JP3542857B2 - ケーブル用キャップ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、例えば、斜張橋の斜材ケーブルを架設させる場合に、斜材ケーブルを構成する各ストランドの先端部に取り付けられるキャップに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、斜張橋における主塔側の定着部と橋桁側の定着部との間に架設される斜材ケーブルの架設工事に於いて、例えば、定着部では、図4に示すように、PC鋼より線若しくはPC鋼線からなるストランド1を、主塔2側の定着体3の貫通孔3aに挿通させるために、該貫通孔3aの後端側からパイロットワイヤ4及びキャップ5を挿通させて先端側へと突出させる。
【0003】
そして、前記キャップ5内にストランド1の先端部を被冠させて、六角ネジ6,6を前記キャップ5のネジ孔10にねじ込んで、該キャップ5をストランド1の先端部に固定する。
【0004】
その後、パイロットワイヤ4を矢印方向に引き込んで、前記ストランド1を貫通孔3aに挿通させるものである。
【0005】
また、図5乃至図6に示すように、例えば、主塔側の定着部と橋桁側の定着部との間に設けた筒状のガイド手段7に、主塔側から橋桁側へとストランド1を挿通させて、該ストランド1の架設作業を施工する場合に、前記ストランド1の先端部に挿通状態安定用の先導体8をセットすることがある。
【0006】
前記先導体8には、その表面から連結用のボルト9が突設され、該ボルト9の一端側がキャップ5aの先端部に設けられたネジ孔に螺着され、キャップ5aが六角ネジ6,6でストランド1の先端部に被冠されるものである。
【0007】
このように、ストランド1にキャップ5,5aを被冠させるため、図7に示すように、キャップの軸芯を中心にしてストランド用の嵌合孔が穿設されているので、ネジ孔10を半径方向に形成するための肉厚寸法t4は、例えば、ストランド1が7本のPC鋼より線でなる場合、その外径寸法が約15.2mmで、これに嵌合されるキャップの内径が約16mmであって、外径が20mmであるので、その内外径の差の半分となって、t4=2mm程度しか確保されない。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
前記ネジ孔10の肉厚寸法t4が約2mm程度となって小寸法なので、六角ネジ6を該ネジ孔10に螺着させストランド1の表面を押圧させると、該六角ネジ6の頭部がキャップ表面から突出するおそれがある。
【0009】
このように、従来のストランド被冠用のキャップは、半径方向に穿孔してネジ部を刻設したネジ孔の肉厚が十分に確保されないことにおいて解決すべき課題を有していた。
【0010】
【課題を解決するための手段】
本発明に係るケーブル用キャップの上記課題を解決するための要旨は、一端側が閉塞されストランド用嵌合孔が穿設された筒状体と、該筒状体の半径方向に前記嵌合孔に連通させて穿設したネジ孔と、で形成されストランド先端部に被冠されるキャップであって、前記ストランド用嵌合孔が筒状体の軸芯に対し偏倚して穿設されていることである。
【0011】
前記ネジ孔が、キャップの軸芯に沿って複数箇所に設けられ、かつ、ストランドのより線のピッチに対応させて配設されていることである。
【0012】
本発明に係るケーブル用キャップによれば、キャップのネジ孔を設ける部分の肉厚が従来よりも厚くなる。
また、前記ネジ孔の設ける位置を、ストランドのより線のピッチに対応させて配設させることで、ネジ孔に螺着された六角ネジが、隣接するPC鋼線より線の谷間に食い込むこととなり、引き抜き強度が増大するものである。
【0013】
【発明の実施の形態】
次に、本発明に係る実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本発明の第1実施例は、図1乃至図3に示すように、斜張橋の斜材ケーブルを構成するPC鋼より線、例えば、7本のより線からなるストランド1の場合において、該ストランド1の先端部に被冠させる金属製若しくは合成樹脂製のキャップ11を形成する。
【0014】
前記キャップ11は、一端側が閉塞された筒状体で、その外径寸法が20mmである。そして、前記ストランド1の先端部を嵌合させる嵌合孔11aが軸芯aに沿ってキャップ11の他端側から穿設されている。なお、前記筒状体の一端側は、その全部が閉塞されていることを必要とするものでなく、ストランド1が貫通しなければよい。
