JP3625145B2 - 画像拡大装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、画像を拡大する際に、高精度な画像成分を補償するようにした画像拡大装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の画像拡大方法としては、異なる解像度間の画像変換に線形補間や3次補間などを用いることが良く知られている。
近年のLSIの進展により演算処理能力が向上し、折り返しの少ない多タップのディジタルフィルタ構成による画像の拡大縮小方法も提案され、実用化されている。前記の線形補間も3次補間による手法も、多タップのディジタルフィルタのタップ数が2あるいは3に特化したものとして考えることができる。これらのディジタルフィルタ構成による画像の拡大縮小法は、タップ数が多いほど解像度変換時の折り返し歪みを少なくすることができる。
【0003】
また、特開平7−152907に記載されているように、ウェーブレット変換を用いた方法も提案されている。画像を拡大する際に、前記の多タップフィルタを用いる方法では、サンプリング定理によって、最初に与えられた画像に含まれる周波数以下の成分のみしか拡大されないので、拡大後の画像がぼけてしまうという欠点があった。ウェーブレット変換を用いた手法は、このボケを回避するために、最初に与えられた画像に含まれる周波数以下の成分から、高周波成分を予測して画像情報を増やし、見た目のボケを防いでいる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このウェーブレット変換を用いた手法では、n+1、n+2、n+3次の3回のウェーブレット変換が必要になり、しかもこれらのウェーブレット変換成分からニューラルネットに入力してn次のウェーブレット成分を予測する方法は、膨大な演算量を必要とするため、リアルタイムな動画に適用するには非現実的である。例えば、640×480画素の画像の場合、スケール解像度nのウェーブレット成分を算出するために、640×480=30720もの入力をもつニューラルネットが、画像の水平方向と垂直方向の高周波成分用の3セット必要になり、このような大規模のニューラルネットをリアルタイムに演算する方法は現実にはない。また、ウェーブレットを三段階に変換する必要があるため、演算量やそれに必要な遅延線あるいはメモリサイズがすこぶる大きくなってしまうという問題があった。
【0005】
また、前記のウェーブレット変換を用いた方法によると、スケール解像度nのウェーブレット成分を算出するための学習法としてニューラルネットを用いたものを提案しているが、逆誤差伝播法を改良した方法でも、正確な学習を行うためには膨大な計算と学習データを必要とし、学習させたニューラルネットのパラメータを記憶させるメモリも膨大なサイズとなるため、実現するための回路規模が極めて大きなものになってしまうという問題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】
今、スケール解像度次数n−1の元画像をウェーブレット変換してスケール解像度次数nの画像およびウェーブレット変換成分を導出し、さらに前記スケール解像度次数nの画像をウェーブレット変換してスケール解像度次数n+1の画像とウェーブレット変換成分を得たとする。この場合、スケール解像度次数n−1の元画像を図11に示すように縦線の画像とすると、ウェーブレット変換画像は図12に示すようになる。図12の変換画像では、左上の小さいブロックは、スケール画像度次数n+1の画像、その右、右下および真下の小さいブロックはスケール解像度n+1のウェーブレット変換成分、変換画像の右上、右下および左下の大きなブロックはスケール解像度nのウェーブレット変換成分である。
【0007】
この図12において、縦線のパターンのウェーブレット変換画像をみると、縦線を反映したウェーブレット成分のブロックの縦線の位置に対応するウェーブレット変換成分だけが値を持っていることが分かる。図13は横線画像の場合であり、同様にウェーブレット変換した変換画像を図14に、また、図15に示す斜め線画像をウェーブレット変換したものを図16に示す。
図11〜図16で分かるように、図11、図13および図15に示すスケール解像度次数n−1の画像の線成分は、スケール解像度nおよびn−1のウェーブレット変換成分の対応する位置の近傍の値だけが相関を持つことになる。
【0008】
本発明は、この特性を利用して前記従来技術の問題を解決するものであり、請求項1の画像拡大装置は、スケール解像度次数nの入力信号を直交ウェーブレット変換し、スケール解像度次数n+1のウェーブレット成分およびスケール解像度次数n+1の縮小画像成分を算出するウェーブレット変換手段と、前記スケール解像度次数n+1の縮小画像成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分から、スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測する高解像度予測手段と、前記入力画像信号と前記予測したスケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を所定時間だけ遅延させて遅延ウェーブレット成分を出力する遅延調整手段と、前記遅延ウェーブレット成分をウェーブレット逆変換し、スケール解像度次数n−1における拡大画像を生成するウェーブレット逆変換手段と、を含むことを特徴とする。
