JP3482579B2 - カーブコンベアベルトの製造方法 - Google Patents
カーブコンベアベルトの製造方法Info
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- Belt Conveyors (AREA)
Description
ベルトの製造方法に関するものである。
図8に示す如く、テーパ筒状のベルト主体90と、前記
ベルト主体90の大径側端縁部全周域に固定されたビー
ド材91とから成るものがあるが、このものは、図7に
示すように、ビード材91を大径側端縁部に位置させ、
ビード材91の薄肉部91bを前記大径側端縁部に縫着
するようにして製造されている。
線状のものが使用されていることから、ビード材91が
大径側端縁部のテーパ面に縫着された状態では図8に示
すように、ビード材91の薄肉部91bが波打った状態
なり、ビード材91の薄肉部91bとベルト主体90相
互で固定・非固定部分ができている。このような固定に
ムラのあるものでは、ベルトの回転駆動時において、ビ
ード材91とベルト本体90との間で磨耗が発生してベ
ルト寿命が短くなるという問題が発生する。
は、直線状のビード材を使用しても、ビード材とベルト
本体との間で磨耗が抑制され、長いベルト寿命を確保で
きるカーブコンベアベルトの製造方法を提供することを
課題とする。
筒状のベルト本体1の大径側端縁部に沿って、直線状の
ビード材2を位置させる工程と、外側・内側金型3,4
によりビード材2をベルト本体1のテーパ面に倣わせる
べく挟圧する工程と、外側・内側金型3,4を加熱して
ビード材2とベルト本体1とを融着する工程と、ベルト
本体1とビード材2との融着部分を縫着する工程とを具
備するものであって、前記外側金型3は、内面側にベル
ト製造時においてビード材2が密嵌される凹み部30を
形成してあると共に前記凹み部30はベルト本体1を平
たく折り畳んだ状態における外周縁軌跡のR形状と同一
のR軌跡に形成されている。
筒状のベルト本体1の大径側端縁部に沿って、直線状の
ビード材2を位置させる工程と、外側・内側金型3,4
によりビード材2をベルト本体1のテーパ面に倣わせる
べく挟圧する工程と、外側・内側金型3,4を利用して
ビード材2とベルト本体1とを高周波融着する工程と、
ベルト本体1とビード材2との融着部分を縫着する工程
とを具備するものであって、前記外側金型3は、内面側
にベルト製造時においてビード材2が密嵌される凹み部
30を形成してあると共に前記凹み部30はベルト本体
1を平たく折り畳んだ状態における外周縁軌跡のR形状
と同一のR軌跡に形成されている。
のビード材2とテーパ筒状のベルト本体1とが接着され
るべき部分のうち少なくとも一方に接着材を塗布する工
程と、ベルト本体1の大径側端縁部に沿って、ビード材
2を位置させる工程と、外側・内側金型3,4によりビ
ード材2をベルト本体1のテーパ面に倣わせるように挟
圧して両者を接着する工程と、ベルト本体1とビード材
2との融着部分を縫着する工程とを具備するものであっ
て、前記外側金型3は、内面側にベルト製造時において
ビード材2が密嵌される凹み部30を形成してあると共
に前記凹み部30はベルト本体1を平たく折り畳んだ状
態における外周縁軌跡のR形状と同一のR軌跡に形成さ
れている。
が厚肉部20と薄肉部21とから成り、ビード材2のベ
ルト本体1との融着(接着)部分を少なくとも薄肉部2
1としてあると共に前記薄肉部21を縫着する部分とす
るようにしてもよい。
外側金型3と内側金型4との挟圧・加熱又は挟圧によ
り、ベルト本体1のテーパ面に倣って変形せしめられ、
ベルト本体1とビード材2(薄肉部21部分)の対向部
分相互は全域で融着(接着)せしめられる。つまり、直
線状のビード材を使用しても、ビード材とベルト本体と
の間で磨耗が抑制され、長いベルト寿命を確保できるカ
ーブコンベアベルトが容易に製造できる。
面に従って説明する。
に、一対のテーパローラTR,TR相互間に平面視円弧
状でカーブコンベアベルトBを張設してあり、前記テー
パローラTR,TR相互間において、図2に示すよう
に、外側フレームF側に取り付けた回転ローラR,Rに
よりビード材2の厚肉部20部分を挟持させるようにし
て、カーブコンベアベルトBが内側方向に移動しないよ
うにしてある。
うに、テーパ筒状(直円錐台の側面形状)に形成された
ベルト本体1と、前記ベルト本体1の大径側端縁部(ベ
ルト設置状態において外周縁となる部分)に形成された
ビード材2とから構成されている。
とし、熱可塑性のポリウレタンを搬送面の表面材とした
ものである。なお、ベルト本体1は、平面状のベルトを
扇形に裁断し、その端部相互を接続したものでもよい
し、また、張力心体を円錐状にワィンディングしたもの
や張力心体を円錐状の編み構造としたものに、樹脂層を
形成させたものでもよい。
トマーで構成されており、図3に示す如く、厚肉部20
とこれに連設された薄肉部21とから成る。
