JP3596934B2 - Multicolor thermal / thermal transfer recording method and apparatus - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、感熱記録と熱転写記録とを併用することによって複数の原稿の画像を多色記録するようにした多色感熱・熱転写記録方法と、この方法の実施に直接使用する装置とに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
感熱記録シートに発熱ヘッド(サーマルヘッド)を用いて感熱記録する一方、この感熱記録シートに熱転写ドナーシート(以下インクリボンという)を重ねて熱転写記録を行うようにした記録装置が提案されている(特開昭57−210872号)。
【0003】
この既提案のものは、インクリボンに赤、青、黄の3原色と無色との各領域を一定間隔ごとに設けたものである(フルカラー方式という)。そしてインクリボンのいずれかの色の領域を、発熱ヘッドと感熱記録シートとの間に導いて印字するものである。すなわち、インクリボンの赤、青、黄の各領域を感熱記録シートに選択的に重ねて発熱ヘッドで加熱することにより、インクリボンのインクを感熱記録シートに熱転写させる。またインクリボンの無色の領域を感熱記録シートに重ねて発熱ヘッドで加熱することにより、感熱シートを発色させるものである。
【0004】
【従来技術の問題点】
しかしこの方法では、インクリボンで熱転写を行うときの熱により、感熱記録シートの感熱記録層も同時に発色してしまうことになる。このため熱転写による発色と感熱による発色とが重なり混色してしまい、きれいな発色が得られなくなるという問題が生じる。
【0005】
特に複数の原稿を重ねてプリント出力する場合には、異なる原稿で感熱記録する部分と熱転写記録する部分が重なることがある。この場合にも前記従来の装置では発色が重なって混色することになる。
【0006】
【発明の目的】
本発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、複数の原稿を重ねてプリント出力する場合に、感熱記録による発色と熱転写記録による発色とが混色せず、きれいな発色をさせることができる多色感熱・熱転写記録方法を提供することを目的とする。またこの方法の実施に直接使用する装置を提供することを他の目的とする。
【0007】
【発明の構成】
本発明によればこの目的は、支持体に感熱記録層を形成した感熱記録シートに、感熱記録と熱転写記録とを併用して、感熱記録を行う第1の原稿と熱転写記録を行う他の原稿とを含む複数の原稿画像を重ねて多色記録する多色感熱・熱転写記録方法であって、熱転写記録に用いる熱転写ドナーシートの熱転写層に前記感熱記録シートの感熱記録層の発色反応を抑制する減感性物質を含ませる一方、第1の原稿を色付け設定した後スキャナで読取りながらこの原稿全体を感熱記録シートに感熱記録し、感熱記録シートを戻してから他の原稿を色付け設定し前記スキャナにより読取りながら熱転写記録により重ねて記録することを特徴とする多色感熱・熱転写記録方法により達成される。
【0008】
原稿は3枚以上でもよく、この場合には2枚目の原稿は熱転写記録だけにするのがよい。
【0009】
2枚目以降の原稿を重ねて記録する度に記録シートを元の位置に戻す代わりに、原稿の画像および色付け情報をメモリしておき、最後の原稿の読取りに同期してメモリした他の原稿の画像を重ねてプリント出力するようにしてもよい。
【0010】
また他の目的は、支持体に感熱記録層を形成した感熱記録シートに、感熱記録と熱転写記録とを併用することにより感熱記録を行う第1の原稿と熱転写記録を行う他の原稿とを含む複数の原稿画像を重ねて多色記録する多色感熱・熱転写記録装置において、各原稿に対する色付け情報を記憶するメモリと、原稿を読取るスキャナと、前記感熱記録シートの感熱記録層に対向しこの感熱記録シートの送り方向に対して直交方向に相対往復動する発熱ヘッドと、前記感熱記録シートと前記発熱ヘッドとの間に設けられ前記発熱ヘッドにより熱転写される熱転写層に前記感熱記録層の発色反応を抑制する減感性物質を含む熱転写ドナーシートと、第1の原稿を感熱記録により予め前記感熱記録シートに記録した後、この感熱記録シートを戻してから他の原稿を熱転写記録により重ねて記録するプリント制御手段とを備えることを特徴とする多色感熱・熱転写記録装置により達成される。
【0011】
【実施例】
図1は本発明の一実施例である画像処理装置の斜視図、図2はその内部構造を示す透視図、図3は側面の透視図、図4は正面の透視図、図5はスキャナの押え蓋の上面に設けたプリント操作パネルを示す図、図6は同じく色付け操作パネルを示す図、図7は制御系統のブロック図、図8は代表的な色付け処理の流れ図、図9はプリントヘッドの配置図、図10はプリントヘッドの動作を示す図、図11はプリント原理説明図、図12はプリンタの動作の流れ図である。
【0012】
【装置の概要】
これらの図1〜12を用いて、まず本実施例の基本動作である1枚の原稿に多色付けを行う手順を説明し、その後に本発明の対象である複数原稿を重ねてプリントする手順を説明する。まず図1〜4に基づきこの画像処理装置の各部の配置構造を説明する。図1において符号10は横長の筐体であり、その上面は上方へ開閉可能な蓋12となっている。
