JP3615703B2 - カップホルダ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、カップホルダに関し、2種類のカップ状の簡易容器を底部だけで保持して取手で持つことができるようにしたもので、軽量化やデザインの多様化などに対応できるとともに、安定して持つことができるようにしたものである。
【従来の技術】
自動販売機やオフォスでの飲料用容器として紙コップやプラスチック製のコップ等の簡易容器が広く用いられており、取手を備えるカップホルダに装着して使用する場合も多く、特にコーヒーやスープなどのホットドリンクでは簡易容器が熱くなることからカップホルダの使用を前提とし、専用のプラスチック製のコップ(インサートカップ)が用いられる場合もある。
【0002】
このようなカップホルダに装着して使用する簡易容器としては、例えば図12(a)に示すような紙コップ1が用いられ、中空の側壁部2が僅かに底部に向かって小径とされたテーパ状に形成されるとともに、底部開口3の下端より上方に底板4が設けられて塞がれている。
【0003】
また、カップホルダに装着して使用するプラスチック製の簡易容器としては、例えば図12(b)に示すようなインサートカップ5が用いられ、中空の側壁部6が底部に向かって僅かに小径とされたテーパ部6aとこれに連続する円錐状の円錐部6bとで構成され、この側壁部6の下方にカップホルダへの装着部となる段差状の円筒部7が形成されて下端が底板8で塞がれている。
【0004】
このような形状の異なる2種類の簡易容器としての紙コップ1とインサートカップ5を装着できるカップホルダが提案されており、例えば実公平3−42858号公報に開示されたものを図13に示す。
【0005】
このカップホルダ10は、すりばち形のカップ側方受部11と、カップ底部受部12と、スタンド部13と、図示しないハンドル部とを備え、合成樹脂により一体形成されており、カップ底部受部12に立上部12aと開口12bを形成し、紙コップ1の場合には、カップ側方受部11とカップ底部受部12の立上部12aとの上下部の2か所で保持する一方、インサートカップ5の場合には、カップ側方受部11とカップ底部受部12の開口12bとの上下部の2か所で保持することで形状の異なる2種類の簡易容器を装着保持できるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところが、このようなカップホルダ10では、紙コップ1やインサートカップ5のいずれの場合でも、カップ底部受部12で支持するのに加え、カップ側方受部11で支持するため、カップホルダ10にある程度の高さHが必要となり重量が重く、しかも使用材料も多くコストが高くなってしまうという問題がある。
【0007】
また、カップホルダ10がすりばち形のカップ側方受部11と、カップ底部受部12と、スタンド部13と、図示しないハンドル部とを備えて構成されることから、ほぼ簡易容器1,5の形状に沿った一回り大きい外形とならざるを得ず、カップホルダのデザインの多様化を図ることもできないという問題もある。
【0008】
さらに、カップホルダ10のハンドル部の形状によっては、重量を支えにくかったり、握りにくいものもあり、安定して持つことができるものが望まれている。
【0009】
この発明はかかる従来技術の有する課題を解決するためになされたもので、2種類の簡易容器を装着保持することができ、軽量化及びコスト低減を図ることができるとともに、デザインの多様化にも対応でき、しかも安定して持つことができるカップホルダを提供しようとするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
これまでのカップホルダに基づき軽量化およびデザインの多様化を図るために必要な条件について検討を重ねたところ、紙コップやインサートカップ等の簡易容器をカップホルダで保持する場合に、簡易容器の底部だけで保持できるようにすれば、カップホルダをホルダ底部と取手とで構成することができ、軽量化を図ることができるとともに、ホルダ側壁部の形状などのデザインの自由度を増大できることおよび安定して持つことができる取手の形状について検討を重ねたところ、上方が広幅で下方が狭幅の方が良く、さらに握り部の下方に指当て部を突き出して形成し、薬指を当てることが有効であることに基づいて本願発明を完成したものであり、具体的な構成は以下の通りである。
【0011】
