JP3533788B2 - 糸条の巻取方法および巻取装置 - Google Patents

糸条の巻取方法および巻取装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピンドルととも
にローラベールも駆動するタイプの糸条の巻取方法およ
び巻取装置に関し、とくに糸掛け時や糸条巻替時に、ボ
ビン巻締りや糸切れ等のトラブルの生じない最適な制御
を行うことができるようにした糸条の巻取方法および巻
取装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、スピンドル駆動式糸条巻取装置
においては、スピンドルに装着したボビン上に形成され
る巻糸層(パッケージ)に接圧するようにローラベール
が設けられ、ローラベールの接圧によってパッケージが
崩れないよう形状を整えるようにしている。このローラ
ベールは、パッケージの成長(巻太り)に伴いその外径
方向に移動され、通常、そのローラベールの回転数(周
速)を検出し、それが一定となるようにスピンドルの回
転駆動源(モータ)を制御している。
【0003】このようなローラベールを有する糸条巻取
装置は種々提案されており、ローラベール自身もモータ
駆動するようにした装置も種々提案されている(例え
ば、特公平3−67941号公報)。
【0004】一方、高速巻取装置を用いて糸掛けを円滑
に行うようにした方法として、特公昭63−5485号
公報に記載の方法が知られている。この方法は、ローラ
ベールがフリー回転(つまり、積極駆動されていないタ
イプ)の巻取装置を対象としており、低速で糸掛けを行
い、所定の高速定常巻取速度まで昇速した後、待期側ス
ピンドル上のボビンに巻き替えて正規の巻取を開始する
ようにしている。ローラベールを積極駆動するタイプの
巻取装置については、糸掛け時の制御について記載した
ものは見当たらない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記特
公昭63−5485号公報に示されるような糸掛け方法
においては、ローラベールが積極駆動されないため、低
速糸掛け、高速巻取を行おうとすると、ローラベールの
慣性等の影響で、糸掛けボビン側(つまり、待期側ボビ
ン上への糸巻替前の糸掛けボビン側)においてローラベ
ールがパッケージにより従動されるため、パッケージと
ローラベールとの間の糸条のストレッチ率が大きくな
り、パッケージが巻き締まって、糸巻替後糸掛け側のボ
ビンをスピンドルから抜き取る際に、巻き締まりの影響
でボビンが抜けなくなるという状態が発生することがあ
る。
【0006】この状態は、ローラベールを積極駆動する
タイプの巻取装置を用いた場合においても、単にローラ
ベールの回転速度をスピンドルの糸掛け用低速および巻
取用高速に同期させて制御するだけでは不充分であり、
とくに低速から高速への昇速時にパッケージとローラベ
ール間のストレッチ率が大きくなるときに発生するおそ
れがある。
【0007】また、たとえば糸掛け時に、高速に昇速す
るまではローラベールをフリー回転状態とし、高速に昇
速後定常状態に移行した段階でローラベールを積極駆動
するためにある回転数を付与するようにすると、ローラ
ベールに急激な回転状態の過渡的状況が生じ、ローラベ
ールの回転変動等が生じて、ローラベールに至る糸条に
揺れが発生して糸切れが生じるおそれがある。
【0008】本発明の課題は、ローラベール積極駆動タ
イプの巻取装置においても、糸掛け時における巻き締ま
りの影響をなくし、糸掛け後のボビンが確実にかつ円滑
に抜けるようにすることにある。
【0009】また、本発明の別の課題は、糸掛け時にス
ピンドルの速度を糸掛け用低速、昇速、定常巻取用高速
と移行させる際にも、糸切れ等のトラブルを生じさせな
いようローラベールを最適回転速度に制御できるように
することにある。
【0010】本発明のさらに別の課題は、巻取側のボビ
ンから待期側のボビンへの切替に際し、より円滑な糸条
の巻替を行うことができるようにし、切替成功率を向上
することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の糸条の巻取方法は、モータ駆動されるスピ
ンドルに装着したボビン上に形成されるパッケージに、
モータ駆動されるローラベールを接圧させながら糸条を
巻き取るとともに、糸条巻替時に、巻取側スピンドルと
待期側スピンドルとをターレットにより入れ替えるよう
にした糸条の巻取方法において、糸掛け時に、巻取側ス
ピンドルの速度を低速V1 として該スピンドル上のボビ
ンに糸条を巻き掛け、糸条巻き掛け後に高速V2 に昇速
し、昇速後にターレットされてきた前記待期側スピンド
ル上のボビンに糸条を巻き替えるとともに、前記低速V
1 時、低速V1 から高速V2 への昇速時、および高速V
2時のそれぞれにおいて、前記ローラベールの回転速度
を個別に設定することを特徴とする方法からなる。
【0012】上記方法においては、さらに、前記巻取側
スピンドル上のボビンから待期側スピンドル上のボビン
への糸条巻替時においても、前記ローラベールの回転速
度を個別に設定できるようにすることが好ましい。
【0013】上記糸掛け時においては、低速V1 時およ
び低速V1 から高速V2 への昇速時において、ローラベ
ールの回転速度はボビンまたはパッケージの周速よりも
速く設定される。
【0014】また、上記糸条巻替時におけるローラベー
ルの回転速度は、それまでの高速V2 時における回転速
度よりも遅く設定される。
【0015】本発明に係る糸条の巻取装置は、モータ駆
動されるスピンドルに装着したボビン上に形成されるパ
ッケージに、モータ駆動されるローラベールを接圧させ
ながら糸条を巻き取るとともに、巻取側スピンドルと待
期側スピンドルとを入れ替えるターレット手段を有する
糸条の巻取装置において、糸掛け時の前記巻取側スピン
ドルの速度が低速V1 時、低速V1 から高速V2 への昇
速時、および高速V2時のそれぞれに対して、前記ロー
ラベールの回転速度を個別に設定する手段を有している
ことを特徴とするものからなる。
【0016】この巻取装置においては、さらに、前記巻
取側スピンドル上のボビンから待期側スピンドル上のボ
ビンへの糸条巻替時において前記ローラベールの回転速
度を個別に設定する手段を有していることが好ましい。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施の
形態について、図面を参照して説明する。図1は、本発
明の一実施態様に係る糸条の巻取装置を示している。図
において、Yは、紡糸手段(図示略)等から送られてく
る糸条を示しており、糸条Yは、1段目ゴデーローラ
1、2段目ゴデーローラ2を通過した後、巻取機3に送
られる。巻取機3には、ターレット盤4が設けられてお
り、ターレット盤4の旋回によって、巻取側スピンドル
5aと待期側スピンドル5bの位置が入れ替るようにな
っている。
【0018】各スピンドル5a、5bにはボビン6a、
6bが装着され、糸掛け直後には巻取側スピンドル5a
に装着したボビン6aに、ある程度時間が経ってパッケ
ージ7(図2)が形成された後にはそのパッケージ7
に、ローラベール8が接圧される。ローラベール8は、
適当な手段(図示略)によってその接圧力が制御される
ようになっており、かつ、パッケージ7の成長(巻太
り)に伴って適当な手段(図示略)によってパッージ外
径方向に移動されるようになっている。
【0019】各スピンドル5a、5bは、スピンドル駆
動用モータ(MS )9a、9bによって回転駆動され、
ローラベール8は、ローラベール駆動用モータ(MR
10によって回転駆動される。各モータ9a、9b、1
0は誘導モータからなり、それぞれインバータ(IN
V)11a、11b、12を介して回転数が制御され
る。
【0020】巻取側のスピンドル5a(スピンドル駆動
用モータ9a)の定常巻取時の回転速度は次のように制
御される。ローラベール8の周速(または回転速度)
が、ローラベール8に対向配置された、またはローラベ
ール8の回転軸に連結された回転速度検出用ピックアッ
プ13によって検出され、検出信号がコントローラ(C
