JP3620274B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子写真方式のデジタル複写機、プリンター等に用いられ、一直線状に並べられた複数個の発光部を有する長尺状のプリントヘッドを複数本備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の電子写真方式を用いた画像形成装置には、液晶シャッターやポリゴンミラーを用いたレーザー、LED ARRAYなど、多くの方式が提案されている。
【0003】
一方、出力される画像も単色だけでなく、多色のプリントを出力するものも多く提案されている。
【0004】
従来より、LED ARRAYを用いたLED PRINT HEAD(以下LPHと略称する。)は、感光体に対してフォーカス方向を位置決めされた後、軸方向は片側の端面部を固定し、他側を開放(自由端)しておくのが一般的であった。
【0005】
他側を開放しておくのは、熱膨張によってLPHが曲がるのを防止するためである。
【0006】
ところで、幅の狭い単色プリントの場合(即ち、LPHが比較的短い)は、LPHの熱膨張によって長手方向の寸法が変化しても、それは画像の倍率差として認識され、全体からみれば微々たるものであり、問題にはならなかった。
【0007】
しかしながら、複数本のLPHを用いて一つの画像を形成する場合、例えば、フルカラー或いは2色コピーなどでは、LPHの寸法が互いに僅かに変化しても画像で色ずれとなり、画質の低下を免れない。
【0008】
以下に従来例の画像形成装置を図面に基づいて詳述する。
図8及び図9に示すように、従来の画像形成装置には、LPH100の長手方向両側にLPH固定壁102が設けられている。このLPH固定壁100の各々内側には、一対の支持部材104が突出しており、支持部材104の間に形成される溝部分にLPH100の端部付近が挿入されている。
【0009】
LPH100の一端側には丸孔106が形成されており、他端側にはLPH100の長手方向に沿って延びる長孔108が形成されている。
【0010】
一方、支持部材104には、各々丸孔110が形成されている。
図9に示すように、丸孔100には、ピン112が挿入されており、一方のピン112の中間部分は丸孔106を貫通しており、他方のピン112の中間部分は長孔108を貫通している。
【0011】
LPH100の他端側に長孔108を形成したのは、熱膨張によってLPH100が曲がるのを防止するためである。
【0012】
図10に示すように、LPH100(A,B)は、例えばアルミニウム製の本体101(線膨張係数23.8×10−6)を備え、この本体101に複数個のLED114を長手方向(矢印B方向)に沿って一定のピッチで配置した基板116(例えば、ガラスエポキシ:線膨張係数10×10−6)が設けられている。
【0013】
この基板116には、長手方向両端部に切り欠き118が、長手方向中央部に丸孔(図示せず)が形成されている。これら切り欠き118の中間部分及び丸孔には本体101に固定されたピン120が挿入されており、熱膨張によって基板116が曲がるのを防止している。なお、基板116は、温度変化により長手方向中央部を起点として長手方向両側に伸び縮みすることになる。
【0014】
ところで、LPH100の温度が上昇すると、熱膨張により寸法が変化する。
材料の長さをL、材料に固有の線膨張係数をα、温度変化前後の温度差をΔTとし、熱膨張によって変化した長さをΔLとすると、一般に以下の式が成り立つ。
【0015】
ΔL=L×ΔT×α
即ち、Lが長ければ長いほど、ΔTが大きければ大きいほど変化量(ΔL)は多くなる。
【0016】
例えば、A0版用のプリンターや複写機では、LPHの長さが非常に大きくなる(例えば、約1000mm)。
【0017】
また、一方のLPHが画像のイメージを形成し、他方のLPHが画像のバックを形成する機構をもった2色のプリンター等で主に線画を形成した場合は、バックを形成する側のLPHの方がイメージを形成する側のLPHよりも高温となり、二つのLPHに温度差が生じる。これは、バックを形成する側のLPHの方がLEDの点灯量が多く、発熱量が多いためである。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、二つのLPHが上記のように固定された画像形成装置の場合、連続してプリント出力を行い、一方のLPH100Aよりも他方のLPH100Bの方が高温になったとすると、図10(B)に示すように、LPH100Aでは長手方向中央CLから右側端部のLED114までの距離が1/2×L2 、LPH100Bでは長手方向中央CLから右側端部のLED114までの距離が1/2×(L2 +ΔL1 +ΔL2 )となり、LPH100Aの右側端部のLED114とLPH100Bの右側端部のLED114との間に長手方向に1/2×(L2 +ΔL1 +ΔL2 )−1/2×L2 =1/2×ΔL1 +1/2×ΔL2 のズレ(例えば、温度差が20°C、L1 が1000mm、L2 が920mmの場合にズレ0.33mm)が生じ、時間の経過と共に画質が劣化(色ずれ)する問題がある。
