JP3549676B2 - 端末id自動割付方式 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、CATV網等の1対nの形態の接続を行う機能を有するネットワークを経由して双方向通信を行う通信システムにおいて、ネットワーク内で端末装置を唯一に識別するための識別子(ID番号)を自動的に割り当てる技術に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
近年、1対nの形態の接続を行う既設のCATV網を使用し、電話サービス、VOD(ビデオオンデマンド)サービス等の双方向サービスを実現するネットワーク通信システムが開発されている。このような通信システムでは、センタ装置1台に対して接続される端末装置の数が複数台存在するため、センタ装置と各端末装置の間でそれぞれ通信を行う場合には、端末毎にネットワーク内で唯一の識別子(端末ID)を割り付ける必要がある。
【0003】
PHS等の従来の双方向通信システムでは、端末装置の端末IDは、その端末装置が工場から出荷される時に固定的に割り当てられるのが一般的であった。
しかし、この方式では、端末IDを世界で唯一の番号としなければならないため、端末ID番号が長くなり、また、工場での書き込み処理及び端末IDの管理が煩雑になってしまう等の問題点を有していた。
【0004】
また、端末IDの自動割付の従来方式として、センタ装置であるISDN(サービス統合ディジタル網:Inegrated Services Digital Interface)交換機から端末装置であるBRI(基本速度インタフェース:Basic Rate Inerface )端末に対するTEI(端末終端点識別子:Terminal Endpoint Identifier)割当方式が知られている。この方式では、図15に示されるように、BRI端末が、ISDN交換機に対し、TEI割当要求を示すUI(Unacknowledged Information)メッセージを送信する。この要求メッセージに対し、ISDN交換機は、そのBRI端末に対応するTEIを決定し、それが格納されTEI割当完了を示すUIメッセージをBRI端末に返信する。BRI端末は、その返信メッセージを受信すると、それに格納されているTEIを自端末内に設定し、以後の通信はそのTEIを用いて行う。これにより、各BRI端末に対して、端末IDであるTEIを自動的に割り当てることができる。
【0005】
上記TEI割当方式は、2個のBチャネルと1個のDチャネルとからなるISDNにおける基本速度インタフェース上で規定された方式であり、1本の2B+Dインタフェースに接続し得る最大で8台程度のBRI端末を対象としている。このため、上述のような、端末装置側からセンタ装置側に対して端末IDの割当要求が送信されるような方式では、端末装置の数が増大した場合に割当要求の競合が発生する可能性が高くなり、かつ上述のような方式はそのような競合を調停するためのメカニズムを提供していなかった。このため、上述のような方式は、多くの端末のそれぞれに対してネットワーク内で唯一の端末IDを割り付ける必要があるような双方向通信システムに適用することができないという問題点を有していた。
【0006】
本発明の課題は、ネットワーク内で端末装置を唯一に識別するための端末IDを自動的かつ効率的に割り当てることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
図1は、本発明の原理図である。
本発明は、1対nの形態の接続を行う機能を有するCATV網等のネットワークを経由して双方向通信を行う通信システムにおいて、ネットワーク内で端末装置を唯一に識別するための識別子である端末IDを自動的に割り付けるための端末ID割付方式を前提とする。
【0008】
本発明の第1の態様は、以下の構成を有する。
まず、センタ装置は、端末IDの割付を要求する端末ID割付要求メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信する(図1の101)。
【0009】
端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付要求メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、受信した端末ID割付要求メッセージに対する応答である端末ID割付要求応答メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信する(図1の102、104)。
【0010】
そして、センタ装置は、端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した以後、そのメッセージを送信した端末装置との間でメッセージを交換することにより、その端末装置に対応する端末IDを割り付ける(図1の105〜110)。
【0011】
上述した本発明の第1の態様の構成では、センタ装置の主導により、端末ID割付要求メッセージが送信されるため、センタ装置は端末装置からの端末ID割付要求応答メッセージの競合を監視することができ、適切な端末IDの自動割付処理を実行することができる。
【0012】
本発明の第2の態様は、以下の構成を有する。
まず、センタ装置は、端末IDの割付を要求する端末ID割付要求メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信する(図1の101)。
【0013】
端末IDを割り付けていない端末装置は、電源の投入時等において、端末IDの自動割付時にその端末装置自身を識別するための識別子である仮端末IDをランダムに生成する(図1の103)。
【0014】
端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付要求メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、受信した端末ID割付要求メッセージに対する応答であってその端末装置自身が生成した仮端末IDを付加した端末ID割付要求応答メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信する(図1の102、104)。
【0015】
センタ装置は、端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した以後、その端末ID割付要求応答メッセージに付加されている仮端末IDを識別しながらその仮端末IDに対応する端末装置との間でメッセージを交換することにより、仮端末IDに対応する端末装置に対して、その端末装置に対応する端末IDを割り付ける(図1の105〜110)。
【0016】
上述した本発明の第2の態様の構成では、端末装置がランダムに生成した仮端末IDを認識しながらセンタ装置と端末装置との間で端末IDの自動割付のためのメッセージの通信が行われることにより、複数の端末装置に対する端末IDの自動割付の競合制御を適切に実行することができる。
【0017】
本発明の第3の態様は、上述した本発明の第1又は第2の態様を基本として、以下の構成を有する。
まず、センタ装置は、端末ID割付要求メッセージを送信する場合に、送信毎に値がサイクリックに変化する所定桁の端末装置選択用データを付与する(図1の101)。
【0018】
次に、端末IDを割り付けていない端末装置は、電源の投入時等において、端末IDの自動割付時にその端末装置自身を識別するための識別子である仮端末IDをランダムに生成する(図1の103)。
【0019】
そして、端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付要求メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、その受信した端末ID割付要求メッセージに付与されている所定桁の端末装置選択用データがその端末装置自身が生成した仮端末IDの下位桁から所定桁を選択して得られるデータと一致した場合においてのみ、端末ID割付要求応答メッセージを送信する(図1の102)。
【0020】
上述した本発明の第3の態様の構成では、同時に端末IDの自動割付処理を実行する端末装置の数を制限することができる。センタ装置は、上記端末装置選択用データの値を送信毎にサイクリックに変化させるため、新規にネットワークに接続する端末装置は、いつかは必ず端末IDの自動割付処理を実行することができ、しかも端末装置間で端末IDの自動割付処理の競合が発生する確率を大幅に抑えることができる。
【0021】
本発明の第4の態様は、上述した本発明の第1又は第2の態様を基本として、以下の構成を有する。
まず、センタ装置は、端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、端末IDの割付の成功を示すものであって受信した端末ID割付要求応答メッセージに付加されていた仮端末IDを付加した端末ID割付成功メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信する(図1の105、106)。
【0022】
また、センタ装置は、端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した際にそのメッセージのデータエラーを検出した場合、又は複数の端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから続けて受信した場合に、端末IDの割付の失敗を示す端末ID割付失敗メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信する(図1の105、107)。
【0023】
端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付成功メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、センタ装置から通知された本端末IDをその端末装置自身の端末IDとして登録する(図1の108)。
【0024】
また、端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付失敗メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、端末IDの自動割付の失敗のための処理を実行する(図1の109、110)。
