JP3499559B2 - ポリアミノ酸の製造方法 - Google Patents

ポリアミノ酸の製造方法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、アミノ酸N−カルボキシアンハイドライド
(以下NCA類という)からポリアミノ酸を合成する技術
分野に属する。
より正確に言えば、本発明は強塩基タイプの重合開始
剤による、液体媒質中でのNCA類の重合に関する。
〔従来の技術〕
ポリアミノ酸は、生体材料の分野での用途をもった、
生体適合性で且つ生物的に分解可能なポリマーである。
特に、これらは、例えば補綴物および移植物を製造する
ための出発材料として、或いは活性成分を放出させる基
体として使用するための有用な生体材料を構成する。合
理的な縫合糸として、一次的な皮膚代替物として、また
は織物繊維としてのポリアミノ酸の応用が既に記述され
ていいる。
これら種々の用途に使用可能であるためには、フィル
ム形成、紡糸、成型等のような、最終製品を形成するた
めの操作で取り扱うことができるように、当該ポリアミ
ノ酸が液状または半液状の形態であり得ることが重要で
ある。これは、合成されるポリアミノ酸の固有粘度およ
び/または重量平均分子量MWを制御することを意味す
る。
加えて、これとは逆に、これらポリアミノ酸は、それ
未満では予想される用途で期待される構造的および機械
的性質を満足しないような閾値(例えば、MW=50,000に
設定され得る)よりも大きい分子量MWを有するのが望ま
しい。
H.K.Kricheldorfの著書「αアミノ酸−N−カルボキ
シアンハイドライドおよび関連ヘテロ環」,Spring−Ver
lag(1987)には、NCA類の重合は一般には液体媒質中に
おいて、プロティック救核剤(例えば水、一級アミン及
び二級アミン)、強塩基(例えばアルコキシド若しくは
三級アミン)またはホスフィンのような重合開始剤を用
いて行われることが教示されている。これらの強塩基の
外に、英国特許第GB−996,760号には、NCA重合開始剤と
して、トリアルキルリチウムまたはトリアルキルアルミ
ニウムのような有機金属試薬が提案されている。
Kricheldorfは、Dpnが200よりも大きいポリマーを与
える強塩基タイプの開始剤とは対照的に、プロティック
救核剤によって開始されるNCA類の重合は高分子量を生
じない(200未満のDpn)と述べている(第92頁)。これ
らのポリマーは、正にポリアミノ酸の応用に適すること
が立証されたものであるので、当業者は、合成経路とし
て強塩基によるNCA類の重合開始を採用してきた。
しかしながら、このタイプの重合開始剤の欠点は、正
に、それらが反応をあまりに良好に促進するため、重合
度や分子量MWを制御できないことである。その結果、こ
れはポリアミノ酸に極めて高い還元粘度(reduced visc
osities)をもたらす。このことは、これらポリマーを
成型加工品に変換するための操作の点で、明らかに不利
である。
結局のところ、本発明の一つの本質的な目的は、液体
媒質中において強塩基タイプの開始剤の存在下に、NCA
からポリアミノ酸を合成する方法であって: ・制御可能な重量平均分子量MW(特に限定されるもので
はないが、有利には高分子量、即ち、好ましくは5,000
以上、より好ましくは8,000以上)の最終生成物を得る
ことが可能であり、 ・これら最終生成物の還元粘度(reduced viscosity)
の制御が可能で、且つ好ましくは予め所定の還元粘度を
設定することが可能であり、 ・しかも、実施が単純で且つ経済的である方法を提供す
ることである。
そこで、鋭意調査および実験を行った結果、名誉なこ
とに、出願人はこの目的を達成するために、特にNCA類
の重合が予想に反して液体反応媒質中で行われ得べきこ
と、特に水および/またはアルコールからなる液体媒質
中で行えることを立証することができた。
得られるポリアミノ酸の分子量の制御に関しては、こ
うして得られた結果は極めて驚くべきことである。その
理由は、有意な量の水およびアルコールのような反応物
が存在する限り、これはNCA類の加水分解または加アル
コール分解を誘導し、結局のところオリゴマーまたは低
分子量のポリマー(例えば、200未満のDPR)になってし
まうということが、当該技術においては承認されていた
からである:Kricheldolf p.60 and Becker et al.,J.A.