【0019】
本発明は上記事実を考慮し、複数本のプリントヘッドを用いた場合の熱膨張差を軽減し、高画質な画像を得ることのできる画像形成装置を提供することが目的である。
【0020】
【課題を解決するための手段】
請求項1に記載の発明は、複数個の発光部を一方向に沿って配列した長尺状の複数のプリントヘッドを備え、前記発光部を発光させることによって像担持体上に静電潜像を形成する画像形成装置であって、前記プリントヘッドは長手方向中央部分を支持する第1の支持手段を備え、前記第1の支持手段は、前記プリントヘッドの長手方向中央部に設けられて長手方向と直交する方向に延びる板ばねと、前記板ばねの延び方向に設けられ前記板ばねの突出方向とは直交する方向の両端部が接触する略V字状を形成する一対の傾斜面と、備え、前記板ばねは、前記一対の傾斜面が互いに接近する方向に付勢されており、前記プリントヘッドは、温度変化によって前記第1の支持手段を起点として長手方向両端側へ伸縮する、ことを特徴としている。
【0021】
次に、請求項1に記載の画像形成装置の作用を説明する。
プリントヘッドには、複数個の発光部が一方向に沿って配列されている。これらの発光部を独立して発光させることにより像担持体上に静電潜像を形成することができる。
【0022】
このプリントヘッドは長手方向中央部分が第1の支持手段によって支持されており、プリントヘッドに温度変化が生じると、第1の支持手段を起点として長手方向両端側へ伸縮する。従って、長手方向一端部を支持して長手方向他端側へ伸縮するようにプリントヘッドを支持する従来の支持方法に比較して、温度変化による発光部の変位が1/2となる。
【0023】
このため、各プリントヘッドの温度変化にばらつきが生じた場合であっても、プリントヘッドによって形成された各静電潜像の位置ずれを、従来の支持方法に比較して1/2にすることができ、各プリントヘッドが異なる色の画像を形成するための潜像を形成する画像形成装置の場合には、画像の色ずれを少なくすることができる。なお、第1の支持手段は、板ばねの両端部が略V字状を形成する一対の傾斜面に当接し、かつ一対の傾斜面が互いに接近する方向(V字状の谷方向)に付勢されているので、プリントヘッドが一対の傾斜面の間に安定して支持される。
【0024】
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像形成装置において、前記プリントヘッドの長手方向一端側の発光部と長手方向他端側の発光部との間隔が400mm以上であることを特徴としている。
【0025】
請求項2に記載の画像形成装置の作用を説明する。
請求項2に記載の画像形成装置では、プリントヘッドの長手方向一端側の発光部と長手方向他端側の発光部との間隔が400mm以上であるので、幅A2サイズ以上の画像を形成することができる。
【0026】
また、従来では色ずれが目立つような大きな画像(例えばA0版等)でも、色ずれが分からないようにすることが可能となる。
【0027】
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像形成装置において、前記プリントヘッドの長手方向両端部を、各々長手方向に沿ってのみ移動可能に支持する第2の支持手段を有することを特徴としている。
【0028】
請求項3に記載の画像形成装置の作用を説明する。
請求項3に記載の画像形成装置では、第2の支持手段がプリントヘッドの長手方向両端部を、各々長手方向に沿ってのみ移動可能に支持するので、熱膨張による伸縮は許容し、その他の方向の移動は阻止される。
【0031】
【発明の実施の形態】
本発明の一実施形態を図1乃至図7にしたがって説明する。
【0032】
図1には、本発明の画像形成装置の一例としてのプリンタ10の概略構成を示す。
【0033】
この図1に示すように、プリンタ10には、像担持体としての感光体ドラム12を備えている。
【0034】
感光体ドラム12の外周側には、第1のLPH14、第1の現像装置16、第2のLPH18及び第2の現像装置20が、感光体ドラム12の回転方向(矢印A方向)に沿って順に配置されている。
