JP3483263B2 - 電磁吸引型三相モータ - Google Patents

電磁吸引型三相モータ

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JP3483263B2
JP3483263B2 JP29763892A JP29763892A JP3483263B2 JP 3483263 B2 JP3483263 B2 JP 3483263B2 JP 29763892 A JP29763892 A JP 29763892A JP 29763892 A JP29763892 A JP 29763892A JP 3483263 B2 JP3483263 B2 JP 3483263B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、三相モータに関し、特
に、波動歯車装置の原理を応用した騒音の少ない電磁吸
引型三相モータに関するものである。
【0002】
【従来の技術】波動歯車装置の原理を応用した電磁吸引
型モータとしては、例えば、特公昭48−15049号
公報あるいは特開昭53−89918号公報の開示され
たステップモータがある。この電磁吸引型ステップモー
タは、これらの公報の開示されているように、内歯を形
成した剛性円形のサーキュラスプラインと、このスプラ
インに噛み合う外歯を形成した可撓性のフレックススプ
ラインと、このフレックススプラインに対して半径方向
外側から磁界を与え、このスプラインを楕円形に撓めて
サーキュラスプランに対して部分的に噛み合わせるよう
複数の磁極を有する磁界発生手段と、この磁界発生手段
の磁極を順次に励磁してフレックススプラインの楕円形
状を回転させて噛み合い位置をサーキュラスプラインの
周方向に順次に移動させ、サーキュラスプラインとフレ
ックススプラインとを両者の歯数差に対応して相対的に
回転させる励磁手段とを有している。
【0003】図12には磁界発生手段を構成している磁
極に対するコイルの巻線状態を示してある。図13に
は、このコイルの巻線状態を平面上に展開したものであ
る。図に示すものは8相タイプのものであり、磁極励磁
用のパルス電流の状態を一例として図14に示してあ
る。図15には、このようにコイルが巻かれた磁極によ
って得られる各磁極位置での起磁力と磁気吸引力を、各
電気角毎に掲載したものである。
【0004】かかるステップモータは、磁界発生手段の
磁極を順次に励磁することによって、フレックススプラ
インの楕円形を回転させ、サーキュラスプラインとフレ
ックススプラインとを両者の歯数差に比例した大きい減
速比を得るので、最小の歯車でありながら、分解能の高
い小型の理想的なステップモータとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなステップモ
ータは上記の利点を有するので好ましいものである。し
かし、図15に示す磁気吸引力の分布状態から分かるよ
うに、フレックススプラインを楕円形に撓めるための磁
気吸引力は周方向において滑らかではなく、このため
に、動作中におけるフレックススプラインの振動が大き
いので大きな騒音が発生するという問題点がある。騒音
の低減のためには、フレックススプラインの変形のため
の磁極の数を多くして噛み合いを滑らかにすることが考
えられる。しかし、磁極の数を多くした場合には、各磁
極を励磁するために励磁電流をその極数に合わせて多相
にしなければならず、このため、ステップモータの励磁
手段となる回路およびその素子数が多くなり、コストの
上昇と装置全体の大型化につながり、好ましくない。
【0006】本発明の課題は、この点に鑑みて、騒音の
低減化を実現可能な磁気吸引型三相モータを提案するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明においては、波動
歯車装置の原理を利用して磁気吸引型三相モータを構成
すると共に、その磁界発生手段を構成しているコイルの
巻線方法を工夫することによって、フレックススプライ
ンを撓めるための磁気吸引力の分布を滑らかにし、これ
によって、フレックススプラインの振動を抑制して騒音
を低減化するようにしている。
【0008】すなわち、本発明の磁気吸引型三相モータ
において、そのフレックススプラインを楕円形に撓める
ための磁界発生手段は、第1の相電流が供給される第1
のコイルが巻付けられた複数の第1の磁極群と、第2の
相電流が供給される第2のコイルが巻付けられた複数の
