JP3621646B2 - 可変アドレス学習、切換え及び経路指定を伴う通信ネットワーク - Google Patents

可変アドレス学習、切換え及び経路指定を伴う通信ネットワーク Download PDF

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Description

【0001】
関連ケースに対するクロスリファレンス
本出願は、1997年8月21日に提出された「リングネットワークのための回路と方法」という題の共通譲渡された同時係属出願第08/915,919号の一部係属出願である。
【0002】
本出願は、以下の共通譲渡された付加的な同時係属出願に関連するものである:
− 1997年11月21日付で提出された、「通信システムにおける修正用システム及び方法ならびに情報信号」という題の出願第08/975/735号、
− 1998年8月21日付けで提出された「リングネットワーク上でのデジタル化された信号の輸送」という題の出願第09 138 332号、
− 1998年8月21日付けで提出された「リングネットワーク上の制御データ」という題の出願第09/137,722号、
− 1998年8月21日付けで提出された「リングネットワーク上のインターネットアクセス」という題の出願第09/137,721号
これらの付加的な出願の各々は、参考として内含されるものである。
【0003】
発明の技術的分野
本発明は一般に通信の分野特に、トークン又はカプセル化を使用することなく可変アドレスを学習、切換え、リングネットワーク上で経路指定することを伴う通信ネットワーク向けの回路及び方法に関する。
【0004】
発明の背景
コンピュータネットワークは、大規模及び小規模事業、大学及びその他の機関において一般的なものになってきた。かかるネットワークは、多数のユーザーがデータ記憶システム、ファイルサーバー、スイッチ、ルータ、プリンタ、モデム及びその他の周辺装置といったような資源及びデータを共有することを可能にする。これらのネットワーク内でデータを伝送するためのプロトコルには、イーサネット、トークンリング又は光ファイバ配信データインタフェース(FDDI)及びカプセル化により例示される3つの基本的タイプが存在する。これらのネットワークプロトコルの各々には利点と欠点があり、これらについては本発明の教示をより良く理解するべく、発明の背景の第I節において簡単に紹介される。さらに、従来のイーサネットプロトコルについて第II節で記述する。最後に、リングネットワークの形に構成されるこのようなスイッチの能力を制限する従来のイーサネットスイッチの側面について、第III部で記述する。
【0005】
I.ネットワークプロトコル
以下でさらに詳細に記述するイーサネットは、基本的に同報通信プロトコルである。その主たる長所はその単純さにある。これによってイーサネットは、さほどコストの高くないハードウェア及びソフトウェアでの実施が可能となる。従来のイーサネットの主たる欠点は、ネットワークが網羅できる物理的距離に関して多大な制限が存在するということにある。さらに、従来、イーサネットネットワークの帯域幅は、ネットワークの中心に近くなるほど大きくなる。
【0006】
コンピュータ産業規格IEEE−802.5及びANSI XT3.9の中に記述されているようなトークンリング及びFDDIはそれぞれ、従来のイーサネットに比べてはるかに長い距離にわたりデータを伝送することができるという明確に区別される利点を提供する。さらにトークンリング及びFDDIは、ネットワーク全体を通してほぼ等しい帯域幅を提供する。トークンリング及びFDDIの主たる欠点は、機器をイーサネット機器に比べはるかにコスト高のものにするその複雑なプロトコルにある。これらの複雑なプロトコルは、トークンリング及びFDDIネットワーク内でのパケットの伝送法により必要とされるものである。プロトコルは、「トークン」の使用に依存している。このトークンは、それを所有する単数又は複数のネットワークエンティティのみがネットワーク上でデータを伝送できるような形で、ネットワークを順に移動させられている。トークンが破損した時点で、ネットワーク要素は、ネットワーク上でパケットを伝送できなくなる。一部のケースでは、これが数秒間持続することもある。この問題を補償するため、トークンが失なわれた時点を見極め新しいトークンを新規作成できるようにするため複雑なプロトコルが開発された。これらのプロトコルを実施するのに必要とされる莫大な量の論理回路のため、イーサネットネットワークに比べトークンリング及びFDDI ネットワークは実施及び維持が高くつくものとなっている。
【0007】
最後に、イーサネットパケットがより長い距離にわたり伝送され得るようにするため、カプセル化プロトコルが開発された。かかるプロトコルにおいては、イーサネットパケット全体は、付加的なアドレス指定情報、プロトコル情報などを含むその独自のヘッダーと共に、もう1つのタイプのパケット内に置かれる。これらのプロトコルは同様に、ネットワーク内でルータを導く目的でイーサネットパケットのデータフィールド内に特殊なより高レベルのプロトコル情報を内含することを必要とし、かくして取扱えるデータパケットのタイプが制限され、パケットを生成するデバイス及びさまざまなイーサネットネットワーク間でパケットを送受信するのに使用されるルータの両方に多大な処理負担が課せられることになる可能性があるという問題に苦しんでいる。これらの付加的なプロトコル要素及び制限は標準的に、そうでなければ廉価であるイーサネットネットワークに高価なハードウェア及びソフトウェアを付加する必要性をもたらすことになる。さらに、かかるプロトコルは標準的に、ルータのために手動で新規作成されたアドレステーブルを使用することを必要とする。
【0008】
II .イーサネット
イーサネットは、ローカルエリアネットワークのための一般的プロトコルになっており、以上で記述した利点のため広く使用されている。本明細書においては、「イーサネット」という語は、IEEE−802,3及びIS08802/3として多様な形で知られているコンピュータ産業の一群の規格によって網羅されたキャリヤ検知多重アクセス/衝突検出(CSMA/CD)プロトコルのクラス全体を内含している。これには、「StarLAN」として知られる1メガビットのイーサネット、10メガビットのイーサネット、「Fast Ethernet 」として知られている100−メガビットのイーサネット、「Gigabit Ethernet」として知られている1ギガビットのイーサネット及びその他の任意のデータ転送速度での将来のあらゆるCSMA/CDプロトコルが内含されるが、これらに限られるわけではない。
【0009】
当初、イーサネットは、端末へ及び端末から毎秒約10メガビットの転送速度でデータパケットを搬送するデータバスを伴う半2重同報通信システムとして設計された。イーサネットに接続された各端末は、ネットワーク上のその他全ての端末に対し送信すること又はこれらから受信することのいずれかが可能であるが(「多重アクセス」、CSMA/CD内の「MA」)、元来のイーサネットでは、送信及び受信を同時に行なうことはできない。さらに、イーサネットは、一定の与えられた時点でデータバスに対しどの端末がアクセスできるかについての中央制御を伴わないネットワークとして設計された。イーサネットは、2つの端末が同時に伝送することはまれであることそして各端末がまず最初に、もう1つの端末がすでに送信しているか否かをみるためバスに「耳を傾ける」ことという確率的原則に基づいていた(「キャリヤ検知」、CSMA/CD内の「CS」)。このことは、決定論的制御がトークン及びATM(非同期式転送モード)ネットワークにより管理されているトークンリング及びFDDIシステムや、中央決定論的制御がATMスイッチ又はルータのいずれかにより特殊なインタールータープロトコルを通して取扱われるルーターとは対照的である。
【0010】
2つの端末が同時に伝送を行なおうとした場合に衝突が発生する。関与する端末は、伝送後のバス上の衝突信号又は破損データパケットについてデータバスを監視することにより、衝突を検出する(「衝突検出」、CSMA/CD内の「CD」)。伝送を行なった全ての端末が衝突発生を認識するためには、全ての端末が関与する全てのパケット及び衝突信号を受信しなければならない。従って、ネットワークは最小パケットが開始から終了まで網羅することになる距離の半分より大きくなり得ない。毎秒10メガビットとして、イーサネットの最小パケットである64バイトのパケットは、開始から終了まで51.2マイクロセカンドを要する。従って、ローカルエリアネットワークは、ネットワーク内の機器からのあらゆる伝播遅延を含め、25.6マイクロセカンドでパケットが走行する距離より大きくなり得ない。毎秒100メガビットであれば、64バイトのパケットは、開始から終了まで5.12マイクロセカンドを要する。従って、ローカルエリアネットワークは、あらゆる伝播遅延を含め、パケットが2.56マイクロセカンドで走行する距離より大きくなり得ない。衝突が検出された時点で、端末の各々は、ネットワーク上でのさらなる衝突を回避するためそのパケットの再伝送を試みる前に、無作為の量の時間だけ待つことになる。このことは、トークン及び付加的なプロトコルの使用を通して集中型決定論的制御が管理されることから衝突を許さず従ってはるかに長い距離にわたりテータを伝送できるトークンリング、FDD1、ATM及びルータと対照的である。
【0011】
イーサネットは、その他全てのネットワークプロトコルと同様、パケットの形で伝送を行なう。これらのデータパケットは、発信元アドレス、宛先アドレス、伝送中のデータ及び巡回冗長検査又はCRCと一般に呼ばれている一連のデータ完全性ビットを内含する。発信元アドレスは、パケットを発信したデバイスを識別し、宛先アドレスは、ネットワーク上でそのパケットが伝送されるべきデバイスを識別する。
【0012】
全2重イーサネットは、2つの端末間に別々の送信及び受信チャンネルを有することにより半2重イーサネットのタイミング上の制約を無くするため、より最近になって開発されたものである。この要領で、送信チャンネルは、その他のいずれかの送信機からの送信を決して受信しない単一受信機に対してのみ伝送していることから、衝突は絶対にあり得ない。全2重イーサネットは、各イーサネットデバイスが送信パケット及び受信パケットを同時に記憶するための付加的なバッファメモリ及び論理を有することを必要とする。その他のスイッチ又は端末へ及びそこからパケットを伝送できる多重ポートを伴う古典的なイーサネットハブは、全2重イーサネットを扱うことができない。元来のイーサネットスイッチは同じく、全2重イーサネットを取扱うことができないものの、市場にある最新のイーサネットスイッチは、そのイーサネットポートのうちの単数又は複数のものが全2重モードで動作できるようにするためこれらのポートのうちの単数又は複数のものにおいて利用可能である付加的なバッファメモリ及び論理を有する。
【0013】
入ポートから特定された端末までデータパケットを切換えるため、イーサネットスイッチは、スイッチ上のどのポートが端末への経路に接続されているかを知る必要がある。イーサネットスイッチは、スイッチの各ポートにアタッチされた又は結びつけられた端末のアイデンティティを「自己学習」する。各々のスイッチポートは、パケットを受信するにつれて全てのパケットの発信元アドレスをそのポートのためのメモリテーブル内に記録する。
【0014】
さらに、スイッチのポートにおいてパケットが受信された時点で、パケットの宛先アドレスは、スイッチのその他のポートのためのメモリテーブルに比較される。1つのポートのためのテーブル内に宛先アドレスについて整合が発見された時点で、パケットは、そのポートに切換えられ、そのポートから外に送られる。しかしながらパケットが「同報通信パケット」であるすなわち、FFFFFFの16進宛先アドレスをもつパケットである場合、パケットはそのスイッチ上のその他のポートに同報通信されるものの、本来の受信ポートに戻ることは決してない。その上、非同報通信又はユニキャスト宛先アドレスについて全く整合が存在しない場合、スイッチはこれがこのスイッチを通して新しい端末まで進む最初のパケットであると仮定することができる。端末の場所は未知であることから、パケットをスイッチ上のその他のポートまで同報通信することができるが、これが本来の受信ポートに戻されることは決してない。同様にして特別に予約された宛先アドレスを用いて、「マルチキャスト」パケットを得ることもできる。このようなパケットは、選択されたデバイスグループに同報通信することになる。
【0015】
