JP3539565B2 - 輪転機のウェブ紙保持装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、ウェブ紙に作用する引き戻し力によって、例えば、予め定められた所定の力が付与されていて走行するウェブ紙の走行張力に抗しながら移動するフローティングローラーの復帰移動やウェブ紙の自重などによって、輪転機が停止したときにウェブ紙が引き戻されないようにウェブ紙を保持する輪転機のウェブ紙保持装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
巻取紙を有する給紙部を備え、そこから供給されるウェブ紙に印刷する輪転機においては、印刷が行われてないとき、通常、印刷胴は、ウェブ紙から離れるようになっており、印刷部を通るウェブ紙は、印刷胴による抵抗を受けないようになっている。
【0003】
そこで、輪転機が何らかの理由で運転を停止したとき、輪転機のローラーの外周面に接して案内されるウェブ紙が、フローティングローラーの復帰移動やウェブ紙の自重などの力によって、走行方向と反対方向に引き戻されないように、ローラーの外周面上においてウェブ紙の戻りを防止しウェブ紙を保持しようとするウェブ紙保持装置が従来から開発されており、その従来の技術におけるウェブ紙保持装置としては、例えば、特開平10−264354号公報に開示されているものがある。
【0004】
特開平10−264354号公報に開示されているものは、輪転機の印刷部と折部との間に設けられたウェブ紙の保持装置であり、自由に回転し得る案内ローラーに案内されるウェブ紙が走行中に破断し又は突然の張力低下をきたし、輪転機が緊急停止したとき、フレキシブルな剛毛を有するウェブ紙保持部材を一時的に作動させ案内ローラーの外周面上の当該ウェブ紙を押さえ込むもので、本来の走行方向とは反対の方向ヘウェブ紙が移動又は滑り落ちるのを防止しウェブ紙を保持しようとする装置である。
【0005】
ウェブ紙が走行中に破断し又は突然の張力低下をきたす異常が発生すると、印刷胴がウェブ紙から離れ印刷を中止し、輪転機が緊急に停止すべく異常停止が行われる。このとき、案内ローラーは、しばらくの間その慣性力によって回転する。そして、案内ローラーがウェブ紙の保持装置を備えている場合には、ウェブ紙保持部材が作動し、回転している案内ローラーの外周面上のウェブ紙の上面を剛毛の毛先で弾性的に押さえ付ける。
【0006】
そして、ウェブ紙保持部材が押し付けられながら慣性力で回転している案内ローラーは、その外周面の摩擦力によってウェブ紙を下流側へ送ろうとし、上流側のウェブ紙を弛みなく張る。
即ち、その装置は、前記緊急停止時に、ウェブ紙保持部材の駆動手段の作動によってウェブ紙保持部材の剛毛を角変位させ、案内ローラーの外周面上のウェブ紙を、剛毛の毛先で弾性的に押さえ付け保持しようとするものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
上記従来の技術としての特開平10−264354号公報に開示されているものにおいては、輪転機が緊急に停止すべく異常停止が行われ、案内ローラーがしばらくの間その慣性力によって回転した後、やがて停止すると、印刷胴による拘束が解かれたウェブ紙の自重や給紙部のフローティングローラーの復帰移動する力が、ウェブ紙を介して案内ローラーに作用し、この力によって案内ローラーが反対方向に回り出し、破断してないウェブ紙では弛みが生じ、再印刷するときに皺が生じることがあり、一方、破断したウェブ紙ではローラーから滑り落ちてしまい、その対応作業に労力を要し、且つ再印刷の立上げに時間を要するという問題がある。
【0008】
又、新聞輪転機では、高速化と機能の多様化に伴い、駆動装置を分散配置させた単独駆動方式の輪転機、いわゆるシャフトレス輪転機が主流となりつつあり、近年、この輪転機が盛んに採用されている。シャフトレス輪転機では、各駆動装置間を連結する伝動軸が無く、また、各駆動装置が分担する駆動系の動力源は小さくて済むので、回転部分が極めて軽く回転するようになっている。従って、シャフトレス輪転機が停止しているときには、走行経路に張り巡らされているウェブ紙を手繰り寄せると、案内ローラー、ウェブ紙を強制的に走行させるドラッグローラー及び折胴が、ウェブ紙に作用する力によって回る虞れがある。
【0009】
そして、シャフトレス輪転機では、強制的にウェブ紙を送り出す働きをするドラツグローラーや他の回転部材が、停止中に前記した力によって回され、不都合を起こすことがある。即ち、シャフトレス輪転機が通常の運転を終了して正常に停止した後、給紙部のフローティングローラーの復帰移動によるウェブ紙の引戻しや上下方向に張られたウェブ紙の自重などによるウェブ紙を介して作用する力に耐えかねて、折部の上方にあって常時ウェブ紙を紙押えローラーで押し付けられているフォーマー上方のドラッグローラーが、反対方向に回り出し、ウェブ紙が上流側に引き戻されることがある。
【0010】
その結果、折部に達し保持手段である針が先行端に突き刺さることによって、保持されているウェブ紙が上流側に引き戻されて、このウェブ紙が針に裂かれるような形となって針から外れることがある。そして、このままの状態で再印刷の立上げを行うと、ウェブ紙が折胴の回転に従って移動しないで、折部での紙詰まりが発生するので、その防止のための事前作業に労力と時間を要するという問題がある。
【0011】
また、ウェブ紙を多数枚重ねて多数ページの印刷物を印刷しているときは、重ねられた多数枚のウェブ紙は、保持手段である針が先行端に刺さることによって折胴の外周面に保持されるので、場合によっては、この多数枚のウェブ紙を介しての引戻しの力が一斉に作用することによって折胴が回され、印刷胴と折胴との位相が変化し再印刷の立上げに際し印刷画像と切断線が一致しない不良印刷物を多数発生させ、また、回転する位相によっては、ウェブ紙の先端が針から抜けてしまうことがあり、上記と同様に再印刷の立上げに際し折部での紙詰りが起こらないようにするための事前作業に労力と時間を要するという課題がある。
【0012】
従って、既述のようにウェブ紙の保持装置が必要となるが、案内ローラーの外周面上のウェブ紙を、剛毛の毛先で弾性的に押さえ付け保持しようするだけの上記の従来の技術のウェブ紙保持装置では、容易に理解できるようにその問題は解消されない。
【0013】
この発明は、上記従来の技術が抱えていた問題を一挙に解消しようとするもので、輪転機の印刷中に生じるウェブ紙の破断又は突然の張力低下による緊急の異常停止、及び輪転機の通常運転の終了による正常停止において、ウェブ紙が走行方向に対して反対方向に引き戻されないようにローラーの外周面に接するウェブ紙を当該ローラーの外周面に、紙押えローラーで押え、且つそのローラーの回転を制止し、ローラーの外周面上にあるウェブ紙を確実に保持することによって、ウェブ紙の弛み、ローラーからの滑り落ち、折胴の針からの抜けなどを防止し、輪転機の運転立上げに要する労力を軽減させ、且つ作業時問を短縮させ得る輪転機のウェブ紙保持装置を提供することを目的とするものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の輪転機のウェブ紙保持装置は、給紙部から供給されるウェブ紙が印刷部を経て折部へ至る経路を形成し、外周面にウェブ紙が巻き掛けられるローラーを備えた輪転機において、少なくとも1つのローラーに対応させて設けられており、輪転機の停止時には当該ローラーを制止し、輪転機の運転時には当該ローラーを回転可能にする制止手段と、制止手段が設けられたローラーと対応して設けられ、当該ローラーに対し接近することが可能であると共に離隔することが可能であり、少なくとも輪転機の停止時に当該ローラーに対し押付け力が働く紙押え手段とから構成されている。
