JP3507186B2 - 角膜形状測定装置 - Google Patents

角膜形状測定装置

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、被検眼の角膜形状を測
定する角膜形状測定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、被検眼の角膜形状を測定する装置
として、ケラトメータやオフサルモメータ等が知られて
おり、更にスイッチ操作1つで自動測定できるオートケ
ラトメータも一般的に使用されている。これらの装置で
は、角膜をトーリック面と仮定して、直交する2つの経
線上での角膜曲率半径及び角膜乱視角を測定している。
【0003】また、詳細な角膜形状を測定するには、角
膜トポグラフィ装置が使用されており、従来では角膜上
に複数のリング状視標を投影し、その角膜反射像を写真
撮影してその大きさ及び形状から角膜形状を測定してい
たが、最近では写真の代りにテレビカメラで角膜反射像
を撮像してデジタル画像に変換し、コンピュータにより
自動的に角膜形状を測定する装置が広く使用されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来のケ
ラトメータでは、実際の角膜形状をトーリック面と近似
させているために、トーリック面から外れた形状を有す
る不正乱視眼では測定精度が低下し、更に局部的に変形
がある場合には、装置と被検眼との位置合わせ精度によ
っては測定値がばらつくという欠点がある。また、直接
的に不正乱視の情報が得られないために、円錐角膜の初
期などの小さい不正乱視を生ずる症例を見落とす場合が
あるなどの問題がある。
【0005】一方、角膜に複数のリングを投影する角膜
トポグラフィ装置では、装置そのものが大型かつ複雑化
し、更にビデオ画像をデジタル化して解析する必要があ
るために解析に時間が掛かり、高価かつ高性能のコンピ
ュータを必要とする。また、表示方法に関しても屈折力
のマップを角膜全面に渡って表示しているために、定性
的に角膜形状を把握することはできても、トーリック面
からのずれ量が分からないので、不正乱視を定量的に表
すことができず、実際にトーリック面を仮定した乱視用
の眼鏡でどの程度まで矯正可能か判別できないという問
題がある。
【0006】本発明の目的は、上述の問題点を解消し、
被検眼が有する不正乱視を定量化する角膜形状測定装置
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る角膜形状測定装置は、被検眼の角膜に少
なくとも1つの実質的にリング状を成す視標を投影する
投影手段と、前記視標の角膜反射像を二次元撮像素子上
に結像する結像手段と、該結像手段の光軸を被検眼の角
膜中心に合致させる位置合わせ手段と、前記撮像素子の
信号から前記視標による角膜反射リング像の形状を抽出
し、該形状から楕円を決定する第1の演算手段と、該第
1の演算手段により決定した前記楕円から算出した各経
線方向の角膜屈折力と前記撮像素子により得られた実際
の角膜反射像から算出した各経線方向の角膜屈折力との
差分を算出する第2の演算手段と、該第2の演算手段に
より求めた差分の標準偏差を不正乱視として表示する表
示手段とを有することを特徴とする。
【0008】
【作用】上述の構成を有する角膜形状測定装置は、被検
眼の角膜にリング状を成す視標を投影し、撮影素子で得
られたその角膜反射リング像から楕円を決定し、この楕
円による各視標方向の角膜屈折力と実際に撮影素子で得
られた角膜反射像の各視標方向の角膜屈折力との差分の
標準偏差により不正乱視を表示する。
【0009】
【実施例】本発明を図示の実施例に基づいて詳細に説明
する。図1は実施例の光学系の構成図を示し、被検眼E
の前方光軸上に撮影レンズ1と撮像素子2が配列され、
撮影レンズ1の周囲光軸を中心にして同心円状に複数の
リング状光源又は光源により照明されたリング状視標3
a〜3dが配置されている。
【0010】図2は電気ブロック回路の構成図を示し、
撮像素子2の出力はA/D変換器4、フレームメモリ5
を介してデータバス6に接続され、データバス6には測
定スイッチ7、MPU8、テレビモニタ9が接続されて
いる。
【0011】リング状光源又はリング状視標3a〜3d
から射出した光束は被検眼Eの角膜Ecに照射され、その
反射光は撮影レンズ1により撮像素子2に結像する。図
3は撮像素子2上に結像された前眼部と角膜Ec上の視標
3a〜3dの像3a’〜3d’を表している。被検眼E
と装置の位置合わせが終了した後に、検者が測定スイッ
チ7を押すと、それを検知して撮像素子2からのテレビ
信号はA/D変換器4でデジタル化され、位置情報とし
てフレームメモリ5に記憶される。これらの信号はデー
タバス6を介してMPU8の制御下におかれる。
