JP3490279B2 - 基板処理装置 - Google Patents

基板処理装置

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JP3490279B2
JP3490279B2 JP1830198A JP1830198A JP3490279B2 JP 3490279 B2 JP3490279 B2 JP 3490279B2 JP 1830198 A JP1830198 A JP 1830198A JP 1830198 A JP1830198 A JP 1830198A JP 3490279 B2 JP3490279 B2 JP 3490279B2
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健吾 溝崎
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  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばLCD基板
の塗布・現像処理システムにおいて、基板の載置に用い
られる基板処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示ディスプレイ(LC
D)装置の製造工程においては、LCD基板(ガラス基
板)上に例えばITO(Indium Tin Oxi
de)の薄膜や電極パターン等を形成するために、半導
体製造工程において用いられるものと同様なフォトリソ
グラフィ技術を用いて回路パターン等を縮小してフォト
レジストに転写し、これを現像処理する一連の処理が施
されている。
【0003】例えば、被処理体であるLCD基板を、洗
浄ユニットにて洗浄した後、LCD基板にアドヒージョ
ン処理ユニットにて疎水化処理を施し、冷却処理ユニッ
トにて冷却した後、レジスト塗布ユニットにてフォトレ
ジスト膜すなわち感光膜を塗布形成する。そして、フォ
トレジスト膜を熱処理ユニットにて加熱してベーキング
処理(プリベーク)を施した後、露光ユニットにて所定
のパターンを露光し、そして、露光後のLCD基板を現
像ユニットにて現像液を塗布して所定のパターンを形成
した後に、ベーキング処理(ポストベーク)を施して高
分子化のための熱変成、LCD基板とパターンとの密着
性を強化している。
【0004】このようなLCD基板の加熱処理ユニット
等の各種処理ユニットにおいて、LCD基板を処理ユニ
ットに搬入・搬出する際には、昇降機構により昇降され
る複数のリフトピンによって、処理ユニット内に搬入さ
れたLCD基板を受け取って載置台に載置すると共に、
処理終了後、LCD基板を処理ユニット内の搬出位置ま
で持ち上げるようになっている。
【0005】このような複数のリフトピンは、従来、ピ
ンベース上に所定間隔をおいて配置されており、このピ
ンベースは、このピンベースの一側に(いわゆる片持ち
梁的に)配置されたベルト駆動式等の昇降機構によって
昇降されるようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、LCD基板
は最近益々大型化の要求が高まっており、従来の650
×550mmから、例えば830×650mmのような
著しく大型化したものが求められている。このように基
板が大型化すると、上記のように、ピンベースの一側
(いわゆる片持ち方式)にのみ昇降機構が設けられてい
る場合には、昇降機構が設けられていないピンベースの
他側が撓んで傾斜し、ひいては、LCD基板を水平に支
持できないといった問題点が生じる。
【0007】したがって、ピンベースをその両側で(い
わゆる両持ち方式)一対の昇降機構により昇降しようと
する試みがなされているが、この場合には、ピンベース
は、その両側で別々の昇降機構により駆動されて昇降さ
れるため、例えば、所定の上昇位置に到達した際、ピン
ベースの水平が維持されているとは限らず、ピンベース
の水平度に誤差が生じ、ひいては、LCD基板を所定精
度内で水平に支持できないといった問題点がある。
【0008】本発明はかかる事情に鑑みてなされたもの
であり、リフトピンを支持するピンベースをその両側で
(いわゆる両持ちタイプ)一対の昇降機構により昇降す
る際、ピンベース全体の高さ合わせを行ってピンベース
の水平度を所定精度内で容易に出すことができる基板処
理装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、第1発明は、一対の昇降機構により両側で各々昇降