【0013】
筐体10の内部には、図2、3に示すようにプリンタ14が収容されている。このプリンタ14は横向きに平行に配設されたペーパーロール16と、プラテン18とを有する。このプラテン18はペーパーロール16の手前側に位置し、ペーパーロール16の下縁から引出されたペーパー20はプラテン18に掛け回されてプラテン18の前縁から下方へ導かれる。なお19はピンチローラであり、ペーパー20をプラテン18に押圧する。
【0014】
そしてこのペーパー20はさらにガイドローラ22、24によって筐体10の前面下方から排出可能となっている。プラテン18はフィードモータ26によりベルト駆動され、ペーパー20を送出方向または巻き戻し方向に送って位置決めする。
【0015】
プリンタ14は、プラテン18の前面に沿って左右に走行する3個のプリントヘッド28(28a、28b、28c)を備える。プリントヘッド28はガイドロッド30にガイドされ、キャリッジモータ32に巻き掛けたベルト34により左右に送られる。プリントヘッド28は後記の多色感熱・熱転写記録方式のものであり、ペーパー20の全プリント幅3D(図4)を3等分するように間隔Dをもって移動し、それぞれの移動範囲の右端が復帰位置(ホームポジション、HP)とされる。
【0016】
このプリンタ14に用いるペーパー20は感熱記録シートであり、例えば白地に黒を感熱発色するものが用いられる。それぞれのプリントヘッド28にはペーパー20の感熱発色の色と異なる1または複数の色のインクリボン(熱転写ドナーシート)と、1個の発熱ヘッドとが取付けられている。その構造については後記する。図4で36はこのプリントヘッド28によるプリント領域(記録領域)を示している。
【0017】
図3で40はカッタであり、プラテン18の下方にあってプリントペーパー20を切断する。すなわちペーパー20を挟んで固定刃と可動刃とが対向し、可動刃がモータにより移動すると固定刃側に移動してペーパー20をカットするものである。
【0018】
42はスキャナであり、蓋12の上面の中央付近に位置する。このスキャナ42は図4に示すように、蓋12に上方から載せられた押え蓋44と、この押え蓋44と筐体10の蓋12との間に原稿46を挟んで右から左へ送る搬送機構と、筐体10内に収容されたCCDラインセンサ48と、原稿46の搬送方向に直交する主走査ライン上の画像をこのラインセンサ48に導く光学系とを備える。
【0019】
搬送機構は図4に示すように原稿46を上下から挟んで右から左へ送る4個の送りローラ50で構成され、筐体10側の2つのローラ50はモータ(図示せず)によって回転駆動される。光学系は適宜数のミラー52と、レンズ54とで構成される。なお56は光源である。
【0020】
58はデジタイザであり、このスキャナ42の原稿46の投入側、すなわち右側に隣接して蓋12の上面に設けられている。このデジタイザ58は図1に示すように座標検出用タブレット60とスタイラスペン62とを備える。タブレット60は全面に広がる抵抗体をもち、スタイラスペン62の先端でこのタブレット60を押圧したときの抵抗値の変化から、座標を検出するものである。タブレット60には、例えば右上隅が基準位置として決められ、原稿46の右上隅をこの基準位置に位置合せして固定される。
【0021】
64はプリントデータを指令するプリント操作パネル、66は色付け操作パネルであり、これらはスキャナ42の押え蓋44の上面に取付けられている。すなわち図1に示すように、押え板44の上面の奥側に色付け操作パネル66が、その手前側にプリント操作パネル64が配列されている。これらの操作パネル64、66の操作については後記する。
【0022】
プリンタ14と、スキャナ42と、デジタイザ58と、操作パネル64、66などとは、それぞれインターフェース68a〜dを介してバス70に接続される(図7)。
【0023】
バス70にはまたCPU72、ROM74、RAM76などが接続される。ROM74にはCPU72の動作プログラムや種々の定数などがメモリされている。CPU72はこの動作プログラムに従って種々の制御を行う制御装置78(図2、4)となるもので、プリンタ14の制御装置を兼ねる。この制御装置78はこの画像処理装置を作動させる際には、図8の動作流れ図に従った制御を行い、プリント時には各プリントヘッド28を図12に従った制御を行う。
【0024】
【色付け編集操作】
次にこの実施例による色付け編集処理の操作を図8を用いて説明する。まず過去の色付けデータが残っている場合には、操作パネル66の色付データ表示LED102(図6)が点灯しているから、このLED102が点灯していれば操作パネル66のオールクリヤキー100を押してこの過去の色付けデータを消去しておく。色付けしない場合すなわち単色でプリントする場合(単色モード)には(ステップ200)、そのまま原稿46をスキャナ42にセットし(ステップ212)、プリントさせればよい。
【0025】
なおこの発明に係るプリンタ14は、感熱記録シートを用いた感熱記録と、インクリボンによる熱転写記録とを併用するものである。このため色指定キー群104には熱転写記録用のキー群(1、2、3)と、感熱紙濃度用のキー群(4)とを別々に持つ。従って感熱記録の色付けを行うならキー群(4)の中の適宜濃度(A〜D)を選択し、熱転写による色付けをするならキー群(1〜3)の適宜濃度(A〜E)を選択すればよい。なおキー群(1、2、3)は、例えばそれぞれ赤、緑、青などとし、後記のプリントヘッド28にセットするインクリボンの色に対応させる。