【0009】
また、請求項2の画像拡大装置は、請求項1に記載する画像拡大装置において、スケール画像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測する高解像度予測手段は、前記スケール解像度次数n+1の縮小画像成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分の線形加算手段で構成することを特徴とする。
【0010】
また、請求項3の画像拡大装置は、請求項1に記載する画像拡大装置において、スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測する高解像度予測手段は、前記スケール解像度次数n+1の縮小画像成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分の乗成分(p;2以上の整数)の線形加算手段で構成することを特徴とする。
【0011】
従って、スケール解像度次数nの入力信号は直交ウェーブレット変換され、ウェーブレット変換手段よりスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分とスケール解像度次数n+1の縮小画像成分を算出する。そして、ウェーブレット変換手段により前記スケール解像度次数n+1の縮小画像成分と該縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分から、スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測する。このようにして予測したスケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分と前記入力画像信号を遅延調整手段で所定時間遅延させて遅延ウェーブレット成分を導出し、この遅延ウェーブレット成分を変換手段によりウェーブレット逆変換してスケール解像度次数n−1の拡大高精細フレーム画像データを生成し、解像度の高い拡大変換画像を得ることができる。
【0012】
この場合、前記の高解像度予測手段に線形加算を用いることにより、前記のスケール解像度次数n+1の縮小画像成分と、該縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分とを線形加算あるいは前記近傍成分の乗成分の線形加算する簡単な演算でスケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測することができる。
【0013】
従って、この画像拡大装置によると、入力画像を1回だけウェーブレット変換するだけで済み、またスケール解像度次数nのウェーブレット変換成分を予測するのに対応する近傍情報しか利用しないので、計算量を極端に減らすことができる。
【0014】
また、請求項4の画像拡大装置は、請求項1に記載する画像拡大装置において、スケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分は、スケール解像度次数n+1の縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の9近傍成分の内の5成分とすることを特徴とする。
【0015】
この構成によると、近傍情報である3×3の情報の内、縦線成分や横線成分を予測する場合は、対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット変換成分と上近傍、下近傍、右近傍、左近傍の5つの成分から行い、斜め線成分を予測する場合は、対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット変換成分と上右近傍、上左近傍、下右近傍、下左近傍の5つの成分から予測しているので、従来法に比較して極端に少ない演算量で、予測回路を構成することができる。
【0016】
また、スケール解像度次数nのウェーブレット変換成分を予測するために線形加算手段やせいぜい2〜3乗の線形加算手段しか用いないので、その重み付け係数を記憶するメモリや回路規模も小さくて済み、計算量が少ないので、1秒間に60枚といった動画像にたいしてもリアルタイムに拡大演算できる回路を小規模で構成することが可能になる。
【0017】
