JP3611741B2

JP3611741B2 - Device for changing the front / rear position of automobile seat

Info

Publication number: JP3611741B2
Application number: JP12531599A
Authority: JP
Inventors: 和雄戎本; 憲司津村; 宏行鈴木
Original assignee: Daihatsu Motor Co Ltd; Shiroki Corp
Current assignee: Daihatsu Motor Co Ltd; Shiroki Corp
Priority date: 1999-04-30
Filing date: 1999-04-30
Publication date: 2005-01-19
Anticipated expiration: 2019-04-30
Also published as: JP2000313261A

Description

【０００１】
【発明が属する技術分野】
本発明は、自動車の車室フロア上に設けられるシートの位置が前後に可変となるようにした自動車用シートの前後位置可変装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】
上記自動車用シートの前後位置可変装置には、従来、特開平９‐２７２３６６号公報で示されるものがある。
【０００３】
上記公報のものによれば、車室フロア上にレール手段によりシートが前後に移動可能に設けられ、また、上記レール手段が上記車室フロアに固定される固定レールと、この固定レールに前後に移動自在に支持されると共に上記シートを支持する可動レールとを備えている。上記シートは、上記可動レールに支持されるシートクッションと、このシートクッションの後端部側から上方に突出して起立姿勢とされるシートバックと、このシートバックが前下方に向って回動可能となるようこのシートバックと上記シートクッションを枢支させる枢支手段とを備えている。
【０００４】
また、上記シートを、その前後の任意移動位置で上記固定レールに係脱可能に係止させる係止手段と、手動による操作力を入力してこの係止手段による係止を解除可能とする操作手段と、上記シートバックの回動動作を上記係止手段側に伝達してその係止を解除可能とする伝達手段とが設けられている。
【０００５】
上記操作手段は、上記シートクッションの側面に沿って前後に延び枢支軸により上下に回動可能となるよう上記シートクッションに枢支される操作レバーと、上記シートクッションの前端部に枢支されて上記操作レバーの前端部と互いに連動するよう連結される操作部とを備えている。一方、上記伝達手段は、上記シートクッションの側面に回動可能に枢支されるオープンレバーを備え、このオープンレバーは、上記操作レバーの後端部と互いに連動するよう連結されると共に、上記シートバックに連動するよう連結されている。
【０００６】
そして、上記シートへの前後方向での着座位置を所望位置に変更させようとするときには、上記操作部を操作してこれを回動させる。すると、この操作部の回動に連動する操作レバーを介して上記係止手段による係止が解除され、上記シートはレール手段により前後の所望位置にまで移動可能とされ、これにより、着座位置が可変とされる。
【０００７】
一方、上記シートの後方に位置する後部車室に対し車外から乗車しようとするときには、まず、上記シートバックを前下方に向って回動させる。すると、上記後部車室は前方に向って広げられる。
【０００８】
また、上記したシートバックの回動に伝達手段のオープンレバーを介し上記操作レバーが連動し、上記したと同様に係止手段による係止が解除され、上記シートの移動が自動的に可能となる。そこで、このシートを全体的に前方移動させると、上記後部車室は前方に向ってより大きく広げられる。よって、この後部車室への車外からの乗車が容易にできることとなり、つまり、ウォークイン機能が得られる。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、上記従来の技術では、シートクッションの側面に操作手段と伝達手段の各構成部品が配設されるが、特に、シートクッションの上下方向の幅寸法が小さい場合には、上記操作手段と伝達手段の各構成部品は、これら構成部品が上記シートクッションに着座した着座者の邪魔にならないようにするためや、シート周りの見栄えを良好に保つためなどでシートクッションの側面に沿って上下方向でコンパクトに配設させることが求められる。
【００１０】
しかし、前記従来の技術における伝達手段のオープンレバーは、その上端部が上記シートクッションの側面に枢支され下端側が前後に揺動可能とされるものであって上下方向の寸法が大きいことから、上記したように操作手段と伝達手段の各構成部品をシートクッションの側面に沿って上下方向でコンパクトに配設させるということは容易ではない。
【００１１】
本発明は、上記のような事情に注目してなされたもので、シートを前後の所望位置で車室フロア側に固定させるよう係止可能とさせる係止手段と、この係止手段による係止を解除可能とする操作手段と、上記シートのシートバックの前下方への回動を上記係止手段側に伝達してその係止を解除可能とする伝達手段とを設け、上記シートのシートクッションの側面に上記操作手段と伝達手段の各構成部品を配設させるようにした場合に、これら構成部品を上記シートクッションの側面に沿って上下方向でコンパクトに配設できるようにすることを課題とする。
【００１２】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するための本発明の自動車用シートの前後位置可変装置は、次の如くである。
【００１３】
請求項１の発明は、車室フロア２上にレール手段６によりシート７を前後に移動可能に設け、上記レール手段６が上記車室フロア２に固定される固定レール１０と、この固定レール１０に前後に移動自在に支持されると共に上記シート７を支持する可動レール１１とを備え、上記シート７が上記可動レール１１に支持されるシートクッション１３と、このシートクッション１３の後端部側から上方に突出して起立姿勢とされるシートバック１４と、このシートバック１４が前下方に向って回動（Ａ）可能となるようこのシートバック１４と上記シートクッション１３を枢支させる枢支手段１５とを備え、上記シート７を上記固定レール１０に係脱可能に係止させる係止手段２５と、操作力を入力してこの係止手段２５による係止を解除可能とする操作手段３３と、上記シートバック１４の回動動作を上記係止手段２５側に伝達してその係止を解除可能とする伝達手段４７とを設けた自動車用シートの前後位置可変装置において、
【００１４】
上記操作手段３３が、上記シートクッション１３の側面に沿って前後に延び枢支軸３５により上下に回動可能となるよう上記シートクッション１３に枢支される操作レバー３４と、この操作レバー３４に形成される操作部３７とを備え、上記伝達手段４７が、上記シートクッション１３の側面に沿って前後に移動可能となるようこのシートクッション１３に支持される可動体４０と、この可動体４０と上記操作レバー３４とを連結するリンク４５と、上記シートバック１４と共に回動する連動アーム４８と、この連動アーム４８と上記可動体４０とを連結する連動機構４９とを備え、上記操作部３７への操作（Ｃ）と、上記シートバック１４の回動（Ａ）とのうち、少なくともいずれか一つの動作に上記操作レバー３４を介し上記係止手段２５が連動してこれによる係止が解除されるようにしたものである。
【００１５】
請求項２の発明は、請求項１の発明に加えて、上記操作レバー３４における上記枢支軸３５から操作部３７に至る部分３４ｂと、上記操作部３７とを上記枢支軸３５よりも上側に位置させ、上記部分３４ｂの下側に上記可動体４０を配設したものである。
【００１６】
請求項３の発明は、請求項１、もしくは２の発明に加えて、上記レール手段６とシート７との間に配設されて上記レール手段６をその上方から覆うカバー体５９を設けたものである。
【００１７】
請求項４の発明は、請求項３の発明に加えて、上記シート７がそのシートクッション１３から下方に突出してこのシートクッション１３を上記可動レール１１に支持させる支持脚１９，２０を備え、上記カバー体５９に形成され上記支持脚１９，２０を貫通させると共にこれら支持脚１９，２０の前後移動を許容するスリット６３，６４を設けた自動車用シートの前後位置可変装置において、
【００１８】
上記スリット６３，６４を通して、上記係止手段２５と上記操作レバー３４とを連動させるようにしたものである。
【００１９】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図面により説明する。
