JP3605245B2 - タバコ幹切り欠き用鋸 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明はタバコ幹切り欠き用鋸に関し、特に、在来種、バーレー種等のタバコ葉を幹刈り収穫するに際して有効に用いることのできるタバコ幹切り欠き用鋸に関する。
【0002】
【従来の技術】
在来種及びバーレー種タバコの収穫は一本のタバコ幹から20枚以上のタバコ葉を収穫する。代表的な収穫方法は、先ず、下位葉6枚程度を幹からもぎ取り、それは収穫後に乾燥用縄等に葉編みされ、残りの上位葉は幹刈りと称される収穫法により行われる。すなわち、14枚程度の葉を幹に着けた状態でタバコ幹は、鎌、鉈あるいは鋸等の手動具によって人手で切断され、その場の畦上に切り倒される。切り倒された幹は数時間放置され、萎凋した時点で収集運搬され乾燥室に幹ごと吊るされ乾燥処理される。
【0003】
この幹刈り収穫を機械的に行うための装置も提案されており、例えば、特公昭59−51965号公報に記載のたばこ幹刈装置によれば、畦間を走行する管理作業車に装着した枠体から延出する刃体取り付け腕に、乾燥に便利な吊り込み用溝形成用の切断刃と幹刈り取り用の切断刃の2種類の切断刃が設けられており、幹刈り取り用切断刃がタバコ幹へ作用すると同時に幹刈り取り用の切断刃によってタバコ幹を切断するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記のような幹刈り取り装置を用いて機械的に刈り取る場合は、幹刈り収穫を連続して行うことができ高い能率を上げることができるが、畑条件によっては機械の導入が適さない場所もあり、そのような場合には人手に頼らざるを得ない。また、立状にあったタバコ幹を刈り取りと同時に畑上に倒伏させることは、刈り倒し時の衝撃による葉肉と中骨への損傷が生じ易い欠点がある。また、幹に着葉しているタバコ葉の下面が直射日光に晒され易く日射による影響を受けると共に、マルチフィルムとして畦面に被覆されているポリエチレンフィルム等と生のタバコ葉が接触し、その影響で葉焼けが生じ品質低下葉の生出を招き易い。葉焼け防止のために、作業日や作業時間が制約を受け易く、適期間内の処理に支承をきたしている。また、刈り倒した幹の収集時に中腰で重い幹を幾度となく持ち上げなければならず作業者の疲労が増大し、特に高齢者には不向きの作業であった。
【0005】
タバコ幹の刈り取りと同時にタバコ葉を生の状態で運搬車に積み込むことも行われているが、この場合でも、葉焼けによる品質低下葉の発生はある程度抑制できるが、切り倒し時の衝撃や積層時の荷重による葉肉や中骨への損傷を回避することはできない。
【0006】
本出願人は、従来の幹刈り収穫に伴って生じている上記のような不都合を解消すべく、多くの実験を行うことにより、刈り取りと同時にタバコ幹を畦面に倒伏してタバコ葉を萎凋させるのではなく、畦に立状状態にあるタバコ幹の根元部近傍に所定の深さの切り込み溝を形成することによって、タバコ幹を立状状態のままでタバコ葉を萎凋させることが可能であること、タバコ葉が萎凋した後にタバコ幹を倒伏させる場合には、タバコ葉の葉肉や中骨への損傷はほとんど生じないことを知見し、それに基づき、畦に立状するタバコ幹の下部に斜めもしくは横方向の切り欠き溝を付け、タバコ幹が立状状態で上部のタバコ葉を萎凋させ、萎凋後に該切り欠き溝位置より上部のタバコ幹を収容することを特徴とするタバコ幹の新規な幹刈り収穫方法を提案している(特願平7−340901号)。
【0007】
本発明の目的は、上記提案に係る新規な幹刈り収穫方法におけるように、立状状態のタバコ幹へ切り込み溝を形成する作業を手作業により容易にかつ確実に行うことのできるタバコ幹切り欠き用鋸を提供することにある。本発明の他の目的は、タバコ幹への切り込み溝の形成時にあるいはその直前に、乾燥に便利な吊り込み用の溝をも形成することのできるタバコ幹切り欠き用鋸を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、上記の目的は、上下方向に間隔をおいて配置される2枚の帯鋸と、該2枚の帯鋸の一方の端部側を連接する支持体とを具備し、該2枚の帯鋸はそれぞれの鋸歯部分が互いに対向する姿勢で支持体に装着されていることを特徴とするタバコ幹切り欠き用鋸により達成される。好ましくは、支持体には把手が設けられる。
