JP3541490B2 - トルクコンバータ - Google Patents

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、トルクコンバータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来、自動変速機は、流体伝動装置としてのトルクコンバータを備え、クランクシャフトによって取り出されたエンジンの回転を、トルクコンバータを介して変速機構の入力軸に伝達する構造になっている。
前記トルクコンバータは、ポンプインペラ、タービンランナ、ステータ、ロックアップクラッチ装置及びダンパ装置によって構成される。そして、エンジンからの回転はフロントカバーを介してポンプインペラに伝達され、該ポンプインペラの回転に伴って発生する油の流れによってタービンランナを回転させ、該タービンランナの回転を入力軸に伝達するようになっている。
【0003】
この場合、車両が発進した後、あらかじめ設定された車速が得られると、ロックアップクラッチ装置が係合状態になり、エンジンの回転がトルクコンバータを介することなく入力軸に伝達される。
ところで、ロックアップクラッチ装置が係合状態になるのと同時にエンジンからの回転が入力軸に伝達されると、エンジンの出力トルクの急激な変動がそのまま伝達され、振動、騒音等を発生させてしまう。そこで、前記ロックアップクラッチ装置とタービンハブとの間にダンパ装置が配設される。該ダンパ装置においては、ロックアップクラッチピストンの外周縁部にスプリングが配設され、ドライブプレートの内周側から保持されるようになっている。そして、スプリングの一端が前記ドライブプレートによって押圧され、他端がドリブンプレートによって保持される。
【0004】
したがって、ロックアップクラッチ装置の係合に伴って伝達トルクがロックアップクラッチピストンに急激に伝達されると、前記スプリングは撓(たわ)み、撓んだ状態で伝達トルクを入力軸に伝達するとともに、伝達トルクの急激な変動を吸収する。
ところで、前記ロックアップクラッチピストンとスプリングとは、ロックアップクラッチ装置の係脱に伴って互いに繰り返し摺動(しゅうどう)させられ、表面が摩耗する。そこで、スプリングの保持部に摩擦防止部材を配設したり、前記ロックアップクラッチピストンの表面に浸炭(浸窒)焼入れ等の処理を施して表面を硬化させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来のトルクコンバータにおいては、スプリングの保持部に摩擦防止部材が配設されたトルクコンバータの場合、部品点数が多くなるだけでなく、作業が複雑になってしまう。また、ロックアップクラッチピストンの表面に浸炭、浸窒等の焼入れを施して表面を硬化させるようにしたトルクコンバータの場合、ロックアップクラッチピストンの平面部が大きく歪(ひず)むので、歪み矯正を施す必要があり、作業が一層複雑になってしまう。
【0006】
そこで、前記ロックアップクラッチピストンを鋼製とし、EB焼入れ、レーザ焼入れ等の焼入れによって、前記ロックアップクラッチピストンを焼入温度(オーステナイト化温度)に加熱して、フェライト・パーライトをオーステナイトにした後、自己放冷により焼入れを行うことによってマルテンサイトにすることが考えられる。
【0007】
ところが、焼入れを施すことによって均一なオーステナイトを得ようとすると、前記ロックアップクラッチピストンを焼入温度に対応させて設定されたオーステナイト変態時間だけ保持する必要があり、オーステナイト変態時間が長いと、熱伝導によってロックアップクラッチピストンの広範囲にわたり温度が上昇し、前記ロックアップクラッチピストンが精度変形したり、自己放冷が不十分になって焼入不良が発生したりする。
【0008】
その結果、トルクコンバータのフロントカバーとロックアップクラッチピストンとの係合及び解放を円滑に行うことができず、係合ショック及び解放ショックを発生させてしまう。
本発明は、前記従来のトルクコンバータの問題点を解決して、係合ショック及び解放ショックが発生するのを防止することができるトルクコンバータを提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】
