JP3493561B2 - 薄型トランスの製造方法およびその薄型トランス - Google Patents

薄型トランスの製造方法およびその薄型トランス

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、通信用パルストラン
スや、インバータ,DC−DCコンバータ用トランス等
に用いられる薄型トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の小型であって、かつ薄型
のトランスを製造するには、絶縁性の樹脂からなる端子
台に設けられたリードフレームの端子部分にコイルの引
出線を配線後、組込まれてたコア全体を含め封止成形を
行う。つぎに、成形体の外部に露出しているリードフレ
ームのフォーミングを行い薄型トランスとしての製品を
完成させていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このように従来では、
薄型トランスを製造する場合、封止成形を行うため、そ
の封止成形用の型や、その成形のためにどうしてもコス
トが高くなるという欠点を有していた。
【0004】この発明は上記のことに鑑み提案されたも
ので、その目的とするところは、封止成形を用いないで
製造でき、コストダウン、製造の容易化を図った薄型ト
ランスの製造方法および薄型トランスを提供することに
ある。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、リードフレ
ーム(1)を有する端子台(4)の中央部に偏平コイル
(5)を位置させ、その引出線(5a)を前記端子台
(4)に設けられた端子部(3)の先端部(3a)に絡
げ付けて配線を行い、次に各フェライトコア半体(6)
を前記偏平コイル(5)が取付けられた端子台(4)の
上下から取付けてコア(6A)を構成し、このコア(6
A)の4隅に形成された突出部(6d)の周囲に接着剤
をつけ、この部分を介して前記端子台(4)の配線部を
覆うカバー(7)を取付け接着剤硬化後、前記リードフ
レーム(1)の不要部分をカットし、封止成形を用いる
ことなく組立てるようにし、上記目的を達成している。
上記目的を達成している。
【0006】
【作用】本発明では、リードフレーム1と端子台4とが
一体となっており、この端子台4の中央部に、偏平コイ
ル5を位置させて配線を行い、その上下から各フェライ
トコア半体6を組込む。ついで、両者のフェライトコア
半体6,6の両端部にカバー7をそれぞれ取付け一体化
する。このカバー7は端子部3の配線部を覆い、その部
分を保護する機能も備えている。ついで、リードフレー
ム1の不要部分をカットすれば組立が完了するように
し、封止成形工程を経ることなく容易に組立てることが
できるようにしている。
【0007】
【実施例】図1は本発明の一実施例にかかる薄型トラン
スの分解斜視図を示す。
【0008】図中1は窓枠状のリードフレームである。
このリードフレーム1は相対向する一対の短辺2aと、
それらを連結する一対の長辺2bとからなる矩形の枠状
部を有している。なお、四隅に形成された孔2cは位置
決め用のものである。
【0009】互いに対向する各短辺2aの内側には複数
のアーム状の端子部3が内側に向かって延びており、そ
れらの先端は上方に向かってL字状に折曲されている。
【0010】この場合、その折曲部分に樹脂製の端子台
4が設けられている。すなわち、リードフレーム1には
端子台4が一体に設けられている。換言すれば、端子台
4はリードフレーム1を有している。これは、端子部3
を有するリードフレーム1の端子部3を樹脂モールド型
の所定の位置に位置決め用の孔2cを介し取付け、型内
への樹脂注入により端子台4を成形すれば容易に製造で
きる。
【0011】端子台4の上面4aからは端子部3の先端
が突出している。この突出部3aには偏平コイル5の巻
始め,巻終わりの所定の引出線5aが絡げ付けられる。
端子台4の両側面4b4cは、フェライトコア半体6の
接合部6cが接合され、また、端子台4の両端には内側
に向かって突出する段部4dが形成されている。この段
部4dは内側方向であって、かつ上方に向かって延びて
突出した形状となっている。
【0012】上、下に図示したフェライトコア半体6
は、薄板状の板状部6aと、この板状部6aの中央部に
突設された短円柱状の中央脚6bと、板状部6aの両端
部にそれぞれ両脚部6cが形成され、E型コアとして機
能する。また、両脚部6cの端部は外側に向かって突出
し、後述するカバー7のカバー取付部として機能する突
出部6dが形成されている。
【0013】なお、端子台4の中央の空間部分には偏平
コイル5が配置される。この偏平コイル5は自己融着性
を有する電線をリング状に巻回し、熱接着または溶剤接
着により各電線相互を一体化し、かつ治具を介して上下
方向から押圧して偏平の薄型に形成されている。
【0014】偏平コイル5、端子台4の両側面4b,段
部4d等の上下には一対のフェライトコア半体6が取付
けられ、これら一対のフェライトコア半体によってコア
が構成される。コアの両端部にはカバー7が接着剤を介
して取付けられ、各フェライトコア半体6は一体化され
る。
【0015】カバー7は絶縁性の樹脂の成形品からな
る。このカバー7は端子台4の端子部4aの配線部を覆
うもので、端子台4とほぼ対応した細長い形状をしてい
る。このカバー7は、端子台4の上方に位置し、端子台
4の上面4aから上方に突出した端子部3の先端部3a
を覆い、そこに絡げ付けられた偏平コイル5の引出線5
aの配線部を保護する天板7aと、この天板7aの外縁
において下方に向かってL字状に折曲された外端部7c
と、その両側部に形成されたカバー取付部7bとを備え
ている。カバー取付部7bはほぼコ字状をなし、各フェ
ライトコア半体6,6の両脚部6cの両端から外側に突
出した柱状構造の突出部6dに嵌め込まれる。
【0016】次に本発明の薄型トランスの組立方法につ
いて説明する。
【0017】まず、図2に示されるように、リードフレ
ーム1の窓部の中央部、つまり端子部4の中央部に偏平
コイル(5)を位置させ、その引出線(5a)を先端部
3aに絡げ付ける。
【0018】次に、図3に示されるように、各フェライ
トコア半体6のうち、下側に位置する一方のフェライト
コア半体6を端子台4に取付ける。この場合、フェライ
トコア半体6の両脚部6cの上面と端子台4の上面4a
とは面一になる。また、フェライトコア半体6の突出部
6dは端子台4の側部に位置される。また、中央脚6b
を有する板状部6aは、互いに離間対向した一対の端子
台4,4の間に位置される。また、中央脚6bは偏平コ
イル5の中央部に位置される。
【0019】次に、図4に示されるように、上側に位置
する他方のフェライトコア半体6を下側のフェライトコ
ア半体6と向かい合わせて被せコア6Aを構成する。な
お、上側のフェライトコア半体6から先に組込んでも良
い。
【0020】次に、図5に示されるように、コア6Aに
カバー7を取付ける。カバー7はカバー取付部7bをコ
ア6Aの突出部6dの周囲に接着剤を塗布し、かつその
部分に嵌め込むようにして容易に取付けることができ
る。端子台4の配線部はカバー7の天板7aおよび外端
面7c等によって覆われ保護される。
【0021】次に、リードフレーム1の不要部分、すな
わち矩形の枠部分を、図6に示されるように、カットす
れば薄型トランスを完成することができる。
【0022】
【発明の効果】以上のように構成した本発明によれば、
封止成形を用いることなく薄型トランスを組立てること
ができるため、封止成形用の型が不要であり、また、封
止成形のための手間がなくなるので、コストダウンを図
り得るとともに、製造が容易となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の分解斜視図。
【図2】本発明の一製造工程を示すもので、端子台に偏
平コイルを取付けた状態の斜視図。
【図3】上記組立体に下側のフェライトコア半体を取付
けた状態の斜視図。
【図4】上記組立体に上側のフェライトコア半体を取付
けた状態の斜視図。
【図5】上記組立体にカバーを取付けた状態の斜視図。
【図6】組立てられた本発明の薄型トランスの斜視図。
【符号の説明】
1 リードフレーム 2a 短辺 2b 長辺 2c 孔 3 端子部 3a 突出部 4 端子台 4a 上面 4b 両側部 4c 内面 4d 段部 5 偏平コイル 5a 引出線 6 フェライトコア半体 6a 板状部 6b 中央脚 6c 両脚部 6d 突出部 6A コア 7 カバー 7a 天板 7b カバー取付部 7c 外端面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01F 41/04 H01F 27/28 H01F 27/29 H01F 41/10