【0015】
そして、制止手段は、ローラーの端部側に設けられた流体圧作動又は電磁力作動の制動部と、制動部の動作を制御する制御部とを具備している。
ウェブ紙保持装置が設けられるローラーとしては、上流側のウェブ紙を折部に送り込むフォーマー上方のドッラグローラーを含むドラッグローラー及び案内ローラーの各ローラーのいずれでもよく、その適宜の組合せでもよい。
【0016】
輪転機の停止時には、印刷部を経て折部へ至る経路を形成するドッラグローラー及び案内ローラーの適宜のローラーの回転が制止され、且つその回転が制止されたローラーに紙押え手段によりウェブ紙が押し付けられる。従って、ウェブ紙に働く重力や張力によりローラーが回転したり、ウェブ紙がローラーの外周面上を滑ったりすることがないので、ウェブ紙は移動することがない。
【0017】
【発明の実施の形態】
次に、この発明の実施の形態における輪転機のウェブ紙保持装置を図面を参照して説明する。
この発明の実施の形態におけるウェブ紙保持装置が適用される輪転機として、例えば図9及び図10には、新聞用シャフトレスオフセット輪転機(以下、輪転機という)が示されている。
【0018】
図9及び図10に示すように、輪転機Pは、夫々多段の印刷胴Tを持つ複数基の印刷部Q、印刷部Q毎の図示しない給紙部及び複数基の折胴Uを備えた折部Rを具備しており、フローティングローラーを備えた給紙部から印刷部Qの印刷胴Tを経由して折部Rに至るウェブ紙Wの走行経路が、ウェブ紙Wを案内する案内ローラー(第1案内ローラー2、第2案内ローラー3・・・)、ウェブ紙Wを案内し走行させるドラッグローラー(第1ドラッグローラー40、第2ドラッグローラー41、第3ドラッグローラー42・・・)、及びターンバーなどのウェブ紙案内部材によって形成されている。
【0019】
そして、輪転機Pが運転されることにより、フローティングローラーを備えた図示しない給紙部から供給されるウェブ紙W、・・・は、図9に示すように印刷部Q、・・・を経て印刷され、経路途上にある各案内ローラーやドラッグローラーを経て走行する。
【0020】
通常、図10に示すように、走行する幅の広いウェブ紙W、・・・は、折部Rの上流で図示しないスリッターによって走行方向に切り裂かれ、一方が他方に重ねられて1つのフォーマーSに導かれ、又は、2つ並んだフォーマーS、Sの幅に対応するように図示しないスリッターによって走行方向に切り裂かれ、左右に分かれたフォーマーS、Sに導かれて折部Rへ案内される。そして、折部Rへ案内されたウェブ紙W、・・・は、折胴Uの針U1に刺されながら折畳み処理され印刷物として排出される。
【0021】
この発明の実施の形態での輪転機におけるドラッグローラーを備えるドラッグローラー装置には、例えば、図1乃至図3に示すような2本1対のドラッグローラー(第1ドラッグローラー40、第2ドラッグローラー41)を備えたローラー装置(第1ドラッグローラー装置4)や図4及び図5に示すような単一のドラッグローラー(第3ドラッグローラー42)を備えたローラー装置(第2ドラッグローラー装置4a)がある。
【0022】
第1ドラッグローラー装置4は、ウェブ紙Wを確実に引く場合に用いられ、例えば、特に、折部RのフォーマーSの直ぐの上流側に設けられており、複数枚重ね合わされたウェブ紙Wを確実に引くために、第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41に対向する2台1対の紙押え手段(第1紙押え手段5、第2紙押え手段6)を備えている。
【0023】
各印刷部Qで印刷されたウェブ紙Wが複数枚重ね合わされたものの上下両面の一面に上流側の第1ドラッグローラー40が、他面に下流側の第2ドラッグローラー41が夫々接触するようになっており、両ドラッグローラー共に、輪転機の運転中には、版胴の周速よりも適宜速い周速で回転駆動されるようになっている。
【0024】
第1ドラッグローラー装置4(片側のみ図示)においては、図1及び図10に示すように、第1ドラッグローラー40と一体となった軸40a及び第2ドラッグローラー41と一体となった軸41aは、両端が対向したフレームF、Fに軸受43;44を介して回転可能に支持され、一方の軸端部40b;41bがフレームFから突出している。そして、その軸端部40b;41bには、歯付きプーリー45;45aが取り付けられている。
【0025】
図2に示すように、モーター46がフレームFの外側に固定されたブラケット49に独立して取り付けられており、モーター46の出力軸に取り付けられた歯付きプーリー46aと、第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の歯付きプーリー45;45aと歯付きベルト47の走行経路を形成するようにフレームFの適宜の個所に回転可能に設けられたガイドプーリー48、・・・とに歯付きベルト47が巻き掛けられ、ベルト伝動機構が構成されている。
【0026】
従って、輪転機の運転中には、モーター46の駆動により、ベルト伝動機構を介して第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41は互に反対方向に(図3において、第1ドラッグローラー40は時計回りに、第2ドラッグローラー41は反時計回りに)回転するようになっている。
【0027】
図3に示すように、第1紙押え手段5における2個1対の紙押えローラー61、61a及び第2紙押え手段6における2個1対の紙押えローラー71、71aは、回転可能に、且つ第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の外周面方向の異なる位置で、且つ第1ドラッグローラー40及び第び2ドラッグローラー41の各外周面に巻き付けられるウェブ紙Wに対向する位置において、第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の外周面に対し、接近することが可能であると共に、離隔することが可能に設けられている。
【0028】
第1紙押え手段5及び第2紙押え手段6は、走行するウェブ紙Wの幅方向の適宜な位置にそれぞれ1つ、又は、それぞれ前記幅方向に適宜な間隔をもって複数個設けられている。
図示の例では、少なくとも2個所、即ちウェブ紙Wの両側の縁部に対向する位置に設けられている。
【0029】
そして、印刷部Qから送り出され、重ね合された複数枚のウェブ紙Wは、第1ドラッグローラー40の外周面に所定角度だけ巻き付けられると共に、両側の縁部が紙押えローラー61、61aで第1ドラッグローラー40の外周面に押し付けられて、第1ドラッグローラー40の回転駆動により一斉に引かれて、次の第2ドラッグローラー41に向って送り出されるようになっている。