そのために、本発明のトルクコンバータは、フロントカバーと出力軸との間に配設されたロックアップクラッチ装置と、該ロックアップクラッチ装置を作動させるロックアップクラッチピストンと、該ロックアップクラッチピストンと出力軸との間に配設され、前記ロックアップクラッチ装置の作動に伴って発生する伝達トルクの変動を吸収するダンパ装置とを有する。
【0010】
そして、前記ロックアップクラッチピストンは、鋼から成り、前記ダンパ装置のスプリングが接触する表面に被熱処理部が設定される。
また、該被熱処理部は、ロックアップクラッチピストンの平板部に設定された被熱処理領域、及びロックアップクラッチピストンの立上がり部に設定された被熱処理領域から成り、局部的に溶融させられた後、各被熱処理領域における溶融焼入れが交互に行われる。
本発明の他のトルクコンバータにおいては、さらに、前記被熱処理部は、局部的に溶融させられた後、焼入れが行われ、平板部に設定された被熱処理領域における溶融焼入れの消費エネルギーは、立上がり部に設定された被熱処理領域における溶融焼入れの消費エネルギーより小さくされる。
本発明の更に他のトルクコンバータにおいては、さらに、前記ロックアップクラッチピストンにおける前記フロントカバーと対向する面に摩擦材が配設され、該摩擦材が配設された面の裏側の近傍に前記被熱処理部が設定される。
【0011】
本発明の更に他のトルクコンバータにおいては、さらに、前記ロックアップクラッチピストンには、ダンパ装置のドライブプレートが塑性かしめによって固定される。
【0012】
【作用及び発明の効果】
本発明によれば、前記のようにトルクコンバータは、フロントカバーと出力軸との間に配設されたロックアップクラッチ装置と、該ロックアップクラッチ装置を作動させるロックアップクラッチピストンと、該ロックアップクラッチピストンと出力軸との間に配設され、前記ロックアップクラッチ装置の作動に伴って発生する伝達トルクの変動を吸収するダンパ装置とを有する。
【0013】
そして、前記ロックアップクラッチピストンは、鋼から成り、前記ダンパ装置のスプリングが接触する表面に被熱処理部が設定される。
また、該被熱処理部は、ロックアップクラッチピストンの平板部に設定された被熱処理領域、及びロックアップクラッチピストンの立上がり部に設定された被熱処理領域から成り、局部的に溶融させられた後、各被熱処理領域における溶融焼入れが交互に行われる。
この場合、熱伝導によってロックアップクラッチピストンの広範囲にわたって温度が上昇することがないので、各被熱処理領域間において熱的な干渉が発生することがない。したがって、焼きもどし、焼きなまし等が発生するのを防止することができる。
また、複数の被熱処理領域に同時に溶融焼入れを施すことができるので、熱処理時間を短縮することができる。
【0015】
そして、被熱処理部以外の部分においては、硬度が高くならないので、ロックアップクラッチピストンに対して塑性かしめ等の各種の塑性加工を施すことができる。
本発明の他のトルクコンバータにおいては、さらに、前記ロックアップクラッチピストンにおける前記フロントカバーと対向する面に摩擦材が配設され、該摩擦材が配設された面の裏側の近傍に前記被熱処理部が設定される。
【0016】
この場合、熱伝導によってロックアップクラッチピストンの広範囲にわたり温度が上昇することがないので、前記ロックアップクラッチピストンの精度変形が発生するのを防止することができる。したがって、フロントカバー側の面に精度変形が発生するのを防止することができるので、摩擦材の表面が極めて平坦になる。その結果、ロックアップクラッチ装置の作動に伴って振動が発生するのを防止することができ、係合ショック及び解放ショックが発生するのを防止することができる。
【0018】
本発明の更に他のロックアップクラッチピストンにおいては、さらに、前記ロックアップクラッチピストンには、ダンパ装置のドライブプレートが塑性かしめによって固定される。
【0019】
この場合、熱伝導によってロックアップクラッチピストンの広範囲にわたり温度が上昇することがないので、被熱処理部以外の部分において塑性かしめを施すことができる。したがって、作業を簡素化することができ、トルクコンバータのコストを低くすることができる。
【0020】
【実施例】
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら詳細に説明する。