されるピンベースに支持された複数のリフトピンによ
り、搬入された基板を受け取って載置台に載置し、処理
終了後、基板を搬出位置に持ち上げる基板処理装置であ
って、前記ピンベース全体が昇降した際、ピンベースの
一側が所定位置に到達したことを検出して、ピンベース
全体の昇降を停止させるための第1検出器と、この後、
ピンベース全体が惰性により昇降して停止するまでの間
に、ピンベースの他側が前記所定位置に到達又は通過し
たか否かを検出して、ピンベースの他側の位置を調整す
るための第2検出器とを具備することを特徴とする基板
処理装置を提供する。
【0010】第2発明は、第1発明において、前記第1
および第2検出器は、各々、ピンベースの一側および他
側に配置されてこの一側および他側が前記所定位置に到
達したことを検出するための被検出片を有し、第2検出
器の被検出片は、第1検出器の被検出片に対して所定高
さ位置ずれして設けられていることを特徴とする基板処
理装置を提供する。
【0011】第3発明は、第2発明において、前記第1
検出器の被検出片に対する第2検出器の被検出片の所定
高さの位置ずれは、第1検出器がその被検出片を検出し
た後にピンベース全体が惰性により昇降して停止するま
での所定停止時間(△T)に対応するように設定され、
第2検出器は、この所定停止時間(△T)だけ時間遅れ
して被検出片を検出することを特徴とする基板処理装置
を提供する。
【0012】第4発明は、第3発明において、前記所定
停止時間(△T)が経過するまでの間に、第2検出器が
その被検出片を既に検出している場合には、ピンベース
の他側が前記所定位置を超過して昇降したと判断し、ピ
ンベースの他側を元に戻すように、ピンベース他側の昇
降機構を制御し、前記所定停止時間(△T)が経過する
までの間に、第2検出器がその被検出片を検出しなかっ
た場合には、ピンベースの他側が前記所定位置に未だに
到達していないと判断し、ピンベースの他側を先に進め
るように、ピンベース他側の昇降機構を制御することを
特徴とする基板処理装置を提供する。
【0013】第5発明は、第1発明において、各昇降機
構は、ベルト駆動方式によりピンベースを昇降させるこ
とを特徴とする基板処理装置を提供する。
【0014】第6発明は、第1発明において、ハウジン
グ等の固定側に対してピンベースを案内するためのガイ
ド手段を更に備えていることを特徴とする基板処理装置
を提供する。
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】第1発明によれば、ピンベース全体が昇降
した際、第1検出器によりピンベースの一側が所定位置
に到達したことが検出されて、ピンベース全体の昇降が
停止され、この後、ピンベース全体が惰性により昇降し
て停止するまでの間に、第2検出器によりピンベースの
他側が所定位置に到達または通過したか否かが検出され
て、ピンベースの他側の位置が調整されている。
【0019】すなわち、ピンベースの一側の位置を先行
して検出して停止信号を発し、その後、ピンベース全体
を惰性で昇降して停止させている。このように、ピンベ
ースの一側にあっては、停止信号を発した時点でのピン
ベースの一側の位置を検出しており、しかも、ピンベー
ス全体の惰性の昇降量は既知であるため、ピンベース全
体が惰性の後に停止した時には、ピンベースの一側は、
正確な位置に停止することができる。
【0020】しかし、ピンベースの他側にあっては、停
止信号を発した時点でピンベースの他側の位置は検出し
ていないため、ピンベース全体が惰性の後に停止する時
には、この惰性の昇降量が既知であったとしても、この
ピンベースの他側は、正確位置に停止させることがで
きない。そこで、本発明では、ピンベース全体が惰性の
後に停止するまでの間に、ピンベースの他側の位置を検
出し、この検出結果に基づいてピンベースの他側の位置
ずれを調整している。これにより、ピンベースの一側と
他側とを正確に位置合わせしてピンベース全体の高さ位
置合わせを行っている。
【0021】したがって、リフトピンを支持するピンベ
ースをその両側で(いわゆる両持ちタイプ)一対の昇降
機構により昇降する場合であっても、ピンベース全体の
高さ位置合わせを容易に行うことができ、ピンベースの
水平度を所定精度内で容易に出すことができる。
【0022】第2発明によれば、第2検出器の被検出片
は、第1検出器の被検出片に対して所定高さ位置ずれし
