JP3544570B2

JP3544570B2 - Rewritable optical recording medium and information management method

Info

Publication number: JP3544570B2
Application number: JP33929194A
Authority: JP
Inventors: 俊明泰井; 礼仁田村; 喜博碇; 憲雄太田
Original assignee: Hitachi Maxell Energy Ltd
Current assignee: Hitachi Maxell Energy Ltd
Priority date: 1994-12-29
Filing date: 1994-12-29
Publication date: 2004-07-21
Anticipated expiration: 2019-07-21
Also published as: JPH08185675A

Description

【０００１】
【産業上の利用分野】
本発明は光磁気ディスクや相変化型光ディスクのような書換型の光記録媒体に関し、さらに詳細にはディスクの履歴等のデータ管理に適したフォ−マットを備える新規な書替型光記録媒体及びそれを用いた情報の管理方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】
近年、情報化技術の進歩に伴って、一層記憶密度の高い記録媒体として光メモリの開発が急速に行われている。このうち、データの書換え可能なタイプの光メモリとして光磁気ディスクや相変化型の光磁気ディスクが実用化段階に入っている。このような書替型光ディスクのフォーマットは、ディスクの内側から外側に向かって、リードイン領域、ディスク製造者情報やディスクの記録・再生条件を定義するコントロールトラック領域（ディスク情報管理領域）、アドレスやラベル情報等のユーザ情報管理領域、書替え情報が記録されるユーザ領域及びリードアウト領域から構成されている。一例として、図５にミニディスクのフォーマットを示した。このような書替型光ディスクでは、ユーザ領域に記録されるデータが更新される毎に、ユーザ情報管理領域に記録されていたデータ管理情報も同時に更新されていた。このため、消去されたデータに関する管理情報も書き替えられるので書き替え後に過去の管理情報を取り出すことはできなかった。さらに、一般の光磁気ディスクでは仕様上、書替え可能な回数は百万回以上であるように繰り返し使用が半永久的に可能であるため、書替回数は特に管理されていなかった。このようなディスクに、データ更新毎に消去されたデータの管理情報を保存しておこうとすれば、仕様上の書替え可能な回数分に相当する非常に多くの管理領域が必要になる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、記録情報の種類や目的によっては実際には百万回ものデータの書替えサイクルを必要としない場合も多い。一方で、書替回数が比較的少ない回数に限定された書替型光ディスクを用いた場合、書替回数を管理してディスクの書替え寿命をユーザに認知させる必要もある。
【０００４】
そこで本発明の目的は、データの書替回数を管理することができる書き換え型光記録媒体を提供することにある。
【０００５】
さらに本発明の目的は、記録された過去の管理情報を媒体中に履歴として残して記憶しておくことができる書替え型光記録媒体を提供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討・研究を重ねた結果、ユーザ情報管理領域に書替回数以上の数の管理ブロックを設け、データ書替毎に別々のユーザ情報管理ブロックに管理情報を記録することで、光磁気ディスク等の光記録媒体の履歴を保存することができる書替え型の光記録媒体を開発するに到った。
【０００７】
すなわち、本発明に従えば、記録媒体情報管理領域、ユーザ情報管理領域及びユーザ領域をフォーマット中に含む書替型光記録媒体において、ユーザ情報管理領域が、光記録媒体の設定された書替回数以上の数のユーザ情報管理ブロックを有することを特徴とする書替型光記録媒体が提供される。
【０００８】
上記設定された書替回数が、予め記録媒体情報管理領域に記録されていることが好ましい。上記設定された書替回数は、例えば、５０回以下にすることができる。上記ユーザ情報管理領域の管理ブロックは、例えば、５００個以下にすることができる。
【０００９】
本発明の書替型光記録媒体において、上記ユーザ情報管理領域における書替が禁止されていることが好ましい。本発明の書替型光記録媒体として、相変化記録媒体または光磁気記録媒体を用いることができる。
【００１０】
本発明の書替型光記録媒体において、上記ユーザ領域のデータファイル数の最大値を１００個に限定し且つ限定値を記録媒体情報管理領域に予め記録しておくことができる。
【００１１】
上記ユーザ情報管理ブロックは、管理クラスタ、管理セクタ及び管理トラックのいずれかにし得る。
【００１２】
上記設定された書替回数は、光記録媒体製品として保証される書替回数であることが好ましい。
【００１３】
本発明に従えば、記録媒体情報管理領域、ユーザ情報管理領域及びユーザ領域をフォーマット中に含み、ユーザ情報管理領域が光記録媒体の設定された書替回数以上の数のユーザ情報管理ブロックを有し且つ上記設定された書替回数が予め記録媒体情報管理領域に記録されている書替型光記録媒体の情報管理方法であって、
ユーザ領域の情報を書替える際に、これまで書替えられた回数と上記設定された書替回数とを比較し、
上記書替えられた回数が設定された書替回数未満であるときに次の書き替え操作を実行し、
ユーザ領域の情報が書替えられる毎に、ユーザ管理情報を書替えられた回数とともに個別のユーザ情報管理ブロックに記録し、
書き替えられた回数が設定された書替回数以上であるときに次の書替え操作を中止させることを含む書替型光記録媒体の情報管理方法が提供される。
【００１４】
上記情報管理方法において、上記ユーザ情報管理ブロックの記録時に、ユーザ情報管理ブロックを書替え禁止にしておくことが好ましい。
【００１５】
上記情報管理方法は、書替えられた回数が設定された書替回数に達した場合または書替回数以上の書替えが行なわれる場合に、ユーザに警告を発することを含むことが好ましい。
【００１６】
本明細書において、「記録媒体情報管理領域」とは、記録媒体の記録・再生条件等が記録されている領域を意味し、光磁気ディスクや相変化型ディスクの場合にはコントロールトラックに相当し、ＣＤやＭＤの場合にはディスク情報管理領域またはＴＯＣ領域に相当する。
【００１７】
【作用】
本発明の光記録媒体では、ユーザ情報管理領域に、データ書替の最小単位で構成する管理ブロックを設定された書替回数以上の数で設けておくことにより、データの追加時や書替時に、以前に記録されたユーザ情報領域の管理ブロックとは別のあるいは次の管理ブロックに更新／追加したデータの管理情報が記録される。これにより、書替えられたデータのユーザ管理情報を全て媒体中に残すことができ、媒体の書替え履歴が保存されることになる。
【００１８】
また、設定された書替回数を記録媒体情報管理領域に予め記録しておくことにより、書替えられた回数と設定された回数を比較して、ユーザ領域の情報のさらなる書替えが可能か否かを管理することができる。すなわち、書替えられた回数が設定された回数未満であるときに次の書替え操作を実行し、ユーザ領域の情報が書替えられる毎に、書替られた回数を含むユーザ管理情報を個別のユーザ情報管理ブロックに記録し、書き替えられた回数が設定された書替回数以上の場合に次の書替え操作を中止させるとともにユーザに警告を発するような操作を記録媒体情報管理領域に記録信号として組み込むことができる。これにより、書替えられた情報が確実に保持されるし、ユーザはディスク等の記録媒体の寿命を知ることができる。
【００１９】
また、ユーザ情報領域の管理ブロックにおいて、管理情報を記録する際に、記録データの先頭部あるいはギャップ部に書替禁止のフラッグを入れて、ユーザ情報管理領域内の情報の書替を禁止することができる。これにより過去の管理情報の書替えが出来なくなるとともに、記録媒体の書替回数の管理が一層容易になる。
【００２０】
上記書替型光記録媒体において、上記ユーザ領域のデータファイル数の最大値が１００個を限定し且つ限定値を記録媒体情報管理領域に予め記録しおくことによってユーザ情報管理ブロックの数を制限できるという利点がある。
【００２１】
【実施例】
以下、本発明を実施例によって説明するが、本発明はそれらに限定されない。
【００２２】
実施例１
この実施例では本発明に従う相変化型の光ディスクを製造する。
ポリカーボネート樹脂の光ディスク用基板を原盤から作製したスタンパを用いて射出成形にて製造した。原盤作製の際に、ディスクのフォーマットが図１（ａ）に示したような領域を有するように原盤の半径方向の領域を区画した。すなわち、ディスク中心から半径２３ｍｍの位置から始まるリードイン領域３を設け、それに接続して、２５ｍｍの領域に、ディスクの種類、反射率、レーザの波長と記録再生消去パワー、書替回数等のディスク特性に関する情報をエンボス信号（あるいはウォブル信号）で記録してディスク情報管理領域１を設定した。ディスク情報管理領域１には、ディスクの書替回数を２０回に設定して記録した。半径２５ｍｍから約２７．５ｍｍの領域に、アドレス信号とデータトラックを含むユーザデータを管理するユーザ情報管理領域２を設けた。このユーザ情報管理領域２は５０個の管理ブロックから構成される。管理ブロック間には相互の干渉を防止するために２セクタ相当のバッファを付加した。次いで半径５８ｍｍまでの領域にビデオＣＤと同じフォーマットのユーザ記録領域４を設けた。最後に、ユーザ記録領域４に接続してリードアウト領域５を設けた。
【００２３】
上記のようにフォーマット化された原盤から作製したスタンパを用いて射出成型されたディスク基板を真空容器中に配置し、陰極ターゲットとして積層される膜材料を用いて、スパッタガス雰囲気中でスパッタ処理した。こうして基板上に、ＺｎＳ−ＳｉＯ_２誘電体膜、ＩｎＳｅＣｏ系相変化記録膜、ＺｎＳ−ＳｉＯ_２誘電体膜、Ａｕ反射膜を順次積層させた。次いで、反射膜上に紫外線硬化型保護膜（ＵＶ保護膜）の層を形成した。得られた相変化型光ディスクの積層構造を図２（ａ）に示す。
