JP3520473B2 - 建築物 - Google Patents

建築物

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JP3520473B2
JP3520473B2 JP31382994A JP31382994A JP3520473B2 JP 3520473 B2 JP3520473 B2 JP 3520473B2 JP 31382994 A JP31382994 A JP 31382994A JP 31382994 A JP31382994 A JP 31382994A JP 3520473 B2 JP3520473 B2 JP 3520473B2
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秀文 榎本
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清水建設株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、レストラン,
ホール,住宅等の建築物において、その内部空間を快適
な環境を有したものとするのに好適な建築物に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、レストラン,ホール,住
宅等の建築物においては、その内部空間を快適な環境と
するために、様々な設備や、工夫が施されている。例え
ば、内部空間の換気,空調のためには、換気扇や換気ダ
クト、空調機などが設置されている。また、内部空間を
明るくするためには、照明設備の他、窓を多くしたり、
屋根部の一部に採光用の窓を設置する等している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たような従来の建築物では、内部環境を快適にするため
の前記種々の機構がそれぞれ独立して設けられているた
め、設備コストがかかるのはもちろんのこと、換気扇,
換気ダクト,採光窓等を設けなければならないため、こ
れによって建築物の外観が損なわれるという問題があ
る。また、これらの機構には電気,ガス等のエネルギー
源が必要であるが、省エネルギー化が求められているの
は言うまでもない。このため、屋根等にソーラーパネル
を設置して、太陽光をエネルギー源とすることも考えら
れるが、このソーラーパネルは建築物の外観を大幅に損
なうことになる。本発明は、以上のような点を考慮して
なされたもので、外観を損なうことなく、内部環境を向
上させるとともに省エネルギー化を図ることのできる建
築物を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
外柱、該外柱の上部に配され外周部に沿って延在する外
周梁、内柱、及び該内柱の上部に配され建築物の長手方
向に沿って延在する対をなす支持梁を備えるとともに、
屋根が、頂部とその周囲に位置する周辺部とから構成さ
れ、前記屋根の周辺部を支持する支持部材が、前記支持
梁と外周梁との間で、一定角度傾斜して一定間隔毎に架
設される複数の垂木部材により形成され、前記屋根の頂
部を支持するための一定幅で一定長さを有し断面視略三
角形のトラス部材が、対をなす前記支持梁の下面に架設
されるとともに、前記支持部材と下弦材との間に補強材
を設けられ、前記屋根の頂部が、対をなす前記支持梁に
架け渡された略V字状のフレームに支持されていること
を特徴としている。
【0005】請求項2に係る発明は、請求項1記載の建
築物において、前記屋根の頂部には、建築物の内外に連
通する換気孔が備えられていることを特徴としている。
【0006】請求項3に係る発明は、請求項1または2
記載の建築物において、前記屋根が外側部材と内側部材
とからなる二重構造とされ、該屋根の頂部の内面側に
は、前記外側部材と内側部材との間の空間に連通して、
太陽光によって熱せられた該空間内の空気を集めるダク
トが設けられ、該ダクトには、前記熱せられた空気を該
建築物内におけるエネルギー源とするための集熱機構が
接続されていることを特徴としている。
【0007】請求項4に係る発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の建築物において、前記屋根の頂部の