なお、この場合、トルクコンバータを例に採って説明するが、焼入れを施す必要がある、あらゆる部材に本発明を適用することができる。
図1は本発明の第1の実施例におけるトルクコンバータの縦断面図、図2は本発明の第1の実施例におけるトルクコンバータの平面図である。
【0021】
図において、トルクコンバータは、ポンプインペラ11、該ポンプインペラ11と共にトーラスを構成するタービンランナ12、ステータ13、ロックアップクラッチ装置14及びダンパ装置15によって構成される。
そして、図示しないクランクシャフトを介して伝達されたエンジンの回転は、フロントカバー16に伝達され、該フロントカバー16に固定されたポンプインペラ11に伝達される。この場合、該ポンプインペラ11が回転すると、トーラス内の油が軸の周囲を回転し、遠心力が加わってポンプインペラ11、タービンランナ12及びステータ13間を循環させられる。
【0022】
車両の発進時等、前記ポンプインペラ11が回転を開始したばかりでタービンランナ12との回転速度差が大きい場合、前記タービンランナ12から流れ出た油はポンプインペラ11の回転を妨げる方向に流れる。そこで、ポンプインペラ11とタービンランナ12との間にステータ13が配設され、両者の回転速度差が大きいときに、前記ステータ13は、ポンプインペラ11の回転を助ける方向に油の流れを変換する。
【0023】
そして、前記タービンランナ12の回転速度が高くなり、タービンランナ12とポンプインペラ11との回転速度差が小さくなると、ステータ13のブレード31の表側に当たっていた油が裏側に当たるようになって、油の流れが妨げられるようになる。
そこで、前記ステータ13を一定方向にのみ回転可能とするワンウェイクラッチ17が前記ステータ13の内周側に配設される。したがって、油がブレード31の裏側に当たるようになると、ステータ13は自然に回転するようになるので、前記油は円滑に循環することができる。また、ワンウェイクラッチ17のアウタレース18はステータ13に固定され、インナレース19は図示しない自動変速機のケースに固定される。
【0024】
このように、トルクコンバータは、ポンプインペラ11とタービンランナ12との回転速度差が大きいときには、トルク変換機として作動させられてトルクを増幅し、回転速度差が小さいときには、流体継手として作動させられる。
次に、ロックアップクラッチ装置14について説明する。
この場合、車両が発進した後、あらかじめ設定された車速が得られると、ロックアップクラッチ装置14が係合状態に置かれる。したがって、エンジンの回転がトルクコンバータを介することなく変速機構の入力軸に伝達されるので、燃費を良くすることができる。前記ロックアップクラッチ装置14は、図示しないロックアップリレーバルブによって油の供給が切り換えられて作動し、ロックアップクラッチピストン21が軸方向に移動することによって該ロックアップクラッチピストン21とフロントカバー16との係脱が行われる。
【0025】
そのために、前記ロックアップクラッチピストン21とフロントカバー16との間に解放側油室R1が、ロックアップクラッチピストン21とタービンランナ12との間に係合側油室R2が形成される。したがって、解放側油室R1に油が供給されると、ロックアップクラッチ装置14が解放状態に置かれ、係合側油室R2に油が供給されると、ロックアップクラッチ装置14が係合状態に置かれる。
【0026】
そして、ロックアップクラッチピストン21とフロントカバー16とが摩擦材20を介して係合させられるときには、クランクシャフトの回転が、フロントカバー16、ロックアップクラッチピストン21、ダンパ装置15及び出力部材としてのタービンハブ23を介して、図示しない入力軸に直接伝達される。そのために、前記タービンハブ23の内周にスプライン溝23aが形成され、該スプライン溝23aによってタービンハブ23と前記入力軸とがスプライン嵌合(かんごう)されるようになっている。
【0027】
なお、61はタービンハブ23とフロントカバー16との間に配設されたスラストベアリング、65はステータ13とタービンハブ23との間に配設されたスラストベアリング、66はステータ13とスリーブ67との間に配設されたスラストベアリングである。
