JP3560769B2 - 故障解析装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、鉄鋼・化学等のプラントにおいて、発生した故障の要因を解析する故障解析装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
図11は例えば特願平7−338053号に示された従来の故障解析装置を示す図である。
【0003】
図11において、1はプラントを制御し、各種データを入力しているコントローラ、2は収集するデータ項目の選択及び収集時間の一定周期時間を設定するための収集データ設定部、3は収集データ設定部2の設定内容に基づいてコントローラ1からの各種データを収集するデータ収集部、4は収集した各種データを時系列に格納保存する収集データファイル群、8は格納した収集データを解析する際のトリガとなる条件を設定するトリガ条件設定部、14は設定されたトリガ条件にて収集データファイル4の収集データにトリガ条件が一致するかどうか検索するトリガ条件一致検索部、10は一致検索した結果に該当する収集データと一致検索した収集データの前後の収集データをCRT表示用のデータに加工するための表示データ生成部、11は表示加工した収集データを格納する検索結果ファイル、12は検索結果ファイル11の収集データをCRTに表示編集出力するためのデータ表示編集部、13はトリガ条件にて一致検索した結果の収集データを表示出力するためのCRT表示器である。
【0004】
図12は図11のトリガ条件設定部5の設定内容の一例を表わしたもので、ビット型データのON/OFFの論理組合せをトリガ条件として設定し、トリガ条件にて一致した場合、一致したトリガポイントの収集データの前後の収集データの読込み数を設定するためのトリガ条件設定表である。
【0005】
次に、上記従来の故障解析装置の動作について説明する。
コントローラ1内にはプラントで使用する各種データが入力されている。また、収集データ設定部2にはコントローラ1にある各種データの収集項目の選択とデータ収集周期が設定されている。一方、データ収集部3では収集データ設定部2の設定内容から選択された収集データ項目を、設定された一定収集周期により収集し、収集データファイル群4に格納していく。収集データファイル群4は時間の経過により1つのファイルの収集データ容量が満杯になると次のファイルに格納され、収集時間に見合った分のファイル群を構成するようになっており、時間の経過とともに順次データを収集し格納されていく。
【0006】
上述のように収集されたデータは、故障解析のためにトリガ条件設定部8によって解析方法が定義される。トリガ条件設定部8では例えば図12に示すような表形式でトリガ条件を設定する。その設定内容としては、ある収集データをビット型データとして見た際にONまたはOFFとなった場合をトリガ条件としたり、ある収集データのビット型データと別の収集データのビット型データのANDの結果がONとなる場合のようにビット型データの論理の組合せをトリガ条件として設定を行う。更に、トリガ条件を検出したトリガポイント(時刻)の前後の収集データの読み出し個数を設定する。
【0007】
トリガ条件一致検出部14ではトリガ条件設定部8の設定内容を基に収集データファイル群4のファイルからトリガ条件に一致する収集データを検索していく。具体的には、収集データファイル群4内の格納されている収集データを時系列に見ていくが、図12のトリガ条件設定表に示すようにビット型データの論理の組合せ条件に一致するかどうかを判定する。一致していればその収集した時間がトリガポイントとし一致していなければ次の収集時間の収集データを判定する。その動作を一致するまで検索する。
【0008】
トリガ条件に一致する収集データを検出するとその収集した時間をトリガポイントとし、図12のトリガ条件設定表に設定された前後の読み出し個数分に見合う量の収集データを表示データ生成部10によりCRT表示用のデータに加工したあと検索結果ファイル11に格納される。尚、検索結果ファイル11には収集データファイル群に格納されている収集データの項目の全てに対し、トリガポイントの前後の収集データが格納される。これにより解析したいトリガポイントを含めた前後の収集データの抽出がなされる。
【0009】
その後、トリガ条件にて一致検索した結果を見るためにCRT表示器13に表示出力されるが、トリガ条件の前後のデータをスクロール表示してみたり、あるいは見たい収集データ項目のみを選択してそれをスクロールして表示させる等のCRT表示のための表示編集はデータ表示編集部12が行う。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】
従来の故障解析システムは以上にように構成されているので、プラント内で発生する状態が突発的なもので、しかもプラントから取得可能な信号の単純な組み合わせで表現できる場合には有効である。
【0011】