少なくとも一部が、光を透過させる透過部材から形成さ
れていることを特徴としている。
【0008】請求項5に係る発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の建築物において、前記トラス部材が
鉄骨造とされ、前記支持部材が集成材からなる木質構造
とされていることを特徴としている。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明では、外柱、該外柱の上部
に配され外周部に沿って延在する外周梁、内柱、及び該
内柱の上部に配され建築物の長手方向に沿って延在する
対をなす支持梁を備えるとともに、屋根を、頂部とその
周囲に位置する周辺部とから構成し、屋根の周辺部を支
持する支持部材を、前記支持梁と外周梁との間で、一定
角度傾斜して一定間隔毎に架設される複数の垂木部材に
より形成し、また、前記屋根の頂部を支持するための一
定幅で一定長さを有し断面視略三角形のトラス部材を、
対をなす前記支持梁の下面に架設するとともに、前記支
持部材と下弦材との間に補強材を設け、前記屋根の頂部
を、対をなす前記支持梁に架け渡された略V字状のフレ
ームに支持する構成とした。これにより、トラス部材と
支持部材とによって十分な構造的強度を確保したうえ
で、建築物の屋根を支持する構成となっている。このと
き、トラス部材によって、屋根の頂部の内側に空間を形
成することができるので、ここに換気用,空調用,採光
用等種々の機構を収めることができる。
【0010】請求項2記載の発明では、屋根の頂部に、
建築物の内外に連通する換気孔を備える構成とした。こ
れによって、換気扇やダクトなどを設置することなく、
建築物内の換気を行うことができる。
【0011】請求項3記載の発明では、屋根を二重構造
とし、屋根の頂部の内側に、外側部材と内側部材との間
の空間内の空気を集めるダクトを設け、熱せられた空気
を建築物内におけるエネルギー源とするための集熱機構
を前記ダクトに接続する構成とした。これにより、太陽
光で熱せられた空気の熱エネルギーを、建築物内の暖
房,給湯等のエネルギー源として利用することが可能と
なる。しかもこのとき、従来のようにソーラーパネル等
を屋根上に設置する必要がない。
【0012】請求項4記載の発明では、屋根の頂部の少
なくとも一部を、太陽光を透過させる透過部材から形成
する構成とした。これにより、この透過部材から建築物
の内部に光を採り込んで、室内を明るくすることができ
る。もちろんこのとき、エネルギー源は何ら必要ない。
【0013】請求項5記載の発明では、トラス部材を鉄
骨造とし、支持部材を集成材からなる木質構造とした。
これにより、建築物の屋根の支持構造を、線状の部材か
らなるハイブリッド構造とすることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明を図面に示す第一および第二実
施例を参照して説明する。 [第一実施例]図1ないし図11は、本発明に係る建築
物の第一実施例を示すものである。図1および図2に示
すように、建築物1の外周部には、一定間隔毎に鉄筋コ
ンクリート造(以下、「RC造」と称する)の外柱
(柱)2,2,…が立設され、その内方には、これら外
柱2よりも一定寸法長い4本の内柱(柱)3,3,…が
立設されている。
【0015】外柱2,2,…上には、建築物1の外周部
に沿って延在するRC造の外周梁4が架設され、内柱
3,3,…上には、建築物1の長手方向に沿って延在す
るH型鋼からなる支持梁5,5が架設されている。
【0016】これら支持梁5,5間には、以下に示すよ
うな構成のトラス部材6が架設されている。図3に示す
ように、トラス部材6は、各支持梁5の下方においてこ
れと平行に延在する上弦材8,8と、これら上弦部材
8,8の間の下方にて、これらと平行に延在する下弦材
9と、各上弦材8と下弦材9との間に配設されたラチス
材10と、上弦材8,8どうしを連結する連結材11と
が、断面視略三角形のトラス状に組み立てられた構成と
なっている。これら上弦材8,下弦材9,ラチス材1
0,連結材11は、それぞれ、一定長のスチールパイプ
12から構成されており、上弦材8,下弦材9,ラチス
材10,連結材11が交差する部分においては、それぞ
れのスチールパイプ12が、例えばボールジョイント
