JP3557852B2 - 温風暖房機 - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、室内暖房を行う温風暖房機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置としては特開昭60ー14020号に記載の第4図に示すものがあった。図において、1は温風暖房機の筐体、2はこの筐体1の背面に設けられた吸込口、3は前記吸込口2に設けられた送風機で室内の空気を吸込んで吹出口へ送る。5は前記筐体1の前面に設けられた第2の吹出口で複数のルーバ5aを有し、6は同じく上記筐体1の前面で第2の吹出口5の上方に設けられた第1の吹出口でルーバ6aを複数有しており、これらは何れも空気流を斜め下方に吹き出す。11は高温用熱交換器で、12は高温用熱交換器11の上に設けられた高温用熱交換器11よりも温度が低い低温用熱交換器で燃料を燃やして送風機3から送られる空気を加熱する。9は床を示す。
【0003】
次に動作について説明する。運転を開始して送風機3が回転すると筐体1の背面に設けられた吸込口2より吸い込まれた室内空気は、一部は高温用熱交換器11で加熱され高温の空気となり第2の吹出口5より床9に向けて斜め下方に吹き出す。また、それ以外の室内空気は低温用熱交換器12で暖められて、第1の吹出口6より床9に向けて斜め下方に吹き出す。したがって、第1の吹出口6より吹き出された温風は第2の吹出口5より吹き出された高温風の上昇を抑え、高温風は床面に沿って遠くまで到達することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の温風暖房機は以上のように構成されているので、熱交換器の周囲の空気の流れが悪く熱交換効率が低かった。
また、第1の吹出口からでる温風は温度が低く温かさの感じが弱い等の問題があった。
また、室温が一定温度到達後弱燃焼運転時に切り替えた場合、暖房機前方1mの位置においても41℃以上の高温風の上昇を感じ不快を感じる等の問題があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、暖房機内部の空気の流れをよくして熱交換効率の良い、高温風を吹出して使用感の良い暖房機を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に関する温風暖房機は、一方の面に空気を吸い込む吸込口と、他方の面に空気を吹き出す第1と第2の吹出口を有する筐体内に、燃料を燃焼させて空気を加熱する熱交換器と、前記吸込口から空気を吸込んで、この空気を前記熱交換器により加熱後、前記第1と第2の吹出口より温風を吹出させる送風機とを有し、前記第1の吹出口を前記第2の吹出口の上部に設けるとともに、前記熱交換器を燃焼温度が高い高温用熱交換器と、前記高温用熱交換器より燃焼温度が低い低温用熱交換器とで構成し、前記第1の吹出口と前記低温熱交換器と、また、前記第2の吹出口と前記高温用熱交換器とを各々対向させるとともに、第1と第2の吹出口の中心間寸法と熱交換機の高温用熱交換器と低温用熱交換器との中心間寸法が略同等になるように設けたものである。
【0007】
また、一方の面に空気を吸い込む吸込口と、他方の面に空気を吹き出す第1と第2の吹出口を有する筐体内に、燃料を燃焼させて空気を加熱する熱交換器と、前記吸込口から空気を吸込んで、この空気を前記熱交換器により加熱後、前記第1と第2の吹出口より温風を吹出させる送風機とを有し、前記第1の吹出口を前記第2の吹出口の上部に設けるとともに、前記熱交換器を燃焼温度が高い高温用熱交換器と、前記高温用熱交換器より燃焼温度が低い低温用熱交換器とで構成し、前記低温用熱交換器と、前記高温用熱交換器とを前記送風機の風速の分布が最大風速になる点に略一致するように設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図1から図3を用いて説明する。
図において、暖房機の本体である筐体1は後述するように、背面に空気を吸込む吸込口2を、前面に温風Lを吹出す第1の吹出口6と、高温風Hを吹出す第2の吹出口5を有し、内側には空気を加熱する熱交換器4を有し、吸込口2から第1の吹出口6、第2の吹出口5に至る風路を形成している。筐体1の背面に設けられた吸込口2には室内の空気を熱交換器4に送り、熱交換器4にて加熱された空気を第1の吹出口6、第2の吹出口5から吹出す送風機3が設けられている。