しかし、鉄鋼・化学等のプラントにおいて発生した故障の原因を究明する場合、故障に至るまでにプラント内で発生した事象及びその順序が重要な手掛かりになる場合が多い。例えば事象Aが発生した後、正常時であれば一定時間内に事象Bが発生するが、故障が発生した時事象Bが発生しなかったすれば、事象Bが発生しなかった原因を追求することで故障原因を限定できる。この場合従来の故障解析システムで用いられているトリガ条件の設定のみで事象の順序を表現することは困難であり、解析者は解析対象の事象の発生と発生順序を収集されたデータの中に存在するか否かをトリガ条件を設定しながら一つ一つ確認していかなければならずこの作業に多大な労力と時間を必要とするといった問題があった。
【0012】
この発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、故障解析者がプラント内で発生するイベント及び経過時間、およびデータ検索条件であるトリガ条件を設定すると、収集したデータファイルの中からイベントとして設定された事象を検索し、検出されたイベント発生から設定された時間を経過した後のデータファイルから設定されたトリガ条件に一致するトリガポイントを持つものを検索し、指定したイベント発生ポイント及びトリガポイントが格納されているデータファイル及びその前後のデータファイルを合体させて画面に表示する故障解析装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】
請求項1の発明に係る故障解析装置は、プラントを制御する各コントローラ内部の全て又は選択されたデータを一定周期で常時収集し、各収集機会毎に選択収集されたデータを1つのデータファイルとして格納しておくデータファイル収集手段と、プラント内で発生する事象を収集している信号の単独で又はそれらの組み合わせによってイベントとして設定する手段と、故障が発生した際に出現していると想定される各信号の状態を単独で又はそれらの組み合わせによってトリガ条件として設定する手段と、収集したデータファイル群の中から設定されたイベントに一致するデータファイルを検索するイベント発生検索手段と、イベントが発生してから設定された時間が経過したデータファイルを限定するデータファイル限定手段と、収集したデータファイル群の中から設定されたトリガ条件に一致するデータファイルを検索するトリガ条件一致検索手段と、イベント発生検索手段が検出したイベント発生データファイルとトリガ条件一致検索手段が検出したトリガ条件一致データファイルとその前後読み出し分に対応するデータファイルを合体させる表示データ生成手段と、表示データを画面上に表示する手段を設けたものである。
【0014】
すなわち、請求項1の故障解析装置では、故障解析者が所望するデータを検索するための条件であるイベント及び経過時間及びトリガ条件を設定することにより、イベントが発生した一定時間経過後に設定したトリガ条件が発生しているデータを得ることが出来るので、プラント内で発生する事象及びその発生順序を簡単に設定でき、収集したデータファイルの中から故障原因の解析に必要なデータファイルを容易に限定できるため故障に対する対策も容易に打つことができる。
【0015】
また、請求項2の発明におけるイベントおよびトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値またはその論理組み合わせにより定義して、データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたものである。
【0016】
更に、請求項3の発明におけるイベントおよびトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をワード型データ値またはその論理組み合わせにより定義して、データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたものである。
【0017】
また、請求項4の発明におけるイベントおよびトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をワード型データの状態変化量またはその論理組み合わせにより定義して、データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたものである。
【0018】
また、請求項5の発明におけるイベントおよびトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値とワード型データの値の組み合わせにより定義して、データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたものである。
【0019】