前記ダンパ装置15は、ロックアップクラッチピストン21とフロントカバー16との係脱時に発生する伝達トルクの変動を吸収するためのものであり、ダボかしめ58によってロックアップクラッチピストン21に固定され、該ロックアップクラッチピストン21と一体的に回転させられるドライブプレート57、該ドライブプレート57と対向させて配設され、前記タービンランナ12と一体に回転させられるドリブンプレート32及びスプリング33、34から成る。
【0028】
該スプリング33は、ロックアップクラッチピストン21の円周方向における8箇所に配設された第1ステージ用のものであり、スプリング34は、ロックアップクラッチピストン21の円周方向における4箇所に配設された第2ステージ用のものであり、前記スプリング34はスプリング33内に一つ置きに配設される。そして、前記スプリング34はスプリング33より径が小さく、かつ、短く設定され、スプリング33の捩(ね)じれ角が設定値になって、伝達トルクが屈曲点トルクに到達した後に撓(たわ)み始める。
【0029】
したがって、前記フロントカバー16から摩擦材20を介して伝達された回転は、前記ダンパ装置15を介してタービンハブ23に伝達されるが、この場合、スプリング33、34が収縮し、回転が伝達される際の伝達トルクの変動を吸収する。また、エンジンの出力トルクの急激な変動が図示しない変速装置に伝達されることによって振動、騒音等が発生するのを防止することができる。
【0030】
前記ポンプインペラ11及びタービンランナ12は、それぞれブレード41、42、該ブレード41、42の両側に配設されたアウタシェル43、44及びインナコア45、46によって構成される。そして、タービンランナ12のアウタシェル44は、ドリブンプレート32と共に、リベット47によってタービンハブ23と連結される。
【0031】
ところで、前記ロックアップクラッチピストン21は軸方向に延び、前記タービンハブ23に形成された摺動(しゅうどう)面に沿って軸方向に摺動する第1の立上がり部51、該第1の立上がり部51から径方向外方に延びる第1の平板部52、該第1の平板部52から径方向外方に延びる湾曲部53、該湾曲部53から径方向外方に延びる第2の平板部54、及び該第2の平板部54から軸方向に延びる第2の立上がり部55から成る。
【0032】
そして、前記湾曲部53は第1の平板部52及び第2の平板部54よりエンジン側に突出させられ、前記第2の平板部54と第2の立上がり部55との間にスプリング33の保持部が構成される。
この場合、前記ロックアップクラッチピストン21の最外周部分に前記スプリング33を配設することができるので、フロントカバー16と前記トーラスとの間に形成される空間を十分に利用することが可能になり、スプリング33の径を大きく設定することができる。したがって、該スプリング33のばね定数を小さくし、その結果、固有振動数を小さくすることができる。
【0033】
また、前記ロックアップクラッチピストン21と共にスプリング33、34を包囲して保持するとともに、ロックアップクラッチピストン21の回転をスプリング33、34に伝達するために、ロックアップクラッチピストン21の円周方向における8箇所に扇状のドライブプレート57が配設され、該ドライブプレート57はダボかしめ58によってロックアップクラッチピストン21に固定される。前記ドライブプレート57は、前記第2の立上がり部55と対向させて立ち上げて形成された湾曲部Q1を円周方向における両端に有し、該湾曲部Q1によってスプリング33の内側保持部が形成される。
【0034】
また、前記ドライブプレート57の中央には、ロックアップクラッチ装置14が係合状態に置かれてロックアップクラッチピストン21が正方向(図2における反時計回り方向)に回転する際(以下「正駆動時」という。)、及びエンジンブレーキ時等においてロックアップクラッチピストン21が逆方向(図2における時計回り方向)に回転する際(以下「逆駆動時」という。)に、いずれもスプリング33を押圧するスプリング押圧部Mが形成される。該スプリング押圧部Mにおいては、正駆動時に押圧面Maが、逆駆動時に押圧面Mbがスプリング33の端面に当たる
そして、前記スプリング押圧部Mは、スプリング33の端面に沿って延びる湾曲部M1、前記第2の立上がり部55に沿って立ち上がる立上がり部M2、及び前記第2の立上がり部55に形成された係止溝55aと係合させられる係止部M3から成る。
【0035】
