JP3619167B2 - 発券装置、認証装置、および、それらのシステム、並びに、それらの方法 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は発券装置、認証装置、および、それらのシステム、並びに、それらの方法に関し、例えば、コンピュータシステムを用いてチケットを発行し、そのチケットの利用者を認証する発券装置、認証装置、および、それらのシステム、並びに、それらの方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
ネットワークに接続されたコンピュータを利用した情報の配信もしくは受信が行われている。受信者が使用するコンピュータにプリンタが接続されていれば、受信した画像情報などを印刷して利用することができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
例えば商品券、コンサートなどの入場券、列車や航空機の搭乗券などは、本来、金銭の支払いと引き替えに発行されるべき印刷物である。以下、これらを総称して「チケット」と呼ぶ。このようなチケットの画像情報をネットワークを介して供給し、その受信者がチケットを印刷して利用することが可能である。しかし、そのチケットの画像情報を第三者が受信してチケットを印刷したり、その画像情報をさらに他者へ配布する危惧がある。この場合、第三者によって不正に印刷されたチケットが悪用される可能性がある。
【0004】
本発明は、上述の問題を個々にまたはまとめて解決するためのもので、ネットワークを介したチケットの発行において、チケットの不正利用を防ぐことを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前記の目的を達成する一手段として、以下の構成を備える。
【0006】
本発明にかかる発券および認証システムは、コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証システムであって、チケットの入手希望者に登録情報を要求する第一の要求手段と、チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、前記識別情報に関連付けられた前記登録情報が記録されるメモリと、前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込む埋込手段と、前記チケットを印刷部へ出力する出力手段と、前記チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、入力した画像から識別情報を抽出する抽出手段と、抽出された識別情報に関連付けられた登録情報を前記メモリから取得する取得手段と、チケットの利用者に登録情報の入力を要求する第二の要求手段と、前記メモリから取得される登録情報と、前記第二の要求手段の要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする。
【0007】
また、コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証システムであって、チケットの入手希望者に登録情報を要求する第一の要求手段と、チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割する分割手段と、前記チケットの画像に前記識別情報および前記分割登録情報の少なくとも一つを埋め込む埋込手段と、前記画像に埋め込まれなかった分割登録情報が前記識別情報に関連付けて記録されるメモリと、前記チケットを印刷部へ出力する出力手段と、前記チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、入力した画像から識別情報および分割登録情報を抽出する抽出手段と、抽出された識別情報に関連付けられた前記分割登録情報を前記メモリから取得する取得手段と、前記規則に従い、抽出および取得した分割登録情報から前記登録情報を復元する復元手段と、チケットの利用者に登録情報の入力を要求する第二の要求手段と、復元された登録情報と、前記第二の要求手段の要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする。
【0008】
本発明にかかる発券装置は、コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券装置であって、チケットの入手希望者に登録情報を要求する要求手段と、チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、前記識別情報に関連付けられた前記登録情報が記録されるメモリと、前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込む埋込手段と、前記チケットを印刷部へ出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0009】
また、コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券装置であって、チケットの入手希望者に登録情報を要求する要求手段と、チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割する分割手段と、前記チケットの画像に前記識別情報および前記分割登録情報の少なくとも一つを埋め込む埋込手段と、前記画像に埋め込まれなかった分割登録情報が前記識別情報に関連付けて記録されるメモリと、前記チケットを印刷部へ出力する出力手段とを有することを特徴とする。
【0010】
本発明にかかる認証装置は、コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証装置であって、チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、入力した画像から識別情報を抽出する抽出手段と、抽出された識別情報に関連付けられた登録情報をメモリから取得する取得手段と、チケットの利用者に登録情報の入力を要求する要求手段と、前記メモリから取得される登録情報と、前記要求手段の要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする。