【0035】
第1のLPH14及び第2のLPH18は同じ構成であるので、第1のLPH14の構造を以下に説明する。
【0036】
図2に示すように、第1のLPH14は、アルミニウム合金(A6063等)製(線膨張係数23.8×10−6)の長尺状の本体22を備えており、感光体ドラム12の回転軸と平行に設けられている。
【0037】
本体22の内部には、基板24(ガラスエポキシ:線膨張係数10×10−6)が設けられている。
【0038】
この基板24には、長手方向両端部に切り欠き25が、長手方向中央部に丸孔(図示せず)が形成されている。これら切り欠き25の中間部分及び丸孔には本体22に固定されたピン27が挿入されており、熱膨張によって基板24が曲がるのを防止している。
【0039】
この基板24の片面には、図2及び図7(A)に示すように複数個のLED26が長手方向(矢印B方向)に沿って一定のピッチで配置されている。
【0040】
図7(A)に示すように、本実施形態では、第1のLPH14の長手方向一端側のLED26と長手方向他端側のLED26との間の距離L2 (30°Cにて測定)が920mmである。
【0041】
図2に示すように、本体22には、感光体ドラム12側にLED26から射出されたビームLBを感光体ドラム12の外周面に収束するためのセルフォックレンズ28が各LED26に対向して取り付けられており、反対側にLED26から発生する熱を放熱するための放熱板30が取り付けられている。
【0042】
各LED26は、このプリンタ10に接続された図示しない情報処理装置やLAN(ローカルエリアネットワーク)等のネットワークを介して接続された情報処理装置等から送られてくるプリントデータに基づいて点灯するようになっている。
【0043】
図1に示すように、感光体ドラム12は、図示しないメインモータによって矢印Aで示す所定の回転方向に一定角速度で回転される。
【0044】
矢印Aのドラム回転方向に沿って第1のLPH14の上流側には、ドラム表面を一様に帯電させる帯電装置32が配置されている。なお、本実施形態の感光体ドラム12の表面は、マイナスに帯電される。
【0045】
一様にマイナス帯電が行われたドラム表面は、先ず、第1のLPH14から出射された光ビームLBにより第1の静電潜像が形成される。
【0046】
この第1の静電潜像は、矢印Aのドラム回転方向に沿って第1のLPH14の下流側に配置された第1の現像装置16の黒色のトナーによって現像される。
【0047】
その後、ドラム表面は第2のLPH18から出射された光ビームLBにより第2の静電潜像が形成される。
【0048】
この第2の静電潜像は、矢印Aのドラム回転方向に沿って第2のLPH18の下流側に配置された第2の現像装置20の赤色のトナーによって現像される。
【0049】
なお、第1の現像装置16及び第2の現像装置20には、マイナスの現像バイアス電圧が印加されている。
【0050】
本実施形態では、帯電装置32によってドラム表面が、図11に示すように、例えば、−750Vに帯電される。
【0051】
第1のLPH14の光ビームがドラム表面に照射されると、光ビームLBの照射された部位の電位が−100Vとなり、この部分に黒色のトナーが付着し、黒色のトナー像が形成される。
【0052】
次に、赤色の画像を形成しない部位に、第2のLPH18の光ビームが照射される。第2のLPH18の光ビームLBが照射された部分は、バイアス電位よりも若干マイナス側の電位となる。
【0053】
ドラム表面のうち、光ビームの照射されなかった部分、即ち、−750Vに帯電している部位に、赤色のトナーが付着し、赤色のトナー像が形成される。
【0054】
図1に示すように、第1の現像装置16及び第2の現像装置20によってドラム表面に形成された黒色及び赤色のトナー像は、感光体ドラム12の回転によって転写装置34がドラム表面と対向している位置まで移動し、ここへ送られてきた用紙36に対して転写されることになる。
【0055】
なお、転写装置34には所定のプラスの直流バイアス電圧が印加され、これによって感光体ドラム12上のマイナスに帯電したトナー粒子からなるトナー像が転写装置34側に静電的に吸引され、用紙36にトナー像が転写される。
【0056】
トナー像が転写された用紙36は、その後、ドラム表面から剥離され、定着装置35によってトナー像が用紙36上に定着される。
【0057】
なお、トナー像転写後のドラム表面は、クリーニング装置37に至り、不用なトナー粒子がドラム表面から掻き取られるようにして除去される。