すなわち、上記従来技術が有する課題を解決するためこの発明の請求項1記載のカップホルダは、カップ状の簡易容器を装着保持するとともに、取手を備えたカップホルダであって、前記簡易容器の底部開口の内周が嵌合装着されて当該底部開口の内周のみで保持する第1の装着保持部およびこの簡易容器の底部開口より小径の簡易容器の底部外周に形成された装着部が嵌合装着されて当該底部外周の装着部のみで保持する第2の装着保持部を備えたホルダ底部と、このホルダ底部と一体に形成されて前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される握り部およびこの握り部の下方に突き出して前記カップホルダの前方への倒れを支持する指当て部を形成した取手とからなることを特徴とするものである。
【0012】
このカップホルダによれば、簡易容器の底部開口の内周が嵌合装着されて当該底部開口の内周のみで保持する第1の装着保持部およびこの簡易容器の底部開口より小径の簡易容器の底部外周に形成された装着部が嵌合装着されて当該底部外周の装着部のみで保持する第2の装着保持部を備えたホルダ底部と、このホルダ底部と一体に形成されて前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される握り部およびこの握り部の下方に突き出して前記カップホルダの前方への倒れを支持する指当て部を形成した取手とで構成するようにしており、ホルダ底部の第1の装着保持部と第2の装着保持部とのそれぞれで2種類の簡易容器の底部を嵌合するだけで保持するようにし、これ以外の部分での支持の必要をなくすことで、軽量化を図るとともに、コスト低減を図り、自由な側壁部とすることができ、デザインの多様化にも対応できるようにしている。
また、取手の握り部の下方に突き出して当該カップホルダの前方への倒れを支持する指当て部を形成するようにしており、指をかけて握る場合に薬指が当たることで前方への倒れを防止するように支持でき、一層握り易く安定して持つことができるようになる。
【0013】
また、この発明の請求項2記載のカップホルダは、請求項1記載の構成に加え、前記ホルダ底部に下端部が連結されて一体に形成され、前記各簡易容器の側壁部を囲む縦方向に分割されたホルダ側壁部を備えることを特徴とするものである。
【0014】
このカップホルダによれば、ホルダ底部に下端部が連結されて一体に形成され、前記各簡易容器の側壁部を囲む縦方向に分割されたホルダ側壁部を備えるようにしており、縦方向に分割されたホルダ側壁部によって簡易容器の側壁部に触れないようにすることができ、簡易容器の保持機能を増大することもできるようになる。
【0015】
さらに、この発明の請求項3記載のカップホルダは、請求項1記載の構成に加え、前記ホルダ底部および前記取手と連結されるとともに、前記ホルダ底部と平行で前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される水平リングを連結して構成したホルダ側壁部を備えることを特徴とするものである。
【0016】
このカップホルダによれば、ホルダ底部と平行で前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される水平リングをホルダ底部および取手と連結して構成したホルダ側壁部を備えるようにしており、水平リングによって簡易容器の側壁部に触れないようにすることができ、軽量化やデザインの多様化を図ることもできるようになる。
【0017】
また、この発明の請求項4記載のカップホルダは、請求項1〜3のいずれかに記載の構成に加え、前記取手の握り部を、上方が広幅で下方が狭幅に形成したことを特徴とするものである。
【0018】
このカップホルダによれば、前記取手の握り部を、上方が広幅で下方が狭幅に形成するようにしており、指をかけて握る場合に握り易く安定して持つことができるようになる。
【0019】
さらに、この発明の請求項5記載のカップホルダは、請求項4記載の構成に加え、前記取手の前記握り部に、握った指がかかる凹部を形成したことを特徴とするものである。
【0020】
このカップホルダによれば、前記取手の前記握り部に、握った指がかかる凹部を形成するようにしており、指をかけて握る場合に握った指が凹部にかかるようになり、一層握り易く安定して持つことができるようになる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1〜図4はこの発明のカップホルダの一実施の形態にかかり、図1は外観斜視図、図2は正面図および左半分を省略した右側面図、図3は平面図、図4は2種類の簡易容器の装着保持状態の説明断面図である。
【0024】
このカップホルダ20は、2種類の簡易容器としての紙コップ1とインサートカップ5の底部を装着保持して使用するようにしたものであり、ホルダ底部21と、このホルダ底部21と一体に形成される取手22とで構成され、これらが合成樹脂で一体に成形されている。
【0025】
