JP3497686B2 - 産業ロボット用把持装置 - Google Patents

産業ロボット用把持装置

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JP3497686B2
JP3497686B2 JP02669097A JP2669097A JP3497686B2 JP 3497686 B2 JP3497686 B2 JP 3497686B2 JP 02669097 A JP02669097 A JP 02669097A JP 2669097 A JP2669097 A JP 2669097A JP 3497686 B2 JP3497686 B2 JP 3497686B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、熱間鍛造ライン
に加工物品を供給する産業ロボット等に装備される把持
装置であって高温環境で動作する産業ロボット用把持装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】図19〜図22は、従来の産業ロボット
用把持装置を示す図で、図19は産業ロボットが設置さ
れた熱間鍛造ラインを概念的に示す正面図、図20は図
19の把持装置の拡大図、図21は図20の概念的底面
図、図22は図20の右側面図である。図において、1
は熱間鍛造ラインの要部を形成するプレス機で、プレス
部2、物品台3が設けられている。4はプレス機1に隣
接して設置された産業ロボットである。6は産業ロボッ
ト4の作動先端部5に装着された把持装置であり、次に
述べる部材によって構成されている。
【0003】すなわち、把持装置6は、基体7、基体7
に設けられたレールに移動可能に係合されて基体7から
突出して配置されて互いに離合動作する第一把持指8及
び第二把持指9の両者、中間部がそれぞれ基体7に枢着
されて一端が対向した上記両者のいずれかに枢着され他
端は相互に係合されたリンクからなるリンク機構10、
基体7に設けられて作動部11がリンク機構10のリン
ク相互の係合部に連結された駆動シリンダ12並びに上
記両者の反基体7側の端部に設けられた把持子13によ
って構成されている。
【0004】15は検出器で、基体7に固定された取付
具14に装着されて第一把持指8対応位置に設けられて
いる。16は第二把持指9に固定されて検出器15に対
向した位置に配置された作動片、17は基体7に設けら
れて第一把持指8及び第二把持指9の両者が挿通された
窓である。
【0005】18は加熱された高温の物品で、把持装置
6によって把持されて産業ロボット4の動作によってプ
レス機1の物品台3に供給され、プレス加工後に再び把
持装置6によって把持されて次の工程へ搬送される。1
9は物品18のプレス加工時に飛散する物品18表面の
薄皮、すなわちスケールである。
【0006】従来の産業ロボット用把持装置は上記のよ
うに構成され、産業ロボット4が次に述べるように動作
する。すなわち、産業ロボット4が動作してプレス部2
によってプレス加工された物品台3上の高温の物品18
に把持装置6を近づける。そして、互いに隔離した第一
把持指8及び第二把持指9の両者の間に物品18が配置
される。
【0007】この状態で、駆動シリンダ12が動作して
リンク機構10を介して上記両者が互いに接近動作して
把持子13の間に物品18が把持される。このときに、
検出器15により作動片16までの距離が検出されて第
一把持指8及び第二把持指9の両者による物品18把持
が検証された後に、産業ロボット4が動作して物品18
が次工程の所定の場所へ搬送されるようになっている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のような従来の産
業ロボット用把持装置において、プレス部2によってプ
レス加工された物品台3上の高温の物品18からスケー
ル19が飛散する。また、高温の物品18から放射熱が
発生する。このため、飛散したスケール19によって検
出器15が破損し、また飛散したスケール19が付着し
て誤動作したり、放射熱によって検出器15の温度が上
昇して誤動作し検出域が変動したりするという問題点が
あった。
【0009】この発明は、かかる問題点を解消するため
になされたものであり、把持される物品が高温であって
も把持指の動作が正常に検出される産業ロボット用把持
装置を得ることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】この発明に係る産業ロボ
ット用把持装置においては、産業ロボットの作動先端部
に装着された基体と、この基体に設けられた駆動機構
と、この駆動機構によって駆動されて離合動作する把持
指と、この把持指に対応して配置されて把持指の動作を
検出する検出器と、この検出器を囲んで形成されて検出