て設けられているため、ピンベースの一側に対してピン
ベースの他側を時間遅れして検出することができる。
【0023】第3発明によれば、前記第1検出器の被検
出片に対する第2検出器の被検出片の所定高さの位置ず
れは、第1検出器がその被検出片を検出した後にピンベ
ース全体が惰性により昇降して停止するまでの所定停止
時間(△T)に対応するように設定され、第2検出器
は、この所定停止時間(△T)だけ時間遅れして被検出
片を検出するため、ピンベースの一側を検出してピンベ
ース全体を停止させた後、ピンベース全体が惰性で昇降
して停止するまでの間に、ピンベースの他側を検出して
この他側の高さを調整することができる。
【0024】第4発明によれば、所定停止時間(△T)
が経過するまでの間に、第2検出器がその被検出片を既
に検出した場合には、ピンベースの他側が所定位置を超
過して昇降したと判断し、ピンベースの他側を元に戻す
ように、ピンベース他側の昇降機構を制御し、所定停止
時間(△T)が経過するまでの間に、第2検出器がその
被検出片を検出しなかった場合には、ピンベースの他側
が所定位置に未だに到達していないと判断し、ピンベー
スの他側を先に進めるように、ピンベース他側の昇降機
構を制御している。このように、ピンベースの他側の位
置ずれを検出して、ピンベース全体が惰性で昇降して停
止するまでの間に、ピンベースの他側を検出してこの他
側の高さを調整することができる。
【0025】第5発明によれば、ベルト駆動方式の昇降
機構により、ピンベースの位置合わせを正確にしながら
ピンベースを昇降することができる。第6発明によれ
ば、ガイド手段を更に備えているため、ピンベースの案
内を正確に行うことができる。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面を参照して詳細に説明する。図1は、本発明が適用
されるLCD基板の塗布・現像処理システムを示す斜視
図である。
【0027】この塗布・現像処理システムは、複数の基
板Gを収容するカセットCを載置するカセットステーシ
ョン1と、基板Gにレジスト塗布および現像を含む一連
の処理を施すための複数の処理ユニットを備えた処理部
2と、カセットステーション1上のカセットCと処理部
2との間でLCD基板の搬送を行うための搬送機構3と
を備えている。そして、カセットステーション1におい
てカセットCの搬入出が行われる。また、搬送機構3は
カセットの配列方向に沿って設けられた搬送路12上を
移動可能な搬送アーム11とを備え、この搬送アーム1
1によりカセットCと処理部2との間で基板Gの搬送が
行われる。
【0028】処理部2は、前段部2aと後段部2bとに
分かれており、それぞれ中央に搬送路ユニット15、1
6を有しており、これら搬送路の両側に各処理ユニット
が配設されている。そして、これらの間には中継部17
が設けられている。
【0029】前段部2aは、搬送路ユニット15に沿っ
て移動可能な主搬送装置18を備えており、搬送路15
の一方側には、上下2段に積層されてなる2組の加熱処
理ユニット21、ならびにそれに隣接して上下に設けら
れたアドヒージョン処理ユニット22および冷却ユニッ
ト23が配置されており、他方側には洗浄ユニット24
および現像処理ユニット25が配置されている。
【0030】一方、後段部2bは、搬送路ユニット16
に沿って移動可能な主搬送装置19を備えており、搬送
路ユニット16の一方側には、二段積層されてなる3組
の加熱処理ユニット28が配置されており、搬送路ユニ
ット16の他方側には、レジスト塗布ユニット26およ
び基板Gの周辺部のレジストを除去する周辺レジスト除
去ユニット27が配置されている。加熱処理ユニット2
8は、レジストの安定化のためのプリベーク、露光後の
ポストエクスポージャーベーク、および現像後のポスト
ベーク処理を行うものである。なお、後段部2bの後端
には、露光装置(図示せず)との間で基板Gの受け渡し
を行うためのインターフェース部30が設けられてい
る。
【0031】中継部17には、加熱処理ユニット28に
隣接した位置に、二段積層されてなる冷却処理ユニット
29が設けられており、冷却処理ユニット29に対向す
る位置に、薬液供給ユニット81および搬送装置進入路
82が設けられている。
【0032】上記主搬送装置18は、搬送機構3のアー
ム11との間で基板Gの受け渡しを行うとともに、前段