等、周知の接合手段によって剛接合されている。
【0017】このような構成のトラス部材6は、支持部
材5,5の下面にブラケット14,14を介して取り付
けられた構成となっている。
【0018】図4に示すように、外周梁4と、支持梁5
との間には、大断面の集成材(木製)からなる垂木部材
16,16,…が、一定角度傾斜して架設されている。
図5に示すように、各垂木部材16は、一端が外周梁4
に接合され、これと直交する方向に対してそれぞれ一定
角度をなした方向に延出する下部材16a,16aと、
一端が支持梁5に接合され、前記下部材16a,16a
の先端に向けて延出する上部材16b,16bとが、互
いに接合されて、略菱形状に組み合わされた構成となっ
ている。図4および図5に示したように、このような垂
木部材16,16,…は、外周梁4と支持梁5との間に
おいて、一定間隔毎に配設されており、互いに隣接する
垂木部材16,16は、下部材16aと上部材16bと
の接合部Aにおいて互いに接合されている。このように
して、平面視した状態でトラス部材6を囲む部分に、一
体化された垂木部材16,16,…により支持部材17
が形成された構成となっている。
【0019】さらに、図3および図5に示したように、
トラス部材6の下弦材9とラチス材10との接合部B
と、これと対応する位置に設けられた各垂木部材16の
下部材16aと上部材16bの接合部Aとの間には、ス
チールパイプ製の補強材18が設けられている。
【0020】図2に示したように、上記のトラス部材6
と支持部材17とによって、建築物1の屋根20を支持
する構造となっている。
【0021】ここで、屋根20は、支持部材17に支持
されている外周屋根部(周辺部)21と、トラス部材6
に支持されて屋根20の頂部を形成するトップライト部
(頂部)22とから構成されている。この屋根20は、
例えばその南側に面した部分が集熱部S、北側に面した
部分が非集熱部Nとされている。
【0022】図3および図6に示すように、外周屋根部
21の集熱部S側には、支持部材17の上面に、水平方
向に延在するビーム材23,図示しない断熱材,ルーフ
ィング材,内側パネル(内側部材)24a,スペーサ2
5,外側パネル材(外側部材)24b,瓦パネル等の屋
根表皮材26が順に敷設された構成となっている。前記
スペーサ25により、内側パネル24aと外側パネル材
24bとの間には空間27が形成されており、これによ
って外周屋根部21は二重構造となっている。なお、外
周屋根部21の非集熱部N側は、内側パネル24aと外
側パネル24bとの間に、例えばセメント板28等が敷
設されており、空間27’が形成されている。
【0023】図7に示すように、外周屋根部21の庇部
21aの下面には、例えばステンレス製のネットを備え
た導風口29が形成されており、ここから空間27内に
外気を導くようになっている。
【0024】図3に示したように、前記トップライト部
22は、支持梁5,5に架け渡された略V字状のフレー
ム30に支持されている。
【0025】トップライト部22の非集熱部N側には、
建築物1の室内に自然光を採り入れるために透明なガラ
スを備えたアルミサッシュ(透過部材)31が、フレー
ム30に直接取り付けられた構成となっている。このア
ルミサッシュ31の下方には、開閉自在な扉32aを備
えた換気用窓(換気孔)32が形成されており、建築物
1の室内1aの換気を行うことができるようになってい
る。
【0026】また、トップライト部22の集熱部S側に
は、フレーム30に断熱材(図示なし)を介してパネル
材33が取り付けられている。このパネル材33には、
図示しないスペーサを介し一定間隔を隔てて、太陽熱を
吸収しながら余熱を逃がさぬよう断熱層をガラスによっ
て設けたアルミサッシュ34が取り付けられている。こ
のようにして、アルミサッシュ34とパネル材33との
間には、前記外周屋根部21の空間27に連通する空間
35が形成されている。
【0027】図2に示したように、上記のような構成の
建築物1内に設けられた床40には、そのほぼ全面にわ
たって暖気通路42が形成されている。図8に示すよう
に、暖気通路42は、PVC型枠によって断面視略半円
状に形成されており、床40内で蛇行するよう形成され
ている。そして、暖気通路42の一端側(図中左方)
に、後述する暖気利用システムHから暖気が送り込まれ