【0009】
作業に際し、作業者は上記のタバコ幹切り欠き用鋸の支持体あるいはその把手部分を把持し、該2枚の帯鋸間の空間部分を、立状するタバコ幹におけるタバコ葉が着生していない下方部分が通過するようにして、該切り欠き用鋸を前方に突き出し、該下方部分が該支持体部分に当接するまで送り込む。その後支持体ごと所要角度(好ましくは、90度)、所定方向に回転させて2枚の帯鋸の鋸歯部分がタバコ幹の両側に接する状態とし、その状態で支持体を作業者側に引き抜く。それにより、タバコ幹の両側面に鋸歯が作用し、切り欠き溝が成形される。タバコ幹はこの状態で所定時間放置され、タバコ葉を萎凋させる。その後、タバコ幹は該切り欠き溝部分で屈曲され、それにより、タバコ幹を切り欠き溝位置で上下に切り放した後、収集される。
【0010】
好ましくは、タバコ幹切り欠き用鋸の2枚の帯鋸には切り欠き深さを規制するためのガイド板が、さらに好ましくは位置調節自在な状態で配置される。この態様においては、引き抜き時に、該ガイド板にタバコ幹の周面が衝接することにより規制されるまでの深さの切り欠き溝を形成されることから、所望の深さの切溝を容易に形成することができる。
【0011】
さらに好ましくは、2枚の帯鋸は、先端側では互いに交差し、支持体との連接部側では離間して、全体としてハ字状に支持体に装着される。この態様とすることにより、引き抜き時にタバコ幹切り欠き用鋸の角度を変えることなく、水平姿勢のままで引き抜くことにより、適切な切り込み形成を容易にかつ確実に形成することができる。また、2枚の帯鋸を支持体に対して取り付け角度が変更可能となるように装着することも好ましい態様であり、この場合には、タバコ幹の径の大小に応じて最適の切り欠き条件を容易に得ることができる。
【0012】
2枚の帯鋸は、タバコ幹における切断面が互いに平行となるように、支持体に対して平行状態に装着されていてもよく、切断面の一方が他方に対して傾斜した状態(すなわち、非平行状態)となるように、支持体に対して一方が他方に対して傾斜した状態に装着されていてもよい。後者の場合には、タバコ幹に形成される切り欠き溝が傾斜していることから、萎凋した幹の折り曲げ力が比較的小さくてすみ、タバコ幹の収集が容易となる。
【0013】
本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸のさらに好ましい態様においては、収集したタバコ幹を乾燥室に吊り込むのに用いる吊り込み用溝をタバコ幹に形成するためのもう一つの帯鋸が2枚の帯鋸のいずれか一方に設置される。その一つの形態では、2枚の帯鋸の一方の帯鋸上に、その帯鋸面から所定の距離(好ましくは20mm程度)離して、好ましくはその鋸歯側が下方に向くように傾斜した姿勢で第2の2枚の帯鋸が配置される。該2枚の帯鋸同志は上下方向に5〜10mm程度離れて平行に配置され、その鋸歯側は、それが設置される帯鋸の鋸歯側と同じ方向とされる。この形態では、タバコ幹切り欠き用鋸を用いてタバコ幹に切り欠き溝を形成すると同時に、その切り欠き溝の上方位置に傾斜した姿勢の吊り込み用溝が形成される。好ましくは、第2の2枚の帯鋸面にも、切り欠き深さを規制するための第2のガイド板が設置される。それにより、所望深さの吊り込み用溝を容易に形成することができる。なお、吊り込み溝の傾斜を望まない場合には、第2の2枚の帯鋸を一つの帯鋸と平行な姿勢で装着すればよい。
【0014】