一方、前記ドリブンプレート32は前記タービンランナ12に沿って径方向に延び、前記スプリング33に対応させて係止部Tが形成される。該係止部Tは、ロックアップクラッチピストン21の正駆動時及び逆駆動時にスプリング33を保持する。そして、前記係止部Tにおいては、正駆動時に押圧面Taが、逆駆動時に押圧面Tbがスプリング33の端面にそれぞれ当たる。
【0036】
また、前記係止部Tは、前記スプリング押圧部Mとほぼ平行に配設され、スプリング33の端面に沿って湾曲部M1とほぼ平行に延びる湾曲部T1及び前記第2の立上がり部55に沿って立上がり部M2とほぼ平行に立ち上がる立上がり部T2から成る。
なお、前記スプリング33、34の両端面は、スプリング押圧部M及び係止部Tによって押圧されるので、摩耗しやすい。そこで、前記スプリング33、34の両端面にスプリングシート71、72が配設される。また、スプリング押圧部Mに湾曲部M1が、係止部Tに湾曲部T1が形成され、スプリングシート71、72との接触面積が広くされる。したがって、スプリング押圧部M、係止部T及びスプリングシート71、72の耐摩耗性を向上させることができる。
【0037】
また、前記ロックアップクラッチピストン21の正駆動時に、スプリング33は、スプリング押圧部Mによって押圧されるとともに係止部Tによって保持される。そして、前記スプリング33が圧縮されるに従って、スプリング押圧部Mと係止部Tとの間の距離が短くなり、該係止部Tの押圧面Taが湾曲部Q1に当たると、スプリング33の圧縮が停止される。このように、前記湾曲部Q1は係止部Tのストッパとして機能する。
【0038】
ところで、前記ロックアップクラッチピストン21の正駆動時及び逆駆動時において、前記スプリング33は圧縮させられるようになっているので、第2の平板部54とスプリング33とは繰り返し摺動することになる。そこで、第2の平板部54がスプリング33との摺動によって摩耗しないように、スプリング33と対向する環状の被熱処理領域AR1に、高密度エネルギー照射、例えば、電子ビーム照射による溶融焼入れ(EB溶融焼入れ)が施される。
【0039】
また、前記ロックアップクラッチピストン21の回転に伴って、スプリング33は遠心力を受け、前記第2の立上がり部55に押し付けられる。したがって、前記ロックアップクラッチピストン21の正駆動時及び逆駆動時において、前記第2の立上がり部55とスプリング33とは繰り返し摺動することになる。そこで、第2の立上がり部55がスプリング33との摺動によって摩耗しないように、スプリング33と対向する環状の被熱処理領域AR2にも溶融焼入れが施される。
【0040】
次に、溶融焼入れを行うための溶融焼入装置について説明する。
図3は本発明の第1の実施例における溶融焼入装置の断面図である。
図において、81は密封構造を有する真空加工室ケース、82は該真空加工室ケース81によって包囲された真空加工室、83は該真空加工室82内に真空を形成するための真空排気系である。前記真空加工室82内には、回転テーブル85が回転自在に配設され、前記真空加工室ケース81の外に配設されたモータ86によって回転させられる。前記回転テーブル85の上にロックアップクラッチピストン21が、回転テーブル85との中心を合わせて載置される。
【0041】
また、前記真空加工室ケース81の所定位置には、ビーム管87が接続され、該ビーム管87の一端に電子ビームガン88が配設される。
そして、該電子ビームガン88の下流側に、電子ビームガン88において発生させられた電子ビームBMを集束させる第1集束レンズ89が、該第1集束レンズ89の下流側に、電子ビームBMを更に集束させる第2集束レンズ90が、該第2集束レンズ90の下流側に、電子ビームBMを偏向して照射位置を変える偏向レンズ91が配設される。
【0042】
また、前記電子ビームガン88には高電圧電源92が接続され、前記第1集束レンズ89、第2集束レンズ90及び偏向レンズ91には、EB集束・偏向制御アンプ93が接続されるとともに、前記真空排気系83、高電圧電源92及びEB集束・偏向制御アンプ93を制御装置94によって制御することができるようになっている。
【0043】
次に、溶融焼入方法について説明する。
図4は鉄・炭素系状態図、図5は炭素鋼のT.T.A.曲線図、図6は炭素鋼のT.T.T.曲線図である。なお、図4において、横軸に炭素含有量を、縦軸に温度を、図5及び6において、横軸に時間を、縦軸に温度を採ってある。