【００２０】
図１〜３において、符号１は、自動車の車体であり、矢印Ｆｒこの自動車の前方を示している。なお、下記する左右とは上記前方に向っての車体１の幅方向をいうものとする。
【００２１】
上記車体１は板金製の車室フロア２を有し、この車室フロア２の上側における車体１内部の空間が車室３とされている。この車室３に助手席としてのシート装置５が設けられている。このシート装置５は、上記車室フロア２上にスライド式のレール手段６により前後に移動可能となるように支持されるシート７を備え、このシート７は、その前方から着座者が着座可能とされている。
【００２２】
上記レール手段６は、前後に延び上記車室フロア２に締結具９により締結されて固定される左右一対の固定レール１０と、前後に延びこれら各固定レール１０にそれぞれ前後にのみ移動可能に支持されると共に上記シート７を支持する左右一対の可動レール１１とを備えている。
【００２３】
上記シート７は、上記したレール手段６の左右可動レール１１の上方に配設されてほぼ水平姿勢とされるシートクッション１３と、このシートクッション１３の後端部側から上方に突出して起立姿勢とされるシートバック１４と、このシートバック１４がその起立姿勢から前下方に向って往回動（矢印Ａ）、復回動（Ａと逆）可能となるようこのシートバック１４の下端部と上記シートクッション１３の後端部とを互いに枢支させる枢支手段１５とを備えている。
【００２４】
上記枢支手段１５は上記シートバック１４をシートクッション１３に対し任意の角度に保持可能であり、つまり、上記シート７はリクライニング式とされている。また、上記シートクッション１３は、シートクッションフレーム１７と、このシートクッションフレーム１７に支持されてこのシートクッションフレーム１７を全体的に覆う弾性のシートクッション本体１８とを備えている。
【００２５】
また、上記シート７は、上記シートクッション１３のシートクッションフレーム１７から下方に突出してこのシートクッション１３を上記レール手段６の各可動レール１１に支持させる左右一対の前支持脚１９，１９、および左右一対の後支持脚２０，２０を備えている。上記前支持脚１９，１９はその各下端部が上記各可動レール１１の前端部に前後回動可能となるよう枢支軸２２により枢支されている。また、上記後支持脚２０，２０はその各下端部が上記各可動レール１１の後端部に対し上下方向で接離可能に接合させられて支持されている。
【００２６】
全図において、上記シート７の前後方向での任意移動位置で、このシート７を上記車室フロア２側である固定レール１０に係脱可能に係止させてその位置に固定させる係止手段２５が設けられている。
【００２７】
上記係止手段２５は、上記各固定レール１０にその長手方向（前後方向）に沿って複数形成される係止突起である係止部２６と、上記各可動レール１１に沿って配設され前後に延びる係止アーム２７と、これら各係止アーム２７の一端部（後端部）側が上下に回動可能となるよう上記各係止アーム２７の他端部（前端部）を上記可動レール１１に枢支させる枢支軸２８と、上記係止アーム２７の回動端部２７ａに形成されてその回動に伴い上記係止部２６のうちのいずれかに選択的に係脱可能に係止される係止孔である被係止部２９と、上記係止部２６に被係止部２９を係止させるよう上記各係止アーム２７を弾性的に付勢する（矢印Ｂ）不図示のばねとを備えている。
【００２８】
外部からの操作力を入力して、上記係止手段２５による係止を解除可能とする操作手段３３が設けられている。
【００２９】
上記操作手段３３は、上記シートクッション１３の左右各側面に沿ってそれぞれ前後に延びる操作レバー３４と、これら各操作レバー３４の前後方向の中途部を上記シートクッションフレーム１７に枢支させて上記操作レバー３４の前、後端部側をそれぞれ上下に回動可能となるよう枢支させる枢支軸３５と、上記操作レバー３４の一方側（前側）の回動端部に形成され操作力の直接的な入力部である操作部３７と、上記シートクッション１３の左右各側面に沿ってそれぞれ前後に長く延びるよう上記シートクッションフレーム１７に形成される長孔形状のガイド孔３９と、上記シートクッション１３の左右各側面に沿ってそれぞれ前後に移動（摺動）可能となるよう上記各ガイド孔３９に嵌合させられて支持される可動体４０と、上記操作レバー３４と可動体４０とを互いに連動させるよう連結させる連動手段４２とを備えている。なお、上記操作部３７は、左右操作レバー３４，３４のうちの一側（左側）のもののみに形成されている。
【００３０】
上記連動手段４２は、上記操作レバー３４における上記枢支軸３５から操作部３７に至る部分３４ｂに一端部が枢支軸４３により枢支され他端部が上記可動体４０に枢支され、つまり、上記操作レバー３４と可動体４０とを互いに連動するよう連結させるリンク４５を備え、上記枢支軸４３は、上記操作レバー３４の枢支軸３５の周方向にのみ移動するよう上記シートクッションフレーム１７に形成されたガイド孔４６に嵌合させられている。
【００３１】
上記左右操作レバー３４，３４のうち、一側（左側）の操作レバー３４とシートバック１４とを互いに連動するよう連結させて、このシートバック１４の回動動作を上記係止手段２５側に伝達しその係止を解除可能とさせる伝達手段４７が設けられている。
【００３２】
上記伝達手段４７は、上記操作手段３３の構成部品であるガイド孔３９、可動体４０、枢支軸４３、枢支軸４４、リンク４５、およびガイド孔４６を共用して備え、かつ、これに加えて、上記シートバック１４の回動中心と同じ軸心上に設けられてこのシートバック１４と共に回動する連動アーム４８と、この連動アーム４８と上記可動体４０とを互いに連動するよう連結させるケーブル手段である連動機構４９とを備えている。また、この連動機構４９は、両端部が上記シートクッションフレーム１７に固定されるアウタチューブ５０と、このアウタチューブ５０に摺動可能に嵌入されて上記連動アーム４８と可動体４０とを互いに連結させるケーブル５１とを備えている。
【００３３】
上記の場合、係止手段２５による係止を解除させようとして、シートバック１４を回動動作（Ａ）させ前傾姿勢（図２中一点、二点鎖線）とさせた際の傾角は所定値とされるため、上記係止手段２５の係止を解除させるために必要な可動体４０の移動量は、上記連動アーム４８の長さを所定長さに定めること等によって確保される。
【００３４】
前記連動手段４２は、左右操作レバー３４，３４のうち、上記した一側（左側）の操作レバー３４に対応する可動体４０と、他側（右側）の操作レバー３４に対応する可動体４０とを互いに連動するよう連結させるケーブル手段５３とを備え、このケーブル手段５３は、両端部が上記シートクッションフレーム１７に固定されるアウタチューブ５４と、このアウタチューブ５４に摺動可能に嵌入されて上記両可動体４０，４０を互いに連結させるケーブル５５とを備えている。
【００３５】
上下方向で、上記レール手段６とシート７との間に配設されて、上記レール手段６をその上方から平面視で全体的に覆い、かつ、車室フロア２に支持される樹脂製のカバー体５９が設けられている。このカバー体５９は、上記シート７のシートクッション１３の下面に上下方向で近接してほぼ水平に延びるカバー体本体６０と、このカバー体本体６０の前端縁から下方に向って一体的に下方に向って延出して、上記レール手段６をその前方から全体的に覆う延出板６１とを備えている。
【００３６】
上記カバー体５９に形成されて前記支持脚１９，２０の上下方向の各中途部を貫通させる前、後スリット６３，６４が設けられている。また、上記カバー体５９に形成されて上記操作レバー３４の他方側（後側）の回動端部３４ａを貫通させるスリット６５が設けられている。
【００３７】
上記各スリット６３〜６５は、上記シート７が前後に移動するとき、このシート７の各支持脚１９，２０と、このシート７の移動に伴い移動する上記操作レバー３４のそれぞれの前後移動を許容するよう前後に長く形成されている。
【００３８】
上記シート７への前後方向での着座位置を任意所望位置に変更させようとするときには、上記操作部３７を上方回動（矢印Ｃ）するよう操作する。すると、上記操作部３７と共に上記左側の操作レバー３４の部分３４ｂが上方回動し、これに上記連動手段４２を介し左側の可動体４０が連動して後方移動すると共に、この可動体４０に上記ケーブル手段５３を介して右側の可動体４０が連動して後方移動し、この可動体４０に上記連動手段４２を介し右側の操作レバー３４の部分３４ｂが連動して上方回動する。
【００３９】
すると、上記各操作レバー３４の部分３４ｂの上方回動に伴い、その各回動端部３４ａ側が下方回動（矢印Ｄ）し、これら操作レバー３４の回動端部３４ａ側に上記各係止アーム２７の回動端部２７ａ側が連動して下方回動（Ｂと逆）させられ、上記係止部２６に対する被係止部２９の係止が解除され、つまり、係止手段２５による係止が解除される（図１，４中一点鎖線）。