部2aの各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、
さらには中継部17との間で基板Gの受け渡しを行う機
能を有している。また、主搬送装置19は中継部17と
の間で基板Gの受け渡しを行うとともに、後段部2bの
各処理ユニットに対する基板Gの搬入・搬出、さらには
インターフェース部30との間の基板Gの受け渡しを行
う機能を有している。
【0033】このように各処理ユニットを集約して一体
化することにより、省スペース化および処理の効率化を
図ることができる。
【0034】このように構成される塗布・現像処理シス
テムにおいては、カセットC内の基板Gが、処理部2に
搬送され、処理部2では、まず、洗浄ユニット24によ
り洗浄処理され、加熱処理ユニット21の一つで加熱乾
燥された後、レジストの定着性を高めるためにアドヒー
ジョン処理ユニット22にて疎水化処理され、冷却ユニ
ット23で冷却後、レジスト塗布ユニット26でレジス
トが塗布され、周辺レジスト除去ユニット27で基板G
の周縁の余分なレジストが除去される。その後、基板G
は、加熱処理ユニット28の一つでプリベーク処理さ
れ、冷却ユニット29で冷却された後、インターフェー
ス部30を介して露光装置に搬送されてそこで所定のパ
ターンが露光される。そして、再びインターフェース部
30を介して搬入され、加熱処理ユニット28の一つで
ポストエクスポージャーベーク処理が施される。その
後、冷却処理ユニット29で冷却された基板Gは、現像
処理ユニット25で現像処理され、所定の回路パターン
が形成される。現像処理された基板Gは、主搬送装置1
8および搬送機構3によってカセットステーション1上
の所定のカセットに収容される。
【0035】次に、本実施の形態に係る加熱処理ユニッ
ト21,28について説明する。図2は、本実施の形態
に係る加熱処理ユニットの概略断面図である。
【0036】この加熱処理ユニット21,28は、図2
に示すように、筐体31を有し、この筐体31内には、
カバー32が昇降自在に設けられ、このカバー32の下
側には、基板Gを加熱するための加熱プレート33がそ
の面を水平にして配置されている。この加熱プレート3
3には、ヒーター(図示せず)が装着されており、所望
の温度に設定可能となっている。カバー32は、基板G
の加熱処理の際に加熱プレート33の表面を覆うことに
より、基板Gに対する外乱を避け、所定の処理雰囲気を
形成すると共に、基板Gの搬入・搬出に際しては、カバ
ー32は上方に退避される。
【0037】加熱プレート33の表面には、複数のスペ
ーサ34が設けられており、このスペーサ34によって
基板Gが保持されている。すなわち、プロキシミティ方
式が採用されており、加熱プレート33と基板Gとの直
接の接触を避け、加熱プレート33からの放熱によっ
て、基板Gを加熱処理するようになっている。これによ
り、加熱プレート33からの基板Gの汚染が防止され
る。各スペーサ34には、支持部材35がねじ止めされ
ており、この支持部材35により基板Gが支持されてい
る。
【0038】また、加熱プレート33の複数の孔36を
通挿して、複数のリフトピン37が昇降自在に設けられ
ている。これらリフトピン37は、図3にも示すよう
に、橋渡し部材39を介してピンベース38に支持され
ており、夫々四方に所定間隔離間して配置されている。
図2に示すように、このピンベース38の両側には、縦
フランジ40a,40bが設けられ、これらピンベース
38および縦フランジ40a,40bは、夫々、一対の
第1及び第2昇降機構41a,41bにより、筐体31
に固定されたメインフレーム42に対して昇降されるよ
うになっている。この第1及び第2昇降機構41a,4
1bには、縦フランジ40a,40bに隣接してプーリ
43a,43bが配置され、このプーリ43a,43b
に対向してプーリ44a,44bが配置され、これらプ
ーリ43a,43bとプーリ44a,44bとの間に、
ベルト45a,45bが掛け渡されている。このベルト
45a,45bの一部が縦フランジ40a,40bに連
結され、一方のプーリ44a,44bには、駆動源とし
てのパルスモータ46a,46bが接続されている。
【0039】したがって、パルスモータ46a,46b
が駆動されると、プーリ43a,43b、プーリ44
a,44bおよびベルト45a,45bが回転され、縦
フランジ40a,40bを介してピンベース38が昇降
される。このピンベース38が昇降されると、リフトピ
ン37は昇降して、カバー32の内側に搬入された基板