【0010】
送風機3は軸流ファン3aをモータ3bのシャフトに固定したもので、モータ3bは軸流ファン3aよりも筐体1の外側になる方向に取り付けられている。送風機3を運転すると、軸流ファンの内側3a1と外側3a2の送風面3a3に面した軸流方向に高い風速と風圧が得られる。
【0011】
熱交換器4は燃焼ガスが1000℃で燃焼して高温部となる高温用熱交換器11と、燃焼ガスが200℃で燃焼して低温部となる低温用熱交換器12とで構成され、その構造は高温用熱交換器11の上方に低温用熱交換器12を設け、一方の端を連結部4cで連通してある。高温用熱交換器11の一端に燃焼のための空気取入口(図示せず)が有り、低温用熱交換器12の一端に燃焼ガスを排気するための排気口(図示せず)を有する構造となっている。高温用熱交換器11は円筒形状をしている。
【0012】
低温用熱交換器12は大径部12aと小径部12bとが交互に構成され連結された円筒形状で大径部12aの外径は高温用熱交換器11の外径より小さく、また、低温用熱交換器12の連結部からの長さは高温用熱交換器11の長さより短くなっている。高温用熱交換器11と低温用熱交換器12とのセンター間の上下方向の間隔は第1の吹出口6、第2の吹出口5のセンターの間隔と略同等の寸法に構成している。また、熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11の外径は第1の吹出口6、第2の吹出口5の縦方向の幅より大きい径になって空気の流れがより長く沿うようになっている。第1の吹出口6より吹出される温風Lは、第2の吹出口5より吹出される高温風Hより温度が低くなっている。
【0013】
第1の吹出口6、第2の吹出口5は筐体1の前面1aに水平方向に長い4角形状にて互いに平行に設けられて、その開口の大きさは、横長方向の幅は同じ寸法となっているが、縦方向の幅は第1の吹出口6より第2の吹出口5の方が大きくなっている。開口面積の大きさは第1の吹出口6、1に対して第2の吹出口5は2.5〜3.0倍の大きさに形成されている。第1の吹出口6と第2の吹出口5には、一定の幅を持って筐体の内側に折り曲げ形成された周縁部5b、6bを設けるとともに、この周縁部5b、6bの長辺部分は風が水平方向から下方に向かって20度の角度の範囲に吹き出るよう角度が付けてある。第1の吹出口6には、1本のルーバ6aが、第2の吹出口5には等間隔に3本のルーバ5aが横長方向に設けられている。ルーバ6a、5aは吹出し温風L、及び高温風Hが水平面から下方に20度の角度で吹き出るように稼動可能に設けられている。
【0014】
第1の吹出口6、第2の吹出口5に対する熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11の位置関係は、第1の吹出口6、第2の吹出口5の開口面に熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11を対向させて設け、低温用熱交換器12及び高温用熱交換器11の上下の周囲から吹出口6及び吹出口5へと空気流が流れやすくし、熱交換効率を高めている。また、空気流が流れやすいので筐体1の中に高温の空気が溜まることがない。
【0015】
また、第1の吹出口6と第2の吹出口5のセンター間距離と熱交換器4の低温用熱交換器12と高温用熱交換器11のセンター間距離を略同等にしてあるので、吹出口5に対する高温用熱交換器11と、吹出口6に対する低温用熱交換器12との位置決めが容易に同時にでき、吹出口と熱交換器との間の隙間の間隔が略同等になった正確な位置関係が得られるので空気流がバランス良く流れ、熱交換効率が向上する。なお、吹出口のセンター間寸法と熱交換器のセンター間の寸法差は20mm以内であれば空気流のバランスに大きな影響はない。
また、第1の吹出口6のセンターに対する低温用熱交換器12のセンター及び第2の吹出口5のセンターに対する高温用熱交換器11のセンターは各々下方向に8mmずらして、熱交換器の上方からの空気の流れを若干多くして熱を多く取るようにしている。
【0016】
第1の吹出口6、第2の吹出口5に対する軸流ファン3aの位置は軸流ファンの外径3a2が第1の吹出口6、第2の吹出口5の開口部中央付近になるように設けられている。また、軸流ファン3aと熱交換器4の高温用熱交換器11、及び低高温用熱交換器12との位置関係は高温用熱交換器11と低温用熱交換器12の中心軸が軸流ファン3aの外径3a2と略等しくなるように決められている。これは、軸流ファンの外径3a2に等しい径の部分が風速が最大になり、この部分の空気を熱交換器4に当てることにより高温用熱交換器11および低温用熱交換器12における最も高い熱交換効率が得られる。