また、請求項5の画像拡大装置は、請求項2あるいは3に記載する画像拡大装置において、線形加算手段の重み付け係数は、前記スケール解像度次数n−1の元画像をウェーブレット変換したスケール解像度次数nのウェーブレット成分を教師データとし、ウェーブレット成分を予測する高解像度予測手段から出力されるスケール解像度次数nのウェーブレット成分との2乗誤差が最小になるように決定されることを特徴とする。
【0018】
従って、線形加算手段の重み付け係数は、線形加算と最小2乗法をベースにして決定されるので、重み付け係数の決定が簡単なマトリクス演算で行わせることができ、学習が容易で且つ高速のインプリメントを容易に行わせることができる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の画像拡大方法およびその装置に関する発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は本発明のウェーブレット画像変換装置の実施形態の全体構造を示すブロック図である。1は入力フレーム画像データVnの入力端子、2は入力フレーム画像データVnを直交ウェーブレット変換してウェーブレット成分を出力するウェーブレット変換部、3は前記ウェーブレット変換部2から出力されるスケール解像度次数n+1(以下n+1次と略称する。n次についても同じ)の縮小画像成分LLの信号、4は前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次のウェーブレット成分のLH信号、5は前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1のウェーブレット成分HLの信号、6は前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1のウェーブレット成分HHの信号である。ここで、Wの添字のLは低域成分を意味し、Hは高域成分を意味する(以下同じ)。
【0020】
また、7は前記n+1次の縮小画像成分LLとウェーブレット成分LH、HL、HHの信号を入力しn次のウェーブレット成分を予測する高解像度予測部、8、9、10、11は高解像度予測部7から出力されるn次のウェーブレット成分LHのそれぞれ(2i,2j)、(2i+1,2j)、(2i,2j+1)、(2i+1,2j+1)座標成分の信号、12、13、14、15は高解像度予測部7から出力されるn次のウェーブレット成分HLのそれぞれ(2i,2j)、(2i+1,2j)、(2i,2j+1)、(2i+1,2j+1)座標成分の信号、16、17、18、19は高解像度予測部7から出力されるn次のウェーブレット成分HHのそれぞれ(2i,2j)、(2i+1,2j)、(2i,2j+1)、(2i+1,2j+1)座標成分の信号である。
【0021】
ここで、n+1次の画像成分のサイズをa×bとして(i,j)の位置に対応するn次のウェーブレット成分は(2i,2j)、(2i+1,2j)、(2i,2j+1)、(2i+1,2j+1)で表現している。
【0022】
20は高解像度予測部7から出力されたn次のウェーブレット成分8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19と入力端子1から入力したフレーム画像データVnに適当な遅延を与え、同時に周波数を倍変換してn次のウェーブレット成分LH、HL、HH、LLの信号21、22、23、24を出力する遅延調整部、25は該遅延調整部20から出力されたn次の遅延ウェーブレット成分の信号21、22、23、24をウェーブレット逆変換するウェーブレット逆変換部、26はウェーブレット逆変換部25から出力される拡大高精細フレーム画像データVn−1である。
【0023】
従って、入力フレーム画像データ1(Vn)はウェーブレット変換部2へ入力され、n+1次の縮小画像成分LLとウェーブレット成分LH、HL、HHの各信号を出力する。n+1次の縮小画像成分及びウェーブレット成分の信号3、4、5、6は高解像度予測部7へ入力され、n次のウェーブレット成分の各信号8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19を出力する。このn次のウェーブレット成分の各信号8、9、10、11、12、13、14、15、16、17、18、19と入力フレーム画像データVnは遅延調整部20に入力され、遅延調整と周波数変換が行われ、n次の遅延ウェーブレット成分の信号21、22、23、24を出力する。そして、このn次の遅延ウェーブレット成分の信号21、22、23、24はウェーブレット逆変換部25へ入力され、ここでウェーブレット逆変換されて、拡大高精細フレーム画像データ26(Vn−1)を出力する。
【0024】
図2は、図1に示す本発明の画像拡大装置における高解像度予測部7の詳細構成例を示す回路ブロック図である。図2のおいて、101は前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次のウェーブレット成分LHの信号4の水平・垂直方向における5近傍データを抽出する近傍データ抽出回路、106は前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次の縮小画像成分LLの信号3を遅延する遅延回路、102、103、104、105はそれぞれ前記近傍データ抽出回路101および遅延回路106からの各出力信号を線形加算する線形加算回路である。