また、請求項6の発明におけるイベントおよびトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値とワード型データの状態変化量の組み合わせにより定義して、データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたものである。
【0020】
また、請求項7の発明におけるイベントおよびトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をワード型データとワード型データの状態変化量の組み合わせにより定義して、データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたものである。
【0021】
また、請求項8の発明におけるイベントおよびトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値、ワード型データの値、及びワード型データの状態変化量の組み合わせにより定義して、データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたものである。
【0022】
また、請求項9の発明における表示データ生成機構は、トリガ条件一致検出機構が特定したデータファイル及びその前後に収集されたデータファイルを別々に表示データとして生成しているが、イベント発生検索機構が限定したデータファイルからトリガ条件一致検出機構が特定したデータファイル及びその後に収集されたデータファイル迄を合成するようにしたものである。
【0023】
また、請求項10の発明におけるデータファイル限定機構は、イベント発生検索機構が検索したデータファイルから経過時間後に収集されたデータファイル群の中から設定されたトリガ条件に一致するデータファイルを限定しているが、イベント発生検索機構が検索したデータファイルから経過時間までに収集されたデータファイル群の中から設定されたトリガ条件に一致するデータファイルを限定するようにしたものである。
【0024】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1において、1はプラントを制御し、各種データを入力しているコントローラ、2は収集するデータ項目の選択及び収集時間の一定周期時間を設定するための収集データ設定部、3は収集データ設定部2の設定内容に基づいてコントローラ1からの各種データを収集するデータ収集部、4は収集した各種データを時系列に格納保存する収集データファイル群、5は格納した収集データを解析する際のイベントとイベント発生から経過する時間を設定するイベント設定部、6は設定されたイベントにて収集データファイル群4の収集データにイベントが発生しているかどうか検索するイベント発生検索部、7はイベント発生検索部6が検出したイベント発生から設定された経過時間が経過したデータファイルを限定するデータファイル限定部、8はトリガとなる条件を設定するトリガ条件設定部、9は設定されたトリガ条件にてデータファイル限定部7が限定した収集データにトリガ条件が一致するものが存在するかどうかを検索するトリガ条件一致検索部、10はイベント発生を検出した結果に該当する収集データとトリガ条件との一致を検索した結果に該当する収集データとトリガ条件との一致を検索した収集データの前後の収集データをCRT表示用のデータに加工するための表示データ生成部、11は表示加工した収集データを格納する検索結果ファイル、12は検索結果ファイル11の収集データをCRTに表示編集出力するためのデータ表示編集部、13はトリガ条件にて一致検索した結果の収集データを表示出力するためのCRT表示器である。
【0025】
図2は図1のイベント設定部5及びトリガ条件設定部8において設定内容をビット型データのON/OFFの論理組合せとして設定し、イベント発生経過時間と、トリガ条件に一致したトリガポイントの収集データの前後の収集データの読込み数を設定するためのイベント及びトリガ条件設定表である。
【0026】
次に、実施の形態1による故障解析装置の動作について説明する。
コントローラ1内にはプラントで使用する各種データが入力されている。また、収集データ設定部2にはコントローラ1にある各種データの収集項目の選択とデータ収集周期が設定されている。一方、データ収集部3では収集データ設定部2の設定内容から選択された収集データ項目を、設定された一定収集周期により収集し、収集データファイル群4に格納していく。収集データファイル群4は時間の経過により1つのファイルの収集データ容量が満杯になると次のファイルに格納され、収集時間に見合った分のファイル群を構成するようになっており、時間の経過とともに順次データを収集し格納していく。
【0027】
