JP3523895B2 - ヘッドランプ光軸制御装置 - Google Patents

ヘッドランプ光軸制御装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用ヘッド
ランプ等のヘッドランプにおける光軸角度を可変制御す
るヘッドランプ光軸制御装置に関し、特にヘッドランプ
の光軸角度を初期設定するためのエーミング機構の改良
に関する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来のこの種のヘッドランプ光軸
制御装置の主要部の構成を示す図であり、(a)は斜視
図、(b)はエーミング機構の縦断面図である。図4に
示すように、装置本体1の前後を貫通する如くエーミン
グ軸2が設けられている。このエーミング軸2は、正逆
回転制御される図示しないモータの回転力に基づいて、
軸方向へ進退動作し、その先端部位にて図示しないヘッ
ドランプの光軸を可変制御する。またこのエーミング軸
2は、その後端部位に設けられた2面幅部からなる操作
端3を、次に述べるエーミング機構4によってその軸心
回りに回転操作されることにより、ヘッドランプの光軸
角度を初期設定する。
【0003】エーミング機構4は、装置本体1の後端面
に、そのケース7を取付けボルト5a,5bによって一
体的に取付けられる。そしてエーミング機構4のケース
7には、操作ボルト6が外部から手動操作が可能な如
く、頭部を上記ケース外に露出させた状態で設けられて
いる。操作ボルト6の先端部位には操作ギヤ部8が設け
られている。位置調整素子9は、ケース7内に回転自在
に収納され、その基端部位に前記操作ボルト6の操作ギ
ヤ部8と噛合するギヤ部9aを有し、先端部位中心に前
記装置本体1の後端面に露出している前記エーミング軸
2の操作端3に対し、軸方向にはスライド可能で周方向
には回転不能な如く係合する係合部9bを有している。
【0004】かくして上記光軸制御装置は、操作ボルト
6を回転操作すると、その回転力が操作ギヤ部8、ギヤ
部9aを介してエーミング軸2の操作端3に伝達され、
エーミング軸2を軸心回りに回転操作する。これによ
り、エーミング軸2とヘッドランプとの相対的位置関
係、換言すればヘッドランプの光軸角度を初期設定し得
るものとなっている。
【0005】ところで上記従来の光軸制御装置では、こ
の装置をヘッドランプ組立てに装着するに際し、装置本
体1のケースをヘッドランプ組立てケースに対して取り
付けた後、装置本体1の後端面に露出しているエーミン
グ軸2の操作端3を所定工具で回転させる事により、エ
ーミング軸2をヘッドランプの例えば反射鏡に結合さ
せ、しかる後、エーミング機構4を装置本体1の後端面
に対し固定していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の装置に
は次のような問題があった。すなわち、従来の装置では
まず装置本体1のみをヘッドランプ組立てに対して取り
付け、しかるのち装置本体1の後端面に露出しているエ
ーミング軸2の操作端3を所定工具で回転させてエーミ
ング軸2をヘッドランプに対して組付けを行なった後で
なければ、エーミング機構4を装置本体1の後端面に固
定することが出来なかった。このため装置本体1とエー
ミング機構4とは別々に納品せざるを得ず、物流コスト
が嵩むという欠点があった。また品質の保証も不十分に
ならざるを得なかった。そして装置本体1に対するエー
ミング機構4の組付けは、いわゆる現場組付けとなるこ
とから、操作ボルト6の向きが車両の左右両側で逆向き
に取付けられてしまう虞があった。つまり車両の左右両
側に対応した正しい向きで組付けられず、エーミング機
構4の左右組み付けミスが発生し易いという欠点があっ
た。さらにエーミング機構4の組み付けを、装置本体1
がヘッドランプに結合された状態で行なわざるを得ない
ので、単独の状態にある装置本体1に対してエーミング
機構4を組付ける場合に比べると、作業性が著しく悪
く、能率のよい組付け作業を行なえないという問題もあ
った。また初期設定をやり直そうとしたとき、たまたま
操作ボルト6の傘歯車からなるギヤ部8が破損したよう
な場合には、エーミング機構4を装置本体1から取り外
さない限り初期設定のやり直しは不可能であった。この
ため組付けサービスの工数が掛かるという難点もあっ
た。