このカップホルダ20のホルダ底部21は、2種類の簡易容器1,5の底部外周を囲むことができる大きさとされた中空側壁23が内側に湾曲したつづみ形状に形成してあり、中空側壁23の内側に環状の底板24が設けられ、内周に上方に突き出す突出筒25が一体に形成してある。そして、このカップホルダ10のホルダ底部21の底板24には、紙コップ1の底部開口3の内周が嵌合される第1の保持装着部26が設けられるとともに、突出筒25には、インサートカップ5の段差のある円筒部7が嵌合される第2の保持装着部27が設けてある。
【0026】
紙コップ1用の第1の保持装着部26は、図3および図4に示すように、ホルダ底部21の底板24上に突出筒25から放射方向に突き出すリブ28が円周等間隔に複数個、図示例では6個形成されて構成され、これらリブ28の先端を結ぶ外径が紙コップ1の底部開口3の内径よりわずかに大きく、紙コップ1を押し込むことでしっかりと嵌合保持され、紙コップ1が倒れること無く保持できるようにしてあり、紙コップ1の嵌合を容易とするため各リブ28の上端部外周が滑らかに切り欠いてある。
【0027】
なお、この実施の形態では、ホルダ底部21の中空側壁23の内径が紙コップ1の底部開口3の外径とほぼ同一に形成してあり、各リブ28とで紙コップ1の底部開口3を押さえることができるようにしてある。
【0028】
次に、ホルダ底部21に設けられるインサートカップ5用の第2の保持装着部27は、インサートカップ5の段差のある円筒部7で構成された装着部を外周から押さえて保持するようになっており、ホルダ底部21の環状の突出筒25の内周面に中心側に突き出す保持突起29が円周等間隔に複数個、図示例では6個形成して構成してある。
【0029】
そして、これら複数個の保持突起29の先端を結ぶ円の内径がインサートカップ5の装着部となる円筒部7の外径より僅かに小さくしてあり、インサートカップ5を押し込むことでしっかりと嵌合保持でき、インサートカップ5が倒れること無く保持できるようにしてある。
【0030】
したがって、このカップホルダ20では、ホルダ底部21の第1の保持装着部26と第2の保持装着部27で簡易容器としての紙コップ1とインサートカップ5の底部を嵌合装着することでしっかり取り付けて自立させることができ、紙コップ1とインサートカップ5の底部だけで支持することができる。
【0031】
このホルダ底部21に一体に連結される取手22は、図1および図2に示すように、ホルダ底部21に下端が連結されて上方に突き出す取手連結部30が形成してあり、この取手連結部30がカップホルダ20のホルダ側壁部の一部をなすかのように配置されるが、カップホルダ20に嵌合装着される簡易容器1,5の側壁部とは接触しないようにしたり、僅かに接触するように配置してある。
【0032】
そして、この取手連結部30に略「3」の字状の取手22の上下端部22a,22bがそれぞれ連結され、これらを連結する中間の略「3」の字状の握り部22cが一体とされて取手22が構成されるようになっている。
【0033】
この取手22では、上端部22aの幅B1 が広く、下端部22bの幅B2 が狭く形成してあり、握り部22cも上端が広幅で下端が狭幅の略テーパ状に形成されるとともに、図2(b)に示すように、握り部22cの上下中間部2箇所に握った指がかかる凹部31が形成され、瓢箪状にくびれた形状としてある。
【0034】
さらに、この取手22では、取手22の握り部22cを握ってカップホルダ20を持ち上げようとすると、カップホルダ20が前方に倒れようとする荷重が加わり、通常、この荷重を取手22の上端部22aの上面に親指を乗せて押さえようとするが、次第に重く感じることになることから、握り部22cの外側下方に突き出して指当て部32が一体に形成してあり、例えば握り部22cに人差し指と中指を入れて握る場合に薬指を指当て部32に当てるようにして、安定してカップホルダ20を持ち上げることができるようにしてある。
【0035】
このように構成したカップホルダ20では、例えば紙コップ1を装着する場合には、図4の右側半分に示すように、紙コップ1の底部開口3をホルダ底部21の第1の保持装着部26を構成する放射方向のリブ28の外側に押し込むようにする。
【0036】
すると、紙コップ1は円周6箇所のリブ28にしっかりと嵌合保持され、底部だけで倒れること無く保持でき、取手22で持ち上げることができるとともに、取手22が上が広幅で下が狭い幅としてあるので握り易く、しかも握り部22cに凹部31と指当て部32が形成してあるので、一層安定して持ち上げることができる。
【0037】
また、カップホルダ20に、例えばインサートカップ5を装着する場合には、図4の左側半分に示すように、インサートカップ5の装着部となる円筒部7をホルダ底部21の第2の保持装着部27を構成する中心側の保持突起29の内側に押し込むようにする。