イーサネットプロトコルの一部ではなく、一般に使用されるより高いレベルのプロトコル(例えばTCP/IP)の一部を成すものであるが、同報通信又はユニキャストパケットがその意図した宛先に到着した場合、宛先デバイスは通常、パケットを同報通信するスイッチに戻るように肯定応答パケットで応答する。肯定応答パケットがスイッチに到着した時点で、スイッチは、その中のポートと宛先端末のアソシエーションを記録するべくそのポートのためのメモリテーブル内に宛先端子からの肯定応答パケットの発信元アドレスを入れる。このようにして、そのステーションに送られた後続パケットはスイッチの正しいポートへと切換えられることになる。
【0016】
III. 従来のイーサネットスイッチの単方向リングに付随する問題点
従来のイーサネットスイッチは、その他全てのイーサネットデバイスと同様、単方向リングネットワーク内で構成され得ない。各スイッチがリングからパケットを受信するための1つのポート(「リングインポケット」)、リング上にパケットを置くための1つのポート(「リングアウトポート」)、そしてローカルエリアネットワークに接続された単数又は複数のローカルポートを使用するような考えられる1つの構成を想定することができる。この構成は、従来のイーサネットスイッチが使用されるとき少なくとも2つの問題を導くことになる。
【0017】
まず第1に、例えばリングネットワークと結びつけられていない端末のための同報通信アドレス、マルチキャストアドレス又は無効アドレスを伴うイーサネットパケットは、イーサネットスイッチが未知の宛先アドレスを伴うパケットを処理する方法に起因してリングネットワークを周回して無期限に走行することになる。上述のように、従来のイーサネットスイッチがそのポートのためのテーブル中にパケットの宛先アドレスを発見しない場合、パケットは、リングアウトポートを含め、スイッチの各ポートから外に同報通信される。アドレスは無効であることから、リングネットワーク内の各スイッチは今度はそのリングアウトポートから外にパケットを同報通信することになる。かくして、パケットはリングネットワークを周回して無期限に走行することになる。
【0018】
さらに、このような単方向リングネットワークにおいては、スイッチはそのリングインポートから外へといくつかのパケットを伝送しようと試みる。上述のとおり、従来のイーサネットスイッチは、1つのポートのためのテーブルを構築するためにそのポートにおいて受信されたパケットの発信元アドレスを使用する。このテーブルはスイッチに対し、そのポートを通って到達可能な端末を指示する。単方向リングネットワークにおいては、パケットがリングインポートを通ってスイッチに入った時点で、スイッチはパケットを送った端末すなわち、デバイスAをリングインポートと結びつける。かくしてスイッチがデバイスAを宛先とする1つのローカルポートからの1つのパケットを受信した時点で、スイッチは、リングアウトポートから外にパケットを送り出すのではなくむしろ受信専用のリングインポートからパケットを伝送することを試みる。
【0019】
代替的には、スイッチ1つあたり1つのポートを用いて単方向リング内のスイッチを接続する試みを行なうことができる。このような構成においては、全2重イーサネットポートの受信回路はリングからのパケットを受信するように接続されることになり、又同じ全2重イーサネットポートの送信回路は、リングを周回して次のスイッチまでパケットを送るように接続されることになる。しかしながらこのことは、1つのポートで受信されたパケットの宛先アドレスがそのポートのためのテーブル内の発信元アドレスと同じである場合にはパケットはドロップされる、という基本的なイーサネット規則の1つと矛盾する。これは「宛先アドレス濾過」規則と呼ばれる。上述したばかりの従来のイーサネットスイッチのリングにおける宛先アドレス濾過規則の適用はすなわち、スイッチのポートがひとたびリング上のその他の端末の全ての発信元アドレスを学習した時点で、リング上の先行スイッチから発信されそのリング上の後続スイッチを宛先とするいかなるパケットも、それが次のスイッチまでリングを周回して転送され得るような形で、スイッチ内に入ることを許されない、ということを意味する。その上、いかなるパケットもそれが由来したポート上で外へ伝送されることはないというイーサネットの第2の基本的規則は、すなわち、先行スイッチからのパケットが受信回路の中に入ることができたとしても、それがそのポートから外にリング上へ伝送し戻され後続スイッチまで進むことは決してないということを意味している。ここで、従来のイーサネットハブについてこれらのアプローチのいずれかを試みてもハブ設計がつねに全てのパケットを同報通信することから同じ又はそれ以上のあらゆる問題がもたらされるということを指摘することができる。
【0020】
企業の中には、異なる特注のプロトコルを用いた伝送のためにイーサネットパケットをカプセル化することによってこれらの問題を回避しようとしたところもあった。しかしながら、これらの技術は、機器に対し実質的な複雑性をつけ加え、基本的にトークンリング又はFDDI ネットワークをエミュレートし、かくして実質的なコストを付加する。その上、これらの技術は、イーサネットシステムの利点の多くを喪失させる。1つのリング内でイーサネット LANを接続するためのさらに一般的な技術は、イーサネットパケットをトークンリング、FDDI又はその他のリング指向性パケットに変換するルータを使用することである。この技術には、もう1つのタイプのパケット内でイーサネットパケットをカプセル化することと共に、ルータを方向付ける目的でイーサネットパケットのデータフィールド内に特殊なさらに高レベルのプロトコル情報を内含させる必要が生じるということの両方が関与し、かつかかる機器のユーザーが経路指定アドレステーブルを手動式にプログラミングすることが必要となる可能性がある。
【0021】
上述の理由で、かつ本明細書を読み理解した時点で当業者には明らかになる以下に記すその他の理由から、当該技術分野においては、データパケットの中に収納されたデータ及びプロトコルに対し透明で、手動式介入無く全てのデバイスの場所を自己学習し、実現が単純で低コストであるようなリングネットワークに対するニーズが存在する。
【0022】
発明の要約
リングネットワークに伴う上述の問題点及びその他の問題点は本発明によって対処され、以下の明細書を読み研究することにより理解されることだろう。リングネットワークと共に使用されるシステム及び方法が記述されている。有利には、リングネットワークは、システムデザイナが、リングネットワーク内での切換えのための基礎として使用すべきネットワーク内の各デバイスと結びつけられた識別子を選択できるようにする。この識別子は同様に、パケットがネットワークを周回して無期限に走行するのを防ぐのにも使用される。識別子は同様に、ネットワーク内のデバイスの場所を自己学習するためにリングスイッチによっても使用される。識別子のためには数多くの異なる信号を使用することができる。例えば、イーサネット パケットからのメディアアクセス制御(MAC)アドレス、インターネットプロトコル(IP)アドレス、階層アドレスの少なくとも一部分、ユニバーサルデータグラムプロトコルのポート番号、そのデータパケットのための同じ又は異なるプロトコルレベルでの2つ以上の識別子の組合せ又はその他の適切な識別子がある。
【0023】
特に、一実施形態においては、ネットワークデバイスの間でデータパケットを輸送するためのリングネットワークが提供されている。このリングネットワークは、一定数のリングスイッチを内含している。各リングスイッチは少なくとも1つのリングポート、少なくとも1つのローカルポート及びリングスイッチにより処理されたパケットからの選択された発信元識別子に基づいてどのネットワークデバイスがリングスイッチの各ポートと結びつけられているかを自己学習する少なくとも1つテーブルを有する。選択された発信元識別子は例えばイーサネットパケットからのメディアアクセス制御(MAC)アドレス、インターネットプロトコル(IP)アドレス、階層アドレスの少なくとも一部分、ユニバーサルデータグラムプロトコルのポート番号、そのデータパケットのための同じ又は異なるプロトコルレベルでの2つ以上の識別子の組合せ又はその他の適切な識別子である。各リングスイッチの少なくとも1つのリングポートは、リングネットワーク内でもう1つのリングスイッチのリングポートに結合される。リングスイッチは、リングネットワーク内のリングスイッチの少なくとも1つのローカルポートと結びつけられた特定されたネットワークデバイスにデータパケットを導くためそのリングポートとローカルポートの間でデータパケットを切換える。リングスイッチのポートは、リングスイッチの少なくとも1つのローカルポートと結びつけられた1つのネットワークデバイスを宛先としていない少なくとも1つのリングポート及び少なくとも1つのローカルポートで受信されたデータパケットが、トークンの使用又はパケットのカプセル化なく少なくとも1つのテーブルに基づいてリングネットワーク上のもう1つのリングスイッチへと切換えられるような形で構成されている。
【0024】
もう一つの実施形態においては、リングネットワークのためのリングスイッチが提供されている。このリングスイッチは、リングネットワーク内でデータパケットを輸送するために結合可能な少なくとも1つのリングポートを内含する。リングスイッチは同様に、少なくとも1つのローカルエリアネットワーク又はデバイスに結合可能である少なくとも1つのローカルポートをも内含している。リングスイッチはさらに、リングスイッチのポートにおいて受信されたデータパケットの選択された発信元識別子に基づきリングスイッチの各ポートに結びつけられたネットワークデバイスの識別子を追跡する少なくとも1つのテーブルを内含する。リングスイッチの少なくとも1つのローカルポートのうちのいずれかと結びつけられた1つのネットワークデバイスを宛先としていない少なくとも1つのリングポートで受信されたデータパケットは、トークンの使用及びパケットのカプセル化無く少なくとも1つのテーブルに基づいて少なくとも1つのリングポートに結合されたもう1つのリングスイッチへと切換えられる。
【0025】
もう一つの実施形態においては、リングネットワークのための1つのリングスイッチが提供されている。このリングスイッチは、リングスイッチの1つのリングからデータパケットを受信しこのリング上でデータパケットを送信するように結合可能である双方向リングポートを内含する。リングスイッチは少なくとも1つのローカルエリアネットワークに結合可能な少なくとも1つのローカルポートを内含する。リングスイッチは同様に、リングスイッチにより処理されたデータパケットからの選択された発信元識別子に基づき少なくとも1つの双方向リングポート及び少なくとも1つのローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスの識別子を自己学習し記憶する少なくとも1つのテーブルをも内含している。リングスイッチは、トークンの使用又はパケットのカプセル化無く少なくとも1つのテーブル及び宛先識別子に基づきリングネットワーク内のこの又はその他のリングスイッチ上のデバイスまでデータパケットを転送できるような形で、スイッチのリングポート及び/又はローカルポートから外に、リングポートで受信されたデータパケットが再伝送されることを可能にする。リングスイッチは同様に、スイッチの少なくとも1つのローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスに対応する発信元識別子をもつ入データパケットを除去する双方向リングポートに結びつけられた1つの回路をも内含する。
【0026】
もう一つの実施形態では、リングネットワークのための1つのリングスイッチが提供されている。このリングスイッチは、リングネットワークからデータパケットを受信するように結合可能であるリングインポートを内含する。リングスイッチはさらに、リングネットワークにデータパケットを提供するように結合可能であるリングアウトポートを内含している。少なくとも1つのローカルポートも具備される。少なくとも1つのローカルポートはローカルエリアネットワークに結合可能である。リングスイッチはさらに、リングスイッチのポートと結びつけられたネットワークデバイスの選択された識別子を追跡するための少なくとも1つのテーブルを内含する。このテーブルは、データパケットがリングインポートで受信された時点でネットワークデバイスの選択された識別子をリングアウトポートと結びつける。
【0027】
もう一つの実施形態においては、リングネットワーク内のリングスイッチの1つのポートのためのテーブルの構築方法が提供されている。この方法には、リングスイッチの第1のポートにおいてデータパケットを受信することが内含されている。この方法はさらに、データパケットから選択された発信元識別子を読取ることも内含している。この方法は、リングネットワーク上での単方向伝送を可能にするべくスイッチの第2の異なるポートと結びつけられたネットワークデバイスからデータパケットが発信されたことを表示するそのリングスイッチのためのテーブル内に発信元識別子を記憶する。
