JP3621045B2 - Atm網における品質申告情報の中継方法 - Google Patents

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Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、ATM網における品質申告情報の中継方法に関する。
【背景技術】
【0002】
近年マルチメディアサービスが飛躍的に拡大している。これに伴い、マルチメディア情報を効率よく、また情報のコンテンツに応じて、伝送品質を保証して高速で伝送できるATM技術を用いたATM交換機及び、そのシステムの需要が延びている。
【0003】
ATM伝送の特徴である品質制御は、通信を行う時、相手を選択して接続する交換型方式を言うSVC(Switched Virtual Connection)の場合は、ITU−T(国際通信連合−電気通信標準化部門)/ATM Forum等の勧告機関により標準化される品質制御原理及び、品質制御情報の申告手順に従って、ATM交換機に申告される。これにより申告内容に応じた品質制御が実現される。
【0004】
しかし、上記勧告機関での標準化作業は、1993年より開始され、今日に至るまで、マルチメディアサービスの多様化、ATM交換技術の利用範囲の拡大、また品質制御技術の革新等に従い、勧告内容も種々改善されて来ている。
【0005】
このために、初期勧告の内容を補う為の勧告化が図られたり、新たな勧告が作成されたりと、勧告内容が当初と大きく変わってきている。
【0006】
この事は、ATM技術の中核となる品質制御において特に顕著に現れている。このような変化の中、データの提供元、受信先及び、ATM網を用いたデータ中継機等の各ATM制御装置は、初期勧告に従った制御を実現しているものが現状大多数を占めている。
【0007】
今後、新しい勧告に従った制御を実現し、伝送効率を向上させ、更にコンテンツに応じた品質制御をきめ細かく行うことによりサービス品質の向上をもって市場の開拓、確保が進むことになるものと想定される。
【0008】
改善された各々の勧告は、品質制御に関しては、目標とする品質制御原理において同じである。しかし、これまでの勧告の差分を引き継いだ形での品質制御原理の改良であることが現状である。また、目標とする制御原理に向けたアプローチにも違いが生じている。このような状況から、データの提供元、受信先及び、ATM網のそれぞれがサポートする勧告と、その版数は年を追うごとに多様化している。
【0009】
この為に、データ伝送のコネクションのEND−TO−END(端末同士間の接続)で実現される通信品質に続一性を欠く様な現象の発生が懸念される。
【0010】
次項に、現在勧告されている勧告の版数と各々の差分を示し、コネクション設定時に起こりうる問題点を示す。
勧告内容(1):ITU−T SCS1 QOS=0のみ規定。
【0011】
具体的な品質要求は出来ない。サービス品質(QOS:Quality of Service)以外の申告情報であるトラヒック(traffic)情報とベアラ(bearer)情報によりATM交換機が定める品質結果に従う。
【0012】
勧告内容(2):ITU−T SCS2 QOS=0,1〜4を規定。
具体的な品質制御が可能となった。QOS=0申告時は、勧告内容(1)と同様の制御を実現している。QOS=1〜4申告の場合は、申告QOS情報を基に品質が規定される。
【0013】
勧告内容(3):ATM Forum V3.1IISP(Interim Inter-Switch Signaling Protocol)QOS=0,1〜3を規定。
【0014】
特にQOS値に依存せず勧告内容(1)と同様の制御を実現する。但し、申告されたQOSは補助的な位置づけとなる。さらに、QOS=0時に期待するトラヒック品質を実現する補助情報の申告を規定している。トラヒックTYP=UBRを希望する場合、QOS=0 トラヒック申告情報にBEST EFFORT通知を付加する。
【0015】
勧告内容(4):ATM Forum V4.0 QOS=0,1〜3を規定。
【0016】
勧告内容(3)に加え、拡張品質制御情報の申告が可能である。UBR(Unspecified Bit Rate:無指定伝送装置)/ABR(Available Bit Rate:利用可能伝送装置)以外のトラヒック時に交換機の持つ能力を引き出せるよう配慮されている。また、UBRに加えABRを規定する。トラヒックタイプ=ABRを希望する場合は、QOS=0申告が必須である。
上記のように勧告内容に差異があるために、以下に示す問題が生じ、異なる勧告・版数間のインターワーク(相互間通信作業)に阻害が生じている。
(a)加入者サポートのプロトコルの勧告と版数相互間に差分がある。
【0017】
ATM交換機に収容される加入者が、各々の目的に応じた勧告と版数を使用する場合、品質情報の通知が一致しない組合わせが存在する。この為に、受信された情報のまま着加入者へ通知すると未定義/未サポート情報の申告としてコネクション設定要求が拒否され、インターワークの阻害となる。
【0018】
上記に示した勧告と版数間のインターワーク関係を示すと、以下の表の通りである。
【0019】
【表1】
Figure 0003621045
(b)同じQOS申告値で制御が異なる。
【0020】
以下に示すように、同じQOS値であっても使用を許されるトラヒックタイプが翼なり、インタワークの阻害となる。
【0021】
上記勧告内容(2)のQOS=4は、トラヒックタイプ=UBRに相当する。
勧告内容(4)のQOS=4は、トラヒックタイプ=非実時間可変伝送速度(nrt−VBR:non-real time Variable Bit Rate)に相当する。
この為に、上記勧告をポートしている加入者間では、QOS惰報をそのまま通知する事は出来ない。
