JP3546031B2 - Mozuku processing method - Google Patents
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Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、産地から加工地への搬送途中の腐敗を防ぐために塩漬けされ、その際に体積の収縮した「原料もずく」を、採取された時の状態、あるいはそれ以上に嵩高にするためのもずくの処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
産地から塩漬け・冷凍の状態で直送されてきた「原料もずく」を製品化する工程では、それを解凍した後、洗浄工程において、水をはった洗浄槽の中で、次亜塩素酸ナトリウム等の殺菌剤を添加して殺菌するとともに、洗浄水の攪拌による水流の機械的作用により、塩抜きと、表面に付着した異物(海中のゴミ、小動物等)の除去が行われる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前記したように、産地で採取された「原料もずく」は、加工地まで搬送する途中の腐敗を防ぐために塩漬け(および冷凍)されるが、その際、もずく内部の水が周囲の塩水の浸透圧によって外部に浸出してきて嵩低くなるので、そのままでは商品価値が半減する。
【0004】
しかしながら、加工現場では、上記した洗浄工程において、洗浄水に浸され、かつ、攪拌による水流の機械的作用によって揉まれたりもするので、その間、水を吸ってある程度の体積までは回復する。
【0005】
しかし、従来の通常の洗浄の度合いでは、採取した直後の状態(体積)からは程遠く嵩低い状態であり、それを補うため、現状の洗浄工程の現場では、洗浄槽の数を増やしたり、洗浄時間を長くしたりして、水に浸漬させる時間を長くしている。
【0006】
しかし、これでは、時間的にも、水の使用量においても、また、設備コストの観点からも非常に非効率である。
【0007】
そこで、この発明では、上記のように、洗浄工程に並行して原料もずくの嵩を高めるのに、それを効率的に行えるようにすることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するために、この発明は、上記洗浄槽内での洗浄途中のもずくに微細気泡を作用させるようにしたのである。
【0009】
このようにしたことの原理について、図2を参照して説明すると、(a)に模式的に示すように、海から採取されたばかりの「原料もずくM」の断面は、繊維fと繊維fの間に自由水wが存在している。
【0010】
これを、産地から加工地まで搬送する途中の腐敗を防ぐために、一般的に、18%から25%の濃度の塩水に塩漬けするわけであるが、塩漬けした後のもずくMは、内部の自由水wが周囲の塩水の浸透圧によって外部に流出し、図(b)に示すように、全体の嵩が小さくなる。一点鎖線の円は(a)に示した状態のもずくMの外径である。
【0011】
その(b)の状態のもずくMに対して、前記した従来の洗浄工程で洗浄される際に、(c)に示すように、水(自由水w)を吸収して、一点鎖線で囲んだ元の状態のもずくM近くまで嵩が増えてくる。ここまでは、従来の洗浄による結果である。
【0012】
次に、本発明では、前記したように、(d)に示すように、洗浄途中のもずくMに微細気泡B2 を作用させるので、その微細気泡B2 が水圧によって弾ける際の圧力により、もずくM内の繊維fがほぐれて、繊維f間に自由水wが浸入し易くなるので、繊維f間に浸入したその自由水wによって「原料もずくM」が膨らんで元の状態に復帰し、あるいは、それ以上に嵩高にもなるのである。
【0013】
この方法によれば、洗浄槽を増やしたり、浸漬させる時間を長くしたりする必要がなく、微細気泡B2 を発生させるには、洗浄水の供給パイプの途中に加圧調整バルブを設けて、それによって加圧した洗浄水を洗浄槽内に噴射させることにより行えるので、新たに高価な設備を設ける必要もなく、効率良く、もずくの体積を増やす(元にもどす)ことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の実施の形態を説明する。図1はこの発明のもずくの処理方法を実施する装置の模式図である。先ず、その装置構成について説明する。
この装置は、図の左手が洗浄工程の上流側で、下流側にかけて第1から第3の三つの洗浄槽10、20、30がこの順に直列に配設されており、第3洗浄槽30の後には、三連の作業コンベア41、42、43が階段状に設けられている。
【0015】
