JP3478612B2 - 半導体デバイス検査システム - Google Patents

半導体デバイス検査システム

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JP3478612B2 JP27251994A JP27251994A JP3478612B2 JP 3478612 B2 JP3478612 B2 JP 3478612B2 JP 27251994 A JP27251994 A JP 27251994A JP 27251994 A JP27251994 A JP 27251994A JP 3478612 B2 JP3478612 B2 JP 3478612B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体デバイスの異常
発生解析や信頼性評価などに供される半導体デバイス検
査システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、VLSIなどの半導体デバイスの
高集積化に伴い、半導体チップに形成されている内部回
路などの異常解析や信頼性評価を行うことの困難性が益
々増大してきている。
【0003】このような現状において、半導体デバイス
の異常箇所から発生する極めて微弱な光(以下、極微弱
光という)を検出することにより異常箇所を突き止める
解析技術が注目され、この解析技術を適用した半導体デ
バイス検査装置として、エミッション顕微鏡が知られて
いる。
【0004】エミッション顕微鏡は、半導体デバイス内
部の異常箇所に電界が集中したときに生じるホットキャ
リアに起因して発生する極微弱光や、ラッチアップなど
に起因する赤外域の極微弱光を高感度で撮像するので、
被検査半導体デバイスを非接触且つ高精度で測定するこ
とができるという優れた機能を有する。
【0005】ところが、エミッション顕微鏡は、可視な
いし赤外域の発光を検出するものであるので、極微弱光
の発生箇所とエミッション顕微鏡との間になんらかの遮
蔽物が存在すると、測定不能となる問題がある。具体例
としては、図7に示す半導体デバイスのように、高集積
化を図るために、膨大な数のトランジスタなどの素子間
接続を表面側の多層配線で行うチップ構造が適用される
ようになったことから、多層配線下の素子の異常に起因
して発生した極微弱光が多層配線によって遮られてしま
い、半導体デバイスの表面側からでは、測定不能若しく
は高精度の測定ができないなどの問題を招来する。又、
リードオンチップ(Lead On Chip)と呼ばれるパッケー
ジング構造が適用された半導体デバイスにあっては、半
導体チップの表面側をリードフレームが覆う構造となっ
ているので、多層配線の場合と同様に、リードフレーム
が遮蔽物となって極微弱光を遮断してしまい、測定不能
若しくは高精度の測定ができない。
【0006】更にエミッション顕微鏡を適用した他の問
題点として、例えば、図8に示すように、プラスチック
モールドの表面側を発煙硝酸などで化学的に除去するこ
とによって、内部の半導体チップの表面を露出させ、更
に、リードフレームに所定のバイアス電源を接続するこ
とによって半導体チップの内部回路に電力を供給したと
きに異常箇所から発生する極微弱光hνを半導体チップ
の表面側から観測する方法が知られている。しかし、発
煙硝酸などで化学的に除去すると、半導体チップ内の回
路パターンなどに損傷を与え、本来観測すべき異常箇所
を観測できないという問題を招来する。
【0007】そこで、このようなエミッション顕微鏡の
問題点を解決するために、半導体デバイス検査システム
(特願平5−177957号)が開発された。この検査
システムは、半導体デバイスの裏面側、即ち、半導体チ
ップにおける多層配線などの遮蔽物が形成されていない
裏面側(基板側)を赤外落射照明手段にて照明しつつそ
の反射光像を撮像し、更に、無照明下で半導体デバイス
の異常箇所から生じる極微弱光の異常光像を撮像して、
これらの反射光像の左右反転画像と異常光像の左右反転
画像とを重畳加算することによって、半導体デバイスの
表面側から撮像したのと等価な観測画像を得るようにし
ている。即ち、上記の赤外線落射照明による撮像時に
は、赤外線が半導体チップ内(基板内)を透過し且つ反
射するので、半導体チップに形成されている配線パター
ンなどを裏面側から透視撮像することができ、更に、こ
れによって得られる反射光像を左右反転画像に変換する
ことで、配線パターンなどを表面側から見たのと等価な
第1の画像を得ることができる。一方、無照明下での撮
像時には、半導体チップ内で生じる極微弱光の光像を裏
面側から撮像することができ、更に、これによって得ら
れる異常光像を左右反転画像に変化することで、極微弱
光の光像を表面側から見たのと等価な第2の画像を得る
ことができる。そして、これら表面側から見たのと等価
な第1,第2の画像同士を重畳加算することによって、
配線パターン中の異常箇所を特定する観測画像を得るこ
とができる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の半導体デバイス検査システムを更に改良すること
を目的とし、特に、赤外落射照明下での反射光像をより
鮮明に裏面撮像すると共に、無照明下での極微弱光の光
像をより鮮明に裏面撮像することを目的とする。
【0009】更にかかる課題を詳述すれば、一般的な赤
外落射照明は、光源としてのハロゲンランプと光学的バ