第2の磁極群と、第3の相電流が供給される第3のコイ
ルが巻付けられた複数の第3の磁極群とを有し、各磁極
群はサーキュラスプラインの外周側において直径方向に
対向した位置に同数分ずつ対向配置されており、それぞ
れの対向配置されている同相の磁極群内においては、隣
接する磁極間での巻き付け方向が逆向きとなるようにコ
イルが巻かれていることを特徴としている
【0009】また、本発明では、一部分布巻きを採用し
ており、隣接する異なる相の磁極群の間に、双方の相の
コイルが巻付けられた分布巻きの磁極が配置されてい
る。この場合、分布巻きの磁極におけるコイルの巻付け
方向が、異なる相の磁極群に属している隣接する磁極の
コイル巻付け方向と同一とすることが好ましい。
【0010】一方、本発明は、噛み合い式の代わりに摩
擦係合あるいは摩擦伝動式の波動装置を採用した電磁吸
引型三相モータに対しても同様に適用することができ
る。
【0011】
【実施例】以下に図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0012】まず、実施例の説明に先立って波動歯車装
置の動作原理について説明する。
【0013】図1は波動歯車装置の概略構成を示してあ
り、この波動歯車装置は、内歯が形成された剛性円形の
サーキュラースプライン1と、このスプライン1の内側
に設けられた外歯が形成された可撓性のフレックススプ
ライン2と、このフレックススプライン2の内側に設け
られ、このスプラインを楕円形に撓ませるウエーブジェ
ネレータ3から成る。
【0014】フレックススプライン2は、ウエーブジェ
ネレータ3によって楕円形に撓まされているので、サー
キュラスプライン1に対して、長軸上の直径方向に対向
する2点を中心としてその両側の一部でしか噛み合わな
い。図1では矢印AおよびBの方向の2点が噛み合い点
となる。ウエーブジェネレータ3はボールベアリング4
を有するので、フレックススプライン2はその楕円形状
が回転させられるだけで、ウエーブジェネレータ3によ
って直接に回転させられることはない。本例において
は、フレックススプライン2はサーキュラスプライン1
の歯数よりも4枚少ない歯数にされている。
【0015】動作を図2、3、4、5を用いて説明す
る。ウエーブジェレネータ3が図2の位置にあるとき、
フレックススプライン2の楕円形の長軸上において、サ
ーキュラースプライン1の歯溝5がフレックススプライ
ン2の歯6に噛み合っている。ウエーブジェネレータ3
が図3に示すように90度回転すると、フレックススプ
ライン2はその楕円形を回転し、フレックススプライン
2の噛み合い点が楕円の長軸の移動に伴って移動して楕
円形の短軸上にある歯溝5と歯6とは離れる。更に、図
4に示すようにウエーブジェネレータ3が180度回転
すると歯溝5と歯6とが再び噛み合うが、その位置は歯
数差の半分すなわち2枚分だけずれる。そして、図5に
示すように、ウエーブジェネレータ3が360度回転す
ると、歯溝5と歯6とは4枚の歯数差だけずれる。この
ように噛み合い位置が順次ずれる動きを出力として取り
出せば大きな減速比を得ることができる。
【0016】これが波動歯車装置の原理である。本発明
の実施例の電磁吸引型三相モータは、この波動歯車装置
の原理を利用しており、フレックススプライン2を楕円
形に変形させるのはウエーブジェレネータ3の代わり
に、フレックススプラインの外周に等間隔に設けられた
コイル等の磁界発生手段である。更に、この磁界発生手
段の磁極を構成するコイルを順次に三相電流によって励
磁してフレックススプラインの楕円形状を回転させて噛
み合い点を順次に移動させる励磁回路が接続される。こ
れにより、波動歯車装置と同様に、楕円形のフレックス
スプラインの形状が回転され、フレックススプラインは
サーキュラスプラインに対して両者の歯数差に比例して
相対的に回転させられる。
【0017】次に、本実施例の電磁吸引型三相モータに
ついて、図6を参照して説明する。図6において、電磁
吸引型三相モータ10は、中空円筒のハウジング11に
よって包囲され、この中に、内歯を形成した剛性円形の
サーキュラースプライン12と、このスプライン12に
噛み合う外歯を形成した可撓性のフレックススプライン
13と、このフレックススプライン13に対して半径方
向外側から磁界を与え、そのスプラインを楕円形に撓め
てサーキュラースプライン12に部分的に噛み合わせる
複数の磁極を有する磁界発生手段14とが設けられてい
る。