(c)希望するトラヒックによる申告QOS値が異なる。
【0022】
以下に示すように、希望するトラヒックタイプに応じたQOSの許される値が異なるため、インターワークの阻害となっている。
【0023】
1)すなわち、トラヒックタイプ=UBRを希望する場合は、上記勧告内容(2)では、QOS=4を申告する。勧告内容(3)、(4)の場合は、QOS=0を申告に加え、BEST EFFORT通知を付加する。
【0024】
2)トラヒックタイプ=ABRを希望する場合は、上記勧告内容(2)では、QOS=3,4を申告する。勧告内容(4)の場合は、QOS=0を申告する。
(d)受信可能な品質情報に差分があり,必要な情報が通知出来ない。
【0025】
QOS以外のForum 4.0が規定する拡張品質制御情報を基にして、更にきめ細かい要求を行うことが要求された場合、その情報をサポートしていない勧告や版数の通信プロトコルにより、ATM交換機と接続される加入者へ通知する事が出来ない。
【0026】
さらに、この拡張情報が申告された場合は、QOSの申告を特に必要としないために、更にインターワークの阻害となっている。
(e)ATM交換機間においても適切な情報通知ができない。特に他ベンダー製品とのインターワークは困難である。QOS=0と申告した場合、無条件にUBRトラヒックとして制御するケースもあり得る。このため、QOS=0申告でもコネクションのEND−TO−ENDで統一された品質制御が提供されるとは限らない。
【0027】
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
したがって、本発明の目的は、プロトコルに従い通信装置間を接続する際に、通信装置間で適用されるプロトコルの版数の相違による上記の問題を解消するATM網における品質申告情報の中継方法を提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】
かかる上記の問題を解消する本発明にしたがう、ATM網における品質申告情報の中継方法は、発側加入者及び着側加入者を収容するATM交換機を有するATM交換網において、前記ATM交換機により、発側加入者がサポートする加入者信号プロトコルと、着側加入者がサポートする加入者信号プロトコルとの差分を補正するサービス品質(QOS:Quality of Service)補正原理を求め、前記サービス品質補正原理から補正された品質制御情報を生成し、生成された品質制御情報に基づきコネクション受け付け制御及び、使用量パラメータ制御を実現する。次いで、該着側加入者に該品質制御情報を送出することを特徴とする。
【0029】
一態様として、前記求められるサービス品質(QOS:Quality of Service)補正原理は、予め設定されている加入者信号プロトコルの版数の、発側及び着側加入者間の、複数の組合わせから求められることを特徴とする
【0030】
記ATM網における品質申告情報の中継方法において適用されるATM交換機は、発側加入者及び着側加入者を収容し、発側及び着側加入者のそれぞれの加入者番号に対応してそれぞれの加入者がサポートする加入者信号プロトコルを格納する加入者信号プロトコルデータベースと、加入者信号プロトコルデータベースに格納される発側加入者のサポートする加入者信号プロトコルと、着側加入者のサポートする加入者信号プロトコルの組合わせに対応して、サービス品質(QOS:Quality of Service)補正原理を格納する補正内容管理情報データベースを有する。そして、前記サービス品質補正原理から補正された品質制御情報を生成し、生成された品質制御情報に基づきコネクション受け付け制御及び、使用量パラメータ制御を実現し、次いで、着側加入者に該品質制御情報を送出することを特徴とする。
【0031】
本発明の更なる目的及び、特徴は、以下に図面を参照しての本発明の実施の形態の説明から明らかである。
【図面の簡単な説明】
【0032】
図1は、ATM交換機の一般的構成を示す図である。
【0033】
図2は、本発明を適用するATM交換機の一実施例構成である。
【0034】
図3は、図2の実施例に対応する動作フロー図である。
【0035】
図4は、本発明を適用するATM交換機の実施例構成であり、加入者−ATM交換機−ATM交換機−加入者間でコネクションを設定において、発側加入者からATM交換機に信号を送る場合を示す図である。
【0036】
図5は、図4に対応する動作フロー図である。
【0037】
図6は、本発明を適用する実施例構成であり加入者−ATM交換機−ATM交換機−加入者間でコネクションを設定において、ATM交換機から着側加入者に信号を送る場合を示す図である。
【0038】
図7は、図6に対応する動作フロー図である。
【0039】
図8は、ATM交換公衆網におけるEND SW−TO−END SW間の局用通信プロトコルであるATM Forum B−ICIV2.1を想定する例である。
【0040】
図9は、ATM交換公衆網におけるEND SW−TO−END SW間の局用通信プロトコルであるITU−T SCS2.2を想定する例である。
【発明を実施するための最良の形態】
【0041】
以下本発明の実施の形態を図面に従い説明する。なお、図において、同一又は、類似のものには、同一の参照数字または、参照記号を付して説明する。
【0042】
ここで、本発明の実施の形態を説明するに先立って、本発明の理解を容易とするべく従来の構成について説明する。
【0043】
図1は、ATM交換機の一般的構成を示す図である。ATMスイッチ1を核として構成される。図1では、Aユーザ2及び,Bユーザ3がそれぞれ回線装置4,5および、集線装置6,7を通してATMスイッチ1に接続される。
【0044】
ATMスイッチ1によって、Aユーザ2とBユーザ3が接続される際、信号用パス8を通して、Aユーザ2から送られる呼設定信号が信号終端装置9で受信される。