【0007】そこで本発明の目的は、物流コストが低く
て済むうえ、高品質を保証することができ、車両の左右
両側に対するエーミング機構の左右組み付けミスの発生
が抑制され、装置本体に対するエーミング機構の組付け
作業性が良く、能率のよい組付け作業を行なえ、操作ボ
ルトの傘歯車からなるギヤ部が破損したような場合で
も、エーミング機構を装置本体から取り外さずに初期設
定のやり直しを行なうことができ、組付けサービスの工
数が少なくて済む、ヘッドランプ光軸制御装置を提供す
ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決し目的を
達成するために、本発明のヘッドランプ光軸制御装置は
次の如く構成されている。
【0009】(1)正逆回転制御されるモータと、この
モータの回転力を駆動ギヤを介して伝達されて軸方向へ
進退動作し先端部位にてヘッドランプの光軸を可変制御
するエーミング軸と、このエーミング軸の後端部位に設
けられた一次操作端を軸心回りに回転操作することによ
り、前記ヘッドランプの光軸角度を初期設定するエーミ
ング機構とを具備し、前記エーミング機構は、装置本体
の後端面に取付け可能なエーミング機構用の機構ケース
と、この機構ケースの外部から手動操作が可能な如く頭
部を上記ケース外に露出させた状態で上記ケースに対し
て取付けられ、先端部位に操作ギヤ部を設けた操作ボル
トと、この操作ボルトの操作ギヤ部と噛合するギヤ部を
軸体中央部の外周に有し、一端部位に前記装置本体の後
端面に露出している前記エーミング軸の一次操作端に対
し、軸方向にはスライド可能で周方向には回転不能な如
く係合する係合部を有し、他端部位に前記エーミング軸
の一次操作端と同一構造をなし、前記ケースの後端面に
露出する如く設けられた二次操作端を有する位置調整素
子と、からなっている。
【0010】(2)上記(1)に記載のヘッドランプ光
軸制御装置であって、エーミング機構における操作ボル
トの頭部及び/又は位置調整素子の二次操作端は、操作
用工具に適合する構造のアタッチメントを装着可能にな
っている。
【0011】
【作用】上記手段を講じた結果、次のような作用が生じ
る。
【0012】(1)エーミング機構の後端面には、装置
本体の後端面に露出しているエーミング軸の一次操作端
と同一構造を有し、かつ上記一次操作端に直結する二次
操作端が露出しているので、装置本体とエーミング機構
とを一体化して納入することができる。従って物流コス
トが低くて済む上、高品質を保証することができる。
【0013】また、装置本体とエーミング機構とを一体
化して納入することができることから、エーミング機構
に設けられている操作ボルトの左右の向きで、車両の左
右いずれの側に装着されるべきものかが一目瞭然とな
る。したがってエーミング機構の左右組み付けミスの発
生が抑制される。
【0014】さらに、エーミング機構を装置本体に組付
けた状態で、エーミング機構の後端面に露出している二
次操作端によりベヘッドランプに対するエーミング軸の
組付けが行なえる。このため単体の状態にある装置本体
に対してエーミング機構を組付けることができる。した
がって装置本体に対するエーミング機構の組付け作業性
が著しく向上し、能率のよい組付け作業を行なえる。
【0015】また、エーミング機構の後端面に露出して
いる二次操作端により、操作ボルトで行なう初期設定操
作と同等の初期設定操作を行なうことができる。このた
めエーミング機構の傘歯車からなるギヤ部が破損したよ
うな場合でも、エーミング機構を装置本体から取り外さ
ずに初期設定のやり直しを行なうことができ、組付けサ
ービスの工数が少なくて済むことになる。
【0016】(2)操作ボルト又は位置調整素子のいず
れからでも、エーミング軸をヘッドランプへ結合させる
ための結合操作,光軸角を初期設定するための初期設定
操作を行なうことができるが、アタッチメントを装着す
ることにより、上記操作が一層適確に行なえるものとな
る。したがって操作性が向上する上、所謂バックアップ
機能が生じるため、長期亘って信頼性の高い作動が期待
できる。
【0017】
【実施例】図1は本発明の一実施例に係るヘッドランプ
光軸制御装置の全体を示す概略縦断側面図である。図2
は同実施例に係るヘッドランプ光軸制御装置の主要部の
分解斜視図である。図3は同実施例に係るヘッドランプ
