JP3553123B2 - Bowling ball punch - Google Patents
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、ボウリングゲームに使用するボールにフィンガーホール(指挿入孔)及びウェイトバランス調整のためのバランスホールの穿設に使用するボウリングボールの穿孔装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のボウリングボールの穿孔装置に於けるボールの固定手段は、ボール支持台上に支持させたボウリングボールの斜め上面にカムレバーを連係させたボール固定用クランプバンドをかぶせ、上記カムレバーを操作してクランプバンドをボールの表面側へ連動させ之に設けた調整螺子の先端押圧部で被穿孔ボウリングボールを押圧することにより固定する方式であった。
【0003】
また、上記固定手段によりボール支持台上に被穿孔ボウリングボールを固定する場合には、ボウリングボールをボール支持台上に支持させ予めボールの上面に罫書いたグリップラインセンターを主軸に挿着したドリルの軸芯に合わせ、また操作ハンドルを操作してボール支持台を左右に移動させたときにボウリングボールの上面に予め罫書いたグリップラインが上方から見て左右に一直線状に変移するようにボールの位置決めを行うことにより、グリップラインセンターがボールの頂点となるようにすると同時にグリップラインがボール支持台の前後枢着軸に直交するようにボウリングボールをボール支持台上に支持させていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来のボウリングボームの穿孔装置に於けるボールの固定手段は、カムレバーを操作してボール固定用クランプバンドを連動させ、これによりボウリングボールに押圧力を働かせることによりボールを固定するものであるが、個々のボールの大きさは完全に同一ではないから、固定されるボウリングボールに適正な押圧力を働かせるためには、ボール固定用クランプバンドに設けた調整螺子の進退調節を個々のボール毎に行わなければならず、また上記押圧力が適正か否かは作業者がカムレバーを操作したときの力加減で判断していたから、穿孔作業にある程度の経験が必要とされ、また作業効率を高めることに限界があった。
また、ボールを保護するためにボール支持台の上面に設けたボール保護材は、ドリルを下降させたときに生じる加圧力によって微妙に変形し、この歪みによりボール固定用クランプバンドの加圧力が大幅に低下するため被穿孔ボウリングボールは穿孔時にボール支持台上で揺れ動くこととなるから、これがボールの表面を傷つける原因となっていた。
【0005】
また、従来は上記のように固定手段によりボール支持台上に被穿孔ボウリングボールを固定する際に複雑なボールの位置決め作業を作業者自身の眼や勘に頼って行っていたから、ボールの位置決めを正確に且つ能率良く行うことが困難であった。
本発明が解決しようとする課題は、ボウリングボールにフィンガーホールやバランスホールを穿設する場合の作業効率及び精度を大幅に向上させ得る穿孔装置を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るボウリングボールの穿孔装置は上記のような課題を解決したものである。即ち、基台3上を送りハンドル4、5の操作によりレール6及びガイド溝7に案内させて前後及び左右方向に送行させるスライドテーブル1の上面の左右に側柱18を夫々樹立し、この左右側柱18の上端部に設けた軸受孔19に、枠体20の左右両側辺中央部に樹立した吊下アーム21の外面に夫々突設した左右枢着軸22を回動固定自在に懸架すると共に一方の枢着軸22を枠体20の前後揺動ハンドル26に連係し、上記枠体20の前後両側辺中央部に樹立した支持アーム27に設けた軸受孔28に、輪形のボール載台29の前後に設けた腕部30の上部外面に夫々突設した前後枢着軸31を回動固定自在に懸架すると共に前側の枢着軸31をボール載台29の左右揺動ハンドル35に連係し、上記ボール載台29の前後に設けた腕部30の内側根部30aに、ボウリングボールBを挾み付けるクランプ板36を上端部に設けた前後一対のクランプアーム37の中間部を夫々枢着しその両下端部をエアシリンダ38により連結し、基台3の後端部に樹立したコラム40の上端部に設けた主軸ヘッド41の前面にレーザー光によるクロスライン投映器39を設けてなるものである。
【0007】
尚、「左右側柱18の上端部に設けた軸受孔19に、枠体20の左右両側辺中央部に樹立した吊下アーム21の外面に夫々突設した左右枢着軸22を回動固定自在に懸架する」とは、左右側柱18の上端部に設けた軸受孔19に、枠体20の左右両側辺中央部に樹立した吊下アーム21の外面に夫々突設した左右枢着軸22を回動自在に懸架し、且つ後記する実施例に示すような任意の固定手段50によりその懸架した左右枢着軸22が回動し得ないように固定することも自在にできるとのことであり、また「支持アーム27に設けた軸受孔28に、輪形のボール載台29の前後に設けた腕部30の上部外面に夫々突設した前後枢着軸31を回動固定自在に懸架する」とは、支持アーム27に設けた軸受孔28に、輪形のボール載台29の前後に設けた腕部30の上部外面に夫々突設した前後枢着軸31を回動自在に懸架し、且つ後記する実施例に示すような任意の固定手段51によりその懸架した前後枢着軸31が回動し得ないように固定することも自在にできるとのことである。