【0030】
更に、重ね合された複数枚のウェブ紙Wは、第2ドラッグローラー41の外周面に所定角度だけ巻き付けられると共に、両側の縁部が紙押えローラー71、71aで第2ドラッグローラー41の外周面に押し付けられて、第2ドラッグローラー41の回転駆動により一斉に引かれて、折部RのフォーマーSに向って送り出されるようになっている。そして、フォーマーSを通過することにより長手方向の折りが施されたウェブ紙Wは、折部Rへ送り出されるようになっている。
【0031】
第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の外周面に巻き付けられるウェブ紙Wの両側の縁部に対向する位置の夫々に設けられた一対の紙押えローラー61、61a及び紙押えローラー71、71aは、ウェブ紙Wの両側で同一であるので、ウェブ紙Wの一方の縁部に対向する位置に設けられた紙押えローラー61、61a;71、71aについて説明する。
【0032】
図3に示すように、両側のフレームF、F間に平行に架設されたステーF1、F2には、適宜の形状のブラケットが取り付けられている。
例えば、第1ドラッグローラー40側においては、叉状のブラケット66の基部がステーF1に取り付けられており、ブラケット66の一方の先端部には更にブラケット66aの基部が取り付けられている。そして、第2ドラッグローラー41側においては、第1ドラッグローラー40側とは設計的に異なる適宜な形状の一体のブラケット76の基部がステーF2に取り付けられている。
【0033】
ブラケット66の他方の先端部及びブラケット66aの夫々の先端部及びブラケット76の先端部及び中間部には、直状腕や屈曲腕等の適宜の形状の揺動腕63、64;73、74の中間部が夫々支持軸65、65a;75、75aにより角変位可能に支持されている。
【0034】
揺動腕63、64の互に対向する側はローラー腕63a、64aとなり、他側はシリンダー腕63b、64bとなり、揺動腕73、74の互に対向する側はローラー腕73a、74aとなり、他側はシリンダー腕73b、74bとなっている。
ローラー腕63a、64a;73a、74aの夫々の先端部には、紙押えローラー61、61a;71、71aがピン62、62a;72、72aにより角変位可能に支持されている。
【0035】
ブラケット66、76の夫々の適宜の部位には、一対の流体圧シリンダー70、70a;80、80aの夫々のシリンダ部の末端が角変位可能にピン67、67a;77、77aにより結合されており、流体圧シリンダー70、70a;80、80aのピストン棒の先端部68、68a;78、78aは、揺動腕63、64;73、74のシリンダー腕63b、64b;73b、74bの先端部にピン69、69a;79、79aを介して角変位可能に結合されている。
【0036】
紙押えローラー61、61a;71、71a、揺動腕63、64;73、74及び流体圧シリンダー70、70a;80、80aの両端のピン結合の夫々の軸中心線は、ドラッグローラー40、41の回転軸中心線と平行であり、流体圧シリンダー70、70a;80、80aのシリンダー部には、図示しない流体圧回路が接続され、圧力が適宜調節された圧力流体が供給又は排出されるようになっている。
【0037】
そして、圧力が適宜調節された圧力流体の供給又は排出による流体圧シリンダー70、70a;80、80aの作動におけるピストン棒の伸長又は退縮により、揺動腕63、64は、各支持軸65、65aを支点として互に反対方向に角変位するようになつており、揺動腕73、74は、各支持軸75、75aを支点として互に反対方向に角変位するようになつている。
【0038】
即ち、図3において、ピストン棒の伸長により、揺動腕63;74は時計回りに、揺動腕64;73は反時計回りに、夫々角変位し、紙押えローラー61、61aが第1ドラッグローラー40の外周面のウェブ紙Wから、又、紙押えローラー71aが第2ドラッグローラー41の外周面のウェブ紙Wから夫々離れるようになっており、他方、紙押えローラー71が第2ドラッグローラー41の外周面にウェブ紙Wを押し付けるようになっている。
【0039】
又、ピストン棒の退縮により、揺動腕63;74は反時計回りに、揺動腕64;73は時計回りに、夫々角変位し、紙押えローラー61、61aが第1ドラッグローラー40の外周面に、又、紙押えローラー71aが第2ドラッグローラー41の外周面に、夫々ウェブ紙Wを押し付けるようになっており、他方、紙押えローラー71が第2ドラッグローラー41の外周面のウェブ紙Wから離れるようになっている。
【0040】
そして、輪転機の運転中には、紙押えローラー61、61aが第1ドラッグローラー40の外周面に、紙押えローラー71、71aが第2ドラッグローラー41の外周面に夫々ウェブ紙Wを押し付けるように、流体圧シリンダー70、70a;80、80aが作動するようになっている。
【0041】
次に、第2ドラッグローラー装置4aは、図4、図5及び図9に示すようにウェブ紙Wの走行経路中において各印刷部Qの下流側の適宜の個所に設けられており、第3ドラッグローラー42が各印刷部Qで印刷されたウェブ紙Wの表裏面の一面に接触して、輪転機の運転中には、版胴の周速よりも適宜速い周速で回転駆動されるようになっている。
【0042】
第2ドラッグローラー装置4a(片側のみ図示)においては、図4に示すように、第3ドラッグローラー42と一体となった軸42aは、両端が対向したフレームF、Fに軸受43aを介して回転可能に支持され、一方の軸端部42bがフレームFから突出している。そして、その軸端部42bには、歯付きプーリー45bが取り付けられている。
【0043】
図示しない独立して設けられたモーターの出力軸に取り付けられた歯付きプーリーとドラッグローラー42の歯付きプーリー45bとに歯付きベルト47aが巻き掛けられ、ベルト伝動機構が構成されている。
従って、輪転機の運転中には、モーターの駆動により、ベルト伝動機構を介して第3ドラッグローラー42は(図5において反時計回りに)回転し、各印刷部Qから送り出されたウェブ紙Wは、走行経路中の各第3ドラッグローラー42の外周面に所定角度だけ巻き付けられ、第3ドラッグローラー42の回転駆動により一斉に引かれて、重ね合わされて第1ドラッグローラー装置4に向けて送り出されるようになっている。
【0044】
次に、第1案内ローラー2(図6において片側のみ図示)は、ローラー本体21及びその両端部から夫々突出している軸22からなり、軸22の各軸端部22aは、軸受23を介してフレームFに取り付けられたハウジング24によって支持され、走行するウェブ紙Wを案内することによって回転するように構成されている。
【0045】
第2案内ローラー3(図7において片側のみ図示)は、ローラー本体31及びローラー本体31を貫通して挿入されローラー本体31の両端部から突出している軸32からなり、軸32は、各軸端部32aがフレームFに設けられた支持部材34によって取り付けられ、ローラー本体31の両端部を軸受33を介して支持している。そして、第2案内ローラー3は、第1案内ローラー2と同様に走行するウェブ紙Wを案内することによって回転するように構成されている。
