JP3521162B2 - 医療容器用手入れ窓 - Google Patents

医療容器用手入れ窓

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JP3521162B2
JP3521162B2 JP20036895A JP20036895A JP3521162B2 JP 3521162 B2 JP3521162 B2 JP 3521162B2 JP 20036895 A JP20036895 A JP 20036895A JP 20036895 A JP20036895 A JP 20036895A JP 3521162 B2 JP3521162 B2 JP 3521162B2
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心一 小林
直樹 本間
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保育器のような医
療容器の透明な仕切板で仕切られた空間内に収容されて
いる未熟児などに手などでアクセスするための手入れ窓
に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば図4に示すように、保育器51内
に収容されている未熟児に、手入れ窓53を通して人工
呼吸などのチューブ55や心電図などのリード線(図示
せず)を施す場合がある。この手入れ窓53は、同心状
に配置される二重構造の窓枠を備え、外側の窓枠が内側
の窓枠に回転可能に保持され、筒状の柔軟シート57の
両端が各窓枠に取り付けられている。外側の窓枠を回転
させるとシート57が捩じられて手入れ窓53の開口部
が閉ざされる。また、この手入れ窓53は捩じられたシ
ート57でチューブ55を保持することもできる。なお
この手入れ窓53は、その動作から、絞り窓と呼ばれて
いる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の絞り窓と呼ばれ
ている手入れ窓は、上述のアクセスを容易かつ迅速にで
きる仕様になってるので、この絞り窓を通して保育器内
にチューブやリード線を引き込んだときに、絞り窓が開
く恐れがあった。
【0004】絞り窓を開こうとする力は、主にチューブ
の自重あるいは、チューブやリード線のずれによる。こ
のチューブやリード線のずれは、治療中の未熟児が動く
ことによって発生し、あるいは、保育器の周辺を移動す
る医師や看護婦などの不注意で起こる。
【0005】本発明は、上述した問題点を解決し、チュ
ーブやリード線などの部材を確実に保持できる手入れ窓
を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明による手入れ窓
は、開口部を有する外枠と、この外枠に軸支されて、上
記開口部を開閉する蓋板と、上記開口部を閉じた上記蓋
板を、その場に保持するロック機構と、上記蓋板に形成
された切り欠きと、この切り欠きをふさぐように上記蓋
板に取り付けられた複数の弾性片と、これら複数の弾性
片間に差し込まれる部材を保持するように、この蓋板に
設けられた保持部とを備える。
【0007】また上記保持部は、複数の上記部材を保持
できる少なくとも1つの溝を備えるものであってもよ
い。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の手入れ窓1の一実
施例を図面を参照して説明する。
【0009】図1は、仕切板3に取り付けられている手
入れ窓1の正面図である。なおこの仕切板3は各種の医
療容器のもので、例えば保育器の透明壁である。この手
入れ窓1の外枠5には、手などを通すための開口部7が
ほぼその中央に形成されている。一方、開口部7を開閉
する蓋板9には、人工呼吸器のチューブなどを通すため
の切り欠き11が形成されており、十字状の切れ目13
によって複数の弾性片15を形成した遮蔽板17がこの
切り欠き11をふさぐように取り付けられている。従っ
て、蓋板9で開口部7を閉じていても、十字状の切れ目
13に人工呼吸器のチューブなどを差し込んで保育器内
に通すことができる。また、蓋板9は、チューブなどを
保持する溝19が2箇所に形成されている保持部21を
備え、人工呼吸器のチューブなどがこの保持部21の溝
19に嵌合されて保持される。
【0010】蓋板9は、開口部7の下方に配置されてい
る一対の支軸23、25に軸支されて、ロック機構27
により開口部7を閉じる位置に保持される。このロック
機構27は、外枠5側に配置されるL字状の係止部29
に、蓋板9側に軸支されるロックレバー31の先端を係
合させる簡単な構成でよい。
【0011】なお蓋板9は、実施例のように、蓋板9の
下方で軸支されると、開口部7を開いたときにこの蓋板
9が自重で開口部7の下方に位置するので、開口部7を
通して作業する際に蓋板9が邪魔にならない。
【0012】人工呼吸器を用いる場合、一般的に呼気用
及び吸気用の2本のチューブが用いられるので、保持部
21には、2本の溝19が形成されている。なお、この
溝19は、太さの異なるチューブの保持ができるよう
に、溝19の上側の幅が広く、下側が狭くなっている。
この実施例において溝19は、正面から見ると、瓢箪の
ような形状になっている。
【0013】図2は、図1のA−A線断面図である。外
枠5は、仕切板3の開口33に嵌合する段部を有する第
1のフランジ35と、この第1のフランジ35と向かい
合い仕切板3側に傾斜面を有し、開口33を通過できる
外径の第2のフランジ37とを備えている。従って、こ
の外枠5は、第2のフランジ37側から仕切板3の開口
33に取り付けられる。そして、第2のフランジ37と
仕切板3との間に第2のフランジ37の外径より小さい
内径を有し、仕切板3の開口33の直径より大きい外径
を有するリング状のゴム製パッキン39を外枠5の抜け
止めとして装着する。
【0014】この外枠5の仕切板3に対する取り付け構
造は、従来と同様である。従って、第1のフランジ35
及び第2のフランジ37の形状を従来と同様にすれば、
従来の手入れ窓と容易に交換することができる。
【0015】蓋板9の切り欠き11に取り付けられる遮
蔽板17は、シリコンゴムなどで形成されており、外周
部分が切り欠き11の縁と嵌合し、薄板状の内周部分に