また、枢着軸22、31を枠体20の前後揺動ハンドル26又はボール載台29の左右揺動ハンドル35に連係するものであるが、この場合、後記する実施例に示すようにギヤーを介して連係するのが通常であるがこれに限定されるものではない。尚、ボール載台29は被穿孔ボウリングボールBを安定した状態に支持させ得ることが条件とされ、望ましい構造の具体例は後記する実施例に示す。
【0008】
前後一対のクランプアーム37の上端部に設けたクランプ板36は、ボウリングボールBの前後両面を挾み付けることによりボールBをボール載台29上に固定させる機能を有するものであり、従って後記する実施例に示すようにボールBを挟持するに適した形状となっている。そして、被穿孔ボウリングボールBをボール載台29上に安定した状態に支持させ且つ前後一対のクランプ板36で挾み付けることにより固定したときに、その被穿孔ボウリングボールBの球芯を左右枢着軸22の軸芯及び前後枢着軸31の軸芯が通ることとなるように、枠体20、吊下アーム21、支持アーム27、ボール載台29及び腕部30等の各部の寸法が設定されている。
【0009】
レーザー光によるクロスライン投映器39は、スライドテーブル1を基台3の左右方向中心に位置させると共に前方(手前)へ限界まで(ストッパーにより停止するまで)移動させた状態に於て、ボール載台29上に支持させた被穿孔ボウリングボールBの上面中心に十字形のクロスライン84を照射・投映することができるもので、その投映されたクロスライン84の横線86が、上記枠体20の左右両側辺中央部に樹立した吊下アーム21の外面に夫々突設した左右枢着軸22の軸芯と平面方向から見て合致することとなるように設けるものである。
【0010】
上記スライドテーブル1は、送りハンドル4、5の操作によりレール6及びガイド溝7に案内されて前後及び左右方向に送行するものであれば、特定の構造に限定されるものではないが、基台3の上面からスライドテーブル1の上面迄の高さを低くすることのできる望ましい一例を以下に説明する。即ち、基台3の上面に設けた左右一対のレール6にガイドブロック8を嵌合し、このガイドブロック8と一体に設けた前後スライド用雌螺子ブロック9に、基台3に固定した軸受10に支持させた送りハンドル4付き螺軸11を螺合し、上記ガイドブロック8の上面に上記左右一対のレール6と直交させて設けたガイド溝7に、スライドテーブル1の下面に設けた前後一対のレール12を嵌合し、上記ガイドブロック8及び前後スライド用雌螺子ブロック9と一体に設けた左右スライド用雌螺子ブロック13に、スライドテーブル1の一側緑に固定した軸受14に支持させた送りハンドル5付き螺軸15を螺合することにより、スライドテーブル1を送りハンドル4、5の操作によりレール6及びガイド溝7に案内させて前後及び左右方向に送行させるものである。
尚、位置決めしたスライドテーブル1がその後変移しないようにするため、後記する実施例に示すような螺軸11、15の固定手段16、17を付設することが望ましい。
【0011】
ボウリングボールBの表面に穿孔せんとする箇所を予め罫書くことなく所望の箇所に穿孔する場合や複数のボールに同一孔を穿設する場合等に一層便利にするため、目盛尺やこれに対応する指示矢を所定箇所に設けることが望ましいので、その一例を以下に説明する。即ち、スライドテーブル1の前端縁に突設した指示矢43に対応させてガイドブロック8にスライドテーブル1の左右位置決め目盛尺42を取付け、このスライドテーブル1の左右位置決め目盛尺42の側縁下部に側方へ向け突設した指示矢44に対応させて基台3の上面にスライドテーブル1の前後位置決め目盛尺45を設け、左右いずれか一方の側柱18の外側面及び前側の支持アーム27の外側面に扇形状の目盛尺46、47を夫々重ねると共にその下端部を左右いずれか一方の枢着軸22及び前側の枢着軸31に夫々固定し、この扇形状の目盛尺46、47の上端円弧状面に施した被穿孔ボウリングボールBの回転変移量表示目盛りに対応させて左右いずれか一方の側柱18及び前側の支持アーム27の上端に指示矢48、49を設けるものである。
尚、上記扇形状の目盛尺46、47を左右枢着軸22及び前後枢着軸31の固定手段に利用することが可能である。即ち、各扇形状の目盛尺46、47の上端円弧状面に沿わせてその内側に円弧状長孔50a、51aを設け、この長孔50a、51aを貫通させた、締付ハンドル50b、51bに設けた螺軸の先端部を左右いずれか一方の側柱18及び前側の支持アーム27に夫々螺着して固定手段50、51とするものである。
【0012】
尚、上記スライドテーブル1の左右位置決め目盛尺42の側縁下部に側方へ向け突設した指示矢44に隣接させてこれよりも長い副指示矢44aを突設し、この副指示矢44aに対応させ且つ基台3の上面に設けたスライドテーブル1の前後位置決め目盛尺45に於ける目盛り45aに並行させて副尺52を前後方向へ滑動自在に設ける場合もあり、また、前側の枢着軸31に固定した扇形状の目盛尺47の上端円弧状面に施した被穿孔ボウリングボールBの回転変移量表示目盛りに対応させ且つ前側の支持アーム27の上端に設けた指示矢49に隣接させて左右方向へ移動調整自在に副指示矢57を設ける場合もある。
【0013】
【作用】
被穿孔ボウリングボールBに穿孔せんとする箇所を予め罫書いておき、その罫書き線に従って本発明に係る穿孔装置によりフィンガーホールを穿孔する場合について以下に説明する。
(1)先ず、図9に示すように被穿孔ボウリングボールBの表面にグリップライン75を罫書き、次のその直交線76を引いてグリップラインセンター77を明示し、またグリップライン75の左側に之と直交し且つ穿孔せんとするサムホール78の右端に接するサムホール罫書線79を罫書き、グリップライン75の右端部を挾んでその両側に穿孔せんとするミドルフィンガーホール80及びリングフィンガーホール81の夫々左端及びグリップライン75側ホール端に接するミドルフィンガーホール罫書線82及びリングフィンガーホール罫書線83を縦横に夫々罫書いておく。