【0046】
輪転機のウェブ紙保持装置1、・・は、第1ドラッグローラー装置4、第2ドラッグローラー装置4a・・・、第1案内ローラー2・・・、第2案内ローラー3・・・に適宜備えられる。
【0047】
ウェブ紙保持装置1には、次の4種の実施の形態があり、必要に応じて、それらの適宜の組合せが用いられる。
実施の第1形態におけるウェブ紙保持装置1は、上記の第1ドラッグローラー装置4のようなドラッグローラー装置に設けられた形態であり、第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の回転を輪転機Pの停止時には制止し、運転時には回転を可能とさせる第1制止手段9と、第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の外周面にウェブ紙Wを押し付ける第1紙押え手段5及び第2紙押え手段6とで構成されている(図1、図2及び図3参照)。
【0048】
実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置1は、上記の第2ドラッグローラー装置4aのようなドラッグローラー装置に設けられた形態であり、第3ドラッグローラー42の回転を輪転機Pの停止時には制止し、運転時には回転を可能とする第2制止手段100と、輪転機Pの少なくとも停止時には第3ドラッグローラー42の外周面にウェブ紙Wを押し付ける第3紙押え手段8とで構成されている(図4、図5参照)。
【0049】
実施の第3形態におけるウェブ紙保持装置1は、第1案内ローラー2に設けられた形態であり、第1案内ローラー2の回転を輪転機Pの停止時には制止し、運転時には回転を可能とする第3制止手段110と、輪転機Pの停止時には第1案内ローラー2の外周面にウェブ紙Wを押し付ける第3紙押え手段8とで構成されている(図6、図8参照)。
【0050】
実施の第4形態におけるウェブ紙保持装置1は、第2案内ローラー3に設けられた形態であり、第2案内ローラー3の回転を輪転機Pの停止時には制止し、運転時には回転を可能とする第4制止手段120と、輪転機Pの停止時には第2案内ローラー3の外周面にウェブ紙Wを押し付ける第3紙押え手段8とで構成されている(図7、図8参照)。
実施の第2形態、第3形態及び第4形態におけるウェブ紙保持装置1の紙押え手段は実質的に同じもので、図5及び図8に示すような第3紙押え手段8である。
【0051】
この発明の実施の第1形態におけるウェブ紙保持装置1について説明する。
実施の第1形態におけるウェブ紙保持装置1の紙押え手段は、重ね合された複数枚のウェブ紙Wを確実に引き出し折部Rに送るために、輪転機の運転中にも第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の外周面にウェブ紙Wを押し付けたままの既述の第1紙押え手段5及び第2紙押え手段6が利用される。
【0052】
そして、第1制止手段9は、図1、図2に示すように、一方のドラッグローラーの軸の片方の軸端部、図示の例では、第1ドラッグローラー40の軸40aの歯付きプーリー45側の軸端部40bに取り付けられた第1ブレーキディスク91と、第1ブレーキディスク91の回転を圧力流体の働きによって制止させる第1制動部93と、圧力流体の経路を変更させる電磁弁97を切り替えて、第1制動部93の動作を制御する第1制御部96とから構成されている。
【0053】
第1ブレーキディスク91は、円板状をなし、第1ドラッグローラー40の軸端部40bに取り付けられた歯付きプーリー45の外側面に一体に取り付けられ、第1ドラッグローラー40と共に回転可能に構成されている。
【0054】
第1制動部93は、円板状の第1ブレーキディスク91の両側制動面に向って互に対向し、開口側を第1ブレーキディスク91の制動面に近接するように、フレームFにブラケット94を介して取り付けられたシリンダー部93a、93aと、第1ブレーキディスク91の制動面を両面から挟むようにして接触することが可能であると共に制動面から離れることが可能にシリンダー部93a、93aに移動可能に挿入された制動部材95、95とから構成されている。
【0055】
第1制御部96は、第1制動部93のシリンダー部93a、93aに図示しない圧力流体供給源及び排出口を接続する管路98と、管路98中に介在して図示しない輪転機制御装置から入力される運転信号96a及び制止信号96bによって作動する電磁弁97とから構成され、電磁弁97は、運転信号96aが一方のソレノイド97aに入力されるとシリンダー部93a、93aに圧力流体供給源を連絡させ(図1参照)、制止信号96bが他方のソレノイド97bに入力されるとシリンダー部93a、93aに排出口を連絡させるように流路を切り換えるようになっている。
【0056】
シリンダー部93a、93aに圧力流体供給源が連絡した場合には、シリンダー部93a、93aに供給された圧力流体の圧力により、制動部材95、95は第1ブレーキディスク91の制動面に対向して押し付けられ、第1ブレーキディスク91に制動を加える。又、シリンダー部93a、93aに排出口が連絡した場合には、図示しない圧縮ばねによって制動部材95、95が第1ブレーキディスク91の制動面から離されると共に、シリンダー部93a、93aから圧力流体が排出口に排出され、制動部材95、95による第1ブレーキディスク91の制動面に対する押付けが、即ち第1ブレーキディスク91に対する制動が解除される。
【0057】
上記の実施の第1形態における輪転機のウェブ紙保持装置1の作用について説明する。
ウェブ紙保持装置1においては、停止していた輪転機Pが運転状態に入ると、第1制止手段9では、図1に示す第1制止手段9の第1制御部96に図示しない輪転機制御装置から運転信号96aが入力され、ソレノイド97aが作動し、直ちに電磁弁97は、第1制動部93のシリンダー部93aへの管路98が図示しない排出口に連絡するよう圧力流体の流路を切り替える。
【0058】
すると、制動部材95、95に作用していた流体圧力が解除され、それによって、第1ブレーキディスク91に制動を掛けていた制動部材95、95が、図示しない圧縮ばねの力で第1ブレーキディスク91の制動面から離れると共に、シリンダー部93a、93aから圧力流体が排出口に排出され、第1ブレーキディスク91に対する制動が解除される。
【0059】
そして、図2、図3及び図10に示すように、輪転機Pの運転と共に印刷胴T、T、・・・の回転に同調してモーター46が回転する。すると、モーター46の出力軸に取り付けられている歯付きプーリー46aの回転が、歯付きベルト47を介して第1のドラッグローラー40の歯付きプーリー45及び第2ドラッグローラー41の歯付きプーリー45aに伝えられる。そして、第1ドラッグローラー40が図3で時計回りに回転すると共に第2ドラッグローラー41が図3で反時計回りに回転する。
【0060】
輪転機Pの運転中には、流体圧シリンダー70、70a;80、80aのシリンダー部には、図示しない流体圧回路を介して圧力流体が一方に供給されると共に他方から排出された状態になる。その流体圧シリンダー70、70a;80、80aの作動状態、即ち、流体圧シリンダー70、70a;80aの夫々のピストン棒が退縮し、流体圧シリンダー80のピストン棒が伸長した状態により、揺動腕63、73、74が各支持軸65、74、75を支点として反時計回りに角変位し、揺動腕64が支持軸65aを支点として時計回りに角変位した状態となる。