【0025】
上述した本発明の第4の態様の構成では、センタ装置が、複数の端末装置から送信された端末ID割付要求応答メッセージの競合を検出した場合に、センタ装置が各端末装置に端末ID割付失敗メッセージを送信して各端末装置に対して端末IDの自動割付処理を中止させることにより、端末IDの二重割付を回避することができる。
【0026】
本発明の第5の態様は、上述した本発明の第2の態様を基本として、以下の構成を有する。
この本発明の第5の態様では、センタ装置は、複数の端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから続けて受信した場合に、本発明の第4の態様の場合とは異なり、TID割付失敗メッセージではなく、複数の端末ID割付要求応答メッセージのうち所定の規則に従って選択した1つに付加されていた仮端末IDを付加した端末ID割付成功メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信する(図1の105、106)。
【0027】
これに対して、端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付成功メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合であってかつその受信した端末ID割付成功メッセージに付加されている仮端末IDがその端末装置自身が生成した仮端末IDと一致した場合に、センタ装置から通知された本端末IDをその端末装置自身の端末IDとして登録する(図1の108)。
【0028】
また、端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付失敗メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合、又は端末ID割付成功メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合であってかつその受信した端末ID割付成功メッセージに付加されている仮端末IDが該端末装置自身が生成した前記仮端末IDと一致しなかった場合に、端末IDの自動割付の失敗のための処理を実行する(図1の109、110)。
【0029】
上述の本発明の第5の態様の構成では、本発明の第4の態様の場合と同様に、端末IDの二重割付を回避することができると共に、センタ装置が複数の端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから続けて受信した場合には、そのうちの1つの端末ID割付要求応答メッセージに基づいて端末IDの自動割付処理を続行することができる。
【0030】
本発明の第6の態様は、上述した本発明の第4又は第5の態様を基本として、以下の構成を有する。
即ち、端末IDを割り付けていない端末装置は、端末ID割付失敗メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合(本発明の第4、第5の態様の場合)、又は端末ID割付成功メッセージをネットワークの所定制御チャネルから受信した場合であってかつその受信した端末ID割付成功メッセージに付加されている仮端末IDがその端末装置自身が生成した仮端末IDと一致しなかった場合(本発明の第5の態様の場合)に、ランダムタイミングがセットされたタイマを起動し、そのタイマがタイムアウトするまでの間はネットワークの所定制御チャネルからいかなるメッセージも受信せず、そのタイマがタイムアウトした後に、端末ID割付要求メッセージの受信待ち状態に移行する(図1の109→110)。
【0031】
上述の本発明の第6の態様の構成では、上述のランダムタイミングがセットされたタイマ処理が、衝突を発生させた全ての端末装置において実行されることにより、次のリトライ時にも同じタイミングで再度端末ID割付要求応答メッセージを送出してしまうという事態を回避することができる。
【0032】
本発明の第7の態様は、上述した本発明の第1乃至第6の態様を基本として、以下の構成を有する。
即ち、センタ装置は、端末IDの割付を要求する端末ID割付要求メッセージを、ネットワークの所定制御チャネルを用いて所定時間間隔で送信する。
【0033】
そして、センタ装置は、端末ID割付要求メッセージを送信していないタイミングにおいては、ネットワークの所定制御チャネルを端末ID割付要求メッセージ以外の制御信号の送受信に共用する。
【0034】
上述の本発明の第7の態様の構成では、端末ID割付要求メッセージを送信していないタイミングにおいて、ネットワークの所定制御チャネルを用いて、端末装置の正常性確認処理、キャリアレベル調整処理、距離情報調整処理等の他の目的の制御信号を送受信することができ、所定制御チャネルを有効に利用することができる。
【0035】
本発明の第8の態様は、上述した本発明の第1乃至第7の態様を基本として、以下の構成を有する。
即ち、端末IDの割付が完了した端末装置からセンタ装置が管理する特定端末装置を呼び出したときに、その特定端末装置に割付が完了した端末IDを表示する。
【0036】
上述した本発明の第8の態様の構成では、端末IDに電話番号を付与する場合に、端末装置側に特別な装置を接続又は装備することなく、端末装置側に接続されたアナログ電話機等から予め決められた特定端末装置を呼び出すだけで、端末IDとそれに対応する電話番号の登録操作をセンタ装置が管理する特定端末装置側で行うことができる。
【0037】
なお、上述した本発明の第1乃至第8の態様の構成を有する方法を使用するセンタ装置、端末装置、又はそれらを含む通信システムも、本発明に含まれる。
【0038】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について詳細に説明する。
<本実施の形態の構成及び全体動作>
図2は、本発明をCATVシステムに適用した実施の形態におけるシステム構成概念図である。
【0039】
本システムは、大きく分けて、センタ装置であるCATVセンタ201と、端末装置である加入者宅内装置202(複数)、及びそれらを接続する伝送路217とから構成される。
【0040】
まず、CATVセンタ201に含まれる装置のうち、ディジタルビデオサーバ206はディジタルビデオプログラムを蓄積し、画像交換サーバ207は、それらのプログラムを配信する。
【0041】
交換ノード204は、加入者宅202内の電話(TEL)又はモデムが通信するISDN信号を、CATVセンタ201構内と他通信事業者網との間で交換する。
【0042】
TDMA装置203は、本発明に特に関連する部分であり、端末IDの割付処理を実行するほか、伝送路217上のRF信号のインタフェースであるTSTBインタフェース214と、交換ノード204側のISDN信号の1次群インタフェース(PRI:Primary Rate Interface)である交換ノードインタフェース213とを交換する。
【0043】
混合/分配器205は、画像交換サーバ207及びTDMA装置203からの各RF信号を混合して伝送路217に送出し、逆に、伝送路217からのRF信号を画像交換サーバ207及びTDMA装置203に分配する。
【0044】
保守コンソール208は、端末装置である加入者宅内装置202の設置時に、自動的に付与された端末IDに対し電話番号を割り当てるために使用される。
管理システム210は、CATVセンタ201全体の各種管理を行うために使用される。
【0045】
TDMA装置203、保守コンソール208、及び管理システム210は、イーサネットローカルエリアネットワークのインタフェースであるLANインタフェース215によって相互に接続され、更に、これらの装置は、ブルータ209を介して、ディジタルビデオサーバ206及び画像交換サーバ207と接続される。また、保守コンソール208は、RS−232Cのインタフェースであるシリアル通信インタフェース216によって直接、TDMA装置203に接続される。
【0046】
次に、CATVセンタ201と加入者宅内装置202とを接続する伝送路217は、それが光ファイバケーブルを用いて構成される場合には、電気/光変換器(E/O)、光/電気変換器(O/E)、増幅器(Amp)、タップオフ(TO)、及び光ファイバケーブルなどによって構成される。また、伝送路217は、同軸ケーブルを用いて構成することもできる。
【0047】
続いて、端末装置である加入者宅内装置202に含まれる装置のうち、TSTB(Telephony Set Top Box )装置211は、本発明に特に関連する部分であって、それが始めて伝送路217に接続されるときに、CATVセンタ201内のTDMA装置203と連携して、端末IDの自動割付処理を実行する。また、TSTB装置211は、アナログ電話機(TEL)又はモデムが接続されることにより、図2の矢印付き破線Aとして示されるように、それらのアナログ電話機又はモデムと他通信事業者網内のアナログ電話機又はモデム等との間で、CATVセンタ201内のTDMA装置203及び交換ノード204を介して通信される音声/データ信号を終端する。
【0048】
TSTB装置211には、DSTB(Digital Set Top Box )装置212が接続される。このDSTB装置212は、本発明には直接には関連しないが、テレビジョン(TV)及びホームターミナル(HT)が接続されることにより、図2の矢印付き一点鎖線Bとして示されるように、CATVセンタ201内のTDMA装置203を介してディジタルビデオサーバ206との間で双方向通信を行うことにより、VOD(ビデオオンデマンド)サービスを実現する。
【0049】
次に、図3は、図2のCATVセンタ201内のTDMA装置203の構成図である。このTDMA装置203は、大きく分けて、通話路制御部301と、交換ノードインタフェース部302と、TSTBインタフェース部(下り)303と、TSTBインタフェース部(上り)304と、システム制御部305と、電源部306とから構成される。
【0050】