【００４０】
上記した係止手段２５の係止の解除により、上記シート７は上記レール手段６により前後の所望位置にまで移動可能とされ、ここで、上記操作部３７への操作を解除すれば、上記各係止アーム２７の回動端部２７ａ側がばねの付勢力で上方回動させられて上記被係止部２９が係止部２６に係止させられ（各図中実線）、その位置に上記シート７が固定される。このようにして着座位置が可変とされる。
【００４１】
一方、上記シート７の後方に位置する後部車室に対し車外から乗車しようとするときには、まず、上記シートバック１４を前下方に向って往回動（Ａ）させる（図２中一点鎖線）。すると、上記後部車室が前方に向って広げられる。
【００４２】
また、上記したシートバック１４の往回動（Ａ）に上記伝達手段４７の左側の可動体４０が連動して後方移動すると共に、この可動体４０に上記ケーブル手段５３を介して右側の可動体４０が連動して後方移動し、これら各可動体４０にそれぞれ連動手段４２を介し上記各操作レバー３４の部分３４ｂが連動して上方回動（Ｃ）する。すると、前記したと同様に、これら各操作レバー３４の部分３４ｂの上方回動（Ｃ）に伴い、その各回動端部３４ａ側が下方回動（Ｄ）し、もって、上記係止手段２５による係止が解除される（図１，４中一点鎖線）。そこで、このシート７を全体的に前方移動させると（図１，２中三点鎖線）、上記後部車室は前方に向ってより大きく広げられる。よって、この後部車室への車外からの乗車が容易にできることとなり、つまり、ウォークイン機能が得られる。
【００４３】
図６において、上記シートバック１４をより大きく往回動（Ａ）させて、このシートバック１４をシートクッション１３上に重ね合わせ（図中実線）、この状態で、前記枢支軸２２を中心として上記シートクッション１３とシートバック１４とを前上方に回動させれば、上記シート７を前後にコンパクトな収納姿勢にできることとされている（図中一点鎖線）。
【００４４】
上記構成によれば、シート７を前後の任意所望位置で車室フロア２側である固定レール１０に固定させるよう係止可能とさせる係止手段２５と、この係止手段２５による係止を解除可能とする操作手段３３と、上記シート７のシートバック１４の前下方への回動を上記係止手段２５側に伝達してその係止を解除可能とする伝達手段４７とを設け、上記シート７のシートクッション１３の側面に上記操作手段３３と伝達手段４７の各構成部品である操作レバー３４と可動体４０とを配設させるようにした場合に、上記操作レバー３４は前後に延びるものであると共に、上記操作レバー３４とシートバック１４とを互いに連動させる伝達手段４７の可動体４０は、前後に移動可能とされており、上記操作レバー３４と、可動体４０の移動軌跡とのそれぞれの上下方向の寸法は小さく抑えられる。
【００４５】
よって、上記操作手段３３と伝達手段４７の各構成部品である操作レバー３４と可動体４０との上下方向の寸法は小さく抑えられることから、上記シートクッション１３の上下方向の幅寸法が小さいとしても、上記各構成部品は上記シートクッション１３の側面に沿って上下方向でコンパクトに配設させられる。
【００４６】
また、上記したように、係止手段２５による係止を解除させる操作レバー３４は上下に回動するものであるのに対し、上記シートバック１４の回動動作を上記連動機構４９を介し操作レバー３４に伝達しこの操作レバー３４を介し係止手段２５による係止を解除可能とする伝達手段４７の可動体４０は前後に移動するものとなっている。
【００４７】
そこで、上記したように操作レバー３４と可動体４０の作動方向が異なることを利用して、操作レバー３４の回動量と可動体４０の移動量との比の値を定めて、上記操作レバー３４への操作性が向上させられている。
【００４８】
また、上記の場合、操作レバー３４を回動操作し、もしくは、上記シートバック１４に連動機構４９と可動体４０とを介し上記操作レバー３４を連動させて上記係止手段２５の係止を解除させようとするとき、この係止手段２５の係止を解除させるのに必要な連動機構４９の作動量や可動体４０の前後の移動量に比べて、操作レバー３４の回動端の上下の回動量（弦の寸法）を小さくさせるなど、操作レバー３４の上下の回動量をより小さくさせてもよい。
【００４９】
上記のようにすれば、操作レバー３４の回動軌跡をコンパクトにできることから、上記したように、シートクッション１３の上下方向の幅寸法が小さいとしても、上記操作レバー３４がシートクッション１３に着座した着座者の邪魔になることが回避されると共に、上記操作レバー３４のシートクッション１３の側方への配設の自由度が向上する。
【００５０】
また、上記伝達手段４７の連動機構４９などの寸法誤差により、係止手段２５の係止を解除させる上で、上記可動体４０の移動量が多少過大になるとしても、上記操作レバー３４の回動軌跡は小さく抑制されて操作上の支障が生じることは回避され、よって、上記伝達手段４７には多少の誤差が許容されることから、その分、この伝達手段４７の成形や組み付け作業がし易くなる。
【００５１】
更に、上記伝達手段４７の連動アーム４８は、シートバック１４の回動中心と同じ軸心上に設けられてこの軸心回りで上記シートバック１４と共に回動することとされているため、上記連動アーム４８はシートバック１４の側方近傍に位置している。
【００５２】
よって、上記連動アーム４８がシートクッション１３の側方に配設される操作手段３３の操作レバー３４や操作部３７と干渉し合うということが防止され、上記操作手段３３の配設の自由度が向上する。
【００５３】
また、前記したように、操作レバー３４における上記枢支軸３５から操作部３７に至る部分３４ｂと、上記操作部３７とは上記枢支軸３５よりも上側に位置させられ、上記枢支軸３５の前方で上記部分３４ｂの下側近傍に上記可動体４０が配設されている。
【００５４】
ここで、上記係止手段２５はレール手段６に対し設けられるものであってシート７よりも下側に位置するため、上記係止手段２５と操作レバー３４との連動の構成をより簡単にさせる上で、上記操作レバー３４は上記シートクッション１３の側面におけるより下部側に上記枢支軸３５により枢支させられている。この場合、単に、操作レバー３４を低い位置で枢支させると、この操作レバー３４に形成した操作部３７はシート７に着座した着座者から下方に大きく離れることとなって、この操作部３７への操作がし難くなるおそれがある。
【００５５】
そこで、上記したように、操作レバー３４における操作部３７を枢支軸３５よりも上側に位置させたのであり、これにより、上記操作部３７は上下方向で着座者に近づくこととなって、この操作部３７への操作が容易にできることとされている。
【００５６】
また、上記したように、操作レバー３４における枢支軸３５から操作部３７に至る部分３４ｂと、操作部３７とはより高く位置させられていて、上記部分３４ｂの下側に余剰空間が生じている。そして、この余剰空間が利用されて可動体４０が配設されており、このため、上記操作手段３３は、その操作部３７への操作が容易とされたものでありながら、上記シートクッション１３の側面に沿って上下方向にコンパクトに配設され、これはシート７周りの見栄えの点で好ましい。
【００５７】
また、前記したように、レール手段６とシート７との間に配設されて上記レール手段６をその上方から覆うカバー体５９が設けられている。
【００５８】
このため、上記レール手段６が外観上容易に見えることは防止されて、シート７周りの見栄えが向上させられている。
【００５９】
また、上記したようにカバー体５９を設けると、このカバー体５９の配設の分、シートクッション１３の上下方向の幅寸法がより小さく抑制されるが、前記したように、操作手段３３は上下寸法が小さく抑えられるため、この操作手段３３は上記シートクッション１３の側面に上下方向でコンパクトに配設させられ、よって、シート７周りの見栄えが十分に向上させられている。
【００６０】
図４中二点鎖線で示すように、上記シート７がそのシートクッション１３から下方に突出してこのシートクッション１３を上記可動レール１１に支持させる支持脚１９，２０を備え、上記カバー体５９に形成され上記支持脚１９，２０を貫通させると共にこれら支持脚１９，２０の前後移動を許容するスリット６３，６４が設けられた場合において、上記スリット６３，６４を通して、上記係止手段２５と上記操作レバー３４とが連動させられている。
【００６１】
このため、上記支持脚１９，２０を貫通させるためのスリット６３，６４が、上記係止手段２５と操作レバー３４との連動に利用されることから前記スリット６５は不要となり、その分、上記操作手段３３の構成が更に簡単になると共に、その成形も容易となる。