第2の形態では、2枚の帯鋸の一方の帯鋸における鋸歯部分と反対側の縁部に部分的に第2の鋸歯が形成され、その第2の鋸歯に沿って一定の距離離れた位置に、第2の帯鋸が平行状態で配置される。この形態の場合には、最初に前記第2の帯鋸部分と前記第2の帯鋸とを用いて、吊り込み用溝の形成を行い、次に、通常のように2枚の帯鋸によってタバコ幹に切り欠き溝を形成する。この形態のタバコ幹切り欠き用鋸を用いることにより、所望するタバコ幹にのみ吊り込み用溝を形成することが可能となる。この形態においても、切り欠き深さを規制するための第2のガイド板を配置することは好ましい態様である。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、添付の図面を参照して、本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸の好ましい形態を説明する。図において、図1は本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸の一実施例を示す平面図、図2はその正面図、図3は使用状態を説明する斜視図である。また、図4は本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸を用いてタバコ幹に切り込み溝を形成してタバコ葉を萎凋させた状態を説明する図であり、図5は切り欠き溝部分を拡大して説明する斜視図である。
【0016】
図示のタバコ幹切り欠き用鋸1において、支持体10は、例えば木材加工によりあるいは樹脂材料による一体成形品として形成され、中央部には作業者の指が挿入できる程度の大きさの貫通した把手用の穴11が設けられる。前方側(図で右方側)は好ましくは数十mm(50〜70mm程度)の肉厚部とされ、持ち易さを考慮して後方側に向けて次第に肉薄の形状とされる。
【0017】
図3の斜視図によく示されるように、支持体10の上面側の一端位置と下面側の前記一端位置とは反対側の端部位置には平板状の上部突出部12及び下部突出部13が形成されており、上部突出部12の下面には帯鋸14がその鋸刃部分16を内側に向けた状態で2本のボルト18a、18bにより定着され、下部突出部13の上面には帯鋸15がその鋸刃部分17をやはり内側に向けた状態で2本のボルト19a、19bにより定着されている。この例において、前記上部突出部12及び下部突出部13とは互いに平行に位置しており、従って、2枚の帯鋸14、15もその鋸刃16、17を向かい合わせた状態で互いに平行に位置している。
【0018】
図1によく示されるように、帯鋸15に形成されるボルト19a、19bの貫通孔20a、20bは長孔となっており、図示されないが、帯鋸14にも同じ長孔が形成されている。従って、ボルト18a、18b及びボルト19a、19bを緩めることにより、帯鋸14、15と上部突出部12及び下部突出部13に対する取り付け角度はある程度調節可能であり、所定の角度に2枚の帯鋸14、15を調整して該ボルト18a、18b及びボルト19a、19bを締め付けることにより、2枚の帯鋸はその角度で支持体10に固定される。図示の例では、2枚の帯鋸14、15は先端側では図1に示すように平面視で互いにわずかに交差し、支持体10との連接部側では離間して、全体としてハ字状に支持体10に装着されている。
【0019】
帯鋸14の上面には、断面L字状のガイド板20が、帯鋸14の支持体10との連接部側に一端を締め付けボルト22により回動可能に止着した状態で取り付けられており、帯鋸15の下面にも、同様のガイド板25がやはり支持体10との連接部側に一端を締め付けボルト27により回動可能に止着した状態で取り付けられている。ガイド板20、25は共に立ち上がり部24、29を有しており、図1によく示されるように、該立ち上がり部の形状は共に内側に向けて湾曲した案内面をなすようにされている。締め付けボルト22、27を緩めることにより、ガイド板20、25は該締め付けボルト22、27を支点として帯鋸の上面上で回動することができ、締め付けボルト22、27を締め付けることにより、所定の位置で固定される。なお、このガイド板20は、後記の図6〜図14に示す実施の形態でのガイド板120、125のように、直線的な形状としてもよく、さらに、その場合に、適宜の手段により、それぞれの鋸刃16、17に対して平行な姿勢を保って位置調節できるように取り付けてもよい。
【0020】
上記の例において、上部突出部12と下部突出部13との間の平面視での間隔は、好ましくは約50〜100mm程度とされる。これは、平均的タバコ幹直径より数十mm大きい間隔である。それにより、その離間した位置にタバコ幹が確実に入り込むことができ、後記するように切り欠き用鋸1全体を90度回転させることが容易となる。
