JP3482956B2 - 単結晶引き上げ装置 - Google Patents
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Description
詳細には、半導体材料として使用されるシリコン単結晶
を欠陥密度の少ない状態で引き上げるための単結晶引き
上げ装置に関する。
が、その一つにチョクラルスキー法(以下、CZ法と記
す)と呼ばれる単結晶育成方法がある。図1は、CZ法
に用いられる単結晶引き上げ装置を模式的に示した断面
図であり、図中1は坩堝を示している。
1aと、この石英製坩堝1aの外側に嵌合された、同じ
く有底円筒形状の黒鉛製坩堝1bとから構成されてお
り、坩堝1は、図中の矢印方向に所定の速度で回転する
支持軸8に支持されている。この坩堝1の外側には、抵
抗加熱式のヒータ2、このヒータ2の外側には、保温筒
7が同心円状に配置されており、坩堝1内には、このヒ
ータ2により溶融させた結晶用原料の溶融液3が充填さ
れるようになっている。また、坩堝1の中心軸上には、
引き上げ棒あるいはワイヤー等からなる引き上げ軸4が
吊設されており、この引き上げ軸4の先に保持具4aを
介して、種結晶5が取り付けられるようになっている。
また、これら部材は、圧力の制御が可能な水冷式のチャ
ンバ9内に納められている。
晶6を引き上げる方法について説明する。まず、チャン
バ9内を減圧し、次に不活性ガスを導入してチャンバ9
内を減圧の不活性ガス雰囲気とし、その後ヒータ2によ
り結晶用原料を溶融させ、しばらく放置して溶融液3中
のガスを十分に放出する。
定の速度で引き上げ軸4を回転させながら、保持具4a
に取り付けられた種結晶5を降下させて溶融液3に着液
させ、種結晶5を溶融液3に馴染ませた後、種結晶5の
下端に単結晶6を成長させていく。
位化するためにシード絞り(6a)を行ない、その後、
ボディ部6cで必要な直径の単結晶6を得るためにショ
ルダー部6bを育成する。単結晶6が求める直径になっ
たところで肩変えを行ない、直径を一定にしてボディ部
6cを育成する。ボディ部6cを所定の長さまで育成す
ると、無転位の状態で単結晶6を溶融液3から切り離す
ためにティル絞りを行なう。その後、溶融液3から切り
離した単結晶6を、所定の条件で冷却する。このように
して得られた単結晶6から加工製造されたウエハは、種
々の半導体デバイスの基板材料として用いられる。
ン単結晶中には、赤外散乱体(COP、FPD)や転位
クラスター等と呼称される欠陥が存在していることがあ
る。これら欠陥は、その後の熱処理により結晶内に新た
に形成されたものではなく、grown-in欠陥とも呼ばれ、
結晶引き上げ中に既に形成されているものである。
度と結晶欠陥の発生位置との一般的な関係を示した模式
図である。図2に示したように、熱処理誘起欠陥の一種
である酸化誘起積層欠陥(OSF :Oxidation-induced St
acking Fault)のリング領域22の内側には、結晶育成
後の評価で観察されるgrown-in欠陥のうちの赤外散乱体
21が検出され、リング領域22の外側にはgrown-in欠
陥のうちの転位クラスター24と呼ばれる欠陥が検出さ
れ、リング領域(R-OSF )22に近接する外側には無欠
陥領域23が存在する。また、リング領域(R-OSF )2
2の発生領域は、単結晶育成中の引き上げ速度に依存し
ており、引き上げ速度を小さくしていくと、リング領域
(R-OSF )22が現れる領域が結晶の外側から内側へと
収縮していく。
子間型の転位ループであり、デバイスの活性領域である
ウエハ表面に生成、成長した場合には、リーク電流の原
因となり、デバイス特性を劣化させる欠陥となる。この
ため従来では、単結晶の育成時にR-OSF の位置を結晶の
外周側に移動させるように制御することにより、OSF の
高密度領域を外周側に押し出していた。
温化してきたことや結晶が低酸素化してきたことで、OS
F によるデバイスへの悪影響が抑えられ、OSF はあまり
デバイス特性を劣化させる因子としては大きな問題とは
ならなくなってきている。これに対し、grown-in欠陥の
うちの赤外散乱体は初期の酸化膜耐圧特性を劣化させる
因子であり、また転位クラスターはデバイス特性を著し
く劣化させる因子であり、これらgrown-in欠陥の結晶内
における密度を低減させることが最近では重要課題とな
ってきている。
がほとんど検出されない領域、すなわちリング領域(R-
OSF )22に近接する内側や、近接する外側に存在する
無欠陥領域を利用することによって、高品質のデバイス
を得ようとしているが、前記無欠陥領域が非常に狭い領
域に限られているため、有効に利用することが難しいと
いった問題があった。そこで、これら問題に対処するた
めの提案がなされている。
は、結晶育成条件の改良により転位クラスターが生成せ
ずに、リング領域(R-OSF )22の外側領域のみが全面
に拡がる結晶を育成することができることが開示されて
いる。しかしながら、これは非常に限られた結晶育成条
件、すなわち、ある温度勾配に対して非常に小さな範囲
で限られた引き上げ速度に制御することによって初めて
達成できる可能性があるもので、今後ますます結晶が大
口径化し、大量生産が要求されるシリコン単結晶の育成
に対しては条件的に極めて厳しいものがある。
びJournal of Crystal Growth , 151 (1995)p.273-277
には引き上げ軸方向に関する温度勾配を大きくし、な
おかつ高速度で単結晶を引き上げることによって、R-OS
F を結晶の内側に消滅させて、R-OSF の外側領域を生成
することができることが開示されている。しかしなが
ら、結晶面内でのgrown-in欠陥の低減化については何ら
考慮されておらず、R-OSF を内側に収縮させたとして
も、R-OSF の外側領域には従来同様に転位クラスターが
存在しており、この転位クラスターがデバイス特性を大
幅に劣化させてしまうため、高品質のウエハを提供する
ことができることにはならない。
