JP3578560B2 - スルホコハク酸系界面活性剤含有口腔用組成物 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、スルホコハク酸系界面活性剤を配合した、ステイン形成阻害効果を有する口腔用組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】
ステインは、クロルヘキシジンなどの殺菌剤、茶などに含まれるタンニン系物質、鉄などの金属が原因で起こると考えられている歯牙への色素沈着物であり、審美上の大きな問題である。これを解決するための手段としては、ステインを除去する方法とステインの形成を阻害する方法とが考えられる。ステインを除去するためには、一般に研磨剤や漂白剤が用いられているが、これらにはそれぞれ歯牙を損傷する、刺激が強いという問題点がある。
【0003】
また、ステインの形成を阻害するものとしては、特開平1−125315号公報にタンニン系物質によるステインをポリスチレンスルホン酸が阻害すること、特開平2−56413号公報には非酵素的褐変反応の進行を阻止してステイン形成を阻害する方法が示されているが、これらは特定のステイン物質のみを考えたものであり、全てのステインに対して効果を持つものではない。さらに、特開平2−200618号公報、特開平2−209805号公報、特開平2−223512号公報に示されたアミノアルキルシリコーンや、特開平3−38517号公報、特開平5−163126号公報に示されたフルオロアルキルリン酸エステルは、歯牙の表面に被膜を形成して、歯の耐酸性を向上し、プラークの形成を阻害すると共にステインの形成も阻害するとしている。しかし、そのステイン形成阻害効果は充分に満足できるものでなく、その改善が望まれている。
【0004】
一方、従来からスルホコハク酸系界面活性剤は、口腔用組成物の成分として用いられており、その効果としては、特開平4−139119号公報にトリクロサンの口腔内滞留性向上、特開平7−267837号公報にクロルヘキシジン類の安定性向上が示されている。また、特開平5−170632号公報には、タンパク質誘導体、レシチンと共にこれを配合すると、皮膚への刺激性を低下し、オレンジジュース効果も除去することが開示されている。
しかし、これらのスルホコハク酸系界面活性剤をステイン抑制の目的に用いることについては知られていない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は、安全性に優れ、歯牙を損傷することなく様々なステイン原因物質によるステイン形成を効果的に阻害する、スルホコハク酸系界面活性剤を配合する口腔用組成物を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
このような現状を鑑み、本発明者らは、様々なステイン原因物質に対して効果を有し、かつ、安全性に優れたステイン形成阻害物質に関して鋭意研究を行った結果、スルホコハク酸系界面活性剤にその優れた効果を見出し、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明はスルホコハク酸界面活性剤を配合して、ステイン形成阻害効果を有する口腔用組成物を提供するものである。
本発明によれば、安全性に優れて刺激が少なく、歯牙を損傷することなく、様々な原因物質によるステイン形成を阻害する口腔用組成物が提供できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
本発明に用いるスルホコハク酸系界面活性剤は、一般式(1):
【化3】
、および(2):
【化4】
[式1および式2中、R1は炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル基、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、nは0〜20、Bは−NH−または炭素数2〜3のモノアルカノールアミン残基、M1およびM2は、それぞれ同一または異なり、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはアルカノールアミンを表す]
で示されるスルホコハク酸モノエステルであればよく、特に限定されるものではない。
【0009】
これらのスルホコハク酸モノエステルにおいて、R1は天然由来または合成した炭素数8〜22の直鎖または分岐のアルキル基またはアルケニル基のいずれであってもよく、例えばラウリル、ココイル、ミリスチル、ステアリル、C12〜14合成アルキルなどが例示できる。M1およびM2は、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウム、アルカノールアミンから選ばれる1種であって、それぞれ同一でも、異なっていてもよい。アルカリ金属としては、ナトリウム、カリウムなどが、アルカリ土類金属としてはマグネシウムなどが、アルカノールアミンとしては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミンなどが例示でき、とりわけアルカリ金属、特にナトリウムが好ましい。また、AO基はオキシエチレン基が好ましく、その平均付加モル数nは0〜20が好ましく、0〜7がさらに好ましく、特に0〜2が好ましい。ここに、平均付加モル数0とは、オキシアルキレンを付加していないスルホコハク酸モノエステルを意味する。