(2)次に電源スイッチを入れた後、送りハンドル4を回してスライドテーブル1を前方(手前)へ限界まで(ストッパーにより停止するまで)移動させてから固定手段16により螺軸11を固定し、引き続き送りハンドル5、枠体20の前後揺動ハンドル26及びボール載台29の左右揺動ハンドル35を夫々回して、目盛尺42、46、47を設けた場合には各指示矢43、48、49をスライドテーブル1の左右位置決め目盛尺42及び扇形状の目盛尺46、47の目盛り0に夫々合わせることによりスライドテーブル1を基台3の左右方向中心に位置させ、また枠体20及びボール載台29を共に水平状態にし、各固定手段17、50、51により螺軸15、左右枢着軸22及び前後枢着軸31を固定する。
(3)次に上記(1)により穿孔せんとする箇所を罫書いた被穿孔ボウリングボールBをその罫書いた面を上にしてボール載台29上に安定した状態に支持させると共に、クロスライン投映器39のスイッチを入れて図10に示すようにボールBの上面中心にクロスライン84を照射・投映し、このクロスライン84の交差点85にボールBの表面に罫書いたグリップラインセンター77を合わせ、且つクロスライン84の横線86にグリップライン75を合わせてから、クランプアーム37の作動スイッチを入れるとエアシリンダ38のピストンロッド38aが前進し、これにより前後一対のクランプアーム37の上端部に設けたクランプ板36はクランプアーム37の中間枢着部を支点として互いに内側へ作動してボールBを挟み付けるから、被穿孔ボウリングボールBはボール載台29上に固定される。
【0014】
(4)次に主軸ヘッド41に於ける主軸にサムホール穿孔用ドリルDをドリルホルダー87により挿着した後、固定手段16を解除してから送りハンドル4を回してスライドテーブル1を後退させ、指示矢44をスライドテーブル1の前後位置決め目盛尺45の目盛り0に合わせることによりボウリングボールBの表面に罫書いたグリップラインセンター77をドリルDの軸芯に合わせ、固定手段16により螺軸11を固定する。
(5)次に固定手段51を解除してからボール載台29の左右揺動ハンドル35を回してボール載台29を時計回りに左へ振り動かすことによりボールBを、前後枢着軸31を回転軸芯として右回りに回転させ、ボールBの表面に罫書いたサムホール罫書線79をドリルDの右端面に合わせてから固定手段51により前後枢着軸31を固定する。
(6)次に主軸のモータースイッチを入れてドリルDを回転させ、また後記する実施例に示す切削屑の吸引清掃装置を設けた場合にはその作動スイッチを入れて使用状態とする。
(7)次にハンドル64を回してドリルDを下降させることによりボールBに穿孔するのであるが、このとき後記する実施例に示す穿孔深さゲージ63を用いる場合には、ドリルDを下降させてその下端をボールBの上面に接触させた状態に於て摘まみ71を回して昇降尺68を昇降させ、その目盛り0の稍下部を指示矢73に合わせてから、昇降尺68の目盛りを見ながらボールBの使用者の指の長さに応じて予め設定した穿孔深さとなるまでハンドル64を回してドリルDを下降させて行けば、穴の中心が球芯を通るサムホール78が穿孔される。
【0015】
(8)次に主軸のモータースイッチ及び切削屑の吸引清掃装置の作動スイッチを切り、吸引清掃装置の吸引口60を不使用時の状態に戻してから、固定手段16を解除し送りハンドル4を回してスライドテーブル1をストッパーにより停止するまで前進させた後、主軸に挿着したサムホール穿孔用ドリルDをミドルフィンガーホール穿孔用ドリルに交換する。
(9)次に送りハンドル4を回してスライドテーブル1を後退させ、また固定手段51を解除してからボール載台29の左右揺動ハンドル35を回してボール載台29を反時計回りに右へ振り動かすことによりボールBを、前後枢着軸31を回転軸芯として左回りに回転させ、ボールBの表面に縦横に罫書いたミドルフィンガーホール罫書線82をドリルの左端面及び前端面に合わせてから固定手段16、51により螺軸11及び前後枢着軸31を固定した後、上記(6)及び(7)に従ってこれと同様の操作を順次行えばミドルフィンガーホール80が穿孔される。
【0016】
(10)次に上記(8)と同様に主軸のモータースイッチ及び切削屑の吸引清掃装置の作動スイッチを切り、吸引清掃装置の吸引口60を不使用時の状態に戻してから、固定手段16を解除し送りハンドル4を回してスライドテーブル1をストッパーにより停止するまで前進させた後、主軸に挿着したミドルフィンガーホール穿孔用ドリルをリングフィンガーホール穿孔用ドリルに交換する。
(11)次に送りハンドル4を回してスライドテーブル1を後退させ、また固定手段51を解除してからボール載台29の左右揺動ハンドル35を回すことによりボールBを前後枢着軸31を回転軸芯として回転させ、ボールBの表面に縦横に罫書いたリングフィンガーホール罫書線83をドリルの左端面及び後端面に合わせてから固定手段16、51により螺軸11及び前後枢着軸31を固定した後、上記(6)及び(7)に従ってこれと同様の操作を順次行えばリングフィンガーホール81が穿孔される。
【0017】
(12)次に主軸のモータースイッチ及び切削屑の吸引清掃装置の作動スイッチを切り、吸引清掃装置の吸引口60を不使用時の状態に戻してから、固定手段16を解除し送りハンドル4を回してスライドテーブル1をストッパーにより停止するまで前進させた後、固定手段51を解除しボール載台29の左右揺動ハンドル35を回して扇形状の目盛尺47の目盛り0を指示矢49に合わせることによりボール載台29を水平状態にしてから、クランプアーム37の作動スイッチを切替えるとエアシリンダ38のピストンロッド38aが後退し、これにより前後一対のクランプアーム37の上端部に設けたクランプ板36が外側へ開き、ボウリングボールBの挟圧固定状態は解除されるから、サムホール78、ミドルフィンガーホール80及びリングフィンガーホール81を穿孔されたボウリングボールBをボール載台29上から取出せば、これにより穿孔作業が完了するものである。