【００２４】
このディスクを一定線速度（ＣＬＶ）フィードの記録装置を用いて、ＭＰＥＧ１の圧縮動画信号を記録した。前記ＣＤフォーマットでは２ｋＢｙｔｅセクタ×３２セクタ単位でインターリーブが掛かっているので、これが最小の書替単位になる。この時、ユーザ情報管理領域の第１ブロックにデータ管理情報を書替禁止フラッグとともに記録した。次に、このディスクに別の信号の書替え記録を行った。この際、ユーザ情報管理領域の第２ブロックに管理情報を書替禁止フラッグとともに記録させた。このように、直接書替えを行う毎に、書替回数に対応する個別のユーザ情報管理領域のブロックに管理情報を書替禁止フラッグとともに記録させた。
【００２５】
本発明では、例えば、図３のフローチャートに示すようなデータ書替え管理システムに従って、ユーザ管理情報をユーザ情報管理領域の別々のブロックに記録しながら書替回数を管理することができる。図３の最初のステップ１１において、第ｎ回目の書替えが行われる前にユーザ情報管理ブロックの検索を行う。そしてこのブロックの中から第ｎ番目のブロックの管理情報を再生させる（ステップ１２）。次のステップ１３で、第ｎブロックに記録されていたこれまでの書替回数（ｎ−１）とディスク情報管理ブロックに記録されている書替え可能な回数（２０）とを比較する。この際、書替えられる回数ｎと書替え可能な回数（２０）とを比較することもできる。ｎが書替え可能な設定回数以下である場合（ｎ≦２０）、ディスク管理ブロックを検索して、ディスク管理ブロックの条件の下でユーザ領域を書き換える（ステップ１４，１５）。次のステップ１６にて、（ｎ＋１）番目のユーザ情報管理ブロックに、書替えられたデータの管理情報を記録する。このブロックには、今回の書替を含む書替え合計回数ｎも記録される。ステップ１６にて、書替えられた合計回数ｎが設定された書替回数に達していると（ｎ＝２０）、ユーザ領域を書換えた後に、（ｎ＋１）番目のブロック（２１番目のブロック）に管理情報を書替禁止フラッグとともに記録し、それに加えて今後書替不能であることを示す情報も記録する。従って、書替えが繰り返されて、第ｎブロックに記録されていた書替回数（ｎ−１）が設定書替回数以上である場合、すなわち書替えられる回数ｎが設定書替回数を超える場合（ｎ＞２０）には、ステップ１２において、第（ｎ＋１）管理ブロックに記録された「今後書替不能である」という情報が再生され、書替え記録が行われずに操作は終了する（ステップ１７，１８）。このようなデータ書替え管理システムは、ディスクのディスク情報管理領域に操作信号として予め記録させておくことができるし、あるいは、ディスクの再生・記録装置内でオペレーションプログラムとして実行させることもできる。装置内で書替え管理システムを実行させる場合は装置内のＲＯＭにオペレーションソフトを記憶させる必要があり、そのための付属装置が必要となる。一方、ディスクで実行する場合には、図３の操作を実行するためのプログラム及びら書替え回数の情報を記憶させ、場合によってはディスク排除を行なうための装置やドライブをコントロールするプログラム等をディスク情報管理領域に記録しておく。
【００２６】
上記の書替え記録の際に、書替えられるユーザ領域の全面消去を一旦行ってから再度記録する方式でも、同様の手順に従って操作が行われ、ｎ＝２０の場合には、第４１管理ブロックにおいて同様に今後書替不能であるという情報を記録することができる。
【００２７】
なお、上記ディスクの未記録部反射率は７２％あり、記録した信号を波長７８０ｎｍのレーザで再生したときの信号変調度もＣＤの規格（レッドブック規格）以上あるのでビデオＣＤプレイヤで再生することもできる。
【００２８】
実施例２
この実施例では、図１（ｂ）に示すようなフォーマットを有する相変化型光ディスクを製造する。
ユーザ情報管理領域を４００ブロックとし、ディスク情報管理領域に書替回数１０回、最大データファイル数５０個であるとの情報を記録した以外は、実施例１と同様のフォーマットで原盤を作製し基板を複製した。この基板上に、相変化記録膜としてＧｅＴｅ系を用い、基板近い側の誘電体と相変化記録膜との間にＡｕ金属干渉膜を設けた以外は、実施例１と同様にしてスパッタ法により基板上に誘電体膜／金属干渉膜／ＧｅＴｅ系相変化記録膜／誘電体膜／反射膜を積層し、さらにＵＶ保護膜層を形成した。図２（ｂ）に、得られた相変化型光ディスクの構造の概略を示す。
【００２９】
このディスクにＩＳＯ９６６０に準拠したフォーマットでコードデータや静止画データ等を記録した。次いで、このデータの一部を別のデータに入れ替えた。この時、このデータが属するファイル領域を書替え、第２管理ブロックにこのデータ管理情報を書替禁止フラッグとともに記録させた。３５０回データの編集を行って、ユーザ領域の特定ファイル領域を１０回書替えた。書替回数を、図３の管理システムを用いて管理した。第３５１管理ブロックには、このファイル領域が１０回の設定書替回数を経過したこと及び今後の書替が不可能であることが記録された。
【００３０】
本実施例の光ディスクは、ＣＤフォーマットに準拠しているので、波長７８０ｎｍでの未記録部反射率が７０％以上となる構成にすれば、ＣＤ−ＲＯＭドライブで再生することも可能であり、波長７７０ｎｍより短い波長（６８０ｎｍ，６３５ｎｍ，５１２ｎｍ，４８８ｎｍ等）のレーザを用いて記録すれば、反射率が比較的低くなったり、光の吸収が大きくなるため、低パワーでの記録が可能になる。
【００３１】
ここでは、ユーザ容量を６００Ｍｂｙｔｅ以上確保する目的で、ユーザ情報管理領域の最大容量を３４Ｍｂｙｔｅ（最大５００ブロック）としているが、用途に応じて更に多くすることも可能である。
【００３２】
実施例３
この実施例では、図４に示すようなＩＳＯに準拠したフォーマットを有する３．５インチの光磁気ディスクを作製する（ユーザ容量１２８Ｍｂｙｔｅ）。基板のフォーマットは、ディスク内側から外側に向かって、コントロールトラック領域（ＳＦＰ）２１、媒体製造者領域２２、ユーザ情報管理領域２３、ユーザ領域２４、ユーザ情報管理領域２３、媒体製造者領域２２、コントロールトラック領域２１及びガード領域２５となるように区画設定した。ディスク情報管理領域に予め書替回数を５回に設定した。このフォーマットを有する原盤からスタンパを作製し射出成型によりポリカーボネート樹脂の光磁気ディスク用基板を複製した。基板上に、実施例１と同様にしてスパッタ法を用いて、誘電体膜、記録膜、誘電体膜及び反射膜を形成した後、ＵＶ保護膜をスピンコート法で塗布した。但し、記録膜としてＴｂＦｅＣｏ系の光磁気記録膜を成膜した。こうして得られた光磁気ディスクを１０回データ編集して、特定のトラックを５回書替えた。この際、図３の管理システムを用いて、書替え回数を管理した。ユーザ情報管理領域の第１１セクタにこれらの特定トラックが設定書替回数に達し、今後の書替が不能であることを書替禁止フラッグとともに記録された。
【００３３】
本実施例では１２８Ｍｂｙｔｅの３．５インチＩＳＯフォーマットを用いているが、２３０Ｍｂｙｔｅフォーマットや５．２５インチのＩＳＯフォーマットでも良い。
【００３４】
さらに、ビデオディスク対応フォーマットで形成された基板に本実施例と同様の記録膜を積層してビデオ信号を記録することもできる。この場合でも特定のトラックにおいて、記録時に管理情報を書替禁止フラッグとともに記録しておくことによって、これらのトラックの書替は禁止になり、過去の管理情報を保存できる。
【００３５】
上記実施例では特定の膜材料及び積層構造を用いて光ディスクを形成したが、特にそれらに限定されず、種々の材料を及び様々な積層構造を採用することができる。例えば、金属反射膜は、Ａｕ以外に、Ａｇ、Ｃｕ、Ａｌあるいはそれらを主成分とする合金を用い得る。また、誘電体膜として、金属の酸化物、窒化物、炭化物、硫化物等を使用し得る。さらに記録膜材料として、ＧｅＴｅＳｂ系，ＡｇＩｎＳｂＴｅ系の相変化記録材料、あるいは、実施例３で用いた以外の光磁気記録材料を用いることも可能である。また、金属干渉膜としてＡｕ系合金を用いることもできる。また、フォーマット形式も特に限定されず、種々の形式にし得る。
【００３６】
【発明の効果】
記録する信号の種類、目的や記録媒体の設定書替回数に応じてユーザ情報管理領域に管理ブロックを書替回数以上設定することで、ディスクの履歴を残すことが可能となる。さらに、ディスク情報管理領域に設定された書替回数を記録しておくことで、書替回数の管理が容易になる。また、ユーザ情報管理領域の管理ブロックを書替不可にしておくことでディスクの履歴の保存及び書替回数の管理が一層容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の相変化型光ディスクのフォーマットを表す概念図であり、（ａ）及び（ｂ）はそれぞれ実施例１及び２の相変化型光ディスクのディスクフォーマットを示す。
【図２】本発明の相変化型光ディスクの積層構造を表す概念図であり、（ａ）及び（ｂ）はそれぞれ実施例１及び２の相変化型光ディスクの積層構造を示す。
【図３】ディスクの書替え回数を管理するための手順を表すフローチャートである。
【図４】実施例の光磁気ディスクのディスクフォーマットを示す。
【図５】ミニディスクのディスクフォーマットを示す。
【符号の説明】
１ディスク情報管理領域
２ユーザ情報管理領域
３リードイン領域
４ユーザ領域
５リードアウト領域
２２媒体製造者領域[0001]
[Industrial applications]
The present invention relates to a rewritable optical recording medium such as a magneto-optical disk and a phase-change optical disk, and more particularly, to a novel rewritable optical recording medium having a format suitable for data management such as disk history and the like. The present invention relates to a method for managing information using the information.
[0002]
[Prior art]