るようになっている。図9に示すように、暖気通路42
の他端側、すなわち外壁43の近傍位置には、床40の
上面に開口する吹出口44が形成されており、ここか
ら、暖気通路42内に送り込まれた暖気が室内1aに吹
き出されるようになっている。
【0028】また、建築物1の外壁43の下部には、前
記吹出口44と隣接する位置に、建築物1の内外を連通
する通風口45が形成されている。吹出口44と通風口
45には、床40の隅部に回動自在に支持された蓋体4
6が備えられている。この蓋体46は、図10(a)に
示すように、吹出口44から暖気を噴き出すときには通
風口45を塞ぎ、図10(b)に示すように、通風口4
5から暖気を噴き出すときには吹出口44を塞ぐように
なっている。
【0029】次に、上記構成からなる建築物1に備えら
れた暖気利用システムHについて説明する。図11に示
すように、トップライト部22の内側には、集熱ダクト
管(ダクト)50が配設されている。この集熱ダクト管
50は、連通管51を介して、前記トップライト部22
の集熱部S側の空間35に連通した構成となっている。
そして、この集熱ダクト管50は、熱回収ファン52,
熱交換コイル(集熱機構)53を介して、床40に形成
された暖気通路42に連通する暖房用ダクト54と、ト
ップライト部22に形成された排気口55に連通する排
気用ダクト56とに分岐された構成となっている。暖房
用ダクト54と排気用ダクト56とには、それぞれ開閉
自在なダンパー54a,56aが備えられており、これ
によって、集熱ダクト管50からの暖気の送給方向を任
意に切り換えられるようになっている。
【0030】熱交換コイル53は、熱回収ファン52で
回収した集熱ダクト管50内の暖気の熱交換を行うもの
で、前記暖気から回収した熱エネルギーを熱回収ポンプ
57を介して貯湯槽58に供給し、これを貯湯槽58で
の補給水加熱時の補助エネルギーとしたり、また、逆
に、ボイラー59で発生させた熱エネルギーを暖房ポン
プ60で熱交換コイル53に供給することによって、集
熱ダクト管50からの暖気を加熱することができるよう
になっている。
【0031】次に、上記のような構成からなる建築物1
の作用について説明する。まず、図2に示したように、
建築物1では、トップライト部22の非集熱部N側が、
透明なガラスを備えたアルミサッシュ31から形成され
ているので、このアルミサッシュ31から、室内1aに
自然光を採り入れることができる。
【0032】春,夏,秋等、暖房を必要としないときに
は、図11に示した暖気利用システムHの暖房用ダクト
54のダンパー54aを閉じておくとともに、図9に示
した蓋体46によって吹出口44を閉じておく。また、
図2に示したトップライト部22の換気用窓32は開け
ておく。すると、通風口45から室内1aに新鮮な外気
が導入されるとともに、換気用窓32から室内1aの空
気を排出することができるので、これによって室内1a
の換気を図ることができるようになっている。また、図
11に示した暖気利用システムHでは、太陽光によって
熱せられた外周屋根部21の空間27およびトップライ
ト部22の空間35内の空気すなわち暖気が、熱回収フ
ァン52によって、集熱ダクト50から熱交換コイル5
3に導かれるようになっている。そして、熱交換コイル
53で前記暖気から回収した熱エネルギーを貯湯槽58
に供給して、貯湯槽58での補給水加熱時の補助エネル
ギーとするようになっている。熱交換コイル53を通っ
た暖気は、排気用ダクト56を介して排気口55から排
出されるようになっている。
【0033】冬季等、暖房を必要とするときには、暖気
利用システムHの排気用ダクト56のダンパー56aを
閉じておくとともに、図9に示した蓋体46によって通
風口45を閉じておく。また、図2に示したトップライ
ト部22の換気用窓32も閉じておく。そして、図11
に示した暖気利用システムHにより、太陽光によって熱
せられた、外周屋根部21の空間27およびトップライ
ト部22の空間35内の暖気が、熱回収ファン52によ
って、集熱ダクト50から熱交換コイル53に導かれる
ようになっている。そして、熱交換コイル53におい
て、ボイラ59で発生した熱により、暖気を所定の温度
まで加熱する。そして加熱されたこの暖気を、暖房用ダ
クト54を介して、床暖房機構41の暖気通路42に送