上記収集されたデータは、故障解析のためにイベント設定部5及びトリガ条件設定部8によって解析方法が定義される。イベント設定部5では図2に示すような表形式でイベントを設定するとともにイベント発生からの経過時間も設定する。トリガ条件設定部8では同様に図2に示すような表形式でトリガ条件を設定する。そのイベント及びトリガ条件設定内容としては、ある収集データをビット型データとして見た際にONまたはOFFとなった場合をイベントまたはトリガ条件としたり、ある収集データのビット型データと別の収集データのビット型データのANDの結果がONとなる場合のようにビット型データの論理の組合せをイベントまたはトリガ条件として設定を行う。更に、イベント発生から一定時間経過後にトリガ条件が一致したかどうかを検索させるための経過時間を設定しトリガ条件を検索するデータファイルを限定することでトリガ条件検索対象の絞り込みが可能となり、またトリガ条件を検出したトリガポイント(時刻)の前後の収集データの読み出し個数を設定することで解析したいデータの前後の履歴が把握可能となる。
【0028】
イベント発生検索部6ではイベント設定部5の設定内容を基に収集データファイル群4のファイルからイベントに一致する収集データを検索していき、イベント発生が検索出来れば、データファイル限定部7がイベント発生時刻を収集データから取得しイベント設定部5に設定されている経過時間を加えた時刻に対応するデータファイルを収集データファイル群4の中から限定する。
【0029】
トリガ条件一致検出部9ではトリガ条件設定部8の設定内容を基にデータファイル限定部7が限定したデータファイル以降に収集されたデータファイルの中からトリガ条件に一致する収集データを検索していく。
【0030】
具体的には、イベント発生検索部6及びトリガ条件一致検出部9は収集データファイル群4内の格納されている収集データを時系列に見ていくが、図2のイベント及びトリガ条件設定表に示すようにビット型データの論理の組合せ条件に一致するかどうかを判定する。一致していればその収集した時刻をイベント発生及びトリガポイントとし、一致していなければ次の収集時間の収集データを判定する。その動作を一致するまで検索する。
【0031】
データファイル限定部7が限定したデータファイルの中からトリガ条件に一致する収集データを検出するとその収集した時刻をトリガポイントとし、イベント発生を検索したデータファイル、トリガポイントとしたデータファイル、及びトリガ条件設定表に設定された前後の読み出し個数分に見合う量の収集データを表示データ生成部10によりCRT表示用のデータに加工した後、検索結果ファイル11に格納する。
【0032】
尚、検索結果ファイル11には収集データファイル群4に格納されている収集データの項目の全てに対し、イベント発生時の収集データとトリガポイントの前後の収集データが格納される。これによりイベント発生を検索した収集データと解析したいトリガポイントを含めた前後の収集データの抽出がなされる。
【0033】
その後、イベント発生及びトリガ条件にて一致検索した結果を見るためにCRT表示器13に表示出力されるが、イベント発生時のデータ及びトリガ条件の前後のデータをスクロール表示してみたり、あるいは見たい収集データ項目のみを選択してそれをスクロールして表示させる等のCRT表示のための表示編集はデータ表示編集部12が行う。
【0034】
実施の形態2.
実施の形態1では、イベント設定部5及びトリガ条件設定部8において、図2に示すように、収集したデータをビット型データでイベント及びトリガ条件を設定して一致検索しているが、収集したデータをワード型データとしてイベント及びトリガ条件を設定することも可能である。
すなわち、図3において、表形式でデータをワード型データにより、ある値との大小比較結果や収集データ同士のワード型データの大小比較の結果を、また別のワード型データの大小比較の結果との論理条件をイベント及びトリガ条件として設定を行う。これによりアナログ的なデータの解析が可能となる。
【0035】
実施の形態3.
実施の形態2ではイベント設定部5及びトリガ条件設定部8において、図3のように収集したデータをワード型データでイベント及びトリガ条件を設定して一致検索しているが、収集したデータの状態変化量をイベント及びトリガ条件として設定することも可能である。
すなわち、図4において、表形式でデータをワード型データにより表現し、ある収集データの状態変化量をある値と比較した結果やそれらの結果同士との論理条件をイベント及びトリガ条件として設定を行う。なお、変化量を設定する際の時間差についても設定可能となっている。これによりアナログ的なデータ変化量の解析が可能となる。
【0036】
実施の形態4.
実施の形態1ではイベント設定部5及びトリガ条件設定部8において、図2のように収集したデータをビット型データでトリガ条件を設定して一致検索しているが、更に収集したデータをビット型データとワード型データの組み合わせとしてイベント及びトリガ条件を設定することも可能である。
すなわち、図5において表形式でデータをビット型データとワード型データで表わし、ある値との大小比較結果や収集データ同士の大小比較の結果や、別のデータの大小比較の結果とのANDあるいはOR等の論理条件をイベント及びトリガ条件として設定を行う。
【0037】
実施の形態5.