図4や図5に示す外側金型3及び内側金型4により、以
下の〜に示す順序で製造されている。 〔外側金型3の構成〕外側金型3は、図4に示すよう
に、ビード材2の厚肉部20の厚みの二倍程度の厚みに
設定された平板状のもので、その内面側にはベルト製造
時においてビード材2が密嵌される凹み部30を形成し
てある。前記凹み部30は、図5に示す如く、ベルト本
体1を平たく折り畳んだ状態における外周縁軌跡のR形
状と同一のR軌跡に形成されている。 〔内側金型4の構成〕内側金型4は、図4に示すよう
に、外側金型3と同一寸法の平板により構成されてお
り、ベルト製造時においてはカーブコンベアベルトBの
内面が接触するようにして使用される。なお、図示して
いないが、この内側金型4にはカーブコンベアベルトB
の外周側縁が容易に同一位置に位置決めできるように位
置決め手段を具備させてある。 〔外側金型3と内側金型4相互の位置決め〕上記した外
側金型3と内側金型4とは、図4に示すように、凹み部
30の外周側線とカーブコンベアベルトBの外周縁線と
が一致すべく位置決めできるように位置決め手段(図示
せず)を具備させてある。 〔製造方法の態様1〕 先ず、内側金型4上に位置決め手段を利用して所定の
位置にベルト本体1を載置する。 次に、ビード材2を外側金型3の凹み部30に嵌め、
外側金型3を内側金型4上の所定位置に被せる。この状
態では、直線状のビード材2をテーパ筒状のベルト本体
1の大径側端縁部に沿って位置された状態となってい
る。 外側・内側金型3,4を接近させてベルト本体1及び
ビード材2を挟圧すると共に前記金型3,4をビード材
2の融点付近まで昇温せしめる。これにより、ビード材
2は軟化してベルト本体1のテーパ面に倣うこととな
り、この状態でビード材2とベルト本体1とは融着す
る。なお、この実施例では厚肉部20及び薄肉部21の
両方をベルト本体1に融着しているが、場合によっては
薄肉部21のみをベルト本体1に融着するようにしても
よい。 外側・内側金型3,4に対してベルト本体1及びビー
ド材2の位置をずらして〜の作業を繰り返す。する
と、ビード材2はベルト本体1の全周域で融着される。 ベルト本体1とビード材2の薄肉部21との融着部分
を縫着するとカーブコンベアベルトBは完成する。
ベルトBとしてベルト本体1とビード材2の対向部分相
互は全域で融着せしめられているものを使用しているか
ら、作用の欄に記載したように、直線状のビード材を使
用しても、ビード材とベルトビード材とベルト本体との
間で磨耗が抑制され、長いベルト寿命を確保できること
になる。 〔製造方法の態様2〕上記した外側・内側金型3,4と
公知の高周波融着機を使用し、ビード材2とベルト本体
1とを高周波融着するようにしてもよく、この場合に
は、金型3,4自体を加熱することなく、高周波融着を
する際にビード材2をベルト本体1のテーパ面に倣わせ
るべく挟圧しておけばよい。 〔製造方法の態様3〕上記した外側・内側金型3,4を
使用するものであり、直線状のビード材2とテーパ筒状
のベルト本体1とが接着されるべき部分のうち少なくと
も一方に予め接着材を塗布しておき、外側・内側金型
3,4により挟圧又は挟圧・加熱して両者を接着するよ
うにしてもよい。 〔製造方法の態様4〕この製造方法に使用される金型
は、図6に示すように直円錐台形状の内側金型4と、テ
ーパ状のリング体で構成された外側金型3と構成なり、
前記外側金型3の内面側に凹み部30を設けたものとし
ている。
Bを製造する場合、図6に示すように、外側・内側金型
3,4相互間にベルト本体1の下端部及びビード材2を
挟込むようにして挟圧又は挟圧・加熱を行えばよい。
はベルト本体1の適正な同一円弧上(ベルト本体1が形
成する直円錐台形の底面に平行な円周上)に位置する。
したがって、ビード材2の回転ローラRへの接触力は均
等なものとなり、その結果、使用時においてベルト本体
1やビード材2に欠損が生じにくく且つベルトの蛇行が
発生しにくくなる。
材2の構成材としてポリエステルエラストマー、ポリア
ミドエラストマー等が採用でき、他方、ベルト本体1を
構成する心体としてアラミド帆布、ナイロン帆布、ガラ
ス繊維帆布、カーボン繊維帆布等が採用でき、ベルト本
体1の表面材料としてポリ塩化ビニル、ポリエステルエ
ラストマー、ポリアミドエラストマー等が採用できる。
ら、次の効果を有する。
とベルト本体との間で磨耗が発生せず、長いベルト寿命
を確保できるカーブコンベアベルトの製造方法を提供で
きた。
カーブコンベアベルトの斜視図。
体とビード材とを融着する様子を示した斜視図。
を融着する様子を示した平面図。
ビード材とを融着する様子を示した平面図。
示す斜視図。
アベルトの斜視図。
Claims (5)
- 【請求項1】 テーパ筒状のベルト本体(1)の大径側
端縁部に沿って、直線状のビード材(2)を位置させる
工程と、外側・内側金型(3)(4)によりビード材
(2)をベルト本体(1)のテーパ面に倣わせるべく挟