【0018】
次にピッチを付けて穿孔する場合(サムホール78については中心が球芯を通らない穴を穿設する場合)について説明する。
サイドピッチ(ラテラルピッチ)の場合には、先ず上記(1)〜(5)等の操作によりボウリングボールBに穿孔しようとする穴の位置決めが完了したら、固定手段16を解除してから送りハンドル4を回してスライドテーブル1を前進又は後退させることによりボウリングボールBを前方又は後方へ必要量だけ移動させてから固定手段16により螺軸11を固定し、引き続き固定手段50を解除してから枠体20の前後揺動ハンドル26を回すことによりボールBを、左右枢着軸22を回転軸芯として回転させ、ボールBの表面に罫書いた穿孔しようとする穴の位置をドリルDの軸芯に合わせ、固定手段50により左右枢着軸22を固定した後、上記(6)及び(7)に従ってこれと同様の操作を順次行えば、穴の中心が球芯を通らない任意のサイドピッチのサムホール78等が穿孔される。
【0019】
また、バーティカルピッチの場合には、先ず上記(1)〜(5)等の操作によりボウリングボールBに穿孔しようとする穴の位置決めが完了したら、固定手段17を解除してから送りハンドル5を回してスライドテーブル1を左側又は右側へ移動させることによりボウリングボールBを左側又は右側へ必要量だけ移動させてから固定手段17により螺軸15を固定し、引き続き固定手段51を解除してからボール載台29の左右揺動ハンドル35を回すことによりボールBを前後枢着軸31を回転軸芯として回転させ、ボールBの表面に罫書いた穿孔しようとする穴の位置をドリルDの軸芯に合わせ、固定手段51により前後枢着軸31を固定した後、上記(6)及び(7)に従ってこれと同様の操作を順次行えば、穴の中心が球芯を通らない任意のバーティカルピッチのサムホール78等が穿孔される。
【0020】
尚、図7に示すようにスライドテーブル1の左右位置決め目盛尺42の側縁下部に側方へ向け突設した指示矢44に隣接させてこれよりも長い副指示矢44aを突設し、この副指示矢44aに対応させ且つ基台3の上面に設けたスライドテーブル1の前後位置決め目盛尺45に於ける目盛り45aに並行させて副尺52を前後方向へ滑動自在に設けた場合は、サイドピッチの付いたミドルフィンガーホール80又はリングフィンガーホール81を穿孔する場合に於て、ボウリングボールBに穿孔しようとする穴の位置決めが完了した後、副尺52を前後方向へ滑動させてその読取り易い目盛りを副指示矢44aに合わせてから、固定手段16を解除し送りハンドル4を回してスライドテーブル1を前進又は後退させることによりボウリングボールBを前方又は後方へ副尺52の目盛りを見ながら必要量だけ移動させれば、任意のサイドピッチを容易且つ正確に付けることができるものである。
【0021】
また、図8に示すように前側の枢着軸31に固定した扇形状の目盛尺47の上端円弧状面に施した被穿孔ボウリングボールBの回転変位量表示目盛りに対応させ且つ前側の支持アーム27の上端に設けた指示矢49に隣接させて左右方向へ移動調整自在に副指示矢57を設けた場合は、バーティカルピッチの付いたサムホール78、ミドルフィンガーホール80又はリングフィンガーホール81を穿孔する場合に於て、上記(1)〜(5)等の操作によりボウリングボールBに穿孔しよとする穴の位置決めが完了した後、固定手段17を解除してから送りハンドル5を回してスライドテーブル1を左側又は右側へ移動させることによりボウリングボールBを左側又は右側へ必要量だけ移動させてから固定手段17により螺軸15を固定し、次に副指示矢57を左右に移動させて扇形状の目盛尺47の読取り易い目盛りに合わせてから、固定手段51を解除しボール載台29の左右揺動ハンドル35を回してボールBを、前後枢着軸31を回転軸芯として副指示矢57の指し示す扇形状の目盛尺47の目盛りを見ながら必要量だけ回転させることによりボールBの表面に罫書いた穿孔しようとする穴の位置をドリルDの軸芯に合わせることとすれば、このボールBの表面に罫書いた穿孔しようとする穴位置のドリル軸芯への合わせ作業を容易に行うことができるものである。
【0022】
【実施例】
本発明の実施例を図面に従って説明する。
図中1は、後記する切削屑の吸引清掃装置本体やエアコンプレッサー等の収納室を兼ねた箱形ベッド2の上面に設けた基台3上を送りハンドル4、5の操作によりレール6及びガイド溝7に案内させて前後及びこれと直交する左右方向に送行させるスライドテーブルで、基台3の上面に設けた左右一対のレール6に前後左右4個のガイドブロック8を嵌合し、このガイドブロック8と一体に設けた前後スライド用雌螺子ブロック9に、基台3に固定した軸受10に支持させた送りハンドル4付き螺軸11を螺合し、上記4個のガイドブロック8の上面に上記左右一対のレール6と直交させて夫々設けたガイド溝7に、スライドテーブル1の下面に設けた前後一対のレール12を嵌合し、上記ガイドブロック8及び前後スライド用雌螺子ブロック9と一体に設けた左右スライド用雌螺子ブロック13に、スライドテーブル1の左側縁に固定した軸受14に支持させた送りハンドル5付き螺軸15を螺合してなるものである。16、17は、位置決めしたスライドテーブル1がその後変移しないようにするための螺軸11、15の固定手段で、軸受10、14の上端に庇状に設けた台板16a、17aにハンドル16b、17b付き押圧螺軸16c、17cを螺合し、その下端を送りハンドル4、5のボス部に重ねた制止駒16d、17dの上面に当接させてあり、ハンドル16b、17bの操作により制止駒16d、17dで送りハンドル4、5のボス部を押圧して螺軸11、15を固定することができるものである。