【0017】
熱交換器4の高温用熱交換器11と低温用熱交換器12との間は仕切板等遮る物が無い空間で、高温用熱交換器11で加熱された高温の一部の空気は低温用熱交換器12で暖められた低温の空気に混じって、低温の空気の温度を上昇させ温風Lとなって第一の吹出口6から吹出される。
【0018】
軸流ファン3aが回転したとき、風の一部は熱交換器4の上方に流れやすくなり、熱交換器4の下流部4bの周囲の風量が多くなる。また、熱交換器4の高温用熱交換器11側からの風の流れも作用し、第1の吹出口6に掛かる風圧を高め、吹出口6の開口面積を小さくした縮流効果が出ることで、第1の吹出口6より吹出される温風Lの風速は第2の吹出口5より吹出される高温風Hの風速より速くなる。
なお、本実施の形態では第1の吹出口6、第2の吹出口5に対して熱交換器4の位置を下方向にずらして第1の吹出口6の風速を第2の吹出口5の風速より速くしたが、送風機3の取り付け位置を第1の吹出口6、第2の吹出口5又は熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11に対して上方向にずらしたり、送風機3の送風方向を斜め上の第1に吹出口6の方向になるように取り付けても同様な効果が得られる。
【0019】
このように構成された温風暖房機は、運転を開始すると最初は室温が低いので強燃焼運転となり、高温風Hを遠くまで送りながら部屋を暖め、室温が希望の一定の温度に達すると、弱燃焼運転となる。弱燃焼運転は41℃以上の高温風Hが暖房機から1m以上到達して人に不快感を与えないように風速、風量を下げてある。空気の流れは送風機3が回転すると、空気は筐体1の背面に設けられた吸込口2より吸い込まれ熱交換器4に送られ、低温用熱交換器及び高温用熱交換器11の周囲を回りこむようにして、圧力損失を生じながら、一部の空気は熱交換器4の高温用熱交換器11により加熱され高温風Hとなり第2の吹出口5より吹き出す。
もう一方の空気は温風Lとして、熱交換器4の低温用熱交換器12により暖められ第2の吹出口5からの高温風Hより速い風速で第1の吹出口6より吹き出さる。温風Lは第2の吹出口5より吹き出された高温風Hの上昇を抑えるとともに、高温風Hを後押し又は、引っ張って風速の減速を遅らして床面に沿って遠くまで到達させる。
高温風Hと温風Lは水平から下方20度の角度の範囲に吹出され、高温風Hの上昇を防ぐ。吹出し角度0〜20°の範囲ならば暖房機付近の床の温度を上げ過ぎることもなく使用感も良好であった。
高温風Hと温風Lの風速差は試験の結果から風速差は0〜0.6m/sの範囲において高温風Hの到達距離を長くすることが解った。
【0020】
高温風Hと温風Lの温度差は5〜40℃に設定されている。
第1の吹出口6より吹出した温風Lは第2の吹出口5より吹出した高温風Hより温度が低いので、空気が重く高温風Hの上昇を押さえるように働くため、高温風の到達距離を延ばすことができる。
しかし、温風Lの温度を低くして高温風Hとの温度差が大きくなりすぎると、居室者はドラフト感を感じ不快となりやすくなる。
【0021】
第1の吹出口6の風量と第2の吹出口5からの風量が異なっている。風量は第1の吹出口6、第2の吹出口5の大きさと熱交換器4と送風機3の位置関係を調整して、第2の吹出口5の風量が第1の吹出口6の風量より多くなるようにする。
風量は、第1の吹出口6の風量を1.5m3/minに、第2の吹出口5の風量を2.1m3/minになるように設定したとき、風量差が0.6から0.7m3/minにおいて最も長い到達距離が得られる。
【0022】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果がある。
第一の発明では第1と第2の吹出口の中心間寸法と熱交換機の高温用熱交換器と低温用熱交換器との中心間寸法が略同等になるように設けたことにより、両方の吹出口と熱交換器部分の位置決めが正確に偏ることなくでき、両方の吹出口から斑のない空気流が得られ熱交換効率が向上する。
【0023】