【0011】
また、コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証装置であって、前記チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、入力した画像から識別情報および分割登録情報を抽出する抽出手段と、抽出された識別情報に関連付けられた分割登録情報をメモリから取得する取得手段と、予め定められた規則に従い、抽出および取得された分割登録情報から登録情報を復元する復元手段と、チケットの利用者に登録情報の入力を要求する要求手段と、復元された登録情報と、前記要求手段の要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする。
【0012】
本発明にかかる発券および認証方法は、コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証方法であって、チケットの入手希望者に登録情報を要求し、チケットを特定する識別情報を生成し、前記識別情報に関連付けた前記登録情報をメモリに記録し、前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込み、前記チケットの画像を印刷部へ出力し、前記チケットの画像を読取部から入力し、入力した画像から識別情報を抽出し、抽出された識別情報に関連付けられた登録情報を前記メモリから取得し、チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、前記メモリから取得される登録情報と、前記要求に従い前記チケットの利用者が入力する登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする。
【0013】
また、コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証方法であって、チケットの入手希望者に登録情報を要求し、チケットを特定する識別情報を生成し、予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割し、前記チケットの画像に前記識別情報および前記分割登録情報の少なくとも一つを埋め込み、埋め込まれなかった分割登録情報を前記識別情報に関連付けてメモリに記録し、前記チケットの画像を印刷部へ出力し、前記チケットの画像を読取部から入力し、入力した画像から前記識別情報および前記分割登録情報を抽出し、抽出された識別情報に関連付けられた分割登録情報を前記メモリから取得し、前記規則に従い、抽出および取得した分割登録情報から登録情報を復元し、チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、復元された登録情報と、前記要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする。
【0014】
本発明にかかる発券方法は、コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券方法であって、チケットの入手希望者に登録情報を要求し、チケットを特定する識別情報を生成し、前記識別情報に関連付けた前記登録情報をメモリに記録し、前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込み、前記チケットを印刷部へ出力することを特徴とする。
【0015】
また、コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券方法であって、チケットの入手希望者に登録情報を要求し、チケットを特定する識別情報を生成し、予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割し、前記チケットの画像に前記識別情報および前記分割登録情報の少なくとも一つを埋め込み、埋め込まれなかった分割登録情報を前記識別情報に関連付けてメモリに記録し、前記チケットの画像を印刷部へ出力することを特徴とする。
【0016】
本発明にかかる認証方法は、コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証方法であって、チケットの画像を読取部から入力し、入力した画像から識別情報を抽出し、抽出された識別情報に関連付けられた登録情報をメモリから取得し、チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、前記メモリから取得される登録情報と、前記要求に従い前記チケットの利用者が入力する登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする。
【0017】
また、コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証方法であって、チケットの画像を読取部から入力し、入力した画像から識別情報および分割登録情報を抽出し、抽出された識別情報に関連付けられた分割登録情報をメモリから取得し、予め定められた規則に従い、抽出および取得した分割登録情報から登録情報を復元し、チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、復元された登録情報と、前記要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする。
【0018】
【発明の実施の形態】
以下、本発明にかかる実施形態のコンピュータシステムを図面を参照して詳細に説明する。なお、以下では、商品券、コンサートなどの入場券、列車や航空機の搭乗券など、本来は金銭の支払いと引き替えに発行されるべき印刷物(チケット)を例として説明するが、本発明はチケットに限定されることなく、コンピュータ環境を利用して発行可能な他の有価証券にも適用可能である。
【0019】
【第1実施形態】
[構成]
図1は実施形態のコンピュータシステムを示すブロック図である。
【0020】
図1において、インターネットなどのネットワーク100には、符号103、105、107、108および109で示す様々な情報端末が接続され、さらに、ルータ(経路制御装置)102を介して、チケットの発券および発券時に入力された情報を蓄積するサーバ101が接続されている。ルータ102は、サーバ101が電話回線などを使用してネットワークと接続する際にデータパケットの制御を行う。