【0010】
一般式(1)で示されるスルホコハク酸モノエステルの例としては、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)ココイル2ナトリウム、スルホコハク酸C12〜14合成アルキル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(1モル)C12〜14合成アルキル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)C12〜14合成アルキル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)ラウリル2マグネシウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)ミリスチル2トリエタノールアミン、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(1モル)ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(1モル)ミリスチル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(7モル)ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(10モル)ステアリル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(20モル)オレイル2ナトリウムなどが挙げられ、一般式(2)で示される例としては、スルホコハク酸オレイン酸アミド2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(5モル)ラウロイルエタノールアミド2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)ココイルイソプロパノールアミド2ナトリウムなどが例示できる。
【0011】
また、最も好適なスルホコハク酸モノエステルは、R1が炭素数12〜14のアルキル基で、AO基がオキシエチレン基であって、その平均付加モル数nが0〜2のナトリウム塩が特に好ましい。これらは、具体的にはスルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)C12〜14合成アルキル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(1モル)C12〜14合成アルキル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)C12〜14合成アルキル2ナトリウム、スルホコハク酸ココイル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(1モル)ラウリル2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)ラウリル2ナトリウムなどが挙げられる。これらはその1種を単独で用いても2種以上を併用してもよい。
【0012】
なお、一般式(1)および(2)のスルホコハク酸モノエステルは、それぞれ、一般式(3):
【化5】
、および(4):
【化6】
[式3および式4中、R1は炭素数8〜22のアルキル基またはアルケニル基、AOは炭素数2〜3のオキシアルキレン基、nは0〜20、Bは−NH−または炭素数2〜3のモノアルカノールアミン残基、M1およびM2は、それぞれ同一または異なり、水素、アルカリ金属、アルカリ土類金属、アンモニウムまたはアルカノールアミンを表す]
で示される構造異性体としても存在しえ、本明細書ではこれらの構造異性体も含め、一般式(1)および(2)で表す。
【0013】
これらのスルホコハク酸エステルの配合量は、通常、組成物全体に対して0.01〜5重量%が好ましく、さらに好ましくは0.1〜1重量%である。配合量が0.01重量%に満たないと十分な効果が得られず、また5重量%を超えると香味を損なう。
【0014】
本発明のステイン形成阻害用口腔用剤組成物は、常法により粉歯磨、練歯磨、ジェル、パスタ、液体歯磨、洗口剤、チューイングガム、デンタルフロス、貼付剤、シーラント、タブレットなどの剤形にできるが、使用性から歯磨剤、液体歯磨または洗口剤が特に好ましい。
【0015】
本発明の口腔用組成物では、スルホコハク酸系界面活性剤に加えて、それぞれの剤形に応じて、適宜、研磨剤、発泡剤、香味剤、甘味剤、粘結剤、pH調整剤、湿潤剤などの基材、さらに薬効成分などを、発明の効果を損なわない範囲で配合することができる。
【0016】