【0058】
清掃された感光体ドラム12は、除電装置38に対向して除電され、再び帯電装置32によって一様に帯電され、次の画像形成プロセスに備えることになる。
【0059】
次に、第1のLPH14の支持構造を説明する。なお、第2のLPH18の支持構造は、第1のLPH14の支持構造と同一構造なので説明は省略する。
【0060】
プリンタ10の内部には、図3及び図4に示すように、LPH固定壁40とLPH固定壁42とが互いに平行に配置されている。
【0061】
図3に示すように、LPH固定壁40とLPH固定壁42との間には、金属の丸棒から形成されたLPH固定バー44が水平に配設されている。
【0062】
このLPH固定バー44は、固定ねじ46によってLPH固定壁40及びLPH固定壁42に固定されている。
【0063】
図3及び図5に示すように、LPH固定バー44の中央部分には、小径部44Aが形成されており、小径部44Aの両側には、各々傾斜面44Bが形成されている。
【0064】
図3及び図4に示すように、第1のLPH14は、LPH固定壁40とLPH固定壁42との間にLPH固定バー44と平行に配置されている。
【0065】
LPH固定壁40,42の各々内側には、一対の支持部材50が突出しており、支持部材50の間に形成される溝部分に第1のLPH14の端部付近が挿入されている。第1のLPH14の端部付近は、支持部材50の間の溝部分に挿入された状態で摺動自在となっている。
【0066】
支持部材50の中央部分には、丸孔52が形成されている。
一方、第1のLPH14の端部近傍には、各々長孔54が形成されている。
【0067】
支持部材50に形成された丸孔52にはピン56が挿入されており、ピン56の中間部分が第1のLPH14の長孔54の中間部分を貫通している。
【0068】
なお、ピン56には、支持部材50からの抜け止めとして、一端側にフランジ58が形成され、他端側には止め輪60が取り付けられている。
【0069】
第1のLPH14の中央部分には、板ばね62が固定されている。
板ばね62には、LPH固定バー44に向かって延びる幅狭の一定幅の嵌合部64が形成されている。
【0070】
ここで、板ばね62には、丸孔(図示せず)と、第1のLPH14の長手方向に沿って長く形成された長孔63とが形成されており、この丸孔と長孔63に挿通させた止めねじ65によって板ばね62が第1のLPH14に固定されている。これは、板ばね62と第1のLPH14との熱膨張差及び製作誤差によって板ばね62を変形(湾曲)させないためである。
【0071】
図3及び図6に示すように、この嵌合部64は、LPH固定バー44の一方の傾斜面44Bと他方の傾斜面44Bとの間に挿入されており、図6に示すように若干量弾性変形した状態で、図5に示すように幅方向両端部が一方の傾斜面44Bの中間部分と他方の傾斜面44Bの中間部分とに押し付けられていることで、第1のLPH14の軸方向の移動を阻止している。
【0072】
なお、この板ばね62は薄く、第1のLPH14の軸方向には十分に強い強度を持っているが、軸方向とは直角方向の強度は弱く、第1のLPH14やLPH固定バー44を曲げることはなく、第1のLPH14を軸方向に移動しないように支持することができる。
[作用]
次に本実施形態の作用を説明する。
【0073】
図7(A)には、第1のLPH14と第2のLPH18とに温度差が生じていない状態(例えば、連続してプリント出力を行う前、装置の作動前)が示されており、図7(B)にはプリント出力が行われて第1のLPH14と第2のLPH18とに温度差が生じた場合が示されている。
【0074】
第1のLPH14と第2のLPH18とに温度差が生じていない状態では、図7(A)に示すように、第1のLPH14及び第2のLPH18では、一端側のLED26と他端側のLED26との間の距離が各々L2 である。
【0075】
プリント出力が行われて第1のLPH14と第2のLPH18とに温度差が生じ、例えば、第1のLPH14の温度よりも第2のLPH18の温度がΔT(°C)高くなった場合、第2のLPH18の一端側のLED26と他端側のLED26との間の距離はL2 +ΔL2 となり、本体22の長手方向中央CL(板ばね62で支持されている部分)から端部のLED26までの距離は1/2×(L2 +ΔL2 )となる。
【0076】