【0021】
以下では、ユーザは、印刷装置104が接続された情報端末103を使用して、チケットなどを入手するとして説明する。情報端末103は、例えば、家庭に設置された個人が所有のコンピュータである。ユーザは、家に居ながらにしてチケットなどを入手することが可能になる。また、画像読込装置106が接続され情報端末105は、チケットが使用される店舗、コンサート会場、駅舎、空港などに設置され、チケット認識時に使用される。
【0022】
なお、チケットなどの入手に使用される情報端末は、上記に限定されず、チケットセンタやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されているものでもよい。
【0023】
図2は情報端末103の概略構成を示すブロック図である。
【0024】
図2において、制御部200は、CPU、RAMおよびROMなどで構成され、情報の入出力、演算処理、印刷処理、情報の保存など各種の処理を制御、実行する。また、出力制御部201は、ネットワーク100に接続された他の機器へ情報を出力する。そして、入力制御部202は、ネットワーク100に接続された他の機器から情報を入力する。
【0025】
表示・入力部203としては、画像を表示するLCDおよび情報を入力する例えばキーボードやマウスなどの組み合わせが挙げられる。キーボードやマウスの代わりに、音声認識システムと組み合わせた音声入力用のマイクなどを使用することもできる。
【0026】
制御部200により実行される発券プログラム204は、チケットの発行を行うための情報端末(クライアント)側のプログラムで、情報端末103のメモリ(RAM、ROM、ハードディスク、または、CD−ROMなどリムーバルメディア)中に存在する。
【0027】
また、図1にも示したように、情報端末103には印刷装置104が接続されていて、制御部200によって処理された印刷データの印刷が可能である。
【0028】
図6はチケットを発行するサーバ101の構成例を示すブロック図である。
【0029】
図6において、制御部600は、CPU、RAMおよびROMなどで構成され、情報の入出力、演算処理、情報の保存など各種の処理を制御、実行する。また、出力制御部601は、ネットワークに接続された他の機器へ情報の出力する。そして、入力制御部602は、ネットワークに接続された他の機器から情報を入力する。
【0030】
制御部600により実行される発券プログラム603および認証プログラム607は、チケットの発行および認証を行うためのサーバ側のプログラムで、サーバ101のメモリ(RAM、ROM、ハードディスク、または、CD−ROMなどリムーバルメディア)中に存在する。
【0031】
制御部600は、チケット発行番号データベース(DB)604により発行番号を管理し、登録情報データベース(DB)605によりチケットの購入者が入力した登録情報を管理する。
【0032】
図8は情報端末105の構成例を示すブロック図である。
【0033】
図8において、制御部800は、CPU、RAMおよびROMなどで構成され、情報の入出力、演算処理、情報の保存など各種の処理を制御、実行する。また、出力制御部801は、ネットワーク100に接続された他の機器へ情報を出力する。そして、入力制御部802は、ネットワーク100に接続された他の機器から情報を入力する。
【0034】
表示・入力部803としては、画像を表示するLCDおよび情報を入力する例えばキーボードやマウスなどの組み合わせが挙げられる。キーボードやマウスの代わりに、音声認識システムと組み合わせた音声入力用のマイクなどを使用することもできる。
【0035】
制御部800により実行される認証プログラム804は、チケットの利用者を認証するためのプログラムで、情報端末105のメモリ(RAM、ROM、ハードディスク、または、CD−ROMなどリムーバルメディア)中に存在する。
【0036】
また、図1にも示したように、情報端末105には画像読込装置106が接続されていて、制御部800は印刷物の画像を読み込むことが可能である。
【0037】
[端末の発券動作]
次に、前記コンピュータシステムを使用した、チケットの発行および使用方法の概略について説明する。
【0038】
チケットを入手する際、ユーザは、情報端末103を利用して、後述する手順に従いチケットの画像情報および付加情報をサーバ101からダウンロードして、印刷装置104を使用してチケットを印刷する。このチケットを使用する際は、情報端末105を使用して、後述する手順に従いチケットの認証が行われる。
【0039】
図3はチケットを発行する際の情報端末103の動作を説明するフローチャートである。
【0040】
ユーザにより起動された発券プログラム204は、ステップS300でチケットの選択を要求する。発券プログラム204は、その起動時にサーバ101からユーザに選択させるチケット情報を取得する、あるいは、ユーザの操作に従いチケットの種別を絞り込んだ後、サーバ101からチケット情報を取得する。また、予めチケットの種類が限定されている場合は、情報端末103のメモリにチケット情報を登録しておくこともできる。
【0041】
続いて、ステップS301で、ユーザが所望するチケットを選択したか否かを判定する。そして、選択が行われるとステップS302で、チケットの使用時に、チケットの利用者を認証するための、第三者が知り得ない情報(以下「登録情報」と呼ぶ)の入力を要求する。
【0042】
続いて、ステップS303で、ユーザが登録情報を入力したか否かを判定する。そして、登録情報が入力されるとステップS304で、選択されたチケットが有料か無料かを判定し、有料の場合はステップS305で、電子マネーやクレジットカードを利用した支払手続を行うための情報をユーザから得る。なお、常に有料チケットであることが明らかな場合はステップS304の判定は必ずしも必要ではなく、ステップS303の処理に続いてステップS305の処理を行うようにしてもよい。逆に、常に無料チケットであることが明らかな場合は、ステップS303の処理に続いてステップS306の処理を行うようにしてもよい。
【0043】