第二の発明では前記熱交換器の低温用熱交換器と、前記高温用熱交換器とを前記送風機の風速の分布が最大風速になる点に略一致するように設けたことにより、熱交換器の高温用熱交換器と低温用熱交換器に最大風量が当たるので高い熱交換効率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温風暖房機を示す断面図である。
【図2】本発明の温風到達距離を示す図である。
【図3】本発明の送風機の風速分布と熱交換器の関係を示す図である。
【図4】従来の温風暖房機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体、 2 吸込口、 3 送風機、 4 熱交換器、 8 第2の吹出口、 9 第1の吹出口、 11 高温用熱交換器、 12 低温用熱交換器。
【発明の属する技術分野】
この発明は、室内暖房を行う温風暖房機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来この種の装置としては特開昭60ー14020号に記載の第4図に示すものがあった。図において、1は温風暖房機の筐体、2はこの筐体1の背面に設けられた吸込口、3は前記吸込口2に設けられた送風機で室内の空気を吸込んで吹出口へ送る。5は前記筐体1の前面に設けられた第2の吹出口で複数のルーバ5aを有し、6は同じく上記筐体1の前面で第2の吹出口5の上方に設けられた第1の吹出口でルーバ6aを複数有しており、これらは何れも空気流を斜め下方に吹き出す。11は高温用熱交換器で、12は高温用熱交換器11の上に設けられた高温用熱交換器11よりも温度が低い低温用熱交換器で燃料を燃やして送風機3から送られる空気を加熱する。9は床を示す。
【0003】
次に動作について説明する。運転を開始して送風機3が回転すると筐体1の背面に設けられた吸込口2より吸い込まれた室内空気は、一部は高温用熱交換器11で加熱され高温の空気となり第2の吹出口5より床9に向けて斜め下方に吹き出す。また、それ以外の室内空気は低温用熱交換器12で暖められて、第1の吹出口6より床9に向けて斜め下方に吹き出す。したがって、第1の吹出口6より吹き出された温風は第2の吹出口5より吹き出された高温風の上昇を抑え、高温風は床面に沿って遠くまで到達することができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
従来の温風暖房機は以上のように構成されているので、熱交換器の周囲の空気の流れが悪く熱交換効率が低かった。
また、第1の吹出口からでる温風は温度が低く温かさの感じが弱い等の問題があった。
また、室温が一定温度到達後弱燃焼運転時に切り替えた場合、暖房機前方1mの位置においても41℃以上の高温風の上昇を感じ不快を感じる等の問題があった。
【0005】
この発明は上記のような問題点を解決するためになされたもので、暖房機内部の空気の流れをよくして熱交換効率の良い、高温風を吹出して使用感の良い暖房機を得ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に関する温風暖房機は、一方の面に空気を吸い込む吸込口と、他方の面に空気を吹き出す第1と第2の吹出口を有する筐体内に、燃料を燃焼させて空気を加熱する熱交換器と、前記吸込口から空気を吸込んで、この空気を前記熱交換器により加熱後、前記第1と第2の吹出口より温風を吹出させる送風機とを有し、前記第1の吹出口を前記第2の吹出口の上部に設けるとともに、前記熱交換器を燃焼温度が高い高温用熱交換器と、前記高温用熱交換器より燃焼温度が低い低温用熱交換器とで構成し、前記第1の吹出口と前記低温熱交換器と、また、前記第2の吹出口と前記高温用熱交換器とを各々対向させるとともに、第1と第2の吹出口の中心間寸法と熱交換機の高温用熱交換器と低温用熱交換器との中心間寸法が略同等になるように設けたものである。
【0007】
また、一方の面に空気を吸い込む吸込口と、他方の面に空気を吹き出す第1と第2の吹出口を有する筐体内に、燃料を燃焼させて空気を加熱する熱交換器と、前記吸込口から空気を吸込んで、この空気を前記熱交換器により加熱後、前記第1と第2の吹出口より温風を吹出させる送風機とを有し、前記第1の吹出口を前記第2の吹出口の上部に設けるとともに、前記熱交換器を燃焼温度が高い高温用熱交換器と、前記高温用熱交換器より燃焼温度が低い低温用熱交換器とで構成し、前記低温用熱交換器と、前記高温用熱交換器とを前記送風機の風速の分布が最大風速になる点に略一致するように設けたものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、本発明の実施の形態1について図1から図3を用いて説明する。