第1洗浄槽10は、水槽10内に攪拌機1が設けられており、底部には槽10内の水を抜く際にもずくMをこし取るための網板2が配設されている。第1洗浄槽10のこの網板2の近傍からは隣の第2洗浄槽20に至る移送パイプP12が配設されており、移送パイプP12の途中には、もずくMを移送するための移送ポンプ3と開閉弁V12が設けられている。また、洗浄槽10の底面には槽10内の水を抜き取るための排出パイプP10と、その途中に開閉弁V10が設けられている。
【0016】
前記移送パイプP12の第2洗浄槽20側には、第2洗浄槽20の手前に貯蔵タンク4が配設されており、第1洗浄槽10から移送パイプP12を通って移送されてきたもずくが第2洗浄槽20に投入される前に一時的に貯蔵されるようになっている。貯蔵タンク4の所定の深さの位置にはもずくの感知センサ4s(レベルセンサ)が設けられており、もずくが貯蔵タンク4内に所定量達したことを感知できるようになっている。
【0017】
また、貯蔵タンク4の底板4bは水平にスライド可能になっていて、吐出シリンダ4cで駆動されて開閉されるようになっている。この吐出シリンダ4cは前記レベルセンサ4sからの信号を受信して動作するようになっており、そのレベルセンサ4sが貯蔵タンク4内のもずくの量が所定量に達したことを感知すると、それが吐出シリンダ4cに信号を送ってそれを動作させて底板4bを開き、貯蔵タンク4内のもずくが自然落下して第2洗浄槽20に投入されるようになっている。
【0018】
第2洗浄槽20の内部には、水平軸の周りに回転する攪拌機11と、隣の第3洗浄槽30にもずくを移送するためのコンベア12が設けられている。洗浄槽20内の底部寄りには網板20aが設けられており、この網板20aで、攪拌作用でもずくの表面からふるい落とされた砂をこしとるようになっている。
【0019】
その第2洗浄槽20の図の下方には、循環タンク13が設けられており、第2洗浄槽20から排出パイプP20を通じてオーバーフローしてきた洗浄水ともずくを受け取るようになっている。
【0020】
その循環タンク13の内部上縁寄りには洗浄槽20からオーバーフローしてくるもずくMをこしとるための網板13aが設置されている。さらに、この網板13aの近傍にはもずくMの感知センサ13sが設置されており、その網板13aと循環タンク13の上縁の間からは前記移送パイプP12に繋がる分岐パイプP21が配設されている。網板13a上に所定量のもずくMが溜まると、前記センサ13sがそのことを感知して、その分岐パイプP21の途中に設けられた電磁弁V21に信号を送ってそれを開き、同時に前記移送ポンプ3を稼働させて、もずくMをその分岐パイプP21内に導くようになっている。分岐パイプP21内に導かれたもずくは、さらに移送パイプP12を経て、再び貯蔵タンク4に移送されるようになっている。
【0021】
また、循環タンク13の底部寄りの位置からは第2洗浄槽20に繋がる循環パイプP13が出ており、その循環パイプP13の途中に混気ポンプ14と加圧タンク15が直列に接続されている。洗浄水はパイプP13上に示した矢印の向きにパイプP13内を流れる。また、その循環パイプP13の途中にオゾン発生器16が接続されており、循環パイプP13内の水にオゾンを供給するようになっている。
【0022】
さらに、この第2洗浄槽20には、その底部付近にエアーパイプP17の一端が接続されており、そのパイプP17の他端にリングブロア17が取り付けられていて、このリングブロア17からパイプP17を通じて洗浄槽20内にエアが送られるようになっている。
【0023】
第3洗浄槽30の内部には、作業コンベア41、42、43側にもずくMを移送するためのコンベア21が設けられている。この第3洗浄槽30内の底部寄りにも網板22が敷設されており、この網板22も、前記第2洗浄槽20での網板20aと同様、後述する微細気泡B2 の噴射によってもずくの表面からふるい落とされた砂をこしとるためのものである。
【0024】
その第3洗浄槽30の下方には、前記第2洗浄槽20の場合と同様、洗浄槽30をオーバーフローしてきた洗浄水ともずくを受け取る循環タンク22が設けられている。循環水ともずくMは、排出パイプP30を通じてこのタンク22内に排出される。排出パイプP30は、洗浄槽30から循環タンク22に向かう途中、二つに分岐している。その分岐した二つの排出パイプP31、P32それぞれの下方にはタンク22の上縁に着脱自在に取り付けられた、「もずくこし取り用」の網籠31、32が位置している。
【0025】
そして、前記タンク22の底部寄りから循環パイプP22が出て、上方の洗浄槽30に繋がっており、その循環パイプP22の途中に混気ポンプ24と加圧タンク25が配設されている。洗浄水はパイプP22上に示した矢印の向きにパイプP22内を流れる。この循環パイプP22には、前記第2洗浄槽20における循環パイプP13に付設されたオゾン発生器16は接続されておらず、第3洗浄槽30の洗浄水にはオゾンは供給されない。代わって、循環パイプP22の途中に加圧調整弁V22が接続されており、この調整弁V22で循環パイプP22内の洗浄水の圧力を高めることにより、それを洗浄槽30内に吐出して、微細気泡B2 を発生させるようにしている。
