に軸支された複数のローラからなる搬出ローラ部54と、回転テーブル2の搬出ローラ部54近傍位置まで搬出されてきたボンベ5を両側方から保持する搬出保持装置55と、同期搬出機構60(図18参照)とが備えられている。
【0010】
搬出保持装置55は搬入保持装置25とほぼ同様な構造であり、同期搬出機構60は同期搬入機構40とほぼ同様な構造であるため、同機能のものには同符号を付してその説明は省略するが、回転テーブル2が回転されて充填済みのボンベ5が搬出ライン50に接近すると、回転テーブル2における搬入用当接部材9の下方に設けられた搬出用当接部材10が同期搬出機構60の被当接ローラ42aに当接し、予め開状態とされた保持アーム29が同期搬出機構60を介して搬出ローラ部54側から回転テーブル2上へ移動されるようになっている。そして、保持アーム29が閉じられてボンベ5が保持された状態で、引戻用エアシリンダ33が駆動されてボンベ5が搬出ライン50に搬出される。
【0011】
このような構成において、搬入コンベア21上に供給されたボンベ5は、位置決め装置23によりその充填口が所定方向に向くように位置決めされた後、搬入コンベア21によりボンベ5が搬入ローラ部24上まで搬送される。この際、保持アーム29はその先端の保持部材29bが搬入ローラ部24において広げられた姿勢(図14の実線部分を参照)で待機しており、ボンベ5が搬入ローラ部24上まで搬送された後に、図16に示すように、開閉用エアシリンダ32が駆動されて保持アーム29が閉じられ、この保持アーム29によりボンベ5が保持される。これと同時に位置変更用エアシリンダ44が駆動されて第1の回動アーム42が回転テーブル2側に寄せられた姿勢とされ、第2の回動アーム43に対する第1の回動アーム42の位置が固定される。
【0012】
この状態で、回転テーブル2が回転されてその回転力で搬入用当接部材9が移動されると、同期搬入機構40における第1の回動アーム42の被当接ローラ42aに搬入用当接部材9が当接して、回転テーブル2の回転力により第1の回動アーム42と一体的に第2の回動アーム43が回動され、図17に示すように、連結リンク45を介して移動台27が回転テーブル2近傍まで引き寄せられる。そして、この動作に伴って、回転テーブル2の回転動作に同期した状態で、保持アーム29により保持されたボンベ5が搬入ローラ部24上から回転テーブル2上に押し出される。移動台27が、搬入端位置まで移動されたことが移動端検知センサ34により検知されると、保持アーム29が開かれてボンベ5から離反されるとともに、引戻用エアシリンダ33が駆動されて保持アーム29が搬入ライン20側に引き戻される。また、これとともに、ボンベ5が回転テーブル2上に搬入されたことが検知部8により検知されて、図11に示すように、把持アーム7によりボンベ5が把持され、その後充填作業が自動的に行われる。
【0013】
以下同様に、搬入ローラ部24上に既にボンベ5がある場合には上記搬入動作が繰り返され、充填ステーション1の各充填機3の箇所に連続してボンベ5が搬入される。
【0014】
このように、第1,第2の回動アーム42,43などが設けられている同期搬入機構40にて、回転テーブル2の回転動作に同期してボンベ5が搬入ローラ部24上から回転テーブル2上に搬入されるため、搬入タイミングや搬入位置がずれることを防止して、搬入作業を自動化している。
【0015】
回転テーブル2上に搬入されたボンベ5は、充填ステーション1が回転される間に充填機3にて充填される。回転テーブル2が搬出ライン50に接続する位置まで回転されると、図18〜図20に示すように、同期搬出機構60における第1の回動アーム42の被当接ローラ42aに回転テーブル2の搬出用当接部材10が当接して回転テーブル2の回転力により第1の回動アーム42と一体的に第2の回動アーム43が回動し、図19に示すように、連結リンク45を介して移動台27が回転テーブル2近傍まで同期して引き寄せられて搬出動作用の移動動作が行われる。なお、この際には、保持アーム29は予め広げられて開状態とされている。この後、同期搬出機構60の移動台が移動端まで移動されたことが移動端検知センサ34により検知されると、保持アーム29が閉じられてボンベ5が保持された後に、引戻用エアシリンダ33が駆動されて、ボンベ5を保持した保持アーム29が搬出ライン50側に移動されて搬出動作が行われる。