次に、ステップS306で、選択されたチケットの情報、登録情報および支払手続に関する情報をサーバ101へ送信し、ステップS307で、送信した情報に対するサーバ101の応答を待つ。サーバ101の応答には、情報を受信したことを示す確認フラグのみならず、チケットの発行を受け付けたまたは拒否した旨を示す情報、発行を受け付けた場合はチケットの画像情報、および、発行番号などの付加情報が含まれる。
【0044】
なお、セキュリティを確保するために選択されたチケットの情報、登録情報および支払手続情報は、暗号化してサーバ101に送り、サーバ101に復号させることができる。
【0045】
次に、ステップS308で、サーバ101の応答内容からチケットの発行が可能か否かを判定する。発行が可能な場合はステップS309で、チケットの画像情報、および、発行番号などの付加情報を合成して、チケットの印刷データを生成する後述する処理が行われ、ステップS310で、合成されたチケット画像を印刷して、処理を終了する。
【0046】
なお、チケットの画像情報に合成される付加情報に登録情報を含めることも効果的である。その場合、登録情報のすべてを付加情報に含めてもよい。あるいは、予め定められた方法により登録情報を複数の分割登録情報に分割し、分割登録情報の一部を付加情報に含め、残りをサーバ101に送信するようにしてもよい。
【0047】
一方、チケットの発行が不可能な場合はステップS311で、チケットが発行できない旨の表示を行った後、処理を終了する。なお、チケットが発行できない場合は、サーバ101の応答に含まれる発行拒否情報に含まれる理由(例えば「満席」「支払手続情報のエラー」)を示す情報をステップS311で、併せて表示する。
【0048】
[発券時の画面表示]
図4Aおよび4Bは発券時の画面表示例を示す図で、表示・入力部203に表示される画面である。ユーザは、画面上に表示される項目を選択し、文字などを入力することでチケットを得ることができる。
【0049】
図4Aにおいて、入手可能なチケットの一覧がリスト400に表示され、ユーザは所望のチケットをマウスなどを使用して選択する。なお、選択されたチケットは反転表示など強調表示されて、非選択チケットと視覚的に区別されることが好ましい。
【0050】
また、図4Bに示すように、複数種かつ複数枚のチケットの選択を可能にすれば、ユーザが所望する種類かつ数分、繰り返しチケットを選択する手間を省くことができる。さらに、符号400aで示すように、選択したチケットの合計金額、合計枚数などの表示を行うこともできる。
【0051】
上述したステップS302で入力される登録情報は入力枠401に入力される。入力可能な登録情報(登録メッセージ)の長さは、付加情報量に関しては上限はあるものの、比較的自由度がある。そのため、図4Aなどに示すように「私の好物はリンゴです」といった、極めて個人的な内容の文章を入力することができる。このように、登録情報として不定長の文章を許容することで、登録情報の組み合わせが非常に多くなり、第三者による登録情報の予測を困難にするとともに、ユーザには覚え易いという利点を与える。そして、盗難や紛失したチケットの悪用を防ぎ、再発行などの際にチケットの正規の権利者の認証を容易に行うことができる。
【0052】
登録情報の記憶が難しい場合を考慮して、図4Bに示すように、登録メッセージの印刷ボタン406aを備えることもできる。これにより、ユーザは登録情報を印刷装置104に印刷させることができ、手で写し取る場合に比べて正確かつ効率的である。なお、後述する購入ボタン406が押された際に登録情報を印刷するようにしてもよい。さらに、後述する振込用紙の印刷ボタン404aのが選択されていた場合に、購入ボタン406または印刷ボタン406aに連動させて印刷処理を行えば効率的である。
【0053】
上述したステップS305で入力される支払手続情報は入力枠402に入力される。ユーザは、チェックボックス405を使用して、支払いにクレジットカードなどを利用するか、銀行振込などを利用するかを選択する。そしてクレジットカードなどを使用する場合はそのカード番号を入力枠403に入力する。また、銀行振込などを利用する場合は入力枠404に振込用紙または請求書などの送付先を入力する。また、図4Bに示すように、振込用紙などの送付を受けるのではなく、振込用紙の印刷ボタン404aを設けることで、振込用紙を印刷装置104で印刷できるようにしてもよい。
【0054】
なお、発券プログラム204は、各入力枠へ入力を促すため、図3に示すフローに従い各入力枠にプロンプトを表示する。
【0055】
ユーザが所定の情報を入力すると購入ボタン406が操作可能になり、ユーザが購入ボタン406を押すと、選択されたチケット情報、登録情報および支払手続情報がサーバ101へ送信される。
【0056】
前述したように、サーバ101へ情報を送信すると、サーバ101からチケットの画像情報、発行番号、登録情報などの付加情報を含む応答が受信される。サーバ101から応答があった後、チケットの印刷ボタン407が押されると、チケットの印刷データが生成されチケットが印刷される。
【0057】
チケットの購入をやめるなど、入力した情報を消去する場合、入力のクリアボタン408が利用される。また、発券プログラム204の実行を終了する場合は終了ボタン409が使用される。
【0058】
状態の表示枠410には、ユーザの操作性を向上させるために、操作手順やサーバ101との通信状態などが表示される。
【0059】
[チケット例]
本実施形態におけるチケットは、チケットの発行番号、登録情報などの付加情報が多重化されたチケット画像が記録紙に印刷されたものである。画像と付加情報の多重化方法には多くの提案があり、本実施形態もそれらの方法を利用する。多重化方法には、公知の方法が利用できるが、なるべく付加可能な情報量が多く、さらに付加情報の検出率が高い方法を採用することが望ましい。
【0060】
図5Aから5Cは印刷されたチケットの一例を示す図で、何れも同じコンサートチケットの例を示している。
【0061】
図5Aでは、付加情報は符号500で示されるように、人間が識別可能な文字列によって付加される。この付加方法は、文字列を画像上に上書きすればよく、付加情報の抽出はOCRなどの文字認識を利用することができる。なお、この付加方法は、付加された情報が人間にも識別可能であるから、付加情報に何らかの変換(例えば暗号化)、情報圧縮などを施して、人間には容易に理解されない形式にすることが望ましい。
【0062】
