JP3614066B2 - 電話装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、電話装置に関し、網側で提供されるメッセージ録音サービスを利用した状況下で電話機側の着信拒否機能を利用可能とした電話装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来より、発信者の電話番号(以下、発IDという)を着信先に通知するサービス(以下、発信者番号通知サービスという)がNTT(日本電信電話株式会社)によって提供されている。このサービスは着信拒否などを行う場合に利用され、例えば端末に着信拒否を行いたい電話番号を登録しておき、その番号から着信を受けた場合は電話機の着信音を無鳴動にしたり着信ランプをオフにするなどしたりすることにより、いたずら電話などの着信を拒否することができる。
【0003】
一方、NTTは新サービスとして、通話中や不在時の着信を契約者に代わってセンタが応答し、発信者のメッセージを録音するとともに、契約者にメッセージが録音されている旨を通知するサービス(名称:マジックボックス)を提供するようになった。
【0004】
図5は、マジックボックスを示す説明図である。同図に示すように、発信者の端末20から契約者の端末1に対して発信があった際に、契約者が話中または不在で所定回数のコールをしても電話に出ない場合に、センタ22に設置された音声蓄積装置が代わりに応答して、発信者のメッセージを録音する。発信者のメッセージは、NTTのネットワーク21(契約者収容交換機23およびセンタ収容交換機24などによって構成されている)を介して音声蓄積装置に録音され、録音が完了すると、音声蓄積装置は契約者に対してメッセージが登録されたことを通知する。
【0005】
話中であれば通話終了後に、契約者に対して直ちに発呼する。契約者が応答すると、例えば「こちらはNTTです。ただいま、2件のメッセージをお預かりしております。」と合成音のアナウンスを流してから、先ほど録音しておいた発信者からの1件目のメッセージを再生する。その後、「このメッセージは11月1日午前9時3分に03−3456−7890の方からお預かりしたメッセージです。」と同様にしてアナウンスを流す。その際に、契約者は必要に応じて端末1から所定のキー入力を行うことにより、メッセージの消去または記憶保持を行うことができる。そして、この操作の後に上記同様にして、2件目のメッセージが流れ、所定のキー入力によってメッセージの消去または記憶保持を行うことができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来においては、着信拒否とマジックボックスとを併用しようとした場合、着信拒否を行った電話番号からのメッセージがセンタに記録されてしまうことがあった。もちろん、NTTが提供する迷惑電話おことわりサービスを利用すれば、このサービスが優先して作動するため、迷惑電話として登録されている電話番号からのメッセージが録音されることはないが、このサービスを使用するためには、いちいちNTTに対して着信拒否したい電話番号を登録する手間がかかるという問題がある。したがって、従来においては電話機側の簡単な操作だけで着信拒否とマジックボックスとを利用することはできなかった。
本発明は、このような課題を解決するためのものであり、電話機側の簡単な操作だけで、マジックボックスを利用した状況下でも着信拒否を行うことができる電話装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
このような目的を達成するために、本発明に係る電話装置は、収容する電話装置に対するメッセージ録音サービスとして、当該電話装置への着信に対し利用者に代わって応答して発信者からのメッセージを録音し、その後に電話装置を呼び出して発信者を示す発IDを含む音声アナウンスを送出することによりメッセージの受信を通知し、電話装置から送信された制御信号に応じてメッセージの再生および消去を行う、という一連のサービスを提供する交換機に接続されて、メッセージ録音サービスを自動制御する電話装置において、交換機からのメッセージ受信を通知する音声アナウンスから当該発信者を示す発IDを音声認識によって抽出する音声認識手段と、着信拒否する発信者を示す着信拒否IDを記憶保持する記憶手段と、音声認識手段で抽出された発IDと着信拒否IDとの一致に応じて、交換機に録音されている当該発IDの発信者からのメッセージの消去を指示する制御信号を交換機へ送信する制御手段とを備える。