【0026】
多色の色付けを行うのであれば(ステップ200)、原稿46をデジタイザ58にセットする(ステップ202)。すなわち原稿46の表を上にしてタブレット60に載せ、その右上隅をタブレット60の基準位置(右上隅)に位置合せする。次に色付け方法のモードを色変換または背景色のいずれかに選択する(ステップ204)。このモード選択は、切換キー106により行われる。すなわちこの切換キー106を押す度に色変換モードを示すLED108aと背景色モードを示すLED108bとが交互に点灯し、選択されたモードを知ることができる。色変換のモードは、後記のように座標入力された画像(原稿で黒い部分)の色を変換するものである。背景色のモードは、座標入力された領域の背景(原稿で白い部分)の色を入力するものである。
【0027】
次にデジタイザ58によって色付けする領域の座標を入力する(ステップ206)。例えば画像に色付けをする場合(色変換モード)には色付けする画像を含む領域を指定する。この領域の指定はこの領域が四角ならその対角位置の2点を指定することにより行われる。この領域は多数の点をつないで多角形の領域を指定してもよい。背景塗りの場合も同様にして領域を指定する。
【0028】
このように座標入力した後、その領域に対する色付けの色指定をキー群104を用いて行う(ステップ208)。以上のステップ204〜208の動作を全ての色付けが終るまで繰り返すことにより、全ての画像や領域に対する色付け編集が行われ(ステップ210)、その結果はRAM76などにメモリされる。すなわち座標と色とに関するデータがメモリされる。色付け編集が終わると(ステップ210)、次にプリント動作に入る。
【0029】
まず原稿46をスキャナ42にセットし(ステップ212)、操作パネル64でプリント条件を設定する(ステップ214)。すなわち標準出力か写真出力か反転出力かの出力モードをキー110で選択し、原稿濃度をキー112で設定し、プリントサイズをキー114で設定する。これらの設定により出来上がるプリント結果を本番プリントの前に確認したい場合には、確認プリントキー116を押す(ステップ216)。
【0030】
するとスキャナ42が作動開始して原稿46の画像を読取り、本番プリントより小さい画像(例えばA7サイズ)をプリント出力する(ステップ218)。このプリント動作はこの読取り中の画像に、すでに入力された色付けデータに基づいた色付けを並行して行う。すなわちスキャナ42に連動しながら、プリンタ14にプリントさせるように行われる。
【0031】
このように小さく出力された確認プリントの結果を見て、さらに修正があれば修正部分に対して再度色編集を行う。本番プリントを行うためには、再び原稿46をスキャナ42にセットし(ステップ220)、スタート/ストップキー118を押す。すると原稿46がスキャナ42で読取られながら、同時に色付け処理が並行して行われ、プリント出力される(ステップ222)。このようにスキャナ42で原稿46を読取りながら並行してプリンタ14に出力するので、画像メモリの容量が少なくて済む。
【0032】
【プリンタ】
次に多色感熱・熱転写記録を行うプリンタ14について説明する。このプリンタ14は感熱紙をプリントペーパー20とする一方、熱転写インクリボンによる熱転写も重ねて行うようにしたものである。3つのプリントヘッド28は、それぞれ1つの発熱ヘッド150と、3つのリボンケース152(152a、152b、152c)とを持つ。なおこれらリボンケース152に収容するインクリボン(熱転写記録ドナーシート)154は、前記色付け操作パネル66の色指定キー群104のキー1、2、3の色に対応して別々に設けられ、この実施例では赤、緑、青の3本である。
【0033】
リボンケース152は図10の(A)、(B)に示すように発熱ヘッド150に対して移動可能である。同図の(A)は全てのリボン154が発熱ヘッド150とペーパー20との間隙から退出した状態を示す。同図の(B)はリボンケース152aのリボン154が発熱ヘッド150とペーパー20との間に入った状態を示す。同様にリボンケース152b、152cのリボン154も発熱ヘッド150とペーパー20との間に選択的に進入し得るものである。
【0034】
感熱紙からなるペーパー20は、図11の(A)に示すように支持体20Aと感熱記録層20Bとを持つものである。感熱記録層20Bはロイコ染料と顕色剤とを含む。またインクリボン154は支持体154Aと、熱転写層154Bとを持つ。この熱転写層154Bは、前記感熱記録層20Bのロイコ染料と顕色剤との発色反応を抑制する減感性物質と、有色染料および有色顔料の一方または両方とを含む。
【0035】
ここに用いるロイコ染料、顕色剤、減感性物質、有色染料(顔料)については、同一出願人により出願された特願平5−264997号に詳しく説明されているので、ここではその説明を繰り返さない。
【0036】
このペーパー20の感熱記録層20B側の面に発熱ヘッド150を接触させれば感熱記録層20Bのロイコ染料と顕色剤の反応により発色(感熱発色)する。この実施例の場合には黒に発色する。図11の(A)で156はこの発色した部分を示す。発熱ヘッド150を所定座標位置で発熱させれば所定の座標位置だけを黒く発色させることができる。