【0018】本実施例においては、サーキュラースプラ
イン12はハウジング11に固着され、フレックススプ
ライン13はカップ型に形成されて、そのカップ形状の
底面で出力軸21に固着されている。なお、出力軸21
をハウジング11に対して回転できるように、出力軸2
1は、ベアリング22および23を介してハウジング1
1に支持させてある。
【0019】図7に示すように、磁極発生手段14は、
円筒状の鉄心15を有し、この鉄心は、その内周面から
等角度間隔で内側に突出させた複数の磁極片16−1乃
至16−18を有している。各磁極片にはコイル17
U、17V、17Wが巻付けられ、各磁極片が電磁石と
して機能する。そして、これらのコイルは、外部の回路
(図示せず)に接続されて、周方向に順次に励磁されて
フレックススプライン13の楕円形状を回転させるこれ
により、図1で示した噛み合い点6を固定側のサーキュ
ラースプライン12の周方向に順次に移動させ、サーキ
ュラースプライン12とフレックススプライン13とを
両者の歯数差に対応して相対的に回転させる。
【0020】図7および図8に示すように、本実施例に
おいては、合計18個の磁極片が形成され、これらの磁
極片に巻回したコイルは、三相電流によって励磁され
る。詳細に説明すると、第1の相電流Uによって励磁さ
れるコイル17Uは、磁極片16−1、16−2、16
−3、16−4に巻回されていると共に、これらに対し
て直径方向に対向した位置にある磁極片16−10、1
6−11、16−12、16−13に巻回されている。
同様に、第2の相電流Vによって励磁されるコイル17
Vは、磁極片16−4、16−5、16−6、16−7
および16−13、16−14、16−15、16−1
6に巻回されている。また、第3の相電流Wによって励
磁されるコイル17Wは、磁極片16−7、16−8、
16−9、16−10および16−16、16−17、
16−18、16−1に巻回されている。
【0021】本実施例においては、同一相の磁極群内に
おいては、隣接する磁極間のコイルの巻付け方向が逆向
きになるように、コイルが巻かれている。すなわち、第
1の相の磁極においては、磁極片16−1、16−2、
16−3、16−4に対して、交互に逆向きとなるよう
に第1の相電流Uが供給されるコイル17Uが巻付けら
れている。同様に、磁極片16−10、16−11、1
6−12、16−13に対しても、交互に逆向きとなる
ように第1の相電流Uが供給されるコイル17Uが巻付
けられている。第2の相の磁極群および第3の相の磁極
群に対しても同様にコイルの巻付け方向が交互に逆向き
となるように巻付けられている。
【0022】ここに、本実施例においては、一部分布巻
きを採用しており、異なる相の磁極群の間に位置する磁
極片16−1、16−4、16−7、16−10、16
−13、16−16においては、隣接する双方の相のコ
イルがそれぞれ半数ずつ巻付けられている。そして、こ
れらの分布巻きされた磁極片におけるコイルの巻付け方
向は、隣接する異なる相の磁極片に対するコイルの巻付
け方向と同一となっている。例えば、磁極片16−1に
おいては、ここに巻付けられた第1の相のコイル17U
の巻付け方向は、隣接する磁極片16−18に巻付けら
れている第3の相のコイル17Wの巻付け方向と同一と
なっている。同様に、この磁極片16−1に巻付けられ
ている第3の相のコイル17Wの巻付け方向は、隣接す
る磁極片16−2に巻付けられている第1の相のコイル
17Uの巻付け方向と同一となっている。他の分布巻き
された磁極片におけるコイルの巻付け方向も同様になっ
ている。
【0023】図9には、各相に次式の電流を与えた場合
におけるこれら各相電流U、V、Wの時間変化を示して
あり、ここに示す各位相位置1から7における、本実施
例のモータの空間起磁力分布と磁気吸引力分布を、図1
0に示してある。なお、図10の励磁状態は図9の位相
位置1における状態を示している。
【0024】 U=E・cosωt V=E・cos(ωt − 2π/3) W=E・cos(ωt − 4π/3) ωは角周波数、tは時間
【0025】この図10と、従来のステップモータにお
ける各分布を示す図15を比較すると分かるように、本
実施例においては、フレックススプライン13を撓ませ
るための吸引力の分布が滑らかとなっており、フレック
ススプラインの楕円形の変形状態に沿った分布状態とな
っている。したがって、本実施例のコイルの巻線方法を
採用すれば、フレックススプライン13の変形に伴う振