り込むことによって、床暖房を行うようになっている。
そして、暖気通路42を通った温風は、吹出口44から
室内1aに吹き出されるようになっている。
【0034】上述したように、建築物1の屋根20が、
トップライト部22と外周屋根部21とから構成され、
外周屋根部21を支持する支持部材17上に、トップラ
イト部22を支持するトラス部材6が架設された構成と
なっている。このようにして、屋根20が、トラス部材
6と支持部材17とから支持されており、十分な構造的
強度を有したものとなっている。しかも、トラス部材6
により、トップライト部22の内側に空間を形成するこ
とができ、ここに換気用窓32,採光用の窓34,暖気
利用システムHの集熱ダクト管50等の設備を集約して
収めることができるので、その内外観を損なうことな
く、建築物1を種々の機能を備えたものとすることがで
きる。
【0035】また、トップライト部22には前記換気用
窓32が備えられており、しかも外壁43には通風口4
5が備えられた構成となっている。これにより、換気
扇,ダクトなどを用いることなく、建築物1の室内1a
の換気を図り、室内環境を向上させることができる。
【0036】さらには、外周屋根部21,トップライト
部22の集熱部S側が、それぞれ二重構造とされ、空間
27,35内の暖気を、暖気利用システムHの集熱ダク
ト管50によって集め、この暖気の熱エネルギーを、熱
交換コイル53によって、建築物1内でのエネルギー源
とする構成とされている。このようにして、太陽光によ
って熱せられた暖気の熱エネルギーを床暖房や給湯等に
利用することによって、省エネルギー化を促進したうえ
で、室内環境を向上させることができる。しかもこのと
き、屋根20上にソーラーパネル等を設置する必要がな
いので、建築物1の外観を損なうこともない。このと
き、特に、トップライト部22のアルミサッシュ34に
は、濃色に着色されたガラスが用いられているので、集
熱を効率的に行うことができる。
【0037】加えて、トップライト部22のN側が、透
明なガラスを備えたアルミサッシュ31から構成されて
いる。これにより、アルミサッシュ31から建築物1の
室内1aに自然光を採り込むことができるので、室内1
aを明るくして優れた室内環境を創りだすことができ
る。しかもこのとき、電気等のエネルギー源を何ら必要
としないので、この点からも省エネルギー化を促進する
ことができる。
【0038】さらには、トラス部材6が鉄骨造とされ、
支持部材17が集成材からなる木質構造とされている。
これによって、屋根20を支持する部材が、いずれも線
状(棒状)の部材から構成され、しかも鉄骨造と木質構
造とからなるハイブリッド構造とされているので、建築
物1を内側から見たときに、従来にない特徴的な意匠性
を得ることができる。
【0039】また、暖房時に用いる吹出口44と、暖房
しないときに換気するための通風口45とに、蓋体46
が設けられた構成となっている。この蓋体46によっ
て、吹出口44と通風口45との切り替えを容易に行う
ことができる。
【0040】なお、上記実施例においては、例えば換気
用窓32の扉32aを、手動で開閉させる構成としても
よいし、また、雨センサー,温度センサー等によって、
自動的に開閉させるよう制御する構成としてもよい。
【0041】[第二実施例]次に、本発明に係る建築物
の第二実施例について、図12ないし図14を参照して
説明する。図12および図13に示すように、建築物6
5は、浴室棟として用いられるものであり、屋根66の
頂部にはトップライト部(頂部)67が形成され、その
周辺部には外周屋根部(周辺部)68が形成された構成
となっている。
【0042】そして、外周屋根部68を支持する支持部
材69上には、建築物65の長手方向に延在するH型鋼
からなる支持梁70,70が架設されており、これら支
持梁70,70上に、トップライト部67を支持する断
面視略三角形状に組まれたトラス部材71が架設された
構成となっている。
【0043】トップライト部67と外周屋根部68との
間には、平面視その全周にわたって、換気用の開口部
(換気孔)72が形成されており、ここから浴室65a
内の空気が排出されるようになっている。
【0044】また、図13に示したように、トップライ
ト部67の両面は、透明なガラスを備えたアルミサッシ