【0037】
このように感熱発色したペーパー20にインクリボン154を載せて発熱ヘッド150で加熱すると、図11の(B)に示すように熱転写による着色が行われる。すなわちインクリボン154の熱転写層154Bの減感性物質が感熱記録層20Bの発色を抑制する一方、この熱転写層154Bに含まれる有色染料(または顔料)がペーパー20の表面に転写される。
【0038】
感熱記録層20Bの発色が減感性物質で抑制されるので、有色染料(顔料)の発色が感熱記録層20Bの発色と混色せず、鮮やかかつきれいになる。図11(B)の156Aは減感性物質により感熱記録層20Bの発色が抑制された部分を示す。また158は転写されたインクリボン154の有色染料(顔料)の部分を示す。
【0039】
【プリンタの動作】
この発明では1つの発熱ヘッド150を用いて感熱発色と熱転写とを行う。すなわち3つのプリントヘッド28をそれぞれのホームポジションHPに置き、発熱ヘッド150を図11の(A)に示すようにペーパー20に接触させて感熱記録を行う(図12、ステップ300)。図9の(A)はこの時の各プリントヘッド28の動作範囲がDであることを示す。この発熱ヘッド28の一度の記録動作により、発熱ヘッド28の幅(ペーパー20の送り方向の幅、約22mm)の感熱記録が行われる。
【0040】
発熱ヘッド28は元のホームポジションHPに戻り(ステップ302)、ペーパー20の同じプリント領域36(図4参照)に対して次に熱転写記録を行う。すなわちまず最初のリボンケース152aのリボン154を発熱ヘッド150とペーパー20との間に進入させ(ステップ304)、発熱ヘッド150を移動させながら所定の座標位置で発熱させて熱転写させる(ステップ306)。そして発熱ヘッド150を元のホームポジションHPに戻し(ステップ308)、異なる色のインクリボン154に変えて他の2色について同様の動作を繰り返す(ステップ310、312)。図10の(B)でA、C、H、Jは感熱記録した文字を、またBは熱転写記録による文字を示す。
【0041】
以上の動作をペーパー20を間欠的に送りながら連続するプリント領域36に対して繰り返す(ステップ314、316)。全ての領域36のプリントが終われば、ペーパー20を所定量送り、カッタ40でカットする。
【0042】
なお熱転写を行うと、熱転写層154Bに含まれていた有色染料(顔料)やワックス類がペーパー20に移るから、この熱転写記録の後に発熱ヘッド150を直接ペーパー20に接触させて感熱発色させると、ペーパー20上の有色染料(顔料)やワックス類が発熱ヘッド150に付着する。このため、美しいプリントができなくなる。そこで本発明では感熱記録を先行させて行い、その後熱転写記録を行うようにした。このようにしたために1つの発熱ヘッド150による多色プリントが可能になるものである。
【0043】
【重ねプリント】
以上の説明は、1枚の原稿に対して色付け処理を行い、必要に応じて確認プリントをした後に本番プリントを行うものである。次にこの装置を用いて複数の原稿を重ねてプリントする方法・装置について説明する。この場合にはまず色付け操作パネル66の重ねプリント選択キー103(図6)を押しておく。
【0044】
図13は重ねプリントの概念図、図14はその一実施例を示す動作流れ図である。この実施例で最初の原稿(第1の原稿)は感熱記録を行い、2枚目(第2の原稿)またはそれ以降の原稿は熱転写記録を行う。例えば図13の(A)に示す風景画を背景にして同図(B)に示す文字を重ねてプリントし、同図(C)の出力を得る場合を考える。
【0045】
この実施例ではまず(A)の背景を単一色に色付け設定し(図14のステップ400)、その色付け情報をRAM76(図7)などにメモリする。そしてこの原稿(1)をスキャナ42にセットしてその画像を読取り(ステップ402)、この画像読取りに同期してプリンタ14で感熱記録によってプリント出力する(ステップ404)。
【0046】
この第1の原稿(1)の感熱記録が終ると記録シート20を元の位置に戻し(ステップ406)、色付け操作パネル66の次頁キー103Aを押してから次の第2の原稿(2)の色付け設定を行う(ステップ408)。この色付け設定は熱転写記録を含むものである。そしてこの原稿(2)をスキャナ42で読取りながら(ステップ410)、記録シート20に熱転写記録を行う(ステップ412)。
【0047】
原稿(2)の熱転写記録部分は原稿(1)の感熱記録部分に重なれば、インクリボンに含まれる減感性物質の作用により原稿(1)または(2)の感熱記録が消える。このため熱転写の色が鮮やかに混色せずに表れる。
【0048】
原稿が3枚以上ある時には、3枚目以降の原稿に対してもステップ406〜412の手順を繰り返せばよい。この際熱転写記録部分が重なると混色することがあるので、重ならないように色付け設定を行うのが望ましい。ここに原稿(1)に対応する感熱記録用原稿が複数枚あることも考えられるが、この場合には原稿(1)の1枚ごとに記録シート20を戻してステップ400〜404の手順を繰り返せばよく、実質的にはステップ406〜412の手順を繰り返すのと同じである。
【0049】
図15は他の実施例の動作流れ図である。この実施例では一部の原稿の画像とその色付け情報とをRAM76などにメモリしておき、他の原稿の読取りに同期してこのメモリした内容を合成し、感熱記録とそれに遅れる熱転写記録とを重ねてプリント出力するものである。