器を冷却する強制冷却器と、この強制冷却器の検出器の
検出部突出面に装着されて検出部を囲んで配置された磁
石とが設けられる。
【0011】また、この発明に係る産業ロボット用把持
装置においては、産業ロボットの作動先端部に装着され
た基体と、この基体に設けられた駆動機構と、この駆動
機構によって駆動されて離合動作する把持指と、この把
持指に対応して配置されて把持指の動作を検出する検出
器と、この検出器を囲んで形成されて検出器を冷却する
強制冷却器と、検出器に対向して配置された作動片に装
着されて検出器の検出部と対面して配置された磁石と
設けられる。
【0012】
【発明の実施の形態】実施の形態1. 図1〜図6は、この発明の実施の形態の一例を示す図
で、図1は把持装置の正面図、図2は図1の概念的底面
図、図3は図1の右側面図、図4は図1の強制冷却器箇
所の拡大平面図、図5は図4の左側面図、図6は図4の
正面図である。なお、図1の把持装置は前述の図19と
同様に熱間鍛造ラインの要部を形成するプレス機に隣接
して設置された産業ロボットに装着される。図におい
て、6は産業ロボット4の作動先端部5に装着された把
持装置であり、次に述べる部材によって構成されてい
る。
【0013】すなわち、把持装置6は、基体7、基体7
に設けられたレールに移動可能に係合されて基体7から
突出して配置されて互いに離合動作する第一把持指8及
び第二把持指9の両者、中間部がそれぞれ基体7に枢着
されて一端が対向した上記両者のいずれかに枢着され他
端は相互に係合されたリンクからなるリンク機構10、
基体7に設けられて作動部11がリンク機構10のリン
ク相互の係合部に連結された駆動シリンダ12並びに上
記両者の反基体7側の端部に設けられた把持子13によ
って構成されている。
【0014】15は検出器で、基体7に固定された取付
具14に装着されて第一把持指8対応位置に設けられて
いる。16は第二把持指9に固定されて検出器15に対
向した位置に配置された作動片、17は基体7に設けら
れて第一把持指8及び第二把持指9の両者が挿通された
窓である。なお、121はリンク機構10、作動部11
及び駆動シリンダ12によって構成された駆動機構であ
る。
【0015】20は検出器15を囲んで構成されて基体
7に装着された強制冷却器で、検出器15に対向した一
側に形成された冷却水流路21、冷却水流路21の一端
に形成された冷却水入口22及び冷却水流路21の他端
に形成された冷却水出口23が設けられて、冷却水流路
21に所定温度で管理された冷却水が流通されて検出器
15を冷却する。
【0016】上記のように構成された産業ロボット用把
持装置において、次に述べる作用が得られる。すなわ
ち、産業ロボット4が動作してプレス部2によってプレ
ス加工された物品台3上の高温の物品18に把持装置6
を近づける。そして、互いに隔離した第一把持指8及び
第二把持指9の両者の間に物品18が配置される。
【0017】この状態で、駆動シリンダ12が動作して
リンク機構10を介して上記両者が互いに接近動作して
把持子13の間に物品18が把持される。このときに、
検出器15により作動片16までの距離が検出されて第
一把持指8及び第二把持指9の両者による物品18把持
が検証された後に、産業ロボット4が動作して物品18
が次工程の所定の場所へ搬送される。
【0018】そして、高温の物品18に把持装置6が対
向した状態において、強制冷却器20の冷却水入口22
から冷却水流路21に所定温度で管理された冷却水が供
給されて冷却水出口23から排出される。これにより強
制冷却器20を介して検出器15が冷却される。これに
より、高温の物品18からの放射熱による検出器15の
温度上昇が抑制される。
【0019】したがって、検出器15の温度上昇による
誤動作を防止することができ、検出域の変動等の不具合
の発生を未然に防ぐことができる。このため、把持され
る物品18が高温であっても駆動機構121の作動によ
る第一把持指8及び第二把持指9の動作を正常に検出す
ることができる。これにより、産業ロボット4の運転を
能率化することができる。
【0020】実施の形態2. 図7〜図9は、この発明の他の実施の形態の一例を示す
図で、図7は前述の図4相当図、図8は図7の左側面
図、図9は図7の正面図である。なお、図7〜図9の他
は前述の図1〜図6の産業ロボット用把持装置と同様に
把持装置が構成され、また図7に対応した把持装置は前
述の図19と同様に、熱間鍛造ラインの要部を形成する
プレス機に隣接して設置された産業ロボットに装着され
る。図において、図4〜図6と同符号は相当部分を示
し、24は強制冷却器20に装着された温度検出器であ
る。
【0021】上記のように構成された産業ロボット用把
持装置においても、強制冷却器20により検出器15が
冷却されて、高温の物品18からの放射熱による検出器
15の温度上昇が抑制される。したがって、詳細な説明