【0028】
もう一つの実施形態では、リングネットワークからデータパケットを除去するための方法が提供されている。この方法は、リングネットワークのリングスイッチのリングポートにおいてデータパケットを受信することを内含している。この方法は、データパケットから、選択された発信元識別子を読取り、この発信元識別子をリングスイッチの少なくとも1つのテーブルと比較する。少なくとも1つのテーブルは、どの識別子がスイッチの各ポートと結びつけられているかを表示する。発信元識別子がそのスイッチのローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスに対応する場合、データパケットは破棄される。
【0029】
もう一つの実施形態では、リングネットワークのリングスイッチ内でデータパケットを処理するための方法が提供されている。この方法には、リングスイッチの双方向リングポートにおいてデータパケットを受信することが内含されている。この方法はさらに、データパケットの選択された発信元識別子を読取ることも内含している。リングスイッチの1つのポートのためのテーブル内にその発信元識別子が無い場合、その発信元識別子は、それがリングポートと結びつけられたネットワークデバイスのためのものであることの表示と共に少なくとも1つテーブル内に記憶される。この方法は、データパケットから、選択された宛先識別子を読取る。そのデータパケットのための宛先識別子がそのリングスイッチのためのテーブル内にある場合、データパケットは、たとえそれがリングポートで受信されたものでありトークンを使用したりデータパケットをカプセル化することなく宛先識別子がリングポートと結びつけられているとしても、宛先識別子と結びつけられたリングスイッチのポートへと切換えられる。データパケットのための宛先識別子がリングスイッチのためのテーブル内に無いか又はデータパケットが同報通信データパケットである場合、データパケットはリングスイッチの全てのポートに対し同報通信される。データパケットのための宛先識別子がマルチキャスト識別子である場合、データパケットは、リングスイッチの全ての適切なポートに同報通信される。
【0030】
もう一つの実施形態においては、リングネットワークのリングスイッチ内でデータパケットを処理するための方法が提供されている。この方法は、リングスイッチのリングインポートにおいてデータパケットを受信することを内含する。リングパケットの選択された発信元識別子が読取られる。この発信元識別子がリングスイッチのポートのためのテーブル内に無い場合、発信元識別子は、その識別子がリングスイッチのリングアウトポートと結びつけられたネットワークデバイスのためのものであることの表示と共にテーブル内に記憶される。この方法はさらに、データパケットから、選択された宛先識別子を読取ることを内含する。データパケットのための宛先識別子がリングスイッチのためのテーブル内にある場合、そのデータパケットは、宛先識別子と結びつけられているリングスイッチのポートに切換えられる。データパケットのための宛先識別子がリングスイッチのためのテーブル内にないか又はデータパケットが同報通信データパケットである場合、そのデータパケットは同報通信される。データパケットのための宛先識別子がマルチキャスト識別子である場合そのデータパケットは、リングスイッチの適切なポート全てに対し同報通信される。
【0031】
詳細な説明
図1は、単方向リングネットワーク内でデータパケットを伝送するための、全体として100という番号で示されたシステムの一実施形態のブロック図である。本明細書では、データパケットという語は、イーサネット、トークンリング、FDDI、非同期転送モード(「ATM」)及び、少なくとも発信元アドレス、宛先アドレス、ペイロードデータそして任意には巡回冗長検査といったようなエラー訂正コードを含むフォーマットを伴うその他のデータパケットを内含している。
【0032】
本明細書では、「発信元アドレス」及び「宛先アドレス」という語は、例えばイーサネット MACアドレスといったようなネットワークデバイス内にプログラミングされた標準的には48ビットのハードウェアアドレスであるメディアアクセス制御(MAC)アドレスを内含するが、これらに制限されるわけではない。代替的には、MACアドレスの代りにその他のアドレス又は信号を使用することが可能である。例えば、パケットを切換える上で発信元アドレス及び宛先アドレスのためにインターネットプロトコル(IP)アドレスを使用することができる。IPパケットは標準的には、MACアドレスとは全く異なるものでありうる発信元アドレス及び宛先アドレスを内含している。各々のIPアドレスは、IPパケットのヘッダー内の32ビットの数字である。さらに、ユニバーサルデータグラムプロトコル(UDP)ヘッダー内のポート番号を使用して、ネットワーク要素内のどこでパケットを切換えるべきかを見極めることもできる。
【0033】
インターネットのようなネットワーク内のサブネットワークの階層構造も同様に、パケット切換えのための根拠を提供する。例えば、インターネットアドレスは、サブネットの形で定義される。このようなアドレスは、Xが標準的にクラスAのネットワークを識別し、X、Yが標準的にクラスBのサブネットを識別し、X、Y、Zが標準的にクラスCのサブネットを識別し、Wが標準的にサブネット上のデバイスのアドレスを識別するものとして、X、Y、Z、Wの形をしている。この構造のアドレスの場合、切換えデバイスのための発信元識別子及び宛先識別子は、階層アドレスの一部分だけを内含する可能性がある。例えば、切換え決定を最初の3、8、10又は16ビットのみについて又は、階層アドレスの任意の他の部分について下すことができる。
【0034】
さらに、「発信元アドレス」及び「宛先アドレス」という語は、上述のさまざまなアドレス又は識別子の任意の組合せも内含するということがさらに理解される。例えば、1つのネットワークの要素は、MACアドレス及びIPアドレスの両方及びアドレスの一部に基づいて切換え決定を下すことができる。さまざまな識別子のその他の組合せも同様に使用可能である。
【0035】
基本的に、発信元アドレス及び宛先アドレスという語は、リングネットワーク上で伝送されたパケットの発信元又は宛先を識別するのに使用可能なあらゆるデータ又は信号を内含する。かくして「アドレス」及び「識別子」という語は本書では、データパケットの発信元又は宛先を識別するあらゆるデータ、信号又はその他の指示を内含するものとして互換性ある形で使用される。さらに、発信元及び宛先は、最終的又は中間的発信元又は宛先にも適用されうる。
【0036】
さらに「イーサネット」という語は、IEEE−802,3及びIS08802/3として多様な方で知られているコンピュータ産業の一群の規格によって網羅されたキャリヤ検知多重アクセス/衝突検出(CSMA/CD)プロトコルのクラス全体を内含している。これには、「StarLAN」として知られる1メガビットのイーサネット、10メガビットのイーサネット、「Fast Ethernet」として知られている100−メガビットのイーサネット、「Gigabit Ethernet」として知られている1ギガビットのイーサネット及びその他の任意のデータ転送速度での将来のあらゆるCSMA/CDプロトコルが内含されるが、これらに限られるわけではない。有利には、システム100は、従来のリングネットワーク内で使用されるカプセル化及びトークンプロトコルの場合に関与する実質的な複雑性無く単方向リングネットワーク内で従来のデータパケットを伝送できるようにする。システム100は、使用されるデータ転送速度及び特定のデータパケットプロトコルとは無関係にデータパケット上で動作する。システム100は同様に、リングネットワーク内で従来のイーサネットスイッチ、ハブ又はその他のデバイスを使用しようと試みることに関する上述の問題をも克服する。
【0037】
システム100は、どのネットワークデバイスがリングスイッチのさまざまなポートと結びつけられているかを各々が自己学習する一定数のリングスイッチ104−1から104−Nを内含している。各リングスイッチは、ローカルネットワークに結合された単数又は複数のローカルポートを内含する、ローカルポートは、イーサネット,トークンリング、ATM、FDDI又はその他の適切なネットワークプロトコルと共に使用するために構成されたポートを内含することができる。例えば、リングスイッチ104−1は、ローカルエリアネットワーク(LAN)106−1に結合された少なくとも1つのローカルポートを内含する。ローカルエリアネットワーク106−1は、共通バス108−1に結合されたネットワークデバイスA,B及びCを含む。本明細書中で使用する「ネットワークデバイス」という語は、従来ネットワーク内に結合されるハブ、コンピュータ端末及びワークステーション、ルータ、スイッチ、ゲートウェイ及びその他のデバイスを内含するが、これらに制限されるわけではない。
【0038】
リングスイッチ104−2が、そのローカルポートに結合された2つのローカルエリアネットワーク106−2a及び106−2bを有することがわかる。このことは、リングスイッチが、実質的に2つ以上の多数のローカルエリアネットワークを支持できることを示している。
【0039】
リングスイッチ104−1から104−Nまでは、システム100のリングを形成するべくリングスイッチのリングインタフェースを相互接続する伝送媒体により合わせて結合されている。図1の実施形態に示されているように、リングスイッチ104−1から104−Nまでは、ワイヤ102−1から102−Nによって1つのリングの形に結合されている。ワイヤ102−1から102−Nまでは、例えば、ツイストペア線、同軸ケーブル、プリント回路板上の導線、単一の集積回路のサブセクション間の内部接続、光ファイバケーブル、無線接続又はシステム100内のリングスイッチ間でデータパケットを伝送するためのその他の適切な媒体を含むことができる。このようにして、システム100は、従来のイーサネットスイッチの利用可能なローカルポートの数を増加させるための低コストな方法として使用することができる。
【0040】
図11に示されている一変形形態においては、リングトランシーバ1102−1から1102−Nまでが、システム1100のリングスイッチ間でイーサネットパケットを伝送するための単方向リングを形成するべく結合されている。リングスイッチ1104−1から1104−Nまでは、それぞれリングトランシーバ1102−1から1102−Nまでと結びつけられている。リングトランシーバ1102−1から1102−Nは例えば、ADC Telecommunications of Minnetonka, Minnesota から入手可能な一定数のDV6000ファイバ輸送システムを含むことができる。DV6000は、データを輸送するための容量をもつ16本のチャンネルを提供する。この実施形態においては、DV6000の1本のチャンネルのみがシステム1100内でイーサネットパケットを伝送するために使用されている。その他のチャンネルは、付加的なリングスイッチネットワーク又は例えばビデオ、音声、又はその他のデータ伝送といったその他の目的のために使用され得る。代替的には、リングトランシーバ1102−1〜1102−Nは、例えば無線トランシーバ、光ファイバトランシーバといったようなその他の従来の輸送機構と共に実施可能である。
【0041】
有利には、システム100のリングスイッチ104−1〜104−Nは、パケットがリングネットワークを周回して無期限に伝送されるのを防ぐ1つの方法を使用する。一実施形態に従うと、リングスイッチは、このリングスイッチのためのリングインタフェースの中にパケットの発信元アドレスが入るにつれてそれを読取る。リングインターフェイスで受信したパケットの発信元アドレスがリングスイッチのローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスのアドレスに対応する場合、当該方法は、リングからそのパケットを除去し、それを破棄する。このことはすなわち、ローカルポートと結びつけられたネットワークデバイス(例えばリングスイッチ104−1のためのネットワークデバイスA、B又はC)から発信されたパケットがシステム100のリングを周回して完全に通過し、発信リングスイッチのリングインポートに戻ったことを意味している。この方法は、そのローカルポートのうちの1つと結びつけられたネットワークデバイスから発信されたパケットのための宛先アドレスがシステム100内で発見されなかったことを理由として、リングスイッチがパケットを除去できるようにする。
