JP3559603B2 - 光ディスク記録再生装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、レーザ光を用いて信号の記録再生を行う光ディスク記録再生装置に係り、特に記憶容量を増加させるのに好適な光ディスク装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
光ディスク装置は、ディスク上に形成された物理的なトラックに沿って信号の記録再生を行っている。通常このトラックは、ディスク上に上記ディスク上に同心円状あるいはスパイラル状に形成された溝によって形成される。情報の記録再生には、溝の上にデータを記録する溝上記録方式と、溝と溝との間にデータを記録する溝間記録方式があるが、溝からのノイズ成分が少ないことから後者が主流となっている。いずれの場合も溝により形成される物理トラックと、データの書かれるデータトラックは、一対一に対応していた。また、記録再生を行うための光スポットをデータトラックに位置決めするいわゆるトラッキング動作は、溝で反射するレーザ光が回折することを利用する方法、あるいはたとえば2つ以上の光スポットを照射しこれらの光スポットの反射光光量を利用する方法があった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
光ディスク装置に記録再生するデータ量を増やすためには、ディスク線方向(円周方向)の密度を上げるとともに、ディスク半径方向の密度、すなわち物理トラックのピッチを狭くしトラック密度を上げることが有効である。しかしながら、この物理トラックのピッチを狭くすると、反射レーザ光の回折角が大きくなる。そのためトラッキング信号の振幅が小さくなり、トラッキング動作を行うことが難しくなるという問題があった。反射光の光量を利用する方法でも、光スポットの大きさに比べトラックのピッチが小さくなると分解能がとれず、トラッキング信号の振幅が小さくなりトラッキング動作を行うことが難しくなるという問題があった。たとえば、レーザ光の波長を680nmとすると、物理トラックのピッチが1ミクロン程度までは十分な振幅のトラッキング信号が得られるが、これをを0.7ミクロン程度までせばめると振幅が低下してしまい、ノイズなどの影響を受けやすくなり十分な精度のトラッキング動作が行えなかった。本発明の目的は、十分なトラッキング信号が得られるまま、実質的なトラック密度をあげることができ、記録再生するデータ量を増やすことのできる光ディスク装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、ディスク上の一つの物理トラックに、2つあるいはそれ以上のデータトラックを設ける。さらに、ディスク上に複数の光スポットを絞り込み、これらの光スポットの反射光を演算することによりトラッキング信号を生成する。
【0005】
【作用】
物理トラックのピッチを広くしておくことができるので、反射光の回折を用いてトラッキング信号を作る方式及び反射光の光量を用いてトラッキング信号を作る方式とも、十分な振幅を持った信号が得られる。一つの物理トラック上に2つあるいはそれ以上のデータトラックを設けるため、実質的にトラック密度が向上し、記録再生するデータ量を増加させることができる。
【0006】
【実施例】
本発明の実施例を説明する。
【0007】
図1は本実施例におけるディスク上のトラックの一部を拡大したものである。101、102、103、104はディスクに刻まれた溝であり、隣り合った溝間が物理トラックとなる。たとえば、溝101と溝102に挟まれた平坦な部分が物理トラック105を、同様に溝102と溝103により物理トラック106が、溝103と溝104により物理トラック107がそれぞれ形成される。
【0008】
簡略化するために物理トラック106の上にデータの記録再生を行うこととする。物理トラック106上には、2つのデータトラック108と109があり、各々のデータトラック上に記録ピット列110と111が記録されている。記録ピットは、媒体の磁化の方向によりデータの記録を行ういわゆる光磁気で記録再生されるものとする。データトラックは、隣り合った物理トラック上のデータトラックを含めてすべて等間隔で並んでおり、本実施例のように一つの物理トラック上に2つのデータトラックがある場合は、データトラックのピッチは物理トラックのピッチの1/2となる。
【0009】