図5Bでは、付加情報は符号501で示されるように、二次元のコードによって付加される。この付加方法は、ドットパターンを画像上に上書きすればよく、付加情報の抽出はドットのオンオフ(または大小)を調べることで容易に実現可能である。
【0063】
図5Cでは、付加情報は、符号502で示される、チケット画像上の絵の中に埋め込まれている。埋め込みを行う場合、埋込方式に応じて検出率の高くなるような絵を選択するとよい。
【0064】
[サーバの発券動作]
図7はサーバ101上で動作する発券プログラム603の動作例を示すフローチャートである。
【0065】
発券プログラム603は、ステップS705で、発券プログラム204が動作する情報端末からチケットの発行要求(選択チケット情報、登録情報および支払手続情報を含む)を受信するのを待つ。
【0066】
発行要求を受信するとステップS700で、選択されたチケットが発行可能か否かを判定する。発行可能であればステップS701で、チケット発行番号DB604を参照して、発行したチケットを識別するための発行番号を生成する。そして、ステップS702で、受信した登録情報を発行番号に関連付けて登録情報DB605に保存する。そして、ステップS703で、チケットの画像情報、および、発行番号などの付加情報を情報端末へ返した後、処理をステップS705へ戻す。
【0067】
なお、セキュリティを確保するためにチケットの画像情報、および、発行番号などの付加情報は、暗号化して情報端末に送り、情報端末に復号させることができる。ただし、付加情報は暗号化されたままチケットに印刷されても構わない。
【0068】
一方、チケットの発行が不可能であると判定された場合はステップS704で、チケットの発行を拒否する旨の情報を情報端末へ返し、処理を終了する。なお、前述したように、発行を拒否する旨の情報には発行が不可能な理由を示す情報が付加される。
【0069】
[端末の認証動作]
図9は、入場者などがチケットを使用する際に、情報端末105上で動作する認証プログラム804の動作を説明するフローチャートである。
【0070】
ステップS900で、入場者などが提示するチケットの画像を読み込み、ステップS901で、読み込んだ画像から付加情報を抽出する。そして、ステップS902で、抽出した付加情報をサーバ101へ送信し、ステップS903で、サーバ101の応答を待つ。なお、サーバ101の応答には付加情報に対応する登録情報が(必要なら暗号化されて)含まれている。
【0071】
サーバ101から応答があるとステップS904で、チケット使用者に対して登録情報の入力を要求し、ステップS905で登録情報が入力されたか否かを判定する。
【0072】
登録情報が入力されるとステップS906で、入力された登録情報とサーバ101に登録された登録情報とが一致するか否かを判定する。入力された登録情報が正しければステップS907でチケットの利用を許可する旨の表示を行い、正しくなければチケットの利用を許可しない旨の表示を行う。そして、ステップS909で、チケットの利用情報をサーバ101へ送信する。
【0073】
ここで、登録情報が分割され、サーバ101およびチケットの双方に記録されている場合は、双方の情報から登録情報を復元した後、入力された登録情報と比較することになる。また、登録情報のすべてが、サーバ101およびチケットの双方に記録されている場合は、サーバ101に記録されている登録情報、チケットに記録されている登録情報、および、入力された登録情報のすべてを比較するとよい。
【0074】
なお、登録情報の入力に誤りがある場合もあるから、ステップS906で不一致と判定された場合は、入力回数を制限した上で、ステップS904へ処理を戻し、再び登録情報を入力させるようにしてもよい。
【0075】
[認証時の画面表示]
図10は認証時の画面表示例を示す図で、チケットの認証は、現在の状態を示す枠1000に表示される指示に従い操作することで実行される。
【0076】
認証の開始ボタン1001を押すと、画像読込装置106にセットされたチケットの画像が読み込まれる。チケットの利用者は、登録情報の入力枠1002に、チケットを入手したときに登録した登録情報を入力する。そして、登録情報の確認ボタン1003を押すと、入力枠1002に入力された登録情報と、サーバ101やチケットに保存された登録情報とが一致するか否かが判定される。
【0077】
入力のクリアボタン1004は、登録情報の入力枠に入力した内容をクリアするためのボタンである。やり直しボタン1005は、処理を最初からやり直す際に使用されるボタンで、やり直しボタン1005が押されると認証処理がリセットされ、初期状態に戻る。終了ボタン1006は、認証プログラム804を終了させるボタンである。
【0078】
[サーバの認証動作]
図11はサーバ101上で稼動する認証プログラム607の動作例を示すフローチャートである。
【0079】
認証プログラム607は、ステップS1205で、認証プログラム804が動作する情報端末から少なくともチケットの発行番号を含む付加情報を受信するのを待つ。
【0080】
付加情報を受信するとステップS1200で、その発行番号がチケット発行番号DB604に存在するか否か判定し、存在すればステップS1201でその発行番号に対応する登録情報を登録情報DB605から読み出し、ステップS1202で登録情報を情報端末へ送信し、ステップS1204で情報端末からチケットの利用情報を受信した後、処理をステップS1205へ戻す。なお、ステップS1204では、受信したチケットの利用情報に基づき、その発行番号のチケットが利用されたことを示す情報をチケット発行番号DB604や登録情報DB605に記録する。
【0081】
一方、受信した発行番号が存在しない場合、または、受信した発行番号のチケットが利用済みの場合は、ステップS1203で不正情報であることを情報端末へ通知する。なお、不正情報を示すには、例えば付加情報が存在しないことを表すNULLなどの値を使用するとよい。
【0082】
なお、図9および図10には、不正情報が通知された場合の情報端末105の動作を示さなかったが、表示画面の枠1000などにその旨を表示すればよい。
【0083】
このように、サーバ101に保存されているチケットの発行番号、および、発行番号に関連付けされた登録情報を利用して、複製、盗難、拾得によるチケットの悪用を防ぐことができる。とくに、チケットに記録された付加情報と、サーバ101に記録された登録情報を利用するため、何れか一方が解読または入手された場合でもチケットの利用は難しく、悪用を防ぐことができる。
