【０００１】
【発明の属する技術分野】
本発明は、メッセージを受信する電話装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】
米国の音声メッセージ（ボイスメール）のサービスでは、電話会社のボイスメールセンタが音声メッセージの内容を記憶し、まだ内容が送信されていない音声メッセージの件数を電話装置に送信している。そして、ＳＭＳ規格（ＩＳ−６３７）では、オプションとしてコールバック（Ｃａｌｌ Ｂａｃｋ）番号の送信が規定されている。これにより、電話装置は受信したコールバック番号をメモリに一時的に記憶させて、ダイヤル入力することなく、ワンタッチでダイヤル発信し、音声メッセージをボイスメールセンタより受信して、これを発声させることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、何らかの理由でコールバック番号を発信しない基地局があり、電話装置はコールバック番号を受信することができないことがある。そのときは、指定されたボイスメールセンタのダイヤル番号を手動により、入力しなければならなかった。
【０００４】
【課題を解決するための手段】
本発明は、この課題に鑑みてなされたもので、発呼者からのメツセ−ジを記憶しているときにメツセ−ジを記憶している旨の通知と自局へのコ−ルバツク番号を送出する局に接続され、受信されまだコ−ルバツクが行われていないコ−ルバツク番号を記憶する記憶手段と、コ−ルバツクキ−と、前記コ−ルバツクキ−が操作されたときに前記記憶手段に記憶されたコ−ルバツク番号をダイヤル発信するダイヤル発信手段を有する電話装置であって、前記記憶手段は前記局へのダイヤル番号を予め記憶し、前記ダイヤル発信手段は前記コ−ルバツクキ−が操作されたときに設定に係わらず局接続音の送信をしないようにすると共に、前記記憶手段に前記コ−ルバツク番号が記憶されていないときは前記記憶手段に記憶されたダイヤル番号をダイヤル発信することを特徴とする電話装置。
【０００５】
【発明の実施の形態】
本発明の第１の実施例を図面に基づき説明する。図１は実施例の要部の構成を示すブロック図であり、図２は装置の正面図ある。本実施例の電話装置は、同じ周波数のキャリアを同一セルで複数利用するＣＤＭＡ方式の携帯電話機である。
【０００６】
（１）は通信部であり、後述のベースバンド部（３）からの通話や文字メッセージ等の信号をアンテナ（２）を介して基地局へ発信したり、アンテナ（２）を介して基地局からの通話や文字メッセージや音声メッセージ等の電波を受信したりする。
【０００７】
（３）はベースバンド部であり、ＣＤＭＡ処理回路（３１）と音声コーデック（３２）を有する。ＣＤＭＡ処理回路（３１）は符号分割多元接続、スクランブル、誤り制御、タイミング検出を行う。音声コーデック（３２）は音声を圧縮（符号化）・伸張（復号化）したり、アナログとディジタルの変換を行ったり、内部の増幅回路（図示せず）により受話音量やマイクロホンの感度を変更する。
【０００８】
（４）はハンズフリーでない通常の通話用の受話部（図２のＪを参照）に配設されるスピーカ（耳にあてて使用されるスピーカ）であり、増幅回路（５）で増幅されたベースバンド部（３）の電気信号を音声に変換する。（６）は通話に使用されるマイクロホンであり、音声を電気信号に変換する。（７）は増幅回路であり、マイクロホン（６）の出力を増幅してベースバンド部（３）に出力する。
（８）は通話やメッセージの着信報知音を出力するスピーカである。また、スピーカ（８）は通話を周囲の人に聞かせるためにも使用され、耳用のスピーカ（４）が配設される受話部（Ｊ）の背面に配設される。このスピーカ（８）は増幅回路（９）で増幅されたベースバンド部（３）の電気信号を音声に変換する。
【０００９】
（１０）は切替回路であり、３つの夫々の増幅回路（５）（７）（９）と、ベースバンド部（３）との接続を後述の制御回路（１１）の制御によりＯＮ／ＯＦＦする。尚、これら３つの増幅回路（５）（７）（９）はゲインを固定しており、受話音量やマイクロホンの感度を変更することはできない。受話音量やマイクロホンの感度の変更は制御回路（１１）の制御によりベースバンド部（３）の音声コーデック（３２）が行う。
【００１０】
（１１）はマイクロプロセッサからなる制御回路であり、動作のプログラムを記憶したＲＯＭ（１２）に基づき各部の制御やダイヤル信号の生成を行う。（１３）はＲＡＭであり、制御回路（１１）の動作に必要な情報、例えば、受信されたコールバック番号や登録されたコールバック番号を記憶する。