【００６２】
なお、以上は図示の例によるが、連動機構４９やケーブル手段５３はリンク機構であってもよい。また、上記操作レバー３４の部分３４ｂを係止アーム２７の回動端部２７ａと連動させ、上記操作部３７を上記部分３４ｂと共に下方に回動させることにより、上記係止手段２５による係止を解除させるようにしてもよい。
【００６３】
【発明の効果】
本発明による効果は、次の如くである。
【００６４】
請求項１の発明は、車室フロア上にレール手段によりシートを前後に移動可能に設け、上記レール手段が上記車室フロアに固定される固定レールと、この固定レールに前後に移動自在に支持されると共に上記シートを支持する可動レールとを備え、上記シートが上記可動レールに支持されるシートクッションと、このシートクッションの後端部側から上方に突出して起立姿勢とされるシートバックと、このシートバックが前下方に向って回動可能となるようこのシートバックと上記シートクッションを枢支させる枢支手段とを備え、上記シートを上記固定レールに係脱可能に係止させる係止手段と、操作力を入力してこの係止手段による係止を解除可能とする操作手段と、上記シートバックの回動動作を上記係止手段側に伝達してその係止を解除可能とする伝達手段とを設けた自動車用シートの前後位置可変装置において、
【００６５】
上記操作手段が、上記シートクッションの側面に沿って前後に延び枢支軸により上下に回動可能となるよう上記シートクッションに枢支される操作レバーと、この操作レバーに形成される操作部とを備え、上記伝達手段が、上記シートクッションの側面に沿って前後に移動可能となるようこのシートクッションに支持される可動体と、この可動体と上記操作レバーとを連結するリンクと、上記シートバックと共に回動する連動アームと、この連動アームと上記可動体とを連結する連動機構とを備え、上記操作部への操作と、上記シートバックの回動とのうち、少なくともいずれか一つの動作に上記操作レバーを介し上記係止手段が連動してこれによる係止が解除されるようにしてある。
【００６６】
即ち、上記シートを前後の任意所望位置で固定レールに固定させるよう係止可能とさせる係止手段と、この係止手段による係止を解除可能とする操作手段と、上記シートのシートバックの前下方への回動を上記係止手段側に伝達してその係止を解除可能とする伝達手段とを設け、上記シートのシートクッションの側面に上記操作手段と伝達手段の各構成部品である操作レバーと可動体とを配設させるようにした場合に、上記操作レバーは前後に延びるものであると共に、上記操作レバーとシートバックとを互いに連動させる伝達手段の可動体は、前後に移動可能とされており、上記操作レバーと、可動体の移動軌跡とのそれぞれの上下方向の寸法は小さく抑えられる。
【００６７】
よって、上記操作手段と伝達手段の各構成部品である操作レバーと可動体との上下方向の寸法は小さく抑えられることから、上記シートクッションの上下方向の幅寸法が小さいとしても、上記各構成部品は上記シートクッションの側面に沿って上下方向でコンパクトに配設させられ、これにより、シートクッションの着座者にとって、上記各構成部品が邪魔になるということが防止され、また、シート周りの見栄えが良好に保たれることとなる。
【００６８】
また、上記したように、係止手段による係止を解除させる操作レバーは上下に回動するものであるのに対し、上記シートバックの回動動作を上記操作レバーに伝達しこの操作レバーを介し係止手段による係止を解除可能とする伝達手段の可動体は前後に移動するものとなっている。
【００６９】
そこで、上記したように操作レバーと可動体の作動方向が異なることを利用し、操作レバーを回動操作し、もしくは、上記シートバックに可動体を介し上記操作レバーを連動させて上記係止手段の係止を解除させようとするとき、この係止手段の係止を解除させるのに必要な可動体の前後の移動量に比べて、操作レバーの上下の回動量をより小さくさせることができる。
【００７０】
よって、上記操作レバーの回動軌跡をコンパクトにできることから、上記したように、シートクッションの上下方向の幅寸法が小さいとしても、上記操作レバーがシートクッションに着座した着座者の邪魔になることが回避されると共に、上記操作レバーのシートクッションの側方への配設の自由度が向上する。
【００７１】
また、上記伝達手段の連動機構などの寸法誤差により、係止手段の係止を解除させる上で、上記可動体の移動量が多少過大になるとしても、上記操作レバーの回動軌跡は小さく抑制されて操作上の支障が生じることは抑制され、よって、上記伝達手段には多少の誤差が許容されることから、その分、この伝達手段の成形や組み付け作業がし易くなる。
【００７２】
請求項２の発明は、上記操作レバーにおける上記枢支軸から操作部に至る部分と、上記操作部とを上記枢支軸よりも上側に位置させ、上記部分の下側に上記可動体を配設してあり、次の効果が生じる。
【００７３】
即ち、上記係止手段はレール手段に対し設けられるものであってシートよりも下側に位置するため、上記係止手段と操作レバーとの連動の構成をより簡単にさせる上で、上記操作レバーは上記シートクッションの側面におけるより下部側に上記枢支軸により枢支させることが好ましい。しかし、単にこのように操作レバーを低い位置で枢支させると、この操作レバーに形成した操作部はシートに着座した着座者から下方に大きく離れることとなって、この操作部への操作がし難くなるおそれがある。
【００７４】
そこで、上記したように、操作レバーにおける操作部を枢支軸よりも上側に位置させたのであり、これにより、上記操作部は上下方向で着座者に近づくこととなって、この操作部への操作が容易にできることとなる。
【００７５】
また、上記したように、操作レバーにおける枢支軸から操作部に至る部分と、操作部とをより高く位置させると、上記部分の下側に余剰空間が生じるが、この余剰空間が利用されて可動体が配設されたため、上記操作手段は、その操作部への操作が容易とされたものでありながら、上記シートクッションの側面に沿って上下方向にコンパクトに配設される。
【００７６】
請求項３の発明は、上記レール手段とシートとの間に配設されて上記レール手段をその上方から覆うカバー体を設けてある。
【００７７】
このため、上記レール手段が外観上容易に見えることが防止されて、シート周りの見栄えが向上する。
【００７８】
また、上記したようにカバー体を設けると、このカバー体の配設の分、シートクッションの上下方向の幅寸法がより小さく抑制されるが、前記したように、操作手段は上下寸法が小さく抑えられるため、この操作手段は上記操作手段の側面に上下方向でコンパクトに配設させることができる。
【００７９】
よって、シート周りの見栄えが十分に向上させられる。
【００８０】
請求項４の発明は、上記シートがそのシートクッションから下方に突出してこのシートクッションを上記可動レールに支持させる支持脚を備え、上記カバー体に形成され上記支持脚を貫通させると共にこれら支持脚の前後移動を許容するスリットを設けた自動車用シートの前後位置可変装置において、
【００８１】
上記スリットを通して、上記係止手段と上記操作レバーとを連動させてある。
【００８２】
このため、上記支持脚を貫通させるためのスリットが、上記係止手段と操作レバーとの連動に利用されて、この連動に別途のスリットを設けないで済む分、上記操作手段の構成が更に簡単になると共に、その成形も容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図１】図２の部分拡大図である。
【図２】シート装置の全体側面図である。
【図３】図２で示したものの斜視図である。
【図４】図２の４‐４線矢視断面図である。
【図５】図２の５‐５線矢視断面図である。
【図６】シート装置の全体側面作用説明図である。
【符号の説明】
１車体
２車室フロア
３車室
５シート装置
６レール手段
７シート
１３シートクッション
１４シートバック
１５枢支手段
１９，２０支持脚
２５係止手段
３３操作手段
３４操作レバー
３４ｂ部分
３５枢支軸
３７操作部
４０可動体
４２連動手段
４７伝達手段
４８連動アーム
４９連動機構
５９カバー体
６３，６４，６５スリット[0001]
[Technical field to which the invention belongs]
The present invention relates to a vehicle seat front / rear position changing apparatus in which the position of a seat provided on a passenger compartment floor of a vehicle is variable back and forth.