【0026】
第3洗浄槽30の下流には三連の作業コンベア41、42、43が配設されており、一つ目のコンベア41では水切りと選別を行い、残り二つのコンベア42、43では選別だけを行うようになっている。一つ目のコンベア41で水切りされた水は排出パイプP40を通じて、前記循環タンク22内に排出されるようになっている。なお、第2、第3の洗浄槽の循環パイプP13、P22に設けられた加圧タンク15、25に空気を送るコンプレッサ40がそれら加圧タンク15、25に接続されている。以上がこの装置の全体構成である。次に、この装置による、もずく洗浄の操作手順とその作用を説明する。
【0027】
先ず最初に、前記三つの洗浄槽10、20、30は全て水張りをしておき、塩漬け・冷凍状態から解凍した「原料もずくM」を第1洗浄槽10内に投入する。第1洗浄槽10では、洗浄槽10内の攪拌機1を作動させ、それによって起こる水流の作用によって、もずくM表面の異物を粗方取り除くとともに、塩抜きを行う。そして、過去のデータに基づいて、塩抜きされたであろうとされる所定の時間が経過したところで、殺菌剤であるところの次亜塩素酸ナトリウムを投入し、洗浄槽10内の残留塩素濃度が50ppm〜200ppmになるように調整して、5分乃至15分の殺菌を行う。ここまでが従来と同じ一次洗浄である。
【0028】
一次洗浄が完了すると、タイマの信号によって排水用電磁弁V10が作動して、排出パイプP10を通じて槽10内の水が排水される。排水が完全に終了すると、移送用の電磁弁V12が作動して、移送ポンプ3により、もずくMが移送パイプP12を通って貯蔵タンク4に送り込まれる。
【0029】
貯蔵タンク4に送り込まれてきたもずくが所定量に達すると、前記感知センサ4sが働いて移送ポンプ3を停止させる。移送ポンプ3の停止と同時に、第2、第3洗浄槽20、30での洗浄動作が開始される。また、最下流の作業コンベア41、42、43も稼働を始める。
【0030】
そして、それらと同時に、貯蔵タンク4の底板4bが吐出シリンダ4cによって開かれて、貯蔵タンク4内のもずくが第2洗浄槽20内に自然落下して投入される。
【0031】
第2洗浄槽20内では攪拌機11が作動して洗浄槽20内の水を攪拌し、その水流によってもずくを洗浄するとともに、前記ブロア17が作動して、それによって洗浄槽20内に発生する気泡B1 がもずくを揺動させることによっても表面の異物の除去が行われる。なお、図では煩雑さを避けるため、この気泡B1 によって揺動されるもずくは描いていない。
【0032】
その洗浄槽20は、最初に水張りされた洗浄水に加えて、図の下方の前記循環タンク13の水を混気ポンプ14が吸い上げて送り込んで来るので常にオーバーフローの状態になっている。洗浄槽20をオーバーフローした洗浄水は循環タンク13に流れ込むが、それと同時にあふれ出たもずくMはタンク内上部に設置された網板13a上にこし取られる。そして、この網板13aに設置された前記感知センサ13sがもずくMを感知すると、分岐パイプP21の途中の電磁弁V21に信号を送ってこれを開き、同時に前記移送ポンプ3を稼働させてもずくMをその分岐パイプP21内に導き、さらに前記移送パイプP12を経て、再び貯蔵タンク4に移送する。
【0033】
上記の工程中、循環パイプP13の途中に接続された前記オゾン発生器16からパイプP13内の洗浄水にオゾンが供給され、供給されたオゾンは前記混気ポンプ14で混合され、加圧タンク15の作用により、より一層密度を増した状態で第2洗浄槽20に供給されてくる。
【0034】
この第2洗浄槽20での洗浄において、一次洗浄で取り除けなかったもずく表面の異物の除去とともに、その一次洗浄の際に投与された次亜塩素酸ナトリウムの塩素臭がオゾンによって脱臭される。
【0035】
また、オゾンは、その分解作用によって、もずくMの「ぬめり」をも除去し、ぬめりが除去されることにより、もずくM同士の絡みが崩されて異物の除去が促進されるとともに、食味も向上する。なお、オゾンはそれ自身の殺菌効果も塩素の5〜6倍に達するので、殺菌効果がさらに高められる。所定の時間が経過して第2洗浄槽20での処理が終了すると、もずくMは移送コンベア12によって次の第3洗浄槽30に投入される。
【0036】
第3洗浄槽30では、循環水はオゾン水ではなく普通の水とし、洗浄槽30内のもずくに微細気泡B2 を作用させるようにしている。なお、ここでも図の煩雑さを避けるため、この微細気泡B2 が作用されるもずくは描いていない。この微細気泡B2 は循環パイプP22の洗浄槽30の手前に設けられた加圧バルブV22を調整して発生させるものであり、この微細気泡B2 をもずくの表面に作用させることにより、その微細気泡B2 が水圧によって弾ける際の圧力によってもずく内の繊維に対する「ほぐし」作用を起こし、前出の図2に模式的に示したごとく、もずくM内の各繊維f間に自由水wが浸入し易くなり、その自由水wの浸入によってもずくMが膨れるようになる。