【００１１】
（１４）は液晶の表示部であり、電話番号やコールバック番号等を表示する。
（１５）はＬＥＤであり、着呼時に点灯し、文字メッセージの着信時に点滅する。（１６）はバイブレータであり、制御回路（１１）の制御に基づき通話の着呼やメッセージの着信時に振動を発生させる。（１７）は入力手段であり、電話番号の入力等を行うテンキー（１７１）と、通話の開始を操作するＳＥＮＤキー（１７２）と、通話の終了を操作するＥＮＤキー（１７３）と、メッセージの着信確認を操作するＭＡＩＬキー（１７４）と、表示部（１４）の最下行に表示された文字に対応する操作を行うＦ１キー（１７５）とＦ２キー（１７６）などを有する。Ｆ１キー（１７５）の例を図２で示すと、Ｆ１キー（１７５）に対応する表示部（１５）の位置に“ＳＴＡＲＴ”と表示されており、この表示画面ではＦ１キー（１７５）は音声メッセージの発声の操作を行う。そして、Ｆ２キー（１６６）に対応する表示部（１４）の位置に“ＱＵＩＴ”と表示されており、この表示画面ではＦ２キー（１６６）は音声メッセージの終了操作を行う。
【００１２】
次に、本発明の主要な動作を説明する。図３は制御回路（１１）の動作を示すフローチャートである。
【００１３】
発信側の電話装置が音声メッセージを発信すると、受信側が契約している電話会社のボイスメールセンタがこの音声メッセージを記憶する。そして、ボイスメールセンタは、この音声メッセージを含め、まだ、受信されていない音声メッセージの件数（残り件数）と自局のコールバック番号を受信側の電話装置に送信する。これを受信し記憶した本発明の携帯電話装置は、表示部（１４）に音声メッセージの画面を表示させると共に、音声メッセージの着信をＬＥＤ（１５）とスピーカ（８）で報知する。このときに使用者は音声メッセージを聞くことができる。また、まだ発声されていない音声メッセージがあれば、使用者はリアルタイムで所定の操作により音声メッセージの画面を表示させて、音声メッセージを聞くこともできる。
【００１４】
このような音声メッセージの表示画面になったとき（Ｓ１のＹ）、制御回路（１１）は、まだ発声されていない音声メッセージの件数をＲＡＭ（１３）より読み出して表示部（１４）に表示させる（Ｓ２）。そして、局から受信されたコールバック番号がＲＡＭ（１３）に記憶されていれば（Ｓ３のＹ）、これを表示させる（Ｓ４）（図２の表示部（１４）はこのときの表示状態を示す）。
【００１５】
ここで“ＳＴＡＲＴ”に対応するＦ１キー（１７５）が操作されると（Ｓ５のＹ）、設定に係わらず局接続音と識別番号の送信（Ｓｅｎｄ ＰＩＮ）をしないようにする（Ｓ６）。
【００１６】
局接続音とは、ダイヤル発信して局との接続を要求するときに、局と接続ができたことをスピーカ（８）より報知させるものである。これは所定の操作により“無音／小／中／大”のいずれかに設定可能である。例えば、回線の接続状況が悪く回線の接続にかなり時間がかかる場合は、使用者は局接続音を“大”に設定する。この場合、使用者はダイヤル発信後、一旦受話器（あるいは携帯電話装置）をテーブルなどに置き、局接続音を聞いてから受話器をとって通話を行うことができる。しかしながら、ボイスメールセンタは専用の局であり、通常、直ぐに接続されるため、本発明では、設定に係わらずコールバックのときは“無音”にする。
【００１７】
識別番号とは、ダイヤル発信先から接続の承認の為に要求されるもの、例えば、銀行のコンピュータとの通信に使用されるものである。これは所定の操作により“あり／なし”のいずれかに設定可能である。識別番号はボイスメールセンタとの接続には必要がないために、本発明では、設定に係わらずコールバックのときは識別番号の送信を“なし”にする。
【００１８】
ステップＳ６の後、局から受信されたコールバック番号がＲＡＭ（１３）に記憶されていれば（Ｓ７のＹ）、制御回路（１１）は、受信されたコールバック番号をダイヤル発信させる（Ｓ８）。
【００１９】
局から受信されたコールバック番号がＲＡＭ（１３）に記憶されていなければ（Ｓ７のＮ）、制御回路（１１）は、所定の操作により予めＲＡＭ（１３）に登録されたコールバック番号をダイヤル発信させる（Ｓ９）。米国では、１つの電話会社に対してボイスメールセンタは１つである。従って、通常、コールバック番号は１つであり、これが登録される。しかし、１つの携帯電話装置は４つの電話会社と契約可能であることから、最大４つのボイスメールセンタのコールバック番号を有することができる。この場合、本実施例では、使用者はこの中からコールバック番号を選択して登録する。