あって、赤外散乱体や転位クラスター等と呼ばれるgrow
n-in欠陥の密度の低い単結晶を育成することのできる単
結晶引き上げ装置を提供することを目的としている。
結晶、あるいは単結晶ウエハ内でのR-OSF の発生位置
と、R-OSF の幅とに対する転位クラスターの発生状況を
調査した。ウエハ面内におけるR-OSF の発生位置を明確
にするため、結晶(ウエハ)の中心から外周までの距離
(すなわち、結晶半径)をRとし、結晶における径方向
のR-OSF の発生位置をrとする。例えば、結晶の中心に
R-OSF が発生する場合には、r=0となり、結晶の外周
に発生する場合には、r=Rとなる。但し、R-OSF の発
生位置は、その内径位置で示すこととする。
おけるR-OSF の幅と、その発生位置との関係に基づく転
位クラスターの発生状況を示したグラフである。ここで
のR-OSF の幅(%)は育成された結晶の半径に対する長
さの割合で示している。また図4には、R-OSF の発生位
置rが(2/3)Rであるときのウエハ面内における欠
陥分布を模式的に示している。
はR-OSF の幅は、最大でも結晶半径の8%であり、R-OS
F の発生位置rが(2/3)R以下の場合には必ず転位
クラスターが生成していることが分かる。言い換えるな
らば、このR-OSF の幅が大きくなれば、(赤外散乱体の
発生領域を小さくできるように)R-OSF の発生位置rを
小さくしたとしても、例えばr≦(2/3)Rにしたと
しても、転位クラスターの生成しない結晶を育成できる
可能性があることが推察される。
態」の項目で詳しく説明するが、図5は本発明の実施の
形態を実施することによって得られた直径が8インチの
結晶における、R-OSF の幅と、その発生位置との関係に
基づく転位クラスターの発生状況を示したグラフであ
る。これにより、上記推察が証明されている。
面内に取り込まれた空孔の濃度分布と生成されるR-OSF
の幅との関係を示した模式図である。図中の縦軸は空孔
濃度を示し、横軸は結晶面内の位置を示している。
けるR-OSF 22の幅は結晶半径の8%以下となってい
る。これは、R-OSF 22の発生する領域が、ある限られ
た範囲の空孔濃度31の部位と一致する領域のみであ
り、その空孔濃度31と一致する範囲が結晶半径の8%
の範囲内になっていることを示唆している。また、図中
32は無欠陥領域となる範囲の空孔濃度を示している。
る引き上げ軸方向に関する温度勾配が異なっており、図
7(a)に示したように外周部ほど早く低温化するた
め、外周部ほど温度勾配(G)が大きくなる。温度勾配
が大きくなると、結晶中に取り込まれた空孔が引き上げ
軸方向に関する固液界面側へ拡散して消滅する量が多く
なり、結晶中に保持される空孔の濃度が低くなる。ま
た、結晶外周部における空孔は結晶中心部における空孔
よりも結晶径方向外側への拡散量も大きくなるので、結
晶外周部における空孔濃度はさらに低下し易い。このよ
うに、結晶面内で取り込まれる空孔の濃度は均一にはな
らず、結晶の外周に近付くに従ってその濃度が低下す
る。
内における空孔濃度が均一ではなく、結晶の外周に近付
くに従って空孔濃度が大きく低下しているので、R-OSF
が発生する空孔濃度と結晶面内における空孔濃度とが一
致する領域が結晶半径の8%の範囲内と狭くなってしま
い、結局、R-OSF の幅が従来では育成結晶の半径の8%
以下に抑えられていたのである。
速度や、結晶引き上げ時の最高温部(融点〜1200
℃)の温度領域で決定され、引き上げ時の最高温部にお
ける熱履歴に影響されることが確認されている。
き上げの際に結晶の最高温部(融点〜1200℃)の熱
履歴を制御し、そのときの結晶面内における外周部の温
度勾配を、その中心部の温度勾配に対して同等(図7
(b)参照)、もしくはそれ以下(図7(c)参照)と
し、R-OSF が生成する空孔の濃度範囲領域を拡大するこ
とによって、R-OSF 22の幅を拡大することができるこ
とを見い出した(図8参照)。図7(a)〜(c)は、
結晶面内の位置と温度分布との関係を示した模式図であ
る。また、図8は、R-OSF が生成する空孔の濃度範囲領
域が拡大した場合における、育成された結晶の面内に取
り込まれた空孔の濃度分布と生成するR-OSF の幅との関
係を示した模式図である。
熱の流れは、ヒータからの入熱、及びチャンバへの放熱
である。従って、結晶外周部における温度勾配を小さく
するには、ヒータからの入熱を大きくするか、チャンバ
への放熱を小さくするか、あるいはこれらの両方を実施
することが必要である。本発明では、この熱の流れに関
し、主にチャンバへの放熱量を小さくすることによっ
て、温度勾配を調整している。
置(1)は、溶融液が充填される坩堝、該坩堝の周囲に
位置するヒータ、及び引き上げられた単結晶を取り囲む
逆円錐台側面形状あるいは円筒形状の整流治具等を備
え、該整流治具の下端部が前記坩堝に充填される溶融液
面の直上近傍に位置する単結晶引き上げ装置において、
前記整流治具の下端部よりも上方に位置し、前記整流治
具の内周壁面もしくは外周壁面に当接して、あるいは離
隔してリング状の熱遮蔽板が配置され、該熱遮蔽板が配
置された位置よりも上側部分の前記整流治具に、断熱材
が内装されていることを特徴としている。
最高温部における単結晶外周部からのチャンバへの放熱
量を小さくすることができ、引上げられた単結晶外周部
における温度勾配を結晶中心部における温度勾配と同
等、もしくはそれ以下とすることができる。すなわち、
R-OSF が生成される空孔の濃度範囲領域を拡大して、R-
OSF の幅を拡大することができる。従って、R-OSF の発
生位置を収縮させ、かつR-OSF の幅を大きくすることに
よって、欠陥密度の低い単結晶を育成することができ
る。また、前記リング状の熱遮蔽板を前記整流治具上に
載置するだけで取り付けることも可能であり、前記熱遮
蔽板の配設が容易である。
よれば、前記整流治具に断熱材を内装することにより、
引き上げ軸方向に関する温度勾配全体を大きくすること
ができる。すなわち、単結晶全体で引き上げ軸方向に関