圧する工程と、外側・内側金型(3)(4)を加熱して
ビード材(2)とベルト本体(1)とを融着する工程
と、ベルト本体(1)とビード材(2)との融着部分を
縫着する工程とを具備するものであって、前記外側金型
(3)は、内面側にベルト製造時においてビード材
(2)が密嵌される凹み部(30)を形成してあると共
に前記凹み部(30)はベルト本体(1)を平たく折り
畳んだ状態における外周縁軌跡のR形状と同一のR軌跡
に形成されていることを特徴とするカーブコンベアベル
トの製造方法。 - 【請求項2】 テーパ筒状のベルト本体(1)の大径側
端縁部に沿って、直線状のビード材(2)を位置させる
工程と、外側・内側金型(3)(4)によりビード材
(2)をベルト本体(1)のテーパ面に倣わせるべく挟
圧する工程と、外側・内側金型(3)(4)を利用して
ビード材(2)とベルト本体(1)とを高周波融着する
工程と、ベルト本体(1)とビード材(2)との融着部
分を縫着する工程とを具備するものであって、前記外側
金型(3)は、内面側にベルト製造時においてビード材
(2)が密嵌される凹み部(30)を形成してあると共
に前記凹み部(30)はベルト本体(1)を平たく折り
畳んだ状態における外周縁軌跡のR形状と同一のR軌跡
に形成されていることを特徴とするカーブコンベアベル
トの製造方法。 - 【請求項3】 直線状のビード材(2)とテーパ筒状の
ベルト本体(1)とが接着されるべき部分のうち少なく
とも一方に接着材を塗布する工程と、ベルト本体(1)
の大径側端縁部に沿って、ビード材(2)を位置させる
工程と、外側・内側金型(3)(4)によりビード材
(2)をベルト本体(1)のテーパ面に倣わせるように
挟圧して両者を接着する工程と、ベルト本体(1)とビ
ード材(2)との融着部分を縫着する工程とを具備する
ものであって、前記外側金型(3)は、内面側にベルト
製造時においてビード材(2)が密嵌される凹み部(3
0)を形成してあると共に前記凹み部(30)はベルト
本体1を平たく折り畳んだ状態における外周縁軌跡のR
形状と同一のR軌跡に形成されていることを特徴とする
カーブコンベアベルトの製造方法。 - 【請求項4】 ビード材(2)が厚肉部(20)と薄肉
部(21)とから成り、ビード材(2)のベルト本体
(1)との融着部分を少なくとも薄肉部(21)として
あると共に前記薄肉部(21)を縫着する部分としてあ
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
カーブコンベアベルトの製造方法。 - 【請求項5】 ビード材(2)が厚肉部(20)と薄肉
部(21)とから成り、ビード材(2)のベルト本体
(1)との接着部分を少なくとも薄肉部(21)として
あると共に前記薄肉部(21)を縫着する部分としてあ
ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の
カーブコンベアベルトの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21327095A JP3482579B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | カーブコンベアベルトの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP21327095A JP3482579B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | カーブコンベアベルトの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0958832A JPH0958832A (ja) | 1997-03-04 |
JP3482579B2 true JP3482579B2 (ja) | 2003-12-22 |
Family
ID=16636329
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP21327095A Expired - Lifetime JP3482579B2 (ja) | 1995-08-22 | 1995-08-22 | カーブコンベアベルトの製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3482579B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-22 JP JP21327095A patent/JP3482579B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0958832A (ja) | 1997-03-04 |
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