を省略するが図7〜図9の実施の形態においても、図1
〜図6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0022】また、図7〜図9の実施の形態において、
温度検出器24によって強制冷却器20の温度が検出さ
れる。そして、その検出値によって強制冷却器20にお
ける冷却水の流れが加減されて、検出器15が所期の温
度となるように、強制冷却器20の冷却作用が調整され
る。これによって、検出器15の所期温度と産業ロボッ
ト4の作動時の検出器15温度が整合される。
【0023】したがって、検出器15の温度を一層高精
度で管理することができて、検出器15の温度上昇によ
る誤動作を良好に防止することができ、検出域の変動等
の不具合の発生を未然に防ぐことができる。このため、
把持される物品18が高温であっても第一把持指8及び
第二把持指9の動作を正常に検出することができて、産
業ロボット4の運転を更に能率化することができる。
【0024】実施の形態3. 図10〜図12も、この発明の他の実施の形態の一例を
示す図で、図10は前述の図4相当図、図11は図10
の左側面図、図12は図10の正面図である。なお、図
10〜図12の他は前述の図1〜図6の産業ロボット用
把持装置と同様に把持装置が構成され、また図10に対
応した把持装置は前述の図19と同様に、熱間鍛造ライ
ンの要部を形成するプレス機に隣接して設置された産業
ロボットに装着される。
【0025】図において、図4〜図6と同符号は相当部
分を示し、25は強制冷却器20に装着された送風ノズ
ルで、検出器15の先端、すなわち検出部に吹き出し空
気が当たるように装着されている。
【0026】上記のように構成された産業ロボット用把
持装置においても、強制冷却器20により検出器15が
冷却されて、高温の物品18からの放射熱による検出器
15の温度上昇が抑制される。したがって、詳細な説明
を省略するが図10〜図12の実施の形態においても、
図1〜図6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0027】また、図10〜図12の実施の形態におい
て、送風ノズル25から検出器15の検出部に吹き出し
空気が噴射される。これによって、プレス部2によって
プレス加工された物品台3上の高温の物品18から飛散
するスケール19が、送風ノズル25からの空気噴射に
よって検出器15の検出部から排除される。
【0028】したがって、飛散したスケール19によっ
て検出器15が破損する不具合、また飛散したスケール
19が検出器15の検出部に付着して誤動作する不具合
の発生を未然に防ぐことができる。このため、把持され
る物品18が高温であっても、また高温の物品18から
スケール19が飛散するような環境であっても第一把持
指8及び第二把持指9の動作を正常に検出することがで
きて、産業ロボット4の運転を能率化することができ
る。
【0029】実施の形態4. 図13〜図15も、この発明の他の実施の形態の一例を
示す図で、図13は前述の図4相当図、図14は図13
の左側面図、図15は図13の正面図である。なお、図
13〜図15の他は前述の図1〜図6の産業ロボット用
把持装置と同様に把持装置が構成され、また図13に対
応した把持装置は前述の図19と同様に、熱間鍛造ライ
ンの要部を形成するプレス機に隣接して設置された産業
ロボットに装着される。
【0030】図において、図4〜図6と同符号は相当部
分を示し、26は磁石で、強制冷却器20の検出器15
の検出部が突出した面に装着されて、検出器15の検出
部を囲んで配置されている。
【0031】上記のように構成された産業ロボット用把
持装置においても、強制冷却器20により検出器15が
冷却されて、高温の物品18からの放射熱による検出器
15の温度上昇が抑制される。したがって、詳細な説明
を省略するが図13〜図15の実施の形態においても、
図1〜図6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0032】また、図13〜図15の実施の形態におい
て、強制冷却器20の検出器15の検出部が突出した面
に磁石26が装着されている。これによって、プレス部
2によってプレス加工された物品台3上の高温の物品1
8から飛散するスケール19が磁石26に吸着されるの
で、検出器15の検出部に付着することがない。
【0033】したがって、飛散したスケール19によっ
て検出器15が破損する不具合、また飛散したスケール
19が検出器15の検出部に付着して誤動作する不具合
の発生を未然に防ぐことができる。このため、把持され
る物品18が高温であっても、また高温の物品18から
スケール19が飛散するような環境であっても第一把持
指8及び第二把持指9の動作を正常に検出することがで
きて、産業ロボット4の運転を能率化することができ