C.S.,5 January 1953,pp737 to 744を参照のこと。
加えて、英国特許第996,760号は、溶媒に対して10-2
重量%の微量の水が最終ポリマーの還元粘度を増大させ
ること(3.5から4.2)を教示している(実施例1−
2)。
〔発明の開示〕
上記事情に鑑み、本発明は、液体媒質中で少なくとも
一つのアルカリ性開始剤を用いて、少なくとも一つのア
ミノ酸のN−カルボキシアンハイドライド(NCA類)を
重合することよる、分子量が制御されたポリアミノ酸の
製造方法であって、 三級ホスフィンおよび/またはアミン〜選択される開
始剤を用いることと、 反応媒質中に、 ・残余の液体媒質に対して0.1〜50重量%、好ましくは
0.5〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%の水、 ・および/またはNCA類に対して300モル%以下、好まし
くは10〜1000モル%、より好ましくは10〜500モル%の
アルコール を導入することと、 最終ポリマーの分子量を制御するために、水および/
またはアルコールの量を変化させることとを特徴とする
方法に関する。
これによって、前記ポリマーの還元粘度を制御し、結
局はその重量平均分子量(MW)を制御することが可能で
ある。
アルコールに関していえば、好ましくは線状もしくは
環状のC1-24のモノアルコールおよび/またはジアルコ
ール、または芳香族アルコールから選択される。より好
ましくは、メタノール、エタノール、プロパノール、ブ
タノール、ヘキサノール、フェノール、グリコルから選
択され、これらは単独で用いてもよく、また相互の混合
物として用いてもよい。
最終ポリマーの還元粘度および分子量を調節する手段
として用いられるアルコールは、NCA類に対して0〜300
モル%、好ましくは10〜1000モル%、より好ましくは10
〜500モル%の比率で、また水に関しては、残余の液体
媒質に対して0.1〜50重量%、好ましくは0.5〜10重量
%、より好ましくは1〜5重量%の比率で用いることが
できる。
水および/またはアルコールを使用することに伴う副
次的な利点は、重合速度が促進されることである。
本発明の有利な形態に従えば、前記の液体媒質は有機
共溶媒である。
こうして、本発明に従えば、異なったアミノ酸に対応
する1以上のNCAモノマーについて、反応媒質中の水お
よび/またはアルコールの濃度の関数として、ポリマー
またはコポリマーの還元粘度の変化曲線を確立すること
が可能である。有利なことに、この曲線は、所定の粘度
のポリマーまたはコポリマーを得るために反応媒質中に
導入すべき水および/またはアルコールの量を決定する
ために使用することができる。これによって、ポリアミ
ノ酸を構成する出発材料の物理的特性を、所定の最終用
途(糸、フィルム、マトリックス等)に適した種々の成
型および加工操作に適合させることが可能になる。
更に、水および/またはアルコールのような共反応体
の使用は、経済性および使用の適宜と同義であることが
指摘されるべきである。
本発明による方法のための出発材料は、L,Dアミノ酸
またはラセミ体(L+D)のアミノ酸のN−カルボキシ
アンハイドライドである。このような出発材料は、種々
のエナンショマーおよび/またはラセミ体の混合物であ
ってよい。所定のアミノ酸のNCAからなる唯一のタイプ
のモノマーを用いることも可能であり、或いはコポリマ
ーを形成するために異なったアミノ酸のNCA類を構成す
る異なったモノマー類を用いることも可能である。
アミノ酸ANC類は、公知かつ適切な技術、例えば、W.