まず、交換ノードインタフェース部302は、複数のPRIトランク308によって構成される。これらのPRIトランク308は、図2の交換ノード204に接続されるそれぞれ1.5Mbps(メガビット/秒)の伝送レートを有する複数のISDNプライマリレートインタフェース(PRI)のそれぞれを、終端する。このときの終端処理は、各PRIトランク308に含まれるLPR(ラインプロセッサ)309により制御され、そのLPR309は、通話路制御部301内の通信制御部314によって制御される。また、上記各PRIにおける同期は、通話路制御部301内の網同期制御部313によって制御される。
【0051】
多重/分離部311は、交換ノードインタフェース部302内の各PRIトランク308から入力されるISDN信号を多重し、通話路メモリ制御部310に転送する。逆に、多重/分離部311は、通話路メモリ制御部310から転送されてきたISDN信号を分離し、それらを交換ノードインタフェース部302内の各PRIトランク308に転送する。
【0052】
通話路メモリ制御部310は、システム制御部305からの制御に基づいて、各交換ノードインタフェース部302によって終端される各交換ノードインタフェース(PRI)213(図2)上の各Bチャネルと、後述するTSTBインタフェース部(下り)303及びTSTBインタフェース部(上り)304によって終端される各TSTBインタフェース214(図2)上の各Bチャネルとを交換する。このBチャネルは、音声信号又はデータ信号を伝送する。
【0053】
多重/分離部312は、通話路メモリ制御部310から転送されてきた交換ノードインタフェース(PRI)213のISDN信号を多重して、その多重されたISDN信号を、目的とするTSTBインタフェース部(下り)303に転送する。逆に、多重/分離部312は、TSTBインタフェース部(上り)304から転送されてきたISDN信号を分離して、分離されたそれぞれのISDN信号を、通話路メモリ制御部310に転送する。
【0054】
TSTBインタフェース部(下り)303は、多重部315、フレーム組立部316、QPSK変調部317、及びRF送信部318とにより構成される。フレーム組立部316は、多重部315を介して多重/分離部312から受信されたISDN信号を受信すると、そのISDN信号に格納されている各Bチャネルが格納されたTSTBインタフェース214(図2)のフレームを組み立てる。この結果生成されたフレームは、QPSK変調部317で、QPSK変調される。そして、RF送信部318が、その変調信号を伝送路217上のRFチャネル信号に変換し、そのRFチャネル信号を伝送路217に送出する。
【0055】
一方、TSTBインタフェース部(上り)304は、RF受信部319、QPSK復調部320、フレーム分解部321、及び分離部322とにより構成される。まず、RF受信部319が、伝送路217からRFチャネル信号を受信すると、その信号からQPSK変調信号を抽出する。続いて、QPSK復調部320が、そのQPSK変調信号からTSTBインタフェース214のフレームを復調する。更に、フレーム分解部321が、そのフレームを分解して各Bチャネルを取り出し、それら各Bチャネルを含むISDN信号を生成する。そして、そのISDN信号は、分離部322を介して多重/分離部312に送出される。
【0056】
次に、システム制御部305は、プロセッサバス307によって、通話路制御部301内の通話路メモリ制御部310、網同期制御部313、及び通信制御部314、並びに、TSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316、TSTBインタフェース部(上り)304内のフレーム分解部321と接続され、これら各装置を制御する。このシステム制御部305は、それぞれがプロセッサバス307によって相互に接続されるCPU323、ROM324、RAM325、LAN制御部326、及びシリアル通信制御部327とから構成される。
【0057】
CPU323は、ROM324に記憶された制御プログラムに従って、RAM325をワークエリアとして使用しながら、一般的なBチャネル交換制御処理を実行するほか、後述する図7の動作フローチャートに対応する端末IDの自動割付処理を実行する。
【0058】
LAN制御部326は、図2に示されるLANインタフェース215を終端する。シリアル通信制御部327は、図2に示されるシリアル通信インタフェース216を終端する。
【0059】
最後に、図3の電源部306は、特には図示しない端子盤を経由して電源装置に接続され、電源328によって、TDMA装置203内の各部分に各種電圧値を有する電力を供給する。
【0060】
図5は、伝送路217上のTSTBインタフェース214(図2)の構成例を示した図である。
伝送路217の伝送媒体としては、同軸ケーブル(HFC)が使用される。なお、光ファイバケーブルが使用されてもよい。
【0061】
伝送路217の伝送レートは、8.192Mbpsである。
伝送路217上のRFチャネルとしては、加入者宅内装置202からCATVセンタ201に向かう上り伝送路217では、10MHz〜50MHzの周波数帯域内の5チャネルのうち1チャネルが使用され、CATVセンタ201から加入者宅内装置202に向かう下り伝送路217では、222MHz〜550MHzの周波数帯域内の54チャネルのうち1チャネルが使用される。
【0062】
アクセス方式としては、上り伝送路217では、TDMA方式が使用され、下り伝送路217では、TDM方式が使用される。
変調方式としては、前述したように、QPSK変調方式が用いられ、そのボーレートは4.096Mbaudである。
【0063】
伝送路217上のTSTBインタフェース214のフレームとしては、上り伝送路217では、4096バイトのデータ長を有し4ms(ミリ秒)の時間長を有するフレームが用いられ、下り伝送路217では、(128バイトのデータ長を有し125μs(マイクロ秒)の時間長を有するフレーム)×32フレームのマルチフレームが用いられる。
【0064】
伝送路217上のTSTBインタフェース214のフレーム上のチャネルとしては、上り伝送路217では、各チャネルが64Kbps(キロビット/秒)の伝送レートを有し音声/データ用の95チャネルのBチャネルと、128Kbpsの伝送レートを有しVODサービスにおけるインタラクティブ制御用の1チャネルのCチャネルと、64Kbpsの伝送レートを有し上記Bチャネルの呼制御用の1チャネルのDチャネルと、16Kbpsの伝送レートを有し本発明に特に関連する保守/距離測定用の1チャネルのMチャネルと、10Kbpsの伝送レートを有し上記Cチャネルデータフレームに対する応答用のACK−Cチャネルと、10Kbpsの伝送レートを有し上記Dチャネルデータフレームに対する応答用のACK−Dチャネルとが使用される。また、下り伝送路217では、各チャネルが64Kbpsの伝送レートを有し音声/データ用の95チャネルのBチャネルと、240Kbpsの伝送レートを有しVODサービスにおけるインタラクティブ制御用の1チャネルのCチャネルと、120Kbpsの伝送レートを有し上記Bチャネルの呼制御用の1チャネルのDチャネルと、16Kbpsの伝送レートを有し本発明に特に関連する保守/距離測定用の1チャネルのMチャネルとが使用される。
【0065】
TDMA装置203において、上り伝送路217上の音声/データ用の各Bチャネルは、TSTBインタフェース部(上り)304によって受信された後、通話路制御部301及び交換ノードインタフェース部302を介して交換ノード204へ転送され、逆に、下り伝送路217上の各Bチャネルは、交換ノード204から交換ノードインタフェース部302及び通話路制御部301を介してTSTBインタフェース部(下り)303によって受信され、下り伝送路217に送出される。
【0066】
また、上り伝送路217上のVODサービスにおけるインタラクティブ制御用のCチャネル及びACK−Cチャネルは、TSTBインタフェース部(上り)304で受信されその中のフレーム分解部321で取り出された後、システム制御部305内のCPU323により、LAN制御部326を介して図2のディジタルビデオサーバ206に転送される。逆に、下り伝送路217上のCチャネルは、システム制御部305内のCPU323により、ディジタルビデオサーバ206からLAN制御部326を介して、TSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316に転送された後、下り伝送路217に送出される。
【0067】
上り伝送路217上のBチャネルの呼制御用のDチャネル及びACK−Dチャネルは、TSTBインタフェース部(上り)304で受信されその中のフレーム分解部321で取り出された後、システム制御部305内のCPU323によって処理される。逆に、下り伝送路217上のDチャネルは、システム制御部305内のCPU323によってTSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316に転送された後、下り伝送路217に送出される。
【0068】
更に、上り伝送路217上の保守/距離測定用のMチャネルは、TSTBインタフェース部(上り)304で受信されその中のフレーム分解部321で取り出された後、システム制御部305内のCPU323によって処理される。逆に、下り伝送路217上のMチャネルは、システム制御部305内のCPU323によってTSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316に転送された後、下り伝送路217に送出される。このMチャネルに対する処理には、本発明に特に関連する端末IDの自動割付処理が含まれており、この処理については、図7の動作フローチャート等を用いて後述する。
【0069】
次に、図4は、図2に示される加入者宅内装置202内のTSTB装置211の構成図である。
まず、TSTB装置211の外部に設置される分配器409は、伝送路217上のTSTBインタフェース214(図2)の信号をTSTB装置211に分配し、VODサービス信号をDSTB装置212に分配する。また、AC100ボルトの電圧の家庭用電源に接続される外付けの電源部410は、TSTB装置211に電力を供給する。
【0070】
TSTB装置211に含まれる装置のうち、モデム部401は、分配器409を介して下り伝送路217から転送されてくるRFチャネル信号を受信すると、その信号からQPSK変調信号を抽出し、そのQPSK変調信号からTSTBインタフェース214のフレームを復調し、そのフレームをフレーム終端部402に転送する。逆に、モデム部401は、フレーム終端部402から転送されてきたフレームをQPSK変調し、その変調信号を伝送路217上のRFチャネル信号に変換して、そのRFチャネル信号を分配器409を介して上り伝送路217に送出する。