【0016】
このように、第1,第2の回動アーム42,43などが設けられている同期搬出機構60にて、回転テーブル2の回転動作に同期して保持アーム29が搬出ローラ部54側から回転テーブル2上に移動されるため、移動タイミングや搬出位置がずれることを防止して、搬出作業を自動化している。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、この種の高圧ガス充填設備においては、同期搬入機構40や同期搬出機構60により回転テーブル2の回転動作に良好に同期させて搬入動作や搬出用移動動作を行わせるに際して、回転テーブル2の回転力を、回転テーブル2の搬入用当接部材9や搬出用当接部材10を介して、各回動アーム42の被当接ローラ42aに伝達し、この伝達力にて、ボンベ5を保持した搬入保持装置25や搬出保持装置55を搬入、搬出方向に移動させる構造であるため、回転テーブル2を回転させるテーブル用回転モータ4に大きな変動負荷が掛かることとなっていた。このため、テーブル用回転モータ4として多大な駆動トルクを有する高価のものを使用せざるを得なかっり、回転テーブル2における搬入箇所や搬出箇所だけに大きな力が偏って作用して、故障の原因となったりした。
【0018】
本発明は上記課題を解決するもので、回転テーブルの回転モータなど、無端状経路搬送手段の駆動源にかかる変動負荷を低減するとともに故障発生を少なくすることができる高圧ガス充填設備を提供することを目的とするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために請求項1記載の発明は、充填ステーションの無端状経路搬送手段としての回転テーブル上に複数台の充填機を設置し、搬入ラインを介して前記回転テーブル上に充填容器を搬入し、前記回転テーブルを搬送動作させて充填容器を搬出側に向けて移動させながら各充填機により充填容器に高圧ガスを充填させる高圧ガス充填設備において、充填容器を保持した姿勢で搬入ラインと前記回転テーブルの搬入ライン接続箇所との間で移動自在な搬入保持手段と、回転テーブル側に設けられた搬入用当接部材にその被当接部が当接して回転テーブルの搬送動作に同期しながら移動し、充填容器を保持した前記搬入保持手段を搬入ラインから前記回転テーブル上に移動させて搬入動作を行わせる同期搬入機構と、この同期搬入機構が移動され始めたことを検知して切り替えられる検知バルブと、充填容器を保持した前記搬入保持手段を、搬入動作を行う方向に補助的に移動させる機能と、回転テーブルの搬入ライン接続箇所に移動された搬入保持手段を、搬入動作を行う前の所定待機位置に戻す機能とを兼用する引戻用エアシリンダからなる搬入補助手段とを備え、前記検知バルブにより前記同期搬入機構が移動され始めたことが検知されて前記検知バルブが切り替えられることにより、充填容器を保持した前記搬入保持手段が搬入動作を行う方向に補助的に移動されるように前記搬入補助手段を低圧のエアで駆動させる構成としたものである。
【0020】
この構成により、搬入保持手段が搬入動作を行う際には、搬入補助手段にて搬入保持手段が補助的に移動されるため、無端状経路搬送手段としての回転テーブルからの搬入保持手段への駆動力を小さい力で済ますことができる。
【0021】