【0037】
第3洗浄槽30での処理が終了したもずくは移送コンベア21によって、作業コンベア41、42、43側に送られるが、洗浄槽30をオーバーフローしたもずくMは、排出パイプP30と、それから分岐した二つパイプP31、P32を経て、それぞれ、循環タンク22の上縁から垂下した二つのこしとり籠31、32でこし取られ、人手によって回収される。二つのこしとり籠31、32を設けたのは、洗浄水ともずくは常に洗浄槽30をオーバーフローしており、一つのこし取り籠だけでは対応できないからである。
【0038】
他方、移送コンベア21によって、直接、作業コンベア41、42、43側に送られたもずくは、第1の作業コンベア41上で水切りとほぐしが手作業で行われる。水切りされた洗浄水は排水パイプP41を経て、再び、第3洗浄槽30の循環タンク22内に回収されて循環路に戻る。
【0039】
第2、第3の作業コンベア42、43では最終的な異物の除去を手作業で行うが、ここでは二つのコンベア42、43のベルトの色を変えて、ゴミや小動物等の異物の確認が容易なようにしている。
【0040】
以上のようにして、この実施形態のもずくの洗浄装置では、通常の洗浄と同時に、微細気泡B2 の作用による「ほぐし作用」によって、繊維f間に自由水wをしみ込ませることにより、もずくMの体積を効率的に増やすことができる。
【0041】
請求項1の発明によれば、もずく洗浄工程によって、もずく表面の異物を除去することができ、その後、微細気泡を作用させる工程において、もずくに微細気泡を作用させることによって、もずくに付着したその微細気泡が水圧によって弾ける際に生じる衝撃によってもずく内の繊維をほぐすことができる。すると、繊維の周りに留まっていた自由水が繊維の間に侵入し易くなってもずくが膨張し、塩漬けによって嵩低くなっていたもずくを、採取したときの状態、あるいはそれ以上の嵩にすることができ、商品価値を保つことができる。
請求項2の発明によれば、もずくの水流による洗浄と、微細気泡による「ほぐし」を、別々な水槽で行うことができる。
請求項3の発明によれば、第2工程において、第1工程で取り除けなかったもずく表面の異物の除去とともに、第1工程で投与された殺菌剤の塩素臭をオゾンによって脱臭することができる。また、オゾンは、その分解作用によって、もずくの「ぬめり」をも除去する。ぬめりが除去されることにより、もずく同士の絡みが崩されるから、異物の除去が促進することができ、食味も向上させることができる。さらに、オゾンはそれ自身の殺菌効果も塩素の5〜6倍に達するので、殺菌効果をさらに高めることができる。
請求項4の発明によれば、攪拌機が作動すれば、槽内の水が攪拌され、その水流によってもずくを洗浄することができる。そして、ブロアから供給される気泡によるもずくを揺動によっても表面の異物の除去することができる。
【0042】
微細気泡の発生は洗浄水の供給パイプの途中に加圧調整バルブを設けるだけで済み、それによって加圧した洗浄水を洗浄槽内に噴射させることにより行え、費用のかかる設備の追加の必要がない。洗浄途中に微細気泡を発生させて、それをもずくに作用させるだけであるので、水量を増やす必要も洗浄時間を長くとる必要もない。
【図面の簡単な説明】
【図1】この実施形態の装置構成を示す模式図である。
【図2】(a)〜(d)に、微細気泡によるほぐし作用を受けて、もずくが嵩高になる原理を示した模式図である。
【符号の説明】
10 第1洗浄槽
20 第2洗浄槽
30 第3洗浄槽
13、22 循環タンク
14、24 混気ポンプ
15、25 加圧タンク
16 オゾン発生器
17 リングブロア
31、32 こし取り籠
B1 気泡
B2 微細気泡
M もずく
f 繊維
V22 加圧調整弁
P13、P22 循環パイプ
w 自由水[0001]
TECHNICAL FIELD OF THE INVENTION
The present invention relates to a mozuku for salting to prevent rot during transportation from a production area to a processing area, and in which the volume of the shrunk “raw material mozuku” is reduced to a state at the time of collection, or to a bulky state. Regarding the processing method.