【0061】
その結果、紙押えローラー61、61aが第1ドラッグローラー40の外周面に、紙押えローラー71、71aが第2ドラッグローラー40の外周面に夫々にウェブ紙Wを押し付けている。
かくして、ウェブ紙W、・・・は、回転する第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41の外周面とそれぞれに対応する紙押えローラー61、61a、71、71aとの間に挟まれ下流、例えば折部Rに向って送り出されて走行する。
【0062】
次に、輪転機Pが正常に運転を終えて停止すると図示しないモーターは停止する。又、印刷中に俄に紙切れを起こすと前記モーターは緊急停止すべく減速を開始する。すると、モーター46が停止すると共に、第1制止手段9の第1制御部96に輪転機制御装置から制止信号96bが入力され、ソレノイド97bが作動し、直ちに電磁弁97は第1制動部93のシリンダー部93a、93aへの管路98に図示しない圧力流体供給源が連絡するよう圧力流体の流路を切り替える。
【0063】
そこで、シリンダー部93a、93aに圧力流体が供給され、制動部材95、95に流体圧力が作用する。それによって、第1ブレーキディスク91の制動面から離れていた制動部材95、95が、図示しない圧縮ばねの力に抗して第1ブレーキディスク91の制動面を両側から押え込み、第1ブレーキディスク91に制動を加え、第1ブレーキディスク91の回転を制止する。
従って、第1ドラッグローラー40及びこの第1ドラッグローラー40と歯付きベルト47を介して一体で回転するよう連結された第2ドラッグローラー41が一斉に停止する。
【0064】
なお、実施の第1形態において、第1紙押え手段5及び第2紙押え手段6の夫々に対向する紙押えローラー61,61a;71,71aは、第1ドラッグローラー40及び第2ドラッグローラー41と共同して、ウェブ紙Wを下流側へ送り出すよう作用するために、通常、これらのドラッグローラー40、41の外周面に、輪転機Pの運転又は停止に拘らず常時接触するようにされている。
従って、この場合にも、流体圧シリンダー70、70a;80、80aに対する圧力流体の供給又は排出の状態には変化がなく、紙押えローラー61、61aが停止固定された第1ドラッグローラー40の外周面に、紙押えローラー71、71aが第2ドラッグローラー40の外周面にウェブ紙Wを押し付けている状態は維持される。
かくして、ウェブ紙Wは、移動が制止され動き得ないように保持される。
【0065】
この発明の実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置1について説明する。
実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置1の第3紙押え手段8は、図4及び図5に示すように、紙押えローラー81は、回転可能に、且つドラッグローラー42の外周面に巻き付けられるウェブ紙Wの両側の縁部に対向する位置において、紙押えローラー81の外周面の両端近傍部の夫々に対し、接触することが可能であると共に制動面から離れることが可能に設けられている。
両側のフレームF、F間に平行に架設されたステーF3には、適宜の形状のブラケット86が取り付けられている。
【0066】
ブラケット86の先端部には、直状腕や屈曲腕等の適宜の形状の揺動腕83の中間部が支持軸85により角変位可能に支持されており、揺動腕83の先端側はローラー腕83aとなり、基端側はシリンダー腕83bとなっている。
ローラー腕83aの先端部には、紙押えローラー81がピン82により回転可能に支持されている。
【0067】
ブラケット86の適宜の中間部位には、流体圧シリンダー84のシリンダ部の末端が角変位可能にピン87により結合されており、流体圧シリンダー84のピストン棒の先端部88は、揺動腕83のシリンダー腕83bの先端部にピン89を介して角変位可能に結合されている。
【0068】
紙押えローラー81、揺動腕83及び流体圧シリンダー84の両端のピン結合の夫々の軸中心線は、ドラッグローラー42の回転軸中心線と平行であり、流体圧シリンダー84のシリンダー部には、図4に示すような第2制御部106を介して図示しない圧力流体供給源及び排出口に接続され、圧力が適宜調節された圧力流体が供給又は排出されるようになっている。
【0069】
そして、圧力が適宜調節された圧力流体の供給又は排出による流体圧シリンダー84の作動におけるピストン棒の伸長又は退縮により、揺動腕83は、支持軸85を支点として角変位するようになつている。即ち、図5において、通常、輪転機Pの運転中には、流体圧シリンダー84のピストン棒の伸長により、揺動腕83は時計回りに角変位し、紙押えローラー81が第3ドラッグローラー42の外周面から離れた位置になり、輪転機の停止中のウェブ紙保持中には、流体圧シリンダー84のピストン棒の退縮により、揺動腕83は反時計回りに角変位し、紙押えローラー81が第3ドラッグローラー42の外周面にウェブ紙Wを押し付けるように、流体圧シリンダー84が作動するようになっている。
【0070】
また、第3紙押え手段8は、走行するウェブ紙Wの幅方向の適宜な位置に1つ、又は、前記幅方向に適宜な間隔をもって2つ以上の、紙押えローラー81、・・が設けられる。
図示の例では、少なくとも2個所、即ちウェブ紙Wの両側の縁部に対向する位置に設けられている。
【0071】
実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置1の第2制止手段100は、図4及び図5に示すように、第3ドラッグローラー42の歯付きプーリー45bの外側面にボルトで一体的に取付けられた第2ブレーキディスク101と、第2ブレーキディスク101の回転を圧力流体の働きによって制止させる第2制動部103と、圧力流体の経路を変更させる電磁弁107を切り替えて、第2制動部103の動作を制御する第2制御部106とから構成されている。
【0072】
この発明の実施の第3形態及び第4形態におけるウェブ紙保持装置1について説明する。
実施の第3形態及び第4形態におけるウェブ紙保持装置1の紙押え手段は、図8に示すように実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置1の第3紙押え手段8(図5参照)と実質的に同じである。
【0073】
実施の第3形態におけるウェブ紙保持装置1の第3制止手段110は、図6及び図8に示すように、第1案内ローラー2(片側のみ図示)の一方の軸22に取り付けられた円板状の第3ブレーキディスク111と、第3ブレーキディスク111の回転を圧力流体の働きによって制止させる第3制動部113と、圧力流体の流路を変更させる電磁弁117を切り替えて、第3制動部113の動作を制御する第3制御部116とから構成されている。
【0074】