In recent years, with the progress of information technology, optical memories have been rapidly developed as recording media having a higher storage density. Among them, a magneto-optical disk and a phase-change type magneto-optical disk have been put into practical use as a data rewritable optical memory. The format of such a rewritable optical disk includes a lead-in area, a control track area (disk information management area) that defines disk manufacturer information and disk recording / reproduction conditions, an address, It comprises a user information management area such as label information, a user area in which rewrite information is recorded, and a lead-out area. As an example, FIG. 5 shows a format of a mini disc. In such a rewritable optical disk, every time data recorded in the user area is updated, data management information recorded in the user information management area is also updated at the same time. For this reason, the management information on the erased data is also rewritten, so that the past management information cannot be taken out after rewriting. Furthermore, in a general magneto-optical disk, the number of rewrites is semi-permanently possible so that the number of rewritable times is one million or more in specification, so that the number of rewrite times is not particularly controlled. If the management information of the data erased every time the data is updated is to be stored in such a disk, an extremely large number of management areas corresponding to the number of rewritable times in the specification is required.
[0003]
[Problems to be solved by the invention]
However, depending on the type and purpose of the recorded information, there are many cases where a million data rewriting cycles are not actually required. On the other hand, when a rewritable optical disk whose number of times of rewriting is limited to a relatively small number of times is used, it is necessary to manage the number of times of rewriting and make the user aware of the rewriting life of the disk.
[0004]
Therefore, an object of the present invention is to provide a rewritable optical recording medium capable of managing the number of data rewrites.
[0005]
It is a further object of the present invention to provide a rewritable optical recording medium capable of storing recorded past management information as history in the medium.
[0006]
[Means for Solving the Problems]
The inventor of the present invention has conducted intensive studies and researches to solve the above-described problems, and as a result, provided management blocks equal to or more than the number of times of rewriting in the user information management area, and provided a separate user information management block for each data rewriting. A rewritable optical recording medium capable of storing the history of an optical recording medium such as a magneto-optical disk by recording management information has been developed.
[0007]
That is, according to the present invention, in the rewritable optical recording medium including the recording medium information management area, the user information management area, and the user area in the format, the user information management area has the set number of times of rewriting of the optical recording medium. A rewritable optical recording medium having the above number of user information management blocks is provided.
[0008]
It is preferable that the set number of times of rewriting is recorded in the recording medium information management area in advance. The set number of times of rewriting can be, for example, 50 or less. The number of management blocks in the user information management area can be, for example, 500 or less.
[0009]
In the rewritable optical recording medium of the present invention, it is preferable that rewriting in the user information management area is prohibited. As the rewritable optical recording medium of the present invention, a phase change recording medium or a magneto-optical recording medium can be used.
[0010]
In the rewritable optical recording medium of the present invention, the maximum value of the number of data files in the user area can be limited to 100, and the limited value can be recorded in the recording medium information management area in advance.
[0011]
The user information management block can be any of a management cluster, a management sector, and a management track.
[0012]
The set number of times of rewriting is preferably the number of times of rewriting guaranteed as an optical recording medium product.