請求項2記載の発明は、充填ステーションの無端状経路搬送手段としての回転テーブル上に複数台の充填機を設置し、前記回転テーブルを搬送動作させて充填容器を移動させながら各充填機により充填容器に高圧ガスを充填させ、充填済みの充填容器を回転テーブル上から搬出ラインに搬出する高圧ガス充填装置において、充填容器を保持した姿勢で搬出ラインと前記回転テーブルの搬出ライン接続箇所との間で移動自在な搬出保持手段と、回転テーブル側に設けられた搬出用当接部材にその被当接部が当接して回転テーブルの搬送動作に同期しながら移動し、前記搬出保持手段を前記回転テーブル上から搬出ライン側に移動させて搬出用移動動作を行わせる同期搬出機構と、この同期搬出機構が搬出用移動方向に移動され始めたことを検知して切り替えられる検知バルブと、転テーブルの搬出ライン接続箇所に移動された搬出保持手段を、搬出ライン側に補助的に移動させるとともに搬出用移動動作を行う前の所定待機位置に戻す引戻用エアシリンダからなる搬出用移動動作補助手段とを備え、前記検知バルブにより前記同期搬出機構が移動され始めたことが検知されて前記検知バルブが切り替えられることにより、前記搬出保持手段が搬出ライン側に補助的に移動されるように前記搬出用移動動作補助手段を低圧のエアで駆動させる構成としたものである。
【0022】
この構成により、搬出保持手段が搬出用移動動作を行う際には、搬出用移動動作補助手段にて搬出保持手段が補助的に移動されるため、無端状経路搬送手段としての回転テーブルからの搬出保持手段への駆動力を小さい力で済ますことができる。
【0023】
【発明の実施の形態
以下、本発明の実施の形態を図面に基づき説明する。なお、従来の高圧ガス充填設備とは、同期搬入機構や同期搬出機構に関係する箇所の構造だけが異なり、その他の箇所(充填ステーション、搬入ライン、搬入保持装置、搬出ライン、搬出保持装置など)の概要構成は同様であるため、異なる箇所についてのみ説明し、その他の箇所の説明は省略する。
【0024】
図1〜図5に示すように、この高圧ガス充填設備においても、搬入保持装置25の保持アーム29で保持したボンベ5を回転テーブル2の回転に同期させながら搬入ライン20から回転テーブル2上に移動させる同期搬入機構70が設けられている。
【0025】
この同期搬入機構70には、搬入ライン20の下流端位置に立設された縦軸71に軸支されて水平面内で回動自在な平面視略三角形状の回動アーム72と、回動アーム72の軸支部に近い角部に横軸73を介して連結されて水平姿勢から下方に屈曲する屈曲姿勢に姿勢変更可能で、回転テーブル2の搬入用当接部材9に当接自在の被当接ローラ74を支持軸75を介して支持するローラ支持アーム76と、回動アーム72の下面側に本体部が取り付けられているとともにその出退ロッド77aの先端が連結軸78を介してローラ支持アーム76に取り付けられ、出退ロッド77aを出退させることでローラ支持アーム76を水平姿勢(図4(b)参照)と下方屈曲姿勢(図4(c)参照)とに変更する姿勢変更用エアシリンダ77と、回動アーム72の軸支部より遠い角部に取り付けられ、下端に球面部79aが設けられたアーム側球面部材79と、このアーム側球面受け座79の球面部79aに一端の第1球面受け部80aにて摺動可能に取り付けられた連結ロッド80と、縦方向に延びるように配設され、連結ロッド80の他端に形成された第2球面受け部80bに下端の球面部81aで摺動可能に連結された伝達部材81と、移動台27にブラケット82を介して固定され、伝達部材81を取付軸83を介して所定範囲内で揺動可能に支持する取付枠84と、取付枠84の内側に配設され、連結ロッド80により伝達部材81の下端の球面部81aが回転テーブル2寄り側に引き込まれていることを検知する搬入動作検知手段としての検知バルブ85と、伝達部材81と取付枠84とにわたって掛け渡されて伝達部材81が検知バルブ85の検知端子より離れる側に付勢する引張ばね86とを備えている。そして、伝達部材81が検知バルブ85に当接した際には、回転テーブル2上に移動された保持アーム29を搬入ライン20側に引き戻すための引戻用のエアシリンダ33に、逆方向すなわち搬入方向に低圧のエアが注入されるようになっており、この引戻用のエアシリンダ33が後述するように搬入補助手段としても機能するようになっている。