このように構成することにより本発明は、センタ内に録音されたいたずら電話を契約者が聞く前に消去してしまうため、電話機側の簡単な操作だけでマジックボックスを利用した状況下でも着信拒否を行うことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次に、本発明の一つの実施の形態について図を用いて説明する。
図1は、本発明の一つの実施の形態を示すブロック図である。同図に示すように、契約者が保有する端末1は、回線2と、着信検出部3と、スイッチ4と、電話番号送出部5と、キー入力部6と、着信した音声を解析する音声認識部7と、着信時に通知される発信者番号を受信する発信者番号検出部8と、RAMやROM等で構成されて各種の制御プログラムおよびメッセージの記録に用いられるメモリ9と、各部の制御および演算等を行う制御部10と、スイッチ11と、フックスイッチ12と、通話回路13と、増幅器14と、着信音に係る信号出力する音源部15と、LCDや蛍光表示管等で構成されて発信者番号や着信記録等を表示する表示器16と、ハンドセット17と、スピーカ18とを備えている。
【0009】
ここで、本実施の形態の動作について、端末側とセンタ側とに分けて説明する。
図2は、端末側の動作を示すフローチャートである。まず、端末1はセンタ22からメッセージ着の受信を受けると(ステップ101)、センタ22に対して再生コマンドを自動的に送信して録音されているメッセージを受信する(ステップ102,103)。このとき、端末1においては受信したメッセージの音声での再生は行わず、音声認識部7を使ってメッセージの解析を行い(ステップ104)、アナウンス中の発信者の電話番号(発ID)を抽出する。
【0010】
制御部10は、抽出された電話番号と予めメモリ9等に登録されている拒否番号(着信拒否ID)とを比較し、両者が一致した場合に消去コマンドをセンタ22に向けて送信する(ステップ105,106)。その他のメッセージがあれば、ステップ102に戻って上記手順を繰り返した後に終了処理を行う(ステップ108)。その結果、センタ22が受信したメッセージのうち、拒否番号と一致するもののみを消去することができる。以上の手順が完了した時点で、センタ22に対して再度アナウンスするように通知し、今度は受信したアナウンスの音声を再生し、通常のマジックボックスにおける再生処理等を行う。なお、以上の手順を示すシーケンスは図4に示すとおりである。
【0011】
図3は、センタ側の動作を示すフローチャートである。同図に示すように、契約者の不在や通話中などによって通話がセンタ22に切り替えられると、録音処理を開始する(ステップ201,202)。録音が終了するとメッセージを受信したことを端末1に通知する(ステップ203,204)。端末1からメッセージの再生コマンドを受信すると、録音されているメッセージを端末1に対して送信する(ステップ206)。その後、端末1から消去コマンドを受信した場合は消去処理を行い(ステップ207,208)、保存コマンドを受信した場合は保存処理を行う(ステップ209、210)。これらの消去/保存処理はマジックボックスで決められた手順に従う。次のメッセージの再生コマンドを受信した場合は、ステップ206に戻って上記手順を繰り返す(ステップ211)。なお、以上の手順を示すシーケンスは図4に示すとおりである。
【0012】
以上においては、受信したメッセージを音声解析することにより、着信拒否の電話番号か否かを識別していたが、本発明には後述のような変形例がある。すなわち、通話中にキャッチホン・ディスプレイを併用することにより、発信元の電話番号が拒否番号と一致した場合に、発信元からの回線を自動的に切断し、センタ22にメッセージを録音させないようにしてもよい。キャッチホン・ディスプレイとは、NTTによって提供されるサービスの一つであり、通話中に着信のあった電話番号を端末1の表示器16に表示するサービスである。なお、不在時であればキャッチホン・ディスプレイの代わりに、通常の発信者番号通知サービスを利用すればよい。
【0013】
また、不在時に拒否番号から着信があった場合に、直ちに応答してメッセージを端末1内に録音してから消去するようにしてもよい。もちろん、拒否番号と一致した場合は、一旦応答してから即座に回線を開放するようにしてもよいが、それではいたずら行為を実行できなかった発信者が再度電話をかけてくる恐れがある。そのため、上述のように応答してメッセージを録音し、録音したメッセージを消去するようにすれば、いたずら行為を実行できた発信者は満足するため、しばらくの間電話をかけてこなくなることが期待される。なお、メッセージを消去した場合、発信者の電話番号およびメッセージを消去した旨を着信記録としてメモリ9等に記録しておけば、契約者はどの電話番号からいたずら電話があったのかを後で知ることができる。
【0014】