図4において、αはパーライトの領域、γはオーステナイトの領域、Lは融体の領域、L1は溶融焼入れによる組織変化を示す線である。
【0044】
本実施例においては、被熱処理部材としてのロックアップクラッチピストン21(図3)は、鋼、例えば、炭素含有量が少ない炭素鋼(低炭素鋼)によって形成され、前記ロックアップクラッチピストン21の被熱処理部P1が1500〔℃〕以上の溶融温度に加熱されて溶融させられた後、自己放冷によって焼入れが行われる。このとき、被熱処理部P1の組織は線L1に沿って変化し、フェライト・パーライトが加熱され溶融させられて融体になり、凝固してオーステナイトになる。そして、オーステナイトになった後、自己放冷によって焼入れが行われるとマルテンサイトになる。したがって、被熱処理部P1の表面の硬度を高くすることができるので、耐摩耗性を向上させることができる。
【0045】
ところで、前記被熱処理部P1に通常のEB焼入れを施した場合、図5から分かるように、加熱したときの温度が高いほど被熱処理部P1の組織をオーステナイトにするのに必要なオーステナイト変態時間が短くなる。
そして、被熱処理部P1に本実施例の溶融焼入れを施した場合、被熱処理部P1の素材は、炭素鋼の融点直下温度におけるオーステナイト変態終了時間以内の時間だけ1500〔℃〕以上に加熱され溶融させられる。したがって、被熱処理部P1の組織を瞬時にオーステナイトにすることができる。
【0046】
すなわち、図5において、被熱処理部P1の素材を加熱し、ハッチングで示される領域ARM において溶融させ、直ちに自己放冷によって焼入れが行われる。この場合、線L1で示すように、0.05〔s〕程度で溶融させ焼入れを行ったり、線L3で示すように、0.5〔s〕程度で溶融させ焼入れを行ったり、線L2で示すように、1〔s〕程度で溶融させ、一定時間だけ溶融状態を保持した後、焼入れを行ったりすることもできる。
【0047】
なお、本実施例においては、例えば、0.05〔s〕以内のわずかな時間で溶融させ焼入れを行うようにしている。
このようにして、被熱処理部P1の周辺において熱伝導によって温度が上昇するのを抑制することができるので、ロックアップクラッチピストン21に蓄積される熱量がその分少なくなり、自己放冷効果を高くすることができる。
【0048】
その結果、焼入硬化層の深さに対するロックアップクラッチピストン21の肉厚を小さくすることができる。例えば、通常のEB焼入れにおける限界の1/2程度にロックアップクラッチピストン21の肉厚を小さくすることができる。
また、該ロックアップクラッチピストン21の被熱処理部P1をわずかな時間で前記マルテンサイトの変態開始温度以下に冷却することができるので、図6から分かるように、被熱処理部P1にベーナイト等の組織が形成されることがない。したがって、焼入不良が発生するのを防止することができる。そして、焼入硬化層の深さを小さくすることができるので、被熱処理部P1の表面において、波打ちが生じるのを防止することができる。また、被熱処理部P1の素材を一旦溶融させた後に凝固させるようになっているので、表面の面粗さを改善することができる。
【0049】
さらに、熱伝導によってロックアップクラッチピストン21の広範囲にわたって温度が上昇することがないので、前記ロックアップクラッチピストン21の精度変形が発生するのを防止することができる。例えば、ロックアップクラッチピストン21の前記フロントカバー16側の面に精度変形が発生するのを防止することができるので、摩擦材20の表面を極めて平坦にすることができる。したがって、ロックアップクラッチ装置14を円滑に係合させることができる。
【0050】
また、この場合、炭素含有量が極めて少ないので、溶融焼入れ後に形成されるマルテンサイトの組織がその分少なくなる。したがって、ロックアップクラッチピストン21の熱膨張率を小さくすることができ、焼割れの発生を防止することができる。
さらに、被熱処理部P1以外の部分においては、硬度が高くならないので、ロックアップクラッチピストン21に対して塑性かしめ等の各種の塑性加工を施すことができる。本実施例においては、ロックアップクラッチピストン21に対してダボかしめ58を施すことができる。したがって、リベットかしめを行う必要がなくなるので、作業を簡素化することができるだけでなく、コストを低くすることができる。
【0051】