十字状の切れ目13(図2では横方向の切れ目13だけ
が示されている)を形成することにより複数の弾性片1
5を構成している。
【0016】遮蔽板17の切れ目13のうち縦方向に延
びるもの(図1を参照)は、この遮蔽板17の上側の端
にまで達しており、チューブなどをこの縦方向の切れ目
13の端から複数の弾性片15の間に通すことができ
る。従って、チューブなどを開口部7から保育器内に挿
入してから蓋板9で開口部7を閉じる際に、チューブな
どの途中の部分をその切れ目13に入れて複数の弾性片
15の間に容易に通すことができる。
【0017】図3は、この手入れ窓1にチューブ41を
通している状態を示す、図2と同様の断面図である。図
3(A)は、開口部7を蓋板9で閉じた状態を示してお
り、図3(B)は、開口部7を開いた状態を示してい
る。
【0018】図3(A)に示すように、複数の弾性片1
5間を通るチューブ41は、蓋板9の保持部21の溝1
9に保持される。従って、保持部21を境にしてチュー
ブ41の一方側に力が作用しても、チューブ41の他方
側はその影響を受けない。
【0019】図3(B)に示すように、蓋板9を回動さ
せて開口部7を開いても、蓋板9の保持部21でチュー
ブ41が保持されている。従って、この状態で開口部7
から手を入れて作業しても、チューブ41がずれたり、
チューブ41が作業者の邪魔になることがない。
【0020】以上、本発明の手入れ窓の実施例について
説明したが、手入れ窓の構成は、実施例のものに限らず
様々な構成をとり得る。例えば、蓋板のロック機構は、
外枠側に回動するロックレバーを設け、開口部を閉じる
蓋板をこのロックレバーで直接その場に保持させるよう
にしてもよい。
【0021】また、保持部は、チューブを溝に嵌合させ
て保持するだけでなく、チューブを溝内に固定する固定
手段を別に備えていてもよい。この場合、操作手順が増
えてしまうが、チューブをより確実に保持することがで
きる。なお、チューブを溝に嵌合させるだけで、チュー
ブをある程度保持できるのであれば、この固定手段を蓋
板のロック機構に連動させてもよい。
【0022】さらに、複数の弾性片は、上下左右に並ぶ
だけでなく、放射状に並ぶものであってもよい。なお、
実施例のように一つの遮蔽板に切れ目を入れて複数の弾
性片を構成する場合、保持部に保持されたチューブが通
過する遮蔽板の位置に十字状の切れ目の交点を合わせて
複数の弾性片を構成すれば、各弾性片間をチューブが通
過する際、各弾性片の隅が僅かにめくられるだけで、各
弾性片間に生じる隙間が最小限に留められる。この際、
チューブが複数であれば、十字状の切れ目を複数形成す
ればよい。なお、十字状の切れ目に限らず、複数の切れ
目が一点で交差すれば同様の効果を得られる。
【0023】
【発明の効果】本発明の手入れ窓は、挿入されたチュー
ブなどの部材を、蓋板に設けられた保持部によって保持
すると共に、蓋板に設けられた複数の弾性片によって気
密を確保することができる。
【0024】また、保持部が、複数のチューブなどの部
材を保持できる少なくとも1つの溝を備えているので、
一か所の手入れ窓から複数の部材を効率的に挿入するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の手入れ窓の正面図である。
【図2】図1のA−A線断面図である。
【図3】(A)開口部を蓋板で閉じた手入れ窓にチュー
ブを通した状態を示す、図2と同様の断面図である。 (B)図3(A)の状態から、蓋板を回動して開口部を
開いた状態を断面図である。
【図4】従来の手入れ窓を保育器のフードに取り付けた
例を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 手入れ窓 5 外枠 7 開口部 9 蓋板 11 切り欠き 15 弾性片 19 溝 21 保持部 27 ロック機構
フロントページの続き (72)発明者 松原 一雄 東京都文京区本郷三丁目18番15号 アト ム株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−19144(JP,A) 特開 平7−31646(JP,A) 実開 昭50−39085(JP,U) 実開 昭58−25126(JP,U) 特公 昭28−5243(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 11/00

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有する外枠と、 この外枠に軸支されて、上記開口部を開閉する蓋板と、 上記開口部を閉じた上記蓋板を、その場に保持するロッ
    ク機構と、 上記蓋板に形成された切り欠きと、 この切り欠きをふさぐように上記蓋板に取り付けられた
    複数の弾性片と、 これら複数の弾性片間に差し込まれる部材を保持するよ
    うに、この蓋板に設けられた保持部とを備える医療容器
    用手入れ窓。
  2. 【請求項2】上記保持部は、複数の上記部材を保持でき
    る少なくとも1つの溝を備える請求項1記載の医療容器
    用手入れ窓。
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US08/730,224 US5954627A (en) 1995-06-30 1996-10-15 Access port for use in medical vessel
DE19642708A DE19642708B4 (de) 1995-06-30 1996-10-16 Vorrichtung zum Verschließen der Einbauöffnung einer Inkubatorhaube

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JP2002028198A (ja) * 2000-07-14 2002-01-29 Atom Medical Corp 保育器の手入窓用パッキン
JP5123082B2 (ja) * 2008-07-03 2013-01-16 アトムメディカル株式会社 保育器におけるグロメット構造

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