図において、暖房機の本体である筐体1は後述するように、背面に空気を吸込む吸込口2を、前面に温風Lを吹出す第1の吹出口6と、高温風Hを吹出す第2の吹出口5を有し、内側には空気を加熱する熱交換器4を有し、吸込口2から第1の吹出口6、第2の吹出口5に至る風路を形成している。筐体1の背面に設けられた吸込口2には室内の空気を熱交換器4に送り、熱交換器4にて加熱された空気を第1の吹出口6、第2の吹出口5から吹出す送風機3が設けられている。
【0010】
送風機3は軸流ファン3aをモータ3bのシャフトに固定したもので、モータ3bは軸流ファン3aよりも筐体1の外側になる方向に取り付けられている。送風機3を運転すると、軸流ファンの内側3a1と外側3a2の送風面3a3に面した軸流方向に高い風速と風圧が得られる。
【0011】
熱交換器4は燃焼ガスが1000℃で燃焼して高温部となる高温用熱交換器11と、燃焼ガスが200℃で燃焼して低温部となる低温用熱交換器12とで構成され、その構造は高温用熱交換器11の上方に低温用熱交換器12を設け、一方の端を連結部4cで連通してある。高温用熱交換器11の一端に燃焼のための空気取入口(図示せず)が有り、低温用熱交換器12の一端に燃焼ガスを排気するための排気口(図示せず)を有する構造となっている。高温用熱交換器11は円筒形状をしている。
【0012】
低温用熱交換器12は大径部12aと小径部12bとが交互に構成され連結された円筒形状で大径部12aの外径は高温用熱交換器11の外径より小さく、また、低温用熱交換器12の連結部からの長さは高温用熱交換器11の長さより短くなっている。高温用熱交換器11と低温用熱交換器12とのセンター間の上下方向の間隔は第1の吹出口6、第2の吹出口5のセンターの間隔と略同等の寸法に構成している。また、熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11の外径は第1の吹出口6、第2の吹出口5の縦方向の幅より大きい径になって空気の流れがより長く沿うようになっている。第1の吹出口6より吹出される温風Lは、第2の吹出口5より吹出される高温風Hより温度が低くなっている。
【0013】
第1の吹出口6、第2の吹出口5は筐体1の前面1aに水平方向に長い4角形状にて互いに平行に設けられて、その開口の大きさは、横長方向の幅は同じ寸法となっているが、縦方向の幅は第1の吹出口6より第2の吹出口5の方が大きくなっている。開口面積の大きさは第1の吹出口6、1に対して第2の吹出口5は2.5〜3.0倍の大きさに形成されている。第1の吹出口6と第2の吹出口5には、一定の幅を持って筐体の内側に折り曲げ形成された周縁部5b、6bを設けるとともに、この周縁部5b、6bの長辺部分は風が水平方向から下方に向かって20度の角度の範囲に吹き出るよう角度が付けてある。第1の吹出口6には、1本のルーバ6aが、第2の吹出口5には等間隔に3本のルーバ5aが横長方向に設けられている。ルーバ6a、5aは吹出し温風L、及び高温風Hが水平面から下方に20度の角度で吹き出るように稼動可能に設けられている。
【0014】
第1の吹出口6、第2の吹出口5に対する熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11の位置関係は、第1の吹出口6、第2の吹出口5の開口面に熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11を対向させて設け、低温用熱交換器12及び高温用熱交換器11の上下の周囲から吹出口6及び吹出口5へと空気流が流れやすくし、熱交換効率を高めている。また、空気流が流れやすいので筐体1の中に高温の空気が溜まることがない。
【0015】
また、第1の吹出口6と第2の吹出口5のセンター間距離と熱交換器4の低温用熱交換器12と高温用熱交換器11のセンター間距離を略同等にしてあるので、吹出口5に対する高温用熱交換器11と、吹出口6に対する低温用熱交換器12との位置決めが容易に同時にでき、吹出口と熱交換器との間の隙間の間隔が略同等になった正確な位置関係が得られるので空気流がバランス良く流れ、熱交換効率が向上する。なお、吹出口のセンター間寸法と熱交換器のセンター間の寸法差は20mm以内であれば空気流のバランスに大きな影響はない。