【0038】
すると、インサートカップ5は突出筒25の中心側の保持突起29にしっかりと嵌合保持され、底部だけで倒れること無く保持でき、取手22で安定して持ち上げることができるようになる。
【0039】
したがって、このカップホルダ20によれば、ホルダ底部21の第1の保持装着部26と第2の保持装着部27に簡易容器としての紙コップ1とインサートカップ5の底部を嵌合装着することで、底部だけでしっかり取り付けて自立させて支持することができる。
【0040】
これにより、このカップホルダ20で簡易容器である紙コップ1やインサートカップ5の側壁上部を押える必要がなく、カップホルダ20をホルダ底部21と取手22とで構成することができ、軽量化を図ることができるとともに、使用材料も少なくて済み、コスト低減を図ることもできる。
【0041】
また、このカップホルダ20では、取手22が上が広幅で下が狭い幅としてあるので握り易く、安定して持ち上げることができる。
【0042】
さらに、取手22に形成した握り部22cの凹部31に指をかけることで一層握り易く、しかも荷重の支持も容易となり、一層安定して持ち上げることができる。
【0043】
また、取手22の握り部22cの外側下方に突き出して形成した指当て部32によって、例えば握り部22cに人差し指と中指を入れて握る場合に薬指を指当て部32に当てることができ、取手22の握り部22cを握ってカップホルダ20を持ち上げようとするときに、カップホルダ20が前方に倒れようとする荷重をわずかな力で支持することができ、一層安定してカップホルダ20を持ち上げることができる。
【0044】
したがって、このカップホルダでは、側壁部分を設ける場合に、簡易容器を保持するための機能を必要とせず、形状などの設計を自由にすることができ、例えば、図5(a)に示すように、カップホルダ20のホルダ底部21の上部に連続して円筒状のホルダ側壁部33を形成するようにしたり、図5(b)に示すように、ホルダ底部21の上方に間隔を明けて環状のホルダ側壁部34を形成するようにすることもできるなど、デザインの多様化を図ることができ、ホルダ側壁部33,34を設ける場合には、ホットドリンク等を入れた簡易容器を装着した場合に、直接手などが触れないようにすることができる。
【0045】
次に、この発明のカップホルダの他の一実施の形態について、図6〜図9により説明するが、既に説明したカップホルダ20と同一部分には、同一記号を記し、説明は省略する。
【0046】
このカップホルダ40では、ホルダ底部21の上方にホルダ側壁部41が形成してあり、円筒体42の上端に僅かに外側に水平に突き出して環状の突出部43が合成樹脂で一体に成形されるとともに、円周方向等間隔に縦方向のU字状溝44が上端から中間部まで形成してあり、縦方向に分割されたホルダ側壁部41が形成されている。そして、ホルダ側壁部41のU字状溝44の約上半分の肉厚が薄くしてあり、軽量化および使用樹脂量の削減が図られている。
【0047】
このカップホルダ40では、ホルダ側壁部41の内径が装着される簡易容器である紙コップ1やインサートカップ5の側壁部の外径に応じて定めてあり、僅かに接触する状態で装着できるようにしたり、簡易容器の外径よりわずかに小さくすることでホルダ側壁部41を押し拡げて装着するようにし、ホルダ側壁部41で紙コップ1やインサートカップ5の側壁部を押えることができるようにする。なお、ホルダ底部21に形成される第1の保持装着部26および第2の保持装着部27の構成は既に説明したものと同一であり、紙コップ1やインサートカップ5を底部だけで保持することができる。
【0048】
このように構成したカップホルダ40によれば、ホルダ側壁部41を設けて簡易容器に直接手が触れないようにする場合にも、U字状溝44によってカップホルダ40の軽量化および使用樹脂量の削減を図ることができ、コスト低減を図ることができる。
【0049】
なお、これまでに説明した2つの実施の形態では、紙コップ1を嵌合保持する第1の保持装着部26を放射方向のリブ28で構成するようにしたが、これに限らず、図10に示すように、環状の突出筒28aやこれを分割した分割突出筒で構成するようにし、突出筒28aの外側に紙コップ1を嵌合するようにしても良く、インサートカップ5用の第2の保持装着部27の保持突起29を突出筒25の内側中間部に形成する場合に限らず、第2の保持装着部27の保持突起29aを突出筒25の内側上端に形成するようにしても良い。
【0050】
次に、この発明のカップホルダのさらに他の一実施の形態について、図11により説明するが、既に説明したカップホルダ20と同一部分には、同一記号を記し、説明は省略する。