【0045】
信号終端装置9で受信された呼設定信号は、信号送受信制御部10に分岐される。信号送受信制御部10は、更に分岐された制御信号を受信メッセージ分析部11において、呼処理制御情報を分析し、呼処理制御部12に送る。
【0046】
呼処理制御部12は、対応する翻訳制御部13、申告情報分析部14及び、コネクション制御部15に必要な制御情報を送る。
【0047】
翻訳制御部13は、アドレス情報を受け、セルをATMスイッチ1により接続すべき方路を求める。申告情報分析部14は、申告されたトラヒック情報および品質から必要な帯域及びハードウェアを設定する。さらに、コネクション制御部15は、通知されたコネクション情報をCAC/UPC制御部16との間で交換する。
【0048】
さらに、CAC/UPC制御部16は、帯域/コネクション制御部15の制御の下に、上記ATM交換機を構成する各部に対し、コネクション受付制御(CAC: Connection Admission Control)及び、使用量パラメータ制御(UPC:Usage Parameter Control)を行う。
【0049】
コネクション受付制御(CAC)は、ある地点からある地点まで、ある帯域のコネクションがある品質で通信することを許可するか否かを制御する。一方、使用量パラメータ制御(UPC)により、ユーザのトラヒック量が監視され、申告値をオーバしたトラヒックに対し、セルの廃棄等が行われる。
【0050】
図1において、黒点で示した部分が、使用量パラメータ制御の対象とされる部分である。このような、ATM交換機の構成において、先に説明したように、例えばAユーザ2、 Bユーザ3の間で採用するプロトコルの版数が異なる場合、先に説明したような(a)〜(e)の問題が生じる。
【0051】
ここで、品質制御のレベルは、勧告における版数で各々の差分を知ることが可能である。そこで、ATM交換機に収容される加入者毎に、勧告のいずれの版数に準拠しているかを管理し、勧告の差分を補正することにより、先の(a)〜(e)の問題を回避することが可能である。
【0052】
さらに、局間においては、局問の通信用に使用される信号プロトコルが、特定の国内では一種類で運用されることが一般的である。そこで、例えば、北米地域ではATM Forumの最新版を用い、欧州、東南アジア、中近東ではITU−Tの最新版に従って、申告補正を実現する。
【0053】
これにより、ATM交換機が如何なる勧告の如何なる版数をサポートする加入者を収容しても局間にまたがるコネクションのEND−TO−ENDで統一された品質制御を可能とできる。
【0054】
したがって、本発明はかかる制御原理を用いることに特徴を有する。図2は、かかる特徴を実現する本発明を適用するATM交換機の一実施例構成である。
【0055】
図2の実施例構成は、加入者A−ATM交換機−加入者B間でコネクションを設定する場合の例である。そして、加入者A及び、加入者Bがサポートするプロトコルが異なる場合の例である。
【0056】
図1の従来構成との対比において、図2の構成では、本発明により加入者プロトコル管理制御データ140と、補正情報管理情報141をデータベースとして有する。これらデータベースを申告情報分析部14との関係において利用する手段として、加入者プロトコル管理制御部142及び、分析処理部143を有する。
【0057】
さらに、分析処理部143で得られたサービス品質(QOS:Quality of Service)情報の補正値に基づき補正制御を行う補正制御手段144を有する。
【0058】
図3は、図2の実施例に対応する動作フロー図である。Aユーザ2からの呼設定要求をATM交換機が受けると、受信メッセージ分析部11により、受信メッセージが分析される(ステップS1)。
【0059】
そして、呼設定信号により受信したメッセージ中の申告内容から品質制御情報、ベアラ制御情報及び、トラヒック制御情報が抽出される(ステップS2)。抽出された情報における申告の妥当性が申告情報分析部14において、判定される(ステップS3)。
【0060】
ついで、翻訳制御部13で受信翻訳された発着双方のユーザの加入者番号に基づき、申告情報制御部14は、加入者プロトコル管理制御部142を通して加入者プロトコル管理制御データ140から各々のユーザの加入者プロトコル管理制御データを抽出する(ステップS4)。
【0061】
ここで、加入者プロトコル管理制御データ140は、メインメモリMMに加入者番号を基準にして、対応するサポート対象の勧告及び版数が登録されている。したがって、発側加入者及び、着側加入者に対してサポート対象の勧告及び版数がデータとして読み出し可能である。
【0062】
ついで、分析処理部143は、申告情報分析部14において読み出した発側加入者及び、着側加入者に対してのサポート対象の勧告及び版数データに基づき、補正内容管理情報データベース141をアクセスする。これにより、対応するQOS情報補正原理を読み出す(ステップS5)。
【0063】
補正内容管理情報データベース141もメインメモリMMに格納され、接続する機器間のサポート対象の勧告及び版数の組み合わせに対応して、それらの勧告及び版数の相違を補正する補正原理が予め登録されている。この補正原理については、後に詳細に説明する。
【0064】
QOS情報補正制御部144は、読み出された補正原理に従って、申告用品質制御情報を生成する(ステップS6)
【0065】
ついで、CAC/UPC制御部16は、ユーザ申告情報に従い、 CAC制御を行いUPC設定情報を作成する(ステップS7)。一方、送信メッセージ編集部18により、補正された品質制御情報を、その他の通知情報と同様に送信用メッセージとして編集して、呼設定要求受付加入者であるBユーザ3に転送する(ステップ8)。
【0066】