する温度勾配が大きくなると、結晶に取り込まれた空孔
の固液界面側への拡散速度が大きくなり、通常の引き上
げ速度ではR-OSF が発生する空孔濃度と結晶面内におけ
る空孔濃度とが一致する領域を確保することが困難とな
るので、前記拡散速度を抑制するために、引き上げ速度
を速めることができる。従って、単結晶の生産効率の向
上を図ることができる。また、前記整流治具の下側に断
熱材を内装しないのは、ヒータからの入熱量を大きく維
持するためである。尚、前記整流治具の下側部分を石英
製にすることで、ヒータからの入熱量をより一層大きく
することができる。
(2)は、上記単結晶引き上げ装置(1)において、前
記溶融液面から前記熱遮蔽板の下面までの距離が30m
m〜200mmの範囲内で設定されていることを特徴と
している。
溶融液の表面近傍に位置する引き上げられた単結晶の側
面から上方への放射熱の発散の抑制、溶融液の表面及び
坩堝上部から上方への放射熱の発散の抑制を前記熱遮蔽
板により、効果的に行うことができる。
(3)は、上記単結晶引き上げ装置(1)又は(2)に
おいて、前記整流治具の上方に引上げられた単結晶を囲
繞する冷却筒が配設されていることを特徴としている。
前記冷却筒を所定位置に配設することによって、単結晶
の引き上げ軸方向に関する温度勾配全体をより大きくす
ることができる。すなわち、単結晶に関して全体で温度
勾配が大きくなると、結晶に取り込まれた空孔の固液界
面側へ拡散する速度が大きくなり、R-OSF が発生する空
孔濃度と結晶面内における空孔濃度とが一致する領域を
確保して、前記拡散速度を抑えるために、引き上げ速度
をより速くすることができる。従って、単結晶の生産効
率のより一層の向上を図ることができる。
(4)は、上記単結晶引き上げ装置(1)〜(3)のい
ずれかにおいて、前記整流治具の内周面側に前記熱遮蔽
板がある場合は、該熱遮蔽板の内径が引上げる単結晶の
外径よりも大きく設定されていることを特徴としてい
る。上記単結晶引き上げ装置(4)によれば、前記熱遮
蔽板を前記単結晶の邪魔となることなく、望ましい位置
に配置することができる。
(5)は、上記単結晶引き上げ装置(1)〜(3)のい
ずれかにおいて、前記整流治具の外周面側に前記熱遮蔽
板がある場合は、該熱遮蔽板の外径が溶融液が充填され
る坩堝の内径よりも小さく設定されていることを特徴と
している。上記単結晶引き上げ装置(5)によれば、前
記熱遮蔽板を前記坩堝の邪魔となることなく、望ましい
位置に配置することができる。
(6)は、上記単結晶引き上げ装置(1)〜(5)のい
ずれかにおいて、前記整流治具の下部が下方へいくに従
って外側へ広がった形状になっており、その屈曲点が前
記熱遮蔽板との当接位置よりも下側に位置していること
を特徴としている。
前記整流治具の下部内側が、炉内の中でもかなりの高温
部である溶融液表面から効率良く熱せられるので、前記
整流治具の下部内側に対向する単結晶外周面への入熱量
を増加させることができる。その結果、より一層確実
に、単結晶の外周部における温度勾配を単結晶の中心部
における温度勾配と同等、もしくはそれ以下とすること
ができる。
(7)は、上記単結晶引き上げ装置(6)において、前
記冷却筒の本体部の下端部が前記熱遮蔽装置のリング状
の本体部、又は前記熱遮蔽板の直上近傍に位置させ得る
ようになっていることを特徴としている。
前記冷却筒の本体部の下端部を前記熱遮蔽装置のリング
状の本体部、又は前記熱遮蔽板の直上近傍に位置させる
ことにより、単結晶の引き上げ軸方向に関する温度勾配
を全体的により一層大きくし、より一層引き上げ速度を
速くすることができる。
(8)は、上記単結晶引き上げ装置(1)〜(7)のい
ずれかにおいて、前記熱遮蔽装置のリング状の本体部、
又は前記熱遮蔽板と前記溶融液面との距離が、引き上げ
る単結晶の直径に0.2〜1.5を乗じた値の範囲内で
あることを特徴としている。
結晶温度が1000〜1300℃となる位置に前記熱遮
蔽装置のリング状の本体部、又は前記熱遮蔽板を配設す
ることができるので、単結晶における最高温部での温度
勾配の制御をより容易に行なうことができる。
(9)は、上記単結晶引き上げ装置(1)〜(8)のい
ずれかにおいて、前記熱遮蔽装置のリング状の本体部、
又は前記熱遮蔽板のリング幅が、10mm以上であるこ
とを特徴としている。
前記熱遮蔽板のリング幅が10mm未満であると、熱遮
蔽力が弱いため、熱遮蔽効果があまり期待できないが、
上記単結晶引き上げ装置(9)によれば、熱遮蔽効果を
十分確保することができる。
(10)は、上記単結晶引き上げ装置(1)〜(9)の
いずれかにおいて、前記熱遮蔽装置のリング状の本体
部、又は前記熱遮蔽板の厚みが、2〜150mmの範囲
内であることを特徴としている。
ば、前記厚みを2mm以上とすることによって、前記熱
遮蔽装置のリング状の本体部、又は前記熱遮蔽板の強度
を確保することができる。また、前記厚みが150mm
を超えたとしても、その熱遮蔽効果はあまり変わらない
ので、150mm以下とすることによりコストアップを
抑えることができる。
る単結晶引き上げ装置の実施の形態を図面に基づいて説
明する。
げ装置を模式的に示した断面図である。ここでは、図1
に示した従来の単結晶引き上げ装置と同様の構成につい
ては、その説明を省略する。
遮蔽装置10の本体部10aはリング形状を有してお
り、本体部10aは溶融液3の表面近傍に位置する引き
上げられた単結晶6の側面から上方(チャンバ9)への
放射熱の発散を抑制すると共に、溶融液3の表面及び坩
堝1上部から上方(チャンバ9)への放射熱の発散を抑
制する機能を有している。
とし、その厚みtは2mm〜150mmの範囲が好まし
い。また、本体部10aと溶融液面3aとの距離hは、
放射熱の発散の抑制効果の観点から、30mm〜200
mmの範囲内が好ましい。また、本体部10aが溶融液
3の表面に十分近付くことができるように、図中の距離
Raはボディ部6cの半径R1以上とし、距離Rbは石
英製坩堝1aの半径R2未満としておくことが望まし
い。