【0023】
上記スライドテーブル1の上面の左右には側柱18を夫々樹立し、この左右側柱18の上端部に設けた軸受孔19に、枠体20の左右両側辺中央部に樹立した吊下アーム21の外面に夫々突設した左右枢着軸22を回動自在に懸架し、その左側の枢着軸22を、側柱18の外側に設けたギヤーボックス23の内部に収容したウォーム歯車24及びウォーム25を介して枠体20の前後揺動ハンドル26に連係してある。また、上記枠体20の前後両側辺中央部に樹立した支持アーム27に設けた軸受孔28に、輪形のボール載台29の前後に設けた腕部30の上部外面に夫々突設した前後枢着軸31を回動自在に懸架し、その前側の枢着軸31を、支持アーム27の外側に設けたギヤーボックス32の内部に収容したウォーム歯車33及びウォーム34を介してボール載台29の左右揺動ハンドル35に連係してある。上記輪形のボール載台29は、輪形の載台本体29aの上面をボウリングボールBの下面に対応させて中心に及ぶに従って低く傾斜させ、且つ輪形の載台本体29aの外周縁に沿わせてその内側に輪形に設けた溝にボウリングボールBの下面を支持するゴム製O(オー)リング29bを嵌着してなるもので、被穿孔ボウリングボールBを安定した状態に支持することが可能である。このボール載台29の前後に設けた腕部30の内側根部30aに、ボウリングボールBを挟み付けるクランプ板36を上端部に設けた前後一対のクランプアーム37の中間部を夫々枢着しその両下端部をエアシリンダ38により連結してある。
【0024】
上記前後一対のクランプ板36の対向面は、ボウリングボールBの前後両面の稍上部に対応させて上方から見て円弧状に形成し、且つゴム板を貼着することによりボウリングボールBを挾持するに適したものとなっている。そして、被穿孔ボウリングボールBを上記のようにボール載台29上に安定した状態に支持させ且つ前後一対のクランプ板36で挾み付けることにより固定したときに、その被穿孔ボウリングボールBの球芯を上記左右枢着軸22の軸芯及び前後枢着軸31の軸芯が通ることとなるように、枠体20、吊下アーム21、支持アーム27、ボール載台29及び腕部30等の各部の寸法が設定されている。
【0025】
39は、基台3の後端部に樹立したコラム40の上端部に設けた主軸ヘッド41の前面に設けたレーザー光によるクロスライン投映器で、スライドテーブル1を基台3の左右方向中心に位置させると共に前方(手前)へ限界まで(ストッパーに当って停止するまで)移動させた状態に於て、ボール載台29上に支持させた被穿孔ボウリングボールBの上面中心に十字形のクロスライン84を照射・投映することができるもので、その投映されたクロスライン84の横線86が左右の吊下アーム21の外面に夫々突設した左右枢着軸22の軸芯と平面方向から見て合致することとなるように設けてある。
【0026】
42は、スライドテーブル1の前端縁に突設した指示矢43に対応させてガイドブロック8に取付けた、スライドテーブル1の左右位置決め目盛尺で、この目盛尺42の左側縁下部に側方へ向け突設した指示矢44に対応させて基台3の上面にスライドテーブル1の前後位置決め目盛尺45を設けてある。また、左側の側柱18の外側面及び前側の支持アーム27の外側面に扇形状の目盛尺46、47を夫々重ねると共にその下端部を左側の枢着軸22及び前側の枢着軸31に夫々固定し、この扇形状の目盛尺46、47の上端円弧状面に施した被穿孔ボウリングボールBの回転変移量表示目盛りに対応させて左側の側柱18及び前側の支持アーム27の上端に指示矢48、49を設けてある。
【0027】
50、51は、上記扇形状の目盛尺46、47を利用した、左右枢着軸22及び前後枢着軸31の固定手段で、各扇形状の目盛尺46、47の上端円弧状面に沿わせてその内側に円弧状長孔50a、51aを設け、この長孔50a、51aを貫通させた、締付ハンドル50b、51bに設けた螺軸の先端部を左側の側柱18及び前側の支持アーム27に夫々螺着してあり、上記締付ハンドル50b、51bを回して締付けることにより、軸受孔19、28に回動自在に懸架した左右枢着軸22及び前後枢着軸31が回動し得ないように固定することができるものである。
【0028】
図7に於て44aは、スライドテーブル1の左右位置決め目盛尺42の左側縁下部に側方へ向け突設した指示矢44に隣接させて突設した、指示矢44よりも長い副指示矢で、この副指示矢44aに対応させ且つ基台3の上面に設けたスライドテーブル1の前後位置決め目盛尺45に於ける目盛り45aに並行させて副尺52を前後方向へ滑動自在に設けてある。尚、この場合、摘まみ53付きの送り螺軸54を軸受55に支持させて副尺52の下面に対向させた状態に設け、この送り螺軸54に螺合した可動駒56を副尺52に連結すれば、摘まみ53の回動操作により副尺52の前後滑動調整を容易に行うことができるものである。
【0029】
図8に於て57は、前側の枢着軸31に固定した扇形状の目盛尺47の上端円弧状面に施した被穿孔ボウリングボールBの回転変移量表示目盛りに対応させ且つ前側の支持アーム27の上端に設けた指示矢49に隣接させて設けた副指示矢で、摘まみ58付きの止螺子により止付けると共に止孔を長孔59とすることにより、左右方向へ移動調整自在としたものである。
【0030】