また、第1の吹出口6のセンターに対する低温用熱交換器12のセンター及び第2の吹出口5のセンターに対する高温用熱交換器11のセンターは各々下方向に8mmずらして、熱交換器の上方からの空気の流れを若干多くして熱を多く取るようにしている。
【0016】
第1の吹出口6、第2の吹出口5に対する軸流ファン3aの位置は軸流ファンの外径3a2が第1の吹出口6、第2の吹出口5の開口部中央付近になるように設けられている。また、軸流ファン3aと熱交換器4の高温用熱交換器11、及び低高温用熱交換器12との位置関係は高温用熱交換器11と低温用熱交換器12の中心軸が軸流ファン3aの外径3a2と略等しくなるように決められている。これは、軸流ファンの外径3a2に等しい径の部分が風速が最大になり、この部分の空気を熱交換器4に当てることにより高温用熱交換器11および低温用熱交換器12における最も高い熱交換効率が得られる。
【0017】
熱交換器4の高温用熱交換器11と低温用熱交換器12との間は仕切板等遮る物が無い空間で、高温用熱交換器11で加熱された高温の一部の空気は低温用熱交換器12で暖められた低温の空気に混じって、低温の空気の温度を上昇させ温風Lとなって第一の吹出口6から吹出される。
【0018】
軸流ファン3aが回転したとき、風の一部は熱交換器4の上方に流れやすくなり、熱交換器4の下流部4bの周囲の風量が多くなる。また、熱交換器4の高温用熱交換器11側からの風の流れも作用し、第1の吹出口6に掛かる風圧を高め、吹出口6の開口面積を小さくした縮流効果が出ることで、第1の吹出口6より吹出される温風Lの風速は第2の吹出口5より吹出される高温風Hの風速より速くなる。
なお、本実施の形態では第1の吹出口6、第2の吹出口5に対して熱交換器4の位置を下方向にずらして第1の吹出口6の風速を第2の吹出口5の風速より速くしたが、送風機3の取り付け位置を第1の吹出口6、第2の吹出口5又は熱交換器4の低温用熱交換器12、高温用熱交換器11に対して上方向にずらしたり、送風機3の送風方向を斜め上の第1に吹出口6の方向になるように取り付けても同様な効果が得られる。
【0019】
このように構成された温風暖房機は、運転を開始すると最初は室温が低いので強燃焼運転となり、高温風Hを遠くまで送りながら部屋を暖め、室温が希望の一定の温度に達すると、弱燃焼運転となる。弱燃焼運転は41℃以上の高温風Hが暖房機から1m以上到達して人に不快感を与えないように風速、風量を下げてある。空気の流れは送風機3が回転すると、空気は筐体1の背面に設けられた吸込口2より吸い込まれ熱交換器4に送られ、低温用熱交換器及び高温用熱交換器11の周囲を回りこむようにして、圧力損失を生じながら、一部の空気は熱交換器4の高温用熱交換器11により加熱され高温風Hとなり第2の吹出口5より吹き出す。
もう一方の空気は温風Lとして、熱交換器4の低温用熱交換器12により暖められ第2の吹出口5からの高温風Hより速い風速で第1の吹出口6より吹き出さる。温風Lは第2の吹出口5より吹き出された高温風Hの上昇を抑えるとともに、高温風Hを後押し又は、引っ張って風速の減速を遅らして床面に沿って遠くまで到達させる。
高温風Hと温風Lは水平から下方20度の角度の範囲に吹出され、高温風Hの上昇を防ぐ。吹出し角度0〜20°の範囲ならば暖房機付近の床の温度を上げ過ぎることもなく使用感も良好であった。
高温風Hと温風Lの風速差は試験の結果から風速差は0〜0.6m/sの範囲において高温風Hの到達距離を長くすることが解った。
【0020】
高温風Hと温風Lの温度差は5〜40℃に設定されている。
第1の吹出口6より吹出した温風Lは第2の吹出口5より吹出した高温風Hより温度が低いので、空気が重く高温風Hの上昇を押さえるように働くため、高温風の到達距離を延ばすことができる。
しかし、温風Lの温度を低くして高温風Hとの温度差が大きくなりすぎると、居室者はドラフト感を感じ不快となりやすくなる。
【0021】
第1の吹出口6の風量と第2の吹出口5からの風量が異なっている。風量は第1の吹出口6、第2の吹出口5の大きさと熱交換器4と送風機3の位置関係を調整して、第2の吹出口5の風量が第1の吹出口6の風量より多くなるようにする。
風量は、第1の吹出口6の風量を1.5m3/minに、第2の吹出口5の風量を2.1m3/minになるように設定したとき、風量差が0.6から0.7m3/minにおいて最も長い到達距離が得られる。
【0022】
【発明の効果】
この発明は以上説明したように構成されているので、以下に記載されるような効果がある。