実施の第4形態におけるウェブ紙保持装置1の第4制止手段120は、図7及び図8に示すように、第2案内ローラー3(片側のみ図示)のローラー本体31の端面にボルトで一体的に取付けられた第4ブレーキディスク121と、第4ブレーキディスク121の回転を圧力流体の働きによって制止させる第4制動部123と、圧力流体の経路を変更させる電磁弁127を切り替えて、第4制動部123の動作を制御する第4制御部126とから構成されている。
【0075】
上記の第2制動部103、第3制動部113及び第4制動部123は、第1ドラッグローラー装置4の第1制止手段9における第1制動部93(図1参照)と実質的に同じである(図4、図6及び図7参照)。
即ち、円板状の第2、3、4ブレーキディスク101;111;121の両側制動面に向って互に対向し、開口側を各ブレーキディスクの制動面に近接するように、フレームFにブラケット104、114、124を介して取り付けられたシリンダー部103a、103a;113a、113a;123a、123aと、第2、3、4ブレーキディスク101;111;121の制動面を両側から挟むようにして接触することが可能であると共に制動面から離れることが可能に該シリンダー部に移動可能に挿入された制動部材105、105;115、115;125、125とから構成されている。
【0076】
第2制御部106、第3制御部116及び第4制御部126は、共に実質的に同じである(図4、図6及び図7参照)。
それらの制御部は、第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84のシリンダー部及び各制動部103;113;123のシリンダー部103a、103a;113a、113a;123a、123aに図示しない圧力流体供給源及び排出口を接続する管路98と、管路108;118;128中に介在して図示しない輪転機制御装置から入力される運転信号106a;116a;126a又は制止信号106b;116b;126bによって作動する電磁弁107;117;127とから構成され、電磁弁107;117;127は、次のように運転信号又は制止信号により圧力流体の流路を切り換えるようになっている。
【0077】
電磁弁107;117;127の一方のソレノイド107a;117a;127aに運転信号106a;116a;126aが入力されると、シリンダー部103a、103a;113a、113a;123a、123aに圧力流体供給源を連絡させると共に、流体圧シリンダー84のシリンダー部の一方(ピストン棒側)に圧力流体供給源を連絡させ、他方(ピストン棒反対側)に排出口を連絡させる(図4、6、7参照)。
【0078】
又、電磁弁107;117;127の他方のソレノイド107b;117b;127bに制止信号106b;116b;126bが入力されると、シリンダー部103a、103a;113a、113a;123a、123aに排出口を連絡させると共に、流体圧シリンダー84のシリンダー部の一方(ピストン棒反対側)に圧力流体供給源を連絡させ、他方(ピストン棒側)に排出口を連絡させる。
【0079】
即ち、次のような作動が行われるようになっている。
シリンダー部103a、103a;113a、113a;123a、123aに圧力流体供給源が連絡した場合には、該シリンダー部に供給された圧力流体の圧力により、制動部材105、105;115、115;125、125は第2ブレーキディスク101、第3ブレーキディスク111及び第4ブレーキディスク121の制動面に対向して押し付けられ、該ブレーキディスクに制動を加える。
【0080】
又、シリンダー部103a、103a;113a、113a;123a、123aが排出口に連絡した場合には、図示しない圧縮ばねによって制御部材105、105;115、115;125、125が第2ブレーキディスク101、第3ブレーキディスク111及び第4ブレーキディスク121の制動面から離されると共に、該シリンダー部から圧力流体が排出口に排出され、制動部材105、105;115、115;125、125による第2ブレーキディスク101、第3ブレーキディスク111及び第4ブレーキディスク121の制動面に対する押付け、即ち該ブレーキディスクに対する制動が解除される。
【0081】
又、流体圧シリンダー84のシリンダ部の一方(ピストン棒側)に圧力流体供給源が連絡し、他方(ピストン棒反対側)に排出口が連絡した場合には、紙押えローラー81が第3ドラッグローラー42、第1案内ローラー2及び第2案内ローラー3の外周面にウェブ紙Wを押し付け、流体圧シリンダー84のシリンダ部の他方(ピストン棒反対側)に圧力流体供給源が連絡し、一方(ピストン棒側)に排出口が連絡した場合には、紙押えローラー81が第3ドラッグローラー42、第1案内ローラー2及び第2案内ローラー3の外周面から離れ、ウェブ紙Wを解放する。
【0082】
この発明の実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置1の作用を説明する。
ウェブ紙保持装置1においては、停止していた輪転機Pが運転状態に入ると、第2制止手段100では、図4に示す第2制御部106に輪転機制御装置から運転信号106aが入力され、ソレノイド107aが作動し、直ちに電磁弁107は、第2制止手段100における第2制動部103のシリンダー部103a,103a及び第3紙押え手段8における流体圧シリンダー84に接続された管路108に対する圧力流体の流路を切り替える。
【0083】
即ち、第2制動部103のシリンダー部103a,103aにおいては、排出口に連絡するように圧力流体の流路が切り替わり、第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84においては、シリンダーの一方が図示しない圧力流体供給源に連絡し、他方が排出口に連絡するように圧力流体の流路が切り替わる。
【0084】
すると、制動部材105、105に作用していた流体圧力が解除され、それによって、第2ブレーキディスク101に制動を掛けていた制動部材105、105が、図示しない圧縮ばねの力で第2ブレーキディスク101の制動面から離れると共にシリンダー部103a、103aから圧力流体が排出口に排出され、第2ブレーキディスク101に対する制動が解除され、第3ドラッグローラー42は回転可能となる。
【0085】
更に、第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84のシリンダー部には、管路108を介して圧力流体が一方に供給されると共に、他方から排出される。それにより流体圧シリンダー84のピストン棒が伸長し、揺動腕83が支持軸85を支点として時計回りに角変位する。その結果、紙押えローラー81が第3ドラッグローラー42の周面上のウェブ紙Wを解放する。
【0086】
そして、輪転機Pの運転と共に印刷胴T、T、・・・(図9参照)の回転に同調して、第3ドラッグローラー42、・・を回転させる図示しないモーターが回転する。すると実施に第1形態と同じように、図示しないモーターの回転が歯付きベルト47aを介して第3ドラッグローラー42の軸端部42b取り付けられた歯付きプーリー45bに伝えられ、第3ドラッグローラー42が回転する。そして、印刷されたウェブ紙W、・・は、回転する第3ドラッグローラー42により折部Rに向って送り出されて走行する。