H.Daly et al.,Tetrahedron Letters,Vol.29,No.6,p585
9(1988)に記載の技術によって製造し得る。
これらNCA類の前駆体は、以下のアミノ酸単独または
これらの混合物から選択される:グリシン、アラニン、
フェニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、
α−アミノイソ酪酸、アスパラギン酸、グルタミン酸、
α−アミノアジピン酸、オルニチン、リジン、アルギニ
ン、システイン、メチオニン、スレオニン、セリン、チ
ロシン。
反応媒質中のNCAモノマーの濃度は、有利には、有機
溶媒に対して1〜40重量%、好ましくは2〜20重量%、
より好ましくは4〜15重量%である。
本発明の有利な態様に従えば、開始剤は三級アミン類
および/またはホスフィン類から選択される。
本発明に特徴的な重合開始剤としては、例えばトリエ
チルアミン、トリメチルアミン、tris−N−プロピルア
ミン、トリイソプロピルアミン、トリブチルアミン、ト
リシクロヘキシルアミン、4,4',4"−tris(ジメチルア
ミノ)トリフェニルメタン及び次の三級ホスフィン類が
挙げられる:トリフェニルホスフィン、トリメチルホス
フィン、ジメチルフェニルホスフィン、トリブチルホス
フィン、トリイソプロピルホスフィン、トリシクロヘキ
シルホスフィン及びジフェニルメチルホスフィン。
本発明の好ましい態様に従えば、トリエチルアミンが
開始剤として用いられる。
重量については、開始剤はNCAに対して0.001〜1モ
ル、好ましくは0.005〜0.1モルである。
本発明に従えば重合は液体媒質中で行われ、これは、
換言すれば溶液または懸濁液中で行われることを意味す
る。溶液重合の場合は、使用される有機共溶媒は次の化
学物質から選択される:環状もしくは線状のエーテル、
ニトリル、ハロゲン化脂肪族、芳香族、ハロゲン化芳香
族、ニトロ誘導体、エステル、ケトン、アミン、スルホ
ン、スルホキシドまたはこれらの混合物。
懸濁重合の場合、有機共溶媒はアルカン:例えばペン
タン、ヘキサン、オクタン、デカン、フッ化アルカンま
たはこれらの混合物から選択される。
ハロゲン化脂肪族炭化水素としては、例えばクロロホ
ルム、ジクロロメタン、1,2−ジクロロメタン、1,1−ジ
クロロエタン、1,2−ジクロロエチレン、1,1,1−トリク
ロロエタン、1,1,2−トリクロロエタン、トリクロロエ
チレン、テトラクロロエチレン、1,1,2,2−テトラクロ
ロエタン、1,1,1,2−テトラクロロエタン、ペンタクロ
ロエタン、1,2−ジクロロプロパン、2,2−ジクロロプロ
パン、1,3−ジクロロプロパン、1,2,3−ジクロロプロパ
ン、ジクロロメタン、1−ブロモ−3−クロロプロパ
ン、臭化イソブチレンおよびブロモホルムが挙げられ
る。
環状エーテルは、例えばジオキサンまたはテトラヒド
ロフランであり得る。
ニトリルの一例はアセトニトリルであり、芳香族の例
はトルエンおよびキシレンであり、ニトロ誘導体の一例
は、ニトロメタンであり、エステルの一例は酢酸メチル
である。
ジメチルホルムアミド(DMF)およびジメチルスルホ
キシド(DMSO)は、それぞれ使用し得るアミドおよびス
ルホキシドの例である。スルホンの一例としては、スル
ホランが挙げられる。
なお、ジオキサンは特に好ましい有機溶媒の一つであ
る。
実際には、この重合反応は常圧および周囲雰囲気にお
いて、−20℃〜+150℃、好ましくは+10℃〜+90℃の
反応媒質温度で行われる。
この方法は、分子量および還元粘度が制御され得るポ
リアミノ酸(ポリマー、コポリマー)に至る方法を与え
る。この制御は、使用の容易さまたは当該方法の経済性
を妨げることなく達成される。
〔産業上の利用可能性〕
機械的特性および流動特性を有するポリアミノ酸の合
成は、生体材料としての応用に用いられる。
本発明は、グルタミン酸メチルおよび/またはロイシ
ンから誘導されたNCA類の重合を示す以下の実施例の記
載から、より良く理解され、またその利点および実施上
の変形が明瞭になるであろう。
添付の図面は、実施例の理解を容易にするであろう。
〔図面の簡単な説明〕
図1は、重合媒質に添加する水の関数としてポリマー
の還元粘度を示している。
図2は、実施例1の重合における重合反応速度定数k