置によれば、単結晶6の最高温部におけるチャンバ9へ
の放熱量を小さくすることによって、単結晶6の外周部
における温度勾配を単結晶6の中心部における温度勾配
と同等、もしくはそれ以下とすることができる。すなわ
ち、R-OSF が生成される空孔の濃度範囲領域を拡大し
て、R-OSF の幅を拡大することができる。従って、R-OS
F の発生位置を収縮させ、かつR-OSF の幅を大きくする
ことによって、欠陥密度の低い単結晶6を育成すること
ができる。
る単結晶引き上げ装置を模式的に示した断面図である。
ここでは、図1に示した従来の単結晶引き上げ装置と同
様の構成については、その説明を省略する。
治具11の本体部11aは逆円錐台側面形状を有すると
共に、引き上げられた単結晶6を取り囲むように位置
し、坩堝1内の溶融液面3aの直上近傍にその下端部が
位置するように配設されている。通常、整流治具11の
下端部と溶融液面3aとの距離は、15〜30mm程度
に設定しておくことが好ましい。また、整流治具11の
内側にはリング状の熱遮蔽板12が(例えば、はめ込み
式で)当接して配置され、熱遮蔽板12は溶融液3の表
面近傍に位置する引き上げられた単結晶6の側面から上
方(チャンバ9)への放射熱の発散を抑制すると共に、
溶融液3の表面及び坩堝1上部から上方(チャンバ9)
への放射熱の発散を抑制している。また、図10(b)
に示したように、熱遮蔽板12及び熱遮蔽板12が当接
する位置よりも上側の整流治具11には断熱材が内装さ
れている。なお、熱遮蔽板12には、カメラの視野を確
保するために、リング形状の一部に切欠き部が設けられ
ることもある。
観点から10mm以上とし、その厚みtは熱遮蔽効果及
び強度の観点から2mm〜150mmの範囲が好まし
い。また、熱遮蔽板12と溶融液面3aとの距離hは、
熱遮蔽効果の観点から30mm〜200mmの範囲内が
好ましい。また、図中の距離Raはボディ部6cの半径
R1より大きく、距離Rbは石英製坩堝1aの半径R2
未満が好ましい。
げ装置によれば、単結晶6の最高温部におけるチャンバ
9への放熱量を小さくすることによって、単結晶6の外
周部における温度勾配を単結晶6の中心部における温度
勾配と同等、もしくはそれ以下とすることができる。す
なわち、R-OSF が生成する空孔の濃度範囲領域を拡大し
て、R-OSF の幅を拡大することができる。従って、R-OS
F の発生位置を収縮させ、かつR-OSF の幅を大きくする
ことによって、欠陥密度の低い単結晶6を育成すること
ができる。また、リング状の熱遮蔽板12を整流治具1
1に載置するだけで熱遮蔽板12を整流治具11に取り
付けることも可能であり、熱遮蔽板12の配設が容易で
ある。
とにより、単結晶6における引き上げ軸方向の温度勾配
全体を大きくすることができる。すなわち、単結晶6の
引き上げ軸方向に関する温度勾配が全体的に大きくなる
と、単結晶6に取り込まれた空孔の固液界面側への拡散
速度が大きくなり、通常の引き上げ速度ではR-OSF が発
生する空孔濃度と単結晶6面内における空孔濃度とが一
致する領域を確保することが困難となるので、前記拡散
速度を抑制するために、引き上げ速度を速くすることが
できる。従って、単結晶6の生産効率の向上を図ること
ができる。また、整流治具11の下部に断熱材を内装し
ないのは、ヒータ2から単結晶6への入熱量を大きく維
持するためである。
引き上げ装置を模式的に示した断面図である。ここで
は、図10に示した単結晶引き上げ装置と同様の構成に
ついては、その説明を省略する。
置では、図10に示した実施の形態(1)に係る単結晶
引き上げ装置と相違し、熱遮蔽板12が整流治具11の
外側に配置されており、熱遮蔽板12は整流治具11に
一体的に形成されていてもよく、別体として整流治具1
1の外側に配置されていてもよい。その他の構成は図1
0に示した実施の形態(1)に係る単結晶引き上げ装置
と同様に構成されている。実施の形態(2)に係る単結
晶引き上げ装置においても、実施の形態(1)に係る単
結晶引き上げ装置と同様の効果を得ることができる。
引き上げ装置を模式的に示した断面図である。ここで
は、図10に示した単結晶引き上げ装置と同様の構成に
ついては、その説明を省略する。
置では、整流治具11の本大部11aの下部11bが下
方へいくに従って外側へ広がった形状になっており、本
体部11aは全体としては下方へいくに従って内側へ狭
くなった形状をしているところ、本体部11aは屈曲点
11cを有することとなり、この屈曲点11cは熱遮蔽
板12の当接位置よりも下側に位置している。整流治具
11の下端と屈曲点11cとの距離hcは10mm以上
あることが好ましく、角度θは15度以上90度未満が
好ましい。
げ装置によれば、実施の形態(1)に係る単結晶引き上
げ装置と同様の効果を発揮させることができ、さらに整
流治具11の下部11b内側が、炉内の中でもかなりの
高温部である溶融液面3aから効率良く熱せられるの
で、整流治具11の下部11b内側に対向する単結晶6
外周面への入熱量を増大させることができる。その結
果、より一層確実に、単結晶6の外周部における温度勾
配を単結晶6の中心部における温度勾配と同等、もしく
はそれ以下とすることができる。
引き上げ装置を模式的に示した断面図である。ここで
は、図12に示した単結晶引き上げ装置と同様の構成に
ついては、その説明を省略する。
置では、図12に示した実施の形態(3)に係る単結晶
引き上げ装置と相違し、熱遮蔽板12が整流治具11の
外側に配置されており、熱遮蔽板12は整流治具11に
一体的に形成されていてもよく、別体として整流治具1
1の外側に配置されていてもよい。その他の構成は図1
2に示した実施の形態(3)に係る単結晶引き上げ装置
と同様に構成されている。実施の形態(4)に係る単結
晶引き上げ装置においても、実施の形態(3)に係る単
結晶引き上げ装置と同様の効果を得ることができる。
引き上げ装置を模式的に示した断面図である。ここで
は、図10に示した単結晶引き上げ装置と同様の構成に
ついては、その説明を省略する。図中13は、ドローチ