【0026】
また、同様に、この高圧ガス充填設備に設けられた同期搬出機構90もほぼ同様な構成とされており(図4〜図9参照)、回転テーブル2の搬出用当接部材10に被当接ローラ74が当接自在とされている。なお、回動アーム72の上面側に姿勢変更用エアシリンダ77が取り付けられており、出退ロッド77aを出退させることでローラ支持アーム76を水平姿勢と上方屈曲姿勢とに変更可能とされている。そして、伝達部材81が検知バルブ85に当接した際には、回転テーブル2上に移動された保持アーム29を搬出ライン50側に引き出すための引戻用のエアシリンダ33に、搬出方向に低圧のエアが注入されるようになっており、この引戻用のエアシリンダ33が後述するように搬出補助手段としても機能するようになっている。
【0027】
なお、35,36は搬入用当接部材9や搬出用当接部材10を出退させるエアシリンダである。
上記構成において、搬入動作は以下のようにして行われる。
【0028】
図1、図2に示すように、回転テーブル2側で搬入準備が整うと、搬入用当接部材9が外周側に突出され、また、搬入ライン20側で搬入準備が整うと、姿勢変更用エアシリンダ77の出退ロッド77aを突出させてローラ支持アーム76を水平姿勢とさせる。この状態で、回転テーブル2の搬入用当接部材9の移動に伴って、同期搬入機構70におけるローラ支持アーム76で支持された被当接ローラ74に搬入用当接部材9が当接して、回転テーブル2の回転力により回動アーム72が回動され始める。この回動アーム72の回動にともなって、アーム側球面部材79を介して連結ロッド80が図2におけるd方向に引き込まれ、伝達部材81が引張ばね86に抗して、図5に仮想線で示す姿勢から実線で示す姿勢に回動する。この結果、検知バルブ85の検知素子が押圧されるとともに、伝達部材81が取付枠84に当接して移動台27が搬入方向に移動される。この際に、検知バルブ85の切り替え動作により、引戻用のエアシリンダ33に低圧のエアが注入され、この空気圧によっても搬入保持装置25の保持アーム29が搬入方向に向けて補助的に移動されて、図3に示すように、ボンベ5が回転テーブル2上に搬入される。
【0029】
したがって、回転テーブル2の搬入用当接部材9から小さい力で同期搬入機構70の被当接ローラ74を押すだけで、搬入保持装置25の移動台27や保持アーム29が同期しながら移動されて搬入動作が良好に行われる。そのため、テーブル用回転モータ4(図10参照)として多大な駆動トルクを有する高価のものを使用しなくても済み製造コストを低減させることができ、また、回転テーブル2における搬入箇所や搬出箇所にあまり大きな力が作用することがないので、故障の原因となることもない。さらに、引戻用のエアシリンダ33を、搬入動作を補助する駆動手段としても兼用しているため、このような駆動手段を別途に設ける場合と比較しても製造コストを低減できる。
【0030】
なお、移動台27が、搬入端位置まで移動されたことが移動端検知センサ34により検知されると、保持アーム29が開かれてボンベ5から離反されるとともに、引戻用エアシリンダ33が反対方向に駆動されて保持アーム29が搬入ライン20側に強制的に引き戻される。
【0031】
また、図6、図7に示すように、回転テーブル2側で搬出準備が整うと、搬出用当接部材10が外周側に突出され、また、搬出ライン50側で搬出用移動準備が整うと、姿勢変更用エアシリンダ77の出退ロッド77aを突出させてローラ支持アーム76を水平姿勢とさせる。この状態で、回転テーブル2の搬出用当接部材10の移動に伴って、同期搬出機構90における被当接ローラ74に搬出用当接部材10が当接して、回転テーブル2の回転力により回動アーム72が回動され始める。この回動アーム72の回動にともなって、伝達部材81が引張ばね86に抗して、図5に仮想線で示す姿勢から実線で示す姿勢に回動する。この結果、検知バルブ85の検知素子が押圧されるとともに、伝達部材81が取付枠84に当接して移動台27が搬出用移動方向に移動される(図8参照)。この際に、検知バルブ85の切り替え動作により、引戻用のエアシリンダ33に低圧のエアが注入され、この空気圧によっても搬出保持装置55の保持アーム29が回転テーブル2に向けて補助的に移動される。