【0021】
次に、このタバコ幹切り欠き用鋸1の使用方法を説明する。先ず、作業者は支持体10の両突出部12、13にボルト18a、18b及び19a、19bを用いて、帯鋸14、15を図1に示すように互いの鋸刃部16、17が向き合う状態で、かつ、先端側がわずかに交差する状態で装着する。次に、締め付けボルト22、27を緩め、ガイド板20、25の前記立ち上がり部24、29の先端部における帯鋸14、15の鋸刃部分16、17との距離が、タバコ幹Sに形成しようとする切り込み溝の深さとなるように調整して、締め付けボルトを締め付ける。好ましくは、切り欠き溝がタバコ幹Sの直径の1/2〜2/3程度の深さになるように設定する。また、2枚の帯鋸の先端部分の交差量は数ミリとする。
【0022】
作業者は上記のように設定された切り欠き用鋸1を把持用の貫通孔11部分で把持し、2枚の帯鋸14、15の先端を切り欠き溝を形成しようとするタバコ幹Sの方向に向け、かつ、2枚の帯鋸14、15が垂直方向を向く姿勢(図2の姿勢から水平方向の軸線を中心して90°右あるいは左に回転させた姿勢)とする。それにより、2枚の帯鋸14、15の間には上下方向に開放する空間が形成されるので、作業者は、立状するタバコ幹Sにおけるタバコ葉が着生していない下方部分を該2枚の帯鋸間の空間が通過するようにして、切り欠き用鋸1を前方に突き出し、タバコ幹Sの該下方部分が切り欠き用鋸1の支持体10に当接するまで送り込む。その状態から切り欠き用鋸1を90°所定方向に回転させて2枚の帯鋸14、15の鋸歯部分16、17がタバコ幹Sの両側に水平状態で対向する状態とする。この状態が図1、図2において、実線で示される状態である。
【0023】
その状態から、作業者は切り欠き用鋸1を手前に引き抜く。それにより、タバコ幹Sの両側面に鋸歯16、17が作用し、図4、図5に示すようにタバコ幹Sには切り欠き溝A、Bが成形される。前記したように、切り込み深さはガイド板20、25の立ち上がり部24、29の配置位置により規制され、また、成形される切り欠き溝A、Bの交差幅C(図5参照)は平面視での帯鋸14、15の先端の交差幅に規制される。
【0024】
上記のようにして、本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸を用いて立状状態のタバコ幹Sに上下2本の切り欠き溝A、Bを同時に形成することができる。図4、図5はその状態をさらに詳しく説明するものであり、図4に示すように、畦U上に立状するタバコ幹Sには、これから収穫されようとするタバコ葉Lが14枚前後着葉した状態で植生しており、着葉している最下位葉Laと畦Uの頂面との間に着葉のない「下方部分」に前記タバコ幹切り欠き用鋸1が挿入され、引き抜かれて、切り欠き溝A、Bが形成される。
【0025】
図5は形成される切り欠き溝A、Bの好ましい一態様を拡大して示す斜視図であり、この例では、切り欠き溝はタバコ幹Sの一方の側面からほぼ水平方向に切り込まれた第1の切り欠き溝Aと、相対する他方の側面から同様に水平方向に切り込まれた第2の切り欠き溝Bとで構成され、第1の切り欠き溝Aと第2の切り欠き溝Bとはタバコ幹Sの軸線(Z軸)方向に所定距離Dだけ上下方向に離間している。この距離Dはタバコ幹切り欠き用鋸1の2枚の帯鋸14、15の上下方向の間隔に相当する。好ましくは、各切り欠き溝A、Bの深さはタバコ幹Sの断面の1/2よりも深い位置まで達するよう、ガイド板20、25の位置は調整され、また、一定の切り込み交差Cが保持されるように、2枚の帯鋸の先端交差量が選定される。
【0026】
このように切り欠き溝A、Bが形成されたタバコ幹Sは、数時間から数日にわたり畦U上に立状状態で放置される。切り欠き溝A、Bにより下部からの養分や水分の上方への移動が実質的に阻止され、当初は図4に仮想線で示すように上方に向けて広がった姿勢であるタバコ葉Lは次第に萎凋して、実線で示されるように下方に垂れた状態のタバコ葉Laとなる。切り欠き溝A、Bの間には切り込み交差Cが保持されているので、タバコ幹Sが畑上に不用意に倒伏することはない。