ュ(透過部材)73から形成されており、これによっ
て、浴室65a内に自然光を採り入れることができるよ
うになっている。
【0045】建築物65の外壁74のうち、特に浴槽7
5に面した部分には、透明なガラスを備えたアルミサッ
シュ76が備えられている。図14に示すように、この
アルミサッシュ76は、これに面する浴槽75(図1
2,13参照)と略同じ幅寸法を有しており、例えば夏
季等には、アルミサッシュ76を全開とすることによっ
て浴槽75内の利用者に開放的な雰囲気をもたらすこと
ができるようになっている。なお、アルミサッシュ76
を開けたときは、浴室65a内よりも、建築物65の外
部を照明等によって明るくすることによって、虫の侵入
を防ぐことが可能である。このアルミサッシュ76の下
部には、換気用の窓76a,76a,…が備えられてお
り、アルミサッシュ76を閉じたときに浴室65a内に
外気を採り込むようになっている。
【0046】上述した建築物65では、トップライト部
67に、アルミサッシュ73と、開口部72とが備えら
れた構成とされている。これにより前記第一実施例と同
様に、トップライト部67に換気,採光機能を集約させ
ることができ、建築物65の浴室65a内の環境を向上
させることができるようになっている。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る建
築物によれば、外柱、該外柱の上部に配され外周部に沿
って延在する外周梁、内柱、及び該内柱の上部に配され
建築物の長手方向に沿って延在する対をなす支持梁を備
えるとともに、屋根を、頂部とその周囲に位置する周辺
部とから構成し、屋根の周辺部を支持する支持部材を、
前記支持梁と外周梁との間で、一定角度傾斜して一定間
隔毎に架設される複数の垂木部材により形成し、また、
前記屋根の頂部を支持するための一定幅で一定長さを有
し断面視略三角形のトラス部材を対をなす前記支持梁の
下面に架設するとともに、前記支持部材と下弦材との間
に補強材を設け、前記屋根の頂部を、対をなす前記支持
梁に架け渡された略V字状のフレームに支持する構成と
した。これにより、建築物の屋根を、トラス部材と支持
部材とによって十分な構造的強度を確保したうえで支持
する構成となっている。このとき、トラス部材によっ
て、屋根の頂部の内側に空間を形成することができ、こ
こに換気用,空調用,採光用等種々の機構を集約させて
収めることができるので、その内外観を損なうことなく
建築物を種々の機能を備えたものとすることができる。
【0048】請求項2に係る建築物によれば、屋根の頂
部に、建築物の内外に連通する換気孔を備える構成とし
た。これによって、換気扇やダクトなどを設置すること
なく、建築物内の換気を行って室内環境を向上させるこ
とができる。
【0049】請求項3に係る建築物によれば、屋根を二
重構造とし、屋根の頂部の内側に、外側部材と内側部材
との間の空間内の空気を集めるダクトを設け、熱せられ
た空気を建築物内におけるエネルギー源とするための集
熱機構を前記ダクトに接続する構成とした。これによ
り、太陽光で熱せられた空気の熱エネルギーを建築物内
の暖房,給湯などに利用することによって、省エネルギ
ー化を促進したうえで、室内環境を向上させることがで
きる。しかもこのとき、屋根上にソーラーパネル等を設
置する必要がないので、建築物の外観を損なうこともな
い。
【0050】請求項4に係る建築物によれば、屋根の頂
部の少なくとも一部を、太陽光を透過させる透過部材か
ら形成する構成とした。これにより、この透過部材から
建築物の内部に自然光を採り込んで、何らのエネルギー
源を用いることなく、室内を明るくすることができる。
しかもこのとき、電気等のエネルギー源を何ら必要とし
ないので、この点からも省エネルギー化を促進すること
ができる。
【0051】請求項5に係る建築物によれば、トラス部
材を鉄骨造とし、支持部材を集成材からなる木質構造と
した。これにより、屋根を支持する部材を、いずれも線
状(棒状)の部材から構成し、しかもこれが鉄骨造と、
木質構造とからなるハイブリッド構造としたので、この
建築物を内側から見たときに、従来にない特徴的な意匠
性を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る建築物の一例を示す正面該略図で