一方、図10に示す従来の片側支持方法の装置でLPH100AとLPH100Bとに同様な温度差が生じると、アルミニウム製の本体101の丸孔106と長孔108(図10では図示せず)との間の距離がL1 (1000mm)、一端側のLED114と他端側のLED114との間の距離がL2 (920mm)であるとすると、図10(B)に示すように、本体101の長手方向中央CLから例えば、右側端部のLED114までの距離は、1/2×(L2 +ΔL1 +ΔL2 )となる。
【0077】
従って、長手方向中央CLから右側端部のLEDの位置について、本実施形態の装置と従来の装置との寸法差Δを比較すると(図7(B)と図10(B)とを比較)、第1のLPH14の温度が30°C、第2のLPH18の温度が50°Cである場合以下のようになる。
【0078】
Figure 0003620274
となり、従来(ズレ0.33mm)よりも片側で約0.24mmずれが改善される。
【0079】
このように、第1のLPH14及び第2のLPH18の長さが比較的長い場合であっても、黒色画像と赤色画像との色ずれは、最大部分でも人間の目の検出能力以下とする事が可能となり、画質の劣化とならない。
【0080】
なお、第1のLPH14及び第2のLPH18において、嵌合部64を設ける位置は必ずしも長手方向中央部分でなくても良い。嵌合部64を設ける位置は長手方向中央部分とすることにより最大の効果を発揮するが、中央から離れるにしたがって小さくはなるが効果はある。
【0081】
また、本実施形態では、2つのLPHを用いたプリンタ10の例を示したが、LPHの数は3個以上であっても良く、例えば、LPHをイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色分備えたフルカラーのプリンタに本発明は適用可能であることは勿論である。
【0082】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の画像形成装置は上記の構成としたので、複数のプリントヘッドを用いた場合の熱膨張差を軽減し、高画質な画像を得ることができる、という優れた効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る画像形成装置の概略構成図である。
【図2】第1のLPHの斜視図である。
【図3】第1のLPHの保持構造を示す平面図である。
【図4】第1のLPHの保持構造を示す断面図である。
【図5】図3の5−5線断面図である。
【図6】図3の6−6線断面図である。
【図7】(A)及び(B)は第1のLPHと第2のLPHとの熱膨張差を説明する説明図である。
【図8】従来のLPHの保持構造を示す平面図である。
【図9】従来のLPHの保持構造を示す断面図である。
【図10】(A)及び(B)は従来の2つのLPHの熱膨張差を説明する説明図である。
【図11】ドラム表面の電位と画像の関係を説明するグラフである。
【符号の説明】
10 プリンタ(画像形成装置)
12 感光体ドラム(像担持体)
26 LED(発光部)
14 第1のLPH(プリントヘッド)
18 第1のLPH(プリントヘッド)
44 LPH固定バー(第1の支持手段)
62 板ばね(第1の支持手段)
50 支持部材(第2の支持手段)
44B 傾斜面

Claims (3)

  1. 複数個の発光部を一方向に沿って配列した長尺状の複数のプリントヘッドを備え、前記発光部を発光させることによって像担持体上に静電潜像を形成する画像形成装置であって、
    前記プリントヘッドは長手方向中央部分を支持する第1の支持手段を備え、
    前記第1の支持手段は、前記プリントヘッドの長手方向中央部に設けられて長手方向と直交する方向に延びる板ばねと、前記板ばねの延び方向に設けられ前記板ばねの突出方向とは直交する方向の両端部が接触する略V字状を形成する一対の傾斜面と、を備え、
    前記板ばねは、前記一対の傾斜面が互いに接近する方向に付勢されており、
    前記プリントヘッドは、温度変化によって前記第1の支持手段を起点として長手方向両端側へ伸縮する、ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記プリントヘッドの長手方向一端側の発光部と長手方向他端側の発光部との間隔が400mm以上であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記プリントヘッドの長手方向両端部を、各々長手方向に沿ってのみ移動可能に支持する第2の支持手段を有することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像形成装置。
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