上記のように、品質制御の制御レベルは勧告における版数で各々の差分を知ることが可能である。そこで、ATM交換機に収容される加入者ごとに勧告のどの版数に準拠しているかを、メインメモリMMに加入者プロトコル管理制御データ140として格納する。
【0067】
さらに、接続する組み合わせに対応して、勧告の差分をメインメモリMMに補正内容管理情報141として格納する。
【0068】
上記図2の実施例において、QOS情報補正制御部144から出力される補正制御情報に基づき、CAC/UPC制御部16により、ATM交換機の各UPC制御対象部に対し、次の変換原理により着加入者へ通知する品質情報を補正する。
【0069】
(1a)発側加入者であるAユーザが勧告内容(1)をサポートし、着側加入者であるBユーザが、勧告内容(1)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0070】
勧告内容(2)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0071】
勧告内容(3)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0072】
勧告内容(4)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0073】
(1b) Aユーザが勧告内容(2)をサポートし、Bユーザが、
勧告内容(1)をサポートする場合、QOS=n(0〜4)をQOS=0に変換し通知する。
【0074】
勧告内容(2)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0075】
勧告内容(3)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過し、且つQOS=4の場合は、QOS=0+BEST EFFORT表示を付与する。
【0076】
勧告内容(4)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過し、
QOS=4の場合は、QOS=0+BEST EFFORT表示を付与する。さらに、TRAFFIC TYPE=ABR申告時は、QOS=0に変換し通知する。
【0077】
(1c) Aユーザが勧告内容(3)をサポートし、Bユーザが、
勧告内容(1)をサポートする場合、QOS=n(0〜4)をQOS=0に変換し通知する。さらに、TRAFFIC TYPE=UBR申告時は、付与されるBEST EFFORTを表示し、通知する。
【0078】
勧告内容(2)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過し、QOS=4の場合は、QOS=3に変換し、通知する。TRAFFIC TYPE=UBR申告時は、付与されるBEST EFFORT表示を破棄し、QOS=4に変換し、通知する。
【0079】
勧告内容(3)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0080】
勧告内容(4)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0081】
(1d) Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが、
勧告内容(1)をサポートする場合、QOS=n(0〜4)をQOS=0に変換して通知する。TRAFFIC TYPE=UBR申告時は、付与されるBEST EFFORT 表示を破棄し通知する。
【0082】
勧告内容(2)をサポートする場合、QOS=0〜3は、受信値のまま透過する。QOS=4の場合は、QOS=3に変換し通知する。TRAFFIC TYPE=UBR申告時は、付与されるBEST EFFORT表示を破棄しQOS=4に変換して、通知する。TRAFFIC TYPE=ABR申告時は、申告されるトラヒックパターンを参考にQOS=2 or 3 で通知する。
【0083】
勧告内容(3)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。QOS=4の場合は、QOS=3に変換して通知する。
【0084】
勧告内容(4)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0085】
このようにして、上記問題点(a)〜(c)に挙げた、加入者サポートのプロトコルの勧告と版数相互間の差分が、インターワークに及ぼしている阻害を回避する事が可能となる。
【0086】
よって、ATM交換機に収容される加入者が各々の目的に応じた勧告と版数を使用することにより、品質情報の通知内容が一致しない組み合わせが存在しても、着加入者のサポートする信号プロトコルに応じた品質情報の補正がなされる。また、コネクション設定要求も正常になされ、問題なくインターワークが実現される。
【0087】
さらに、着加入者3の先にATM−PBX/ATM−EDGE SW等が存在し、その各々が独自の品質制御を提供している可能性がある場合は、END−TO−ENDの統一されたコネクション品質を確保することが困難になると予想される。
【0088】
かかる場合は、図2の実施例における制御原理内の補正内容管理情報を、次に示すように、申告情報を基に網内でCAC制御を行う際に求めた第2の品質制御情報を通知出来るように改善すること回避可能である。
【0089】
すなわち、第2の品質制御情報として、次の変換原理により着加入者へ通知する品質情報を補正する。
【0090】
(2a)発側加入者であるAユーザが勧告内容(1)をサポートし、着加入者であるBユーザが、
勧告内容(1)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0091】
勧告内容(2)をサポートする場合、交換機内部で生成し、CAC制御に使用したQOS値を通知する。