このカップホルダ50は、ホルダ底部51と、参考例としての取手52と、ホルダ側壁部53とで構成されており、これらが水平リング54とこれを連結する連結部材55で一体に合成樹脂で形成されている。
【0051】
このカップホルダ50は、5本の水平リング54を備え、対角位置の2本の連結部材55を各水平リング54の内側に配置してほぼ等間隔に保持するようになっている。そして、下方の2本の水平リング54a,54b部分でホルダ底部51が構成され、水平リング54bが底板24と一体となっており、既に説明したホルダ底部21と同様に、底板24上の突出筒25に第1の保持装着部26と第2の保持装着部27とが形成されている。
【0052】
また、このカップホルダ50では、上方の3本の水平リング54c,54d,54e部分でホルダ側壁部53が構成され、これらの内周部に簡易容器としての紙コップ1やインサートカップ5が収納されるようになっており、簡易容器の側壁部とホルダ側壁部53の水平リング54c〜54eは接触しない隙間が形成されるようにしてある。
【0053】
さらに、5本の水平リング54を連結する2本の連結部材55のうち1本の連結部材55aの上端に連続して略逆J字状の参考例としての取手52が形成してあり、取手52の下端は下方に突き出すとともに、その幅が上が広くが狭くなるようにしてある。
【0054】
このように構成したカップホルダ50では、ホルダ底部51の第1の保持着部26および第2の保持装着部27によって既に説明したカップホルダ20の場合と同様に、簡易容器としての紙コップ1やインサートカップ5を底部だけで保持することができるとともに、水平リング54を連結部材55で間隔を明けて連結したホルダ側壁部53によって直接簡易容器に手が触れることを防止することができる。
【0055】
また、このカップホルダ50では、水平リング54と連結部材55とで構成してあるので、使用材料も少なく、軽量化を図ることができるとともに、コスト低減を図ることができ、しかもホルダ側壁部53で簡易容器を保持する必要がなく、これまでにない斬新なデザインにすることもできる。
【0056】
なお、上記各実施の形態では、簡易容器として紙コップ1とインサートカップ5を装着保持するカップホルダを例に説明したが、これら簡易容器に限らず他の形状のものであっても良く、特に図示例のような各簡易容器の側壁上部の外径がほぼ同一の場合に限るものでなく、外径に大きな差があっても良い。
【0057】
また、簡易容器は、底部の形状が2種類の大きさであれば、容器の容量など他の部分の大きさや形状は何等限定するものでなく、材質も紙製のものを2種類等としたり、合成樹脂製のものを2種類等としても良い。
【0058】
さらに、カップホルダにホルダ側壁部を設ける場合には、その形状は上記各実施の形態に限らず、内部に簡易容器を収納できるものであれば、簡易容器の側壁部と接触しないものや接触するものなど自由に設計するようにすれば良い。
【0059】
【発明の効果】
以上、実施の形態とともに具体的に説明したように、この発明の請求項1記載のカップホルダによれば、簡易容器の底部開口の内周が嵌合装着されて当該底部開口の内周のみで保持する第1の装着保持部およびこの簡易容器の底部開口より小径の簡易容器の底部外周に形成された装着部が嵌合装着されて当該底部外周の装着部のみで保持する第2の装着保持部を備えたホルダ底部と、このホルダ底部と一体に形成されて前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される握り部およびこの握り部の下方に突き出して前記カップホルダの前方への倒れを支持する指当て部を形成した取手とで構成するようにしたので、ホルダ底部の第1の装着保持部と第2の装着保持部とのそれぞれで2種類の簡易容器の底部を嵌合するだけで保持することができ、これ以外の部分での支持の必要をなくすことが可能となり、軽量化を図るとともに、コスト低減を図ることができ、自由なホルダ側壁部とすることができ、デザインの多様化にも対応することができる。
また、取手の握り部の下方に突き出して当該カップホルダの前方への倒れを支持する指当て部を形成するようにしたので、指をかけて握る場合に薬指が当たることで前方への倒れを防止するように支持でき、一層握り易く安定して持つことができる。
【0060】
また、この発明の請求項2記載のカップホルダによれば、ホルダ底部に下端部が連結されて一体に形成され、前記各簡易容器の側壁部を囲む縦方向に分割されたホルダ側壁部を備えるようにしたので、縦方向に分割されたホルダ側壁部によって、カップホルダの軽量化およびコスト低減を図ることができ、しかも簡易容器の側壁部に触れないようにすることができ、簡易容器の保持力を増大することもできる。
【0061】