【0025】
また、111は前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次のウェーブレット成分HLの信号5の水平・垂直方向における5近傍データを抽出する近傍データ抽出回路、116は前記信号3を遅延する遅延回路、112、113、114、115はそれぞれ前記近傍データ抽出回路111および遅延回路116からの各出力信号を線形加算する線形加算回路である。
【0026】
更に、121は前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次のウェーブレット成分HHの信号6の斜め5近傍データを抽出する近傍データ抽出回路、126は前記信号3を遅延する遅延回路、122、123、124、125はそれぞれ前記近傍データ抽出回路121および遅延回路126からの各出力信号を線形加算する線形加算回路である。
【0027】
前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次のウェーブレット変換成分W LH n+1の信号4は近傍データ抽出回路101によって図17に示すように、注目データと注目データの上、下、左、右の5個の近傍データが抽出される。抽出された5個の近傍データはそれぞれ線形加算回路102、103、104、105に入力される。一方、ウェーブレット変換部2から出力されたn+1次の縮小画像成分W LL n+1の信号3は遅延回路106でタイミングを合わせるために遅延されてそれぞれ線形加算回路102、103、104、105に入力される。線形加算回路102では入力されたW LH n+1の5近傍データとW LL n+1の遅延によりタイミングが合わされた信号が線形加算され、n次のウェーブレット成分の予測データW LH n(2i,2j)である信号8を出力する。同時に線形加算回路103では入力されたW LH n+1の5近傍データとW LL n+1の遅延によりタイミングが合わされた信号が線形加算され、n次のウェーブレット成分の予測データW LH n(2i+1,2j)である信号9を出力する。線形加算回路104、105についても上記と同様に線形加算が行われ、それぞれ、信号10としてn次のウェーブレット成分の予測データW LH n(2i,2j+1)が、また信号11として、n次のウェーブレット成分の予測データW LH n(2i+1,2j+1)が出力される。
【0028】
前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次のウェーブレット変換成分W HL n+1の信号5は近傍データ抽出回路111によって図17に示すように、注目データと注目データの上、下、左、右の5個の近傍データが抽出される。抽出された5個の近傍データはそれぞれ線形加算回路112、113、114、115に入力される。一方、ウェーブレット変換部2から出力されたn+1次の縮小画像成分W LL n+1の信号3は遅延回路116でタイミングを合わせるために遅延させて、それぞれ線形加算回路112、113、114、115に入力される。線形加算回路112では入力されたW HL n+1の5近傍データとW LL n+1の遅延によりタイミングが合わされた信号が線形加算され、n次のウェーブレット成分の予測データW HL n(2i,2j)である信号12を出力する。同時に線形加算回路113では入力されたW HL n+1の5近傍データとW LL n+1の遅延によりタイミングが合わされた信号が線形加算され、n次のウェーブレット成分の予測データW HL n(2i+1,2j)である信号13を出力する。線形加算回路114、115についても上記と同様に線形加算が行われ、それぞれ、信号14としてn次のウェーブレット成分の予測データW HL n(2i,2j+1)が、また、信号15としてn次のウェーブレット成分の予測データW HL n(2i+1,2j+1)が出力される。
【0029】
前記ウェーブレット変換部2から出力されるn+1次のウェーブレット変換成分W HH n+1の信号6は、近傍データ抽出回路121によって図17に示すように、注目データと注目データの左上、右上、左下、右下の5個の近傍データが抽出される。抽出された5個の近傍データはそれぞれ線形加算回路122、123、124、125に入力される。一方、ウェーブレット変換部2から出力されたn+1次の縮小画像成分W LL n+1の信号3は遅延回路126でタイミングを合わせるために遅延させてそれぞれ線形加算回路122、123、124、125に入力される。線形加算回路122では入力されたW HH n+1の5近傍データとW LL n+1の遅延によりタイミングが合わされた信号が線形加算され、n次のウェーブレット成分の予測データW HH n(2i,2j)である信号16を出力する。同時に線形加算回路123では入力されたW HH n+1の5近傍データとW LL n+1の遅延によりタイミングが合わされた信号が線形加算され、n次のウェーブレット成分の予測データW HH n(2i+1,2j)である信号17を出力する。線形加算回路124、125についても上記と同様に線形加算が行われ、それぞれ信号18としてn次のウェーブレット成分の予測データW HH n(2i,2j+1)が、また、信号19としてn次のウェーブレット成分の予測データW HH n(2i+1,2j+1)が出力される。