[0013]
According to the present invention, the recording medium information management area, the user information management area, and the user area are included in the format, and the user information management area has the number of user information management blocks equal to or larger than the set number of times of rewriting of the optical recording medium. An information management method for a rewritable optical recording medium, wherein the set number of times of rewriting is recorded in the recording medium information management area in advance,
When rewriting the information in the user area, compare the number of times of rewriting so far with the set number of times of rewriting,
When the number of rewriting is less than the set number of rewriting, the next rewriting operation is executed,
Each time the information in the user area is rewritten, the user management information is recorded in a separate user information management block together with the number of times of rewriting,
An information management method for a rewritable optical recording medium is provided, which includes stopping the next rewriting operation when the number of times of rewriting is equal to or greater than a set number of times of rewriting.
[0014]
In the above information management method, it is preferable that the user information management block is prohibited from being rewritten when the user information management block is recorded.
[0015]
It is preferable that the information management method includes issuing a warning to the user when the number of times of rewriting reaches the set number of times of rewriting or when rewriting is performed more than the number of times of rewriting.
[0016]
In the present specification, the “recording medium information management area” means an area in which recording / reproducing conditions of a recording medium are recorded, and corresponds to a control track in the case of a magneto-optical disk or a phase change type disk. , A CD or MD corresponds to a disk information management area or a TOC area.
[0017]
[Action]
In the optical recording medium of the present invention, by providing a management block composed of the minimum unit of data rewriting in a number equal to or larger than the set number of times of rewriting, in the user information management area, at the time of adding or rewriting data. The management information of the updated / added data is recorded in a management block different from or next to the management block of the user information area recorded previously. As a result, all the user management information of the rewritten data can be left in the medium, and the rewriting history of the medium is saved.
[0018]
Also, by recording the set number of times of rewriting in the recording medium information management area in advance, the number of times of rewriting is compared with the set number of times, and it is determined whether further rewriting of information in the user area is possible. Can be managed. That is, when the number of times of rewriting is less than the set number of times, the next rewriting operation is executed, and every time the information in the user area is rewritten, the user management information including the number of times of rewriting is individually managed by user information management. When the number of times of rewriting is recorded in the block and the number of times of rewriting is equal to or greater than the set number of times of rewriting, an operation that causes the next rewriting operation to be stopped and warns the user can be incorporated as a recording signal in the recording medium information management area. it can. As a result, the rewritten information is reliably held, and the user can know the life of the recording medium such as a disk.
[0019]
In the management block of the user information area, when recording the management information, a rewrite prohibition flag is set at the head or gap of the recording data to prohibit the rewriting of information in the user information management area. Can be. This makes it impossible to rewrite the past management information, and makes it easier to manage the number of times the recording medium has been rewritten.
[0020]
In the rewritable optical recording medium, the maximum number of data files in the user area is limited to 100, and the number of user information management blocks can be limited by recording the limited value in the recording medium information management area in advance. There is an advantage.