さらに、この発明の請求項3記載のカップホルダによれば、ホルダ底部と平行で前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される水平リングをホルダ底部および取手と連結して構成したホルダ側壁部を備えるようにしたので、水平リングによって軽量化やコスト低減を図ることができるとともに、簡易容器の側壁部に触れないようにすることができ、デザインの多様化も図ることもできる。
【0062】
また、この発明の請求項4記載のカップホルダによれば、前記取手の握り部を、上方が広幅で下方が狭幅に形成するようにしたので、指をかけて握る場合に握り易く安定して持つことができる。
【0063】
さらに、この発明の請求項5記載のカップホルダによれば、前記取手の前記握り部に、握った指がかかる凹部を形成するようにしたので、指をかけて握る場合に握った指が凹部にかかるようになり、一層握り易く安定して持つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のカップホルダの一実施の形態にかかる外観斜視図である。
【図2】この発明のカップホルダの一実施の形態にかかる正面図および左半分を省略した右側面図である。
【図3】この発明のカップホルダの一実施の形態にかかる平面図である。
【図4】この発明のカップホルダの一実施の形態にかかる2種類の簡易容器の装着保持状態の説明断面図である。
【図5】この発明のカップホルダのそれぞれ他の一実施の形態にかかる外観斜視図である。
【図6】この発明のカップホルダのさらに他の一実施の形態にかかる平面図である。
【図7】この発明のカップホルダのさらに他の一実施の形態にかかる左半分を切欠いて示す部分断面図である。
【図8】この発明のカップホルダのさらに他の一実施の形態にかか左半分を省略した右側面図である。
【図9】この発明のカップホルダのさらに他の一実施の形態にかかる2種類の簡易容器の装着保持状態の説明断面図である。
【図10】この発明のカップホルダの他の一実施の形態にかかるホルダ底部の右半分を省略した拡大断面図および2種類の簡易容器の装着保持状態の右半分を省略した説明断面図である。
【図11】この発明のカップホルダの他の一実施の形態にかかり、(a)は参考例の取手とともに示すホルダの外観斜視図、(b)は2種類の簡易容器の装着保持状態の説明断面図である。
【図12】この発明のカップホルダの装着対象である簡易容器の断面図である。
【図13】従来のカップホルダの断面図である。
【符号の説明】
1 紙コップ(簡易容器)
3 底部開口
5 インサートカップ(簡易容器)
7 円筒部(装着部)
20 カップホルダ
21 ホルダ底部
22 取手
22c 握り部
25 突出筒
26 第1の保持装着部
27 第2の保持装着部
28 リブ
29 保持突起
30 取手連結部
31 凹部
32 指当て部
33,34 ホルダ側壁部
40 カップホルダ
41 ホルダ側壁部
42 円筒体
43 突出部
44 U字状溝
50 カップホルダ
51 ホルダ底
3 ホルダ側壁部
54 水平リング
55 連結部材

Claims (5)

  1. カップ状の簡易容器を装着保持するとともに、取手を備えたカップホルダであって、前記簡易容器の底部開口の内周が嵌合装着されて当該底部開口の内周のみで保持する第1の装着保持部およびこの簡易容器の底部開口より小径の簡易容器の底部外周に形成された装着部が嵌合装着されて当該底部外周の装着部のみで保持する第2の装着保持部を備えたホルダ底部と、このホルダ底部と一体に形成されて前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される握り部およびこの握り部の下方に突き出して前記カップホルダの前方への倒れを支持する指当て部を形成した取手とからなることを特徴とするカップホルダ。
  2. 前記ホルダ底部に下端部が連結されて一体に形成され、前記各簡易容器の側壁部を囲む縦方向に分割されたホルダ側壁部を備えることを特徴とする請求項1記載のカップホルダ。
  3. 前記ホルダ底部および前記取手と連結されるとともに、前記ホルダ底部と平行で前記各簡易容器の側壁部の外側に配置される水平リングを連結して構成したホルダ側壁部を備えることを特徴とする請求項1記載のカップホルダ。
  4. 前記取手の握り部を、上方が広幅で下方が狭幅に形成したことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のカップホルダ。
  5. 前記取手の前記握り部に、握った指がかかる凹部を形成したことを特徴とする請求項4記載のカップホルダ。
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