ューブと呼ばれる水冷式の冷却筒の本体部を示してい
る。冷却筒本体部13は引き上げられた単結晶6の周囲
にあって、熱遮蔽板12の上方に位置するように配設さ
れている。
げ装置によれば、実施の形態(1)に係る単結晶引き上
げ装置と同様の効果を発揮させることができ、さらに冷
却筒本体部13を所定位置に配設することによって、単
結晶6の引き上げ軸方向に関する温度勾配を全体的によ
り大きくすることができる。すなわち、単結晶6に関し
て全体的に温度勾配が大きくなると、単結晶6に取り込
まれた空孔の固液界面側へ拡散する速度が大きくなり、
R-OSF が発生する空孔濃度と単結晶6における空孔濃度
とが一致する領域を確保して、前記拡散速度を抑えるた
めに、引き上げ速度をより速くすることができる。従っ
て、単結晶6の生産効率のより一層の向上を図ることが
できる。
板12の直上近傍に位置させることによって、単結晶6
の引き上げ軸方向に関する温度勾配を全体的により一層
大きくし、一層引き上げ速度を速くすることができる。
また、ここでは冷却筒本体部13を図10に示した単結
晶引き上げ装置に配設した場合だけについて説明した
が、図12に示した単結晶引き上げ装置にも冷却筒本体
部13を配設可能であることは言うまでもない。
引き上げ装置を模式的に示した断面図である。ここで
は、図14に示した単結晶引き上げ装置と同様の構成に
ついては、その説明を省略する。
置では、図4に示した実施の形態(5)に係る単結晶引
き上げ装置と相違し、熱遮蔽板12が整流治具11の外
側に配置されており、熱遮蔽板12は整流治具11に一
体的に形成されていてもよく、別体として整流治具11
の外側に配置されていてもよい。その他の構成は図14
に示した実施の形態(5)に係る単結晶引き上げ装置と
同様に構成されている。実施の形態(6)に係る単結晶
引き上げ装置においても、実施の形態(5)に係る単結
晶引き上げ装置と同様の効果を得ることができる。
げ装置について説明する。 (参考例1) 図9に示した装置を用い、坩堝1内に結晶用原料として
シリコン多結晶60kgを充填し、その中に結晶中の電
気抵抗率が10Ωcm程度になるようにp型ドーパント
となるボロンを添加する。そしてチャンバ9を約130
0PaのAr雰囲気にした後、ヒータ2のパワーを調整
してすべての結晶用原料を溶融させた。
ヒータ2の位置を調整し、その後、種結晶5の下端部を
溶融液3に浸漬し、坩堝1、及び引き上げ軸4を回転さ
せつつ直径が6インチの単結晶6を引き上げた。その
際、ボディ部6cの長さが100mmに達したところか
ら、単結晶6の引き上げ速度を徐々に下げていった。
10aのリング幅wを70mm(内、断熱材Dの幅を6
0mm)とし、その厚みtを20mm(内、断熱材Dの
厚みを10mm)とした。また、本体部10aと溶融液
面3aとの距離hを120mmに設定した。
晶を縦割りにして、Cuを塗布し、次に900℃で熱処
理し、各grown-in欠陥領域を顕在化した後に、X線トポ
グラフ写真で撮影した結果を示した模式図である。図中
41、43は、それぞれFPD が生成する領域と、FPD が
生成しない領域とを示している。
半径の約40%)となり、従来の単結晶におけるR-OSF
の幅(最高8%)と比較して大きく拡大していることが
判明した。また、大きいところではR-OSF 42の幅が片
側で最大40mmまで拡大し、両側で80mmに達して
いた。すなわち、6インチ単結晶の半径の半分以上がR-
OSF 42領域となっていた。また、R-OSF 42の発生位
置が単結晶6の内側に入っていったとしても、R-OSF 4
2の幅が大きいため、R-OSF 42の外側に転位クラスタ
ーは生成されておらず(図中44)、R-OSF 42が単結
晶6の内側で消滅したときにも転位クラスターは生成さ
れなかった。また、領域45、46はそれぞれgrown-in
欠陥が低密度の領域と、grown-in欠陥が検出されなかっ
た領域とを示している。
rown状態の結晶におけるR-OSF 42の面内位置とFPD 欠
陥の分布密度との関係を示したグラフである。但し、R-
OSF 42の面内位置の観察は、Secco エッチング処理の
後に行った。また、R-OSF 42の幅は30mmで結晶半
径の39%程度とした。図17から明らかなように、面
内でのR-OSF 42の位置rが(2/3)Rの場合には、
FPD 欠陥は結晶の中心部で観察されたが、r=(1/
3)Rの場合には、FPD 欠陥は観察されなかった。従っ
て、育成条件を調整し、R-OSF の幅、及びR-OSF の発生
位置を制御することによって、結晶面内で赤外散乱体
(FPD )や転位クラスターのgrown-in欠陥が観察されな
い結晶を育成できることが判明した。
単結晶から作製された単結晶ウエハの初期酸化膜耐圧特
性(TZDB)を調査した結果を示したグラフであり、R-OS
F の発生位置に対する平均良品率を示している。但し、
ここでは酸化膜厚を25nmとし、電界8MV/cmを
印加した場合の平均良品率を求めた。図18から分かる
ように、R-OSF の発生位置rが(1/3)Rで面内のFP
D 密度が非常に小さくなっている(図17参照)ときの
TZDBの良品率は95%以上であった。
量(120kg)以外の条件は、実施例1の場合と同様
にして、直径が8インチの単結晶6を引き上げた。単結
晶6の引き上げ速度も同様に徐々に下げていった。
晶を縦割りにして、Cuを塗布し、次に900℃で熱処
理をし、各grown-in欠陥領域を顕在化した後に、X線ト
ポグラフ写真で撮影した結果を示した模式図である。
半径の約40%)となり、従来の単結晶におけるR-OSF
の幅(最高8%)と比較して大きく拡大していることが
判明した。また、大きいところではR-OSF 42の幅が片
側で最大40mmまで拡大し、両側では80mmに達し
ていた。また、R-OSF 42の発生位置が単結晶6の内側
に入っていったとしても、R-OSF 42の幅が大きいた
め、R-OSF 42の外側に転位クラスターは生成されてお
らず(図中44)、R-OSF 42が単結晶6の内側で消滅