【００２０】
ステップＳ８あるいはＳ９でコールバック番号を発信した後、局から送信される音声メッセージが受信されると（Ｓ１０のＹ）、制御回路（１１）は、受信された音声メッセージをスピーカ（４）あるいはスピーカ（８）から発声させる（Ｓ１１）。尚、音声メッセージを受信すると、制御回路（１１）はＲＡＭ（１３）に記憶される音声メッセージの残り件数を更新させる。
【００２１】
このようにして、音声メッセージを発声させる際、コールバック番号が受信されない場合も、使用者はコールバック番号を手動で入力することなく（コールバック番号を記憶する必要もなく）、コールバック番号を発信させることができる。
【００２２】
尚、上述の実施例の実施例では、コールバック番号が受信されなかったときにコールバック番号を表示させなかったが、このときに登録されたコールバック番号を表示させてもよい。更に、コールバック番号を複数登録させて、ダイヤル発信するものを選択させてもよい。
【００２３】
また、上述の実施例の電話装置は携帯用であったが、卓上用などの据え置き型の電話装置にも適用させることができる。
【００２４】
また、上述の実施例のメッセージは音声であったが、文字のメッセージにも適用させることができる。
【００２５】
【発明の効果】
上述の如く、コールバック番号が受信されない場合も、使用者はコールバック番号を手動で入力することなく、コールバック番号を発信させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の実施例の主要な構成を示すブロック図である。
【図２】実施例の装置の正面図である。
【図３】実施例の主要な動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
１ 通信部
３ ベースバンド部
４ スピーカ（耳用）
６ マイクロホン
８ スピーカ（背面用、周囲用）
１１ 制御回路
１３ ＲＡＭ
１４ 表示部
１７ 入力部
１７６ Ｆ１キー
１７７ Ｆ２キー[0001]
BACKGROUND OF THE INVENTION
The present invention relates to a telephone device that receives a message.
[0002]
[Prior art]
In the voice message (voice mail) service in the United States, the voice mail center of the telephone company stores the contents of the voice message and transmits the number of voice messages that have not been transmitted yet to the telephone device. In the SMS standard (IS-637), transmission of a callback (Call Back) number is defined as an option. As a result, the telephone device can temporarily store the received callback number in the memory, dial out with one touch without dialing, receive a voice message from the voice mail center, and utter it. it can.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, there is a base station that does not transmit the callback number for some reason, and the telephone device may not be able to receive the callback number. At that time, the dial number of the designated voice mail center had to be entered manually.