る。
【0034】実施の形態5. 図16も、この発明の他の実施の形態の一例を示す図
で、前述の図3の要部を拡大した状態に相当する図であ
る。なお、図16の他は前述の図1〜図6の産業ロボッ
ト用把持装置と同様に把持装置が構成され、また図16
に対応した把持装置は前述の図19と同様に、熱間鍛造
ラインの要部を形成するプレス機に隣接して設置された
産業ロボットに装着される。
【0035】図において、図4〜図6と同符号は相当部
分を示し、27は磁石で、第二把持指9に固定されて検
出器15に対向した位置に配置された作動片16に装着
されて、検出器15の検出部を除いた周囲と対面して配
置されている。
【0036】上記のように構成された産業ロボット用把
持装置においても、強制冷却器20により検出器15が
冷却されて、高温の物品18からの放射熱による検出器
15の温度上昇が抑制される。したがって、詳細な説明
を省略するが図16の実施の形態においても、図1〜図
6の実施の形態と同様な作用が得られる。
【0037】また、図16の実施の形態において、第二
把持指9に固定された作動片16に磁石27が装着さ
れ、検出器15の検出部と対面して配置されている。こ
れによって、プレス部2によってプレス加工された物品
台3上の高温の物品18から飛散するスケール19が磁
石27に吸着されるので、検出器15の検出部に付着す
ることがない。
【0038】したがって、飛散したスケール19によっ
て検出器15が破損する不具合、また飛散したスケール
19が検出器15の検出部に付着して誤動作する不具合
の発生を未然に防ぐことができる。このため、把持され
る物品18が高温であっても、また高温の物品18から
スケール19が飛散するような環境であっても第一把持
指8及び第二把持指9の動作を正常に検出することがで
きて、産業ロボット4の運転を能率化することができ
る。
【0039】実施の形態6. 図17及び図18も、この発明の他の実施の形態の一例
を示す図で、図17は前述の図2の要部を拡大した状態
に相当する図、図18は図17における清掃具の動作を
説明する図である。なお、図17及び図18の他は前述
の図1〜図6の産業ロボット用把持装置と同様に把持装
置が構成され、また図17に対応した把持装置は前述の
図19と同様に、熱間鍛造ラインの要部を形成するプレ
ス機に隣接して設置された産業ロボットに装着される。
【0040】図において、図4〜図6と同符号は相当部
分を示し、29はブラシからなる清掃具で、駆動シリン
ダ12のリンク機構10に連結された作動部11に固定
されて、この作動部11から突出して装着されている。
【0041】上記のように構成された産業ロボット用把
持装置においても、強制冷却器20により検出器15が
冷却されて、高温の物品18からの放射熱による検出器
15の温度上昇が抑制される。したがって、詳細な説明
を省略するが図17及び図18の実施の形態において
も、図1〜図6の実施の形態と同様な作用を得ることが
できる。
【0042】また、図17及び図18の実施の形態にお
いて、駆動機構121の駆動シリンダ12の動作により
第一把持指8と第二把持指9が互いに隔離した位置に配
置された状態では、清掃具29が前進して検出器15と
作動片16の間に配置される。この状況において、図1
8に示すように検出器15の検出部が清掃具29によっ
て摺擦される。これによって、プレス部2によってプレ
ス加工された物品台3上の高温の物品18から飛散する
スケール19が清掃具29によって検出器15の検出部
から取り払われる。
【0043】したがって、飛散したスケール19が検出
部に付着することによって発生する検出器15の誤動作
を未然に防ぐことができる。このため、把持される物品
18が高温であっても、また高温の物品18からスケー
ル19が飛散するような環境であっても第一把持指8及
び第二把持指9の動作を正常に検出することができて、
産業ロボット4の運転を能率化することができる。
【0044】
【発明の効果】この発明は以上説明したように、産業ロ
ボットの作動先端部に装着された基体と、この基体に設
けられた駆動機構と、この駆動機構によって駆動されて
離合動作する把持指と、この把持指に対応して配置され
て把持指の動作を検出する検出器と、この検出器を囲ん
で形成されて検出器を冷却する強制冷却器と、この強制
冷却器の検出器の検出部突出面に装着されて検出部を囲
んで配置された磁石とを設けたものである。
【0045】これによって、検出器が強制冷却器により
冷却されて、把持指によって高温の物品を取り扱う場合
に、物品からの放射熱による検出器の温度上昇を抑制す
ることができる。したがって、検出器の温度上昇による
誤動作を防止することができ、検出域の変動等の不具合
の発生を未然に防ぐことができる。このため、高温環境
であっても把持指の動作を正常に検出できて、産業ロボ