[0002]
[Prior art]
Conventionally, a device for changing the front / rear position of an automobile seat is disclosed in Japanese Patent Laid-Open No. 9-272366.
[0003]
According to the above publication, the seat is movably provided on the passenger compartment floor by rail means, and the rail means is fixed to the passenger compartment floor. A movable rail that is supported movably and supports the seat. The seat includes a seat cushion supported by the movable rail, a seat back that protrudes upward from the rear end side of the seat cushion, and a seat back that can be rotated downward and forward. The seat back and pivot means for pivotally supporting the seat cushion are provided.
[0004]
Also, a locking means for releasably locking the seat to the fixed rail at an arbitrary movement position before and after the seat, and an operation for releasing the locking by the locking means by inputting a manual operation force Means and transmission means for transmitting the pivoting motion of the seat back to the locking means side and releasing the locking.
[0005]
The operation means is pivotally supported by an operation lever that is pivotally supported by the seat cushion so as to extend back and forth along the side surface of the seat cushion and to be turned up and down by a pivot shaft, and a front end portion of the seat cushion. And an operation portion connected to be interlocked with the front end portion of the operation lever. On the other hand, the transmission means includes an open lever pivotally supported on a side surface of the seat cushion, and the open lever is connected to the rear end portion of the operation lever so as to interlock with each other, and the seat It is linked to interlock with the back.
[0006]
And when it is going to change the seating position in the front-back direction to the said seat to a desired position, this is operated by operating the said operation part. Then, the locking by the locking means is released via the operation lever that is interlocked with the rotation of the operation portion, and the seat can be moved to the front and rear desired positions by the rail means. Variable.
[0007]
On the other hand, when trying to get into the rear compartment located behind the seat from outside the vehicle, the seat back is first rotated forward and downward. Then, the said rear compartment is expanded toward the front.
[0008]
Further, the operation lever is interlocked with the rotation of the seat back via the open lever of the transmission means, and the locking by the locking means is released in the same manner as described above, so that the seat can be automatically moved. . Therefore, when the seat is moved forward as a whole, the rear compartment is expanded more forward. Therefore, it is possible to easily get into the rear compartment from outside the vehicle, that is, a walk-in function is obtained.
[0009]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, in the above-mentioned conventional technique, the components of the operation means and the transmission means are arranged on the side surface of the seat cushion. Each component of the means is arranged in the vertical direction along the side surface of the seat cushion so as not to obstruct the seated person seated on the seat cushion or to maintain a good appearance around the seat. A compact arrangement is required.
[0010]
However, the open lever of the transmission means in the prior art is such that its upper end is pivotally supported on the side surface of the seat cushion and the lower end is swingable back and forth, and the vertical dimension is large. As described above, it is not easy to arrange the components of the operation means and the transmission means in a compact manner in the vertical direction along the side surface of the seat cushion.
[0011]
The present invention has been made paying attention to the above-described circumstances. The locking means for locking the seat so that the seat is fixed to the passenger compartment floor at the front and rear desired positions, and the locking by the locking means. Operating means for releasing the seat, and transmission means for transmitting the forward and downward rotation of the seat back of the seat back to the locking means side so that the locking can be released, and the seat cushion of the seat When the components of the operation means and the transmission means are arranged on the side surface of the seat, it is possible to arrange these components compactly in the vertical direction along the side surface of the seat cushion. To do.
[0012]
[Means for Solving the Problems]
A vehicle seat front / rear position changing apparatus of the present invention for solving the above-described problems is as follows.
[0013]
According to the first aspect of the present invention, a seat 7 is provided on the passenger compartment floor 2 by a rail means 6 so as to be movable back and forth, and the rail means 6 is fixed to the passenger compartment floor 2, and the fixed rail 10 And a movable rail 11 that supports the seat 7, and the seat 7 is supported by the movable rail 11 from the rear end side of the seat cushion 13. A seat back 14 that protrudes upward and is in a standing posture, and a pivoting means 15 that pivotally supports the seat back 14 and the seat cushion 13 so that the seat back 14 can turn (A) forward and downward. A locking means 25 for releasably locking the seat 7 to and from the fixed rail 10, and an operation force can be input to release the locking by the locking means 25. That an operating means 33, the position changing device before and after an automobile seat provided with a transmission means 47 which enables releasing the locking is transmitted to 25 side the locking means rotation of the seat back 14,
[0014]
The operation means 33 extends back and forth along the side surface of the seat cushion 13 and is pivotally supported by the seat cushion 13 so as to be pivotable up and down by a pivot shaft 35. A movable body 40 supported by the seat cushion 13 so that the transmission means 47 can move back and forth along the side surface of the seat cushion 13, and the movable body 40. A link 45 that connects the operation lever 34, an interlocking arm 48 that rotates together with the seat back 14, and an interlocking mechanism 49 that connects the interlocking arm 48 and the movable body 40, to the operation unit 37. Between the operation (C) and the rotation (A) of the seat back 14, the locking means 2 is operated via the operation lever 34 in at least one of the operations. There are those engagement by the this conjunction is to be released.
[0015]
According to a second aspect of the present invention, in addition to the first aspect of the invention, the portion 34b of the operation lever 34 extending from the pivot shaft 35 to the operation portion 37 and the operation portion 37 are arranged above the pivot shaft 35. The movable body 40 is disposed below the portion 34b.
[0016]
In addition to the invention of claim 1 or 2, the invention of claim 3 is provided with a cover body 59 disposed between the rail means 6 and the seat 7 and covering the rail means 6 from above. It is.
[0017]
In addition to the invention of claim 3, the invention of claim 4 includes support legs 19 and 20 for supporting the seat cushion 13 on the movable rail 11 by projecting the seat 7 downward from the seat cushion 13. In a vehicle seat front / rear position changing apparatus provided with slits 63 and 64 that are formed in a cover body 59 and allow the support legs 19 and 20 to pass therethrough and allow the support legs 19 and 20 to move back and forth.
[0018]
Through the slits 63 and 64, the locking means 25 and the operation lever 34 are interlocked.
[0019]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described with reference to the drawings.
[0020]
1-3, the code | symbol 1 is the vehicle body of the motor vehicle, The arrow Fr has shown the front of this motor vehicle. The left and right described below refer to the width direction of the vehicle body 1 facing forward.
[0021]
The vehicle body 1 has a vehicle interior floor 2 made of sheet metal. A space inside the vehicle body 1 above the vehicle interior floor 2 is a vehicle interior 3. The passenger compartment 3 is provided with a seat device 5 as a passenger seat. The seat device 5 includes a seat 7 that is supported on the passenger compartment floor 2 so as to be movable back and forth by sliding rail means 6. The seat 7 can be seated by a seated person from the front. Has been.
[0022]
The rail means 6 extends in the front-rear direction and is fastened to the vehicle compartment floor 2 by a fastener 9 and fixed to a pair of left and right fixed rails 10 and extends in the front-rear direction so as to be movable only in the front-rear direction. And a pair of left and right movable rails 11 that support the seat 7.
[0023]
The seat 7 is disposed above the left and right movable rails 11 of the rail means 6 and has a substantially horizontal posture. The seat 7 protrudes upward from the rear end side of the seat cushion 13 and has a standing posture. The seat back 14, the lower end of the seat back 14 so that the seat back 14 can move forward (arrow A) and reverse (reverse to A) from the standing posture toward the front and lower side, Pivot support means 15 for pivotally supporting the rear end portion of the seat cushion 13 with each other is provided.