光軸制御装置のエーミング機構を示す縦断側面図であ
る。
【0018】図1に示すように、本実施例のヘッドラン
プ光軸制御装置は、車体内に収容されているヘッドラン
プ10と、このヘッドランプ10の光軸を可変制御する
光軸制御装置本体20と、この装置本体20に一体的に
組付けられ手動操作によりヘッドランプ10の光軸角度
を初期設定するエーミング機構30とからなっている。
ヘッドランプ10は、光源としてのランプ11と、この
ランプからの光を車両前方へ反射する凹面反射鏡12
と、この凹面反射鏡12の傾きを可変と成し得る如くそ
の一端を回動自在に軸支する軸支機構13とからなって
いる。
【0019】光軸制御装置本体20は、少なくとも正逆
回転制御されるモータ24と、このモータ24を運転席
に設置されている操作スイッチ14の操作状態に応じて
回転制御する手段と、この手段により回転制御される上
記モータ24の回転力を、後述する駆動ギヤを介して伝
達されて軸方向Bへ進退動作し、その先端部位にて前記
反射鏡12の傾き角Rを変化させ、ヘッドランプ10の
光軸角度θを可変制御するエーミング軸22と、を備え
ている。
【0020】エーミング機構30は、少なくとも操作ボ
ルト31と、二次操作端39とを有しており、前記エー
ミング軸22の後端部位に設けられた一次操作端を、軸
心回りA方向に回転操作することにより、エーミング軸
22と前記反射鏡12との相対的位置関係を調整し、前
記ヘッドランプ10の光軸角度θを初期設定するもので
ある。
【0021】図2に示すように、本実施例の光軸制御装
置本体20は、ボディケース21aとケースカバー21
bとからなる装置ケース内に、次に示す各部品が一体的
に収納されている。22は前記したエーミング軸、23
は上記エーミング軸の後端部位に設けられた2面幅部か
らなる一次操作端、24は前記したモータ、25はセク
タギヤ、25aは同セクタギヤに一体化されている接
片、26は2段ギヤ、27は制御回路を搭載したプリン
ト配線基板、28はシールラバー、29は先端部に防水
コネクタ29aを有し後端部にコネクタ29bを有する
制御ケーブルである。
【0022】また図2に示すように、本実施例のエーミ
ング機構30は、装置本体20の後端面に取付け可能な
ボディケース41aと、ケースカバー41bとからなる
機構ケース内に、操作ボルト31,位置調整素子34な
どを一体的に収納したものとなっている。
【0023】図3は本実施例のエーミング機構30の構
成を示す縦断面図である。図に示すように、機構ケース
40の外部から手動操作が可能な如く、操作ボルト(六
角ボルト)31は、その頭部32を上記ケース40外に
露出させた状態で、機構ケース40に対して取付けられ
ている。この操作ボルト31の先端部位には、傘歯車か
らなる操作ギヤ部33が設けられている。
【0024】位置調整素子34は、前記操作ボルト31
と直交する如く機構ケース40内に回転自在に収容配置
され、その軸体中央部の外周に、前記操作ギヤ部33と
噛合する傘歯車からなるギヤ部35を有している。また
その軸体の一端部位には、前記装置本体20の後端面に
露出している前記エーミング軸22の一次操作端23に
対し、軸方向にはスライド可能で周方向には回転不能な
如く係合する係合部36を有している。なお37はシー
ル用Oリング、38は装置本体20の陥凹部内に嵌合す
る円柱部である。さらにその軸体の他端部位には、前記
エーミング軸22の一次操作端23と同一構造をなし、
かつ機構ケース40の後端面に露出する如く設けられた
二次操作端39を有している。
【0025】上記装置本体20とエーミング機構30と
は、製造工程の最終段階において一体化されたのち、所
定の検査を受けて出荷納品される。
【0026】次に上記の如く構成された本実施例装置の
車両への組付け作業、組付け後における光軸角度初期設
定操作、光軸制御動作等について説明する。
【0027】車両への組付けは、装置本体20とエーミ
ング機構30とが一体化された状態のものを、車体内の
ヘッドランプ10に対して組付ける。この組付け作業を
行なうに際しては、機構ケース40に対する操作ボルト
31の取付けの向きから、当該装置が車両の左右両側の
いずれの側に組付けられるべきものかが判別できる。し
たがってその判別結果に応じて所定の側にそれぞれ組付
ける。この組付けが終了した所で、エーミング軸22の