Gを受け取り、次いで、若干下降して加熱プレート33
上に載置すると共に、加熱処理終了後、再び上昇して基
板Gを搬出位置まで持ち上げるようになっている。
【0040】次いで、図3乃至図5を参照して、ピンベ
ース38をその両側で昇降する構造について詳細に説明
する。図3は、本実施の形態に係る加熱処理ユニットの
平面図であり、図4は、図3の矢印IVから視た矢視図
であり、図5は、図3の矢印Vから視た矢視図である。
【0041】上述した第1および第2昇降機構41a,
41bは、図3ないし図5において、メインフレームの
一側42aおよび他側42bに夫々配置されており、ピ
ンベース38は、これら第1および第2昇降機構41
a,41bにより各々別々に駆動されるようになってい
る。なお、図4および図5に示すように、縦フランジ4
0a,40bは、連結部材47a,47bによりベルト
45a,45bに連結されている。
【0042】また、メインフレームの一側42aには、
2個のリニアガイド48,49が設けられ、他側42b
には、1個のリニアガイド50が設けられている。これ
らリニアガイド48〜50は、各々、長尺に延出してメ
インフレーム42に固定されたレール51,52,53
と、このレール51,52,53に係合してレール5
1,52,53を摺動する摺動部材54,55,56と
からなり、ピンベース38の昇降の際、ピンベース38
を案内するようになっている。
【0043】さらに、メインフレームの一側42aおよ
び他側42bに各々立設された支柱57a,57bの上
端には、第1および第2検出器58a,58bが設けら
れている。この第1および第2検出器58a,58b
は、光学式であって、発光部とこれに対向した受光部と
を有するタイプである。この第1および第2検出器58
a,58bのための被検出片59a,59bが縦フラン
ジ40a,40bの下部に取付けられている。これによ
り、縦フランジ40a,40bが昇降して、被検出片5
9a,59bが第1および第2検出器58a,58b
発光部と受光部との間を横切ると、検出信号が発せられ
る。
【0044】さらに、第1および第2検出器58a,5
8bは、同じ高さの位置に設けられていると共に、図5
に示すように、第2検出器58bの被検出片59bは、
第1検出器58aの被検出片59aに対して所定高さ
(△d)だけ位置ずれして設けられている。この所定高
さ(△d)の位置ずれは、後述するように、第1検出器
58aがその被検出片59aを検出した後にピンベース
38全体が惰性により昇降して停止するまでの所定停止
時間(△T、所定残パルス数)に対応するように設定さ
れ、第2検出器58bは、この所定停止時間(△T、所
定残パルス数)だけ時間遅れして被検出片59bを検出
するようになっている。
【0045】さらに、メインフレーム42には、ピンベ
ース38の下面が当接する4個のストッパ60,61,
62,63が所定位置に設けられ、後述するように、ピ
ンベース38の初期位置を設定するようになっている。
【0046】次に、ピンベース38をその両側で昇降す
る際の作用について説明する。先ず、加熱処理ユニット
を組み上げた場合、作動中に電源が停止された場合等に
は、ピンベース38の水平度を出すように初期設定を行
う。この場合には、第1および第2昇降機構41a,4
1bを駆動し、ピンベース38を最下端まで降下させ、
ピンベース38の下面を4個のストッパ60,61,6
2,63に当接させ、ピンベース38の四隅の高さを調
整して、ピンベース38の水平度を出すように初期設定
を行っている。
【0047】次いで、ピンベース38を所定高さまで上
昇させてピンベース38の水平度を出すように初期設定
を行う場合を図6に示す。この場合には、先ず、図6
(a)に示すように、ピンベース38が降下した位置に
ある時に、第1および第2昇降機構41a,41bのパ
ルスモータ46a,46bに、上昇させようとする距離
に対応する駆動パルス数を指示し、ピンベース38の上
昇を開始する。
【0048】図6(b)に示すように、メインフレーム
の一側42aにおいて、ピンフレーム38の検出片5
9aが第1検出器58aにより検出されると、第1およ
び第2昇降機構41a,41bのパルスモータ46a,
46bに、停止信号を送り、ピンベース38全体の上昇
を停止させる。
【0049】この時、パルスモータ46a,46bは、
停止信号の後に惰性により所定の残パルス数(所定停止
時間(△T))だけ回転して停止するが、この所定残パ