【0032】
したがって、回転テーブル2の搬出用当接部材10から小さい力で同期搬出機構90の被当接ローラ74を押すだけで、搬出保持装置55の移動台27や保持アーム29が同期しながら移動されて搬出用移動動作が良好に行われる。そのため、テーブル用回転モータ4(図10参照)として多大な駆動トルクを有する高価のものを使用しなくても済み製造コストを低減させることができる。
【0033】
なお、移動台27が、搬出開始位置まで移動されたことが移動端検知センサ34により検知されると、保持アーム29が閉じられてボンベ5が保持されるとともに、引戻用エアシリンダ33が反対方向に駆動されて保持アーム29が搬出ライン50側に強制的に引き戻されて搬出動作が行われる。
【0034】
また、上記搬入動作や搬出用の移動動作が行われると、図9に示すように、姿勢変更用エアシリンダ77の出退ロッド77aが後退されて回動アーム72が下方または上方に屈曲した姿勢とされ、これにより、被当接ローラ74に搬入用当接部材9や搬出用当接部材10が誤って当接して、搬入動作や搬出用移動動作の時以外に搬入保持装置25や搬出保持装置55が移動することが確実に防止される。
【0036】
【発明の効果】
以上のように本発明によれば、搬入保持手段が搬入動作を行うことや搬出保持手段が搬出用の移動動作を行うことを搬入動作検知手段や搬出用移動動作検知手段にて検知し、この検知した際に搬入補助手段や搬出用移動動作補助手段を駆動させて、搬入保持手段や搬出保持手段を補助的に移動させることにより、無端状経路搬送手段としての回転テーブルからの搬入保持手段や搬出保持手段への駆動力を小さい力で済ますことができ、回転テーブルの駆動源として多大な駆動トルクを有する高価のものを使用しなくても済み製造コストを低減させることができ、また、回転テーブルに対する搬入箇所や搬出箇所にあまり大きな力が作用することがないので、故障の原因となることもない。さらに、引戻用のエアシリンダを、搬入補助手段や搬出用移動動作補助手段としても兼用することで、一層製造コストを低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態にかかる高圧ガス充填設備の搬入ラインと回転テーブルとの接続箇所を示す側面図である。
【図2】同高圧ガス充填設備の搬入ラインと回転テーブルとの接続箇所を示す平面図であり、搬入動作開始時を示す。
【図3】同高圧ガス充填設備の搬入ラインと回転テーブルとの接続箇所を示す平面図であり、搬入動作終了時を示す。
【図4】(a)は同高圧ガス充填設備における同期搬入機構における回動アームおよびその近傍箇所を示す平面図、(b)、(c)はそれぞれ同箇所の側面図である。
【図5】(a)、(b)は同高圧ガス充填設備における同期搬入機構における伝達部材およびその近傍箇所を示す平面図と部分切欠側面図である。
【図6】同高圧ガス充填設備の搬出ラインと回転テーブルとの接続箇所を示す側面図である。
【図7】同高圧ガス充填設備の搬出ラインと回転テーブルとの接続箇所を示す平面図であり、搬出用移動動作開始時を示す。
【図8】同高圧ガス充填設備の搬出ラインと回転テーブルとの接続箇所を示す平面図であり、搬出用移動動作終了時を示す。
【図9】同高圧ガス充填設備の搬出ラインと回転テーブルとの接続箇所を示す平面図であり、搬出動作終了時を示す。
【図10】高圧ガス充填設備の全体平面図である。
【図11】従来の高圧ガス充填設備の搬入ラインの要部を示す平面図である。
【図12】同従来の高圧ガス充填装置の搬入ラインの平面図である。
【図13】同従来の高圧ガス充填装置の搬入ラインの側面図である。
【図14】同従来の高圧ガス充填装置の搬入ラインの正面図である。