【0071】
フレーム終端部402は、モデム部401から転送されてきたフレームを分解して、そのフレームに含まれている各チャネルを取り出し、対応するチャネルをアナログTELインタフェース部403、アナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404、及びCPU407に転送する。逆に、フレーム終端部402は、アナログTELインタフェース部403、アナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404、及びCPU407から転送されてきた各チャネルからフレームを組み立て、そのフレームをモデム部401に転送する。
【0072】
具体的には、フレーム終端部402は、下り伝送路217上の音声/データ用の各Bチャネル(図5参照)を、アナログTELインタフェース部403又はアナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404に転送する。アナログTELインタフェース部403及びアナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404は、フレーム終端部402から受信したBチャネルをアナログ電話音声信号に変換し、それらに接続されているアナログ電話機又はモデムに送出する。逆に、アナログTELインタフェース部403及びアナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404は、それらに接続されているアナログ電話機又はモデムから受信したアナログ電話音声信号をBチャネルに変換して、それらをフレーム終端部402に転送する。フレーム終端部402は、それらの転送されてきたBチャネルを、上り伝送路217上の各Bチャネル(図5参照)としてモデム部401に送出する。
【0073】
また、フレーム終端部402は、下り伝送路217上のVODサービスにおけるインタラクティブ制御用のCチャネル(図5参照)を、アナログTELインタフェース部403又はアナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404に転送する。アナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404は、フレーム終端部402から受信したCチャネルを、それに接続されているDSTB装置212(図2)に送出する。逆に、アナログTELインタフェース/DSTBインタフェース部404は、それに接続されているDSTB装置212から受信したCチャネル及びACK−Cチャネル(図5参照)を、フレーム終端部402に転送する。フレーム終端部402は、それらの転送されてきた各チャネルを、上り伝送路217上のCチャネル及びACK−Cチャネル(図5参照)としてモデム部401に送出する。
【0074】
また、フレーム終端部402は、下り伝送路217上のBチャネルの呼制御用のDチャネル(図5参照)を、CPU407に転送する。CPU407は、フレーム終端部402から転送されたDチャネルを処理する。逆に、CPU407は、生成したDチャネル及びACK−Dチャネルを、フレーム終端部402に転送する。フレーム終端部402は、それらの転送されてきた各チャネルを、上り伝送路217上のDチャネル及びACK−Dチャネル(図5参照)としてモデム部401に送出する。
【0075】
更に、フレーム終端部402は、下り伝送路217上の保守/距離測定用のMチャネル(図5参照)を、CPU407に転送する。CPU407は、フレーム終端部402から転送されたMチャネルを処理する。逆に、CPU407は、生成したMチャネルを、フレーム終端部402に転送する。フレーム終端部402は、その転送されてきたMチャネルを、上り伝送路217上のMチャネル(図5参照)としてモデム部401に送出する。上述のCPU407によるMチャネルに対する処理には、本発明に特に関連する端末IDの自動割付処理が含まれており、この処理については、図8の動作フローチャート等を用いて後述する。
【0076】
最後に、不揮発性のメモリ408には、端末IDが登録される。
<端末IDの自動割付処理>
以上の構成を有する本実施の形態における端末IDの自動割付処理について、以下に詳細に説明する。
【0077】
図7は、端末IDの自動割付処理に関してTDMA装置203(図2、図3)内のシステム制御部305内のCPU323が実行する制御動作を示すフローチャートである。このフローチャートによって示される制御動作は、CPU323が、RAM325をワークメモリとして用いながら、ROM324(図3)に記憶されている制御プログラムを実行する結果として実現される。
【0078】
図8は、端末IDの自動割付処理に関してTSTB装置211(図2、図4)内のCPU407が実行する制御動作を示すフローチャートである。このフローチャートによって示される制御動作は、CPU407が、CPU407の内部の特には図示しないROMに記憶されている制御プログラムを実行する結果として実現される。
正常シーケンス
上述の図7及び図8の動作フローチャートを用いながら、まず、端末IDの自動割付処理の正常シーケンスにつき、図9のシーケンス図に沿って説明する。
【0079】
まず、図2のTSTB装置211が始めて伝送路217が接続されている図4の分配器409に接続され電源が投入されると、TSTB装置211内のCPU407は、自身がこれから通信を行うRFチャネルと、通信相手であるCATVセンタ201内のTDMA装置203のIDであるTDMAIDを確認する処理を実行する(図8の801、図9の901)。この処理を実現するために、TDMA装置203内のCPU323は、伝送路217に、TDMA情報通知メッセージを定期的に送出している(図9の902)。このメッセージは、下り伝送路217上のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、TSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316(図3)を介して送出される。本実施の形態では、Mチャネルは、8オクテットのデータ長を有しており、先頭の2オクテットがヘッダ部、それに続く4オクテットがデータ部、最後の2オクテットが誤り検出/訂正のためのCRC(Cyclic Redundancy Code)である。そして、TDMA情報通知メッセージが送出される場合、Mチャネルのヘッダ部にはそのMチャネルに応答を促すグローバルメッセージが格納されていることを示す2オクテット長のコード3FFFが格納され、データ部には、TDMAIDと、上り伝送路217で使用すべきRFチャネルが格納される。CPU407は、下り伝送路217から図4のモデム部401及びフレーム終端部402を介して、上述のMチャネルに格納されたTDMA情報通知メッセージを受信することにより、上り伝送路217で使用するRFチャネルと、TDMAIDを確認する。
【0080】
CPU407は、上記確認動作の後、内部で乱数を発生させることにより、仮TIDを生成する(図8の802、図9の903)。
TDMA装置203内のCPU323は、仮TIDの下1桁(I)をサイクリックに変化させながら(図7の701)、一定時間間隔で(図7の702)、下り伝送路217に、上述の仮TIDの下1桁(I)を指定した端末ID割付要求メッセージ(TID割付要求メッセージ)を送出している(図7のステップ701〜704の処理ループ、図9の904)。上述の仮TIDの下1桁(I)は、0〜15の値をとり得る。図7のステップ701では、上述の値Iが0から+1ずつインクリメントされ、その値が15を超えると再び0に戻るように処理が実行される。このような仮TIDの下1桁(I)を指定する理由は、後述するように、伝送路217上で新規かつほぼ同時に接続されたTSTB装置211(加入者宅内装置202)に対する端末IDの自動割付処理を、分散させるためである。このTID割付要求メッセージも、下り伝送路217上のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、TSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316(図3)を介し、送出される。この場合、Mチャネルのヘッダ部にはそのMチャネルに応答を促すグローバルメッセージが格納されていることを示すコード3FFFが格納され、データ部には、図6(a) に示されるように、TID割付要求を示す1オクテット長のコードと、4ビット長の仮TIDの下1桁(I)と、2オクテット長の本端末ID(本TID)が指定される。この本TIDは、CPU323が、次に伝送路217に新規に接続されたTSTB装置211(加入者宅内装置202)に対して新たに割り当てるべき端末IDの値を示している。
【0081】
これに対して、TSTB装置211内のCPU407は、仮TIDを生成した後、下り伝送路217から図4のモデム部401及びフレーム終端部402を介して、上述のMチャネルに格納されたTID割付要求メッセージを受信する(図8の803、図9の905)。CPU407は、上記メッセージの受信の後、自身が端末IDを割付済みか否かを判定する(図8の804、図9の905)。自身が端末IDを割付済みであると判定したなら、以後の端末IDの自動割付処理は実行する必要はないので、CPU407は、図8の動作フローチャートの制御動作を終了する。一方、CPU407は、上記TID割付要求メッセージの受信の後、自身が端末IDを割付済みではないと判定したなら、更に、上記メッセージに含まれている仮TIDの下1桁(I)が、自身が予め生成している仮TID(図8のステップ802、図9の903)の下1桁と一致するか否かを判定する(図8の805、図9の905)。CPU407は、これら両者が一致しなければ、以後の端末IDの自動割付処理は実行せずに次のTID割付要求メッセージの受信を待つ(図8の805→803)。そして、CPU407は、これら両者が一致した場合にのみ、以後の端末IDの自動割付処理を実行する(図8の805→806、図9の905)。
【0082】