ところで、溶融焼入れにおいては、電子ビームガン88(図3)において発生させられた電子ビームBMがロックアップクラッチピストン21の被熱処理部P1に照射されるようになっている。この場合、偏向レンズ91によって電子ビームBMを偏向させ、照射箇所を任意に変更することができるので、同時に複数箇所を加工することができる。
【0052】
図7は本発明の第1の実施例における被熱処理領域を示す図、図8は本発明の第1の実施例における電子ビームの照射状態図、図9は本発明の第1の実施例における電子ビームの照射手順を示す図、図10は本発明の第1の実施例における偏向波形を示す図である。なお、図10において、横軸に時間tを、縦軸に偏向波形の電圧VE を採ってある。
【0053】
図7において、21はロックアップクラッチピストン、33はスプリング、54は被熱処理領域AR1が設定される第2の平板部、55は被熱処理領域AR2が設定される第2の立上がり部である。なお、前記被熱処理領域AR1、AR2は、いずれも、ロックアップクラッチピストン21の全周にわたって設定される。
【0054】
そして、図8に示すように、前記電子ビームガン88からの電子ビームBMは、偏向レンズ91によって電子ビームBMを偏向させ、被熱処理領域AR1、AR2に交互に電子ビームBMを照射することによって、同時に溶融焼入れを行うことができる。
そのために、図9に示すように、二つの円偏向軌跡C1、C2によって電子ビームBMが照射される。この場合、各円偏向軌跡C1、C2によってそれぞれ被熱処理領域AR1、AR2に電子ビームBMが照射され、その間、回転テーブル85が回転させられる。したがって、被熱処理領域AR1、AR2における電子ビームBMの軌跡が矢印H方向に移動する。
【0055】
なお、各円偏向軌跡C1、C2は、x軸方向及びy軸方向において正弦波の偏向波形を発生させ、偏向を組み合わせることによって形成される。また、各円偏向軌跡C1、C2を切り換え、被熱処理領域AR1、AR2において交互に電子ビームBMを照射するために、図10に示すような偏向波形w1が発生させられ、該偏向波形w1と前記y軸方向における偏向波形とが重ねられる。
【0056】
したがって、電圧VE が正の値を採る時間t1 の間に被熱処理領域AR1に電子ビームBMが照射され、電圧VE が負の値を採る時間t2 の間に被熱処理領域AR2に電子ビームBMが照射される。
この場合、熱伝導によってロックアップクラッチピストン21の広範囲にわたって温度が上昇することがないので、各被熱処理領域AR1、AR2間の熱的な干渉がなく、焼きもどし、焼きなまし等が発生することがない。
【0057】
また、複数の被熱処理領域AR1、AR2に同時に溶融焼入れを施すことができるので、熱処理時間を短縮することができる。
ところで、第2の立上がり部55においては、スプリング33の遠心力が加わるので、耐摩耗性を高くする必要があるのに対して、第2の平板部54においては、スプリング33の遠心力は加わらないので第2の立上がり部55ほど耐摩耗性を高くする必要がない。そこで、前記偏向波形w1の時間t1 を短く、時間t2 を長く設定することによって、被熱処理領域AR1を被熱処理領域AR2より柔らかくすることができる。したがって、溶融焼入れの消費エネルギーを小さくすることができるだけでなく、処理時間を短くすることができる。
【0058】
次に、本発明の第2の実施例について説明する。
図11は本発明の第2の実施例における電子ビームの照射手順を示す図、図12は本発明の第2の実施例における偏向波形を示す図である。なお、図12において、横軸に時間tを、縦軸に偏向電圧VE を採ってある。
この場合、図11に示すように、二つの面偏向軌跡C3、C4によって電子ビームBM(図8)が照射される。この場合、各面偏向軌跡C3、C4によってそれぞれ被熱処理領域AR1、AR2に電子ビームBMが照射され、その間、回転テーブル85が回転させられる。したがって、被熱処理領域AR1、AR2における電子ビームBMの軌跡が矢印H方向に移動する。
【0059】
なお、各面偏向軌跡C3、C4は、x軸方向及びy軸方向において三角波の偏向電圧を発生させることによって形成される。また、各面偏向軌跡C3、C4を切り換え、被熱処理領域AR1、AR2において電子ビームBMを照射するために、図12に示すような偏向波形w1と前記x軸方向及びy軸方向における三角波とが重ねられる。また、円偏向及び面偏向を組み合わせたり、線、楕円等によって偏向させたりすることもできる。