【0027】
所定の萎凋度が得られた時点で、タバコ幹Sを人手によりあるいは適宜の押圧手段により押し倒す。それにより、萎凋したタバコ葉Laを着葉したタバコ幹Sは該切り欠き溝A、Bの箇所で容易にその下方部分から分離し、収容する。既にタバコ葉Lは萎凋していることから、倒伏時にタバコ葉Laが損傷することは避けられる。倒伏したタバコ幹Sを人手によりあるいは適宜の収穫装置により収容し、従来の方法と同様にして、乾燥施設内に吊り込む。この際にも、既にタバコ葉Laは萎凋していることから、タバコ葉Laの損傷は回避されると共に日焼け等による品質低下葉の生出率も低減できる。さらに、一本のタバコ幹Sが専有する容積は縮小していることから、運搬車の積載能力も向上でき、また、タバコ幹1本当たりの乾燥専有面積も減少することができる。
【0028】
本発明者の実験によれば、切り欠き溝A、Bが互いにタバコ幹SのZ軸中心付近で交差する深さCは、約3mm程度が適範囲であり、交差が0mmではタバコ葉に目的とする萎凋は得られなかった。逆に、それ以上深すぎると切り欠き溝部から不用意に倒伏する場合が生じた。また、切り欠き溝A、Bの上下の幅Dは、約50〜100mm程度が適範囲であり、それより狭すぎると倒伏し易く、広すぎるとタバコ葉Lの萎凋に時間を要するかもしくは萎凋しない場合があった。
【0029】
本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸のさらに他の実施の形態を図6〜図14を用いて説明する。図6、図7に示す実施形態では、支持体100はほぼ平行四辺形をなす金属板により形成され、該金属板の上下の端部をほぼ平行状態に折曲して、そこに帯鋸14、15の端部をネジ102、103によりネジ止めしている。支持体100の前記帯鋸取付け側と反対側の中央部分には、木製あるいは樹脂製の把手101が帯鋸面に直交する方向に取り付けられる。なお、この例で、平均的なタバコ幹径を考慮して、上下の帯鋸14、15の上下方向の間隔は50〜100mm程度とされ、取付け部での内側の間隔も50mm程度とされる。
【0030】
図示されないが、支持体100の前記上下の折曲部に形成されるネジ止め孔は長孔とされており、止めネジ102、103を緩めることにより、上下の帯鋸14、15は支持体100に対してその取り付け角度が微調整されるようになっている。また、各帯鋸14、15には、断面L字状をなしかつ帯鋸14、15のほぼ全長にわたる長さの直線状のガイド板120、125がネジ止めされており、先端近傍のネジ止め用穴122、123が側方に開放していることにより、その取り付け位置を鋸歯に対して平行な姿勢を保った状態で調整できるようにされている。もちろん、場合によっては、鋸歯に対して傾斜した姿勢で位置変更することも可能である。このガイド板120、125は帯鋸14、15のほぼ全長にわたる長さであり、帯鋸14、15に対する補強材としての機能も果たす。そのために、帯鋸14、15が不用意に振動することを阻止することができ、作業性がきわめて良好となる。このタバコ幹切り欠き用鋸の使用方法は、図1〜図3に基づき説明したものと同じである。
【0031】
図8はさらに他の実施形態を示している。このタバコ幹切り欠き用鋸は図6、図7に示したものと比べ、一方の帯鋸14が支持体100に対して直交する方向に固定的にネジ止めされている点で異なっている。他方の帯鋸15は図6、図7に示したものと同様に支持体100の折曲部に角度変更可能に取り付けられており、帯鋸15のみの角度調整により双方の帯鋸14、15の先端が交差するようにされている。このタバコ幹切り欠き用鋸の使用方法も、図1〜図3に基づき説明したものと同様であるが、一方の帯鋸が固定であることから、製造及び角度調整が容易である利点がある。なお、いずれの帯鋸を固定するかは任意であり、使用する人の使い勝手によればよい。
【0032】