【0087】
輪転機Pが正常に運転を終えて停止すると図示しないモーターは停止する。また、印刷中に俄に紙切れを起こすと前記モーターは緊急停止すべく減速を開始する。前記モーターが正常時に停止すると共に、又は緊急停止に入ると共に、第2制御部106に輪転機制御装置から制止信号106bが入力され、ソレノイド107bが作動し、直ちに電磁弁107は、第2制動部103のシリンダー部103a,103a及び第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84に接続された管路108に対する圧力流体の流路を切り替える。
【0088】
即ち、第2制動部103のシリンダー部103a,103aにおいては、図示しない圧力流体供給源に連絡するように圧力流体の流路が切り替わり、第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84においては、シリンダー部に対する図示しない圧力流体供給源と排出口との連絡が逆転するように圧力流体の流路が切り替わる。
【0089】
すると、シリンダー部103a,103aに圧力流体が供給され、制動部材105、105に流体圧力が作用する。それによって、第2ブレーキディスク101の制動面から離れていた制動部材105、105が図示しない圧縮ばねの力に抗して第2ブレーキディスク101の制動面を両側から押え込み、第2ブレーキディスク101に制動を加え、第2ブレーキディスク101の回転を制止し、第3ドラッグローラー42は完全に停止し固定される。
【0090】
更に、第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84のシリンダー部には、圧力流体が一方に供給されると共に、他方から排出される。それにより流体圧シリンダー84のピストン棒が退縮し、揺動腕83が支持軸85を支点として反時計回りに角変位する。その結果、紙押えローラー81が第3ドラッグローラー42の外周面にウェブ紙Wを押し付けた状態となる。
かくして、ウェブ紙Wは、移動が制止され動き得ないように保持される。
【0091】
なお、実施の第2形態において、第3紙押え手段8の動作を、第2制動部103と連動させずに流体圧シリンダー84への管路108を図示しない圧力流体の切替弁に接続させ、紙押えローラー81を実施の第1形態と同じように、輪転機Pの運転又は停止に拘わらず第3ドラッグローラー42の周面に常時接触させて用いることも可能である。
【0092】
この発明の実施の第3形態(又は実施の第4形態)におけるウェブ紙保持装置1の作用を説明する。
ウェブ紙保持装置1においては、停止していた輪転機Pが運転状態に入ると、図6に示す第3制御部116(又は図7に示す第4制御部126)に輪転機制御装置から運転信号116a(又は運転信号126a)が入力され、ソレノイド117a(又はソレノイド127a)が作動し、直ちに電磁弁117(又は電磁弁127)は、第3制止手段110(又は第4制止手段120)における第3制動部113(又は第4制動部123)及び第3紙押え手段8における流体圧シリンダー84に接続された管路118(又は管路128)に対する圧力流体の流路を切り替える。
【0093】
即ち、第3制動部113(又は第4制動部123)のシリンダー部113a,113a(又はシリンダー部123a,123a)においては、排出口に連絡するように圧力流体の流路が切り替わり、第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84においては、シリンダーの一方が図示しない圧力流体供給源に連絡し、他方が排出口に連絡するように圧力流体の流路が切り替わる。
【0094】
すると、制動部材115、115(又は制動部材125、125)に作用していた流体圧力が解除され、それによって、第3ブレーキディスク111(又は第4ブレーキディスク121)に制動を掛けていた制動部材115、115(又は制動部材125、125)が、図示しない圧縮ばねの力で第3ブレーキディスク111(又は第4ブレーキディスク121)の制動面から離れると共に、シリンダー部113a,113a(又はシリンダー部123a,123a)から圧力流体が排出口に排出され、第3ブレーキディスク111(又は第4ブレーキディスク121)に対する制動が解除され、第1案内ローラー2(又は第2案内ローラー3)は回転可能となる。
【0095】
更に、実施の第2形態の場合と同様にして、第3紙押え手段8の紙押えローラー81が第1案内ローラー2(又は第2案内ローラー3)の周面上のウェブ紙Wを離し、ウェブ紙Wは走行可能となる。
そして、輪転機Pの運転と共に印刷胴T、T、・・・(図9参照)の回転に同調して、ドラッグローラー装置により走行される印刷されたウェブ紙W、・・・は、第1案内ローラー2及び第2案内ローラー3により所定の経路に従って折部Rに向って送り出されて走行する。
【0096】
輪転機Pが正常に運転を終えて停止したり、印刷中に俄に紙切れを起したりすると、第3制御部116(又は第4制御部126)に輪転機制御装置から制止信号116b(又は制止信号126b)が入力され、ソレノイド117b(又はソレノイド127b)が作動し、直ちに電磁弁117(又は電磁弁127)は、第3制動部113(又は第4制動部123)のシリンダー部113a,113a(又はシリンダー部123a,123a)及び第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84に接続された管路118(又は管路128)に対する圧力流体の流路を切り替える。
【0097】
即ち、第3制動部113(又は第4制動部123)のシリンダー部113a,113a(又はシリンダー部123a,123a)においては、図示しない圧力流体供給源に連絡するように圧力流体の流路が切り替わり、第3紙押え手段8の流体圧シリンダー84においては、シリンダー部に対する図示しない圧力流体供給源と排出口との連絡が逆転するように圧力流体の流路が切り替わる。
【0098】
すると、第3制動部113(又は第4制動部123)のシリンダー部113a,113a(シリンダー部123a,123a)には圧力流体が供給され、制動部材115、115(又は制動部材125、125)に流体圧力が作用する。それによって、第3ブレーキディスク111(又は第4ブレーキディスク121)から離れていた制動部材115、115(又は制動部材125、125)が図示しない圧縮ばねの力に抗して第3ブレーキディスク111(又は第4ブレーキディスク121)の制動面を両側から押え込み、第3ブレーキディスク111(又は第4ブレーキディスク121)に制動を加え、第3ブレーキディスク111(又は第4ブレーキディスク121)の回転を制止し、第1案内ローラー2(又は第2案内ローラー3)は完全に停止し固定される。
【0099】
更に、実施の第2形態の場合と同様にして、第3紙押え手段8の紙押えローラー81が固定された第1案内ローラー2(又は第2案内ローラー3)の外周面にウェブ紙Wを押し付けた状態となる。
かくして、ウェブ紙Wは、移動が制止され動き得ないように保持される。
【0100】