【発明の効果】
以上説明したとおり本発明は、交換機からのメッセージ受信を通知する音声アナウンスから当該発信者を示す発IDを音声認識によって抽出する音声認識手段と、着信拒否する発信者を示す着信拒否IDを記憶保持する記憶手段と、音声認識手段で抽出された発IDと着信拒否IDとの一致に応じて、交換機に録音されている当該発IDの発信者からのメッセージの消去を指示する制御信号を交換機へ送信する制御手段とを備える。
したがって、本発明は電話機側の簡単な操作だけで、マジックボックスを利用した状況下でも着信拒否を行うことができる。上記においてはマジックボックスを例としてあげたが、同様のサービスに対して本発明が適用できることは言うまでもない。なお、上述の発IDは電話番号に限られるものではなく、発信者を識別できるのであればその他の情報であってもよく、例えば暗証番号などを用いてもよい。着信拒否IDについても同様である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一つの実施の形態を示すブロック図である。
【図2】端末側の動作を示すフローチャートである。
【図3】センタ側の動作を示すフローチャートである。
【図4】動作手順を示すシーケンス図である。
【図5】NTT(日本電信電話株式会社)によって提供されているマジックボックスを示す説明図である。
【符号の説明】
1…端末、2…回線、3…着信検出部、4…フックスイッチ、5…電話番号送出部、6…キー入力部、7…音声認識部、8…発信者番号検出部、9…メモリ、10…制御部、11…スイッチ、12…フックスイッチ、13…通話回路、14…増幅器、15…音源部、16…表示器、17…ハンドセット、18…スピーカ、20…端末、21…NTTのネットワーク、22…センタ、23…契約者収容交換機、24…センタ収容交換機。
Claims (1)
- 収容する電話装置に対するメッセージ録音サービスとして、当該電話装置への着信に対し利用者に代わって応答して発信者からのメッセージを録音し、その後に前記電話装置を呼び出して前記発信者を示す発IDを含む音声アナウンスを送出することにより前記メッセージの受信を通知し、前記電話装置から送信された制御信号に応じて前記メッセージの再生および消去を行う、という一連のサービスを提供する交換機に接続されて、前記メッセージ録音サービスを自動制御する電話装置であって、
前記交換機からのメッセージ受信を通知する音声アナウンスから当該発信者を示す発IDを音声認識によって抽出する音声認識手段と、
着信拒否する発信者を示す着信拒否IDを記憶保持する記憶手段と、
前記音声認識手段で抽出された発IDと前記着信拒否IDとの一致に応じて、前記交換機に録音されている当該発IDの発信者からのメッセージの消去を指示する制御信号を前記交換機へ送信する制御手段と
を備えたことを特徴とする電話装置。
Priority Applications (1)
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JP36938599A JP3614066B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 電話装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (2)
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JP2001186245A JP2001186245A (ja) | 2001-07-06 |
JP3614066B2 true JP3614066B2 (ja) | 2005-01-26 |
Family
ID=18494289
Family Applications (1)
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JP36938599A Expired - Fee Related JP3614066B2 (ja) | 1999-12-27 | 1999-12-27 | 電話装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3614066B2 (ja) |
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1999
- 1999-12-27 JP JP36938599A patent/JP3614066B2/ja not_active Expired - Fee Related
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