[0024]
The pivot means 15 can hold the seat back 14 at an arbitrary angle with respect to the seat cushion 13, that is, the seat 7 is reclining. The seat cushion 13 includes a seat cushion frame 17 and an elastic seat cushion body 18 supported by the seat cushion frame 17 and covering the seat cushion frame 17 as a whole.
[0025]
The seat 7 protrudes downward from the seat cushion frame 17 of the seat cushion 13 and a pair of left and right front support legs 19, 19 for supporting the seat cushion 13 on each movable rail 11 of the rail means 6, and left and right A pair of rear support legs 20, 20 are provided. The front support legs 19 and 19 are pivotally supported by a pivot shaft 22 so that their lower end portions can be pivoted back and forth on the front end portions of the respective movable rails 11. Further, the rear support legs 20 and 20 are supported such that their lower end portions are joined to the rear end portions of the respective movable rails 11 so as to be able to contact and separate in the vertical direction.
[0026]
In all the drawings, at an arbitrary movement position of the seat 7 in the front-rear direction, the seat 7 is detachably locked to the fixed rail 10 on the vehicle compartment floor 2 side and locked at that position. Is provided.
[0027]
The locking means 25 includes a locking portion 26 that is a plurality of locking protrusions formed along the longitudinal direction (front-rear direction) of each fixed rail 10, and the front and rear disposed along the movable rail 11. And the other end portion (front end portion) of each of the locking arms 27 so that the one end portion (rear end portion) side of each locking arm 27 can be turned up and down. The pivot shaft 28 is pivotally supported by the pivot shaft 27 and the pivot end 27a of the latch arm 27 is engaged with the latch portion 26 so as to be selectively detachable with the pivot. To be locked, and the locking arms 27 are elastically biased so that the locking portions 29 are locked by the locking portions 26 (arrow B) (not shown). And a spring.
[0028]
An operation means 33 is provided that allows an operation force from the outside to be input to release the locking by the locking means 25.
[0029]
The operating means 33 includes an operating lever 34 extending in the front-rear direction along the left and right side surfaces of the seat cushion 13, and a middle part in the front-rear direction of the operating lever 34 pivoted on the seat cushion frame 17. A pivot shaft 35 that pivotally supports the front and rear end sides of the lever 34 so as to be pivotable up and down, and a pivot end portion on one side (front side) of the operation lever 34, which is directly operated. An operation portion 37 which is a typical input portion, a long hole-shaped guide hole 39 formed in the seat cushion frame 17 so as to extend in the longitudinal direction along the left and right side surfaces of the seat cushion 13, and the seat cushion 13. A movable body 40 fitted and supported in each guide hole 39 so as to be movable back and forth along the left and right side surfaces of And a linkage means 42 for connecting so as to interlock with each other and a bar 34 and the movable member 40. The operation unit 37 is formed only on one side (left side) of the left and right operation levers 34, 34.
[0030]
The interlocking means 42 has one end pivotally supported by the pivot shaft 43 and the other end pivotally supported by the movable body 40 in the portion 34 b of the operation lever 34 extending from the pivot shaft 35 to the operation portion 37. The seat cushion frame includes a link 45 for connecting the operation lever 34 and the movable body 40 so as to interlock with each other, and the pivot shaft 43 moves only in the circumferential direction of the pivot shaft 35 of the operation lever 34. 17 is fitted in a guide hole 46 formed in the member 17.
[0031]
Of the left and right operation levers 34, 34, the one side (left side) operation lever 34 and the seat back 14 are connected to each other so that the rotational movement of the seat back 14 is transmitted to the locking means 25 side. However, a transmission means 47 is provided for enabling the locking to be released.
[0032]
The transmission means 47 includes a guide hole 39, a movable body 40, a pivot shaft 43, a pivot shaft 44, a link 45, and a guide hole 46 that are components of the operation means 33. In addition, an interlocking arm 48 that is provided on the same axial center as the center of rotation of the seat back 14 and rotates together with the seat back 14, and the interlocking arm 48 and the movable body 40 are connected to be interlocked with each other. And an interlocking mechanism 49 which is a cable means. The interlocking mechanism 49 has an outer tube 50 whose both ends are fixed to the seat cushion frame 17 and is slidably fitted into the outer tube 50 to connect the interlocking arm 48 and the movable body 40 to each other. And a cable 51.
[0033]
In the above case, the inclination angle when the seat back 14 is rotated (A) to the forward tilted posture (one-dot chain line in FIG. 2) to release the locking by the locking means 25 is a predetermined value. Therefore, the amount of movement of the movable body 40 necessary for releasing the locking of the locking means 25 is ensured by setting the length of the interlocking arm 48 to a predetermined length.
[0034]
The interlocking means 42 includes a movable body 40 corresponding to the above-mentioned one side (left side) operation lever 34 and a movable body 40 corresponding to the other side (right side) operation lever 34 among the left and right operation levers 34, 34. Are connected to each other so as to be interlocked with each other. The cable means 53 has an outer tube 54 whose both ends are fixed to the seat cushion frame 17, and is slidably fitted into the outer tube 54. And a cable 55 for connecting the movable bodies 40 and 40 to each other.
[0035]
A resin cover which is disposed between the rail means 6 and the seat 7 in the vertical direction, covers the rail means 6 as a whole from above and is supported by the vehicle compartment floor 2. A body 59 is provided. The cover body 59 includes a cover body main body 60 that extends substantially horizontally close to the lower surface of the seat cushion 13 of the seat 7, and is integrally lowered downward from the front edge of the cover body main body 60. An extending plate 61 is provided that extends toward the whole and covers the rail means 6 from the front.
[0036]
Rear slits 63 and 64 are provided before being formed in the cover body 59 and penetrating through the middle portions in the vertical direction of the support legs 19 and 20. In addition, a slit 65 is provided which is formed in the cover body 59 and penetrates the rotation end 34 a on the other side (rear side) of the operation lever 34.
[0037]
The slits 63 to 65 allow the back and forth movement of the support legs 19 and 20 of the seat 7 and the operation lever 34 that moves with the movement of the seat 7 when the seat 7 moves back and forth. It is formed long to front and back.
[0038]
When the seating position in the front-rear direction on the seat 7 is to be changed to an arbitrary desired position, the operation unit 37 is operated to rotate upward (arrow C). Then, the portion 34b of the left operation lever 34 is rotated upward together with the operation portion 37, and the left movable body 40 is interlocked and moved backward via the interlocking means 42. The right movable body 40 moves backward in conjunction with the cable means 53, and the portion 34 b of the right operating lever 34 rotates in conjunction with the movable body 40 through the interlock means 42.
[0039]
Then, along with the upward rotation of the portion 34b of each operation lever 34, the respective rotation end 34a side rotates downward (arrow D), and the above-mentioned respective locking arms are moved to the rotation end 34a side of these operation levers 34. 27 is rotated downward (opposite to B) in conjunction with the rotation end 27a side, and the locking of the locked portion 29 with respect to the locking portion 26 is released, that is, the locking means 25 is locked. It is released (the chain line in FIGS. 1 and 4).
[0040]
By releasing the locking of the locking means 25, the seat 7 can be moved to the front and rear desired positions by the rail means 6. Here, if the operation to the operation portion 37 is released, The pivot end 27a side of the latching arm 27 is pivoted upward by the biasing force of the spring, and the latched portion 29 is latched by the latching portion 26 (solid line in each figure), and the seat is at that position. 7 is fixed. In this way, the seating position is variable.
[0041]
On the other hand, when the user wants to get into the rear compartment located behind the seat 7 from outside the vehicle, first, the seat back 14 is turned forward (A) toward the front lower side (the chain line in FIG. 2). Then, the said rear compartment is expanded toward the front.