したときにも転位クラスターは生成しなかった。また、
grown-in欠陥が生成されなくなったのは、引き上げ速度
fpが0.65mm/分以下になったときであった。
rown状態の結晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の
分布密度との関係を示したグラフである。図20から分
かるように、面内でのR-OSF の位置rが(2/5)Rの
場合には、FPD 欠陥は結晶の中心部で観察されたが、r
=(1/3)Rの場合には、FPD 欠陥は観察されなかっ
た。
単結晶から作製された単結晶ウエハのTZDBを調査した結
果を示したグラフであり、R-OSF の発生位置rに対する
平均良品率を示している。図21から明らかなように、
R-OSF の発生位置rが(1/3)Rで面内のFPD 密度が
非常に小さくなっているときのTZDBの良品率は95%以
上であった。
6を引き上げた。但し、ここでは、R-OSF の発生位置r
が(1/3)Rとなるように引き上げ速度を制御し、ボ
ディ部6cを1000mmまで育成し、R-OSF や各欠陥
領域の様子を調べた。
rown状態のウエハにCuを塗布し、次に900℃で熱処
理し、各欠陥領域を顕在化した後にX線トポグラフ写真
で撮影した結果を示した模式図である。従来の結晶(図
4参照)と比較して、R-OSF 51の幅や無欠陥領域52
が大きく拡大していることが分かる。またR-OSF 51が
収縮しても、R-OSF 51の外側領域に転位クラスターは
生成しなかった。
rown状態の結晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の
分布密度との関係を示したグラフである。但し、R-OSF
の面内位置の観察は、Secco エッチング処理の後に行っ
た。図23から明らかなように、FPD 欠陥は観察されな
かった。従って、育成条件を調整し、R-OSF の幅、及び
R-OSF の発生位置を制御することによって、結晶面内で
赤外散乱体(FPD )や転位クラスターのgrown-in欠陥の
密度が極めて小さい結晶を育成することができることが
分かる。
単結晶から作製された単結晶ウエハのTZDBを調査した結
果を示したグラフである。但し、ここでは酸化膜厚を2
5nmとし、電界8MV/cmを印加した場合の平均良
品率を求めた。また、比較例1として、図1に示した従
来の単結晶引き上げ装置を用い、直径が6インチで、R-
OSF の発生位置rが(1/3)Rである単結晶を育成
し、その単結晶から作製されたウエハの平均良品率も併
せて図示した。図24から明らかなように、比較例1で
は60%程度であったTZDBの良品率が、参考例3では9
5%以上になっていた。
6を引き上げた。但し、ここでは、R-OSF の発生位置r
が(1/3)Rとなるように引き上げ速度を制御し、ボ
ディ部6cを1000mmまで育成し、R-OSF や各欠陥
領域の様子を調べた。
rown状態のウエハにCuを塗布し、次に900℃で熱処
理し、各欠陥領域を顕在化した後にX線トポグラフ写真
で撮影した結果を示した模式図である。従来の結晶(図
4参照)と比較して、R-OSF 51の幅や無欠陥領域52
が大きく拡大していることが分かる。またR-OSF 51が
収縮しても、R-OSF 51の外側領域に転位クラスターは
生成しなかった。
rown状態の結晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の
分布密度との関係を示したグラフである。図26から明
らかなように、FPD 欠陥は観察されなかった。従って、
育成条件を調整し、R-OSF の幅、及びR-OSF の発生位置
を制御することによって、結晶面内で赤外散乱体(FPD
)や転位クラスターのgrown-in欠陥の密度が極めて小
さい結晶を育成することができることが分かる。
単結晶から作製された単結晶ウエハのTZDBを調査した結
果を示したグラフである。但し、ここでは酸化膜厚を2
5nmとし、電界8MV/cmを印加した場合の平均良
品率を求めた。また、比較例2として、図1に示した従
来の単結晶引き上げ装置を用い、直径が8インチであ
り、R-OSF の発生位置rが(1/3)Rである単結晶を
育成し、その単結晶から作製されたウエハの平均良品率
も併せて図示した。図27から明らかなように、比較例
2では60%程度であったTZDBの良品率が、参考例4で
は95%以上になっていた。
インチの単結晶6を引き上げた。その際、単結晶6の引
き上げ速度も徐々に下げていった。なお、その他の条件
については、参考例2の場合と同様にして実施した。整
流治具11の下端と屈曲点11cとの距離hcを70m
mとし、角度θを45度に設定した。
晶を縦割りにして、Cuを塗布し、次に900℃で熱処
理をし、各grown-in欠陥領域を顕在化した後に、X線ト
ポグラフ写真で撮影した結果を示した模式図である。参
考例2から得られた結晶(図19参照)と比較して、R-
OSF 42の領域が緩やかな下に凸の形状を示すようにな
り、grown-in欠陥の低密度領域45や、grown-in欠陥の
生成されない領域46が結晶面内に広がっていることが
判明した。従って、適正な引き上げ速度で結晶を育成す
ることによって、更なるgrown-in欠陥領域の低密度化
や、grown-in欠陥が生成しない領域の増大を図ることが
できることが明らかとなった。
インチの単結晶6を引き上げた。その際、単結晶6の引
き上げ速度も徐々に下げていった。なお、その他の条件
については、参考例2の場合と同様に設定して実施し
た。
3は、内径を300mm、全長を1200mmとし、冷
却筒本体部13の下端部が溶融液面3aから400mm
となるように配設した。
晶を縦割りにして、Cuを塗布し、次に900℃で熱処
理をし、各grown-in欠陥領域を顕在化した後に、X線ト
ポグラフ写真で撮影した結果を示した模式図である。gr
own-in欠陥が生成しなくなったのは、引き上げ速度fp
が0.9mm/分以下になったときであり、参考例2か