ルス数(所定停止時間(△T))から、停止信号の後に
ピンベース38が上昇する距離が計算してあるため、ピ
ンベース38の一側(第1検出器58a側)は正確な位
置に停止することができる。
【0050】本実施の形態では、この所定残パルス数
(所定停止時間(△T))から計算したピンベース38
の上昇距離が、図6(b)に示すように、第1検出器5
8aの被検出片59aに対する第2検出器58bの被検
出片59bの所定高さ(△d)の位置ずれとして設定さ
れている。
【0051】したがって、ピンベースの他側(第2検出
器58b側)にあっては、ピンベース38全体が停止信
号の後に所定の残パルス数(所定停止時間(△T))だ
け上昇するまでの間に、別言すれば、ピンベース38全
体が惰性により所定高さ(△d)だけ上昇する間に、被
検出片59bが第2検出器58bにより検出される。
【0052】図6(c)に示すように、ピンベース38
全体が停止信号の後に所定高さ(△d)だけ上昇して停
止した時、被検出片59bが第2検出器58bにより検
出された場合には、ピンベース38の他側(第2検出器
58b側)は、正確な位置に停止したことになり、この
場合には、このピンベース38の他側(第2検出器58
b側)の位置ずれを調整する必要がない。
【0053】次いで、ピンベース38全体が停止信号の
後に所定高さ(△d)だけ上昇して停止するまでの間
に、被検出片59bが既に第2検出器58bにより検出
されている場合には、ピンベース38の他側の被検出片
59bが第2検出器58bの位置を超えて上昇したと判
断し、ピンベース38の他側を元に戻すように、第2昇
降機構41bに、戻す距離に対応する駆動パルス数を指
示し、これにより、ピンベース38の他側の位置ずれを
調整する。
【0054】ピンベース38全体が停止信号の後に所定
高さ(△d)だけ上昇して停止するまでの間に、被検出
片59bが第2検出器58bにより検出されなかった場
合には、ピンベース38の他側の被検出片59bが第2
検出器58bの位置に未だに到達していないと判断し、
ピンベース38の他側を先に進めるように、第2昇降機
構41bに、進める距離に対応する駆動パルス数を指示
し、これにより、ピンベース38の他側の位置ずれを調
整する。これにより、ピンベース38の一側と他側とを
正確に位置合わせしてピンベース38全体の高さ位置合
わせを行っている。
【0055】したがって、リフトピン37を支持するピ
ンベース38をその両側で(いわゆる両持ちタイプ)一
対の昇降機構41a,41bにより昇降する場合であっ
ても、ピンベース38全体の高さ位置合わせを容易に行
うことができ、ピンベース38の水平度を所定精度内で
容易に出すことができる。
【0056】なお、本発明は上記実施の形態に限定され
ず、種々の変形が可能である。例えば、リフトピン37
により基板Gを加熱プレート33から所定距離だけ離間
位置に保持する、いわゆるピンプロキシミティー方式を
用いてもよいし、加熱プレート33上に直接載置しても
よい。
【0057】
【発明の効果】以上説明したように、第1発明によれ
ば、リフトピンを支持するピンベースをその両側で(い
わゆる両持ちタイプ)一対の昇降機構により昇降する場
合であっても、ピンベース全体の高さ位置合わせを容易
に行うことができ、ピンベースの水平度を所定精度内で
容易に出すことができる。
【0058】第2発明によれば、第2検出器の被検出片
は、第1検出器の被検出片に対して所定高さ位置ずれし
て設けられているため、ピンベースの一側に対してピン
ベースの他側を時間遅れして検出することができる。
【0059】第3発明によれば、ピンベースの一側を検
出してピンベース全体を停止させた後、ピンベース全体
が惰性で昇降して停止するまでの間に、ピンベースの他
側を検出してこの他側の高さを調整することができる。
【0060】第4発明によれば、ピンベースの他側が所
定位置を超過して昇降したと判断した場合には、ピンベ
ースの他側を元に戻すように制御し、ピンベースの他側
が所定位置に未だに到達していないと判断した場合に
は、ピンベースの他側を先に進めるように制御し、ピン
ベースの他側の位置ずれを検出して、ピンベース全体が
惰性で昇降して停止するまでの間に、ピンベースの他側
を検出してこの他側の高さを調整することができる。
【0061】第5発明によれば、ベルト駆動方式の昇降
機構により、ピンベースの位置合わせを正確にしながら
ピンベースを昇降することができる。第6発明によれ