[0002]
[Prior art]
In the process of commercializing “raw material mozuku” that has been directly sent in a salted and frozen state from the production area, it is thawed and then washed in a washing tank filled with water in the washing process. The sterilization is performed by adding a disinfectant, and the mechanical action of the water flow by stirring the washing water removes the salt and removes foreign substances (sea garbage, small animals, etc.) attached to the surface.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
By the way, as described above, the “raw material mozuku” collected at the production area is salted (and frozen) to prevent decay on the way to the processing place. The osmotic pressure oozes to the outside and lowers the bulk, so that the commercial value is halved as it is.
[0004]
However, at the processing site, in the above-described cleaning step, the water is immersed in the cleaning water and is sometimes rubbed by the mechanical action of the water flow due to stirring.
[0005]
However, with the conventional degree of normal cleaning, it is far from the state (volume) immediately after collection and bulky. To make up for this, at the current site of the cleaning process, the number of cleaning tanks must be increased, By increasing the time, the time for immersion in water is increased.
[0006]
However, this is very inefficient in terms of time, water usage, and equipment costs.
[0007]
Therefore, in the present invention, as described above, it is an object to increase the bulk of the raw material in parallel with the cleaning step, so that it can be efficiently performed.
[0008]
[Means for Solving the Problems]
In order to solve the above-mentioned problems, the present invention is designed to cause fine bubbles to act during the cleaning in the cleaning tank.
[0009]
The principle of this is described with reference to FIG. 2. As schematically shown in FIG. 2A, the cross section of “raw material mozuku M” just collected from the sea has a fiber f and a fiber f. Free water w exists between them.
[0010]
This is generally salted in salt water having a concentration of 18% to 25% in order to prevent decay on the way from the place of production to the place of processing, but after salting, Mozuku M is free water inside. w flows out to the outside by the osmotic pressure of the surrounding salt water, and as shown in FIG. The dashed-dotted circle is the outer diameter of Mozuku M in the state shown in FIG.
[0011]
When mozuku M in the state of (b) is washed in the above-described conventional washing step, water (free water w) is absorbed as shown in (c) and surrounded by a dashed line. The bulk increases to near Mozuku M in the original state. The results up to this point are the results of conventional cleaning.
[0012]
Next, in the present invention, as described above, as shown in (d), since the action of micro-bubbles B 2 to Mozuku M of middle wash, the pressure at which the fine bubbles B 2 is play hydraulically, mozuku Since the fibers f in M are loosened and the free water w easily enters between the fibers f, the "raw material M" expands and returns to the original state due to the free water w infiltrated between the fibers f, or , And even more.
[0013]
According to this method, or increase the cleaning tank, there is no need to lengthen the period of immersion, in order to generate microbubbles B 2, in the middle of the supply pipe of the washing water provided the pressure regulating valve, As a result, the washing can be performed by injecting the pressurized washing water into the washing tank, so that there is no need to newly provide expensive equipment, and the volume of Mozuku can be efficiently increased (returned to the original).
[0014]
BEST MODE FOR CARRYING OUT THE INVENTION
Hereinafter, embodiments of the present invention will be described. FIG. 1 is a schematic view of an apparatus for carrying out the processing method of the present invention. First, the configuration of the apparatus will be described.