実施の形態1ではイベント設定部5及びトリガ条件設定部8において、図2のように収集したデータをビット型データでイベント及びトリガ条件を設定して一致検索しているが、更に収集したデータをビット型データとワード型データの状態変化量の組み合わせとしてイベント及びトリガ条件を設定することも可能である。
すなわち、図6において、表形式でデータをビット型データと収集データのワード型データの状態変化量の結果とをANDあるいはOR等の論理条件をイベント及びトリガ条件として設定を行う。なお、変化量を設定する際の時間差についても設定可能となっている。
【0038】
実施の形態6.
実施の形態2ではイベント設定部5及びトリガ条件設定部8において、図3のように収集したデータをワード型データでイベント及びトリガ条件を設定して一致検索しているが、更に収集したデータをワード型データの状態変化量の条件の組み合わせとしてイベント及びトリガ条件を設定することも可能である。
すなわち、図7において、表形式でワード型データと収集データのワード型データの状態変化量の結果とを論理条件として組合せたものをイベント及びトリガ条件として設定を行う。なお、変化量を設定する際の時間差についても設定可能となっている。
【0039】
実施の形態7.
実施の形態6ではイベント設定部5及びトリガ条件設定部8において、図7のように収集したデータをワード型データとワード型データの状態変化量の組み合わせでイベント及びトリガ条件を設定して一致検索しているが、更に、収集したデータのビット型データを組合わせたものをイベント及びトリガ条件として設定することも可能である。
すなわち、図8において、表形式でデータをワード型データとある収集データのワード型データの状態変化量をある値と比較した結果とビット型データを相互に組み合わせてそれらの論理結果をイベントおよびトリガ条件として設定を行う。なお、変化量を設定する際の時間差についても設定可能となっている。
【0040】
実施の形態8.
上記実施の形態1から実施の形態7では、表示データ生成部10によりイベント発生を検索したデータファイル及びトリガ条件設定表に設定された前後の読み出し個数分に見合う量の収集データをCRT表示用のデータに個別に加工しているが、イベント発生を検索したデータファイルからトリガ条件に一致したトリガポイントからトリガ条件設定表に設定された前後の読み出し個数分のうち最後のデータファイルまでをすべて検索結果ファイル11に格納しCRT表示器13に表示させることも可能である。
【0041】
図9はイベント発生を検索したデータファイルの内容と、トリガポイントを含めた前後の収集データの内容を別々の収集データ表示エリアに表示している。すなわち、収集データ表示エリア15にはイベント発生データファイル表示エリア16とトリガ検索結果ファイル表示エリア18が表示され、それぞれのエリアには、イベント発生ポイント表示線17,トリガ条件一致ポイント20,トリガ発生前データ19,トリガ発生後データ21が示される。
【0042】
図10はイベント発生からトリガ条件設定表に設定された前後の読み出し個数分のうち最後のデータファイルまで表示(下欄の横スクロールにより表示可能)しており、イベント発生からトリガポイント発生までのプラント内の機器の挙動を解析することが可能である。
【0043】
実施の形態9.