【0050】
すなわちまず重ねプリントキー103を押して感熱記録用の第1の原稿(1)を色付け設定する(ステップ500)。スキャナ42で画像を読取り(ステップ502)、これらをRAM76にメモリする(ステップ504)。次に原稿次頁キー103Aを押して第2の(2)を色付け設定し(ステップ506)、スキャナ42で読取りながら(ステップ508)、この読取りに同期してメモリした内容を読出して画像の合成をコンピュータすなわちCPU72で行う(ステップ510)。画像の合成はスキャナ42の画像読取りに同期して行われ、同時にプリンタ14に感熱記録が行われ(ステップ512)、これに続いて熱転写記録が行われる(ステップ514)。
【0051】
図16は本発明の実施例ではない参考実施例の動作流れ図である。この実施例は複数のスキャナを同期させ、複数の画像を読取りながら合成画像をプリント出力するものである。すなわち原稿が2枚の場合にはスキャナ42の他にスキャナ42Aおよびインターフェース68bAを設ける(図7)。そしてまず原稿(1)を単色に色付け設定した後(ステップ600)、原稿(2)を色付け設定し(ステップ602)。これらの色付け情報をメモリする。
【0052】
次に原稿(1)、(2)をそれぞれ異なるスキャナ42、42にセットし、両スキャナ42、42を同期させて読取る(ステップ604)。またこの読取りに同期しながら両原稿(1)、(2)を合成し(ステップ606)、プリンタ14に同時に出力する。この際感熱記録を先行させ(ステップ608)、熱転写記録はその後に行うことは勿論である(ステップ610)。
【0053】
【プリンタの他の実施例】
以上の説明に用いたプリンタ14は、3色のインクリボン154と、1つの発熱ヘッドを用いるとして説明したが、感熱記録用の発熱ヘッドと、熱転写記録用の1または複数の発熱ヘッドとを備えていてもよい。
【0054】
以上の実施例では熱転写ドナーシートとして3色のインクリボン154を用いているが、1本のインクリボンにイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックなどの異なる色の部分を順番に一定長さずつ設けたものであってもよい(フルカラー方式)。用いるインクリボン154は3色に限られず、3色以上としてもよいし、2色以下、例えば1色としてもよい。
【0055】
またペーパー20の支持体20Aに予め着色しておき、感熱発色および熱転写による発色を異なる色になるようにしておけば、プリントに使用可能な色の数をさらに増やすことができる。さらに複数のリボンケースをプリンタヘッドに一体化したものに代えて、リボンケース152をプリントヘッドのホームポジションにおいて載せ替えるようにしてもよい(ストッカー方式)。
【0056】
前記実施例のプリンタ14は、記録シート20の一部のプリント領域36を多色プリントしてから次のプリント領域36のプリントを行うようにしている。しかしプリント出力する画像全体を感熱記録により記録した後、記録シート20を戻して次に画像全体を熱転写記録するようにしてもよい。この熱転写記録はインクリボンの色を変える度に記録シート20を戻して画像全体を色ごとに別々に記録することも可能である。この場合には各記録の度にスキャナに原稿(1)、(2)をセットしなおすことが必要であるのは勿論である。
【0057】
【発明の効果】
請求項1の発明は以上のように、熱転写ドナーシートにロイコ染料と顕色剤との発色反応を抑制する減感性物質と有色染料または有色顔料を含ませておき、第1の原稿に対して感熱記録シートによる感熱記録を行った後、他の原稿を熱転写記録するものであるから、複数の原稿を重ねて多色プリントする場合にも感熱発色の部分と熱転写発色の部分との混色がなく、鮮やかできれいな多色プリントが可能になる。
【0058】
ここに原稿をスキャナで読取るのと同期してプリントを行い、重ねる原稿ごとに記録シートを元に戻して複数の画像を重ねるから、原稿を複数回スキャナにセットする必要があるため操作が多少面倒であるが、装置が複雑にならず部品数の減少と低コスト化に適する。
【0059】
また3枚以上の原稿を重ねて記録する場合に、メモリ容量を大きくしておき、最後の原稿を除く2枚目以降の原稿の画像とその色付け情報をメモリし、最後の原稿をスキャナで読取りながら複数原稿を合成し、同時にプリント出力させるようにしてもよい(請求項2)。この場合には熱転写記録部分が重なっても、優先順位を設けることにより熱転写記録部分同志の混色を防ぐことができる。
【0060】
また熱転写記録する部分同志が重なる場合には、優先順位を設けておくことにより熱転写記録同志の混色を防ぐことができる。また請求項3の発明によれば、この方法の実施に直接使用する多色感熱・熱転写記録装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例である画像処理装置の斜視図
【図2】その内部構造を示す透視図
【図3】側面の透視図
【図4】正面の透視図
【図5】スキャナの押え蓋の上面に設けたプリント操作パネルを示す図
【図6】同じく色付け操作パネルを示す図
【図7】制御系統を示すブロック図
【図8】代表的な色付け処理の流れ図
【図9】プリントヘッドの配置図
【図10】プリントヘッドの動作を示す図
【図11】プリント原理説明図
【図12】プリンタの動作の流れ図
【図13】本発明の概念を示す図