【0030】
このように、スケール解像度次数n+1の縮小画像データ成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分から線形加算手段によってスケール解像度次数nの成分を予測する。
【0031】
図2における近傍データ抽出回路101、線形加算回路102、103、104、105の詳細構成例を図3を用いて説明する。近傍データ抽出回路101はフリップフロップ131、132、133、134と1H遅延回路135、136から構成される。これらの回路の動作については、画像処理の基本回路であり、自明であるので省略する。線形加算回路102はそれぞれ重み係数α112i,2j、α212i,2j、α312i,2j、α412i,2j、α512i,2j、α612i,2jを乗算して加算器137で加算し、n次のウェーブレット成分の予測データW HL n(2i,2j)である信号8を出力する。線形加算回路103、104、105の構成については線形加算回路102と同じで重み係数が異なる。線形加算回路103の重み係数はα112i+1,2j、α212i+1,2j、α312i+1,2j、α412i+1,2j、α512i+1,2j、α612i+1,2j、線形加算回路104の重み係数はα112i,2j+1、α212i,2j+1、α312i,2j+1、α412i,2j+1、α512i,2j+1、α612i,2j+1である。
【0032】
また、図2における近傍データ抽出回路111と線形加算回路112、113、114、115と選択回路116より成るn次のウェーブレット成分W HLの予測回路110および近傍データ抽出回路121と線形加算回路122、123、124、125と遅延回路126より成るn次のウェーブレット成分W HHの予測回路120の構成は、前記図3に示すn次のウェーブレット成分W LHの予測回路100の構成と同様であり、前記の各線形加算回路112、113、114、115、122、123、124、125の重み係数が異なるのみである。
【0033】
図4は前記n次のウェーブレット成分W HHの予測回路120の構成を示している。図4における近傍データ抽出回路121の構成は図3に示す近傍データ抽出回路101の構成と全く同一であり、フリップフロップDと1H遅延線Hを用いて、斜め方向の近傍データを抽出するように構成している。また、線形加算回路122〜125の構成も図3に示す線形加算回路102〜105の構成と同様で、重み係数が異なるのみである。すなわち、図3に示す線形加算回路102〜105の各重み係数α112i,2j、α212i,2j、α312i,2j、α412i,2j、α512i,2j、α612i,2j、α112i+1,2j…α612i+1,2j、α112i,2j+1…α612i,2j+1、α112i+1,2j+1…α612i+1,2j+1にそれぞれ対応して図4に示す線形加算回路122〜125の各重み係数はα132i,2j、α232i,2j、α332i,2j、α432i,2j、α532i,2j、α632i,2j、α132i+1,2j…α632i+1,2j、α132i,2j+1…α632i,2j+1、α132i+1,2j+1…α632i+1,2j+1に設定されている。
【0034】
また、前記n次のウェーブレット成分W HLの予測回路110の構成は図示していないが、線形加算回路112〜115の重み係数が異なるのみであり、図3に示す線形加算回路102〜105の前記の各重み係数に対応してそれぞれα122i,2j、α222i,2j、α322i,2j、α422i,2j、α522i,2j、α622i,2j、α122i+1,2j…α622i+1,2j、α122i,2j+1…α622i,2j+1、α122i+1,2j+1…α622i+1,2j+1に設定されている。
即ち、図2に示す線形加算回路102〜105、112〜115、122〜125では合計72個の重み係数αを用いている。
【0035】
次に、本実施形態の全体の動作を図5に示す概念図を用いて説明する。入力端子1より入力した入力フレーム画像データVnはウェーブレット変換部2でウェーブレット変換され、n+1次の縮小画像成分Wn+1 LLとn+1次のウェーブレット成分Wn+1 LH、Wn+1 HL、Wn+1 HHを生成する。生成されたn+1次の縮小画像とウェーブレット成分より高解像度予測部7でn次ウェーブレット成分Wn LH、Wn HL、Wn HHが予測され、このn次ウェーブレット成分と入力フレーム画像データVnは遅延調整部20で適宜遅延させると共に周波数を倍変換して合成され、ウェーブレット逆変換部25に導かれて、ここで拡大高精細フレーム画像Vn−1を生成する。