尚、図1中に示す60は、箱形ベッド2の内部に収納してある切削屑の吸引清掃装置本体に連結した蛇腹管61の先端部に設けた吸引口で、切削屑の飛散を防止するためU字形状に形成すると共にその後端部に設けたアーム62をコラム40に連結してあり、吸引清掃装置を使用しないときはアーム62を立てておき、使用するときは略水平状態に倒して吸引口60をボールBの上面に載せた状態で使用することとして使い勝手と清掃機能とを向上させたものである。図1及び図6に示す63は、穿孔深さゲージであり、ハンドル64の操作により昇降する取付基部65を縦に貫通させ且つ側面を玉バネ66で押圧させた摺動軸67の上端に昇降尺68を設け、上記摺動軸67に形成したラック歯69に、取付基部65の横孔70に設けた摘まみ71付きピニオン72を噛み合わせてなるものであり、上記昇降尺68に対応させて主軸ヘッド41の下部に指示矢73を設けてある。74は前面に各スイッチ等を配設した制御盤である。
【0031】
【発明の効果】
本発明に係るボウリングボールの穿孔装置に於ては、ボール載台上に支持させた被穿孔ボウリングボールの上面中心にクロスライン投映器によりクロスラインを照射・投映し、このクロスラインの交差点にボールの表面に罫書いたグリップラインセンターを合わせ且つクロスラインの横線にグリップラインを合わせることによりボールの位置決めを行うものであるから、従来の勘に頼って行っていた場合と違って穿孔作業経験の浅い作業者でもボールの位置決めを正確に且つ能率良く行うことができるものである。
また、前後一対のクランプアームの両下端部を連結したエアシリンダのピストンロッドを前進させ、これによりクランプアームの上端部に設けた前後のクランプ板でボウリングボールを挾み付けることによりボール載台上に支持させた被穿孔ボウリングボールを固定するbのであるから、従来のカムレバーを使用した機械式の固定手段と違って、個々のボールの大きさが完全に同一でない場合にも同一の挾圧力が働くから適正な挾圧力を働かせるための調整を個々のボール毎に行う必要がなく、また穿孔時にボールに対してドリルの下降による加圧力が働いてボールが下方へ微妙に動いたとしてもこれにクランプアームが順応するため、挾圧力の低下を来す虞れがなく、またこのようにクランプアームに順応性があることから、ボール載台上に支持させたボールが、クランプ板により挾み付けられるときの挾圧力で前後にずれる虞れもないから、ボウリングボールは確実にボール載台上の中心に固定されるものである。
【0032】
また、従来のように主軸のヘッドやテーブル全体を旋回させる方式と違ってスライドテーブルをストッパーにより停止するまで前進させた状態でボールの位置決めやドリルの交換を行うことができるようにしたから、主軸に挿着したドリルの軸芯と基準位置に於けるボール載台の中心とにずれを生ずる虞れがなく、然も上記のようにクロスライン投映器を使用したボールの位置決め手段及び順応性を有するクランプアームを使用した固定手段を採用したから、ボウリングボールの所望の位置に中心が球芯を通る穴及び球芯を通らない任意の穴を極めて正確に且つ能率良く穿設することができる顕著な効果を発揮するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る装置の実施例を示す斜視図である。
【図2】同上の要部を示す斜視図である。
【図3】スライドテーブルを前後及び左右方向に送行させる機構の一例を示す斜視図である。
【図4】本発明に係る装置の実施例の要部を示す平面図である。
【図5】同上の側面図である。
【図6】穿孔深さゲージの平面図である。
【図7】スライドテーブルの前後位置決め目盛尺に副尺を付設した場合を示す斜視図である。
【図8】前側の支持アームの上端に設けた指示矢に隣接させて副指示矢を設けた場合を示す背面から見た斜視図である。
【図9】穿孔せんとする箇所を罫書いたボウリングボールの平面図である。
【図10】ボウリングボールの上面中心に照射・投映したクロスラインに、ボウリングボールの表面に罫書いたグリップラインセンター及びグリップラインを合わせた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 スライドテーブル
3 基台
4、5 送りハンドル
6 レール
7 ガイド溝
8 ガイドブロック
9 前後スライド用雌螺子ブロック
10 軸受
11 螺軸
12 レール
13 左右スライド用雌螺子ブロック
14 軸受
15 螺軸
18 側柱
19 軸受孔
20 枠体
21 吊下アーム
22 左右枢着軸
26 枠体の前後揺動ハンドル
27 支持アーム
28 軸受孔
29 ボール載台
30 腕部
30a 腕部の内側根部
31 前後枢着軸
35 ボール載台の左右揺動ハンドル
36 クランプ板
37 クランプアーム
38 エアシリンダ
39 クロスライン投映器
40 コラム
41 主軸ヘッド
42 スライドテーブルの左右位置決め目盛尺
43、44 指示矢
44a 副指示矢
45 スライドテーブルの前後位置決め目盛尺
45a 目盛り
46、47 扇形状の目盛尺
48、49 指示矢
50 左右枢着軸の固定手段
51 前後枢着軸の固定手段
52 副尺
57 副指示矢
78、80、81 フィンガーホール
84 クロスライン
B ボウリングボール
D ドリル[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a bowling ball punching device used for punching a finger hole (finger insertion hole) and a balance hole for weight balance adjustment in a ball used in a bowling game.