ONT)14に送られる。コントローラ14では、設定
器15で設定された速度と上記ピックアップ13からの
検出信号とが比較され、比較信号に基づいてインバータ
11aを介してモータ9aが制御され、それによってロ
ーラベール8の周速が設定器15で設定された値と一致
するように制御される。この周速をVCONTとすると、該
CONTは定常巻取中にはパッケージの成長にかかわらず
実質的に一定値となるように、スピンドル駆動用モータ
9aが制御される。
【0021】ローラベール駆動用モータ10は、定常巻
取中には、次のように制御される。設定器16にて、設
定信号VSET が設定され、この信号VSET は、ローラベ
ール駆動用モータ10への回転速度指令信号として送ら
れ、インバータ12を介して誘導モータ10が制御され
る。このとき、指令信号VSET が送られるものの、誘導
モータ10にはスリップ率があり、かつ、誘導モータ1
0を含むローラベール駆動系には機械的損失があるた
め、ローラベール8は、実際には、上記VSETよりも若
干遅い速度VRBで回転しようとする。
【0022】このローラベール8の速度VRBは、実周速
となっては現れない速度で、仮にローラベール8をパッ
ケージに接触させずにフリー状態で回転させたとした
ら、その速度で回転するであろう速度である。すなわ
ち、ローラベール8は、前述の如く、その実周速が一定
値となるようにスピンドル駆動用モータ9aの制御によ
って制御されているので、実周速としてはVCONTで回転
する。しかし、VRB>VCONTの関係をもたせることによ
り、丁度VRB−VCONTの分だけ、VCONTとVP (パッケ
ージの周速)との間に差をもたせることができ、このV
CONT>VP のVCONT−VP 分がパッケージとして巻き取
られていく糸条のリラックスとなる。換言すれば、ロー
ラベール駆動用モータ10への回転速度指令信号に応じ
て、ローラベール8とパッケージとの間で糸条にリラッ
クスがかかったり、逆にVCONT<VPの場合はストレッ
チがかかってパッケージが巻き締まったりする。
【0023】本実施態様においては、上記設定器16に
おける設定が、上記定常巻取時に加え、糸掛け時および
糸条巻替時のために、4種(設定1〜設定4)に個別に
設定できるようになっている。
【0024】糸掛け時においては、図3に示すように、
巻取側スピンドル5aの速度VSP1(モータ9aの速度
またはボビン6aの周速)が、まず、糸掛け用の低速V
1 に立ち上げられる。このとき、ローラベール8には、
回転速度V1 ′の回転速度指令が与えられ、立ち上げら
れる。V1 ′とV1 との関係は、V1 ′≧V1 とされ
る。その状態で糸掛けが行われ、ボビン6aに糸条Yが
巻き掛けられる。ボビン6a上にはパッケージが形成さ
れ始め、ボビン6aへの糸巻きが落ちついた時点で、ゴ
デーローラ1、2の昇速と同期させて、ゴデーローラ2
とパッケージとの間で糸切れが起こらないように、巻取
側スピンドル5aが高速V2 まで昇速される。その際、
ローラベール8の周速は、パッケージの周速よりも若干
高く設定するのがよい。
【0025】VSP1 (またはパッケージ周速)がV2
達した時点では、ローラベール8への回転速度指令VRB
はV2 ′とされ、V2 ′はV2 に比べ若干高目に設定さ
れる。パッケージ7(図2)の周速がV2 に達した後
は、回転速度ピックアップ13からの信号によりパッケ
ージ7の巻太りに応じて増加しようとするローラベール
回転速度を所定値と比較し、その差異分を補正すべくコ
ントローラ14によりインバータ11aに信号が送ら
れ、パッケージ7の周速が一定(VCONT)になるように
制御される。したがって、前述のVCONTが、糸掛け時の
2 に対応している。ローラベール8への回転速度指令
信号VRBは、糸掛け時における低速V1 時、V1 からV
2 への昇速時、および高速V2 時のそれぞれにおいて、
パッケージ周速よりも若干高めのV1 ′、V1 ′〜
2 ′、V2 ′に個別設定されるので、ローラベール8