【0084】
また、登録情報を異なる二つ以上の分割登録情報に分割して、その一部をサーバ101へ送信し、残りをチケットへ記録することもできる。このようにすれば、万一、ネットワークを経由する通信中に送信情報が盗聴および解読されても、送信情報から完全な登録情報を復元することは不可能になる。また、チケットが盗難等に遭い、付加情報が解読された場合でも、完全な登録情報を知ることが不可能になる。そのため、チケットの不正利用が困難な、安全性の高いチケットの発券および利用システムを実現することができる。
【0085】
【第2実施形態】
以下、本発明にかかる第2実施形態のコンピュータシステムを説明する。なお、本実施形態において、第1実施形態と略同様の構成については、同一符号を付して、その詳細説明を省略する。
【0086】
図12Aは第1実施形態の、図12Bは第2実施形態の情報の流れをそれぞれ表す図である。
【0087】
第1実施形態においては、チケット発行時に登録情報をネットワーク100を介してサーバ101へ送信し、認証時にはネットワーク100を経由してサーバ101から登録情報を取得する。このように、第1実施形態では、認証作業ごとにネットワーク100を介してサーバ101にアクセスするため、ネットワーク100やサーバ101が接続されたLANのトラフィックが大きい場合、認証作業に要する時間が増大したり、あるいは、サーバ101に接続できずに認証作業が困難になる可能性がある。
【0088】
そこで、第2実施形態では、認証作業を開始する前に、予めチケットの発行が終了した時点で、そのチケットの発行番号および登録情報を一括して認証を行う情報端末105に送信して、認証作業時にチケットの発行番号および登録情報の確認などすべての作業を情報端末105で実行可能にする。
【0089】
また、チケットの発行時にサーバ101へ登録情報を送信せずに、登録情報をチケットに付加情報として埋め込む。そして、認証時には、チケットに埋め込まれた登録情報を利用する。このようにすれば、チケットの画像には、チケットを購入した人物のみが知り得る登録情報が埋め込まれているので、チケットの使用時に登録情報を抽出して認証手続を行えば、正当なチケット、かつ、正当な利用者を識別することができる。さらに、サーバ101から情報端末105へ送信すべきデータ量を削減することもできるため、作業時間の短縮および通信費の削減も図れる。
【0090】
このように、第2実施形態によれば、チケットの認証時はネットワーク100などにアクセスする必要がなく、ネットワーク100上で発生するトラブルの影響を受けることなく認証作業を行うことができる。
【0091】
【他の実施形態】
なお、本発明は、複数の機器(例えばホストコンピュータ、インタフェイス機器、リーダ、プリンタなど)から構成されるシステムに適用しても、一つの機器からなる装置(例えば、複写機、ファクシミリ装置など)に適用してもよい。
【0092】
また、本発明の目的は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードを記録した記憶媒体(または記録媒体)を、システムあるいは装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU)が記憶媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。この場合、記憶媒体から読み出されたプログラムコード自体が前述した実施形態の機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記憶媒体は本発明を構成することになる。また、コンピュータが読み出したプログラムコードを実行することにより、前述した実施形態の機能が実現されるだけでなく、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼働しているオペレーティングシステム(OS)などが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0093】
さらに、記憶媒体から読み出されたプログラムコードが、コンピュータに挿入された機能拡張カードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張カードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行い、その処理によって前述した実施形態の機能が実現される場合も含まれることは言うまでもない。
【0094】
本発明を上記記憶媒体に適用する場合、その記憶媒体には、先に説明したフローチャートに対応するプログラムコードが格納されることになる。
【0095】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、ネットワークを介したチケットの発行において、チケットの不正利用を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態のコンピュータシステムを示すブロック図、
【図2】情報端末の概略構成を示すブロック図、
【図3】チケットを発行する際の情報端末の動作を説明するフローチャート、
【図4A】発券時の画面表示例を示す図、
【図4B】発券時の画面表示例を示す図、
【図5A】印刷されたチケットの一例を示す図、
【図5B】印刷されたチケットの一例を示す図、
【図5C】印刷されたチケットの一例を示す図、
【図6】チケットを発行するサーバの構成例を示すブロック図、
【図7】サーバ上で動作する発券プログラムの動作例を示すフローチャート、
【図8】情報端末の構成例を示すブロック図、
【図9】情報端末上で動作する認証プログラムの動作を説明するフローチャート、
【図10】認証時の画面表示例を示す図、
【図11】サーバ上で稼動する認証プログラムの動作例を示すフローチャート、
【図12A】第1実施形態における情報の流れを表す図、
【図12B】第2実施形態における情報の流れを表す図である。
Claims (25)
- コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証システムであって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求する第一の要求手段と、
チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、
前記識別情報に関連付けられた前記登録情報が記録されるメモリと、
前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込む埋込手段と、
前記チケットの画像を印刷部へ出力する出力手段と、
前記チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、
入力された画像から識別情報を抽出する抽出手段と、
抽出された識別情報に関連付けられた登録情報を前記メモリから取得する取得手段と、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求する第二の要求手段と、
前記メモリから取得される登録情報と、前記要求に従い前記チケットの利用者が入力する登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする発券および認証システム。 - 前記埋込手段は前記チケットの画像に前記識別情報とともに前記登録情報を埋め込み、前記抽出手段は前記入力画像から前記識別情報とともに前記登録情報を抽出し、前記認証手段は抽出された識別情報および登録情報を利用して前記比較を行うことを特徴とする請求項1に記載された発券および認証システム。
- コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券装置であって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求する要求手段と、
チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、
前記識別情報に関連付けられた前記登録情報が記録されるメモリと、
前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込む埋込手段と、
前記チケットの画像を印刷部へ出力する出力手段とを有することを特徴とする発券装置。 - さらに、前記識別情報に関連付けられた登録情報を予め一括して、前記チケットの利用者を認証する認証装置に送信する送信手段を有することを特徴とする請求項3に記載された発券装置。
- 前記埋込手段は、前記チケットの画像に前記識別情報とともに前記登録情報を埋め込むことを特徴とする請求項3または請求項4に記載された発券装置。
- コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証装置であって、
チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、
入力された画像から識別情報を抽出する抽出手段と、
抽出された識別情報に関連付けられた登録情報をメモリから取得する取得手段と、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求する要求手段と、
前記メモリから取得される登録情報と、前記要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする認証装置。 - 前記識別情報に関連付けられた登録情報は、前記メモリに予め保持されていることを特徴とする請求項6に記載された認証装置。
- 前記抽出手段は前記入力画像から前記識別情報とともに前記登録情報を抽出し、前記認証手段は抽出された登録情報も利用して前記比較を行うことを特徴とする請求項6または請求項7に記載された認証装置。
- コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証システムであって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求する第一の要求手段と、
チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、
予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割する分割手段と、
前記チケットの画像に前記識別情報と、前記分割登録情報の少なくとも一つとを埋め込む埋込手段と、
前記画像に埋め込まれなかった分割登録情報が前記識別情報に関連付けて記録されるメモリと、
前記チケットの画像を印刷部へ出力する出力手段と、
前記チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、
入力された画像から識別情報および分割登録情報を抽出する抽出手段と、
抽出された識別情報に関連付けられた前記分割登録情報を前記メモリから取得する取得手段と、
前記規則に従い、抽出および取得された分割登録情報から前記登録情報を復元する復元手段と、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求する第二の要求手段と、
復元される登録情報と、前記要求に従い前記チケットの利用者が入力する登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする発券および認証システム。 - コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券装置であって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求する要求手段と、
チケットを特定する識別情報を生成する生成手段と、
予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割する分割手段と、
前記チケットの画像に前記識別情報と、前記分割登録情報の少なくとも一つとを埋め込む埋込手段と、
前記画像に埋め込まれなかった分割登録情報が前記識別情報に関連付けて記録されるメモリと、
前記チケットの画像を印刷部へ出力する出力手段とを有することを特徴とする発券装置。 - コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証装置であって、
前記チケットの画像を読取部から入力する入力手段と、
入力された画像から識別情報および分割登録情報を抽出する抽出手段と、
抽出された識別情報に関連付けられた分割登録情報をメモリから取得する取得手段と、