【図15】同従来の高圧ガス充填装置の搬入ラインの要部を示す平面図である。
【図16】同従来の高圧ガス充填装置の搬入ラインの動作を示す平面図である。
【図17】同従来の高圧ガス充填装置の搬入ラインの動作を示す平面図である。
【図18】同従来の高圧ガス充填装置の搬出ラインの要部を示す平面図である。
【図19】同従来の高圧ガス充填装置の搬出ラインの動作を示す平面図である。
【図20】同従来の高圧ガス充填装置の搬出ラインの動作を示す平面図である。
【符号の説明】
2 回転テーブル(無端状経路搬送手段)
3 充填機
4 テーブル用回転モータ
5 ボンベ(充填容器)
9 搬入用当接部材
10 搬出用当接部材
20 搬入ライン
25 搬入保持装置
27 移動台
29 保持アーム
33 引戻用エアシリンダ(補助手段)
50 搬出ライン
55 搬出保持装置
70 同期搬入機構
74 被当接ローラ
76 ローラ支持アーム
81 伝達部材
85 検知バルブ(検知手段)
90 同期搬出機構

Claims (2)

  1. 充填ステーションの無端状経路搬送手段としての回転テーブル上に複数台の充填機を設置し、搬入ラインを介して前記回転テーブル上に充填容器を搬入し、前記回転テーブルを搬送動作させて充填容器を搬出側に向けて移動させながら各充填機により充填容器に高圧ガスを充填させる高圧ガス充填設備において、
    充填容器を保持した姿勢で搬入ラインと前記回転テーブルの搬入ライン接続箇所との間で移動自在な搬入保持手段と、
    回転テーブル側に設けられた搬入用当接部材にその被当接部が当接して回転テーブルの搬送動作に同期しながら移動し、充填容器を保持した前記搬入保持手段を搬入ラインから前記回転テーブル上に移動させて搬入動作を行わせる同期搬入機構と、
    この同期搬入機構が移動され始めたことを検知して切り替えられる検知バルブと、
    充填容器を保持した前記搬入保持手段を、搬入動作を行う方向に補助的に移動させる機能と、回転テーブルの搬入ライン接続箇所に移動された搬入保持手段を、搬入動作を行う前の所定待機位置に戻す機能とを兼用する引戻用エアシリンダからなる搬入補助手段と
    を備え、
    前記検知バルブにより前記同期搬入機構が移動され始めたことが検知されて前記検知バルブが切り替えられることにより、充填容器を保持した前記搬入保持手段が搬入動作を行う方向に補助的に移動されるように前記搬入補助手段を低圧のエアで駆動させる構成とした
    高圧ガス充填設備。
  2. 充填ステーションの無端状経路搬送手段としての回転テーブル上に複数台の充填機を設置し、前記回転テーブルを搬送動作させて充填容器を移動させながら各充填機により充填容器に高圧ガスを充填させ、充填済みの充填容器を回転テーブル上から搬出ラインに搬出する高圧ガス充填装置において、
    充填容器を保持した姿勢で搬出ラインと前記回転テーブルの搬出ライン接続箇所との間で移動自在な搬出保持手段と、
    回転テーブル側に設けられた搬出用当接部材にその被当接部が当接して回転テーブルの搬送動作に同期しながら移動し、前記搬出保持手段を前記回転テーブル上から搬出ライン側に移動させて搬出用移動動作を行わせる同期搬出機構と、
    この同期搬出機構が搬出用移動方向に移動され始めたことを検知して切り替えられる検知バルブと、
    転テーブルの搬出ライン接続箇所に移動された搬出保持手段を、搬出ライン側に補助的に移動させるとともに搬出用移動動作を行う前の所定待機位置に戻す引戻用エアシリンダからなる搬出用移動動作補助手段と
    を備え、
    前記検知バルブにより前記同期搬出機構が移動され始めたことが検知されて前記検知バルブが切り替えられることにより、前記搬出保持手段が搬出ライン側に補助的に移動されるように前記搬出用移動動作補助手段を低圧のエアで駆動させる構成とした
    高圧ガス充填設備。
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