【0092】
勧告内容(3)をサポートする場合、交換機内部で生成し、CAC制御に使用したQOS値を通知する。内部QOSが4の場合は、QOS=0+BEST EFFORT表示を付与する。
【0093】
勧告内容(4)をサポートする場合、交換機内部で生成し、CAC制御に使用したQOS値を通知する。内部QOSが4の場合は、QOS=0+BEST EFFORT表示を付与する。
【0094】
(2b) Aユーザが勧告内容(2)をサポートし、Bユーザが、勧告内容(1)をサポートする場合、QOS=n(0〜4)をQOS=0に変換し通知する。
【0095】
勧告内容(2)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0096】
勧告内容(3)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過し、且つQOS=4の場合は、QOS=0+BEST EFFORT表示付与する。
【0097】
勧告内容(4)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過し、QOS=4の場合は、QOS=0+BEST EFFORT表示付与する。さらに、TRAFFIC TYPE=ABR申告時は、QOS=0に変換し通知する。
【0098】
(2c) Aユーザが勧告内容(3)をサポートし、Bユーザが、勧告内容(1)をサポートする場合、QOS=n(0〜4)をQOS=0に変換して通知する。さらに、TRAFFIC TYPE=UBR申告時は、付与されるBEST EFFORT表示を破棄し、通知する。
【0099】
勧告内容(2)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過し、TRAFFIC TYPE=UBR申告時は、付与されるBEST EFFORT表示を破棄し、QOS=4に変換して通知する。
【0100】
勧告内容(3)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0101】
勧告内容(4)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
(2d) Aユーザが勧告内容(4)をサポーし、Bユーザが、勧告内容(1)をサポートする場合、QOS=n(0〜4)をQOS=0に変換して通知する。TRAFFIC TYPE=UBR申告時は、付与されるBEST EFFORT表示を破棄し、通知する。
【0102】
勧告内容(2)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過する。
QOS=4の場合は、交換機内部で生成し、CAC制御に使用したQOSを通知する。さらに、TRAFFIC TYPE=UBR 申告時は、付与されてくるBEST EFFORT表示を破棄し、QOS=4に変換して、さらに、TRAFFIC TYPE=ABR 申告時は、申告されるトラフィックパターンを参考に、QOS=2or3で通知する。
【0103】
勧告内容(3)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。QOS=4の場合は、交換機内部で生成し、CAC制御に使用したQOS値を通知する。
【0104】
勧告内容(4)をサポートする場合、 受信QOS情報をそのまま透過する。
【0105】
また、上記問題点(d)に上げた拡張品質制御情報を用いた品質申告における阻害を回避する為に、図2の実施例制御原理内の第2の補正内容管理情報に対し、以下の制御原理を配慮した改善を図り、その阻害要因を削除し、インターワーキングを実現する。
【0106】
制御原理−1
拡張品質情報のみ申告された場合は、勧告内容(d)の能力をもつ信号プロトコル以外とのインターワーキングを規制する。
【0107】
制御原理−2
品質制御情報と拡張品質制御情報が共に申告された場合は、上記のような規制を設けずにインターワーキングを実現する。
【0108】
さらに、上記を考慮し、改善した第3の補正内容管理情報は、実施例として以下のごとくである。
【0109】
品質制御情報と拡張品質情報共に申告する時:
発側加入者であるAユーザが勧告内容(4)をサポートし、着側加入者であるBユーザが勧告内容(1)をサポートする場合、QOS=n(0〜4)をQOS=0に変換して通知する。また、TRAFFIC TYPE = UBR申告時は、付与されてくるBEST EFFOR表示を破棄し通知する。
【0110】
Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが勧告内容(2)をサポートする場合、QOS=0〜3は受信値のまま透過する。QOS=4の場合は、交換機内部で生成し、CAC制御に使用したQOS値を通知する。また、TRAFFIC TYPE = UBR申告時は、付与されてくるBEST EFFORT表示を破棄し、QOS=4に変換して通知する。さらに、TRAFFIC TYPE =ABR申告時は、申告されるトラヒックパターンを参考に、QOS=2 or 3で通知する。
【0111】
Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが勧告内容(3)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。また、QOS=4の場合は、交換機内部で生成し、CAC制御に使用したQOS値を通知する。
【0112】
Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが勧告内容(4)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
拡張品質情報のみ申告時:
Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが勧告内容(1)をサポートする場合、コネクション設定要求を破棄する。
【0113】
Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが勧告内容(2)をサポートする場合、コネクション設定要求を破棄する。
【0114】
Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが勧告内容(3)をサポートする場合、コネクション設定要求を破棄する。
【0115】
Aユーザが勧告内容(4)をサポートし、Bユーザが勧告内容(4)をサポートする場合、受信QOS情報をそのまま透過する。
【0116】
図4は、本発明を適用するATM交換機の別の一実施例構成であり、加入者−ATM交換機−ATM交換機−加入者間でコネクションを設定する場合である。特に、発側加入者からATM交換機に信号を送る場合のコネクションを設定する実施例である。
【0117】
図5は、図4に対応する動作フロー図である。図2の実施例構成との対比において、補正情報管理情報141として、局間プロトコル管理制御データ141aと、加入者→局間用補正内容管理情報141bを有している。
【0118】
図4の実施例に対応する図5の動作フロー図において、発側加入者2から呼設定要求をATM交換機が受けると、受信メッセージ分析部11により、受信メッセージが分析される過程(ステップS1)から、申告情報分析部14における判定までの過程は、図3の動作フローと同じである。
【0119】
ついで、翻訳制御部13で受信翻訳された発側加入者2の加入者番号に基づき、申告情報制御部14は、加入者プロトコル管理制御部142を通して加入者プロトコル管理制御データ140からユーザの加入者プロトコル管理制御データを抽出する(ステップS4)。
【0120】
ここで、加入者プロトコル管理制御データ140は、メインメモリMMに加入者番号を基準にして対応するサポート対象の勧告及び版数が登録されている。したがって、発側加入者に対してサポート対象の勧告及び版数データとして読み出し可能である。
【0121】
ついで、分析処理部143は、発側加入者2に対する対向交換機番号を基に、局間プロトコル管理制御データ141aをアクセスして、対向交換機のサポート勧告及び、版数を読み出す。
【0122】
さらに、読み出された対向交換機のサポート勧告及び、版数と、先に加入者プロトコル管理制御データ140から読み出されている発側加入者に対してのサポート対象の勧告及び版数データに基づき、加入者→局間用補正内容管理情報を141bをアクセスして、QOS情報補正原理を読み出す(ステップS5)。
【0123】
補正内容管理情報データベース141の局間プロトコル管理制御データ141a及び、加入者→局間用補正内容管理情報141bもメインメモリMMに格納されている。予め接続する発側加入者と、それを収容するATM交換機のサポート対象の勧告及び版数の組み合わせに対応して、それらの勧告及び版数の相違を補正する補正原理が登録されている。
【0124】
QOS情報補正制御部144において、読み出された補正原理に従って、申告用品質制御情報を生成する(ステップS6)過程から、補正された品質制御情報を、送信用メッセージとして編集して、呼設定要求受付加入者である着側加入者3に向けて転送する過程(ステップS8)は、図3の動作フローと同様である。
【0125】
図4の実施例も上記のように、品質制御の制御レベルは、勧告における版数で各々の差分を知ることが可能である。そこで、ATM交換機に収容される加入者毎に勧告のどの版数に準拠しているかメインメモリMMに加入者プロトコル管理制御データ140として格納する。
【0126】
さらに、接続する組み合わせに対応して、勧告の差分をメインメモリMMに補正内容管理情報141として格納する。
【0127】
次に図6は、加入者−ATM交換機−ATM交換機−加入者間でコネクションを設定する場合であって、特にATM交換機30から着側加入者3に信号を送る場合のコネクションを設定の実施例である。
【0128】
図7は、図6に対応する動作フロー図である。図6の例は、着側加入者3に使用するプロトコルと、交換機に使用するプロトコルが異なる場合に適用される。
【0129】
図2の実施例構成との対比において、補正情報管理情報141として、局間プロトコル管理制御データ141aと、局→加入者間用補正内容管理情報141bを有している。
【0130】
図6の実施例に対応する図7の動作フロー図において、加入者2から呼設定要求をATM交換機が受けると、受信メッセージ分析部11により、受信メッセージが分析される過程(ステップS1)から、申告情報分析部14における判定までの過程(ステップS3)は、図3の動作フローと同じである。
【0131】
ついで、翻訳制御部13で受信翻訳された着側ユーザである加入者3の加入者番号に基づき、申告情報制御部14は、加入者プロトコル管理制御部142を通して加入者プロトコル管理制御データ140からユーザの加入者プロトコル管理制御データを抽出する(ステップS4)。
【0132】
ここで、加入者プロトコル管理制御データ140は、メインメモリMMに加入者番号を基準にして対応するサポート対象の勧告及び版数が登録されている。したがって、着側加入者に対して、サポート対象の勧告及び、版数データとして読み出しが可能である。
【0133】
ついで、分析処理部143は、加入者2に対する対向交換機番号を基に、局間プロトコル管理制御データ141aをアクセスして、対向交換機のサポート勧告及び、版数を読み出す。さらに、読み出された対向交換機のサポート勧告及び、版数と、先に加入者プロトコル管理制御データ140から読み出されている発側加入者に対してのサポート対象の勧告及び、版数データに基づき、加入者→局間用補正内容管理情報を141bをアクセスする。そして、QOS情報補正原理を読み出す(ステップS5)。