ットの運転を能率化する効果がある。
【0046】また、把持する高温の物品から加工時に飛
散するスケールが検出器の検出部の回りの磁石に吸着さ
れるので、飛散するスケールによる検出器の誤動作を防
ぐことができる。したがって、飛散したスケールにより
検出器の動作が阻害されることがなく、把持する物品の
加工時等に磁性物質からなる異物が飛散する環境であっ
ても、把持指の動作を正常に検出できて、産業ロボット
の運転を能率化する効果がある。
【0047】また、この発明は以上説明したように、
業ロボットの作動先端部に装着された基体と、この基体
に設けられた駆動機構と、この駆動機構によって駆動さ
れて離合動作する把持指と、この把持指に対応して配置
されて把持指の動作を検出する検出器と、この検出器を
囲んで形成されて検出器を冷却する強制冷却器と、検出
器に対向して配置された作動片に装着されて検出器の検
出部と対面して配置された磁石とを設けたものである。
【0048】これによって、検出器が強制冷却器によ
却されて、把持指によって高温の物品を取り扱う場合
に、物品からの放射熱による検出器の温度上昇を抑制す
ることができる。したがって、検出器の温度上昇による
誤動作を防止することができ、検出域の変動等の不具合
の発生を未然に防ぐことができる。このため、高温環境
であっても把持指の動作を正常に検出できて、産業ロボ
ットの運転を能率化する効果がある。
【0049】また、把持する高温の物品から加工時に飛
散するスケールが検出器に対向して配置された作動片の
磁石に吸着されるので、飛散するスケールによる検出器
の誤動作を防ぐことができる。したがって、飛散したス
ケールにより検出器の動作が阻害されることがなく、把
持する物品の加工時等に磁性物質からなる異物が飛散す
る環境であっても、把持指の動作 を正常に検出できて、
産業ロボットの運転を能率化する効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図で、把持装
置の正面図。
【図2】 図1の概念的底面図。
【図3】 図1の右側面図。
【図4】 図1の強制冷却器箇所の拡大平面図。
【図5】 図4の左側面図。
【図6】 図4の正面図。
【図7】 この発明の実施の形態2を示す図で、前述の
図4相当図。
【図8】 図7の左側面図。
【図9】 図7の正面図。
【図10】 この発明の実施の形態3を示す図で、前述
の図4相当図。
【図11】 図10の左側面図。
【図12】 図10の正面図。
【図13】 この発明の実施の形態4を示す図で、前述
の図4相当図。
【図14】 図13の左側面図。
【図15】 図13の正面図。
【図16】 この発明の実施の形態5を示す図で、前述
の図3の要部を拡大した状態に相当する図。
【図17】 この発明の実施の形態6を示す図で、前述
の図2の要部を拡大した状態に相当する図。
【図18】 図17における清掃具の動作を説明する
図。
【図19】 従来の産業ロボット用把持装置を示す図
で、産業ロボットが設置された熱間鍛造ラインを概念的
に示す正面図。
【図20】 図19の把持装置の拡大図。
【図21】 図20の概念的底面図。
【図22】 図20の右側面図。
【符号の説明】
7 基体、8 第一把持指、9 第二把持指、121
駆動機構、15 検出器、16作動片、20 強制冷却
器、21 冷却水流路、25 送風ノズル、26 磁
石、27磁石、29 清掃具。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B25J 15/00 B25J 13/00 B21J 13/08

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 産業ロボットの作動先端部に装着された
    基体と、この基体に設けられた駆動機構と、この駆動機
    構によって駆動されて離合動作する把持指と、この把持
    指に対応して配置されて上記把持指の動作を検出する検
    出器と、この検出器を囲んで形成されて上記検出器を冷
    却する強制冷却器と、この強制冷却器の上記検出器の検
    出部突出面に装着されて上記検出部を囲んで配置された
    磁石とを備えた産業ロボット用把持装置。
  2. 【請求項2】 産業ロボットの作動先端部に装着された
    基体と、この基体に設けられた駆動機構と、この駆動機
    構によって駆動されて離合動作する把持指と、この把持
    指に対応して配置されて上記把持指の動作を検出する検
    出器と、この検出器を囲んで形成されて上記検出器を冷
    却する強制冷却器と、上記検出器に対向して配置された
    作動片に装着されて上記検出器の検出部と対面して配置
    された磁石とを備えた産業ロボット用把持装置。
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