このように、本実施の形態では、TDMA装置203から下り伝送路217に送出されるTID割付要求メッセージにおいて仮TIDの下1桁(I)が指示され、自身がランダムに生成した仮TIDの下1桁が上記TID割付要求メッセージにおいて指示されている仮TIDの下1桁(I)と一致したTSTB装置211のみが端末IDの自動割付処理を実行することにより、同時にその処理を実行する端末数を制限することができる。TDMA装置203は、前述したように、上記仮TIDの下1桁(I)を0〜15の範囲でサイクリックに変化させながらTID割付要求メッセージを一定時間間隔で送出しているため、新規に伝送路217に接続するTSTB装置211(加入者宅内装置202)は、いつかは必ず端末IDの割付処理を実行することができ、しかも競合が発生する確率を1/16に抑えることができる。
【0083】
CPU407は、TID割付要求メッセージに含まれている仮TIDの下1桁(I)が、自身が予め生成している仮TIDの下1桁と一致したと判定すると、上り伝送路217に、受信したTID割付要求メッセージに含まれている本TIDと自身が予め生成している仮TIDとが設定されたTID割付要求ACKメッセージを送出する(図8の806、図9の905、906)。TID割付要求ACKメッセージは、上り伝送路217のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、フレーム終端部402(図4)を介して送出される。この場合、Mチャネルのヘッダ部には、自身が予め生成している2オクテット長の仮TIDが格納され、データ部には、図6(b) に示されるように、TID割付要求ACKを示す1オクテット長のコードと、2オクテット長の本TIDが指定される。なお、TID割付要求ACKメッセージに本TIDが指定されるのは、確認のためである。なお、CPU407は、TID割付要求メッセージに含まれている本TIDを、内部のレジスタ等に保存しておく。
【0084】
これに対して、TDMA装置203内のCPU323は、TID割付要求メッセージを一定時間間隔で送出している間に(図7の701〜704の処理ループ)、上り伝送路217から上記TID割付要求ACKメッセージが受信されたか否かを監視している(図7の704)。このメッセージは、上り伝送路217上のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、TSTBインタフェース部(上り)304内のフレーム分解部321(図3)を介して受信される。
【0085】
CPU323は、上り伝送路217からTID割付要求ACKメッセージを受信すると、まずそのメッセージに付加されているCRCを検査することにより、伝送エラーが発生しているか否かを判定する(図7の705、図9の907)。通常、TDMA装置203から下り伝送路217に送出された1つのTID割付要求メッセージに対して複数のTSTB装置211が応答し、それらから上り伝送路217に同時にTID割付要求ACKメッセージが送出された場合、上り伝送路217上でフレームの衝突が発生し、上記伝送エラーが発生し得る。
【0086】
CPU323は、TID割付要求ACKメッセージの受信において伝送エラーが発生していないと判定すると、更に現在、TID割付要求ACKメッセージを複数続けて受信しているか否かを判定する(図7の707、図9の907)。上述のように、TDMA装置203から下り伝送路217に送出された1つのTID割付要求メッセージに対して複数のTSTB装置211が応答し、それらから上り伝送路217にTID割付要求ACKメッセージが送出された場合、応答した複数のTSTB装置211の間の伝送路217の距離が長いと、それらから上り伝送路217に送出されたTID割付要求ACKメッセージは互いに衝突せずにTDMA装置203で受信される場合が、まれに発生し得る。上記判定処理では、このような場合がチェックされる。
【0087】
CPU323は、現在、TID割付要求ACKメッセージを複数続けて受信していると判定した場合には、最も早く受信したメッセージのみを有効なメッセージとして処理する(図7の708)。
【0088】
CPU323は、現在、TID割付要求ACKメッセージを複数続けて受信していないと判定した場合、或いは、現在、TID割付要求ACKメッセージを複数続けて受信していると判定した場合であって最も早く受信したメッセージのみを有効なメッセージとして処理した場合に、下り伝送路217に、受信したTID割付要求ACKメッセージに格納されていた仮TIDが設定されたTID割付成功メッセージを送出する(図7の709、図9の907、908)。TID割付成功メッセージは、下り伝送路217上のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、TSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316(図3)を介し、送出される。この場合に、Mチャネルのヘッダ部には2オクテット長の上記仮TIDが格納され、データ部には、図6(c) に示されるように、TID割付成功を示す1オクテット長のコードと、2オクテット長の距離測定結果と、1オクテット長のキャリアレベルが格納される。これらの距離測定結果及びキャリアレベルは、本発明には直接には関連しないため、その詳細については省略する。
【0089】
これに対して、TSTB装置211内のCPU407は、上り伝送路217にTID割付要求ACKメッセージを送出した後、下り伝送路217から規定時間内にTID割付失敗メッセージ(後述する)又はTID割付成功メッセージを受信したか否かを並列に監視している(図8の807、808)。これらのメッセージは、下り伝送路217上のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、TSTB装置211内のフレーム終端部402(図4)を介して受信される。
【0090】
CPU407は、規定時間内にTID割付成功メッセージを受信すると、このメッセージに格納されている仮TIDが、自身が予め生成している仮TID(図8の802)と一致するか否かを判定する(図8の809、図9の909)。前述したように、TSTB装置211は、TID割付要求ACKメッセージをTDMA装置203に向けて送出する場合に、そのメッセージに自身が予め生成している仮TIDを格納してそのメッセージを送出し、TDMA装置203は、そのTID割付要求ACKメッセージに応答してTID割付成功メッセージをTSTB装置211に送出する場合に、そのメッセージに受信したTID割付要求ACKメッセージに格納されていた仮TIDをそのまま格納して送出する。従って、通常は、受信されたTID割付成功メッセージに格納されている仮TIDは、それを受信したTSTB装置211が予め生成している仮TIDと一致する。但し前述したように、TDMA装置203は、TID割付要求ACKメッセージを複数続けて受信しかつ最も早く受信したメッセージのみを有効なメッセージとして処理する場合があり得る。この場合には、TID割付成功メッセージを受信したTSTB装置211がそれに先だってTDMA装置203に向けて送出したTID割付要求ACKメッセージがTDMA装置203において処理されなかった可能性がある。上記判定処理では、このような場合がチェックされる。この判定処理により、端末IDの二重割付を回避することができると共に、1つのTID割付要求ACKメッセージについて端末IDの自動割付処理を続行することができる。
【0091】
なお、TDMA装置203が、TID割付要求ACKメッセージを複数続けて受信した場合には、図7のステップ708を実行せずに、後述するTID割付失敗メッセージを送出するように構成することもでき、その場合には、TSTB装置211は、上記判定処理を実行する必要はない。
【0092】
CPU407は、受信したTID割付成功メッセージに格納されている仮TIDが、自身が予め生成している仮TIDと一致したと判定した場合、上り伝送路217に、自身が予め生成している仮TIDと内部のレジスタ等に保存してあった本TIDとが設定されたTID割付成功ACKメッセージを送出する(図8の810、図9の909、910)。なお、この本TIDは、CPU407が、最初にTID割付要求メッセージを受信したときに、内部のレジスタ等に保存しておいたものである(図8の806の説明を参照)。TID割付成功ACKメッセージは、上り伝送路217のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、フレーム終端部402(図4)を介して送出される。この場合、Mチャネルのヘッダ部には、自身が予め生成している2オクテット長の仮TIDが格納され、データ部には、図6(d) に示されるように、TID割付成功ACKを示す1オクテット長のコードと、2オクテット長の本TIDが指定される。
【0093】
これと共に、CPU407は、上記本TIDを、自身の端末IDとして、不揮発性のメモリ408に登録する(図8の811、図9の909)。
TDMA装置203内のCPU323は、TID割付成功メッセージを下り伝送路217に送出した後(図7の709)、規定時間内に上り伝送路217から上記TID割付成功ACKメッセージが受信されたか否かを監視している(図7の710)。このメッセージは、上り伝送路217上のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、TSTBインタフェース部(上り)304内のフレーム分解部321(図3)を介して受信される。
【0094】
CPU323は、上り伝送路217からTID割付成功ACKメッセージを受信すると、先にTID割付要求メッセージによって送出した本TIDの割付に成功したと判定し、そのIDを、割付済みの端末IDとしてRAM325(図3)等に記憶する(図7の711、図9の911)。
【0095】
以上説明したシーケンスでは、TDMA装置203の主導により、TID割付要求メッセージが送信されるため、TDMA装置203はTSTB装置211からのTID割付要求ACKメッセージの競合を監視することができ、適切な端末IDの自動割付処理を実行することができる。
【0096】
また、上述のシーケンスでは、TSTB装置211がランダムに生成した仮TIDを認識しながらTDMA装置203とTSTB装置211との間で、TID割付要求ACKメッセージ、端末ID割付成功メッセージ、又はTID割付成功ACKメッセージ等の通信が行われることによって、複数のTSTB装置211(加入者宅内装置202)に対する端末IDの自動割付の競合制御を適切に実行することができる。