の変化を、反応媒質中の水野量の関数として示してい
る。
図3は、反応媒質に添加する水野量の関数として、コ
ポリマーの粘度の減少を示している。
図4は、実施例4の重合において、赤外線によってモ
ニターされたNCA類の消失速度プロファイルを示してい
る。
〔発明を実施するための最良の形態〕
実施例 還元粘度(ポリアミノ酸を特徴づけする標準法)は、濃
度Cが0.5g/リットルの酸フッ化酢酸(TFA)中の溶液で
測定される。Ubbelohde管(ref.510 03/0c)を用い、サ
ーモスタットで25℃に調節した浴中に配置した。t0が純
粋なTFAの流出時間であり、tがポリマー溶液の流出時
間であるとすれば、還元粘度は以下のように表される。
ηred=(t−t0)/(t×C) この還元粘度は、以下の実施例4に示すように、ポリ
アミノ酸の重量平均分子量MWを反映する。
実施例1 1.1 Glu(OMe)−NCA=グルタミン酸メチル・N−カル
ボキシアンハイドライドの製造 32.5gのグルタミン酸メチルおよび250mlのテトラヒド
ロフラン(THF)を、冷却器、滴下漏斗およびマグネテ
ィクスターラを付設した0.5リットルの反応容器中に加
える。38mlのTHF中のbis−トリクロロメチルカーボネー
ト(25g)を滴下漏斗に導入する。この反応容器を52℃
の油浴中に置き、また窒素気流下に置く。反応マスが50
℃に達したら直ぐに、トリホスゲン溶液の添加を開始す
る。この溶液を20分に亘って滴下する。反応媒質を更に
25分に亘って攪拌し、次いで不溶性物質を除去するため
に濾過する。この濾液を濃縮し、次いで300mlのシクロ
ヘキサンを添加した後、該混合物を−28℃に15時間冷却
する。白色の沈殿を濾別し、30.7gの粗グルタミン酸メ
チルNCAを得る。この生成物をジクロロエタン/シクロ
ヘキサンから再結晶させて、28gの純粋なグルタミン酸
メチルNCAを得る。
融点=96.7℃; 融解熱=138.9j/g; 塩素含量=0.16% 1.2 Glu(OMe)−NCAの重合 5gのGlu(OMe)−NCAおよびナトリウム上で新たに蒸
留されたジオキサン(75ml)を、予め窒素でフラッシュ
した250mlの反応容器内に導入する。この重合反応容器
を40℃に維持した油浴中に置き、反応媒質を65回転/分
(反応媒質の温度は38℃)で攪拌する。10分後、0.029g
のトリエチルアミンを添加する。24時間反応させた後、
粘性の混合物を75mlのジオキサンで希釈する。このポリ
Glu(OMe)を、2リットルの脱イオン水中において室温
で析出させることにより単離し、500mlの水で2回洗浄
し、水真空(water vacuum)下で五酸化燐の存在下に一
定重量になるまで乾燥する。3.65gのLeu−Glu(OMe)コ
ポリマーが得られる(収率95%)。このコポリマーの還
元粘度(酸フッ化酢酸中で測定)は3.54dl/gである。
1.3 ポリグルタミン酸メチルの粘度に対する水の影響 反応媒質中に存在する水の量を、ジオキサンに対する
2%〜10%(重量比)の範囲で研究した。表1には、反
応媒質に添加する水の量を増大させて得られたポリマー
の特性を纏めてある。
添付の図1は、重合媒質に添加された水の関数とし
て、ポリマーの還元粘度の変化を示している。
添付の図2は、重合媒質中の水の量の関数として、重
合反応の速度定数kの変化を示している。
実施例2 2.1 Leu−NCAの製造 26.5gのロイシンおよび250mlのテトラヒドロフラン
(THF)を、冷却器、滴下漏斗およびマグネティクスタ
ーラを付設した0.5リットルの反応容器中に加える。38m
lのTHF中のbis−トリクロロメチルカーボネート(トリ
ホスゲン;25g)を滴下漏斗に導入する。この反応容器を
52℃の油浴中に置き、また窒素気流下に置く。反応マス
が50℃に達したら直ぐに、トリホスゲン溶液の添加を開
始する。この溶液を15分に亘って滴下する。反応媒質を
更に30分に亘って攪拌し、次いで不溶性物質を除去する
ために濾過する。この濾液を濃縮し、次いで300mlのシ
クロヘキサンを添加した後、該混合物を−28℃に15時間
冷却する。白色の沈殿を濾別し、24.5gの粗ロイシンNCA
を得る。この生成物をクロロホルム/シクロヘキサンか
ら再結晶させて、20gの純粋なLeu−NCAを得る。