動を低減でき、よって、騒音の発生を抑制することがで
きる。
【0026】次に、本実施例においては、コイルの一部
分布巻きを採用しているが、この代わりに、集中巻きを
採用してもよい。図11には、各相のコイルを集中巻き
にした例を示してある。この図に示すように、第1の相
の磁極においては、磁極片16−1、16−2、16−
3に対して、交互に逆向きとなるように第1の相電流U
が供給されるコイル17Uが巻付けられている。同様
に、磁極片16−10、16−11、16−12に対し
ても、交互に逆向きとなるように第1の相電流Uが供給
されるコイル17Uが巻付けられている。第2の相の磁
極群および第3の相の磁極群に対しても同様にコイルの
巻付け方向が交互に逆向きとなるように巻付けられてい
る。そして、隣接する異なる相の磁極片に対するコイル
の巻付け方向と同一となっている。例えば、磁極片16
−1に巻付けられた第1の相のコイル17Uの巻付け方
向は、隣接する磁極片16−18に巻付けられている第
3の相のコイル17Wの巻付け方向と同一となってい
る。同様に、他の位置にある隣接する異なる相の磁極片
に対するコイルの巻付け方向も同一となっている。この
ような集中巻きを採用した場合においても、従来に比べ
て、磁気吸引力分布を滑らかにすることができるので、
フレックススプライン13の振動を抑制でき、もって、
騒音の発生を低減化することができる。
【0027】なお、上記の実施例は、サーキュラースプ
ラインとフレックススプラインの噛み合い式のものであ
るが、本発明は、摩擦係合式あるいは摩擦伝動式の波動
装置を利用した場合にも適用することができる。すなわ
ち、サーキュラースプラインの代わりに、内周面に摩擦
係合面が形成された剛性円筒部材を採用し、フレックス
スプラインの代わりに、剛性円筒部材に摩擦係合可能な
外周面が形成された可撓性部材を採用し、可撓性部材を
楕円形に撓めることによって、これらの部材を部分的に
摩擦係合させ、これらの部材の周長差に応じた相対回転
を発生されるように構成された波動装置が組み込まれた
電磁吸引型三相モータに対しても本発明を同様に適用す
ることができる。
【0028】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の電磁吸引
型三相モータにおいては、波動装置の原理を利用して磁
気吸引式三相モータを構成すると共に、その磁界発生手
段を構成している複数の磁極群に対するコイルの巻線方
法が、同相の磁極群内においては、隣接する磁極間での
巻き付け方向が逆向きとなるようにコイルが巻かれてい
ることを特徴としている。さらに、隣接する異なる相の
磁極群の間には、双方の相のコイルが巻付けられた分布
巻きの磁極を有していることを特徴としている。
【0029】このようなコイルの巻線方法を採用するこ
とにより、フレックススプラインを撓めるための磁気吸
引力の分布を滑らかできる。よって、フレックススプラ
インの振動を抑制できるので、騒音を低減化することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】波動歯車装置の概略正面図である。
【図2】波動歯車装置の動作説明図である。
【図3】波動歯車装置の動作説明図である。
【図4】波動歯車装置の動作説明図である。
【図5】波動歯車装置の動作説明図である。
【図6】本発明の一実施例である電磁吸引型三相モータ
の半断面図である。
【図7】図6のモータにおける鉄心を取り出して示す断
面図である。
【図8】図6のモータにおける各相のコイルの巻線状態
を説明する説明図である。
【図9】図6のモータに供給される三相電流を示す波形
図である。
【図10】図6のモータにおける空間起磁力および磁気
吸引力の分布状態を示す図である。
【図11】図6のモータに採用可能な別のコイル巻線方
法を示す説明図である。
【図12】従来のステップモータにおける巻線方法を示
す説明図である。
【図13】従来のステップモータにおける巻線方法を示
す説明図である。
【図14】図12のステップモータに供給されるパルス
電流の状態を示す図である。
【図15】図12のステップモータにおける空間起磁力
分布および磁気吸引力分布を示す図である。
【符号の説明】
1、12・・・サーキュラースプライン 2、13・・・フレックススプライン 3・・・ウエーブジェネレータ 10・・・電磁吸引式三相モータ 11・・・ハウジング 14・・・磁界発生手段 15・・・鉄心 16−1乃至16−18・・・磁極片 17U、17V、17W・・・コイル U、V、W・・・励磁電流