【0097】
また、上述のシーケンスでは、TDMA装置203が、複数のTSTB装置211から送信されたTID割付要求ACKメッセージの競合(CRCエラー又は複数のメッセージの受信)を検出した場合に、TDMA装置203が各TSTB装置211にTID割付失敗メッセージを送信して各TSTB装置211に対して端末IDの自動割付処理を中止させることにより、端末IDの二重割付を回避することができる。
【0098】
更に、上述のシーケンスでは、TDMA装置203はTID割付要求メッセージを一定時間間隔で下り伝送路のMチャネルを用いて送信することにより、そのメッセージを送信していないタイミングにおいて、Mチャネルを用いて、TSTB装置211の正常性確認処理、キャリアレベル調整処理、距離情報調整処理等の他の目的の制御信号を送受信することができ、Mチャネルを有効に利用することができる。
失敗シーケンス1
次に、図7及び図8の動作フローチャートを用いながら、端末IDの自動割付処理の失敗シーケンス1につき、図10のシーケンス図に沿って説明する。
【0099】
まず、図9で説明した正常シーケンスの場合と同様に、TDMA装置203から下り伝送路217への一定時間間隔毎のTID割付要求メッセージの送信(図9と同様の図10の904)、それに対するTSTB装置211からTDMA装置203へのTID割付要求ACKメッセージの返信(図9と同様の図10の905、906)が行われる。
【0100】
TDMA装置203内のCPU323は、前述したように、上り伝送路217からTID割付要求ACKメッセージを受信する(図7の704→705)。そして、CPU323は、そのメッセージに付加されているCRCを検査することにより、伝送エラーが発生しているか否かを判定する(図7の705、図10の1001)。前述したように、TDMA装置203から下り伝送路217に送出された1つのTID割付要求メッセージに対して複数のTSTB装置211が応答し、それらから上り伝送路217に同時にTID割付要求ACKメッセージが送出された場合、上り伝送路217上でフレームの衝突が発生し、上記伝送エラーが発生し得る。
【0101】
CPU323は、CRCエラーを検出すると、下り伝送路217に、TID割付失敗メッセージを送出する(図7の706、図10の1001、1002)。TID割付失敗メッセージは、下り伝送路217上のMチャネル(図5)を使用し、前述のように、TSTBインタフェース部(下り)303内のフレーム組立部316(図3)を介し、送出される。この場合に、Mチャネルのヘッダ部にはそのMチャネルに応答を促すグローバルメッセージが格納されていることを示す2オクテット長のコード3FFFが格納され、データ部には、図6(e) に示されるように、TID割付失敗を示す1オクテット長のコードが格納される。
【0102】
これに対し、TSTB装置211内のCPU407は、前述のように、上り伝送路217にTID割付要求ACKメッセージを送出した後、下り伝送路217から規定時間内にTID割付失敗メッセージ又はTID割付成功メッセージを受信したか否かを並列に監視している(図8の807、808)。
【0103】
そして、CPU407は、規定時間内にTID割付失敗メッセージを受信すると、自身が上り伝送路217に送信したTID割付要求ACKメッセージが他のTSTB装置211がほぼ同時に上り伝送路217に送信したTID割付要求ACKメッセージと衝突したと認識し、次のリトライ時における衝突を回避するためにランダムタイミングがセットされたタイマを起動し、その間は下り伝送路217からのTID割付要求メッセージ等の全てのメッセージの受信を拒否する(図8の812及び813のループ、図10の1004、1005)。このようなタイマ処理が、衝突を発生させた全てのTSTB装置211(加入者宅内装置202)において実行されることにより、次のリトライ時にも同じタイミングで再度TID割付要求ACKメッセージを送出してしまうという事態を回避することができる。
【0104】
CPU407は、上記タイマがタイムアウトすると、次のTID割付要求メッセージの受信待ちの状態に遷移する(図8の813→803、図10の1006)。
失敗シーケンス2
続いて、図7及び図8の動作フローチャートを用いながら、端末IDの自動割付処理の失敗シーケンス2につき、図11のシーケンス図に沿って説明する。
【0105】
このシーケンスは、上述の失敗シーケンス1の場合と同様に、TDMA装置203内のCPU323が、CRCエラーを検出することにより、下り伝送路217に、TID割付失敗メッセージを送出し(図7の706、図10と同様の図11の1001、1002)、これに対し、TSTB装置211内のCPU407が、上り伝送路217にTID割付要求ACKメッセージを送出した後、下り伝送路217から規定時間内にTID割付成功メッセージはおろか、CRCエラーにより上記TID割付失敗メッセージも受信できない場合のものである。
【0106】
この場合には、TSTB装置211内のCPU407は、次のTID割付要求メッセージの受信待ちの状態に遷移する(図8の808→803、図11の1101)。
失敗シーケンス3
次に、図7及び図8の動作フローチャートを用いながら、端末IDの自動割付処理の失敗シーケンス3につき、図12のシーケンス図に沿って説明する。
【0107】
まず、図9で説明した正常シーケンスの場合と同様に、TDMA装置203から下り伝送路217への一定時間間隔毎のTID割付要求メッセージの送信(図9と同様の図12の904)、それに対するTSTB装置211からTDMA装置203へのTID割付要求ACKメッセージの返信(図9と同様の図12の905、906)、それに応答してTDMA装置203からTSTB装置211へのTID割付成功メッセージの送信(図9と同様の図12の907、908)が行われる。
【0108】
これに対し、TSTB装置211内のCPU407は、前述のように、上り伝送路217にTID割付要求ACKメッセージを送出した後、下り伝送路217から規定時間内にTID割付失敗メッセージ又はTID割付成功メッセージを受信したか否かを並列に監視している(図8の807、808)。
【0109】
しかし、上述のTID割付成功メッセージの送信においてCRCエラーが発生して、CPU407が、規定時間内にTID割付失敗メッセージ及びTID割付成功メッセージのいずれをも受信できなかった場合には、次のTID割付要求メッセージの受信待ちの状態に遷移する(図8の808→803、図12の1201)。
【0110】
この場合には、TSTB装置211からTDMA装置203へのTID割付成功ACKメッセージの返信は行われない。
TDMA装置203内のCPU323は、TID割付成功メッセージを下り伝送路217に送出した後(図7の709)、規定時間内に上り伝送路217から上記TID割付成功ACKメッセージが受信されたか否かを監視しているが(図7の710)、上述の場合には、CPU323は、上り伝送路217からTID割付成功ACKメッセージを受信することができない。
【0111】
この場合には、CPU323は、所定回数までのTID割付成功メッセージの再送を試みる(図7の710→712→709→710の処理ループ)。そしてもし、所定回数の再送にも失敗した場合には、CPU323は、端末IDの自動割付手順が失敗したと認識して、TID割付要求メッセージの再送信処理に戻る(図7の712→713→701、図12の1202)。
失敗シーケンス4
次に、図7及び図8の動作フローチャートを用いながら、端末IDの自動割付処理の失敗シーケンス4につき、図13のシーケンス図に沿って説明する。
【0112】
まず、図9で説明した正常シーケンスの場合と同様に、TDMA装置203から下り伝送路217への一定時間間隔毎のTID割付要求メッセージの送信、それに対するTSTB装置211からTDMA装置203へのTID割付要求ACKメッセージの返信(図9と同様の図13の905、906)、それに応答してTDMA装置203からTSTB装置211へのTID割付成功メッセージの送信(図9と同様の図13の907、908)、更にそれに対するTSTB装置211からTDMA装置203へのTID割付成功ACKメッセージの返信(図9と同様の図13の909、910)が行われる。
【0113】
TDMA装置203内のCPU323は、TID割付成功メッセージを下り伝送路217に送出した後(図7の709)、規定時間内に上り伝送路217から上記TID割付成功ACKメッセージが受信されたか否かを監視しているが(図7の710)、上述のTID割付成功ACKメッセージの返信においてCRCエラーが発生することにより、CPU323は、上り伝送路217からTID割付成功ACKメッセージを受信することができない。
【0114】
この場合には、CPU323は、所定回数までのTID割付成功メッセージの再送を試みる(図7の710→712→709→710の処理ループ)。これに対して、TSTB装置211内のCPU407は、期待していないTID割付成功メッセージを受信することになり、この場合には、特には図示しないが、CPU407は、次のTID割付要求メッセージの受信待ちの状態に遷移する(図13の1302、1303)。TDMA装置203内のCPU323においては、当然、所定回数の再送に失敗することになり、これによりCPU323は、端末IDの自動割付手順が失敗したと認識して、TID割付要求メッセージの再送信処理に戻る(図7の712→713→701、図13の1301)。
失敗シーケンス5
特にはシーケンス図は示さないが、失敗シーケンス5について説明する。
【0115】
まず、図9で説明した正常シーケンスの場合と同様に、TDMA装置203から下り伝送路217への一定時間間隔毎のTID割付要求メッセージの送信、それに対するTSTB装置211からTDMA装置203へのTID割付要求ACKメッセージの返信、それに応答してTDMA装置203からTSTB装置211へのTID割付成功メッセージの送信が行われる。
【0116】