上記実施の形態1から実施の形態7では、イベント発生後設定された経過時間後に収集されたデータファイルをトリガ条件一致検索対象データファイルとしているが、イベント発生から設定された経過時間までに収集されたデータファイルをトリガ条件一致検索対象データファイルとすることも可能である。
【0044】
【発明の効果】
以上のように、この発明の請求項1の故障解析装置によれば、故障解析者が所望するデータを検索するための条件であるイベント及び経過時間及びトリガ条件を設定することにより、イベントが発生した一定時間経過後に設定したトリガ条件が発生しているデータを得ることが出来るので、プラント内で発生する事象及びその発生順序を簡単に設定でき、収集したデータファイルの中から故障原因の解析に必要なデータファイルを容易に限定できるため故障に対する対策も容易に打つことができる。
【0045】
また、請求項2の故障解析装置においては、ビット型データのON/OFFによりイベント発生状態およびトリガポイントを定義するので、プラントの動作指令信号やセンサやモータ等のON/OFFのタイミングを用いて、プラントの状態の遷移を盛り込んだ故障発生状態の定義が可能となる。これにより故障原因を究明するための収集データの限定が容易となり解析作業の効率が大幅に向上する。
【0046】
また、請求項3の故障解析装置においては、ワード型データの値によりイベント発生状態およびトリガポイントを定義するので、プラントの動作アナログ値やセンサやモータ等の容量がある値になった場合、あるいはある値の以上または以下になった事を用いてプラントの状態の遷移を盛り込んだ故障発生状態の定義が可能となる。これにより故障原因を究明するための収集データの限定が容易となり解析作業の効率が大幅に向上する。
【0047】
また、請求項4の故障解析装置においては、ワード型データの変化量によりイベント発生状態およびトリガポイントを定義するので、プラントの動作アナログ量の変化や、センサやモータ等の容量の変化量がある値になった場合、あるいはある値の以上または以下になった事を用いてプラントの状態の遷移を盛り込んだ故障発生状態の定義を可能となる。これにより故障原因を究明するための収集データの限定が容易となり解析作業の効率が大幅に向上する。
【0048】
さらに、請求項5の故障解析装置においては、ビット型データとワード型データの組合せによりイベント発生状態およびトリガポイントを定義するので、プラントの動作信号とアナログ値の組合せ動作や、センサやモータ等のON/OFFおよびその容量の値を用いてプラントの状態の遷移を盛り込んだ故障発生状態の定義が可能となる。これにより故障原因を究明するための収集データの限定が容易となり解析作業の効率が大幅に向上する。
【0049】
さらに、請求項6の故障解析装置においては、ビット型データとワード型データの状態変化量の組合せによりイベント発生状態およびトリガポイントを定義するので、プラントの動作信号とアナログ量の変化の組合せ動作や、センサやモータ等のON/OFFおよびその容量の変化量の組合せを用いてプラントの状態の遷移を盛り込んだ故障発生状態の定義が可能となる。これにより故障原因を究明するための収集データの限定が容易となり解析作業の効率が大幅に向上する。
【0050】
さらに、請求項7の故障解析装置においては、ワード型データとワード型データの状態変化量の組合せによりイベント発生状態およびトリガポイントを定義するので、プラントのアナログ値とその量の変化の組合せ動作や、センサやモータ等の容量と容量の変化量の組合せを用いてプラントの状態の遷移を盛り込んだ故障発生状態の定義が可能となる。これにより故障原因を究明するための収集データの限定が容易となり解析作業の効率が大幅に向上する。
【0051】
さらに、請求項8の故障解析装置においては、ビット型データとワード型データとワード型データの状態変化量の組合せによりイベント発生状態およびトリガポイントを定義するので、プラントの動作信号とアナログ値とその量の変化の組合せ動作や、センサやモータ等のON/OFFおよびその容量と容量の変化量の組合せを用いてプラントの状態の遷移を盛り込んだ故障発生状態の定義が可能となる。これにより故障原因を究明するための収集データの限定が容易となり解析作業の効率が大幅に向上する。
【0052】
さらに、請求項9の故障解析装置においては、イベント発生からトリガポイントの発生後の状態が表示画面上に表示されるので、イベント発生からのトリガポイントまでのプラント内の各機器の動作状態経過が把握でき、これにより設定されたイベントがプラントの挙動にどのように影響していたかを解析することで故障に至った要因の限定作業の効率が大幅に向上する。
【0053】
さらに、請求項10の故障解析装置においては、イベント発生から一定経過時間までに収集したデータファイルをトリガポイント検索ファイルにすることにより、トリガ条件の設定に正常時に検出出来るトリガ条件を設定しておけば、そのトリガポイントが検索できない時に検索できなかった原因を究明することで故障に至った原因の限定が出来るといった逆向きの故障解析作業が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明による故障解析装置の機能構成を示すブロック図である。
【図2】この発明の実施の形態1のイベント及びトリガ条件設定表を示す。
【図3】この発明の実施の形態2のイベント及びトリガ条件設定表を示す。
【図4】この発明の実施の形態3のイベント及びトリガ条件設定表を示す。
【図5】この発明の実施の形態4のイベント及びトリガ条件設定表を示す。
【図6】この発明の実施の形態5のイベント及びトリガ条件設定表を示す。