ある。
【図2】同建築物の構造を示す側断面図である。
【図3】同建築物の要部を示す側断面図である。
【図4】同建築物の屋根の支持構造を示す平面図であ
る。
【図5】前記支持構造の一部を示す平面図である。
【図6】前記屋根の断面図である。
【図7】同屋根の庇部を示す側断面図である。
【図8】前記建築物内に設けた床構造を示す側断面図で
ある。
【図9】前記床に設けた吹出口と外壁に設けた通風口を
示す側断面図である。
【図10】前記吹出口と通風口に設けた蓋体の開閉状態
を示す図である。
【図11】前記建築物に備えた暖気利用システムを示す
概略図である。
【図12】本発明に係る建築物の他の一例を示す正面概
略図である。
【図13】同建築物の側断面図である。
【図14】同建築物の外観の一部を示す正面図である。
【符号の説明】
1,65 建築物 6,71 トラス部材 17,69 支持部材 20,66 屋根 21,68 外周屋根部(周辺部) 22,67 トップライト部(頂部) 24a 内側パネル(内側部材) 24b 外側パネル(外側部材) 31,73 アルミサッシュ(透過部材) 32 換気用窓(換気孔) 50 集熱ダクト管(ダクト) 53 熱交換コイル(集熱機構) 72 開口部(換気孔)
フロントページの続き (72)発明者 羽石 彰夫 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (72)発明者 榎本 秀文 東京都港区芝浦一丁目2番3号 清水建 設株式会社内 (56)参考文献 特開 昭60−188566(JP,A) 特開 昭63−165633(JP,A) 実開 昭60−179715(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04B 7/18 E04B 7/06

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外柱、該外柱の上部に配され外周部に沿
    って延在する外周梁、内柱、及び該内柱の上部に配され
    建築物の長手方向に沿って延在する対をなす支持梁を備
    えるとともに、屋根が、頂部とその周囲に位置する周辺
    部とから構成され、 前記屋根の周辺部を支持する支持部材が、前記支持梁と
    外周梁との間で、一定角度傾斜して一定間隔毎に架設さ
    れる複数の垂木部材により形成され、 前記屋根の頂部を 支持するための一定幅で一定長さを有
    する下弦材と2本の上弦材を備える断面視略三角形のト
    ラス部材が、対をなす前記支持梁の下面に架設されると
    ともに、前記支持部材と下弦材との間に補強材を設けら
    れ、 前記屋根の頂部が、対をなす前記支持梁に架け渡された
    略V字状のフレームに支持されていることを特徴とする
    建築物。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の建築物において、前記屋
    根の頂部には、建築物の内外に連通する換気孔が備えら
    れていることを特徴とする建築物。
  3. 【請求項3】 請求項1または2記載の建築物におい
    て、前記屋根が外側部材と内側部材とからなる二重構造
    とされ、該屋根の頂部の内面側には、前記外側部材と内
    側部材との間の空間に連通して、太陽光によって熱せら
    れた該空間内の空気を集めるダクトが設けられ、該ダク
    トには、前記熱せられた空気を該建築物内におけるエネ
    ルギー源とするための集熱機構が接続されていることを
    特徴とする建築物。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の建
    築物において、前記屋根の頂部の少なくとも一部が、光
    を透過させる透過部材から形成されていることを特徴と
    する建築物。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の建
    築物において、前記トラス部材が鉄骨造とされ、前記支
    持部材が集成材からなる木質構造とされていることを特
    徴とする建築物。
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