図9、図10はさらに他の実施形態を示している。この形態は、前記図6、図7に基づき説明したタバコ幹切り欠き用鋸における上方の帯鋸14上に、タバコ幹吊り掛け用の溝を切り込むための第2の2枚の帯鋸210、211をその鋸歯216、217側を帯鋸14側に向けた状態で好ましくは30度程度傾斜させて設置していることを特徴とする。すなわち、上方の帯鋸14を取り付けている支持体100の折曲部分に、垂直方向に向いた第2の支持体200がさらに固定されており(この支持体200の高さは20mm程度であってよい)、その上端は、前方かつ帯鋸14の鋸歯側に向けて好ましくは30度程度傾斜させた姿勢で折曲された取り付け部201となっている。そして、図9A、図9Bによく示されるように、前記傾斜した取り付け部201には、2枚の帯鋸210、211がネジ202により固定されており、該2枚の帯鋸210、211はスペーサ203によりほぼ5〜10mm程度の間隔で平行に保持されている。さらに、前記第2の2枚の帯鋸210、211の間には適宜形状(例えはL字状)の掻き出し片204が取り付けられている。
【0033】
図示されないが、前記第2の2枚の帯鋸210、211も前記取り付け部201に形成したネジ止め孔を長孔とすることにより、帯鋸14と同様に、支持体100に対して取り付け角度が調整可能とされている。また、2枚の帯鋸210、211の長さは帯鋸14の長さの1/2程度とされるが、特に制限はない。図9Aに示すように、帯鋸14の鋸歯16の先端縁と2枚の帯鋸210、211の鋸歯216、217の先端縁とは、平面視でほぼ一致するようにされており、さらに、上方の帯鋸210の表面には断面L字状のガイド板220が鋸歯216、217の先端縁に対して位置調整可能な態様でネジ221によりネジ止めされている。
【0034】
この形態のタバコ幹切り欠き用鋸を用いて、図1〜図3に基づき説明したと同様にしてタバコ幹Sへの切り欠き溝を形成操作を行うと、前記第2の2枚の帯鋸210、211が帯鋸14と同時にタバコ幹Sに切り込みを入れる。第2の2枚の帯鋸210、211の間隔は比較的狭くされており、かつ、その先端には掻き出し片204が取り付けられているので、その間のタバコ幹Sの部分は除去される形となり、図11に示すように、帯鋸14により形成される切り込み溝Aの上方に、切り込み先側を下方に向けた第2の切り込み溝Aaが形成される。この溝Aaはタバコ幹吊り掛け用の溝として利用される。
【0035】
図12、図13はさらに他の実施形態を示している。この形態では、下方に位置する帯鋸15が支持体100に対して直交方向に固定的にネジ止めされており、上方の帯鋸14が角度調整可能とされている。そして、下方の帯鋸15の鋸歯17が形成されている縁と反対側の縁には、支持体100への取り付け部からほぼ半分の長さ程度にわたり、第2の鋸歯17aが設けられている。さらに、下方の帯鋸15の上面側には、ほぼ5〜10mm程度の間隔をおいて第2の帯鋸300がネジ301によりネジ止めされており、該第2の帯鋸300の鋸歯302の先端縁は前記帯鋸15に形成した第2の鋸歯17aの先端縁と平面視で一致するようにされている。また、第2の帯鋸300の上面には断面L字状のガイド板320が鋸歯302の先端縁に対して位置調整可能な態様でネジ321によりネジ止めされている。
【0036】
前記第2の帯鋸300の先端位置における前記帯鋸15とのその間には適宜形状(例えはL字状)の掻き出し片304が取り付けられており、第2の帯鋸300と帯鋸15との平行度を保持すると共に、その間におけるタバコ幹の切り出しの作用をする。なお、この形態では、帯鋸15のガイド板125aは、図示のように、帯鋸15の先端部分にのみ形成されている。これは、前記した第2の帯鋸300の反対側の縁の位置を、図12Aに示すように下方の帯鋸15の鋸歯よりある程度内側に入った位置として形成することにより、その縁がガイド板としての機能を果たすことができると共に、第2の帯鋸300が帯鋸15の補強材としても機能することによる。
【0037】