【0036】
図6はウェーブレット変換部2の詳細な構成を示すブロック図である。図中200〜202はフリップフロップ、203〜214は乗算器、C0、C1、C2、C3はDaubechiesの基底関数{C0、C1、C2、C3}={0.48296、0.83651、0.22143、−0.12940}、215〜220はインバータアレイ、221、222は水平方向ダウンサンプラー、 223〜226は垂直方向ダウンサンプラー、227〜232は加算器、233〜238は1H遅延線である。
【0037】
この構成は特段新規なものではないので細部の動作説明は省略するが、入力端子1に入力した入力フレーム画像データVnはn+1次の縮小画像成分とウェーブレット成分W LL、W LH、W HL、W HHに変換された信号3、4、5、6として出力される。
【0038】
図2において、ウェーブレット変換部2で生成されたn+1次の縮小画像成分とウェーブレット成分の信号3、4、5、6は高解像度予測部7に入力され、高解像度予測部7はn次ウェーブレット成分WnLH、WnHL、WnHHのそれぞれ(i,j)、(i+1,j)、(i,j+1)、(i+1,j+1)座標成分を予測した信号8〜19に出力する。高解像度予測部7で予測されたn次ウェーブレット成分WnLH、WnHL、WnHHは遅延調整部20に入力されるが、同時に入力フレーム画像データVnも遅延調整部20に入力され、適当な遅延が与えられ、また時系列に変換し、入力と同じクロックに同期して、n次の遅延したウェーブレット成分WnLH、WnHL、WnHH、WnLLの信号21、22、23、24を出力する。
【0039】
図7は遅延調整部20の構成を示すブロック図である。図7において、27、28、29、は時系列変換器、30は遅延器である。この各時系列変換器27、28、29の詳細な構成は図8のようになっており、フリップフロップ140、143、セレクタ141、142、144、1H遅延線145から構成される。前記高解像度予測部7は、ウェーブレット変換部2のダウンサンプラによって入力フレーム画像データVnのクロックCKの半分のクロックレートのクロックHCHで動作しており、n次の予測データであるウェーブレット成分WnLH、WnHL、WnHHのそれぞれ(i,j),(i+1,j),(i,j+1),(i+1,j+1)座標成分もクロックHCKのクロックレートで出力されている。
【0040】
図9は図8に示す時系列変換器のタイミングチャートである。フリップフロップ140は入力ラスター画像データVnのクロックCKで動作しており、入力されるウェーブレット成分Wn(i+1,j)、Wn(i+1,j+1)をクロックCK分遅延させる。セレクタ141の制御端子には前記クロックHCKが供給されており、”H”レベルの時a端子が、”L”レベルの時b端子が選択される。その結果、セレクタ141の出力端子にはWn(i,j),Wn(i+1,j)が交互に時系列に出力される。一方フリップフロップ143とセレクタ144も時系列変換回路を形成しており、同様にしてセレクタ144の出力端子にはWn(i,j+1)、Wn(i+1,j+1)が時系列信号となって交互に出力される。セレクタ144の出力は1H遅延回路145で1H分遅延され、セレクタ142に供給される。セレクタ142では、1Hの周期でセレクタ141の出力か1H遅延回路145の出力かが選択され、セレクタ142の出力端子に出力される。
【0041】
すなわち、4個のn次のウェーブレット成分Wn(i,j)、Wn(i+1,j)、Wn(i,j+1)、Wn(i+1,j+1)は時系列に変換されて時系列変換器27、28、29の出力端子に出力される。このように、図7に示す時系列変換器27、28、29は8〜19に入力されたn次のウェーブレット成分WnLH、WnHL、WnHH成分の信号8〜19をそれぞれ時系列信号に変換してクロックレートCKでn次の遅延ウェーブレット成分の信号21、22、23を出力する。
【0042】
一方、図7において、入力フレーム画像データVnは入力端子1を介して遅延器30に供給され、この遅延器30によって、前記の遅延ウェーブレット成分WnLH、WnHL、WnHHの信号21、22、23と同期するように遅延量があたえられて、n次のウェーブレット成分WnLLの信号24として同じクロックレートで出力される。
【0043】
図10は、ウェーブレット逆変換部25の詳細な構成を示すブロック図である。この構成例では、前記ウェーブレット変換部2の構成例と同じくDaubechiesの基底関数{C0、C1、C2、C3}={0.48296、0.83651、0.22143、−0.12940}を用いている。ウェーブレット逆変換部25は、フリップフロップ150〜153、181、182、インバータ154〜158、185、186、セレクタ179、180、199、1H遅延線183、184、乗算器159〜174、187〜194、加算器175〜178、195、196、1Hデュアルポートメモリ197、198から構成される。