フロントページの続き (56)参考文献 特開 平2−131355(JP,A) 特開 平2−237493(JP,A) 特開 平2−231948(JP,A) 特公 昭48−15049(JP,B1) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H02K 19/10 H02K 3/28 H02K 5/24

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内歯を形成した剛性円形のサーキュラー
    スプラインと、このスプラインに噛み合う外歯を形成し
    た可撓性のフレックススプラインと、このフレックスス
    プラインに対して半径方向外側から磁界を与え、このフ
    レックススプラインを楕円形に撓めてサーキュラースプ
    ラインに対して楕円形の長軸方向両端位置で部分的に噛
    み合わせる複数の磁極を有する磁界発生手段と、この磁
    界発生手段の磁極を順次に励磁してフレックススプライ
    ンの楕円形状を回転させて前記噛み合い位置をサーキュ
    ラースプラインの周方向に順次に移動させ、サーキュラ
    ースプラインとフレックススプラインとを両者の歯数差
    に対応して相対的に回転させるように三相電流を磁界発
    生手段に供給する励磁手段とを有し、 前記磁界発生手段は、第1の相電流が供給される第1の
    コイルが巻付けられた複数の第1の磁極群と、第2の相
    電流が供給される第2のコイルが巻付けられた複数の第
    2の磁極群と、第3の相電流が供給される第3のコイル
    が巻付けられた複数の第3の磁極群とを有し、各磁極群
    はサーキュラスプラインの外周側において直径方向に対
    向した位置に同数分ずつ対向配置されており、それぞれ
    の対向配置されている同相の磁極群内においては、隣接
    する磁極間での巻き付け方向が逆向きとなるようにコイ
    ルが巻かれており、 隣接する異なる相の磁極群の間には、双方の相のコイル
    が巻付けられた分布巻きの磁極を有している ことを特徴
    とする電磁吸引型三相モータ。
  2. 【請求項2】 請求項1において、分布巻きの磁極におけるコイルの巻付け方向が、異なる
    相の磁極群に属している隣接する磁極のコイル巻付け方
    向と同一となっていることを特徴とする電磁吸引型三相
    モータ。
  3. 【請求項3】 摩擦係合用の内周面が形成された剛性円
    形部材と、この剛性円形部材の内周面に摩擦係合可能な
    外周面が形成された可撓性部材と、この可撓性部材に対
    して半径方向外側から磁界を与え、この可撓性部材を楕
    円形に撓めて剛性円形部材に対して楕円形の長軸方向両
    端位置で部分的に摩擦係合させる複数の磁極を有する磁
    界発生手段と、この磁界発生手段の磁極を順次に励磁し
    て可撓性部材の楕円形状を回転させて前記摩擦係合位置
    を剛性円形部材の周方向に順次 に移動させ、剛性円形部
    材と可撓性部材とを両者の周長差に対応して相対的に回
    転させるように三相電流を磁界発生手段に供給する励磁
    手段とを有し、 前記磁界発生手段は、第1の相電流が供給される第1の
    コイルが巻付けられた複数の第1の磁極群と、第2の相
    電流が供給される第2のコイルが巻付けられた複数の第
    2の磁極群と、第3の相電流が供給される第3のコイル
    が巻付けられた複数の第3の磁極群とを有し、各磁極群
    はサーキュラスプラインの外周側において直径方向に対
    向した位置に同数分ずつ対向配置されており、それぞれ
    の対向配置されている同相の磁極群内においては、隣接
    する磁極間での巻き付け方向が逆向きとなるようにコイ
    ルが巻かれており、 隣接する異なる相の磁極群の間には、双方の相のコイル
    が巻付けられた分布巻きの磁極を有していることを特徴
    とする電磁吸引型三相モータ。
  4. 【請求項4】 請求項3において、 分布巻の磁極におけるコイルの巻付け方向が、異なる相
    の磁極群に属している隣接する磁極のコイル巻付け方向
    と同一となっていることを特徴とする電磁吸引型三相モ
    ータ。
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