データトラック108と109のデータを記録再生するために、等間隔に並んだ3つの光スポット112a、112b、112cが用いられる。光スポット112aと112bがそれぞれデータトラック109と108上のデータを記録再生し、光スポット112cは後述のように光スポット112a、112bとともに光スポットをデータトラックに位置づけるためのトラッキング信号の生成に用いられる。
【0010】
第2図は、本実施例における光学系を示すものである。ディスク201はスピンドルモータ202により回転される。レーザダイオード203(から出た光は、コリメートレンズ204で平行光となる。レーザダイオード203からの光の偏光方向は紙面内の方向とし、これをp偏光とすることとする。コリメートレンズ204を出た平行光は回折格子205を通り、わずかに進行角のことなった3つの平行光に分けられるが、ここでは1つの平行光として示す。ビームスプリッタ206を出た光は、絞り込みレンズ207により、トラックを含むディスク201に絞り込まれる。ディスク201上には、図1の光スポット112a、112b、112cのような3つの光スポットが形成される。ディスク201で反射した光は、媒体のカー効果により紙面垂直方向の偏光成分を持つようになる。これをs偏光とし、媒体に情報が記録されているか否かでその符号が変わるものとする。ディスク201で反射した光は、再び絞り込みレンズ207で平行光に戻され、ビームスプリッタ206へと導かれる。ビームスプリッタ206で反射した光は1/2波長板208へと導かれる。1/2波長板208へ入射する光のp偏光成分をEp、s偏光成分をEpとする。検出すべきデータ信号成分はEsである。1/2波長板208では位相が45度回転され、出射する光のp偏光成分はEp’=(Ep+Es)/√2、s偏光成分はEs’=(EpーEs)/√2となる。1/2波長板208から出た光はレンズ209で絞られ、偏光ビームスプリッタ210へ導かれる。光のEp’成分は、偏光ビームスプリッタ210を直進し、ディテクタ211で検出される。光のEs’成分は、偏光ビームスプリッタ210で反射しディテクタ212で検出される。絞り込みレンズ207はアクチュエータ213により図2で左右の方向に動かすことができ、トラッキング動作を行う。
【0011】
図3は図2のディテクタ211と212の拡大したものである。各々のディテクタ上には3つの受光部があり、ディスクに絞り込んだ3つの光スポットの反射光を検出する。図1の光スポット112aの反射光のEp’成分の出力が211a、Es’成分が212aとして検出される。同様に図1の光スポット112bについては211bと212b,112cについては211cと212cとして検出される。光スポットの対応するEp’成分とEs’成分の差をとれば記録されている光磁気信号、和をとれば反射光量信号が得られる。たとえば211 aと212 aの差をとれば図1の光スポット112aにより検出された光磁気信号、和をとれば光スポット112aの反射光量信号が得られる。
【0012】
図4は、本実施例におけるトラッキング信号を生成する回路を示したものである。211aと212bを和である信号401は光スポット112aの反射光量信号である。同様に信号402と403は、それぞれ光りスポット112b、112cの反射光量信号である。今信号401をaとし、
a=m・cos(2πx/p)+ofs …(式1)
で表されるものとする。ただし、mは反射光量の変動振幅、xは物理トラック直交方向の座標、pは物理トラックピッチ、ofsは反射光量によるオフセット成分である。aからofsを消去することにより、トラッキング信号が得られる。信号402と403をb,cとすると、それぞれ
b=k(ーm・cos(2πx/p)+ofs) …(式2)
c=k(ーm・cos(2πx/p)+ofs) …(式3)
と表される。ただし、kは光スポット112aに対する光スポット112bおよび112cの光量比率である。kの値は、図2の回折格子205の設計によりほとんど決まってしまう定数である。信号404はbとcの和であり、信号405をdとすると、
d=K・2k(ーm・cos(2πx/p)+ofs) …(式4)
となる。ただしKはゲインである。いまK=1/(2k)とすれば、信号405は
d=ーm・cos(2πx/p)+ofs …(式5)
となる。信号406をtrとすると、aとdの減算により
tr=2m・cos(2πx/p) …(式6)
となり、オフセットのないトラッキング信号が得られる。
【0013】
図4に示したように、反射光量からトラッキング信号を得ることができるが、ゲインKの設定が1/(2k)からずれてしまうと、オフセットが残ってしまう。これをキャンセルする方法を図5及び図6により示す。