[0004]
[Means for Solving the Problems]
The present invention has been made in view of this problem. When a message from a caller is stored, a notification that the message is stored and a call back number to the own station are provided. A storage means for storing a call back number which is connected to the transmitting station and which has been received and has not yet been called back; a call back key; and when the call back key is operated, A telephone apparatus having dial transmission means for dialing a stored call back number, wherein the storage means stores in advance a dial number for the station, and the dial transmission means is operated by the call back key. If the call back number is not stored in the storage means, the dial number stored in the storage means is dialed. Telephone apparatus characterized by Le outgoing.
[0005]
DETAILED DESCRIPTION OF THE INVENTION
A first embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings. FIG. 1 is a block diagram showing the configuration of the main part of the embodiment, and FIG. 2 is a front view of the apparatus. The telephone device of this embodiment is a CDMA mobile phone that uses a plurality of carriers of the same frequency in the same cell.
[0006]
(1) is a communication unit, which transmits a signal such as a call or a text message from a baseband unit (3), which will be described later, to the base station via the antenna (2), or a base station via the antenna (2). Receive radio waves such as phone calls, text messages, and voice messages.
[0007]
(3) is a baseband unit, which includes a CDMA processing circuit (31) and a voice codec (32). The CDMA processing circuit (31) performs code division multiple access, scrambling, error control, and timing detection. The voice codec (32) compresses (encodes) / decompresses (decodes) the voice, performs analog / digital conversion, and changes the reception volume and microphone sensitivity by an internal amplifier circuit (not shown). .
[0008]
(4) is a speaker (speaker used for the ear) arranged in a receiving unit for normal calls (see J in FIG. 2) that is not hands-free, and is amplified by the amplifier circuit (5). The electric signal of the baseband unit (3) is converted into sound. (6) is a microphone used for a telephone call, which converts voice into an electrical signal. (7) is an amplifier circuit which amplifies the output of the microphone (6) and outputs it to the baseband unit (3).
(8) is a speaker that outputs an incoming call notification sound for a call or message. The speaker (8) is also used to let the surrounding people hear the call, and is disposed on the back surface of the earpiece (J) where the ear speaker (4) is disposed. This speaker (8) converts the electric signal of the baseband part (3) amplified by the amplifier circuit (9) into sound.
[0009]
(10) is a switching circuit, which turns on / off the connection between each of the three amplification circuits (5), (7), and (9) and the baseband unit (3) under the control of a control circuit (11) described later. . Note that these three amplifier circuits (5), (7), and (9) have fixed gains, and the received sound volume and microphone sensitivity cannot be changed. The voice codec (32) of the baseband unit (3) changes the reception volume and microphone sensitivity under the control of the control circuit (11).
[0010]
(11) is a control circuit composed of a microprocessor, which controls each part and generates a dial signal based on a ROM (12) storing an operation program. Reference numeral (13) denotes a RAM which stores information necessary for the operation of the control circuit (11), for example, a received callback number or a registered callback number.
[0011]
(14) is a liquid crystal display, which displays a telephone number, a callback number, and the like.
(15) is an LED, which lights when an incoming call is received and blinks when a text message is received. (16) is a vibrator, which generates vibration when a call is received or a message is received based on the control of the control circuit (11). (17) is an input means, which is a numeric keypad (171) for inputting a telephone number, a SEND key (172) for operating the start of a call, an END key (173) for operating a call end, and a message A MAIL key (174) for operating the incoming call confirmation, and an F1 key (175) and an F2 key (176) for performing operations corresponding to the characters displayed on the bottom line of the display unit (14) are provided. An example of the F1 key (175) is shown in FIG. 2. “START” is displayed at the position of the display unit (15) corresponding to the F1 key (175). In this display screen, the F1 key (175) is a voice. Perform message utterance operations. Then, “QUIT” is displayed at the position of the display unit (14) corresponding to the F2 key (166). On this display screen, the F2 key (166) performs an operation for ending the voice message.
[0012]
Next, main operations of the present invention will be described. FIG. 3 is a flowchart showing the operation of the control circuit (11).