[0002]
[Prior art]
Ball fixing means in a conventional bowling ball punching device is to cover a diagonal upper surface of a bowling ball supported on a ball support table with a ball fixing clamp band linked with a cam lever, and operate the cam lever to clamp the ball. In this method, the band is linked to the front surface of the ball, and the bowling ball to be pierced is pressed by the tip pressing portion of the adjusting screw provided on the band to fix the ball.
[0003]
Further, in the case of fixing a to-be-bored bowling ball on a ball support by the fixing means, a drill in which the bowling ball is supported on the ball support and a grip line center pre-scribed on the upper surface of the ball is attached to the main shaft. When the ball support is moved to the left or right by operating the operation handle and the ball handle so that the grip line pre-scribed on the upper surface of the bowling ball changes linearly from side to side when viewed from above. By performing the above positioning, the bowling ball is supported on the ball support so that the grip line center is at the top of the ball, and at the same time, the grip line is orthogonal to the front-rear pivot axis of the ball support.
[0004]
[Problems to be solved by the invention]
The ball fixing means in the above-mentioned conventional bowling bomb punching device operates a cam lever to interlock the ball fixing clamp band, thereby fixing the ball by applying a pressing force to the bowling ball. However, since the size of each ball is not completely the same, in order to apply an appropriate pressing force to the fixed bowling ball, advance and retreat of the adjusting screw provided on the ball fixing clamp band must be adjusted for each ball. It is necessary to perform the drilling work, and it is necessary to have some experience in drilling work. There was a limit.
In addition, the ball protection material provided on the upper surface of the ball support to protect the ball is slightly deformed by the pressing force generated when the drill is lowered, and this deformation significantly increases the pressing force of the ball fixing clamp band. Therefore, the bowling ball to be pierced swings on the ball support at the time of piercing, and this causes damage to the surface of the ball.
[0005]
In the past, when fixing a bowling ball to be pierced on a ball support by the fixing means as described above, complicated ball positioning work was performed depending on the operator's own eyes and intuition. It was difficult to perform the process efficiently and efficiently.
The problem to be solved by the present invention is to provide a drilling device that can greatly improve the working efficiency and accuracy when drilling finger holes and balance holes in a bowling ball.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
A bowling ball punching device according to the present invention has solved the above-mentioned problems. That is,
[0007]
The left and
Further, the
[0008]
The
[0009]
The
[0010]
The slide table 1 is not limited to a specific structure as long as the slide table 1 is guided by the
Incidentally, in order to prevent the positioned slide table 1 from shifting thereafter, it is desirable to provide
[0011]
In order to make it more convenient when drilling a desired location without scoring a hole to be drilled on the surface of bowling ball B in advance or when drilling the same hole in multiple balls, scale scale and corresponding It is desirable to provide a designated arrow at a predetermined position, and an example thereof will be described below. That is, the right and left
The fan-shaped
[0012]
It should be noted that a
[0013]
[Action]
A case in which a portion to be pierced is previously marked on the to-be-bored bowling ball B and a finger hole is pierced by the piercing device according to the present invention in accordance with the scribe line will be described below.
(1) First, as shown in FIG. 9, a
(2) Next, after the power switch is turned on, the
(3) Next, the perforated bowling ball B on which the portion to be perforated is scribed according to (1) above is stably supported on the ball mounting table 29 with its scribed surface facing up, and the cross line is formed. When the
[0014]
(4) Next, after the drill D for thumb hole drilling is inserted into the spindle of the
(5) Next, after releasing the fixing means 51, the ball B is rotated clockwise to the left by turning the left and right swing handle 35 of the ball mounting table 29 to move the ball B to the front and
(6) Next, the motor switch of the main shaft is turned on to rotate the drill D, and when a device for sucking and cleaning cutting chips shown in an embodiment to be described later is provided, the operation switch is turned on to put it in use.