【0042】
もう一つの実施形態においては、パケットがリングネットワークを無期限に回ることを妨げるために各スイッチのための識別番号が使用される。1つのパケットがローカルポートからリングスイッチに入った時点で、そのリングスイッチのための識別番号がそのパケットに追加、前置又は付加される。1つのリングスイッチのリングインターフェイスでパケットが受理された時点で、リングスイッチはそのパケットのための識別番号を見る。そのパケットがこのリングスイッチから発信されたということをその識別番号が表わしている場合には、そのパケットはシステムから除去される。もう1つの実施形態においては、パケットに対しその発信リングスイッチにおいて1つのカウンタが追加されている。そのパケットを処理するネットワーク内の各々の後続リングスイッチは、そのパケットについてカウンタを増分する。さらに、パケットを処理する各リングスイッチは、カウンタの値を検査する。カウンタの値が割当てられた閾値を超える場合には、そのパケットは除去される。カウンタのための最大値は、パケットがネットワークを少なくとも一回周回した時点でリングから除去されるような形で選択される。
【0043】
リングスイッチ104−1〜104−Nは同様に、データの損失無くパケットの適切な処理を可能にする、リングインターフェイスにおいてデータパケットを処理するための改良型の方法をも使用する。一つの実施形態においては、各リングスイッチのためのリングインターフェイスは2つのポートすなわちリングインポートとリングアウトポートを内含する。基本的に、リングスイッチは、リングインポートで受信したパケットのための発信元アドレスに基づいて、リングアウトポートのためのアドレステーブルを構築する。これは、システム100内のその他のリングスイッチのローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスを宛先とするパケットがリングアウトポートから外に出てリングを周回して走行し、適切なリングスイッチのローカルポートへと切換えられることになることを目的としている。この要領で、リングスイッチは、スイッチのローカルポートと結びつけられていないシステム100内の全てのネットワークデバイスにはリングインポートを通してではなくリングアウトポートを通してしか到達し得ないということを学習する。ここでこれらの実施形態の各々において、リングスイッチは、そのリングスイッチの全てのポートのための多数のアドレステーブル又は単一のアドレステーブル又は各ポートのための別々のテーブルのいずれかを維持することができるということがわかる。単一アドレステーブルの場合、そして場合によっては多重アドレステーブルの場合、リングスイッチはアドレスと結びつけられたポートを表示するためテーブル内の各アドレスに結びつけられた一定数のビットを使用する。
【0044】
もう一つの実施形態では、各リングスイッチのリングインターフェイスは、図3に示されているような単一双方向リングポートを内含している。データ喪失の問題を無くするため、この実施形態では、この方法は、正規のアドレステーブル及びアドレス学習技術を使用するが、1つのパケットはそれを発出したポート上では外に切換えされ得ないというイーサネットスイッチの従来の規則に反して、リングポートで受理されたパケットがリングポートから外にも伝送され得るようにする。この実施形態では、宛先アドレス濾過の規則も又、リング上の先行リングスイッチから発信されリング上の後続リングスイッチを宛先とするパケットが中間スイッチにより受理され得るように停止される。
【0045】
ネットワーク100上で、そのネットワークにより輸送されているパケットに対し、識別子又は「タグ」を前置、内含又は後置させることによって、さまざまなサービスを提供することができる。例えば、仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN),サービス品質(QOS)その他のサービスといったようなサービスを、かかるタグの使用を通して実現することができる。
【0046】
ネットワーク100は、以下のようにタグを使用してVLANを実現することができる。例えば図1のリングスイッチ104−2及び104−3において示されているようにリングスイッチのローカルポートに多重ローカルエリアネットワーク(LAN)を結合することができる。リングからローカルポートまでオフ切換えされる同報通信又はマルチキャストパケットといったような或る種のタイプのパケットは、リングからトラヒックをドロップさせるリングスイッチの全てのローカルポート上で伝送され得る。こうして、1つの組織又はデバイスがその他の組織又はデバイスを宛先とするデータを受理できることから、セキュリティの問題が生まれる。一部の状況下では、例えば1つの組織がもう1つの組織からのリングスイッチに対するアクセスをリースするといったように、異なる組織に属する2つ以上のLANを同じスイッチのローカルポートに結合することができる。有利には、一つの実施形態において、ネットワーク100は、同じ又は異なるスイッチのローカルポート上にあるLANのためのパケットを区別するためパケット内に前置、後置又は内含された仮想LAN識別子(VLAN)を内含する。例えば、LAN106−2a及び106−3aが、結びつけられたLANである。ネットワークデバイスG又はHからリングスイッチ104−2のローカルポートにおいて1つのパケットが受信された時点で、VLAN識別子が、そのパケットを受信したローカルポートに基づいてパケット内に前置、後置又は内含される。パケットがそのリングからオフ切換えされた時点で、リングスイッチ104−3は、どのローカルポート(単複)がそのパケットのために許容されるかを見極めるため、前置されたVLANの識別子を見る。この例では、リングスイッチは、LAN106−3aのためのローカルポートから外に、適切なVLAN識別子を伴う任意の全てのパケットを伝送することになる。
【0047】
VLAN識別子は、VLANを実現するためにスイッチが使用する信号送りにユーザーがアクセスできることを防ぐため、ローカルポートからの伝送の前にパケットから削除される。こうして、VLANのユーザーに対し付加的なセキュリティ層が提供される。かくして、たとえパケットが同報通信又はマルチキャストパケットであろうと、それが全てのポートから出ていくことはない。むしろ、パケットは、VLANの成員として指定されているポートから外に切換えられるだけとなる。
【0048】
もう一つの実施形態においては、VLANの一部を成すネットワークデバイスのための例えばMACアドレス、IPアドレス又はその他の適切な識別子といった識別子のテーブルに基づいて、仮想ローカルエリアネットワークを作り出すことができる。例えば、仮想LAN上には、ネットワークデバイスH、I及びKが結びつけられる。ネットワークデバイスKを宛先とするパケットがネットワークデバイスHからのリングスイッチ104−2のローカルポートにおいて受理された時点で、VLAN識別子は、そのVLANの成員であるデバイスを識別する識別子のテーブルに基づいてパケット内に前置、後置又は内含される。パケットがリングからオフ切換えされた時点で、リングスイッチ104−3は、前置、後置又は内含されたVLAN識別子及び識別子テーブルを見て、VLAN識別子により識別される通りにどのローカルデバイスがVLANの成員であるかを見極める。この例では、リングスイッチは、LAN106−3bのためのローカルポートから外にデバイスKまで適切なVLAN識別子を伴うネットワークデバイスHからの任意の及び全てのパケットを伝送することになる。
【0049】
VLAN識別子は、VLANを実現するためにスイッチが使用する信号送りにユーザーがアクセスできることを防ぐため、ローカルポートから外への伝送の前にパケットから削除される。こうして、VLANのユーザーに対し付加的なセキュリティ層が提供される。かくして、たとえパケットが同報通信又はマルチキャストパケットであろうと、それが全てのポートから出ていくことはない。むしろ、パケットは、VLANの成員として指定されているネットワークデバイスを伴うポートから、外に切換えられるだけとなる。
【0050】
その他の実施形態では、仮想ローカルエリアネットワークを樹立するために、ネットワークデバイスとローカルポートの組合せを識別することができる。
【0051】
VLANは同様に、ネットワーク100内のマルチキャスト機能を実現するためにも使用可能である。図1では、リングスイッチのリングにより相互接続される一定数のLANが例示されているが、この代りに、ビデオプログラム又はビデオ会議の加入者に対して例えばビテオデータといった信号を提供するケーブルネットワークにローカルポートを結合することも可能である。この実施形態では、VLAN識別子は、特定されたユーザーグループに対しパケットを導くために使用される。例えば、ネットワークデバイスG,H,J,C及びBは、例えば識別されたデバイスに対しペイパービューサービスを提供しつつあるケーブルシステムのヘッドエンドといったリングスイッチ104−Nと結びつけられた発信元からのパケットを受信しているグループの中にある。パケットがリングスイッチ104−Nで受信された時点で、リングスイッチは、例えばパケットのMAC又はIPアドレスと結びつけられたVLAN識別子を表示する1つのテーブルをルックインする。このアドレスは、例えば、イーサネットマルチキャストアドレス、IPマルチキャストアドレス又はその他の適切なマルチキャストアドレスである。VLAN識別子は、パケット内に前置、後置又は内含され、それらは、リングを周回して伝送させられる。
【0052】
各リングスイッチにおいて、マルチキャストアドレスは、リングスイッチが前置、後置又は内含されたVLAN識別子を探すようにそのパケットがVLANパケットであることを表示する。例えば、リングスイッチ104−2は、そのテーブルをルックインし、VLAN識別子が、例えばそのVLAN識別子と結びつけられたテーブル内のMACアドレス又はIPアドレスに基づいて、ネットワークデバイスG及びHと結びつけられていることを見極める。かくしてリングスイッチ104−2は、ネットワークデバイスG及びHを内含するローカルポート上でパケットを送り出す。パケットは、ネットワークデバイスにより復号されたマルチキャストアドレスを内含する。代替的には、リングスイッチ104−2は、パケットのコピーを生成し、パケットを受信する予定のネットワークデバイスの各々のイーサネット及び/又はIPアドレスを挿入することもできる。
【0053】
以下の図面の説明は、VLAN識別子といったようなタグの使用に特定的な言及を行なうことなく、パケットの処理に関して記述している。しかしながら本書で記述する処理及びシステムは、タグ付けシステム内で発生する処理を記述することによって、タグ付けコンテキストにおいても応用されるものと理解される。特に例えば「同報通信パケット」又は1つのパケットの「同報通信」に対する言及は全て、そのパケットが同じVLAN識別子と結びつけられたデバイスのみに同報通信されることになるということを意味している。同様にして、例えば、特定のデバイスに対しリングから1つのパケットをオフ切換えするという言及は全て、パケットがデバイス識別子に基づいてリングからオフ切換えされるものの、(発信元識別子により決定されるような)パケットを送ったデバイス及び(宛先識別子により決定されるような)意図された受信者が同じVLANの成員でないかぎり、リングスイッチのローカルポート上で伝送されることはない、ということを意味している。
【0054】
図2は、本発明の教示に従ってリングネットワーク内でデータパケットを処理するための方法の第1の実施形態を例示する流れ図である。この方法は、リングインポートで受信されたデータパケットの発信元アドレスに基づいてリングスイッチのリングアウトポートのためのアドレステーブルを新規作成する技術を実現している。この方法は同様に、リングネットワークを周回して走行したローカルポートから発信されたパケットを除去するべくイーサネットスイッチの単数又は複数のローカルポートのためのアドレステーブルに照らして入パケットの発信元アドレスを検査する。以下の表は、図2及び4で使用される略号の定義を示す:
【0055】
【表1】
Figure 0003621646
【0056】
この方法は、ブロック200で入データパケットの処理を開始する。該方法により使用される第1のファクターは、どの種のポートがデータパケットを受信したかを見極めることにある。この方法は、入データパケットがリングインポートで受信されたか又はローカルポートで受信されたかに基づいて異なる形でデータパケットを処理する。かくして、ブロック202において、該方法は、スイッチがリングインポートで入データパケットを受信したか否かを見極める。データパケットがローカルポートで受理された場合、該方法はブロック206まで進み、データパケットを処理するべく従来の切換え技術を使用する。次に、該方法はブロック208でデータパケットの処理を終える。