ら得られた結晶(図19参照)と比較して、R-OSF 42
の発生する引き上げ速度が全体的に高くなり、grown-in
欠陥の低密度領域45や、grown-in欠陥の生成されない
領域46が高速度での引き上げ側にシフトしていた。
てシリコン多結晶120kgを充填し、その中に結晶中
の電気抵抗率が10Ωcm程度になるようにp型ドーパ
ントとなるボロンを添加した。そしてチャンバ9を約1
300PaのAr雰囲気にした後、ヒータ2のパワーを
調整してすべての結晶用原料を溶融させた。
ヒータ2の位置を調整し、その後、種結晶5の下端部を
溶融液3に浸漬し、坩堝1、及び引き上げ軸4を回転さ
せつつ直径が8インチの単結晶6を引き上げた。その
際、ボディ部6cの長さが100mmに達したところか
ら、単結晶6の引き上げ速度を徐々に下げていった。
wを90mm(内、断熱材Dの幅を80mm)とし、そ
の厚みtを20mm(内、断熱材Dの厚みを10mm)
とした。また、熱遮蔽板12の下面と溶融液面3aとの
距離hを150mmに設定した。
晶を縦割りにして、Cuを塗布し、次に900℃で熱処
理し、各grown-in欠陥領域を顕在化した後に、X線トポ
グラフ写真で撮影した結果を示した模式図である。図中
41、43は、それぞれFPD が生成する領域と、FPD が
生成しない領域とを示している。
半径の約40%)となり、従来の単結晶におけるR-OSF
の幅(最高8%)と比較して大きく拡大していることが
判明した。すなわち、8インチ単結晶の半径の約40%
以上がR-OSF 42領域となっていた。また、R-OSF 42
の発生位置が単結晶6の内側に入っていったとしても、
R-OSF 42の幅が大きいため、R-OSF 42の外側に転位
クラスターは生成しておらず(図中44)、R-OSF 42
が単結晶6の内側で消滅したときにも転位クラスターは
生成されなかった。また、領域45、46はそれぞれgr
own-in欠陥が低密度の領域と、grown-in欠陥が検出され
なかった領域とを示している。
rown状態の結晶におけるR-OSF 42の面内位置とFPD 欠
陥の分布密度との関係を示したグラフである。但し、R-
OSF 42の面内位置の観察は、Secco エッチング処理の
後に行った。また、R-OSF 42の幅は40mmで結晶半
径の39%程度とした。図31から明らかなように、面
内でのR-OSF 42の位置rが(2/5)Rの場合には、
FPD 欠陥は結晶の中心部で観察されるが、r=(1/
3)Rの場合には、FPD 欠陥は観察されなかった。従っ
て、育成条件を調整し、R-OSF の幅、及びR-OSF の発生
位置を制御することによって、結晶面内で赤外散乱体
(FPD )や転位クラスターのgrown-in欠陥が観察されな
い結晶を育成できることが分かった。
単結晶から作製された単結晶ウエハの初期酸化膜耐圧特
性(TZDB)を調査した結果を示したグラフであり、R-OS
F の発生位置に対する平均良品率を示している。但し、
ここでは酸化膜厚を25nmとし、電界8MV/cmを
印加した場合の平均良品率を求めた。図32から分かる
ように、R-OSF の発生位置rが(1/3)Rで面内のFP
D 密度が非常に小さくなっているときのTZDBの良品率は
95%以上であった。
確認するために、図11に示した装置における、熱遮蔽
板が配置された位置よりも下側部分の整流治具11に断
熱材が内装されていない装置を用い、その他の条件は実
施例3の場合と同様に実験を行った。
得ることができ、参考例2から得られた結晶(図19参
照)と比較して、R-OSF 42の領域が緩やかな下に凸の
形状を示すようになり、grown-in欠陥の低密度領域45
や、grown-in欠陥の生成されない領域46が結晶面内に
広がっていることが判明した。従って、適正な引き上げ
速度で結晶を育成することによって、更なるgrown-in欠
陥領域の低密度化や、grown-in欠陥が生成しない領域の
増大を図ることができることが明らかとなった。
インチの単結晶6を引き上げた。その際、単結晶6の引
き上げ速度も徐々に下げていった。なお、その他の条件
については、実施例3の場合と同様に設定して実施し
た。
3は、内径を300mm、全長を1200mmとし、冷
却筒本体部13の下端部が溶融液面3aから400mm
となるように配設した。
晶を縦割りにして、Cuを塗布し、次に900℃で熱処
理をし、各grown-in欠陥領域を顕在化した後に、X線ト
ポグラフ写真で撮影した結果を示した模式図である。gr
own-in欠陥が生成されなくなったのは、引き上げ速度f
pが0.85mm/分以下となったときであり、実施例
3から得られた結晶(0.68mm/min)と比較し
て、より高速度での引き上げ側にシフトしていた。
rown状態の結晶におけるR-OSF 42の面内位置とFPD 欠
陥の分布密度との関係を示したグラフである。但し、R-
OSF 42の面内位置の観察は、Secco エッチング処理の
後に行った。また、R-OSF 42の幅は40mmで結晶半
径の39%程度とした。図34から明らかなように、面
内でのR-OSF 42の位置rが、r=(1/3)Rの場合
には、FPD 欠陥は観察されなかった。従って、育成条件
を調整し、R-OSF の幅、及びR-OSF の発生位置を制御す
ることによって、結晶面内で赤外散乱体(FPD )や転位
クラスターのgrown-in欠陥が観察されない結晶を育成で
きることが判明した。
単結晶から作製された単結晶ウエハのTZDBを調査した結
果を示したグラフであり、R-OSF の発生位置rに対する
平均良品率を示している。図35から明らかなように、
R-OSF の発生位置rが(1/3)Rで面内のFPD 密度が
非常に小さくなっているときのTZDBの良品率は95%以
上であった。
晶(R-OSF 42の位置rが、r=(1/3)R)から作
製された単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグ
ラフである。但し、ここでは酸化膜厚を25nmとし、