【0134】
補正内容管理情報データベース141の局間プロトコル管理制御データ141a及び、加入者→局間用補正内容管理情報141bもメインメモリMMに格納されている。すなわち、予め接続する加入者とそれに接続されるATM交換機のサポート対象の勧告及び版数の組み合わせに対応して、それらの勧告及び版数の相違を補正する補正原理が登録されている。
【0135】
QOS情報補正制御部144において、読み出された補正原理に従って、申告用品質制御情報を生成する過程(ステップS6)から、補正された品質制御情報を、送信用メッセージとして編集して、呼設定要求受付加入者である着側加入者3に向け転送する過程(ステップ8)は、図3の動作フローと同様である。
【0136】
図6の実施例も上記のように、品質制御の制御レベルは勧告における版数で各々の差分を知ることが可能である。そこで、ATM交換機に収容される加入者毎に勧告のどの版数に準拠しているかメインメモリMMに加入者プロトコル管理制御データ140として格納する。
【0137】
次に、上記の問題点(e)を解決するためには、先に図4〜図7において説明した、加入者−ATM交換機−ATM交換機−加入者間でのコネクション設定時における制御原理を実現することにより、ATM交換公衆網におけるENDSW−TO−ENDSW間のコネクションの品質の統一を図ることが可能となる。
【0138】
他ベンダー製品も公衆網が準拠する勧告機関発行の局用通信プロトコルの系列勧告であれば多少の不具合は、ソフト制御の若干の改良で巻取りが可能である。
【0139】
ここで、先に上げた北米地域市場及び、欧州、アジア、中近東市場における最新版勧告を以下に示し、その勧告ヘ加入者信号プロトコルをマッピングする事で品質の統一が図られる。
【0140】
(1)北米市場
図8に示すようなATM交換公衆網におけるEND SW−TO−END SW間の局用通信プロトコルであるATM Forum B−ICIV2.1を考える。
【0141】
中継原理は先に示した勧告内容(4)の局間中継時に使用する。加入者信号プロトコルは、先に示した勧告内容(1)、(2)、(3)、(4)である。
【0142】
そして、以下の品質情報変換原理に従いマッピングを行う。
【0143】
▲1▼コネクション設定要求を行った加入者がサポートしている加人者信号プロトコルに応じた加入者信号プロトコル内の申告情報を局間信号プロトコルの規定にマッピングする。この▲1▼の変換原理は、図4に示した構成が対応し、図8の▲1▼の部分の変換処理が対応する。
【0144】
▲2▼局間信号プロトコル内の申告情報を着加入者がサポートしている加入者信号プロトコルに応じた規定にマッビングする。この▲2▼の変換原理は、図6に示した構成が対応し、図8の▲2▼の発信加入者からATM交換機に向かう部分の変換処理が対応する。
【0145】
図4に対応して、図8に示すように発信加入者からATM交換機に向かう場合(図8の▲1▼)の補正内容管理情報は、次のようである。
【0146】
発信加入者プロトコルが勧告内容(1)である場合、局間信号プロトコルB−ICIは、申告品質情報をそのまま通知する。
【0147】
発信加入者プロトコルが勧告内容(2)である場合、局間信号プロトコルB−ICIは、申告品質情報QOS=0〜3の場合、そのまま通知する。QOS=4の場合は、QOS=0に変換し、BEST EFFORT 表示を加入者信号プロトコルと同様に生成付与して、通知する。このことで、勧告内容(2)におけるQOS=4に対応するトラヒックタイプ=UBR申告を忠実に通知出来る。
【0148】
発信加入者プロトコルが勧告内容(3)である場合、局間信号プロトコルB−ICIは、申告品質情報をそのまま通知する。
【0149】
発信加入者プロトコルが勧告内容(4)である場合も、局間信号プロトコルB−ICIは、申告品質情報をそのまま通知する。
【0150】
さらに、図6に対応して、図8に示すようにATM交換機から着信加入者に向かう場合(図8の▲2▼)の補正内容管理情報は、次のようである。
【0151】
着信加入者プロトコルが勧告内容(1)である時、申告品質情報を全てQOS=0に変換して通知する。拡張品質制御情報ありの場合は、これを破棄する。さらに、拡張品質制御情報のみ申告の場合は、コネクション設定要求を破棄する。
【0152】
着信加入者プロトコルが勧告内容(2)である時、申告品質情報QOS=0〜3の場合、そのまま通知する。QOS=0で、BEST EFFORT 表示付与状態の場合は、QOS=4へ変換し、BEST EFFORT 表示を削除して通知する。
【0153】
また、QOS=4の場合、QOS=3に変換して通知する。拡張品質制御情報ありの場合は、これを破棄する。拡張品質制御情報のみ申告の場合はコネクション設定要求を破棄する。
【0154】
着信加入者プロトコルが勧告内容(3)である時、申告品質情報QOS=0〜3の場合、そのまま通知する。QOS=0で、BEST EFFORT表示付与状態の場合、そのまま通知する。さらに、QOS=4の場合、QOS=3に変換して通知する。拡張品質制御情報ありの場合は、これを破棄する。拡張品質制御情報のみ申告の場合はコネクション設定要求を破棄する。
【0155】
着信加入者プロトコルが勧告内容(4)である時、申告品質情報をそのまま通知する。
【0156】
(2)欧州、アジア、中近東市場
図9に示すようなATM交換公衆網におけるEND SW−TO−END SW間の局用通信プロトコルであるITU−T SCS2.2内、局用通信プロトコル勧告を考える。
【0157】
中継原理は、先に示した勧告内容(4)を局間中継時に使用する。加入者信号プロトコルは、先に示した勧告内容(1)、(2)、(3)、(4)である。
【0158】
そして、以下の品質情報変換原理に従いマッピングを行う。