【0057】
データパケットがリングインポートで受信された場合、該方法は、ブロック202からブロック212まで進み、リングネットワーク内でのデータパケットに関して以上で識別した問題に対処するため改良型技術を使用する。該方法はまず第1に、スイッチがこのネットワークデバイスのためのデータパケットを以前に取扱ったことがあるか否かを見極める。該方法は、リングスイッチのポートのための少なくとも1つのアドレステーブル内で入データパケットの発信元アドレスを探すことによって、これを行なう。発信元アドレスがアドレステーブルの1つの中にない場合、該方法はブロック214まで進み、たとえデータパケットがリングインポートで受理されていなくてもリングアウトポートのためのテーブルの中に入データパケットのための発信元アドレスを入れる。こうして、データパケットから発信されたネットワークデバイスを宛先とするリングスイッチにより処理された将来のデータパケットが、そのリングスイッチのローカルポートでネットワークデバイスへと外へ切換えられるべくリングアウトポートにおいてリングネットワーク上へと外へ伝送されることになる。
【0058】
該方法は次に、このデータパケットをどこで切換えるべきかを見極める方に向かう。ブロック216では、該方法は、入データパケットの宛先アドレスがリングスイッチの任意のポートのためのアドレステーブル内にあるか否かを見極める。宛先アドレスが少なくとも1つのアドレステーブルのうちの1つの中にある場合、該方法は、データパケットをリングインポートからアドレステーブル内に示されたポートへと切換える。次に、該方法は、ブロック208でこのデータパケットの処理を終了する。
【0059】
ブロック216で、データパケットのための宛先アドレスがリングスイッチのポートのうちの1つのためのアドレステーブル内にない場合、該方法は、リングインポート以外の全てのポート上でデータパケットを同報通信する。該方法は、ブロック208でこのデータパケットの処理を終了する。
【0060】
ブロック212で発信元アドレスがリングスイッチにとって既知のものであることを見極めた場合該方法は、ブロック224まで進む。ブロック224では、該方法は、入データパケットのための発信元アドレスがリングアウトポートのためのアドレステーブル内にあるか否かを見極める。ある場合、該方法はブロック226まで進み、リングアウトポートのためのアドレステーブル内の発信元アドレスについてのエージングカウントを更新する。該方法はブロック216まで進んで、上述のとおり、データパケットの処理を終了する。
【0061】
ブロック224で、該方法が、入データパケットがリングアウトポートと結びつけられたネットワークデバイスからのものでないことを見極めたならば、該方法はブロック228まで進み、そのデータパケットを濾過するか、打切るか又はその他の形で除去する。この場合、発信元アドレスが1つのローカルポートのためのアドレステーブルであることが見極められる。このことはすなわち、そのデータパケットがこのリングスイッチのローカルポートと結びつけられているネットワークデバイスと共に発信され、入データパケットの宛先アドレスにより指定されたネットワークデバイスまで外へ切換えられることなくリングネットワークを周回して走行してきたことを意味している。かくして、入データパケットは、不適切にアドレス指定されたか、同報通信パケットであるか又はマルチキャストパケットであり、ネットワークから除去されるべきである。
【0062】
図4は、本発明の教示に従ってリングネットワーク内のデータパケットを処理するための方法のもう1つの実施形態を例示する流れ図である。この方法は、従来のイーサネットスイッチ内で使用された自己学習タイプといったような従来の自己学習機能を用いるもののデータ損失を防ぐためリングポートにおいてデータパケットが受信された時でさえリングポートから外にデータパケットが伝送されうるようにする技術を実施している。従って、この方法は、その他のあらゆる既知のタイプのイーサネットデバイスにおいて使用されるイーサネットパケットの従来の規則、特にイーサネット切換えにおいて使用される規則に違反している。
【0063】
この方法は同様に、リングネットワークを周回して走行したローカルポートから発信されたデータパケットを除去するべく、リングスイッチの単数又は複数のローカルポートのためのアドレステーブルに照らして、入データパケットの発信元アドレスを検査する。該方法は、ブロック400で入データパケットの処理を開始する。該方法によって使用される第1のファクタは、どの種のポートが入データパケットを受信したかを見極めることにある。この方法は、入データパケットがリングポートで受信されたか又はローカルポートで受信されたかに基づいて異なる形でデータパケットを処理する。かくして、ブロック402において、該方法は、スイッチがリングポートで入データパケットを受信したか否かを見極める。データパケットがローカルポートで受理された場合、該方法はブロック406まで進み、データパケットを処理するべく従来の切換え技術を使用する。次に、該方法はブロック408でデータパケットの処理を終える。
【0064】
データパケットがリングポートで受信された場合、該方法は、ブロック402からブロック412まで進み、リングネットワーク内でのデータパケットに関して以上で識別した問題に対処するため改良型技術を使用する。該方法はまず第1に、リングスイッチがこのネットワークデバイスのためのデータパケットを以前に取扱ったことがあるか否かを見極める。該方法は、リングスイッチのポートのためのアドレステーブル内で入データパケットの発信元アドレスを探すことによって、これを行なう。発信元アドレスが1つのポートと結びつけられたアドレステーブル中にない場合、該方法はブロック414まで進み、従来のイーサネット実践法において行なわれる通りリングポートのためのテーブルの中に入データパケットのための発信元アドレスを入れる。
【0065】
該方法は次に、このデータパケットをどこで切換えるべきかを見極める方に向かう。ブロック416では、該方法は、入データパケットの宛先アドレスがリングスイッチの1つのポートのためのアドレステーブル内にあるか否かを見極める。宛先アドレスが1つのポートのためのテーブルの中にある場合、該方法は、ブロック418でたとえその宛先アドレスがそのリングポートのためのテーブルの中にあってもその宛先アドレスをも含むアドレステーブルを伴うポートまでそのリングポートからデータパケットを切換える。これは従来のイーサネット規則には違反するがこの場合、有利にも、リングネットワーク内でリングスイッチを構成できるようにする。次に該方法は、ブロック408でこのデータパケットの処理を終了する。
【0066】
ブロック416で、データパケットのための宛先アドレスがリングスイッチのポートのうちの1つのためのアドレステーブル内にない場合、該方法は、ブロック420でリングポートを含む全てのポート上でデータパケットを同報通信する。該方法は、ブロック408でこのデータパケットの処理を終了する。
【0067】
ブロック412で、発信元アドレスがリングスイッチにとって既知のものであることを見極めた場合、該方法は、ブロック424まで進む。ブロック424では、該方法は、入データパケットのための発信元アドレスがリングポートのためのアドレステーブル内にあるか否かを見極める。ある場合、該方法はブロック426まで進み、リングポートのためのアドレステーブル内の発信元アドレスについてのエージングカウントを更新する。該方法はブロック416まで進んで、上述のとおり、データパケットの処理を終了する。
【0068】
ブロック424で、該方法が、入データパケットがリングポートと結びつけられたネットワークデバイスからのものでないことを見極めたならば、該方法はブロック428まで進み、そのデータパケットを濾過するか、打切るか又はその他の形で除去する。この場合、発信元アドレスが1つのローカルポートのためのアドレステーブルであることが見極められる。このことはすなわち、そのデータパケットがこのリングスイッチのローカルポートと結びつけられているネットワークデバイスと共に発信され、入データパケットの宛先アドレスにより指定されたネットワークデバイスまで外へ切換えられることなくリングネットワークを周回して走行してきたことを意味している。かくして、入データパケットは、不適切にアドレス指定されたか、同報通信パケットであるか又はマルチキャストパケットであり、ネットワークから除去されるべきである。
【0069】
図5は、本発明の教示に従ったリングネットワークのための全体として500という番号で表わされたリングスイッチの一変形実施形態のブロック図である。この実施形態では、ネットワークから不注意によりデータパケットがドロップされるのを防止し、1つのリングスイッチのローカルポートに外へ切換えされることなくリングネットワークを周回して走行したデータパケットを濾過してしまうように該方法を実施するため従来のイーサネットスイッチ502と共に外部回路が使用される。この実施形態では、スイッチ502は、Texas Instruments of Richardson(テキサス)製のThunderswitch, 部品番号TNETX3150又はGalileo Technology of Karniel(イスラエル)製のGF48002又はGT−48002A Fast Ethernet Switch Controllerである。Thunderswitch 及び Galileoスイッチは、その従来の自動アドレステーブル自己学習アルゴリズムを中止し外部プロセッサがアドレステーブル内にアドレスを入れることができるようにするため外部プロセッサを介してこれらの切換えチップを強制又は操作され得るようにするインタフェースポートをもつイーサネットスイッチの例である。この実施形態においては、外部プロセッサは、リングから来る発信元アドレスを読取り、ポート識別ビットが外部プロセッサによりリングアウトポートのためのポート識別ビットにセットされた状態で、アドレステーブル内にこれらのアドレスを書込む。代替的には、スイッチ502は、PMC−Sierra Inc.(Burnaly, BC, Canada)製のPM33351 Fast Ether Director Ethernetスイッチを含むこともできる。この実施形態によると、PM3351スイッチは、データパケットが来たのと同じポートから外にそのデータパケットを伝送できるようにするため1つのポートのための宛先アドレス濾過機能を無効化するべくプログラミングし直すことができる。この実施形態では、スイッチ502は図3に示されているような単一のリングポートを有することになる。再プログラミング可能なその他の従来のイーサネットスイッチを、Thunderswitch, Galileo及びPMC−Sierraスイッチの代りに使用することもできる。再プログラミングされたThunderswitch, Galileo, PMC−Sierraスイッチ又はそれらと同等のものを使用することにより、リングネットワーク内の従来のリングスイッチに付随する問題の1つすなわちネットワークのリング性に起因するデータパケットの損失という問題が解決される。図5に示されている付加的な回路は、データパケットがネットワークを周回して無期限に伝送されるのを防ぐ発信元アドレス濾過機能を実現するために使用される。図5中のこの回路は、リングイン及びリングアウトポートをもつスイッチ502を伴って示されている。外部回路が、双方向リングポートを伴うスイッチとでも同等にうまく作動することが理解される。
【0070】
基本的に、リングスイッチ500の外部回路は、リングインポート内に入りリングアウトポートから出るデータパケットのストリームに基づいて、スイッチ502のローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスに対応する入データパケットからアドレスを演繹するのに使用される。これらのアドレスは、リングスイッチ500の外部アドレステーブル(EAT)504内に入れられる。どのデータパケットがリングの全周を周回して走行し終りドロップされる必要があるかを見極めるためこのアドレステーブルに対し入データパケットが比較される。
【0071】
リングスイッチ500により処理されるデータパケットのための基本的筋書きとしては以下の4つがある:
1.データパケットがリングネットワークからリングインポート内に入り、リングアウトポートから出ない。このデータパケットのための宛先アドレスは、ローカルポート上のネットワークデバイスに対応し、外部アドレステーブル504内に入れられることになる。
2.データパケットが1つのローカルポートから来て、リングネットワーク上に置かれるべくスイッチ502のリングアウトポートから外に切換えられる。このデータパケットは出データパケットストリーム内にのみ存在することになり、かくしてその発信元アドレスを外部アドレステーブル504に付加することが可能である。
【0072】
3.データパケットがリングから来て、リングインポートにおいてスイッチ502内に入り、リングアウトポートでリングネットワーク上へと外に伝送し戻される。このデータパケットのアドレスはローカルポートと結びつけられていない。
4.データパケットがリングから来て、その発信元アドレスは、ローカルポートのための発信元アドレスと同じであり、それはリングネットワークの全周を周回して走行してしまっていることから、濾過される必要がある。
【0073】
スイッチ500は、外部アドレステーブル504を生成しそれをルックインすることによりこれらの筋書きの各々を区別できる、スイッチ502のリングインポート及びリングアウトポートからデータを受理する2つの状態マシンを内含する。第1の状態マシン506は、リングからデータパケットを受理するように結合されている。第1の状態マシン506は、先入れ先出し(FIFO)バッファに入データパケットからの発信元アドレスを提供している。第2の状態マシン512は、どのアドレスがローカルポートに対応するかを見極めるため、FIFO 510内のデータ及びリングアウトポートから外に伝送されたデータパケットを使用する。第2の状態マシン512は、これらのアドレスを外部アドレステーブル504内に入れ、これを維持する。
【0074】
図7は、図5の第2の状態マシン512のための方法の一実施形態を例示する流れ図である。この状態マシンは、スイッチ502のローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスのための外部アドレステーブルを構築し維持するのに使用される。該方法はブロック700で始まる。ブロック702で、該方法は、スイッチ502のリングアウトポートからリング上にデータパケットを伝送し始める。ブロック704で、該方法はデータパケットから発信元アドレスを抽出する。ブロック706で該方法は、データパケットのための発信元アドレスがEAT504内にあるか否かを見極める。発信元アドレスがEAT504内にある場合、該方法はブロック708まで進み、EAT504内のエージングカウンタを更新し、データパケットが中断なく完全に伝送され得るようにする。次に該方法はブロック710まで進み、リングアウトポートからやってきたデータパケットの処理を終わる。
【0075】
ブロック706では、リングアウトポートからやってきたデータパケットの発信元アドレスがEAT504内に無いことを見極めた場合、該方法はブロック712まで進む。ブロック712で、該方法は、リングアウトポートでデータパケットから取られた発信元アドレスがFIFO510内にあるか否かを見極める。無い場合、該方法はブロック714まで進み、EAT504に対しリングアウトポートでデータパケットから取られた発信元アドレスを付加する。これは、スイッチ502のローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスで発信されたデータパケット,すなわちリングインポートに入ることなくリングアウトポートから来たデータパケットの場合に対応する。該方法は、ブロック710まで進む。
【0076】
ブロック712において、データパケットのための発信元アドレスがFIFO510内にあることを見極めた場合、該方法はブロック716まで進む。ブロック716において、該方法は、発信元アドレスがFIFO510から取り出されるべき次の発信元アドレスであるか否か見極める。その発信元アドレスがFIFO510内の次のアドレスでない場合には、少なくとも1つのデータパケットがローカルアドレスで終結したことがわかる。かくして、該方法はブロック718まで進み、次のアドレスをFIFO510から削除し、ブロック716まで戻る。
【0077】
ブロック716において、発信元アドレスがFIFO510内の次のアドレスであることが見極められた場合には、該方法はブロック720まで進み、FIFO510から次のアドレスを削除する。これは、データパケットがリングインポートからリングアウトポートまでスイッチ50を通って移行させられた場合に対応する。
【0078】
かくして、この方法に従うと、スイッチ502のローカルポートのためのアドレステーブルに対応するアドレステーブルがスイッチ502の外部に維持され、かくしてリングネットワークを周回して走行したデータパケットが識別され濾過され得るようになっている。
【0079】
スイッチ識別番号及びホップカウンタについても同じ技術を使用することができる。この場合、処理は同じである。しかしながらFIFOは、発信元アドレス,スイッチ識別番号及びホップカウンタのうちの1つ又は全てを収納する一連のビットを各論理場所の中に収容するためより幅が広くなる。ホップカウンタが内含される場合、それは、いくつかの箇所で1だけ増分され、リングから受理された時点で第1段階としてテストされる。
【0080】
図6は、本発明の教示に従った、図5の第1の状態マシン506のための方法の実施例の流れ図である。この状態マシンは、スイッチ502のリングインポートにおけるデータパケットの発信元アドレスがスイッチ502のローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスに対応するとき、これを見極めるために使用される。該方法はブロック600で開始する。ブロック602では、該方法は、データパケットをスイッチ502のリングインポートに移行させ始める。ブロック604で、該方法は、データパケットから発信元アドレスを抽出する。ブロック606で、該方法は、EAT504内のアドレスと入データパケットの発信元アドレスを比較する。そのデータパケットの発信元アドレスについてEAT504内に全く整合が存在しない場合、該方法は、ブロック608まで進み、発信元アドレスをFIFO510に入れ、データパケット全体は中断なくスイッチ502内に伝送される。その後、該方法は、ブロック612でデータパケットの処理を終了し、ブロック600に戻って次のデータパケットを処理する。
【0081】
ブロック606では、データパケットの発信元アドレスがEAT504内にある場合、該方法はブロック610まで進み、スイッチ502のリングインポート内に進むデータパケットを打切る(アボートする)。こうして1つのスイッチのローカルポートから発信されたデータパケットがリングネットワークを周回して無期限に走行することが防がれる。
【0082】
図8は、全体として800という番号で表示され、本発明の教示に従って構築されたリングスイッチの一変形形態のブロック図である。この実施形態は、この方法の一次的目的が、ローカルポートで発信されリングネットワークの全周を周回して同じリングスイッチのリングインポートに到着したデータパケットを捕捉することにある、という事実を利用している。これは又、リングアウトポートから来るデータパケットが、2つの発信元つまりローカルポート又はリングインポートのうちの1つからしか来る可能性がないという事実をも利用している。リングアウトポートを退出するデータパケットについてのアドレスと、単数又は複数の連想記憶装置EACAM804の形で最も容易に実現可能な外部アドレステーブル内のリングインポートに入るデータパケットのアドレスを追跡し比較することによって、リングスイッチ800は、それらのアドレスが1つのローカルポートに対応するか否かを見極めることができる。この目的で、リングスイッチ800は、例えば、図5に関して上述した変形形態で Texas Instruments製の Thunderswitchチップ、Galileoチップ又はPMC−Sierraチップスイッチといったような再プログラミングされたイーサネットスイッチを含み得るスイッチ802を内含している。リングスイッチ800は、スイッチ802のリングインポートを宛先とするデータパケットを受理するべく結合されている第1の状態マシン806を内含する。さらに、リングスイッチ800は、スイッチ802のリングアウトポートからのデータパケットに対する応答性をもつ第2の状態マシン808を内含する。第1及び第2の状態マシン806及び808は、第1の状態マシン806が、スイッチ802のローカルポートを用いて発信されリングネットワークの全周を周回して走行したリングネットワークからのデータパケットを除去できるような形でどのポートがローカルポートであるかを表示するテーブルをEACAM804内で構築し維持する。第1及び第2の状態マシン806及び808の動作については以下でそれぞれ図9及び10に関連して記述されている。
【0083】
図10は、本発明の教示に従って図8の第2の状態マシン808のための方法の1つの実施形態を例示する流れ図である。該方法はブロック1000でデータパケットの処理を開始する。該方法はブロック1002まで進み、リングネットワーク上でデータパケットを伝送し始める。ブロック1004で、該方法はデータパケットから発信元アドレスを抽出する。
【0084】
ブロック1006で、該方法は、スイッチ802のリングアウトポートからのデータパケットの発信元アドレスがEACAM804のテーブル内にあるか否かを見極める。アドレスがすでにEACAM804内に記憶されたならば、該方法はブロック1008まで進み、そのアドレスのためのEACAM804内のエージングカウンタを更新し、データパケットを中断なく完全に伝送できるようにする。該方法はブロック1010でデータパケットの処理を終結する。
【0085】
ブロック1006で、データパケットのための発信元アドレスがEACAM804内にない場合、該方法はブロック1012まで進む。この場合、該方法は、データパケットが1つのローカルポートから発信されたにちがいないことを見極め、かくして発信元アドレスは、ローカルビットインジケータが「1」にセットされた状態でEACAM804内のテーブルの中に入れられる。「1」は、そのアドレスがスイッチ802のローカルポートと結びつけられているネットワークデバイスのためのアドレスに対応することを表わす。次に該方法はブロック1010まで進み終結する。
【0086】
図9は、本発明の教示に従った図8の第1の状態マシン806のための方法の一実施形態を例示する流れ図である。該方法は、ブロック900でデータパケットの処理を開始する。該方法はブロック902まで進み、スイッチ802のリングインポート上でデータパケットを提供する。ブロック904で、該方法はデータパケットから発信元アドレスを抽出する。
【0087】
ブロック906で、該方法は、スイッチ802のリングインポートに提供されたデータパケットの発信元アドレスがEACAM804のテーブル内にあるか否かを見極める。アドレスがすでにEACAM804内に記憶されたならば、該方法はブロック908まで進み、ローカルビットインジケータが「0」にセットされている状態でEACAM804内にアドレスを置き、データパケット全体は中断なくスイッチ802内に伝送される。「0」は、そのアドレスがスイッチ802のローカルポートのためのものでないことを表わす。該方法はブロック910でデータパケットの処理を終了する。
【0088】
ブロック906で、データパケットのための発信元アドレスがEACAM804内にある場合、該方法はブロック912まで進む。該方法は、ローカルビットインジケータが「1」に等しいか否か、例えばそのアドレスがローカルポートと結びつけられているか否かを見極める。ローカルビットインジケータが「0」である場合には、該方法はブロック910で終結する。一方、ブロック912で、ローカルビットインジケータが「1」であることを見極めた場合には、該方法はブロック914まで進み、スイッチ802のリングインポート内に進むデータパケットを打ち切る(アボートする)。該方法はブロック910で終了する。
【0089】
一変形実施形態では、リング対ローカルポートアドレスを表示するべくビットが「0」又は「1」にセットされた状態で、1つのCAMではなく2つの別々のCAMメモリーを使用することができる。このような実施形態は、図12内の以下の例によって使用される。さらにローカル及びリングアドレスの区別をするため「0」及び「1」以外の値を使用することが可能である。
【0090】
図12は、本発明の教示に従ってリングスイッチ内のパケットを処理するための方法のブロック図である。この実施形態においては、リングスイッチは、パケットがリングネットワークを周回して一周走行したか否かを見極めるためにデータパケットに追加される識別番号又はカウンタを使用する。