TSTB装置211内のCPU407は、規定時間内にTID割付成功メッセージを受信すると、このメッセージに格納されている仮TIDが、自身が予め生成している仮TID(図8の802)と一致するか否かを判定する(図8の809、図9の909)。そして、前述したように、TDMA装置203がTID割付要求ACKメッセージを複数続けて受信しかつ最も早く受信したメッセージのみを有効なメッセージとして処理したことにより(図7の708)、CPU407が、受信したTID割付成功メッセージに格納されている仮TIDが、自身が予め生成している仮TIDと一致しなかったと判定した場合には、前述した失敗シーケンス1と同様の処理が実行される(図8の809→812)。
<他の実施の形態の説明>
上述の実施の形態においては、TSTB装置211にアナログ電話機を接続することができる。この場合、割り付けられた端末IDと電話番号を対応付けることが必要となる。
【0117】
しかし、電話番号は加入者毎に予め決められているケースもあり、端末IDの自動割付時に電話番号も自動的に付与することは困難である。このため、加入者を確認しながら端末IDと電話番号を対応付ける操作が必要となる。図14は、そのような操作を実現するための動作フローチャートである。
【0118】
まず、端末IDの自動割付が完了した後、TSTB装置211内の表示部406(図4)のランプの点灯によって、そのTSTB装置211にアナログ電話機が接続可能となったことが表示される(図14の1401)。
【0119】
次に、TSTB装置211(加入者宅内装置202)の設置者は、TSTB装置211のアナログ電話機ポートにアナログ電話機を接続し、予め決められたセンタ側の番号をダイヤルする(図14の1402)。
【0120】
TSTB装置211内のCPU407は、アナログ電話機からのダイヤル信号をDチャネルメッセージに変換し、それをフレーム終端部402を介して上り伝送路217に送信する(図14の1403)。
【0121】
TDMA装置203内のCPU323は、上り伝送路217からTSTBインタフェース部(上り)304内のフレーム分解部321を介して、上記Dチャネルメッセージを受信する(図14の1404)。
【0122】
そして、CPU323は、受信したDチャネルメッセージの端末IDに対応する電話番号が設定されているか否かを判定する(図14の1405)。
CPU323は、受信したDチャネルメッセージの端末IDに対応する電話番号が設定されていないと判定した場合に、Dチャネルメッセージ中の発信者番号エリアに端末IDを設定し、そのメッセージを交換ノード204に送信する(図14の1406)。
【0123】
このDチャネルメッセージを受信した交換ノード204は、予め決められた番号に対応する着信端末上に端末IDを表示する(図14の1407)。
この着信端末によって応答したセンタ側データ登録者は、発信側の端末(TSTB装置211)の設置者と通話し、設置した端末の加入者を確認する(図14の1408)。
【0124】
上記センタ側データ登録者は、該当する加入者に対応する電話番号と着信端末上に表示された端末IDとを、保守コンソール208(図2)からTDMA装置203内のRAM325(図3)等に設定する。
【0125】
このようにして、TSTB装置211側に特別な装置を接続又は装備することなく、TSTB装置211に接続されたアナログ電話機から予め決められた電話番号に電話をかけるだけで、端末IDとそれに対応する電話番号の登録操作を実現することができる。
【0126】
これ以後、TSTB装置211側から発呼のためのDチャネルメッセージが送信されると、図14のステップ1405の判定がYESとなった後、TDMA装置203内のCPU323は、受信したDチャネルメッセージ中の発信者番号エリアに端末IDに対応する電話番号を設定し、そのメッセージを交換ノード204に送信する。
【0127】
上記Dチャネルメッセージを受信した交換ノード204は、必要とする交換処理を行って、着信端末上に電話番号を表示させる。
【0128】
【発明の効果】
本発明の第1の態様の構成によれば、センタ装置の主導により、端末ID割付要求メッセージが送信されるため、センタ装置は端末装置からの端末ID割付要求応答メッセージの競合を監視することができ、適切な端末IDの自動割付処理を実行することが可能となる。この結果、端末装置が多数接続されるネットワークでの端末IDの割付を、端末装置の設置時に自動的に行うことが可能となるので、工場出荷時、端末装置の設置時の端末IDの管理が不要となり、作業の合理化を図ることが可能となる。
【0129】
本発明の第2の態様の構成によれば、端末装置がランダムに生成した仮端末IDを認識しながらセンタ装置と端末装置との間で端末IDの自動割付のためのメッセージの通信が行われることにより、複数の端末装置に対する端末IDの自動割付の競合制御を適切に実行することが可能となる。
【0130】
本発明の第3の態様の構成によれば、同時に端末IDの自動割付処理を実行する端末装置の数を制限することができる。センタ装置は、上記端末装置選択用データの値を送信毎にサイクリックに変化させるため、新規にネットワークに接続する端末装置は、いつかは必ず端末IDの自動割付処理を実行することができ、しかも端末装置間で端末IDの自動割付処理の競合が発生する確率を大幅に抑えることが可能となる。
【0131】
本発明の第4の態様の構成によれば、センタ装置が、複数の端末装置から送信された端末ID割付要求応答メッセージの競合を検出した場合に、センタ装置が各端末装置に端末ID割付失敗メッセージを送信して各端末装置に対して端末IDの自動割付処理を中止させることにより、端末IDの二重割付を回避することが可能となる。
【0132】
上述の本発明の第5の態様の構成によれば、本発明の第4の態様の場合と同様に、端末IDの二重割付を回避することができると共に、センタ装置が複数の端末ID割付要求応答メッセージをネットワークの所定制御チャネルから続けて受信した場合には、そのうちの1つの端末ID割付要求応答メッセージに基づいて端末IDの自動割付処理を続行することが可能となる。
【0133】
上述の本発明の第6の態様の構成によれば、上述のランダムタイミングがセットされたタイマ処理が、衝突を発生させた全ての端末装置において実行されることにより、次のリトライ時にも同じタイミングで再度端末ID割付要求応答メッセージを送出してしまうという事態を回避することが可能となる。
【0134】
上述の本発明の第7の態様の構成によれば、端末ID割付要求メッセージを送信していないタイミングにおいて、ネットワークの所定制御チャネルを用いて、端末装置の正常性確認処理、キャリアレベル調整処理、距離情報調整処理等の他の目的の制御信号を送受信することができ、所定制御チャネルを有効に利用することが可能となる。
【0135】
本発明の第8の態様の構成によれば、端末IDに電話番号を付与する場合に、端末装置側に特別な装置を接続又は装備することなく、端末装置側に接続されたアナログ電話機等から予め決められた特定端末装置を呼び出すだけで、端末IDとそれに対応する電話番号の登録操作をセンタ装置が管理する特定端末装置側で行うことが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のブロック図である。
【図2】本実施の形態のシステム構成概念図である。
【図3】TDMA装置の構成図である。
【図4】TSTB装置の構成図である。
【図5】本実施の形態における伝送路のインタフェース構成を示す図である。
【図6】端末IDの自動割付処理に関連する制御メッセージのフォーマット例を示す図である。
【図7】端末IDの自動割付処理に関するTDMA装置の動作を示すフローチャートである。
【図8】端末IDの自動割付処理に関するTSTB装置の動作を示すフローチャートである。
【図9】端末IDの自動割付処理のシーケンス例(正常シーケンス)を示す図である。
【図10】端末IDの自動割付処理のシーケンス例(失敗シーケンス1)を示す図である。
【図11】端末IDの自動割付処理のシーケンス例(失敗シーケンス2)を示す図である。
【図12】端末IDの自動割付処理のシーケンス例(失敗シーケンス3)を示す図である。
【図13】端末IDの自動割付処理のシーケンス例(失敗シーケンス4)を示す図である。
【図14】本発明の他の実施の形態の動作を示すフローチャートである。
【図15】BRI端末のTEI割付け方式を示すシーケンス図である。
【符号の説明】
201 CATVセンタ
202 加入者宅内装置
203 TDMA装置
204 交換ノード
205 混合/分配器205
206 ディジタルビデオサーバ
207 画像交換サーバ
208 保守コンソール
209 ブルータ
210 管理システム
211 TSTB装置
212 DSTB装置
213 交換ノードインタフェース
214 TSTBインタフェース
215 LANインタフェース
216 シリアル通信インタフェース
217 伝送路

Claims (11)

  1. 1対nの形態の接続を行う機能を有するネットワークを経由して双方向通信を行う通信システムにおいて、前記ネットワーク内で端末装置を唯一に識別するための識別子である端末IDを自動的に割り付けるための端末ID割付方法であって、
    センタ装置が、前記端末IDの割付を要求する端末ID割付要求メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付要求メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、前記受信した端末ID割付要求メッセージに対する応答である端末ID割付要求応答メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した以後、該メッセージを送信した前記端末装置との間でメッセージを交換することにより、該端末装置に対応する端末IDを割り付ける過程を含み、
    前記センタ装置は、前記端末IDの割付を要求する端末ID割付要求メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて所定時間間隔で送信し、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求メッセージを送信していないタイミングにおいては、前記ネットワークの所定制御チャネルを前記端末ID割付要求メッセージ以外の制御信号の送受信に共用し、
    端末ID割付要求メッセージを送信していないタイミングにおいて、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて、前記端末装置の正常性確認処理、キャリアレベル調整処理、距離情報調整処理等の他の目的の制御信号を送受信する