【0060】
次に、本発明の第3の実施例について説明する。
図13は本発明の第3の実施例におけるトルクコンバータの要部断面図である。
図において、21はロックアップクラッチピストン、54は第2の平板部、55は第2の立上がり部、57はドライブプレート、AR1、AR2は被熱処理領域である。
【0061】
また、98はトックスかしめであり、該トックスかしめ98によってドライブプレート57はロックアップクラッチピストン21に固定される。
なお、本発明は前記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるトルクコンバータの縦断面図である。
【図2】本発明の第1の実施例におけるトルクコンバータの平面図である。
【図3】本発明の第1の実施例における溶融焼入装置の断面図である。
【図4】鉄・炭素系状態図である。
【図5】炭素鋼のT.T.A.曲線図である。
【図6】炭素鋼のT.T.T.曲線図である。
【図7】本発明の第1の実施例における被熱処理領域を示す図である。
【図8】本発明の第1の実施例における電子ビームの照射状態図である。
【図9】本発明の第1の実施例における電子ビームの照射手順を示す図である。
【図10】本発明の第1の実施例における偏向波形を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施例における電子ビームの照射手順を示す図である。
【図12】本発明の第2の実施例における偏向波形を示す図である。
【図13】本発明の第3の実施例におけるトルクコンバータの要部断面図である。
【符号の説明】
14 ロックアップクラッチ装置
15 ダンパ装置
16 フロントカバー
20 摩擦材
21 ロックアップクラッチピストン
33、34 スプリング
51 第1の立上がり部
55 第2の立上がり部
57 ドライブプレート
P1 被熱処理部
AR1、AR2 被熱処理領域

Claims (7)

  1. ロントカバーと出力軸との間に配設されたロックアップクラッチ装置と、該ロックアップクラッチ装置を作動させるロックアップクラッチピストンと、該ロックアップクラッチピストンと出力軸との間に配設され、前記ロックアップクラッチ装置の作動に伴って発生する伝達トルクの変動を吸収するダンパ装置とを有するとともに、前記ロックアップクラッチピストンは、鋼から成り、前記ダンパ装置のスプリングが接触する表面に被熱処理部が設定され、該被熱処理部は、ロックアップクラッチピストンの平板部に設定された被熱処理領域、及びロックアップクラッチピストンの立上がり部に設定された被熱処理領域から成り、局部的に溶融させられた後、各被熱処理領域における溶融焼入れが交互に行われることを特徴とするトルクコンバータ。
  2. 前記被熱処理部は、局部的に溶融させられた後、焼入れが行われ、平板部に設定された被熱処理領域における溶融焼入れの消費エネルギーは、立上がり部に設定された被熱処理領域における溶融焼入れの消費エネルギーより小さくされる請求項1に記載のトルクコンバータ。
  3. 前記ロックアップクラッチピストンにおける前記フロントカバーと対向する面に摩擦材が配設され、該摩擦材が配設された面の裏側の近傍に前記被熱処理部が設定される請求項1又は2に記載のトルクコンバータ。
  4. 前記ロックアップクラッチピストンには、ダンパ装置のドライブプレートが塑性かしめによって固定される請求項1又は2に記載のトルクコンバータ。
  5. 前記被熱処理部は、高密度エネルギー照射を行うことによって、炭素鋼の融点直下温度におけるオーステナイト変態終了時間以内の時間だけ加熱され溶融させられた後、自己放冷によってマルテンサイト変態開始温度以下に冷却して焼入れが行われる請求項1〜4のいずれか1項に記載のトルクコンバータ。
  6. 前記高密度エネルギー照射は、所定の形状の軌跡が得られるように電子ビームを収束させるとともに偏向させ、かつ、所定の形状の軌跡を前記被熱処理部の表面上においてロックアップクラッチピストンに対して移動させることによって行われる請求項5に記載のトルクコンバータ。
  7. 前記高密度エネルギー照射によって0.05秒以内に前記被熱処理部が局部的に溶融させられる請求項5に記載のトルクコンバータ。
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