融点=76.9℃; 融解熱=99.8j/g; 塩素含量=0.12% 2.2 Glu(OMe)−NCA/Leu−NCAの混合物の重合 Glu(OMe)−NCAおよLeu−NCAの混合物(5gの45モル
%Leu−NCA)および蒸留ジオキサン(75ml)を、予め窒
素でフラッシュした250mlの反応容器内に導入する。こ
の重合反応容器を40℃に維持した油浴中に置き、反応媒
質を65rev/min(反応媒質の温度は38℃)で攪拌する。1
0分後、トリエチルアミン(0.029g)を迅速に添加す
る。5時間反応させた後、粘性の混合物を75mlのジオキ
サンで希釈し、攪拌を150回転/分に増大させてポリマ
ーを速やかに溶解させる。このLeu/Glu(OMe)コポリマ
ーを、2リットルの脱イオン水中において室温で析出さ
せることにより単離し、500mlの水で2回洗浄し、真空
下で五酸化燐の存在下に一定重量になるまで乾燥する。
3.53gのLeu−Glu(OMe)コポリマーが得られる(収率95
%)。このコポリマーの還元粘度(三フッ化酢酸中で測
定)は3.7dl/gである。
2.3 Leu/Glu(OMe)コポリマーの粘度に対する水の影
響 反応媒質中に存在する水の量を、ジオキサンに対する
2%〜10%(重量比)で研究した。表2には、反応媒質
に添加する水の量を増大させて得られたコポリマーの特
性を纏めてある。
添付の図3は、重合媒質に添加された水の量の関数と
して、コポリマーの粘度が減少することを示している。
2.4 Leu/Glu(OMe)コポリマーの還元粘度(分子量)
に対するアルコールの影響 4つの生成物からなるこのコポリマーシリーズの目的
は、コポリマーの還元粘度を変化させ、またその組成を
一定に維持することである。採用されたモノマー比率
は、GluOMeが53%、ロイシンが47%である。
使用した極性溶媒は、アブソリュートエタノールであ
る。
アブソリュートエタノールの量は、NCAsに対して21〜
458モル%(即ち、0.5〜8.5重量%/ジオキサン)の範
囲で変化させた;導入したモノマー類の比率は一定のま
まであった。
その結果を下記の表3に示す。
実験条件 ・Leu/Glu(OMe)モル%=47/53 ・[Leu/Glu(OMe)]NCA=20g(0.1123モル) ・ジオキサン+アブソリュートEtOH=300ml ・Et3N=0.125g(1モル%/NCA) ・T=40℃ ・攪拌=80回転/分 実施例3:開始剤の影響 3.1 Leu−NCA/Glu(OMe)−NCA混合物の水を用いた重
合 トリエチルアミンを除外し、ジオキサンの10重量%に
等しい量の水を添加して、実施例2を繰り返した。赤外
線でモニターしたNCA類の消失速度プロファイルは、重
合が8時間で完了することを示している(添付の図4を
参照されたい)。次いで、反応媒質を標準的な重合の場
合と同じ方法で処理する。白色の固体が回収され(重量
収率=97%)、その1H−NMRスペクトルはLEU−Glu(OM
e)コポリマーのものと同一である。この生成物の三フ
ッ化酢酸中での還元粘度は非常に低く、ηred=0.48dl/
gである。この比較試験は、開始剤なしで水を単独で用
いると、低分子量のコポリマーの形成が導かれることを
示している。
実施例4:重量平均分子量MWおよび還元粘度ηredの間の
対応 異なったロイシン/グルタミン酸メチルコポリマー
(Leu/Glu(OMe)⇔47/53モル)のサンプル(1〜3)
を、実施例2の手順に従って製造した。それらの重量平
均分子量Mwを、光拡散(light diffusion)によって測
定した。それらの還元粘度自体は、上記のようにして測
定した。表4に示したこれらの結果は、MWおよびηred
が同じ方向に変化することを明瞭に示している。従っ
て、これら二つの値の間には直接の相関が存在する。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 グローセリン、ジン − ミシェル フランス国、69110 ステ・フォイ・ レ・リヨン、アレ・ドゥ・タフィニョン 1 (72)発明者 ジョルダ、ラファエル フランス国、69110 ステ・フォイ・ レ・リヨン、アブニュ・ドゥ・マレシャ ル・フォシュ 73 (72)発明者 カスタン、カテリネ フランス国、69530 ブリグネ、リュ・ デ・コクリコ 18 (56)参考文献 米国特許3536672(US,A) 英国特許出願公開1202765(GB,A) 英国特許出願公開1024393(GB,A) 英国特許出願公開996760(GB,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08G 69/00 - 69/50 WPI/L(QUESTEL)