【図7】この発明の実施の形態6のイベント及びトリガ条件設定表を示す。
【図8】この発明の実施の形態7のイベント及びトリガ条件設定表を示す。
【図9】この発明の実施の形態1から7の検索結果ファイルのCRT表示器上への表示方法を示す。
【図10】この発明の実施の形態8の検索結果ファイルのCRT表示器上への表示方法を示す。
【図11】従来の故障解析装置の概略構成例を示す。
【図12】従来の故障解析装置のトリガ条件設定表を示す。
【符号の説明】
1 コントローラ、2 収集データ設定部、3 データ収集部、4 収集データファイル群、5 イベント設定部、6 イベント発生検索部、7 データファイル限定部、8 トリガ条件設定部、9 トリガ条件一致検索部、10 表示データ生成部、11 検索結果ファイル、12 データ表示編集部、13 CRT表示器、15 収集データ表示エリア、16 イベント発生データファイル表示エリア、17 イベント発生ポイント表示線、18 トリガ検索結果ファイル表示エリア、19 トリガ発生前データ、20 トリガ条件一致ポイント表示線、21 トリガ発生後データ、22 収集データファイル表示エリア。

Claims (10)

  1. プラント制御用コントローラ内のデータの中から収集するデータを指定する機構と、指定されたデータを一定周期に収集する機構と、各収集タイミング毎に収集したデータを格納するデータファイル群と、プラント内での機器の所定動作状態を定義するイベント設定機構と、収集したデータファイル群の中から設定されたイベントが発生しているかを検索するイベント発生検索機構と、設定されたイベントが発生した後一定時間経過したデータファイル群を限定するデータファイル限定機構と、プラント内での故障状態を所定トリガ条件により定義・設定するトリガ条件設定機構と、設定されたトリガ条件に従いデータファイル限定機構が限定したデータファイル群内のデータを検索し上記トリガ条件と一致するデータファイルを特定するトリガ条件一致検出機構と、上記イベント発生検索機構が検出したデータファイルと上記トリガ条件一致検出機構で検出されたデータファイル及びその前後に収集されたデータファイルを合成して検索結果ファイルを生成する表示データ生成機構と、検索結果ファイル内のデータを表示するための処理を行う表示データ編集機構を備えた故障解析装置。
  2. 上記イベント設定機構及びトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値と又はその論理組合せにより定義して、上記データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  3. 上記イベント設定機構及びトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をワード型データの値又はその論理組合せにより定義して、上記データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  4. 上記イベント設定機構及びトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をワード型データの状態変化量又はその論理組合せにより定義して、上記データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  5. 上記イベント設定機構及びトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値とワード型データの値とその組合せにより定義して、上記データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  6. 上記イベント設定機構及びトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値とワード型データの状態変化量とその組合せにより定義して、上記データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  7. 上記イベント設定機構及びトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をワード型データの値とワード型データの状態変化量とその組合せにより定義して、上記データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  8. 上記イベント設定機構及びトリガ条件設定機構は、プラント内での故障状態をビット型データのON/OFF値、ワード型データの値、ワード型データの状態変化量及びその組合せにより定義して、上記データファイル群の中から所望するデータを抽出するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  9. 上記表示データ生成機構は、イベント発生検索機構が限定したデータファイルからトリガ条件一致検出機構が特定したデータファイル及びその後に収集されたデータファイルを合成するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
  10. 上記データファイル限定機構は、イベント発生検索機構が検索したデータファイルから経過時間迄に収集されたデータファイル群の中から設定されたトリガ条件に一致するデータファイルを限定するようにしたことを特徴とする請求項1記載の故障解析装置。
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