【0014】
図5は第2の実施例におけるディスク上のトラックの一部を拡大したものである。図1と異なる部分は、溝の位置がトラック直交方向に1/2ピッチずれた領域501がもうけられている点である。図6は、ディスク半径方向の断面と、そのときのトラッキング信号を模式的に示したものである。ディスク601上のデータトラックを602、603とし、位置決めすべきトラックを602とする。トラッキング信号が604の様にオフセットがない場合はデータトラック602の位置607に位置決めできる。しかしトラッキング信号605の様にオフセット606が乗っている場合は、608の位置に引き込んでしまい、データトラックの位置607からずれてしまう。いま、光スポットが図5の501の領域を通過するとすると、溝位置がp/2ずれているため、609の信号が出る。609の信号は、トラッキング信号のオフセット606のほぼ2倍となる。従って、608のトラッキング信号と609のトラッキング信号の差をとり、それを1/2とすれば、オフセット606を知ることができる。さらにこのオフセット606をトラッキング信号605から減算すれば、オフセットのないトラッキング信号604を得ることができる。
【0015】
【発明の効果】
本発明によれば、十分な振幅を持ったトラッキング信号を得られるまま、実質的にトラック密度を向上させることができ、光ディスク装置の大容量化をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】ディスク上のトラックの一部を拡大した図。
【図2】光学系を示す図。
【図3】ディテクタを示す図。
【図4】トラッキング信号生成回路を示す図。
【図5】第2の実施例のトラックを示す図。
【図6】第2の実施例の信号を示す図。
【符号の説明】
101、102、103、104…溝、105、106、107…物理トラック、108、109…データトラック、110、111…記録ピット列、112a、112b、112c…光スポット、201…ディスク、202…スピンドルモータ、203…レーザダイオード、204…コリメートレンズ、205…回折格子、206…ビームスプリッタ、207…絞り込みレンズ、208…1/2波長板、209…レンズ、210…偏光ビームスプリッタ、211…ディテクタ、212…ディテクタ、213…アクチュエータ、406…トラッキング信号、501…1/2ピッチずれた領域、601…ディスク表面、602、603…データトラック、604…オフセットのないトラッキング信号、605…オフセットのあるトラッキング信号、606…オフセット。

Claims (1)

  1. ディスク上に形成されたトラックに沿って信号の記録再生を行う光ディスク装置において、
    前記ディスクには、物理的に形成された一つの物理トラックに、第1のデータトラックと第2のデータトラックが存在し、
    前記物理トラックは、前記ディスク上に同心円状あるいはスパイラル状に形成された溝によって形成され、
    前記ディスクは、前記ディスクの円周方向に、第1の領域と、前記溝の位置がトラック直交方向に前記溝間隔の1/2ピッチずれた第2の領域とを有し、
    前記ディスク上に第1,第2,第3の3つの光スポットを形成する手段と、
    前記3つの光スポットの反射光を検出する第1,第2のディテクタと、
    前記第1のディテクタで検出された前記第1の光スポットの反射光と前記第2のディテクタで検出された前記第1の光スポットの反射光との和信号をa,前記第1のディテクタで検出された前記第2の光スポットの反射光と前記第2のディテクタで検出された前記第2の光スポットの反射光との和信号をb、前記第1のディテクタで検出された前記第3の光スポットの反射光と前記第2のディテクタで検出された前記第3の光スポットの反射光との和信号をcとし、前記信号bと信号cとの和にゲインKをかけた信号をdとし、前記信号aと前記信号dとの減算により、トラッキング信号を得る手段と、
    前記3つの光スポットが前記第1の領域にある時の前記第1の領域からのトラッキング信号と、前記3つの光スポットが前記第2の領域にある時の前記第2の領域からのトラッキング信号との差をとり、前記差の1/2をとってオフセットを算出し、前記オフセットを前記第の領域からのトラッキング信号から減算してオフセットキャンセル用のトラッキング信号を得る手段とを、有することを特徴とする光ディスク装置。
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