[0021]
【Example】
Hereinafter, the present invention will be described with reference to examples, but the present invention is not limited thereto.
[0022]
Example 1
In this embodiment, a phase change optical disk according to the present invention is manufactured.
A polycarbonate resin optical disk substrate was manufactured by injection molding using a stamper manufactured from a master. At the time of producing the master, a radial area of the master was partitioned so that the format of the disk had an area as shown in FIG. That is, a lead-in area 3 starting from a position having a radius of 23 mm from the center of the disk is provided and connected to the area, and the area of 25 mm is provided with the disk type, reflectivity, laser wavelength and recording / reproduction / erasing power, and the number of times of rewriting. Information on the characteristics was recorded as an emboss signal (or wobble signal), and the disc information management area 1 was set. The disc information management area 1 was recorded with the number of times of rewriting of the disc set to 20 times. A user information management area 2 for managing user data including an address signal and a data track is provided in an area from a radius of 25 mm to about 27.5 mm. This user information management area 2 is composed of 50 management blocks. A buffer corresponding to two sectors is added between the management blocks to prevent mutual interference. Next, a user recording area 4 having the same format as the video CD was provided in an area up to a radius of 58 mm. Finally, a lead-out area 5 was provided by connecting to the user recording area 4.
[0023]
A disk substrate injection-molded using a stamper manufactured from a master formatted as described above was placed in a vacuum vessel, and sputtered in a sputtering gas atmosphere using a film material to be laminated as a cathode target. . Thus on the substrate and ZnS-SiO ₂ dielectric film, InSeCo based phase-change recording film, ZnS-SiO ₂ dielectric film, an Au reflecting film are sequentially laminated. Next, a layer of an ultraviolet-curable protective film (UV protective film) was formed on the reflective film. FIG. 2A shows a laminated structure of the obtained phase change optical disk.
[0024]
An MPEG1 compressed moving image signal was recorded on the disk using a recording device of a constant linear velocity (CLV) feed. In the CD format, interleaving is performed in units of 2 kByte sectors × 32 sectors, and this is the minimum rewriting unit. At this time, the data management information was recorded in the first block of the user information management area together with the rewrite inhibition flag. Next, another signal was rewritten and recorded on this disk. At this time, the management information was recorded together with the rewrite inhibition flag in the second block of the user information management area. As described above, every time the direct rewriting is performed, the management information is recorded together with the rewriting inhibition flag in the block of the individual user information management area corresponding to the number of rewritings.
[0025]
According to the present invention, for example, according to a data rewriting management system as shown in the flowchart of FIG. 3, the number of rewritings can be managed while recording user management information in separate blocks of the user information management area. In the first step 11 in FIG. 3, a search for the user information management block is performed before the n-th rewriting is performed. Then, the management information of the n-th block is reproduced from the blocks (step 12). In the next step 13, the number of rewrites (n-1) recorded so far in the n-th block is compared with the number of rewritable times (20) recorded in the disk information management block. At this time, the number n of times of rewriting and the number of times of rewriting (20) can be compared. If n is equal to or less than the set number of times of rewriting (n ≦ 20), the disk management block is searched and the user area is rewritten under the conditions of the disk management block (steps 14 and 15). In the next step 16, management information of the rewritten data is recorded in the (n + 1) -th user information management block. In this block, the total number of rewrites n including the current rewrite is also recorded. In step 16, if