[0042]
The movable body 40 on the left side of the transmission means 47 is moved backward in conjunction with the forward rotation (A) of the seat back 14 and the movable body on the right side is connected to the movable body 40 via the cable means 53. 40 moves backward in conjunction with each other, and the portions 34b of the respective operating levers 34 are rotated upward (C) in conjunction with the movable bodies 40 via the interlocking means 42. Then, in the same manner as described above, with the upward rotation (C) of the portion 34b of each operation lever 34, the respective rotation end 34a side is rotated downward (D). The stop is released (the chain line in FIGS. 1 and 4). Therefore, when the seat 7 is moved forward as a whole (the chain double-dashed line in FIGS. 1 and 2), the rear passenger compartment is greatly expanded toward the front. Therefore, it is possible to easily get into the rear compartment from outside the vehicle, that is, a walk-in function is obtained.
[0043]
In FIG. 6, the seat back 14 is further rotated forward (A), and the seat back 14 is overlaid on the seat cushion 13 (solid line in the figure). In this state, the pivot shaft 22 is centered. If the seat cushion 13 and the seat back 14 are rotated forward and upward, the seat 7 can be in a compact storage posture in the front-rear direction (dashed line in the figure).
[0044]
According to the above configuration, the locking means 25 that enables the seat 7 to be locked to be fixed to the fixed rail 10 on the vehicle compartment floor 2 side at any desired front and rear positions, and the locking by the locking means 25 is released. An operation means 33 that enables the transmission and a transmission means 47 that transmits the forward rotation of the seat back 14 of the seat 7 to the locking means 25 side so that the locking can be released are provided. When the operation lever 34 and the movable body 40, which are the components of the operation means 33 and the transmission means 47, are arranged on the side surface of the seat cushion 13, the operation lever 34 extends forward and backward. In addition, the movable body 40 of the transmission means 47 for interlocking the operation lever 34 and the seat back 14 is movable back and forth, and the operation lever 34 and the movement locus of the movable body 40 are Vertical dimension of the respectively is suppressed small.
[0045]
Therefore, since the vertical dimension of the operation lever 34 and the movable body 40 which are the respective components of the operation means 33 and the transmission means 47 can be kept small, even if the vertical dimension of the seat cushion 13 is small. The component parts are arranged in a compact manner in the vertical direction along the side surface of the seat cushion 13.
[0046]
Further, as described above, the operation lever 34 for releasing the locking by the locking means 25 rotates up and down, whereas the rotation operation of the seat back 14 is operated via the interlocking mechanism 49. The movable body 40 of the transmission means 47 that is transmitted to 34 and can be unlocked by the locking means 25 via the operation lever 34 is moved back and forth.
[0047]
Therefore, using the fact that the operating directions of the operation lever 34 and the movable body 40 are different as described above, the value of the ratio between the rotation amount of the operation lever 34 and the movement amount of the movable body 40 is determined, and the operation lever 34 is The operability to has been improved.
[0048]
Further, in the above case, the operation lever 34 is rotated, or the operation lever 34 is interlocked with the seat back 14 via the interlocking mechanism 49 and the movable body 40 to release the locking of the locking means 25. When trying to do this, the amount of operation of the interlocking mechanism 49 required to release the locking of the locking means 25 and the amount of movement of the movable body 40 forward and backward are higher and lower than the rotation end of the operating lever 34. The amount of vertical rotation of the operation lever 34 may be further reduced, for example, by reducing the amount of rotation (string size).
[0049]
With the above configuration, since the trajectory of the operation lever 34 can be made compact, the operation lever 34 is seated on the seat cushion 13 even if the vertical dimension of the seat cushion 13 is small as described above. It is avoided that the seat occupant is disturbed, and the degree of freedom in disposing the operation lever 34 to the side of the seat cushion 13 is improved.
[0050]
Further, even if the moving amount of the movable body 40 is somewhat excessive when releasing the locking of the locking means 25 due to a dimensional error of the interlocking mechanism 49 of the transmission means 47, the rotation of the operation lever 34 is not performed. The movement trajectory is suppressed to a small extent to avoid troubles in operation. Therefore, some errors are allowed in the transmission means 47, and accordingly, the transmission means 47 is molded and assembled. It becomes easy.
[0051]
Further, the interlocking arm 48 of the transmission means 47 is provided on the same axis as the center of rotation of the seat back 14 and is rotated together with the seat back 14 around this axis. The arm 48 is located near the side of the seat back 14.
[0052]
Therefore, the interlocking arm 48 is prevented from interfering with the operation lever 34 and the operation portion 37 of the operation means 33 disposed on the side of the seat cushion 13, and the degree of freedom of the operation means 33 is provided. improves.
[0053]
As described above, the portion 34b of the operation lever 34 extending from the pivot shaft 35 to the operation portion 37 and the operation portion 37 are positioned above the pivot shaft 35. The movable body 40 is disposed in the vicinity of the lower side of the portion 34b in front of.
[0054]
Here, the locking means 25 is provided with respect to the rail means 6 and is located below the seat 7, so that the interlocking structure between the locking means 25 and the operation lever 34 is made easier. The operation lever 34 is pivotally supported by the pivot shaft 35 on the lower side of the side surface of the seat cushion 13. In this case, if the operating lever 34 is simply pivoted at a low position, the operating portion 37 formed on the operating lever 34 is greatly separated downward from the seated person seated on the seat 7. May be difficult to operate.
[0055]
Therefore, as described above, the operating portion 37 of the operating lever 34 is positioned above the pivot shaft 35, so that the operating portion 37 approaches the seated person in the vertical direction. The operation unit 37 can be easily operated.
[0056]
As described above, the portion 34b from the pivot shaft 35 to the operation portion 37 of the operation lever 34 and the operation portion 37 are positioned higher, and an extra space is generated below the portion 34b. Yes. And the movable body 40 is arrange | positioned using this surplus space, Therefore For the said operation means 33, although the operation to the operation part 37 was made easy, the said seat cushion 13 of the said seat cushion 13 was carried out. It is arranged compactly in the vertical direction along the side surface, which is preferable in terms of appearance around the seat 7.
[0057]
Further, as described above, the cover body 59 disposed between the rail means 6 and the seat 7 and covering the rail means 6 from above is provided.
[0058]
For this reason, the rail means 6 is prevented from being easily seen in appearance, and the appearance around the seat 7 is improved.
[0059]
In addition, when the cover body 59 is provided as described above, the vertical dimension of the seat cushion 13 is further reduced by the amount of the cover body 59 provided. Since the size can be kept small, the operating means 33 is disposed on the side surface of the seat cushion 13 in a compact manner in the vertical direction, so that the appearance around the seat 7 is sufficiently improved.
[0060]
As shown by a two-dot chain line in FIG. 4, the seat 7 includes support legs 19 and 20 that project downward from the seat cushion 13 and support the seat cushion 13 on the movable rail 11, and are formed on the cover body 59. When the slits 63 and 64 that allow the support legs 19 and 20 to pass through and allow the support legs 19 and 20 to move back and forth are provided, the locking means 25 and the operation lever are passed through the slits 63 and 64. 34 is linked.
[0061]
For this reason, since the slits 63 and 64 for penetrating the support legs 19 and 20 are used for the interlocking of the locking means 25 and the operation lever 34, the slit 65 becomes unnecessary, and the operation is accordingly performed. The structure of the means 33 is further simplified and the molding thereof is also facilitated.
[0062]
Although the above is based on the illustrated example, the interlocking mechanism 49 and the cable means 53 may be a link mechanism. Further, the portion 34b of the operation lever 34 is interlocked with the rotation end portion 27a of the locking arm 27, and the operation portion 37 is rotated downward together with the portion 34b, whereby the locking by the locking means 25 is performed. You may make it cancel.
[0063]
【The invention's effect】
The effects of the present invention are as follows.