この形態のタバコ幹切り欠き用鋸を使用するに際しては、先ず、前記した第2の帯鋸300と帯鋸15とに形成した鋸歯部分を好ましくは切り込み先がやや下方を向くようにしてタバコ幹部分に当てがい、強く引き抜く。それにより、先ずタバコ幹吊り掛け用の溝Aaが、図11に示したように傾斜した姿勢で形成される。その際に、掻き出し片304(図12B)が設けられていることにより、第2の帯鋸300と帯鋸15間のタバコ幹の切り出しは確実となる。次の工程で、図1〜図3に基づき説明したと同様にしてタバコ幹Sへの切り欠き溝を形成操作を行い、図11に示すと同様の切り込み溝A、Bを前記タバコ幹吊り掛け用の溝Aaのやや下方に形成する。この形態のタバコ幹切り欠き用鋸の場合には、前記2つの工程で、タバコ幹吊り掛け用の溝Aa付きの切り込み溝形成作業が終了する。
【0038】
図14はさらに他の実施の形態を示している。この例のものは、図6、図7に基づき説明したものとほぼ同様のものであるが、ただ、上方の帯鋸14と下方の帯鋸15とが支持体100に相互に平行状態で装着されているのではなく、上方の帯鋸14の鋸歯16側が下方の帯鋸15に近接する方向に傾斜した状態で支持体100に装着されている。このようにすることにより、上下の帯鋸14、15で形成される切り込み溝は平行でなく、互いに傾斜した状態となることから、萎凋した後のタバコ幹の押し倒しを容易に行うことが可能となる。特に、図示しないが、図9、図10あるいは図12に示した吊り掛け用の溝形成用の第2あるいは第2の帯鋸を持つタバコ幹切り欠き用鋸においても、図14に示すように、一方の帯鋸を他方の帯鋸に対して傾斜した状態とすることもでき、同様な効果が得られる。なお、このように一方の帯鋸を他方の帯鋸に対して傾斜した状態で配置する場合には、帯鋸間の上下方向の間隔を、互いに平行に配置する場合よりも、例えば20mm程度広くすることが推奨される。それにより、萎凋中に風によるタバコ幹の倒伏や折り曲げを回避することができる。
【0039】
上記の実施の形態では、2枚の帯鋸14、15を先端側で互いに交差するように配置したが、すでに記したように必ずしもこの交差は必要でなく、また、全体として2枚の帯鋸をハ字状に支持体に装着することも必須でない。非交差状態に配置する場合でも、支持体10を引き抜き時に捩じりながら引き抜くことにより、所望に深さの切り欠き溝を形成ことができることは理解されよう。
【0040】
【発明の効果】
本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸を用いることにより、立状した姿勢でタバコ葉を手軽に萎凋させることが可能となり、タバコ葉の品質低下防止、収集時の作業の容易化、軽労働化を図ることが可能となり生産性の向上に大きく寄与することができる。また、構成が簡単でありかつ軽量のものとして作成できるので、作業者を選ばず容易に使用することができ、労働力の有効活用が図れる。さらに、畑地条件あるいは経済的に機械力を導入できない地域等でも容易に、立状した姿勢でタバコ葉を萎凋させる収穫方法を導入することができる。また、所望により、タバコ幹吊り掛け用の溝も同時に形成することができ、この場合には、乾燥処理作業ののさらなる効率化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸の一実施例を示す平面図。
【図2】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸の一実施例を示す正面図。
【図3】図1、図2に示す装置の使用状態を説明する斜視図。
【図4】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸を用いてタバコ幹に切り込み溝を形成してタバコ葉を萎凋させた状態を説明する図。
【図5】切り欠き溝部分を拡大して説明する斜視図。
【図6】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸の他の実施の形態を示す図であり、Aは平面図。Bは側面図である。
【図7】図6に示す装置の使用状態を説明する斜視図。
【図8】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸のさらに他の実施の形態を示す図であり、Aは平面図。Bは側面図である。
【図9】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸のさらに他の実施の形態を示す図であり、Aは平面図。Bは側面図である。