the total number of rewrites n has reached the set number of rewrites (n = 20), the user area is rewritten and then managed in the (n + 1) th block (21st block). The information is recorded together with the rewriting prohibited flag, and in addition, information indicating that rewriting is not possible in the future is also recorded. Therefore, rewriting is repeated, and the number of times of rewriting (n-1) recorded in the n-th block is equal to or larger than the set number of times of rewriting, that is, the number n of times of rewriting exceeds the number of times of setting rewriting (n> In step 20), in step 12, the information that "it is not possible to rewrite in the future" recorded in the (n + 1) th management block is reproduced, and the operation ends without rewriting recording being performed (steps 17 and 18). Such a data rewriting management system can be recorded in advance in a disk information management area of a disk as an operation signal, or can be executed as an operation program in a disk reproducing / recording apparatus. When the rewriting management system is executed in the device, it is necessary to store the operation software in the ROM in the device, and an accessory device is required for the operation software. On the other hand, when the program is executed on a disc, a program for executing the operation shown in FIG. 3 and information on the number of times of rewriting are stored, and in some cases, a program for controlling a device or drive for disc exclusion and the like are stored in the disc information. Record in the management area.
[0026]
In the above-described rewriting recording, the same operation is performed according to the same procedure even in the method of once erasing the entire user area to be rewritten and then re-recording. When n = 20, the same operation is performed in the 41st management block. Information that rewriting is not possible in the future can be recorded.
[0027]
Since the unrecorded portion of the disc has a reflectance of 72%, and the recorded signal is reproduced by a laser having a wavelength of 780 nm, the signal modulation degree is higher than the CD standard (Red Book standard). You can also.
[0028]
Example 2
In this embodiment, a phase change optical disk having a format as shown in FIG. 1B is manufactured.
A master is prepared in the same format as in the first embodiment except that the user information management area is 400 blocks, and information that the number of rewrites is 10 and the maximum number of data files is 50 is recorded in the disk information management area. Was duplicated. On this substrate, a GeTe system was used as a phase change recording film, and an Au metal interference film was provided between the dielectric near the substrate and the phase change recording film by a sputtering method in the same manner as in Example 1. A dielectric film / metal interference film / GeTe phase change recording film / dielectric film / reflection film were laminated on a substrate, and a UV protection film layer was further formed. FIG. 2B schematically shows the structure of the obtained phase change optical disk.
[0029]
Code data, still image data, and the like were recorded on the disc in a format conforming to ISO 9660. Next, a part of this data was replaced with another data. At this time, the file area to which the data belongs is rewritten, and the data management information is recorded in the second management block together with the rewrite inhibition flag. The data was edited 350 times and the specific file area of the user area was rewritten 10 times. The number of rewrites was managed using the management system of FIG. In the 351st management block, it has been recorded that the file area has passed the set rewriting count of 10 times and that rewriting in the future is impossible.
[0030]
Since the optical disk of this embodiment conforms to the CD format, if the configuration is such that the unrecorded portion reflectance at a wavelength of 780 nm is 70% or more, it is possible to reproduce the data with a CD-ROM drive. When recording is performed using a laser having a wavelength shorter than 770 nm (680 nm, 635 nm, 512 nm, 488 nm, or the like), the reflectivity becomes relatively low, and light absorption becomes large, so that recording with low power becomes possible.
[0031]
Here, the maximum capacity of the user information management area is set to 34 Mbytes (maximum 500 blocks) for the purpose of securing the user capacity of 600 Mbytes or more, but may be further increased according to the application.