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  2. 1対nの形態の接続を行う機能を有するネットワークを経由して双方向通信を行う通信システムにおいて、前記ネットワーク内で端末装置を唯一に識別するための識別子である端末IDを自動的に割り付けるための端末ID割付方法であって、
    センタ装置が、前記端末IDの割付を要求する端末ID割付要求メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末IDの自動割付時に該端末装置自身を識別するための識別子である仮端末IDをランダムに生成し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付要求メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、前記受信した端末ID割付要求メッセージに対する応答であって該端末装置自身が生成した前記仮端末IDを付加した端末ID割付要求応答メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した以後、該端末ID割付要求応答メッセージに付加されている仮端末IDを識別しながら該仮端末IDに対応する前記端末装置との間でメッセージを交換することにより、前記仮端末IDに対応する前記端末装置に対して、該端末装置に対応する端末IDを割り付ける過程を含み、
    前記センタ装置は、前記端末IDの割付を要求する端末ID割付要求メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて所定時間間隔で送信し、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求メッセージを送信していないタイミングにおいては、前記ネットワークの所定制御チャネルを前記端末ID割付要求メッセージ以外の制御信号の送受信に共用し、
    端末ID割付要求メッセージを送信していないタイミングにおいて、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて、前記端末装置の正常性確認処理、キャリアレベル調整処理、距離情報調整処理等の他の目的の制御信号を送受信する
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  3. 請求項1又は2の何れか1項に記載の方法であって、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求メッセージを送信する場合に、送信毎に値がサイクリックに変化する所定桁の端末装置選択用データを付与し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末IDの自動割付時に該端末装置自身を識別するための識別子である仮端末IDをランダムに生成し、
    前記端末装置選択用データの桁数を前記仮端末IDの桁数より小さくし、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付要求メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、該受信した端末ID割付要求メッセージに付与されている前記所定桁の端末装置選択用データが該端末装置自身が生成した前記仮端末IDの下位桁から前記所定桁を選択して得られるデータと一致した場合に、前記端末ID割付要求応答メッセージを送信する、
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  4. 請求項1又は2の何れか1項に記載の方法であって、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、前記端末IDの割付の成功を示すものであって前記受信した端末ID割付要求応答メッセージに付加されていた仮端末IDを付加した端末ID割付成功メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した際に該メッセージのデータエラーを検出した場合、又は複数の前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから続けて受信した場合に、前記端末IDの割付の失敗を示す端末ID割付失敗メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付成功メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、前記センタ装置から通知された本端末IDを該端末装置自身の端末IDとして登録し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付失敗メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、前記端末IDの自動割付の失敗のための処理を実行する、
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  5. 請求項4に記載の方法であって、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付失敗メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、ランダムタイミングがセットされたタイマを起動し、該タイマがタイムアウトするまでの間は前記ネットワークの所定制御チャネルからいかなるメッセージも受信せず、該タイマがタイムアウトした後に、前記端末ID割付要求メッセージの受信待ち状態に移行する、
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  6. 請求項2に記載の方法であって、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合に、前記端末IDの割付の成功を示すものであって前記受信した端末ID割付要求応答メッセージに付加されていた仮端末IDを付加した端末ID割付成功メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記センタ装置は、複数の前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから続けて受信した場合に、前記端末IDの割付の成功を示すものであって前記受信した複数の端末ID割付要求応答メッセージのうち所定の規則に従って選択した1つに付加されていた仮端末IDを付加した端末ID割付成功メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記センタ装置は、前記端末ID割付要求応答メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した際に該メッセージのデータエラーを検出した場合に、前記端末IDの割付の失敗を示す端末ID割付失敗メッセージを、前記ネットワークの所定制御チャネルを用いて送信し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付成功メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合であってかつ該受信した端末ID割付成功メッセージに付加されている仮端末IDが該端末装置自身が生成した前記仮端末IDと一致した場合に、前記センタ装置から通知された本端末IDを該端末装置自身の端末IDとして登録し、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付失敗メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合、又は前記端末ID割付成功メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合であってかつ該受信した端末ID割付成功メッセージに付加されている仮端末IDが該端末装置自身が生成した前記仮端末IDと一致しなかった場合に、前記端末IDの自動割付の失敗のための処理を実行する、
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  7. 請求項6に記載の方法であって、
    前記端末IDを割り付けていない端末装置は、前記端末ID割付失敗メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合、又は前記端末ID割付成功メッセージを前記ネットワークの所定制御チャネルから受信した場合であってかつ該受信した端末ID割付成功メッセージに付加されている仮端末IDが該端末装置自身が生成した前記仮端末IDと一致しなかった場合に、ランダムタイミングがセットされたタイマを起動し、該タイマがタイムアウトするまでの間は前記ネットワークの所定制御チャネルからいかなるメッセージも受信せず、該タイマがタイムアウトした後に、前記端末ID割付要求メッセージの受信待ち状態に移行する、
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  8. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法であって、
    前記端末IDの割付が完了した端末装置から前記センタ装置が管理する特定端末装置を呼び出したときに、該特定端末装置に前記割付が完了した端末IDを表示する、
    ことを特徴とする端末ID自動割付方法。
  9. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法を使用するセンタ装置。
  10. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法を使用する端末装置。
  11. 請求項1乃至7の何れか1項に記載の方法を使用するセンタ装置及び端末装置を含む通信システム。
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