はパッケージ7により若干ブレーキが作用し、ローラベ
ール8とパッケージ7との間で巻き取られていく糸条Y
に適切なリラックスがかけられ、問題であった巻き締り
が解消される。上記V1 ′の設定が、設定器16におけ
る設定1に、V1 ′〜V2 ′の設定が、設定器16にお
ける設定2に、V2 ′の設定が、設定器16における設
定3に、それぞれ対応している。
【0026】このようにローラベール8の回転速度をそ
れぞれの状態に応じて個別設定することにより、ボビン
6a上での巻き締りが解消されて、糸掛け後にもボビン
6aが確実にかつ円滑にスピンドル5aから抜けるよう
になる。また、各状態において、糸切れ等のトラブルの
発生が防止される。
【0027】巻取側のスピンドル5aが上記V2 で駆動
されている間に、待期側スピンドル5bが同じV2 まで
一気に加速され、巻取側スピンドル5aとの間で自動的
に糸条巻替が行われ、この巻替後から正規の巻取状態
(正規の生産状態)に入る。
【0028】図2は、上記巻替直前の状態を示してい
る。上記巻替時においては、ターレット盤4でスピンド
ル5a、5bの位置が入れ替る際ローラベール8がパッ
ケージ、ボビンと非接触状態となるため、通常の切替時
は、ローラベール8を制御しない。このためそのままの
回転速度指令では、ローラベール8の回転数が急激に上
昇する。そのため、ローラベール8上に糸条が巻き付い
たり糸切れが発生するおそれがあるので、これを防止す
るために、巻替の間(図3におけるt4 〜t5 間)は、
ローラベール8への回転速度指令VRBを、V3 ′まで遅
くする。望ましくは、V3 ′は、それまで制御されてい
る巻取速度V2 と等しくするのがよい。この設定は、設
定器16における設定4に対応している。巻替後、再び
設定3に戻され、V2 ′の回転速度指令とされて、スピ
ンドル5b、ボビン6b側で正規の巻取が開始される。
糸掛け用に用いられたスピンドル5aは、速度0まで降
速され、前述の如く巻き締りの発生していないパッケー
ジ、ボビンがスピンドル5aから抜き取られる。
【0029】このように、設定器16における設定1は
1 ′の指令、設定2はV1 ′からV2 ′までの昇速の
指令(但し、この間は設定1または設定3に基づいても
よい)、設定3はV2 ′の指令、設定4はV3 ′の指令
用であり、これらは巻取の状況に応じて自動的に切り替
えられる。設定1、2、3の指令は、制御されるローラ
ベール駆動モータのオーバーフィード率で与えてもよ
い。また、各指令値が同一であっても問題ない。要は糸
掛け時から正規巻取り時までの間、パッケージとローラ
ベールとの間にリラックス状態を作りだすことが大切で
ある。
【0030】なお、図3において、t1 はV
1 (V1 ′)への昇速時点、t2 はV1 (V1′)から
2 (V2 ′)への昇速開始時点、t3 はV
2 (V2 ′)への昇速時点をそれぞれ示している。
【0031】
【実施例】
実施例1、比較例1 70デニールのナイロン糸をV1 =2800m/分、V
2 =5000m/分で糸掛け後、糸巻替を行い、正規の
通常巻取を行った。そのときの初期糸掛けのボビンの抜
き取り状態および糸掛け時のゴデーローラ出の糸揺れに
ついてテストした結果を表1に示す。
【0032】表1において、「○」は100本のテスト
のうち1本も問題がなかった場合を、「△」は100本
のテストのうち7本が抜き取り不能になった場合を、
「×」は100本のテストのうち15本に糸揺れが発生
し、うち3本は糸切れした場合を、それぞれ示してい
る。
【0033】
【表1】
【0034】表1に示すように、本発明に係る巻取方法
(実施例1)により、パッケージの巻き締りもなく、ボ
ビンをスピンドルから円滑にかつ容易に抜き取ることが
でき、また、ゴデーローラ出の糸揺れも全く発生しなか
った。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の糸条の巻
取方法および巻取装置によるときは、糸掛け時や巻替時
の状態に応じて、ローラベールの回転速度を最適な値に
個別設定できるようにしたので、糸掛け後のボビンを確