[0013]
When the telephone device on the calling side transmits a voice message, the voice mail center of the telephone company with which the receiving side has a contract stores the voice message. Then, the voice mail center transmits the number of voice messages that have not yet been received (the number of remaining messages) including the voice message and the callback number of the own station to the telephone device on the receiving side. The mobile phone device of the present invention that has received and stored the voice message screen is displayed on the display unit (14), and the incoming voice message is notified by the LED (15) and the speaker (8). At this time, the user can listen to the voice message. If there is a voice message that has not been uttered yet, the user can listen to the voice message by displaying a screen of the voice message by a predetermined operation in real time.
[0014]
When such a voice message display screen is displayed (Y in S1), the control circuit (11) reads the number of voice messages not yet uttered from the RAM (13) and displays them on the display unit (14). (S2). If the callback number received from the station is stored in the RAM (13) (Y in S3), this is displayed (S4) (the display unit (14) in FIG. 2 displays the display state at this time). Show).
[0015]
When the F1 key (175) corresponding to “START” is operated (Y in S5), the station connection sound and the identification number are not transmitted (Send PIN) regardless of the setting (S6).
[0016]
The station connection sound is used to notify the speaker (8) that a connection with the station has been established when dialing is requested and a connection with the station is requested. This can be set to one of “silence / small / medium / large” by a predetermined operation. For example, when the connection status of the line is poor and it takes a long time to connect the line, the user sets the station connection sound to “high”. In this case, after dialing, the user can place the handset (or mobile phone device) on a table or the like and listen to the station connection sound before taking a call using the handset. However, since the voice mail center is a dedicated station and is usually connected immediately, in the present invention, "silence" is set at the time of callback regardless of the setting.
[0017]
The identification number is required for connection approval from the dial destination, for example, used for communication with a bank computer. This can be set to “Yes / No” by a predetermined operation. Since the identification number is not necessary for connection to the voice mail center, the present invention sets the transmission of the identification number to “None” at the time of callback regardless of the setting.
[0018]
After step S6, if the callback number received from the station is stored in the RAM (13) (Y in S7), the control circuit (11) dials the received callback number (S8). .
[0019]
If the callback number received from the station is not stored in the RAM (13) (N in S7), the control circuit (11) dials the callback number registered in the RAM (13) in advance by a predetermined operation. Make a call (S9). In the United States, there is one voice mail center for one telephone company. Therefore, normally, there is one callback number, which is registered. However, since one mobile phone device can contract with four telephone companies, it can have callback numbers of up to four voice mail centers. In this case, in this embodiment, the user selects and registers a callback number from these.
[0020]
When a voice message transmitted from the station is received after the callback number is transmitted in step S8 or S9 (Y in S10), the control circuit (11) transmits the received voice message to the speaker (4) or the speaker. Spoken from (8) (S11). When the voice message is received, the control circuit (11) updates the remaining number of voice messages stored in the RAM (13).
[0021]
In this way, when a voice message is uttered, if the callback number is not received, the user can enter the callback number without manually entering the callback number (no need to remember the callback number). You can make a call.
[0022]
In the above-described embodiment, the callback number is not displayed when the callback number is not received, but the callback number registered at this time may be displayed. Further, a plurality of callback numbers may be registered to select one to be dialed.
[0023]
Further, although the telephone device of the above-described embodiment is portable, it can be applied to a stationary telephone device such as a desktop.
[0024]
Moreover, although the message of the above-mentioned Example was an audio | voice, it can be made to apply also to a text message.
[0025]
【The invention's effect】
As described above, even when the callback number is not received, the user can transmit the callback number without manually inputting the callback number.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a block diagram showing a main configuration of an embodiment of the present invention.
FIG. 2 is a front view of the apparatus according to the embodiment.
FIG. 3 is a flowchart showing main operations of the embodiment.
[Explanation of symbols]
1 Communication unit 3 Baseband unit 4 Speaker (for ear)
6 Microphone 8 Speaker (for back and surrounding)
11 Control circuit 13 RAM
14 Display 17 Input 176 F1 Key 177 F2 Key