(7) Next, the drill B is pierced by turning the
[0015]
(8) Next, the motor switch of the main shaft and the operation switch of the suction cleaning device for cutting chips are turned off, and the
(9) Next, the slide handle 1 is retracted by turning the
[0016]
(10) Next, similarly to the above (8), the motor switch of the main shaft and the operation switch of the suction cleaning device for cutting chips are turned off, and the
(11) Next, the
[0017]
(12) Next, the motor switch of the spindle and the operation switch of the suction cleaning device for cutting chips are turned off, and the
[0018]
Next, a case where holes are drilled with a pitch (in the case of the
In the case of the side pitch (lateral pitch), when the positioning of the hole to be drilled in the bowling ball B is completed by the above operations (1) to (5), the fixing means 16 is released, and then the
[0019]
In the case of the vertical pitch, when the positioning of the hole to be drilled in the bowling ball B is completed by the operations (1) to (5) above, the fixing means 17 is released, and then the
[0020]
In addition, as shown in FIG. 7, a
[0021]
Also, as shown in FIG. 8, a front support arm corresponding to a rotational displacement amount display scale of a perforated bowling ball B provided on an upper end arc-shaped surface of a fan-shaped
[0022]
【Example】
An embodiment of the present invention will be described with reference to the drawings.
In the drawing,
[0023]
[0024]
Opposing surfaces of the pair of front and
[0025]
[0026]
[0027]
[0028]
In FIG. 7,
[0029]
In FIG. 8,
[0030]
In addition,
[0031]
【The invention's effect】
In the bowling ball punching device according to the present invention, the cross line is projected and projected by the cross line projector at the center of the upper surface of the perforated bowling ball supported on the ball mounting table, and the ball is projected at the intersection of the cross line. The ball is positioned by aligning the grip line center with the scored line on the surface and aligning the grip line with the horizontal line of the cross line, so unlike the conventional intuition, the drilling work experience Even a shallow worker can accurately and efficiently position the ball.
Also, the piston rod of the air cylinder connecting the lower ends of the pair of front and rear clamp arms is advanced, and the bowling ball is clamped between the front and rear clamp plates provided at the upper end of the clamp arm. B, which fixes the pierced bowling ball supported by the above, unlike the conventional mechanical fixing means using a cam lever, the same clamping pressure is applied even when the size of each ball is not completely the same. Since it works, it is not necessary to make adjustments for each individual ball to apply an appropriate clamping force.Also, even if the ball moves slightly downward due to the pressure applied by the descent of the drill on the ball during drilling Since the clamp arm adapts, there is no danger of a decrease in clamping pressure. Was supported balls, because fear nor displaced back and forth in 挾圧 force when attached sandwiched by the clamp plate, the bowling ball is intended to be securely fixed to the center of the ball loading table.
[0032]
Also, unlike the conventional method in which the main spindle head and the entire table are turned, the ball can be positioned and the drill can be replaced while the slide table is advanced until it is stopped by the stopper. There is no possibility that the axis of the drill inserted into the center of the ball mounting table at the reference position will be displaced, and the positioning means and the adaptability of the ball using the cross line projector as described above. Since the fixing means using the clamp arm having the ball arm is adopted, a hole having a center passing through the ball core and an arbitrary hole not passing through the ball core can be extremely accurately and efficiently formed at a desired position of the bowling ball. It has a special effect.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a perspective view showing an embodiment of an apparatus according to the present invention.
FIG. 2 is a perspective view showing a main part of the above.
FIG. 3 is a perspective view showing an example of a mechanism for moving a slide table back and forth and left and right.
FIG. 4 is a plan view showing a main part of an embodiment of the apparatus according to the present invention.
FIG. 5 is a side view of the same.
FIG. 6 is a plan view of a perforation depth gauge.
FIG. 7 is a perspective view showing a case in which a vernier is attached to the front / rear positioning scale of the slide table.
FIG. 8 is a rear perspective view showing a case where a sub pointing arrow is provided adjacent to a pointing arrow provided at an upper end of a front support arm.
FIG. 9 is a plan view of a bowling ball in which a portion to be punched is marked.
FIG. 10 is a plan view showing a state in which a grip line center and a grip line scribed on the surface of the bowling ball are aligned with a cross line irradiated and projected on the center of the upper surface of the bowling ball.
[Explanation of symbols]
1 slide table
3 bases
4, 5 feed handle
6 rails
7 Guide groove
8 Guide block
9 Female screw block for front and rear slide
10 Bearing
11 Screw shaft
12 rails
13 Female screw block for left and right slide
14 Bearing
15 Screw shaft
18 side pillar
19 Bearing hole
20 frame
21 Suspension arm
22 Left and right pivots
26 Front and rear swing handle of frame
27 Support arm
28 Bearing hole
29 Ball platform
30 arms
30a inner root of arm
31 Front and rear pivot
35 Left and right swing handle of ball mounting table
36 Clamp plate
37 Clamp arm
38 Air cylinder
39 Cross Line Projector
40 columns
41 Spindle head
42 Scale for horizontal positioning of slide table
43, 44 pointing arrow
44a Secondary arrow
45 Scale for positioning the slide table back and forth
45a scale
46, 47 Fan-shaped scale
48, 49 pointing arrow
50 means for fixing left and right pivots
51 Means for fixing front and rear pivots
52 Vernier scale
57 Secondary Direction Arrow
78, 80, 81 finger holes
84 Cross Line
B bowling ball
D drill
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