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リードフレーム(1)を有する端子台
    (4)の中央部に偏平コイル(5)を位置させ、その引
    出線(5a)を前記端子台(4)に設けられた端子部
    (3)の先端部(3a)に絡げ付けて配線を行い、次に
    各フェライトコア半体(6)を前記偏平コイル(5)が
    取付けられた端子台(4)の上下から取付けてコア(6
    A)を構成し、このコア(6A)の4隅に形成された突
    出部(6d)の周囲に接着剤をつけ、この部分を介して
    前記端子台(4)の配線部を覆うカバー(7)を取付け
    接着剤硬化後、前記リードフレーム(1)の不要部分を
    カットし、封止成形を用いることなく組立てることを特
    徴とした薄型トランスの製造方法。
  2. 【請求項2】 最終工程で不要部分がカットされるリー
    ドフレーム(1)を有する端子台(4)と、この端子台
    (4)の中央に位置され、かつ端子台(4)の端子部
    (3)の先端部(3a)に引出線(5)が絡げ付けられ
    る偏平コイル(5)と、この偏平コイル(5)が取付け
    られた端子台(4)の上下から取付けられた上下の各フ
    ェライトコア半体(6)と、この一対のフェライトコア
    半体6からなるコア(6A)の外端部に設けられたカバ
    ー取付用の突出部(6d)の周囲に接着剤を塗布して取
    付けられる、前記端子台(4)とほぼ対応して細長い形
    状をなし、端子台(4)の配線部を覆って保護する絶縁
    性であって樹脂製のカバー(7)とを備えてなることを
    特徴とした薄型トランス。
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