[0032]
Example 3
In this embodiment, a 3.5-inch magneto-optical disk having a format conforming to ISO as shown in FIG. 4 is manufactured (user capacity: 128 Mbytes). The format of the substrate is, from the inside of the disc to the outside, a control track area (SFP) 21, a medium manufacturer area 22, a user information management area 23, a user area 24, a user information management area 23, a medium manufacturer area 22, The section is set so as to be the track area 21 and the guard area 25. The number of rewrites is set to 5 in advance in the disk information management area. A stamper was manufactured from the master having this format, and a polycarbonate resin magneto-optical disk substrate was duplicated by injection molding. After forming a dielectric film, a recording film, a dielectric film, and a reflective film on the substrate by the sputtering method in the same manner as in Example 1, a UV protective film was applied by a spin coating method. However, a TbFeCo-based magneto-optical recording film was formed as the recording film. Data was edited on the magneto-optical disk thus obtained ten times, and a specific track was rewritten five times. At this time, the number of rewrites was managed using the management system of FIG. In the eleventh sector of the user information management area, the fact that these specific tracks have reached the set number of times of rewriting and that rewriting is impossible in the future is recorded together with the rewriting prohibition flag.
[0033]
In this embodiment, a 128-Mbyte 3.5-inch ISO format is used, but a 230-Mbyte format or a 5.25-inch ISO format may be used.
[0034]
Further, a video signal can be recorded by laminating a recording film similar to that of the present embodiment on a substrate formed in a format compatible with a video disk. Even in this case, by recording the management information together with the rewrite prohibition flag at the time of recording on a specific track, rewriting of these tracks is prohibited, and the past management information can be stored.
[0035]
In the above embodiment, the optical disk is formed using a specific film material and a laminated structure. However, the present invention is not particularly limited thereto, and various materials and various laminated structures can be adopted. For example, in addition to Au, Ag, Cu, Al, or an alloy containing these as a main component can be used for the metal reflective film. In addition, metal oxides, nitrides, carbides, sulfides, and the like can be used as the dielectric film. Further, as a recording film material, a GeTeSb-based or AgInSbTe-based phase-change recording material, or a magneto-optical recording material other than that used in Example 3 can be used. Also, an Au-based alloy can be used as the metal interference film. Further, the format is not particularly limited, and may be various formats.
[0036]
【The invention's effect】
By setting a management block in the user information management area at least the number of times of rewriting according to the type and purpose of a signal to be recorded and the number of times of rewriting of the recording medium, it is possible to leave a disc history. Further, by recording the number of rewrites set in the disc information management area, the number of rewrites can be easily managed. Further, by making the management block in the user information management area non-rewritable, storage of the disk history and management of the number of times of rewriting become easier.
[Brief description of the drawings]
FIG. 1 is a conceptual diagram showing a format of a phase change optical disc according to the present invention, wherein (a) and (b) show the disc formats of the phase change optical discs of Examples 1 and 2, respectively.
FIGS. 2A and 2B are conceptual diagrams showing a layered structure of a phase change type optical disk of the present invention, wherein FIGS. 2A and 2B show a layered structure of the phase change type optical disks of Examples 1 and 2, respectively.
FIG. 3 is a flowchart illustrating a procedure for managing the number of times of rewriting of a disk.
FIG. 4 shows a disk format of the magneto-optical disk of the embodiment.
FIG. 5 shows a disc format of a mini disc.
[Explanation of symbols]
1 disk information management area 2 user information management area 3 lead-in area 4 user area 5 lead-out area 22 medium manufacturer area