先端部をヘッドランプ10の反射鏡12に対して結合さ
せる必要がある。このためエーミング機構30の後端面
に露出している二次操作端39を、適宜な工具によって
回転操作する。この操作によってエーミング軸22の先
端部は、ヘッドランプ10の反射鏡12に対して結合さ
れる。
【0028】光軸の初期設定操作を行なう場合には、機
構ケース40に対し取付けられている操作ボルト31の
頭部22を外部から手動操作で回転操作する(なお操作
ボルト31に故障が発生した場合には、二次操作端を操
作ボルト31の代わりに用いて操作してもよい)。そう
すると操作ボルト31の操作ギヤ部33とそのギヤ部3
5が噛合している位置調整素子34が回転する。位置調
整素子34が回転すると、これに伴ってエーミング軸2
2も軸心回り方向すなわちA方向に回転する。この結
果、エーミング軸22の先端部と反射鏡12との結合位
置が調整され、ヘッドランプ10の光軸角度θの初期設
定が行なわれる。
【0029】次に本実施例装置の通常使用時における光
軸制御動作を説明する。電源供給を行なうと、モータ2
4が正回転または逆回転制御される。モータ24の回転
力は同モータ24から減速用の2段ギヤ26等を介して
最終的にはエーミング軸22に進退駆動力として伝達さ
れる。このためエーミング軸22は軸方向に沿って所定
量だけ図1の矢印Bで示す方向へ所定量だけ進退動作す
る。かくしてエーミング軸22の先端部位にて反射鏡1
2の傾き角度Rが変化し、ヘッドランプ10の光軸角度
θが可変制御される。
【0030】上述した本実施例の構成および作用効果を
まとめると次の通りである。
【0031】(1)実施例で示したヘッドランプ光軸制
御装置は、正逆回転制御されるモータ24と、このモー
タ24の回転力を駆動ギヤを介して伝達されて軸方向へ
進退動作し先端部位にてヘッドランプ10の光軸を可変
制御するエーミング軸22と、このエーミング軸22の
後端部位に設けられた一次操作端23を軸心回りに回転
操作することにより、前記ヘッドランプ10の光軸角度
を初期設定するエーミング機構30とを具備し、前記エ
ーミング機構30は、装置本体20の後端面に取付け可
能なエーミング機構用の機構ケース40と、このケース
40の外部から手動操作が可能な如く頭部32を上記ケ
ース外に露出させた状態で上記ケース40に対して取付
けられ、先端部位に操作ギヤ部33を設けた操作ボルト
31と、この操作ボルト31の操作ギヤ部33と噛合す
るギヤ部35を軸体中央部の外周に有し、一端部位に前
記装置本体20の後端面に露出している前記エーミング
軸22の一次操作端23に対し、軸方向にはスライド可
能で周方向には回転不能な如く係合する係合部36を有
し、他端部位に前記エーミング軸22の一次操作端23
と同一構造をなし、前記ケース40の後端面に露出する
如く設けられた二次操作端39を有する位置調整素子3
4と、からなっている。
【0032】したがって、エーミング機構30の後端面
には、装置本体20の後端面に露出しているエーミング
軸22の一次操作端23と同一構造を有し、かつ上記一
次操作端23に直結する二次操作端39が露出している
ので、装置本体20とエーミング機構30とを一体化し
て納入することができる。したがって物流コストが低く
て済む上、高品質を保証することができる。
【0033】また、装置本体20とエーミング機構30
とを一体化して納入することができる事から、エーミン
グ機構30に設けられている操作ボルト31の左右の向
きで車両の左右両側のいずれの側に装着されるべきもの
かが、一目瞭然となる。したがってエーミング機構30
の左右組み付けミスの発生が抑制される。
【0034】さらに、エーミング機構30を装置本体2
0に組付けた状態で、エーミング機構30の後端面に露
出している二次操作端39によりベヘッドランプ10に
対するエーミング軸22の組付けが行なえる。このため
単体の状態にある装置本体20に対してエーミング機構
30を組付けることができる。したがって装置本体20
に対するエーミング機構30の組付け作業性が著しく向
上し、能率のよい組付け作業を行なえる。
【0035】また、エーミング機構30の後端面に露出
している二次操作端39により、操作ボルト31で行な
う初期設定操作と同等の初期設定操作を行なうことがで
きる。このためエーミング機構30の傘歯車からなるギ
ヤ部33が破損したような場合でも、エーミング機構3