例えば、歯磨剤では、研磨剤として、第2リン酸カルシウム・2水和物および無水和物、リン酸カルシウム、第3リン酸カルシウム、炭酸カルシウム、ピロリン酸カルシウム、水酸化アルミニウム、アルミナ、無水ケイ酸、シリカゲル、ケイ酸アルミニウム、沈降性シリカ、不溶性メタリン酸ナトリウム、第3リン酸マグネシウム、炭酸マグネシウム、硫酸カルシウム、ポリメタクリル酸メチル、ベントナイト、ケイ酸ジルコニウム、ハイドロキシアパタイト、合成樹脂などを用いることができる。これらの研磨剤は単独で用いても2種以上を併用してもよく、その配合量は、通常、組成物全体に対して5〜90重量%、練歯磨の場合には5〜60重量%である。
【0017】
発泡剤としては、主に非イオン性界面活性剤とアニオン性界面活性剤(スルホコハク酸系界面活性剤を除く)が挙げられ、非イオン性界面活性剤としては、ショ糖脂肪酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステルなどの糖または糖アルコールの脂肪酸エステル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコールエーテル、ポリオキシエチレンソルビタンモノラウレート、ポリオキシエチレンソルビタンモノステアレートなどのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸モノグリセライド、ポリオキシエチレン高級アルコールエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレン脂肪酸エステルなどが挙げられる。なお、これらの非イオン性界面活性剤は単独で用いても2種以上を併用してもよく、その配合量は、通常、組成物全体に対して0.01〜40重量%、好ましくは0.05〜10重量%である。
【0018】
また、アニオン性界面活性剤としては、例えば、ラウリル硫酸ナトリウム、ミリスチル硫酸ナトリウムなどのアルキル基の炭素数が8〜18である高級アルキル硫酸エステル塩、N−長鎖アシルアミノ酸塩、α−オレフィンスルホネート塩、高級脂肪酸ナトリウムモノグリセライドモノサルフェート、N−パルミトイル−N−メチル−タウライド塩などを配合することができ、これらのアニオン性界面活性剤は単独で用いても2種以上を併用してもよく、その配合量は、通常、組成物全体に対して0.001〜5重量%、好ましくは0.001〜1重量%である。
【0019】
粘結剤としては、カルボキシメチルセルロースなどのセルロース誘導体、アルギン酸ナトリウムなどのアルカリ金属アルギネート、アルギン酸プロピレングリコールエステル、キサンタンガム、トラガカントガム、カラヤガム、アラビアガム、カラギーナンなどのガム類、ポリビニルアルコール、ポリアクリル酸ナトリウム、カルボキシビニルポリマー、ポリビニルピロリドンなどの合成粘結剤、シリカゲル、アルミニウムシリカゲル、ビーガム、ラポナイトなどの無機粘結剤などを単独で用いても2種以上を併用してもよく、その配合量は、通常、組成物全体に対して0.3〜5重量%である。
【0020】
さらにメントール、カルボン、アネトール、オイゲノール、サリチル酸メチル、リモネン、オシメン、n−デシルアルコール、シトロネロール、α−テルピネオール、メチルアセテート、シトロネリルアセテート、メチルオイゲノール、シオネール、リナロール、エチルリナロール、ワニリン、チモール、スペアミント油、ペパーミント油、レモン油、オレンジ油、セージ油、ローズマリー油、桂皮油、ピメント油、珪藻油、シソ油、冬緑油、丁子油、ユーカリ油などの香味剤を単独で用いても2種以上を併用してもよく、その配合量は、通常、組成物全体に対して0.05〜10重量%、好ましくは0.1〜5重量%である。
【0021】
また、サッカリンナトリウム、アセスルファームK、ステビオサイド、ネオヘスポリジルジヒドロカルコン、グリチルリチン、ペリラルチン、タウマチン、アスパルチルフェニルアラニンメチルエステル、p−メトキシシンナミックアルデヒドなどの甘味剤を、単独で用いても2種以上を併用してもよく、その配合量は、通常、組成物全体に対して0.01〜5重量%である。
【0022】
さらに、歯磨剤または洗口剤などの場合には、ソルビット、グリセリン、エチレングリコール、プロピレングリコール、1,3−ブチレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロピレングリコール、キシリット、マルチット、ラクチットなどの湿潤剤を単独で用いても2種以上を併用してもよく、その配合量は、通常、組成物全体に対して5〜70重量%である。
【0023】
また、リン酸水素ナトリウム、クエン酸、クエン酸ナトリウムなどのpH調整剤、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウム、トリクロサンなどの殺菌剤、デキストラナーゼ、アミラーゼ、プロテアーゼ、ムタナーゼ、リゾチーム、溶菌酵素(リテックエンザイム)などの酵素、モノフルオロリン酸ナトリウム、モノフルオロリン酸カリウムなどのアルカリ金属モノフルオロホスフェート、フッ化ナトリウム、フッ化第一スズなどのフッ化物、トラネキサム酸およびイプシロンアミノカプロン酸、アルミニウムクロルヒドロキシルアラントイン、ジヒドロコレステロール、ビタミンE誘導体、グリチルリチン塩類、グリチルレチン酸、グリセロホスフェート、クロロフィル、塩化ナトリウム、カロペプタイド、水溶性無機リン酸化合物などの有効成分を単独で用いても併用してもよい。