上記の実施の各形態における制動部は、流体圧の作動による形式であるが、電磁手段を用い、それを制御して、その電磁力の作動により制動部材をブレーキディスクに対し押し付けたり離したりする形式を用いてもよい。
【0101】
【発明の効果】
この発明の輪転機のウェブ紙保持装置によれば、輪転機が正常に運転を終えて停止しているとき、ウェブ紙の自重やフローティングローラーの復帰移動等によって、ウェブ紙を引き戻そうとする力がウェブ紙に作用しても、ドラッグローラーが回転しないように制止できるので、折胴に達しているウェブ紙が、折胴に対してずれなくなる。
したがって、再起動時に折胴周辺での紙詰りが皆無となり、手作業が不要となって、輪転機の運転立上げが容易となる。
【0102】
また、輪転機の予期せぬトラブルによって印刷中に紙切れを起こしたとき、同様にウェブ紙の自重やフローティングローラーの復帰移動等によって、ウェブ紙を引き戻そうとする力がウェブ紙に作用しても、ウェブ紙を案内する案内ローラーの周面上を紙押えローラーによって押さえ且つ案内ローラーを停止できるので、案内ローラーからずれ落ちようとするウェブ紙を制止し案内ローラーの周面上で保持できる。したがって、輪転機の運転立上げに際し、直ちに紙通しが再開でき、印刷作業時問ロスの短縮が図れる。
【0103】
更にまた、輪転機の運転及び停止が、一般印刷に比較して頻繁に行われる新聞印刷では、ウェブ紙の引き戻しがなくなることによって、前記折胴周辺での紙詰りが解消し、損紙を低減させ得るので、省資源化を図れると共に生産性の向上を図ることができる。
加えて、前記折胴周辺での紙詰りによる当該周辺の機械部品の損傷が皆無となり、輪転機の保守点検作業が軽減される。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の第1形態におけるウェブ紙保持装置の部分断面正面図である。
【図2】この発明の実施の第1形態におけるウェブ紙保持装置が適用される第1ドラッグローラー装置の構成図である。
【図3】この発明の実施の第1形態におけるウェブ紙保持装置の部分断面側面図である。
【図4】この発明の実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置の部分断面正面図である。
【図5】この発明の実施の第2形態におけるウェブ紙保持装置の部分断面側面図である。
【図6】この発明の実施の第3形態におけるウェブ紙保持装置の部分断面正面図である。
【図7】この発明の実施の第4形態におけるウェブ紙保持装置の部分断面正面図である。
【図8】この発明の実施の第3,4形態におけるウェブ紙保持装置の部分断面側面図である。
【図9】この発明の実施の形態におけるウェブ紙保持装置が適用される新聞用シャフトレスオフセット輪転機の全体を示す概略説明図である。
【図10】図9に示す新聞用シャフトレスオフセット輪転機の折部をフォーマーの正面側から見た概略説明図である。
【符号の説明】
1 ウェブ紙保持装置
2 第1案内ローラー
3 第2案内ローラー
21、31 ローラー本体
22、32 軸
22a、32a 軸端部
23、33 軸受
24 ハウジング
34 支持部材
4 第1ドラッグローラー装置
4a 第2ドラッグローラー装置
40 第1ドラッグローラー
41 第2ドラッグローラー
42 第3ドラッグローラー
40a、41a、42a 軸
40b、41b、42b 軸端部
43、43a、44 軸受
45、45a、45b、46a 歯付きプーリー
46 モーター
47、47a 歯付きベルト
48 ガイドプーリー
49 ブラケット
5 第1紙押え手段
6 第2紙押え手段
8 第3紙押え手段
61、61a、71、71a、81 紙押えローラー
62、62a、67、67a、69、69a、72、
72a、77、77a、79、79a、82、87、89 ピン
63、64、73、74、83 揺動腕
63a、64a、73a、74a、83a ローラー腕
63b、64b、73b、74b、83b シリンダー腕
65、65a、75、75a、85 支持軸
66、66a、76、86 ブラケット
68、68a、78、78a、88 ピストン棒先端部
70、70a、80、80a、84 流体圧シリンダー
9 第1制止手段
100 第2制止手段
110 第3制止手段
120 第4制止手段
91 第1ブレーキディスク
101 第2ブレーキディスク
111 第3ブレーキディスク
121 第4ブレーキディスク
93 第1制動部
103 第2制動部
113 第3制動部
123 第4制動部
93a、103a、113a、123a シリンダー部
94、104、114、124 ブラケット
95、105、115、125 制動部材
96 第1制御部
106 第2制御部
116 第3制御部
126 第4制御部
96a、106a、116a、126a 運転信号
96b、106b、116b、126b 制止信号
97、107、117、127 電磁弁
97a、97b、107a、107b、
117a、117b、127a、127b ソレノイド
98、108、118、128 管路
F フレーム
F1、F2、F3 ステー
P 輪転機
Q 印刷部
R 折部
S フォーマー
T 印刷胴
U 折胴
U1 針
W ウェブ紙

Claims (9)

  1. 給紙部から供給されるウェブ紙が印刷部を経て折部へ至る経路を形成し、外周面にウェブ紙が巻き掛けられるローラーを備えた輪転機において、
    少なくとも1つのローラーに対応させて設けられ、輪転機の停止時には当該ローラーを制止し、輪転機の運転時には当該ローラーを回転可能にする制止手段と、前記制止手段が設けられたローラーと対応して設けられ、当該ローラーに対し接近することが可能であると共に、離隔することが可能であり、少なくとも輪転機の停止時には当該ローラーに対し押付け力が働く紙押え手段とから構成されている輪転機のウェブ紙保持装置。
  2. 制止手段が、ローラーの端部側に設けられた制動部と、制動部の動作を制御する制御部とを具備した請求項1に記載の輪転機のウェブ紙保持装置。
  3. 制動部が流体圧作動である請求項2に記載の輪転機のウェブ紙保持装置。
  4. 制動部が電磁力作動である請求項2に記載の輪転機のウェブ紙保持装置。
  5. ローラーがドラッグローラーである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の輪転機のウェブ紙保持装置。
  6. ローラーが案内ローラーである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の輪転機のウェブ紙保持装置。
  7. ローラーが案内ローラー及びドラッグローラーである請求項1乃至請求項4のいずれかに記載の輪転機のウェブ紙保持装置
  8. ドラッグローラーが上流側のウェブ紙を折部に送り込むフォーマー上方のドッラグローラーである請求項5又は請求項7に記載の輪転機のウェブ紙保持装置。
  9. ドラッグローラーが上流側のウェブ紙を折部に送り込むフォーマー上方のドッラグローラーを含むものである請求項5又は請求項7に記載の輪転機のウェブ紙保持装置。
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