【図14】本発明の一実施例の動作流れ図
【図15】本発明の一実施例の動作流れ図
【図16】本発明の実施例ではない参考実施例の動作流れ図
【符号の説明】
10 筐体
14 プリンタ
18 プラテン
20 プリントペーパー(感熱記録シート)
28 プリントヘッド
42、42A スキャナ
46 原稿
58 デジタイザ
78 プリント制御手段
150 発熱ヘッド
152 リボンケース
154 インクリボン(熱転写ドナーシート)[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a multicolor thermal / thermal transfer recording method in which images of a plurality of originals are recorded in multiple colors by using both thermal recording and thermal transfer recording, and an apparatus directly used for performing the method. is there.
[0002]
[Prior art]
A recording apparatus has been proposed in which thermal recording is performed on a thermal recording sheet using a heating head (thermal head), and thermal transfer recording is performed by superimposing a thermal transfer donor sheet (hereinafter referred to as an ink ribbon) on the thermal recording sheet ( JP-A-57-210872).
[0003]
In the proposed device, three primary colors of red, blue, and yellow and a colorless region are provided at regular intervals on an ink ribbon (referred to as a full-color system). Then, an area of any color of the ink ribbon is guided between the heating head and the heat-sensitive recording sheet for printing. That is, the red, blue, and yellow areas of the ink ribbon are selectively overlapped with the thermal recording sheet and heated by the heating head, so that the ink of the ink ribbon is thermally transferred to the thermal recording sheet. Also, the colorless area of the ink ribbon is superimposed on the heat-sensitive recording sheet and heated by a heating head so that the heat-sensitive sheet is colored.
[0004]
[Problems of the prior art]
However, in this method, the heat of the thermal transfer using the ink ribbon causes the thermal recording layer of the thermal recording sheet to simultaneously develop color. For this reason, there arises a problem that the color formation by thermal transfer and the color formation by heat sensitivity overlap and mix, and it becomes impossible to obtain a beautiful color formation.
[0005]
In particular, when a plurality of originals are printed out in a superimposed manner, a portion for thermal recording and a portion for thermal transfer recording in different originals may overlap. Also in this case, in the above-described conventional apparatus, the colors are superimposed and mixed.