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】液体媒質中で少なくとも一つのアルカリ性
    開始剤を用いて、少なくとも一つのアミノ酸のN−カル
    ボキシアンハイドライド(NCA類)を重合することよ
    る、分子量が制御されたポリアミノ酸の製造方法であっ
    て、 三級ホスフィンおよび/またはアミン〜選択される開始
    剤を用いることと、 反応媒質中に、 ・残余の液体媒質に対して0.1〜50重量%、好ましくは
    0.5〜10重量%、より好ましくは1〜5重量%の水、 ・および/またはNCA類に対して300モル%以下、好まし
    くは10〜1000モル%、より好ましくは10〜500モル%の
    アルコール を導入することと、 最終ポリマーの分子量を制御するために、水および/ま
    たはアルコールの量を変化させることとを特徴とする方
    法。
  2. 【請求項2】請求項1項に記載の方法であって、 ・1以上の所定のポリアミノ酸について、得られるポリ
    マーの還元粘度を、反応媒質中の水および/またはアル
    コールの濃度の関数として与える曲線を確立すること
    と、 ・目的のポリアミノ酸について所定の還元粘度を選択す
    ることと、 ・前記目的のポリアミノ酸を得るように、この量での重
    合を行うこととからなることを特徴とする方法。
  3. 【請求項3】請求項1または2に記載の方法であって、
    前記アルコールは、線状もしくは環状のC1-24のモノア
    ルコールおよび/またはジアルコール、または芳香族ア
    ルコールから選択され、より好ましくは、メタノール、
    エタノール、プロパノール、ブタノール、ヘキサノー
    ル、フェノール、グリコール(これらは単独で用いても
    よく、また相互の混合物として用いてもよい)から選択
    されることとを特徴とする方法。
  4. 【請求項4】請求項1〜3の何れか1項に記載の方法で
    あって、前記液体媒質が有機共溶媒を含むことを特徴と
    する方法。
  5. 【請求項5】請求項1〜3の何れか1項に記載の方法で
    あって、前記NCA(類)は、グリシン、アラニン、フェ
    ニルアラニン、ロイシン、イソロイシン、バリン、α−
    アミノイソ酪酸、ペンタメチレンスピロアミノ酢酸、ア
    スパラギン酸、グルタミン酸、α−アミノアジピン酸、
    オルニチン、リジン、アルギニン、システイン、メチオ
    ニン、スレオニン、セリン、およびチロシンからなる群
    から選択される少なくとも一つのアミノ酸から得られた
    ものであることを特徴とする方法。
  6. 【請求項6】請求項1〜3の何れか1項に記載の方法で
    あって、前記有機共溶媒が、 ・環状もしくは線状のエーテル、 ・ニトリル、 ・ハロゲン化脂肪族、 ・芳香族、 ・ハロゲン化芳香族、 ・ニトロ誘導体、 ・エステル、 ・ケトン、 ・アミド、 ・スルホン、 ・スルホキシド ・上記の混合物 からなる群から選択され、 好ましくは、ジオキサン、テトラヒドロフラン、アセト
    ニトリル、クロロホルム、1,2−ジクロロエタン、トル
    エン、キシレン、ニトロメタン、酢酸メチル、DMFおよ
    びDMSOからなる群から選択され、 特に好ましくはジオキサンであることを特徴とする方
    法。
  7. 【請求項7】少なくとも一つの強塩基タイプの開始時を
    用い、任意に少なくとも一つの有機共溶媒が添加される
    液体媒質中における、少なくとも一つのアミノ酸のN−
    カルボキシアンハイドライド類(NCA類)の重合によっ
    て製造されるポリアミノ酸の分子量を制御するための、
    水および/またはアルコールの使用方法。
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