【0044】
ウェーブレット逆変換部2に入力されたn次の遅延ウェーブレット成分WnLL、WnHL、WnLH、WnHHの信号21〜24は、まず画像の水平方向にウェーブレット逆変換がなされ、その後垂直方向にウェーブレット逆変換がなされる。加算器195の出力は1ライン目の復号化データが、加算器196の出力には2ライン目の復号化データが同時に出力されるが、両信号とも一旦2CKのクロックレートで1Hの期間だけ1Hデュアルポートメモリ197と198に記憶されて行く。複号データがメモリ197と198に記憶された後、まず197のメモリの内容である1H分の復号データが4CK(入力フレーム画像データVnのクロックの4倍のクロックレート)で読み出され、その後、1Hデュアルポートメモリ198の内容である1H分の復号データが4CKで読み出されて、端子26に高精細フレーム画像データ26(Vn−1)として出力される。
【0045】
すなわち、図1に示す画像拡大装置は入力フレーム画像データVnを画素数が4倍の高精細フレーム画像Vn−1に変換して出力する。
なお、上述したウェーブレット変換マトリクスは下記行列で表され
Figure 0003625145
逆ウェーブレット変換は上記マトリクスの転置行列である。
【0046】
また、高解像度予測部7の線形加算回路102〜105、112〜115、122〜125における図3および図4で記載した乗算器の係数α112i,2j、α212i,2j、α312i,2j、α412i,2j、α512i,2j、α612i,2j・・・α612i+1,2j+1、・・・・α632i+1,2j+1の72個の重み係数は次のようにして学習させる。
元の高精細フレーム画像をFn−1とし画像サイズを4n×4mとする(n、mは整数)。この高精細フレーム画像Fn−1のウェーブレット変換成分をW0nLL(k,l)、W0nLH(k,l)、W0nHL(k,l)、W0nHH(k,l)とし(1≦k≦2n、1≦l≦2m)、また、低域成分であるW0nLL(k,l)をさらにウェーブレット変換したn+1次のウェーブレット変換成分をWn+1LL(i,j)、Wn+1LH(i,j)、Wn+1HL(i,j)、Wn+1HH(i,j)とし、更にn+1次のウェーブレット変換成分Wn+1LL(i,j)、Wn+1LH(i,j)、Wn+1HL(i,j)、Wn+1HH(i,j)から予測したn次のウェーブレット変換成分をWnLH(k,l)、WnHL(k,l)、WnHH(k,l)とすると、
【0047】
【数1】
Figure 0003625145
が最小となるように72個の係数αを定める。学習させる画像はd種類としている。
【0048】
予測成分は
WnLH(2i,2j)=α11(2i,2j)×Wn+1LH(i,j−1)+α21(2i,2j)×Wn+1LH(i+1,j+1)+α31(2i,2j)×Wn+1LH(i,j)+α41(2i,2j)×Wn+1LH(i−1,j)+α51(2i,2j)×Wn+1LH(i,j+1)×α61(2i,2j)×Wn+1LL(i,j)
WnLH(2i+1,2j)=α11(2i+1,2j)×Wn+1LH(i,j−1)+α21(2i+1,2j)×Wn+1LH(i+1,j+1)+α31(2i+1,2j)×Wn+1LH(i,j)+α41(2i+1,2j)×Wn+1LH(i−1,j)+α51(2i+1,2j)×Wn+1LH(i,j+1)+α61(2i+1,2j)×Wn+1LL(i,j)
WnHH(2i+1,2j+1)=α13(2i+1,2j+1)×Wn+1HH(i,j−1)+α23(2i+1,2j+1)×Wn+1HH(i+1,j+1)+α33(2i+1,2j+1)×Wn+1HH(i,j)+α43(2i+1,2j+1)×Wn+1HH(i−1,j)+α53(2i+1,2j+1)×Wn+1HH(i,j+1)+α63(2i+1,2j+1)×Wn+1LL(i,j)
で定義されるので、Sを各αで偏微分したものを0とした72個の一次方程式より、各αを求めると容易に求まる。αを求めるには、コンピュータシミュレーションなどで学習するとよい。
【0049】
また、本実施形態ではn+1次のウェーブレット成分からn次のウェーブレット成分を予測する際に、n+1次のウェーブレット成分とα係数による線形結合を用いたが、n+1次ウェーブレット成分の2乗値や3乗値や定数とα係数による線形結合を用いると、計算量は多くなるが精度の高い予測が可能になる。
【0050】
【発明の効果】
以上説明したように、この発明の画像拡大装置では、スケール解像度次数nの入力信号を直交ウェーブレット変換し、スケール解像度次数n+1のウェーブレット成分およびスケール解像度次数n+1の縮小画像成分を求め、スケール解像度次数n+1の縮小画像成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分だけから、スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測し、前記スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分と前記スケール解像度次数nの入力信号とをウェーブレット逆変換し、スケール解像度次数n−1における拡大画像を生成しているので、計算量を極端に減らして、小規模な回路構成で、動画のようなリアルタイムな画像の高精細化が可能になる。