Claims

In a rewritable optical recording medium including a recording medium information management area, a user information management area, and a user area in a format, the user information management area is equal to or more than the set number of rewriting times of the optical recording medium. A rewritable optical recording medium, comprising:

2. The rewritable optical recording medium according to claim 1, wherein the set number of times of rewriting is recorded in a recording medium information management area in advance.

3. The rewritable optical recording medium according to claim 1, wherein the set number of times of rewriting is 50 or less.

4. The rewritable optical recording medium according to claim 1, wherein the number of management blocks in the user information management area is 500 or less.

5. The rewritable optical recording medium according to claim 1, wherein rewriting in the user information management area is prohibited.

6. The rewritable optical recording medium according to claim 1, wherein the rewritable optical recording medium is one of a phase change recording medium and a magneto-optical recording medium.

7. The rewritable type according to claim 1, wherein the maximum value of the number of data files in the user area is limited to 100, and the limited value is recorded in a recording medium information management area in advance. Optical recording medium.

8. The rewritable optical recording medium according to claim 1, wherein the user information management block is one of a management cluster, a management sector, and a management track.

9. The rewritable optical recording medium according to claim 1, wherein the set number of times of rewriting is a guaranteed number of times of rewriting.

The recording medium information management area, the user information management area, and the user area are included in the format, and the user information management area has the number of user information management blocks equal to or more than the set number of rewrites of the optical recording medium, and An information management method for a rewritable optical recording medium in which the number of rewrites is recorded in a recording medium information management area in advance,
When the information of the user area is rewritten, the number of times of rewriting so far is compared with the set number of times of rewriting,
When the number of rewriting is less than the set number of rewriting, the next rewriting operation is executed,
Each time the information in the user area is rewritten, the user management information is recorded in a separate user information management block together with the number of times of rewriting,
An information management method for a rewritable optical recording medium, comprising canceling a rewriting operation when the number of rewriting is equal to or greater than a set number of rewriting.

The information management method according to claim 10, further comprising prohibiting the user information management block from being rewritten when recording the user information management block.

12. The information management method according to claim 10, further comprising issuing a warning to a user when the number of times of rewriting reaches the set number of times of rewriting and / or when rewriting is performed more than the number of times of rewriting. .