[0064]
According to the first aspect of the present invention, a seat is provided on the passenger compartment floor so as to be movable back and forth by rail means, and the rail means is fixed to the passenger compartment floor, and is supported by the fixed rail so as to be movable forward and backward. And a movable rail that supports the seat, the seat cushion is supported by the movable rail, a seat back that protrudes upward from the rear end side of the seat cushion, and a standing posture; A locking means for pivotally supporting the seat back and the seat cushion so that the seat back can be rotated forward and downward, and for locking the seat to the fixed rail in a detachable manner. And an operating means for inputting an operating force so that the locking by the locking means can be released, and a rotation operation of the seat back is transmitted to the locking means and the locking is performed. In the position changing device before and after an automobile seat provided with a transmission means for enabling removal,
[0065]
An operating lever that is pivotally supported by the seat cushion so that the operating means extends back and forth along the side surface of the seat cushion and can be turned up and down by a pivot shaft, and an operating portion formed on the operating lever. A movable body supported by the seat cushion so as to be movable back and forth along the side surface of the seat cushion, a link connecting the movable body and the operation lever, and the seat An interlocking arm that rotates together with the back, and an interlocking mechanism that connects the interlocking arm and the movable body, and at least one of the operation of the operation unit and the rotation of the seat back Further, the locking means is interlocked via the operation lever, and the locking by this is released.
[0066]
That is, a locking means for enabling the seat to be fixed to the fixed rail at an arbitrary desired position on the front and rear sides, an operating means for releasing the locking by the locking means, and a front of the seat back of the seat Transmission means for transmitting the downward rotation to the locking means side so as to be able to release the locking is provided, and the operation means that is a component of the operating means and the transmission means on the side surface of the seat cushion of the seat When the lever and the movable body are arranged, the operation lever extends forward and backward, and the movable body of the transmission means for interlocking the operation lever and the seat back can move forward and backward. Thus, the vertical dimension of each of the operation lever and the moving locus of the movable body can be kept small.
[0067]
Therefore, since the vertical dimension of the operation lever and the movable body, which are the component parts of the operation means and the transmission means, can be kept small, each component part even if the vertical dimension of the seat cushion is small. Is arranged compactly in the vertical direction along the side surface of the seat cushion, thereby preventing the above-mentioned components from interfering with the seat cushion occupant and improving the appearance around the seat. It will be kept good.
[0068]
In addition, as described above, the operation lever for releasing the locking by the locking means rotates up and down, whereas the rotation operation of the seat back is transmitted to the operation lever and is transmitted via the operation lever. The movable body of the transmission means that can release the locking by the locking means moves back and forth.
[0069]
Therefore, using the fact that the operating direction of the operating lever and the movable body is different as described above, the operating lever is operated to rotate, or the operating lever is interlocked with the seat back via the movable body, and the locking means When trying to release the lock, the amount of vertical rotation of the operating lever can be made smaller than the amount of movement of the movable body before and after required to release the lock of the lock means. .
[0070]
Therefore, since the rotation trajectory of the operation lever can be made compact, as described above, even if the width of the seat cushion in the vertical direction is small, the operation lever may interfere with a seated person seated on the seat cushion. In addition to being avoided, the degree of freedom of arranging the operation lever to the side of the seat cushion is improved.
[0071]
In addition, even if the moving amount of the movable body is slightly excessive when releasing the locking of the locking means due to a dimensional error of the interlocking mechanism of the transmission means, the rotation trajectory of the operation lever is suppressed to be small. As a result, it is possible to suppress the occurrence of operational troubles. Therefore, some errors are allowed in the transmission means, and accordingly, the transmission means can be easily molded and assembled.
[0072]
According to a second aspect of the present invention, the portion of the operating lever that extends from the pivot shaft to the operating portion and the operating portion are positioned above the pivot shaft, and the movable body is disposed below the portion. The following effects are produced.
[0073]
That is, since the locking means is provided with respect to the rail means and is located below the seat, the operation lever can be used in order to simplify the interlocking structure between the locking means and the operation lever. Is preferably pivotally supported by the pivot shaft on the lower side of the side surface of the seat cushion. However, simply pivoting the operating lever at a low position in this way causes the operating portion formed on the operating lever to be greatly separated downward from the seated person seated on the seat, so that the operating portion can be operated. May be difficult.
[0074]
Therefore, as described above, the operation portion of the operation lever is positioned above the pivot shaft, and as a result, the operation portion approaches the seated person in the vertical direction. The operation can be easily performed.
[0075]
Further, as described above, when the portion from the pivot shaft to the operation portion in the operation lever and the operation portion are positioned higher, an excess space is generated below the portion, but this excess space is utilized. Since the movable body is disposed, the operation means is compactly disposed in the vertical direction along the side surface of the seat cushion while being easy to operate the operation portion.
[0076]
According to a third aspect of the present invention, a cover body is provided between the rail means and the seat so as to cover the rail means from above.
[0077]
For this reason, the rail means is prevented from being easily seen in appearance, and the appearance around the seat is improved.
[0078]
In addition, when the cover body is provided as described above, the vertical dimension of the seat cushion is further reduced by the amount of the cover body, but as described above, the operating means has a small vertical dimension. Therefore, this operating means can be arranged compactly in the vertical direction on the side surface of the operating means.
[0079]
Therefore, the appearance around the seat can be sufficiently improved.
[0080]
According to a fourth aspect of the present invention, the seat includes a support leg that protrudes downward from the seat cushion and supports the seat cushion on the movable rail. The support leg is formed on the cover body and penetrates the support leg. In the front and rear position variable device of the automobile seat provided with a slit that allows front and rear movement
[0081]
The locking means and the operation lever are interlocked with each other through the slit.
[0082]
For this reason, since the slit for penetrating the support leg is used for the interlocking of the locking means and the operating lever, the configuration of the operating means is further simplified because it is not necessary to provide a separate slit for the interlocking. At the same time, the molding becomes easy.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a partially enlarged view of FIG.
FIG. 2 is an overall side view of the sheet apparatus.
3 is a perspective view of what is shown in FIG. 2. FIG.
4 is a cross-sectional view taken along line 4-4 of FIG.
5 is a cross-sectional view taken along line 5-5 in FIG.
FIG. 6 is an explanatory diagram illustrating the operation of the entire side surface of the seat device.
[Explanation of symbols]
1 body
2 Car floor
3 Car cabin
5 Sheet device
6 Rail means
7 sheets
13 Seat cushion
14 Seat back
15 Pivoting means
19, 20 support legs
25 Locking means
33 Operating means
34 Control lever
34b part
35 pivots
37 Operation unit
40 Movable body
42 Interlocking means
47 Transmission means
48 interlocking arm
49 Interlocking mechanism
59 Cover body
63, 64, 65 Slit

Claims

A seat is movably provided on the passenger compartment floor by rail means, the rail means is fixed to the passenger compartment floor, and the seat is supported by the fixed rail so as to be movable forward and backward. A seat cushion in which the seat is supported by the movable rail, a seat back that protrudes upward from the rear end side of the seat cushion, and a seat back that extends forward and downward A pivot means for pivotally supporting the seat back and the seat cushion so that the seat back is pivotable; a latch means for detachably latching the seat to the fixed rail; and an operating force is input. An operation means that can release the locking by the lever locking means, and a transmission that allows the rotation of the seat back to be transmitted to the locking means side to release the locking. In the position changing device before and after an automobile seat provided with a stage,
An operating lever that is pivotally supported by the seat cushion so that the operating means extends back and forth along the side surface of the seat cushion and can be turned up and down by a pivot shaft, and an operating portion formed on the operating lever. A movable body supported by the seat cushion so as to be movable back and forth along the side surface of the seat cushion, a link connecting the movable body and the operation lever, and the seat An interlocking arm that rotates together with the back, and an interlocking mechanism that connects the interlocking arm and the movable body, and at least one of the operation of the operation unit and the rotation of the seat back A vehicle front-rear position changing device in which the locking means is interlocked via the operation lever and the locking by the locking means is released.

The portion of the operation lever from the pivot shaft to the operation portion and the operation portion are located above the pivot shaft, and the movable body is disposed below the portion. Front and rear position variable device for automobile seats.

3. The front / rear position changing device for an automobile seat according to claim 1, further comprising a cover body disposed between the rail means and the seat and covering the rail means from above.

The seat includes a support leg that protrudes downward from the seat cushion and supports the seat cushion on the movable rail. In the provided front and rear position variable device for an automobile seat,
4. The front / rear position changing device for an automobile seat according to claim 3, wherein the locking means and the operation lever are interlocked with each other through the slit.