【0051】
また、予測にあたり演算量の小さい線形結合によって高解像度のウェーブレット成分を求めるので、小規模な回路構成で、動画のようなリアルタイムな画像の高精細化が可能になる。
更にまた、学習の際に一次方程式で係数αを求めるため、学習が容易で高速にインプリメントが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体の構成を示すブロック図である。
【図2】図1における高解像度予測部の構成例を示すブロック図である。
【図3】図2における近傍画素抽出部101と線形加算回路102の詳細構成例を示すブロック図である。
【図4】図2における近傍画素抽出部121と線形加算回路122の詳細構成例を示すブロック図である。
【図5】図1の全体の動作を説明する概念図である。
【図6】図1におけるウェーブレット変換部の構成例を示すブロック図である。
【図7】図1における遅延調整部の構成例を示すブロック図である。
【図8】図7における時系列変換器の構成例を示すブロック図である。
【図9】図8の動作を示すタイミングチャートである。
【図10】図1におけるウェーブレット逆変換部の構成例を示すブロック図である。
【図11〜図16】縦線、横線、斜線画像のウェーブレット変換例を示す図である。
【図17】n+1次のウェーブレット変換成分の座標と、近傍成分の配置を示す図である。
【符号の説明】
1…入力端子
2…ウェーブレット変換部
3…n+1次の縮小画像成分の信号
4〜6…n+1次のウェーブレット成分の信号
7…高解像度予測部
8〜19…n次のウェーブレット成分の信号
20…遅延調整部
21〜24…n次の遅延ウェーブレット成分の信号
25…ウェーブレット逆変換部
26…拡大高精細フレーム画像データ
101、111、121…近傍データ抽出回路
102〜105、112〜115、122〜125…線形加算回路
106、116、126…遅延回路

Claims (5)

  1. スケール解像度次数nの入力信号を直交ウェーブレット変換し、スケール解像度次数n+1のウェーブレット成分およびスケール解像度次数n+1の縮小画像成分を算出するウェーブレット変換手段と、前記スケール解像度次数n+1の縮小画像成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分から、スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測する高解像度予測手段と、前記入力画像信号と前記予測したスケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を所定時間だけ遅延させて遅延ウェーブレット成分を出力する遅延調整手段と、前記遅延ウェーブレット成分をウェーブレット逆変換し、スケール解像度次数n−1における拡大画像を生成するウェーブレット逆変換手段と、を含むことを特徴とする画像拡大装置。
  2. 請求項1において、スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測する高解像度予測手段は、前記スケール解像度次数n+1の縮小画像成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分の線形加算手段で構成することを特徴とする画像拡大装置。
  3. 請求項1において、スケール解像度次数nにおけるウェーブレット成分を予測する高解像度予測手段は、前記スケール解像度次数n+1の縮小画像成分および前記縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分の乗成分(p;2以上の整数)の線形加算手段で構成することを特徴とする画像拡大装置。
  4. 請求項1において、スケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の近傍成分は、スケール解像度次数n+1の縮小画像成分の画像位置に対応するスケール解像度次数n+1のウェーブレット成分の9近傍成分の内の5成分とすることを特徴とする画像拡大装置。
  5. 請求項2あるいは3における線形加算手段の重み付け係数は、前記スケール解像度次数n−1の元画像をウェーブレット変換したスケール解像度次数nのウェーブレット成分を教師データとし、前記高解像度予測手段から出力されるスケール解像度次数nのウェーブレット成分との2乗誤差が最小になるように決定されることを特徴とする画像拡大装置。
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