0を装置本体20から取り外さずに初期設定のやり直し
を行なうことができ、組付けサービスの工数が少なくて
済むことになる。
【0036】(2)実施例で示したヘッドランプ光軸制
御装置は、エーミング機構30における操作ボルト31
の頭部32及び/又は位置調整素子34の二次操作端3
9は、操作用工具に適合する構造のアタッチメントを装
着可能になっている。
【0037】したがって、操作ボルト31又は位置調整
素子34のいずれからでも、エーミング軸22をヘッド
ランプ10の反射鏡12へ結合させるための結合操作,
光軸角を初期設定するための初期設定操作を行なうこと
ができるが、アタッチメントを装着することにより、上
記操作が一層適確に行なえるものとなる。したがって操
作性が向上する上、所謂バックアップ機能が生じるた
め、長期亘って信頼性の高い作動が期待できる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、物流コストが低くて済
む上、高品質を保証することができ、車両の左右両側に
対するエーミング機構の左右組み付けミスの発生が抑制
され、装置本体に対するエーミング機構の組付け作業性
が良く、能率のよい組付け作業を行なえ、操作ボルトの
ギヤ部が破損したような場合でも、エーミング機構を装
置本体から取り外さずに初期設定のやり直しを行なうこ
とができ、組付けサービスの工数が少なくて済む、ヘッ
ドランプ光軸制御装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係るヘッドランプ光軸制御
装置の全体を示す概略縦断側面図。
【図2】上記実施例に係るヘッドランプ光軸制御装置の
主要部の概略的構成を示す分解斜視図。
【図3】図3は同実施例に係るヘッドランプ光軸制御装
置のエーミング機構の構成を示す縦断側面図。
【図4】従来例に係るヘッドランプ光軸制御装置の構成
を示す図で、(a)は装置全体の斜視図、(b)はエー
ミング機構の縦断側面図。
【符号の説明】
10…ヘッドランプ 11…ランプ 1
2…凹面反射鏡 13…軸支機構 14…操作スイッチ 20…光軸制御装置本体 21…装置ケース 2
2…エーミング軸 23…一次操作端 24…モータ 3
0…エーミング機構 31…操作ボルト 32…頭部 33…操作ギヤ部 34…位置調整素子 3
5…ギヤ部 36…係合部 39…二次操作端 4
0…機構ケース
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F21S 8/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】正逆回転制御されるモータと、このモータ
    の回転力を駆動ギヤを介して伝達されて軸方向へ進退動
    作し先端部位にてヘッドランプの光軸を可変制御するエ
    ーミング軸と、このエーミング軸の後端部位に設けられ
    た一次操作端を軸心回りに回転操作することにより、前
    記ヘッドランプの光軸角度を初期設定するエーミング機
    構とを具備し、前記エーミング機構は、 装置本体の後端面に取付け可能なエーミング機構用の機
    構ケースと、 この機構ケースの外部から手動操作が可能な如く、頭部
    を上記ケース外に露出させた状態で上記ケースに対して
    取付けられ、先端部位に操作ギヤ部を設けた操作ボルト
    と、 この操作ボルトの操作ギヤ部と噛合するギヤ部を軸体中
    央部の外周に有し、一端部位に前記装置本体の後端面に
    露出している前記エーミング軸の一次操作端に対し、軸
    方向にはスライド可能で周方向には回転不能な如く係合
    する係合部を有し、他端部位に前記エーミング軸の一次
    操作端と同一構造をなし、前記ケースの後端面に露出す
    る如く設けられた二次操作端を有する位置調整素子と、 からなることを特徴とするヘッドランプ光軸制御装置。
  2. 【請求項2】エーミング機構における操作ボルトの頭部
    及び/又は位置調整素子の二次操作端は、操作用工具に
    適合する構造のアタッチメントを装着可能になっている
    ことを特徴とする請求項1に記載のヘッドランプ光軸制
    御装置。
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