[0006]
[Object of the invention]
The present invention has been made in view of such circumstances, and when printing a plurality of originals in a superimposed manner, it is possible to form a beautiful color without mixing the color formed by thermal recording and the color formed by thermal transfer recording. It is an object of the present invention to provide a color heat / heat transfer recording method. It is another object to provide an apparatus for directly using the method.
[0007]
Configuration of the Invention
According to the present invention, the object is to provide a heat-sensitive recording sheet having a heat-sensitive recording layer formed on a support, by using both heat-sensitive recording and thermal transfer recording., Including a first original for performing thermal recording and another original for performing thermal transfer recordingMulticolor thermal / thermal transfer recording method for superimposing multiple original images and recording in multiple colorsSoThe thermal transfer layer of the thermal transfer donor sheet used for thermal transfer recording contains a desensitizing substance that suppresses the color development reaction of the thermal recording layer of the thermal recording sheet, while the first original isAfter setting the coloring, the entire original is thermally recorded on the thermal recording sheet while reading with the scanner, and after returning the thermal recording sheet, the other original is colored and read with the scanner.This is achieved by a multicolor heat-sensitive / thermal transfer recording method characterized by superimposing recording by thermal transfer recording.
[0008]
ManuscriptMay be three or more, in this case the secondManuscript is thermal transferIt is good to keep only records.
[0009]
Instead of returning the recording sheet to its original position each time the second and subsequent originals are printed, the original image and coloring information are stored in memory, and the other originals stored in memory in synchronization with the reading of the last original Even if you print out the image ofGood.
[0010]
Another object is to use both heat-sensitive recording and heat transfer recording on a heat-sensitive recording sheet having a heat-sensitive recording layer formed on a support.Includes a first document for thermal recording and another document for thermal transfer recordingIn a multi-color thermal / thermal transfer recording apparatus for superimposing a plurality of original images and recording in multiple colors, a memory for storing coloring information for each original, a scanner for reading the original, and a thermosensitive recording layer facing the thermal recording layer of the thermal recording sheet. A heat generating head which reciprocates in a direction perpendicular to the recording sheet feeding direction; and a color development reaction of the heat sensitive recording layer to a heat transfer layer provided between the heat sensitive recording sheet and the heat generating head and thermally transferred by the heat generating head. Transfer donor sheet containing a desensitizing substance for suppressing theThe heatBy recordFor the thermal recording sheetAfter recording,After returning this thermal recording sheetAnd a print control means for superimposing and recording another original by thermal transfer recording.
[0011]
【Example】
1 is a perspective view of an image processing apparatus according to an embodiment of the present invention, FIG. 2 is a perspective view showing the internal structure, FIG. 3 is a side perspective view, FIG. 4 is a front perspective view, and FIG. FIG. 6 is a view showing a printing operation panel provided on the upper surface of the presser lid, FIG. 6 is a view showing the same coloring operation panel, FIG. 7 is a block diagram of a control system, FIG. 8 is a flowchart of a typical coloring processing, and FIG. , FIG. 10 is a view showing the operation of the print head, FIG. 11 is an explanatory diagram of the printing principle, and FIG. 12 is a flowchart of the operation of the printer.
[0012]
[Outline of the device]
First, a procedure for performing multicoloring on a single document, which is a basic operation of the present embodiment, will be described with reference to FIGS. 1 to 12, and then, a procedure for superimposing and printing a plurality of documents which are objects of the present invention will be described. explain. First, the arrangement structure of each part of the image processing apparatus will be described with reference to FIGS. In FIG. 1,
[0013]
A
[0014]
The
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
In FIG. 3,
[0018]
[0019]
As shown in FIG. 4, the transport mechanism is composed of four
[0020]
[0021]
[0022]
The
[0023]
The
[0024]
[Coloring edit operation]
Next, the operation of the coloring and editing process according to this embodiment will be described with reference to FIG. First, when past coloring data remains, the coloring data display LED 102 (FIG. 6) of the
[0025]
The
[0026]
If multi-coloring is to be performed (step 200), the
[0027]
Next, the coordinates of the area to be colored by the
[0028]
After inputting the coordinates in this manner, a color designation for coloring the area is performed using the key group 104 (step 208). By repeating the above operations of
[0029]
First, the
[0030]
Then, the
[0031]
Looking at the result of the confirmation print output in such a small size, if there is further correction, the color editing is performed again on the corrected portion. To perform the actual print, the original 46 is set on the
[0032]
[Printer]
Next, the
[0033]
The ribbon case 152 is movable with respect to the
[0034]
The
[0035]
The leuco dye, the developer, the desensitizing substance, and the colored dye (pigment) used herein are described in detail in Japanese Patent Application No. 5-264997 filed by the same applicant. Absent.