実かつ円滑にスピンドルから抜き取ることができ、巻替
もトラブルを生じさせることなく円滑に行って、高い切
替成功率を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施態様に係る糸条の巻取装置の概
略構成図である。
【図2】図1の装置の巻替直前の状態を示す概略構成図
である。
【図3】図1の装置における糸掛け時および巻替時の状
態を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1、2 ゴデーローラ 3 巻取機 4 ターレット盤 5a、5b スピンドル 6a、6b ボビン 7 パッケージ 8 ローラベール 9a、9b スピンドル駆動用モータ 10 ローラベール駆動用モータ 11a、11b、12 インバータ 13 回転速度検出用ピックアップ 14 コントローラ 15、16 設定器 Y 糸条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平4−341464(JP,A) 特公 平4−13273(JP,B2) 特公 平5−34268(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65H 54/52 B65H 67/048

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータ駆動されるスピンドルに装着した
    ボビン上に形成されるパッケージに、モータ駆動される
    ローラベールを接圧させながら糸条を巻き取るととも
    に、糸条巻替時に、巻取側スピンドルと待期側スピンド
    ルとをターレットにより入れ替えるようにした糸条の巻
    取方法において、糸掛け時に、巻取側スピンドルの速度
    を低速V1 として該スピンドル上のボビンに糸条を巻き
    掛け、糸条巻き掛け後に高速V2 に昇速し、昇速後にタ
    ーレットされてきた前記待期側スピンドル上のボビンに
    糸条を巻き替えるとともに、前記低速V1 時、低速V1
    から高速V2 への昇速時、および高速V2 時のそれぞれ
    において、前記ローラベールの回転速度を個別に設定す
    ることを特徴とする、糸条の巻取方法。
  2. 【請求項2】 さらに、前記巻取側スピンドル上のボビ
    ンから待期側スピンドル上のボビンへの糸条巻替時にお
    いても、前記ローラベールの回転速度を個別に設定す
    る、請求項1の糸条の巻取方法。
  3. 【請求項3】 前記糸掛け時における、低速V1 時およ
    び低速V1 から高速V2 への昇速時において、ローラベ
    ールの回転速度をボビンまたはパッケージの周速よりも
    速くする、請求項1または2の糸条の巻取方法。
  4. 【請求項4】 前記糸条巻替時におけるローラベールの
    回転速度を、それまでの高速V2 時における回転速度よ
    りも遅くする、請求項2または3の糸条の巻取方法。
  5. 【請求項5】 モータ駆動されるスピンドルに装着した
    ボビン上に形成されるパッケージに、モータ駆動される
    ローラベールを接圧させながら糸条を巻き取るととも
    に、巻取側スピンドルと待期側スピンドルとを入れ替え
    るターレット手段を有する糸条の巻取装置において、糸
    掛け時の前記巻取側スピンドルの速度が低速V1 時、低
    速V1 から高速V2 への昇速時、および高速V2 時のそ
    れぞれに対して、前記ローラベールの回転速度を個別に
    設定する手段を有していることを特徴とする、糸条の巻
    取装置。
  6. 【請求項6】 さらに、前記巻取側スピンドル上のボビ
    ンから待期側スピンドル上のボビンへの糸条巻替時にお
    いて前記ローラベールの回転速度を個別に設定する手段
    を有している、請求項5の糸条の巻取装置。
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