【0015】
前記嵌合孔11aの直径が16mmである。そして、図2に示すように、前記嵌合孔11aは、その孔径の中心位置が前記軸芯aに対して偏倚して穿設されている。
【0016】
よって、例えば、前記偏倚させた量を1mmとすると、片側の肉厚の寸法t2がt2=1mmとなり、他側の肉厚寸法t1がt1=3mmとなる。そこで、この肉厚寸法t1=3mmの肉部分において、ネジ孔12を複数箇所、この第1実施例では2カ所にし、前記嵌合孔11aに貫通させて半径方向に設ける。
【0017】
更に、前記ネジ孔12,12の配設間隔であるピッチt3は、図3に示すように、ストランド1における、より線のピッチに合わせている。
【0018】
これにより、六角ネジ6を前記ネジ孔12に螺着し、ストランド1に向かってねじ込んだ場合、当該六角ネジ6の先端が、PC鋼より線のより線同士の谷間に食い込み、キャップ11の軸芯方向の引張力に対して強力に抵抗するようになるものである。
【0019】
以上のようにして形成されるキャップ11を使用すれば、ネジ孔12のネジ部が長くして確保され、それにより、六角ネジ6の頭部がキャップ11の表面から突出することが無くなると共に、六角ネジ6を十分に締め込むことができて高締付け力を維持できる。
【0020】
また、ネジ孔12,12のピッチt3が、ストランド1におけるより線のピッチと同じピッチにしてあるので、六角ネジ6がより線同士の谷間に食い込んで、引張力に強く抵抗し、ストランド1の先端部からのキャップ11の抜け防止効果が増すものである。
【0021】
こうして、従来例における施工と同様にして、キャップ11をストランド1の先端部に被冠させて、定着部の貫通孔にガイドしながら挿通させたり、当該キャップを介して先導体をストランド1に取り付けてガイド手段に挿通させたりするものである。
【0022】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明に係るケーブル用キャップは、一端側が閉塞されストランド用嵌合孔が穿設された筒状体と、該筒状体の半径方向に前記嵌合孔に連通させて穿設したネジ孔と、で形成されストランド先端部に被冠されるキャップであって、前記ストランド用嵌合孔が筒状体の軸芯に対し偏倚して穿設されているので、ネジ孔のネジ部が長くして確保されて六角ネジの頭部がキャップの表面から突出することが無くなり、ストランドを小さな貫通孔に挿通させる作業の際に、突出した六角ネジの頭部が挿通の邪魔をすると言う従来例の欠点が本発明で解消されると共に、その角ネジ6を十分に締め込むことができて高締付け力を維持できると言う優れた効果を奏する。
【0023】
また、前記ネジ孔が、キャップの軸芯に沿って複数箇所に設けられ、かつ、ストランドのより線のピッチに対応させて配設されるので、該ネジ孔に螺着される六角ネジがより線同士の谷間に食い込んで、キャップの軸芯方向の引張力に強く抵抗し、ストランドの先端部からの当該キャップの抜けを効果的に防止すると言う優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係るキャップの使用状態を説明する断面図である。
【図2】同本発明の第1実施例に係るキャップの一部を破断して示す正面図である。
【図3】ストランドに対するネジ孔の位置を示す説明図である。
【図4】従来例に係るキャップの使用状態説明図である。
【図5】同従来例に係るキャップの使用状態説明図である。
【図6】同従来例に係るキャップの使用状態の縦断面図である。
【図7】同従来例に係るキャップの断面図である。
【符号の説明】
1 ストランド、
2 主塔、
3 定着体、
3a 貫通孔、
4 パイロットワイヤ、
5,5a,11 キャップ、
6 六角ネジ、
7 ガイド手段、
8 先導体、
9 ボルト、
10,12 ネジ孔、
11a 嵌合孔。

Claims (2)

  1. 一端側が閉塞されストランド用嵌合孔が穿設された筒状体と、該筒状体の半径方向に前記嵌合孔に連通させて穿設したネジ孔と、で形成されストランド先端部に被冠されるキャップであって、前記ストランド用嵌合孔が筒状体の軸芯に対し偏倚して穿設されていることを特徴とするケーブル用キャップ。
  2. ネジ孔が、キャップの軸芯に沿って複数箇所に設けられ、かつ、ストランドのより線のピッチに対応させて配設されていることを特徴とする請求項1に記載のケーブル用キャップ。
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