【0091】
ブロック1200では、リングスイッチのリングインポートにおいてパケットが受信される。ブロック1202では、該方法は、データパケットに追加された識別番号がリングスイッチのための識別番号と同じであるか否かを見極める。データパケットがリングスイッチのローカルポートで受信されるにつれて、このデータパケットに識別番号が追加される。現行のパケットの識別番号が現行リングスイッチの識別番号と同じである場合には、該方法は、そのデータパケットがリングネットワークの全周を周回して走行してしまったことを理由に、ブロック1204でそのデータパケットを打切るか、アボートするか又はその他の形でキルする。
【0092】
ブロック1206では、該方法は、データパケットに追加されたホップカウンタがゼロに等しいか否かを見極める。ホップカウンタは、そのデータパケットを発信したリングスイッチにおいてデータパケットに追加される番号である。ホップカウンタは、データパケットを処理し次のリングスイッチまで伝送するためそれをリングネットワーク上へと戻すように外に置く各々の後続リングスイッチにおいて増分される。ホップカウンタは例えば、データパケットが少なくとも256のリングスイッチを通過した時点でカウンタがゼロにリセットするような形で8ビットの数を含むことができる。代替的には、ホップカウンタのために、任意のその他の適当な数のビットを使用することもできる。さらに、ホップカウンタ及び識別番号を一緒に又は別々に使用することができるということも理解される。該方法はホップカウンタがゼロにセットされていることを見極めた場合、そのパケットがリングネットワークを周回して少なくとも全周走行したことを理由として、ブロック1204まで進む。
【0093】
ブロック1206で、リングインポートに到着したパケットがリングを周回して走行していないことを該方法が見極めた場合、パケットはローカルポートから外へ又はリングアウトポートから外に伝送されるべくスイッチにより処理される。データパケットは、ブロック1208で先入れ先出し(FIFO)バッファの中に記憶される。データパケットの発信元アドレスは、メモリ内、最も容易にはリングアドレスのための連想記憶装置(CAM)(リングCAM)の中に記憶され、そうでなければ、そのアドレスのためのエージングはブロック1210においてリングCAM内で更新される。ブロック1212では、該方法は、リングCAMが満杯であるか否かを見極め、満杯である場合、エージング情報により判断されるようなリングCAM内の最も古いアドレスは、ブロック1214でリングCAMから削除される。代替的には、リングCAMは、全てのアドレスを消去しリングCAMが最新のアドレスを再学習することができるようにするため、ブロック1214で単純にリセットされ得る。
【0094】
データパケットがFIFO内でバッファリングされている間、そのデータパケットの宛先アドレスは、それぞれブロック1216及び1218でリングスイッチのローカルポートに結びつけられたアドレスを含むCAM(ローカルCAM)及びリングCAM内でルックアップされる。ブロック1216及び1218において、リング及びローカルCAM内のルックアップに基づき、論理信号が生成される。ブロック1216からの論理信号は論理ゲート1220及び1222に提供される。さらに、ブロック1218からの論理信号は、論理ゲート1220及び1224に提供される。論理ゲート1220は、ブロック1208において使用されたFIFOからスイッチ1228を通してローカルポート1226の1つまでデータパケットを移行させるのに用いられる。この実施形態において、スイッチ1228が、全2重モードでのMicrolinear からのML6692スイッチといったような標準的なイーサネット物理インタフェースチップを含んでいるということが指摘される。リング及びローカルCAMの両方でアドレスが発見されたときブロック1230でそのアドレスを消去するために論理ゲート1222が使用される。このことは、ネットワークデバイスがリング上の1つのスイッチからリング上のもう1つのスイッチまで移動させられた時に起こる。アドレスを消去することにより、システムはデバイスの新しい場所を再学習できるようになる。最後に、ブロック1208で用いられたFIFOからブロック1238のもう1つのFIFO,「From−Ring FIFO」を通してリングアウトポートまでデータパケットを移行させるために、論理ゲート1224が使用される。
【0095】
図12の方法は同様に、ローカルポート1226において受理されたデータパケットの処理をも説明する。かかるデータパケットはスイッチ1228を通してブロック1232で「From−Local」FIFOまで移行させられる。ブロック1234では、データパケットの発信元アドレスは、メモリー、最も容易には1つのCAM,つまりローカルCAM内に記憶されるか、そうでなければアドレスのためのエージングがローカルCAM内で更新される。ブロック1236において、該方法は、ローカルCAMが満杯であるか否かを見極め、満杯である場合、エージング情報に基づいて最も古いアドレスがブロック1238でCAMから削除される。代替的には、ローカルCAMは、全てのアドレスを消去し ローカルCAMが最新のアドレスを再学習できるようにするため、単純にブロック1238でリセットされてもよい。ローカルCAMとリングCAMの両方について、5分間又はもう1つの適切な時間中使用されていないアドレスを削去することといったような、その他の形のエージングも使用可能である。本明細書に記述されているその他の全ての実施形態のエージング必要条件についても同じことが言える。
【0096】
該方法は、From−Local及びFrom−Ring FIFOから外へリングアウトポートを通してリング上にデータパケットを置く。決定ブロック1240が、From−Local及びFrom−Ring FIFOからのデータパケットのためリングアウトポートへのアクセスを制御する論理信号を生成する。From−Ring FIFOが満杯である場合、論理ゲート1244は有効化され、論理ゲート1246は無効化される。かくして、ホップカウントがブロック1250で増分された後、From−Ring FIFOからのデータパケットがブロック1248でリングアウトポートから外に提供される。From−Ring FIFOが満杯でない場合、論理ゲート1246が有効化され、論理ゲート1244は無効化される。かくして、ホップカウントがブロック1250で増分された後、From−LocalFIFOからのデータパケットが、ブロック1248においてリングアウトポートから外に提供される。
【0097】
ブロック1252において、From−Localバッファ及び From−Ringバッファの両方が満杯であるとき、これらのバッファからリングアウトポート上へのパケットの配置をアービトレーションするために1つの状態マシンが使用されるということがわかる。1つの実施形態においては、From−Localバッファが1つの閾値例えば半−全を超えた場合に、From−LocalFIFOがその閾値より低く下方に移動するまで、From−LocalFIFOへとより多くのパケットを伝送することからバックオフするべく、1つの信号がローカルポートに送られる。
【0098】
リングインポートにて受信したパケットのアドレスが、ローカルCAM又はリングCAMのいずれにもない場合、決定ブロック1216及び1218の出力に基づいてゲート1220もゲート1224も無効化されないことから、そのパケットは、ローカルポート及びリングアウトポートの両方に「同報通信」されるということもわかる。
【0099】
図13は、本発明の教示に従った、リングスイッチ内でパケットを処理するための方法のブロック図である。この実施形態においては、リングスイッチは、パケットがリングネットワークの全周を周回して走行したか否かを見極めるため、データパケットに追加される識別番号又はカウンタを使用する。
【0100】
ブロック1300では、リングスイッチのリングインポートにおいて、パケットが受信される。ブロック1302では、該方法は、データパケットに追加される識別番号がリングスイッチのための識別番号と同じであるか否かを見極める。データパケットがリングスイッチのローカルポートで受信されるにつれて、このデータパケットに識別番号が追加される。現行のパケットの識別番号が現行リングスイッチの識別番号と同じである場合には、該方法は、そのデータパケットがリングネットワークの全周を周回して走行してしまったことを理由に、ブロック1304でそのデータパケットをキルする。
【0101】
ブロック1306では、該方法は、データパケットに追加されたホップカウンタがゼロに等しいか否かを見極める。ホップカウンタは、そのデータパケットを発信したリングスイッチにおいてデータパケットに追加される番号である。ホップカウンタは、データパケットを処理し次のリングスイッチまで伝送するためそれをリングネットワーク上へと戻すように外に置く各々の後続リングスイッチにおいて増分される。ホップカウンタは例えば、データパケットが少なくとも256のリングスイッチを通過した時点でカウンタがゼロにリセットするような形で8ビットの数を含むことができる。代替的には、ホップカウンタのために、任意のその他の適当な数のビットを使用することもできる。さらに、ホップカウンタ及び識別番号を一緒に又は別々に使用することができるということも理解される。該方法はホップカウンタがゼロにセットされていることを見極めた場合、そのパケットがリングネットワークを全周を少なくとも一回走行したことを理由として、ブロック1304まで進む。
【0102】
ブロック1306で、リングインポートに到着したパケットがリングを周回して走行していないことを該方法が見極めた場合、パケットはローカルポートから外へ又はリングアウトポートから外に伝送されるべくスイッチにより処理される。データパケットは、ブロック1308で先入れ先出し(FIFO)バッファの中に記憶される。データパケットの発信元アドレスは、メモリ内、最も容易にはリングアドレスのための連想記憶装置(CAM)(リングCAM)の中に記憶され、そうでなければ、そのアドレスのためのエージングはブロック1310においてそのメモリ内で更新される。ブロック1312では、該方法は、リングCAMが満杯であるか否かを見極め、満杯である場合、リングCAMは、ブロック1314でメモリ内のエージング情報により決定されるような最も古いアドレスを削除することによりエージングされる。代替的には、リングCAMは、ブロック1314で単純にリセットされ得る。こうしてメモリ内の全てのアドレスが消去され、メモリが最も現行アドレスを再学習することができるようになる。
【0103】
データパケットがFIFO内でバッファリングされている間、そのデータパケットの宛先アドレスは、それぞれブロック1316及び1318でリングスイッチのローカルポートに結びつけられたアドレスを含むCAM(ローカルCAM)及びリングCAM内でルックアップされる。ブロック1316及び1318において、リング及びローカルCAM内のルックアップに基づき、論理信号が生成される。ブロック1316からの論理信号は論理ゲート1320及び1322に提供される。さらに、ブロック1318からの論理信号は、論理ゲート1320及び1324に提供される。論理ゲート1320は、ブロック1308において使用されたFIFOからスイッチ1328を通してローカルポート1326の1つまでデータパケットを移行させるのに用いられる。この実施形態において、スイッチ1328が、半2重モードでのMicrolinear からのML6692スイッチといったような標準的なイーサネット物理インタフェースチップを含んでいるということが指摘される。リング及びローカルCAMの両方でアドレスが発見されたときブロック1330でそのアドレスを消去するために論理ゲート1322が使用される。最後に、ブロック1308で用いられたFIFOからブロック1338のもう1つのFIFO,「From−Ring FIFO」を通してリングアウトポートまでデータパケットを移行させるために、論理ゲート1324が使用される。
【0104】
図13の方法は同様に、ローカルポート1326において受理されたデータパケットの処理をも説明する。かかるデータパケットはスイッチ1328を通してブロック1332で「From−Local」FIFOまで移行させられる。ブロック1334では、データパケットの発信元アドレスは、ローカルCAM内に記憶されるか、そうでなければアドレスのためのエージングがローカルCAM内で更新される。ブロック1336において、該方法は、ローカルCAMが満杯であるか否かを見極め、満杯である場合、ローカルCAMは、ブロック1338でエージングされる。これはメモリ内に記憶されたエージング情報に基づいて決定されるような最も古いアドレスを削除することによって行なわれてもよく、そうでなければ代替的には、ブロック1338でメモリを単純にリセットしてもより。こうして全てのアドレスが消去されローカルCAMは最新のアドレスを再学習できるようになる。