ば、ガイド手段を更に備えているため、ピンベースの案
内を正確に行ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるLCD基板の塗布・現像処
理システムを示す斜視図。
【図2】本実施の形態に係る加熱処理ユニットの概略断
面図。
【図3】本実施の形態に係る加熱処理ユニットの平面
図。
【図4】図3の矢印IVから視た矢視図。
【図5】図3の矢印Vから視た矢視図。
【図6】ピンベースを所定高さまで上昇させてピンベー
スの水平度を出すように初期設定を行う場合の作用図。
【符号の説明】
21,28……加熱処理ユニット 33……加熱プレート(載置台) 37……リフトピン 38……ピンベース 41a……第1昇降機構 41b……第2昇降機構 42a……メインフレームの一側 42b……メインフレームの他側 48,49,50……リニアガイド(ガイド手段) 58a……第1検出器 58b……第2検出器 59a……被検出片 59b……被検出片
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平9−246362(JP,A) 特開 昭64−54393(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01L 21/027

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の昇降機構により両側で各々昇降さ
    れるピンベースに支持された複数のリフトピンにより、
    搬入された基板を受け取って載置台に載置し、処理終了
    後、基板を搬出位置に持ち上げる基板処理装置であっ
    て、 前記ピンベース全体が昇降した際、ピンベースの一側が
    所定位置に到達したことを検出して、ピンベース全体の
    昇降を停止させるための第1検出器と、 この後、ピンベース全体が惰性により昇降して停止する
    までの間に、ピンベースの他側が前記所定位置に到達ま
    たは通過したか否かを検出して、ピンベースの他側の位
    置を調整するための第2検出器とを具備することを特徴
    とする基板処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1および第2検出器は、各々、ピ
    ンベースの一側および他側に配置されてこの一側および
    他側が前記所定位置に到達したことを検出するための被
    検出片を有し、 第2検出器の被検出片は、第1検出器の被検出片に対し
    て所定高さ位置ずれして設けられていることを特徴とす
    る請求項1に記載の基板処理装置。
  3. 【請求項3】 前記第1検出器の被検出片に対する第2
    検出器の被検出片の所定高さの位置ずれは、第1検出器
    がその被検出片を検出した後にピンベース全体が惰性に
    より昇降して停止するまでの所定停止時間(△T)に対
    応するように設定され、第2検出器は、この所定停止時
    間(△T)だけ時間遅れして被検出片を検出することを
    特徴とする請求項2に記載の基板処理装置。
  4. 【請求項4】 前記所定停止時間(△T)が経過するま
    での間に、第2検出器がその被検出片を既に検出してい
    る場合には、ピンベースの他側が前記所定位置を超過し
    て昇降したと判断し、ピンベースの他側を元に戻すよう
    に、ピンベース他側の昇降機構を制御し、 前記所定停止時間(△T)が経過するまでの間に、第2
    検出器がその被検出片を検出しなかった場合には、ピン
    ベースの他側が前記所定位置に未だに到達していないと
    判断し、ピンベースの他側を先に進めるように、ピンベ
    ース他側の昇降機構を制御することを特徴とする請求項
    3に記載の基板処理装置。
  5. 【請求項5】 各昇降機構は、ベルト駆動方式によりピ
    ンベースを昇降させることを特徴とする請求項1ないし
    請求項4のいずれか1項に記載の基板処理装置。
  6. 【請求項6】 ハウジング等の固定側に対してピンベー
    スを案内するためのガイド手段を更に備えていることを
    特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記
    載の基板処理装置。
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