In this apparatus, the left hand in the figure is the upstream side of the cleaning process, and the first to
[0015]
The
[0016]
The
[0017]
The
[0018]
Inside the
[0019]
Its Below the drawing of the
[0020]
Near the upper edge of the
[0021]
Moreover, out circulation pipe P 13 leading to the
[0022]
Furthermore, this
[0023]
Inside the
[0024]
Below the
[0025]
Then, from the bottom toward out circulation pipe P 22 of the
[0026]
Downstream of the
[0027]
First, the three
[0028]
When the primary cleaning has been completed, the solenoid valve V 10 for draining the signal of the timer is activated, the
[0029]
When the amount of mozuku sent into the
[0030]
At the same time, the
[0031]
In the
[0032]
The
[0033]
In the above process, ozone is supplied from the
[0034]
In the cleaning in the
[0035]
In addition, ozone also removes the "slime" of Mozuku M by its decomposition action, and by removing the slime, the entanglement between Mozuku M is broken and the removal of foreign substances is promoted, and the taste is also improved. I do. In addition, ozone also has a sterilizing effect of 5 to 6 times that of chlorine, thereby further enhancing the sterilizing effect. When the processing in the
[0036]
In the
[0037]
The third mozuku the process is completed in the
[0038]
On the other hand, mozuku sent directly to the
[0039]
In the second and
[0040]
As described above, in the mozuku cleaning apparatus of this embodiment, the free water w is impregnated between the fibers f by the “relaxation action” by the action of the microbubbles B 2 at the same time as the normal cleaning, whereby the mozuku M Can be efficiently increased.
[0041]
According to the invention of
According to the second aspect of the present invention, it is possible to perform the washing with the water stream of mozuku and the “relaxation” with the fine bubbles in separate water tanks.
According to the third aspect of the present invention, in the second step, the chlorine odor of the disinfectant administered in the first step can be deodorized with ozone while removing foreign substances on the surface of mozuki that could not be removed in the first step. Ozone also removes "slime" of mozuku by its decomposition action. By removing the slime, the entanglement between the mozukus is broken, so that the removal of foreign substances can be promoted and the taste can be improved. Further, ozone has a sterilizing effect of 5 to 6 times that of chlorine, so that the sterilizing effect can be further enhanced.
According to the fourth aspect of the present invention, when the stirrer is operated, the water in the tank is stirred, and the water flow can wash the mozuku. Then, the foreign matter on the surface can be removed also by swinging the muzzle generated by the bubbles supplied from the blower.
[0042]
The generation of microbubbles can be achieved simply by providing a pressure adjusting valve in the middle of the cleaning water supply pipe, and by injecting the pressurized cleaning water into the cleaning tank, it is necessary to add costly equipment. Absent. Since only microbubbles are generated during the cleaning and are caused to act on them, there is no need to increase the amount of water or to lengthen the cleaning time.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a schematic diagram showing a device configuration of this embodiment.
FIGS. 2A to 2D are schematic diagrams showing the principle that mozuku becomes bulky due to the loosening action of fine bubbles.
[Explanation of symbols]
Claims (4)
前記洗浄槽内で洗浄されたもずくに、加圧タンクにおいて空気が溶解された水を洗浄槽に供給することによって発生した微細気泡を作用させる工程とを順に行うことを特徴とするもずくの処理方法。Concurrently with providing sterilization by introducing the Mozuku with disinfectant in the wash water repellent wash tank, by mechanical action of the water flow due to agitation or the like, and Ku washing process without also execute contaminant removal desalted and surface ,
Wherein the cleaning tank with the cleaned mozuku, Mozuku processing method characterized by performing the step of reacting the fine bubbles generated by supplying air is dissolved water in the cleaning tank in the order in pressure tank .
洗浄工程が終了すると、洗浄槽から処理槽にもずくを移動させるWhen the cleaning process is completed, move the muzzle from the cleaning tank to the processing tank.
ことを特徴とする請求項1記載のもずくの処理方法。The method of processing mozuku according to claim 1, wherein:
塩素を含む殺菌剤が投入された洗浄水中でもずくを攪拌する第1工程と、A first step of stirring the mushrooms in the washing water into which the germicide containing chlorine has been introduced,
オゾンを含む洗浄水中でもずくを攪拌する第2工程とを順に行うThe second step of agitating the droplets in the cleaning water containing ozone is sequentially performed.
ことを特徴とする請求項1または2記載のもずく処理方法。3. A mozuku processing method according to claim 1, wherein:
ことを特徴とする請求項3記載のもずくの処理方法。The method of processing mozuku according to claim 3, wherein:
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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