【0159】
▲1▼コネクション設定要求を行った加入者がサポートしている加人者信号プロトコルに応じた加入者信号プロトコル内の申告情報を局間信号プロトコルの規定にマッピングする。この▲1▼の変換原理は、図4に示した構成が対応し、図9の▲1▼の部分の変換処理が対応する。
【0160】
▲2▼局間信号プロトコル内の申告情報を着加入者がサポートしている加入者信号プロトコルに応じた規定にマッビングする。この▲1▼の変換原理は、図6に示した構成が対応し、図9の▲2▼の部分の変換処理が対応する。
【0161】
上記▲1▼、▲2▼の各々の変換処理の構成は、図4、図6に示すごとくである。
【0162】
図4に対応して、図12に示すように発信加入者から局に向かう場合の補正内容管理情報は、次のようである。
【0163】
発信加入者プロトコルが勧告内容(1)である場合、局間信号プロトコルITUT SCS2.2は、申告品質情報をそのまま通知する。
発信加入者プロトコルが勧告内容(2)である場合、局間信号プロトコルITUT SCS2.2は、申告品質情報をそのまま通知する。
【0164】
発信加入者プロトコルが勧告内容(3)である場合、局間信号ITUT SCS2.2は、申告品質情報をそのまま通知する。トラヒックタイプ=UBR申告時のQOS情報を0から4に変換し、付与されてきたBEST EFFORT表示を破棄して通知する。
【0165】
発信加入者プロトコルが勧告内容(4)である場合、局間信号プロトコルITUT SCS2.2は、申告品質情報QOS=0〜3の場合、下記を除き、そのまま通知する。トラヒックタイプ=UBR申告時のQOS情報を0から4に変換し、付与されてきたBEST EFFORT表示を破棄して通知する。トラヒックタイプ=ABR申告時のQOS惰報を0から2に変換して通知する。QOS=4の場合、QOS=2に変換し、通知する。
【0166】
また、拡張品質制御情報は破棄される。拡張品質情報のみの場合は、コネクション設定要求を破棄する。
【0167】
一方、図6に対応して、図9の▲2▼に示すようにATM交換機から着信加入者に向かう場合の補正内容管理情報は、次のようである。
【0168】
着信加入者プロトコルが勧告内容(1)である時、局間信号プロトコルITUT SCS2.2は、申告品質情報を全てQOS=0に変換して通知する。
【0169】
着信加入者プロトコルが勧告内容(2)である時、局間信号プロトコルITUT SCS2.2は、申告品質情報をそのまま通知する。
【0170】
着信加入者プロトコルが勧告内容(3)である時、局間信号プロトコルITUT SCS2.2は、申告品質情報QOS=0〜3の場合、そのまま通知する。QOS=4の場合、QOS=0に変換し、BEST EFFORT表示を付与して通知する。
【0171】
着信加入者プロトコルが勧告内容(4)である時、局間信号プロトコルITUTSCS2.2は、申告品質情報QOS=0〜3の場合、そのまま通知する。QOS=4の場合、QOS=0に変換し、BEST EFFORT表示を付与して通知する。トラヒックタイプ=ABRの場合、QOSを0に変換し通知する。
【産業上の利用可能性】
【0172】
ATM交換機システムにおける品質制御のレベルは、勧告機関による勧告における版数で各々の差分を知ることが可能である。本発明において、ATM交換機に収容される加入者毎に、勧告のいずれの版数に準拠しているかを管理し、勧告の差分を補正することにより、勧告の版数の相違によりコネクション設定要求が拒否される問題、インタワークが阻害される問題を解消することが可能である。

Claims (4)

  1. 発側加入者及び着側加入者を収容するATM交換機を有するATM交換網において、
    該ATM交換機により、該発側加入者がサポートする加入者信号プロトコルと、該着側加入者がサポートする加入者信号プロトコルとの差分を補正するサービス品質(QOS:Quality of Service)補正原理を求め、
    該サービス品質補正原理から補正された品質制御情報を生成し、
    該生成された品質制御情報に基づきコネクション受け付け制御及び、使用量パラメータ制御を実現し、
    次いで、該着側加入者に該品質制御情報を送出することを特徴とするATM網における品質申告情報の中継方法。
  2. 請求項1において、
    前記求められるサービス品質(QOS:Quality of Service)補正原理は、予め設定されている加入者信号プロトコルの版数の、発側及び着側加入者間の、複数の組合わせから求められることを特徴とするATM網における品質申告情報の中継方法。
  3. 発側加入者及び着側加入者を収容するATM交換機であって、
    該発側及び着側加入者のそれぞれの加入者番号に対応してそれぞれの加入者がサポートする加入者信号プロトコルを格納する加入者信号プロトコルデータベースと、
    該加入者信号プロトコルデータベースに格納される該発側加入者のサポートする加入者信号プロトコルと、該着側加入者のサポートする加入者信号プロトコルの組合わせに対応して、サービス品質(QOS:Quality of Service)補正原理を格納する補正内容管理情報データベースを有し、
    該サービス品質補正原理から補正された品質制御情報を生成し、生成された品質制御情報に基づきコネクション受け付け制御及び、使用量パラメータ制御を実現し、次いで、着側加入者に該品質制御情報を送出することを特徴とするATM交換機。
  4. 請求項において、
    前記求められるサービス品質(QOS:Quality of Service)補正原理は、予め設定されている加入者信号プロトコルの版数の、発側及び着側加入者間の、複数の組合わせから求められることを特徴とするATM交換機。
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