[0036]
When the
[0037]
When the
[0038]
Since the coloring of the heat-
[0039]
[Printer operation]
In the present invention, thermal coloring and thermal transfer are performed using one
[0040]
The
[0041]
The above operation is repeated for the
[0042]
When thermal transfer is performed, colored dyes (pigments) and waxes contained in the thermal transfer layer 154B are transferred to the
[0043]
[Overprint]
In the above description, the actual printing is performed after the coloring process is performed on one document and the confirmation print is performed as necessary. Next, a method and apparatus for printing a plurality of originals in a superimposed manner using this apparatus will be described. In this case, first, the overlay print selection key 103 (FIG. 6) of the
[0044]
FIG. 13 is a conceptual diagram of overlap printing, and FIG. 14 is an operation flow chart showing an embodiment thereof. In this embodiment, the first original (first original) is subjected to thermal recording, and the second original (second original) or subsequent originals are recorded.Is thermal transferMake a record. For example, consider a case in which the characters shown in FIG. 13B are printed with the landscape image shown in FIG. 13A as a background and the output shown in FIG. 13C is obtained.
[0045]
In this embodiment, first, the background of (A) is colored and set to a single color (
[0046]
When the thermal recording of the first document (1) is completed, the
[0047]
ManuscriptIf the thermal transfer recording portion of (2) overlaps the thermal recording portion of the original (1), the thermal recording of the original (1) or (2) disappears due to the action of the desensitizing substance contained in the ink ribbon. Therefore, the color of the thermal transfer appears vividly without mixing.
[0048]
When there are three or more originals, the
[0049]
FIG. 15 is an operation flowchart of another embodiment. In this embodiment, the images of some originals and their coloring information are stored in the
[0050]
That is, first, the overlapping print key 103 is pressed to set the color of the first original (1) for thermal recording (step 500). Images are read by the scanner 42 (step 502), and these are stored in the RAM 76 (step 504). Next, the document next page key 103A is pressed to set the second (2) color (step 506), and while reading by the scanner 42 (step 508), the contents stored in the memory are read out in synchronization with this reading to synthesize the image. This is performed by the computer, that is, the CPU 72 (step 510). Image synthesis is performed in synchronization with image reading by the
[0051]
FIG.The present inventionExample ofNot a reference example3 is an operation flowchart of FIG. In this embodiment, a plurality of scanners are synchronized, and a composite image is printed out while reading a plurality of images. That is, when there are two documents, a
[0052]
Next, the originals (1) and (2) are set on
[0053]
[Other embodiments of the printer]
Although the
[0054]
In the above embodiments, the three-
[0055]
If the support 20A of the
[0056]
The
[0057]
【The invention's effect】
As described above, the invention of
[0058]
hereToPrinting is performed in synchronization with scanning of the original, and the recording sheet is returned to the original for each original to be overlapped, and multiple images are overlaidFromSince the document must be set on the scanner a plurality of times, the operation is somewhat troublesome. However, the apparatus is not complicated, which is suitable for reducing the number of parts and reducing the cost.
[0059]
AlsoWhen recording three or more originals,Increase the memory capacity,The second and subsequent pages except the last oneStores the original image and its coloring information,lastIt is also possible to combine a plurality of originals while reading the originals with a scanner and print out the same at the same time.2). In this case, even if the thermal transfer recording portions overlap, it is possible to prevent color mixing between the thermal transfer recording portions by setting the priority.
[0060]
AlsoIn the case where portions to be subjected to thermal transfer recording overlap each other, by setting priorities, it is possible to prevent color mixing between thermal transfer recordings. Claims3According to the invention, a multicolor thermal / thermal transfer recording apparatus directly used for carrying out this method is obtained.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view of an image processing apparatus according to an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing its internal structure.
FIG. 3 is a perspective view of a side surface.
FIG. 4 is a front perspective view.
FIG. 5 is a diagram showing a print operation panel provided on an upper surface of a presser lid of the scanner.
FIG. 6 is a diagram showing a coloring operation panel.
FIG. 7 is a block diagram showing a control system.
FIG. 8 is a flowchart of a typical coloring process.
FIG. 9 is a layout diagram of a print head.
FIG. 10 is a diagram showing the operation of the print head.
FIG. 11 is an explanatory view of a printing principle.
FIG. 12 is a flowchart of the operation of the printer.
FIG. 13 is a diagram showing the concept of the present invention.
FIG. 14 is an operation flowchart of one embodiment of the present invention.
FIG. 15 is an operation flowchart of one embodiment of the present invention.
FIG. 16 of the present invention.Reference example that is not an exampleOperation flow chart
[Explanation of symbols]
10 Case
14 Printer
18 Platen
20 Print paper (thermal recording sheet)
28 Print Head
42, 42A scanner
46 manuscript
58 Digitizer
78 Print control means
150 Heating head
152 ribbon case
154 Ink ribbon (thermal transfer donor sheet)
Claims (3)
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