【0105】
5分以上前又はその他の適切な時間より古いアドレスを周期的に消去するといったようなさまざまなその他のエージングスキームをリングCAM及びローカルCAMの両方が使用できる。その上、図12の方法及び図13の方法の両方共が、リングおよびローカルアドレスの両方について単一メモリ又はCAM内で実施することができる。単一メモリを使用することで製造コストが低下することになるものの、2つのメモリを使用すると、論理内のタイミングは単純化され、回路はより設計しやすくなる。
【0106】
該方法は、From−Local及びFrom−Ring FIFOから外へリングアウトポートを通してリング上にデータパケットを置く。決定ブロック1340が、From−Local及びFrom−Ring FIFOからのデータパケットのためリングアウトポートへのアクセスを制御する論理信号を生成する。From−Ring FIFOが満杯である場合、論理ゲート1344は有効化され、論理ゲート1346は無効化される。かくして、ホップカウントがブロック1350で増分された後、From−Ring FIFOからのデータパケットがブロック1348でリングアウトポートから外に提供される。From−Ring FIFOが満杯でない場合、論理ゲート1346が有効化され、論理ゲート1344は無効化される。かくして、ホップカウントがブロック1350で増分された後、From−LocalFIFOからのデータパケットが、ブロック1348におりてリングアウトポートから外に提供される。
【0107】
ブロック1352において、From−Localバッファが満杯であるとき、伝送からスイッチ1328を強制的にバックオフさせるために衝突が作り出されるということがわかる。
【0108】
リングインポートにて受信したパケットのアドレスが、ローカルCAM又はリングCAMのいずれにもない場合、決定ブロック1316及び1318の出力に基づいてゲート1320もゲート1324も無効化されないことから、そのパケットは、ローカルポート及びリングアウトポートの両方に「同報通信」されるということもわかる。
【0109】
結論
本書では特定の実施形態が例示され記述されてきたが、当業者であれば、同じ目的を達成するために計算されるあらゆる配置を、ここで示された特定の実施形態に置き換えることも可能であるということがわかるだろう。本出願は、本発明のあらゆる適合化又は変形形態を網羅することが意図されている。例えば、本書に記述されているタイプのリングスイッチを相互接続して、スイッチ間でデータを伝送するために任意の適切な方法を使用する1つのリングを形成することが可能である。これには、制限的な意味なく、無線、有線、プリント配線、半導体ヴァイア、光ファイバ及びその他の伝送技術が含まれる。さらに、本書で記述した方法のさまざまな段階が、ソフトウェア、ファームウェア又はハードウェアの形で実現可能である。さらに、本発明の実施形態は、上述のさまざまな機能を実施するように設計された単一の集積回路を内含する。代替的には、例えば図5,8,12,及び13で示されているように付加的な回路と共に改良型の従来のスイッチを使用することもできる。さらに、1つの双方向リングポート又はリングイン及びリングアウトポートのいずれかを使用するリングスイッチと共に、リングネットワークを周回して走行したパケットを識別するためのさまざまな技術を使用することができる。さらに、ローカルポートは、それらが発信元アドレス,宛先アドレス及びデータペイロードを含むかぎり、イーサネットポート以外のものであってよい。同様に、CAM以外のさまざまなメモリーデバイスが、本発明の教示に従ったアドレステーブルを実施するべく使用可能である。明細書全体を通して記述されたさまざまなエージング方法は、どの実施形態についても使用可能である。さらに、本発明の精神及び範囲から逸脱することなく、記述された方法の代りに、その他の周知のエージング方法を使用することも可能である。さらに、各々の実施形態は、1つのリングスイッチのための単一のアドレステーブルか又は多数のアドレステーブルのいずれとでも作動する。さらに上述の各々の実施形態の各々において、ホップカウンタ、スイッチ識別信号又は1つのローカルポートのためのアドレステーブル内の発信元アドレス探索のうちのいずれか1つ又は複数のものを用いて、リングの全周を周回して走行したパケットを除去することができる、ということもわかる。FIFO,CAM又はその他の記憶デバイスが以上で規定されている全ての場合において、個々のバッファ又は場所に対するポインタと共にランダムアクセスメモリを使用することができる、ということに留意されたい。さらに、ネットワークにより輸送されるパケットに対し識別子又は「タグ」を前置、後置又は内含又は後置することによって、リングネットワーク全体にわたりさまざまなサービスを提供することかできる。例えば、かかるタグの使用を通して、仮想ローカルエリアネットワーク(VLAN),サービス品質(QOS)その他のサービスといったサービスを実現することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の教示に従った、リングネットワークの一実施形態のブロック図である。
【図2】図2は、本発明の教示に従った、リングネットワーク内データパケットの処理方法の一実施形態についての流れ図である。
【図3】図3は、本発明の教示に従った、リングスイッチのブロック図である。
【図4】図4は、本発明の教示に従った、リングネットワーク内でデータパケットを処理するための方法のもう一つの実施形態を例示する流れ図である。
【図5】図5は、本発明の教示に従った、改良型イーサネットスイッチの一実施形態のブロック図である。
【図6】図6は、本発明の教示に従った、無効な宛先アドレスをもつパケットを識別するための方法の一実施形態を例示する流れ図である。
【図7】図7は、本発明の教示に従った、イーサネットスイッチのローカルポートと結びつけられた端末のアドレスを学習するための方法の一実施形態を例示する流れ図である。
【図8】図8は、本発明の教示に従った、改良型イーサネットスイッチのもう一つの実施形態のブロック図である。
【図9】図9は、本発明の教示に従った、無効な宛先アドレスをもつパケットを識別するための方法のもう一つの実施形態を例示する流れ図である。
【図10】図10は、本発明の教示に従った、イーサネットスイッチのローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスのアドレスを学習するための方法のもう一つの実施形態を例示する流れ図である。
【図11】図11は、本発明の教示に従った、リングネットワークのもう一つの実施形態のブロック図である。
【図12】図12は、本発明の教示に従った、リングスイッチによりデータパケットを処理するための方法のブロック図である。
【図13】図13は、本発明の教示に従った、リングスイッチによりデータパケットを処理するためのもう一つの方法のブロック図である。

Claims (18)

  1. ネットワークデバイス間でデータパケットを輸送するためのリングネットワークにおいて、
    − 少なくとも1つのリングポート、少なくとも1つのローカルポート及びリングスイッチにより処理されたパケットからの選択された発信元識別子に基づいてどのネットワークデバイスがリングスイッチの各ポートと結びつけられているかを自己学習する少なくとも1つテーブルを有する一定数のリングスイッチ、を含んで成り、
    − 各リングスイッチの少なくとも1つのリングポートがリングネットワーク内のもう1つのリングスイッチのリングポートに結合されており、
    − リングスイッチは、リングネットワーク内のリングスイッチの少なくとも1つのローカルポートと結びつけられた特定されたネットワークデバイスにデータパケットを導くためそのリングポートとローカルポートの間でデータパケットを切換え、
    各リングスイッチは、少なくとも1つのリングポート及び少なくとも1つのローカルポートで受信されたデータパケットがリングスイッチの少なくとも1つのローカルポートと結びつけられた1つのネットワークデバイスを宛先としていないときに、少なくとも1つのテーブルに基づいて前記データパケットをリングネットワーク上の別のリングスイッチへ切換えるように、構成されており、
    1つのリングスイッチから別のリングスイッチへのデータパケット転送において、データパケットが前記1つのリングスイッチのローカルポートと結びつけられたネットワークデバイスを宛先としていないときは、前記1つのリングスイッチのローカルポートを通して転送されるデータパケットに前記別のリングスイッチのローカルポート又はそのローカルポート上のデバイスを識別する共通識別子が付加される、
    リングネットワーク。
  2. 発信元識別子がメディアアクセス制御(MAC)アドレスを含んで成る、請求項1に記載のリングネットワーク。
  3. 発信元識別子が、インターネットプロトコル(IP)アドレスを含んで成る、請求項1に記載のリングネットワーク。
  4. 発信元識別子が階層アドレスの少なくとも一部分を含んで成る、請求項1に記載のリングネットワーク。
  5. 発信元識別子が、ユニバーサルデータグラムプロトコルのポート番号を含んで成る、請求項1に記載のリングネットワーク。
  6. 発信元識別子が、データパケットのための同じ又は異なるプロトコロルレベルで2つ以上の識別子の組合せを含んで成る、請求項1に記載のリングネットワーク。
  7. 共通識別子が、パケット内で前置、後置又は内含されている、請求項1に記載のリングネットワーク。
  8. パケットをローカルポートから送出する前にリングスイッチが共通識別子を除去する、請求項7に記載のリングネットワーク。
  9. リングスイッチが、一定数のネットワークデバイスにマルチキャストすべきパケットに対して共通識別子を前置、後置又は内含させる、請求項1に記載のリングネットワーク。
  10. リングネットワークのリングスイッチ内にあるデータパケットを処理するための方法において、
    − リングスイッチのリングポートにおいてデータパケットを受信すること、
    − 該データパケットから宛先識別子を読取ること、
    − 該データパケットのための宛先識別子がリングスイッチのためのテーブル内にあるとき、その宛先識別子と結びつけられたリングスイッチのポートへと該データパケットを切換えること、及び
    宛先識別子を読取った後にローカルポート又はそのローカルポート上のデバイスを識別する共通識別子を読取ること、
    を含んで成る方法。
  11. 共通識別子を読取ることには、前置、後置又は内含される共通識別子を読取ることが含まれる、請求項10に記載の方法。
  12. 宛先識別子を読取ることには、イーサネットパケットからのメディアアクセス制御(MAC)アドレスを読取ることが含まれる、請求項10に記載の方法。
  13. 宛先識別子を読取ることには、インターネットプロトコル(IP)アドレスを読取ることが含まれる、請求項10に記載の方法。
  14. 宛先識別子を読取ることには、階層アドレスの少なくとも一部分を読取ることが含まれる、請求項10に記載の方法。
  15. 宛先識別子を読取ることには、ユニバーサルデータグラムプロトコルのポート番号を読取ることが含まれる、請求項10に記載の方法。
  16. 宛先識別子を読取ることには、データパケットのための異なるプロトコルレベルで2つ以上の共通識別子の組合せを読取ることが含まれる、請求項10に記載の方法。
  17. データパケットのための宛先識別子がリングスイッチのためのテーブル内にない場合又はデータパケットが同報通信データパケットである場合、共通識別子と結びつけられているリングスイッチの又は共通識別子と結びつけられたネットワークデバイスを内含するリングスイッチの全てのポートに対し該データパケットを同報通信する、請求項11に記載の方法。
  18. データパケットのための宛先識別子がマルチキャスト識別子である場合、共通識別子と結びつけられているか又は共通識別子と結びつけられたネットワークデバイスを内含するリングスイッチの全てのポートに対してデータパケットを同報通信する、請求項11に記載の方法。
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