予め定められた規則に従い、抽出および取得された分割登録情報から登録情報を復元する復元手段と、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求する要求手段と、
復元される登録情報と、前記要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証する認証手段とを有することを特徴とする認証装置。 - 前記識別情報に関連付けられた分割登録情報は前記メモリに予め保持されていることを特徴とする請求項11に記載された認証装置。
- コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証方法であって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求し、
チケットを特定する識別情報を生成し、
前記識別情報に関連付けた前記登録情報をメモリに記録し、
前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込み、
前記チケットの画像を印刷部へ出力し、
前記チケットの画像を読取部から入力し、
入力した画像から識別情報を抽出し、
抽出された識別情報に関連付けられた登録情報を前記メモリから取得し、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、
前記メモリから取得される登録情報と、前記要求に従い前記チケットの利用者が入力する登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする発券および認証方法。 - 前記登録情報は、前記チケットの画像に前記識別情報とともに埋め込まれ、前記入力画像から前記識別情報とともに抽出され、さらに、前記認証は、抽出された識別情報および登録情報を利用して行われることを特徴とする請求項13に記載された発券および認証方法。
- コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券方法であって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求し、
チケットを特定する識別情報を生成し、
前記識別情報に関連付けた前記登録情報をメモリに記録し、
前記チケットの画像に前記識別情報を埋め込み、
前記チケットの画像を印刷部へ出力することを特徴とする発券方法。 - 前記登録情報は前記識別情報とともに前記チケットの画像に埋め込まれることを特徴とする請求項15に記載された発券方法。
- コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証方法であって、
チケットの画像を読取部から入力し、
入力された画像から識別情報を抽出し、
抽出された識別情報に関連付けられた登録情報をメモリから取得し、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、
前記メモリから取得される登録情報と、前記要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする認証方法。 - 前記認証は、前記入力画像から前記識別情報とともに抽出される前記登録情報も利用して行われることを特徴とする請求項17に記載された認証方法。
- コンピュータシステムを利用してチケットの発行および認証を行う発券および認証方法であって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求し、
チケットを特定する識別情報を生成し、
予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割し、
前記チケットの画像に前記識別情報と、前記分割登録情報の少なくとも一つとを埋め込み、
埋め込まれなかった分割登録情報を前記識別情報に関連付けてメモリに記録し、
前記チケットの画像を印刷部へ出力し、
前記チケットの画像を読取部から入力し、
入力された画像から前記識別情報および前記分割登録情報を抽出し、
抽出された識別情報に関連付けられた分割登録情報を前記メモリから取得し、
前記規則に従い、抽出および取得した分割登録情報から登録情報を復元し、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、
復元される登録情報と、前記要求に従い前記チケットの利用者が入力する登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする発券および認証方法。 - コンピュータシステムを利用してチケットを発行する発券方法であって、
チケットの入手希望者に登録情報を要求し、
チケットを特定する識別情報を生成し、
予め定められた規則に従い、前記登録情報を分割登録情報に分割し、
前記チケットの画像に前記識別情報と、前記分割登録情報の少なくとも一つとを埋め込み、
埋め込まれなかった分割登録情報を前記識別情報に関連付けてメモリに記録し、
前記チケットの画像を印刷部へ出力することを特徴とする発券方法。 - コンピュータシステムを利用してチケットの利用者を認証する認証方法であって、
チケットの画像を読取部から入力し、
入力された画像から識別情報および分割登録情報を抽出し、
抽出された識別情報に関連付けられた分割登録情報をメモリから取得し、
予め定められた規則に従い、抽出および取得された分割登録情報から登録情報を復元し、
チケットの利用者に登録情報の入力を要求し、
復元される登録情報と、前記要求に従い入力される登録情報とを比較して、前記チケットの利用者を認証することを特徴とする認証方法。 - コンピュータを制御して、請求項13、14または19に記載された発券および認証方法を実行することを特徴とするプログラム。
- コンピュータを制御して、請求項15、16または20に記載された発券方法を実行することを特徴とするプログラム。
- コンピュータを制御して、請求項17、18または21に記載された認証方法を実行することを特徴とするプログラム。
- 請求項22から請求項24の何れかに記載されたプログラムが記録されたことを特徴とする記録媒体。
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