【0012】先ず、被検眼Eの角膜Ecが完全なトーリッ
ク面であると仮定すると、真円で形成されているリング
状視標の角膜反射像は、トーリック面の母線、子線方向
にそれぞれ長径、短径を有する楕円となるので、フレー
ムメモリ5に記憶された角膜反射像の情報からこの楕円
を決定し、最大、最小主経線方向の角膜曲率半径、角膜
屈折力、角膜乱視角などを計算する。例えば、フレーム
メモリ5上で認識された角膜反射像の位置情報を楕円式
で回帰計算を行い、得られた回帰曲線を予め既知の球面
やトーリック面などにより構成された変換係数から角膜
曲率半径を算出する。
【0013】生体である角膜は理想的なトーリック面に
はならず、角膜反射像は完全な楕円とはならないので、
実際の角膜反射像として認識された像の情報と、決定さ
れた楕円から算出された角膜曲率半径、角膜屈折力等の
情報との間に差が生じ、この差は角膜がトーリック面か
ら外れるほど、即ち不正乱視が大きい程大きくなるの
で、認識された角膜反射像と決定された楕円との差から
不正乱視を定量化してテレビモニタ9上に表示する。
【0014】 図4はテレビモニタ9の画面を示し、デ
ータA、Bはそれぞれ弱主径線、強主径線上での角膜曲
率半径、角膜屈折力、径線方向を表し、データCは平均
角膜曲率半径、角膜乱視度、乱視軸方向を表している。
データDは近似の楕円から計算された各経線方向の角膜
屈折力と、実際の角膜反射像から計算された各経線方向
の屈折力との差の標準偏差を、角膜屈折力に変換して不
正乱視度として表示したものである。
【0015】図5は近似の楕円から計算した角膜屈折力
Fと実際の角膜反射像から求めた屈折力Gとの差をテレ
ビモニタ9上にディオプタ表示しており、このようにス
ケールを誇張して表示することにより、楕円からの差を
見易くすることができるので、例えば被検眼Eの角膜Ec
に部位Hに示すような局所的な変形があるかどうかの判
別が可能となる。
【0016】図1では多数のリング状視標を角膜に投影
しているが、一般的なケラトメータの応用例としては、
測定可能な部位の範囲は狭くなるものの、1つのリング
状視標を使用して、図4、図5と同様の情報を計算し表
示することも可能である。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る角膜形
状測定装置は、角膜反射リング像の形状から算出された
楕円と実際の角膜反射像との各経線方向の差分を演算
し、単一の評価尺度である標準偏差により表示すること
によって、不正乱視を定量的に測定できるので、小さな
不正乱視を生ずる円錐角膜の初期や、通常の乱視眼鏡に
よる矯正の度合いを不正乱視量の大小により知ることが
できる。また、算出された楕円により得られた角膜屈折
力と実際の角膜反射像から得られた角膜屈折力を同時に
表示すれば、部分的な角膜の変形を定量的に測定するこ
とができ、これを誇張表示すれば不正乱視の度合いを定
性的に容易に判別することもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例の光学系の構成図である。
【図2】電気ブロック回路の構成図である。
【図3】ディスプレイ画面の説明図である。
【図4】ディスプレイ画面の説明図である。
【図5】拡大角膜反射像の説明図である。
【符号の説明】
1 撮影レンズ 2 撮像素子 3a〜3d リング状視標 4 D/Aコンバータ 5 フレームメモリ 6 データバス 7 測定スイッチ 8 MPU 9 テレビモニタ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 3/00 - 3/16

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検眼の角膜に少なくとも1つの実質的
    にリング状を成す視標を投影する投影手段と、前記視標
    の角膜反射像を二次元撮像素子上に結像する結像手段
    と、該結像手段の光軸を被検眼の角膜中心に合致させる
    位置合わせ手段と、前記撮像素子の信号から前記視標に
    よる角膜反射リング像の形状を抽出し、該形状から楕円
    を決定する第1の演算手段と、該第1の演算手段により
    決定した前記楕円から算出した各経線方向の角膜屈折力
    と前記撮像素子により得られた実際の角膜反射像から算
    出した各経線方向の角膜屈折力との差分を算出する第2
    の演算手段と、該第2の演算手段により求めた差分の標
    準偏差を不正乱視として表示する表示手段とを有するこ
    とを特徴とする角膜形状測定装置。
  2. 【請求項2】 前記差分の標準偏差を被検眼の各経線方
    向に応じて前記表示手段に表示するようにした請求項1
    に記載の角膜形状測定装置。
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