【0024】
【実施例】
以下、実施例を挙げて本発明をさらに詳しく説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。また、特に断らない限り、[%]は[重量%]を示す。
【0025】
まず、表1に示す種々のスルホコハク酸系界面活性剤および対照被検成分のステイン阻害効果を色差(ΔE)および目視にて評価した。
【0026】
【表1】
【0027】
評価方法
(ステイン阻害効果)
1.ステイン阻害率
直径1cmのハイドロキシアパタイトディスクを、ヒト全唾液、0.2%クロルヘキシジングルコネート水溶液、被検成分の0.5%水溶液、0.3%クエン酸鉄(III)アンモニウム水溶液、紅茶に順番に浸漬することを10回繰返し、実験前ディスクとの色差を測定する(ΔEとする)。被検成分の水溶液の代わりに蒸留水を用いた場合の色差(ΔE0とする)をコントロールとし、次式によりステイン阻害率を算出した。なお、色差の測定には色彩色差計CR−241(ミノルタ製)を用いた。
ステイン阻害率(%)=(ΔE0−ΔE)÷ΔE0×100
ステイン阻害率が大きいほど、効果が高いことを表し、50%以上を有効とした。
【0028】
2.着色度
同時に、上記で評価したディスクを以下の評価基準にて目視判定した。
<評価基準>
1・・・非常に着色している
2・・・着色している
3・・・やや着色している
4・・・白い
これらの各被検成分の評価結果をあわせて表1に示す。
【0029】
スルホコハク酸系界面活性剤は、様々な原因物質によって形成されるステインに対し阻害効果を示した。特に、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(2モル)アルキル(炭素数12〜14)2ナトリウム、スルホコハク酸オレイン酸アミド2ナトリウム、スルホコハク酸ポリオキシエチレン(1モル)ラウリル2ナトリウムは汎用の界面活性剤と比べても明らかに効果が大きかった。被膜形成剤であるパーフルオロアルキルリン酸エステル、アミノ変性シリコーンは逆の効果を示した。
【0030】
実施例1
次の処方により、常法に従って洗口剤を調製した。
本品のステイン阻害率は90.86%であった。
【0031】
実施例2
次の処方により、常法に従って液体歯磨を調製した。
本品のステイン阻害率は86.12%であった。
【0032】
実施例3
次の処方により、常法に従って練歯磨を調製した。
本品の4倍水希釈スラリーを遠心分離し、得られた上清のステイン阻害率を検討したところ、77.35%であった。
【0033】
実施例4
次の処方により、常法に従って練歯磨を調製した。
本品の4倍水希釈スラリーを遠心分離し、得られた上清のステイン阻害率を検討したところ、77.58%であった。
【0034】
実施例5
次の処方により、常法に従って口腔用パスタを調製した。
本品の4倍水希釈スラリーを遠心分離し、得られた上清のステイン阻害率を検討したところ、79.68%であった。
【0035】
実施例6
次の処方により、常法に従って口腔用パスタを調製した。
本品の4倍水希釈スラリーを遠心分離し、得られた上清のステイン阻害率を検討したところ、78.55%であった。
【0036】
実施例7
次の処方により、常法に従って口腔用タブレットを調製した。
本品の4倍水希釈スラリーを遠心分離し、得られた上清のステイン阻害率を検討したところ、70.24%であった。
【0037】
【発明の効果】
本発明によれば、生体への安全性に優れ、かつ様々な原因物質によるステイン形成を効果的に阻害し、よって審美的に優れた歯牙を維持できる口腔用組成物が提供できる。
Claims (5)
- スルホコハク酸系界面活性剤のAO基の平均付加モル数nが0〜7である請求項1に記載のステイン形成阻害剤。
- スルホコハク酸系界面活性剤のアルキル基またはアルケニル基の炭素数が10〜14である請求項1または2いずれか1項記載のステイン形成阻害剤。
- スルホコハク酸系界面活性剤のM1およびM2がナトリウムである請求項1〜3いずれか1項記載のステイン形成阻害剤。
- 請求項1〜4のいずれか1項記載のステイン形成阻害剤を配合してなる口腔用組成物。(但し、(i)リゾチームまたはその塩を組成物全量に対して0.05〜5重量%含有し、かつスルホコハク酸ポリオキシエチレンアシルエタノールアミドエステル塩、スルホコハク酸ラウリルナトリウム、およびスルホコハク酸ポリオキシエチレン(5)ラウリルエーテルナトリウムのスルホコハク酸系界面活性剤の1種または2種以上を含有する口腔用組成物、( ii )タンパク質脂肪酸縮合体類および動物タンパク質の酸加水分解物から選択されるタンパク質誘導体を含有し、かつ一般式(1)ないし一般式(4)で示されるスルホコハク酸系界面活性剤の1種または2種以上を含有する口腔用組成物 、または( iii )トリクロサンを組成物全量に対し0.01〜0.5重量%含有し、かつ一般式(1)ないし(4)で示されるスルホコハク酸系界面活性剤の1種または2種以上を組成物全量に対し0.01〜5重量%含有する口腔用組成物を除く。)
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