電界8MV/cmを印加した場合の平均良品率を求め
た。また、比較例2として、図1に示した従来の単結晶
引き上げ装置を用い、直径が8インチであり、R-OSF の
発生位置rが(1/3)Rである単結晶を育成し、その
単結晶から作製されたウエハの平均良品率も併せて図示
した。図36から明らかなように、比較例2では60%
程度であったTZDBの良品率が、実施例5では95%以上
になっていた。
インチの単結晶6を引き上げた。その際、単結晶6の引
き上げ速度も徐々に下げていった。なお、その他の条件
については、実施例3の場合と同様にして実施した。整
流治具11の下端と屈曲点11cとの距離hcを70m
mとし、角度θを45度に設定した。
晶を縦割りにして、Cuを塗布し、次に900℃で熱処
理をし、そして各grown-in欠陥領域を顕在化した後に、
X線トポグラフ写真で撮影した結果を示した模式図であ
る。実施例5から得られた結晶(図33参照)と比較し
て、R-OSF 42の領域が緩やかな下に凸の形状を示すよ
うになり、grown-in欠陥の低密度領域45や、grown-in
欠陥の生成されない領域46が結晶面内に広がっている
ことが判明した。従って、適正な引き上げ速度で結晶を
育成することによって、更なるgrown-in欠陥領域の低密
度化や、grown-in欠陥の生成されない領域の増大を図る
ことができることが明らかとなった。
の結晶についてのみ、ここでは説明したが、本発明は原
理的にはより径の大きい結晶(例えば、直径12インチ
以上)についても有効である。また、結晶内部における
温度勾配の改善によるウエハの高品質化を図るものであ
るので、融液流動状態に影響を与える磁場印加引上げ
(MCZ)法を適用する場合についても、本発明を同様
に実施することができる。
の少ない状態で引き上げるための単結晶引き上げ装置に
利用することができる。 [図面の簡単な説明]
げ装置を模式的に示した断面図である。
の発生位置との一般的な関係を示した模式図である。
の幅と、その発生位置との関係に基づく転位クラスター
の発生状況を示したグラフである。
のウエハ面内の欠陥分布を示した模式図である。
転位クラスターの発生状況を示したグラフである。
まれた空孔の濃度分布と生成されるR-OSF の幅との関係
を示した模式図である。
との関係を示した模式図である。
た場合における、育成された結晶の面内に取り込まれた
空孔の濃度分布と生成するR-OSF の幅との関係を示した
模式図である。
き上げ装置を模式的に示した断面図である。
に係る単結晶引き上げ装置を模式的に示した断面図であ
る。
を模式的に示した断面図である。
を模式的に示した断面図である。
を模式的に示した断面図である。
を模式的に示した断面図である。
を模式的に示した断面図である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の分布密度との
関係を示したグラフである。
れた単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグラフ
である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の分布密度との
関係を示したグラフである。
れた単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグラフ
である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の分布密度との
関係を示したグラフである。
れた単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグラフ
である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の分布密度との
関係を示したグラフである。
れた単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグラフ
である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の分布密度との
関係を示したグラフである。
れた単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグラフ
である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
晶におけるR-OSF の面内位置とFPD 欠陥の分布密度との
関係を示したグラフである。
れた単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグラフ
である。
れた単結晶ウエハのTZDBを調査した結果を示したグラフ
である。
欠陥の発生領域を示した模式図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 溶融液が充填される坩堝、該坩堝の周囲
に位置するヒータ、及び引き上げられた単結晶を取り囲
む逆円錐台側面形状あるいは円筒形状の整流治具等を備
え、該整流治具の下端部が前記坩堝に充填される溶融液
面の直上近傍に位置する単結晶引き上げ装置において、 前記整流治具の下端部よりも上方に位置し、前記整流治
具の内周壁面もしくは外周壁面に当接して、あるいは離
隔してリング状の熱遮蔽板が配置され、該熱遮蔽板が配
置された位置よりも上側部分の前記整流治具に、断熱材
が内装されていることを特徴とする単結晶引き上げ装
置。 - 【請求項2】 前記溶融液面から前記熱遮蔽板の下面ま
での距離が30mm〜200mmの範囲内で設定されて
いることを特徴とする請求の範囲第1項記載の単結晶引
き上げ装置。 - 【請求項3】 前記整流治具の上方に引上げられた単結
晶を囲繞する冷却筒が配設されていることを特徴とする
請求の範囲第1項又は第2項記載の単結晶引き上げ装
置。
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