第一の発明では第1と第2の吹出口の中心間寸法と熱交換機の高温用熱交換器と低温用熱交換器との中心間寸法が略同等になるように設けたことにより、両方の吹出口と熱交換器部分の位置決めが正確に偏ることなくでき、両方の吹出口から斑のない空気流が得られ熱交換効率が向上する。
【0023】
第二の発明では前記熱交換器の低温用熱交換器と、前記高温用熱交換器とを前記送風機の風速の分布が最大風速になる点に略一致するように設けたことにより、熱交換器の高温用熱交換器と低温用熱交換器に最大風量が当たるので高い熱交換効率が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の温風暖房機を示す断面図である。
【図2】本発明の温風到達距離を示す図である。
【図3】本発明の送風機の風速分布と熱交換器の関係を示す図である。
【図4】従来の温風暖房機を示す断面図である。
【符号の説明】
1 筐体、 2 吸込口、 3 送風機、 4 熱交換器、 8 第2の吹出口、 9 第1の吹出口、 11 高温用熱交換器、 12 低温用熱交換器。
Claims (2)
- 一方の面に空気を吸い込む吸込口と、他方の面に空気を吹き出す第1と第2の吹出口を有する筐体内に、燃料を燃焼させて空気を加熱する熱交換器と、前記吸込口から空気を吸込んで、この空気を前記熱交換器により加熱後、前記第1と第2の吹出口より温風を吹出させる送風機とを有し、前記第1の吹出口を前記第2の吹出口の上部に設けるとともに、前記熱交換器を燃焼温度が高い高温用熱交換器と、前記高温用熱交換器より燃焼温度が低い低温用熱交換器とで構成し、前記第1の吹出口と前記低温用熱交換器と、また、前記第2の吹出口と前記高温用熱交換器とを各々対向させるとともに、前記第1と第2の吹出口の中心間寸法と熱交換機の高温用熱交換器と低温用熱交換器との中心間寸法が略同等になるように設けたことを特徴とする温風暖房機。
- 一方の面に空気を吸い込む吸込口と、他方の面に空気を吹き出す第1と第2の吹出口を有する筐体内に、燃料を燃焼させて空気を加熱する熱交換器と、前記吸込口から空気を吸込んで、この空気を前記熱交換器により加熱後、前記第1と第2の吹出口より温風を吹出させる送風機とを有し、前記第1の吹出口を前記第2の吹出口の上部に設けるとともに、前記熱交換器を燃焼温度が高い高温用熱交換器と、前記高温用熱交換器より燃焼温度が低い低温用熱交換器とで構成し、前記低温用熱交換器と、前記高温用熱交換器とを前記送風機の風速の分布が最大風速になる点に略一致するように設けたことを特徴とする温風暖房機。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP15361097A JP3557852B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 温風暖房機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15361097A JP3557852B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 温風暖房機 |
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|---|---|
| JPH112459A JPH112459A (ja) | 1999-01-06 |
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ID=15566257
Family Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP15361097A Expired - Fee Related JP3557852B2 (ja) | 1997-06-11 | 1997-06-11 | 温風暖房機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3557852B2 (ja) |
-
1997
- 1997-06-11 JP JP15361097A patent/JP3557852B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH112459A (ja) | 1999-01-06 |
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