【図10】図9に示す装置の使用状態を説明する斜視図。
【図11】図9、図10によるタバコ幹切り欠き用鋸を用いてタバコ幹に切り込み溝を形成してタバコ葉を萎凋させた状態を説明する図。
【図12】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸のさらに他の実施の形態を示す図であり、Aは平面図。Bは側面図である。
【図13】図12に示す装置の使用状態を説明する斜視図。
【図14】本発明によるタバコ幹切り欠き用鋸のさらに他の実施の形態を示す図であり、Aは平面図。Bは側面図である。
【符号の説明】
1…タバコ幹切り欠き用鋸、10、100…支持体、12…上部突出部、13…下部突出部、14、15…帯鋸、16、17…鋸歯部分、20、25、120、125…ガイド板、101…把手、210、211…第2の2枚の帯鋸、300…第2の帯鋸、A、B…切り込み溝、Aa…タバコ幹吊り掛け用の溝、S…タバコ幹、U…畦

Claims (11)

  1. 上下方向に間隔をおいて配置される2枚の帯鋸と、該2枚の帯鋸の一方の端部側を連接する支持体とを具備し、該2枚の帯鋸はそれぞれの鋸歯部分が互いに対向する姿勢で支持体に装着されていることを特徴とするタバコ幹切り欠き用鋸。
  2. 2枚の帯鋸には切り欠き深さを規制するためのガイド板が配置されていることを特徴とする請求項1記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  3. ガイド板は帯鋸面においてその取付け位置が可変となるように帯鋸に装着されていることを特徴とする請求項2記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  4. 2枚の帯鋸は、先端側では互いに交差し、支持体との連接部側では離間して、全体としてハ字状に支持体に装着されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  5. 2枚の帯鋸は、支持体に対して、その取り付け角度が変更可能となるように装着されていることを特徴とする請求項1ないし3いずれか記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  6. 2枚の帯鋸は、タバコ幹における切断面が互いに平行となるように互いに平行状態で支持体に装着されていることを特徴とする請求項1記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  7. 2枚の帯鋸は、タバコ幹における切断面の一方が他方に対して傾斜した状態となるように互いに非平行状態で支持体に装着されていることを特徴とする請求項1記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  8. 2枚の帯鋸の上方の帯鋸上には、その帯鋸面から所定の距離をおいて、タバコ幹吊り掛け用の溝を切り込むための第2の2枚の帯鋸が設置されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  9. 前記第2の2枚の帯鋸には、切り欠き深さを規制するための第2のガイド板が配置されていることを特徴とする請求項8記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  10. 2枚の帯鋸の一方の帯鋸は、前記鋸歯部分と反対側の縁部に第2の鋸歯を部分的に有しており、かつ、該第2の鋸歯部分に沿って上下方向に一定の距離離れた位置には第2の帯鋸が前記一方の帯鋸に平行状態で設置されていることを特徴とする請求項1ないし7いずれか記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
  11. 前記第2の帯鋸上には、切り欠き深さを規制するための第2のガイド板が配置されていることを特徴とする請求項10記載のタバコ幹切り欠き用鋸。
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