ンドパスフィルタとを組み合わせて、ハロゲンランプか
ら出射された光のうち所望の波長帯域の赤外光のみを光
学的バンドパスフィルタから出射させる構成となってい
る。例えば、シリコン半導体デバイスを透過撮像する場
合には、シリコン基板のバンドギャップエネルギー(約
1.1eV)に相当する吸収端波長(約1100nm)
よりも長波長の赤外光が得られる光学的バンドパスフィ
ルタを適用することによって、シリコン半導体デバイス
における透過率の向上を図り、ひいては鮮明な反射光像
を得るようにしている。
【0010】しかし、このハロゲンランプ自体は赤外域
でも高精度の光を出射するものの、一般的に、光学的バ
ンドパスフィルタの透過特性は、ある特定波長での透過
率が最大となりその両側帯域での透過率が減少するとい
う、いわゆる三角形状の透過特性を有するので、光学的
バンドパスフィルタから出射される赤外光は、半導体デ
バイスに対して最大透過率が得られるものとはならな
い。即ち、所望の波長帯域にわたって高強度の赤外光を
得ることができない。また、半導体デバイスを透過し且
つ反射してきた反射光像の波長帯域と、この反射光像を
撮像するための撮像デバイスの分光特性が一致しないた
めに、十分な撮像感度が得られない。
【0011】また、半導体チップの基板を可能な限り薄
く研磨することによって、赤外光の基板内での減衰を低
減して、反射光像の光強度を高く維持することが考えら
れるが、損傷なく半導体チップを薄く研磨することは極
めて煩雑且つ困難である。また、たとえ薄く研磨するこ
とができたとしても、基板から反射されてくる反射光像
と、拡大撮像するために設けられている対物レンズの焦
点深度の深さによる研磨表面の像とが重なってしまい、
鮮明な反射光像を撮像することができないなどの問題が
ある。
【0012】
【課題を解決するための手段】このような課題を解決す
るために、本発明の半導体デバイス検査システムは、半
導体デバイスの裏面側を撮像する撮像手段と、照明光源
から放射された赤外域まで延びる広波長帯域の光を通す
位置に、前記半導体デバイスと同材質からなる光学フィ
ルタを配置することによって、前記半導体デバイスの裏
面側を照明する赤外域の光を形成する赤外落射照明手段
と、前記撮像手段が前記赤外落射照明手段による照明下
で前記半導体デバイスの裏面側を撮像することによって
出力する画素データの画素単位の配列を左右反転させて
第1の左右反転画素データを作成する画像反転手段と、
前記第1の左右反転画素データに基づいて表示手段に再
生画像を表示させる表示制御手段とを備え、前記画像反
転手段は、前記第1の左右反転画素データを作成すると
ともに、無照明下で前記撮像手段が半導体デバイスの異
常箇所から生じる極微弱光の像を撮像することによって
出力する画素データの画素単位の配列を左右反転させて
第2の左右反転画素データを作成し、前記画像反転手段
で作成された前記第1の左右反転画素データと前記第2
の左右反転画素データとを画素配列を一致させて重畳加
算して出力する加算手段と、前記加算手段から出力され
る重畳加算データに基づいて表示手段に再生画像を表示
させる前記表示制御手段である重畳表示制御手段と、を
さらに備えることとした。
【0013】
【作用】かかる構造を有する本発明の赤外線半導体デバ
イス検査システムにあっては、測定すべき半導体デバイ
スをその裏面から撮像すると共に、パターン像と異常発
生箇所からの極微弱光の像を撮像し、表面から観測した
のと等価な像としてスーパーインポーズ表示するので、
表面側にアルミニウム配線のような光を遮蔽する物体が
存在していても、異常発生箇所の特定を高精度で実現す
る。更に、裏面側から撮像した極微弱光の像を表面から
観測したのと等価な像にリアルタイムで変換して表示す
るので、異常発生解析を短時間に行うことができる。
【0014】更に、測定すべき半導体デバイスと同材質
からなる光学フィルタを適用して照明用の赤外光を形成
するようにしたので、その半導体デバイスに対して透過
率の高い赤外光が得られ、半導体デバイスの表面で反射
し易い短波長の光が遮断される結果、雑音成分やオフセ
ット成分の少ない鮮明な反射光像を撮像することができ
る。
【0015】典型例として、シリコン半導体から成る半
導体デバイスを測定するために、それと同じ材質のシリ
コンフィルタを光学フィルタに適用するものとすれば、
シリコンフィルタの吸収端波長は、シリコンのバンドギ
ャップエネルギー(約1.1eV)に相当する波長(約
1100nm)であるので、この吸収端波長より短波長
の光が除去されそれより長波長の赤外光が半導体デバイ
スに照射されることとなり、この赤外光の波長帯域と半
導体デバイスの透過感度域が一致する結果、高感度の撮
像を実現することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による赤外線半導体デバイス検
査システムの一実施例を図面と共に説明する。まず、こ
の実施例の全体構成を図1に基づいて説明すると、この
半導体デバイス検査システムは、暗箱1を有する観測部
Aと、暗箱1内に設置される冷却CCDカメラ2その他
の構成要素を制御するための制御部Bと、冷却CCDカ
メラ2から出力される画像信号を上記の制御部Bを介し
て入力して所定の画像処理を行う解析部Cとを具備して
いる。
【0017】外部からの光の入射を遮断する暗箱1内に
は、測定対象である半導体デバイスSを載せてXYZ座
標方向へ移動させることにより半導体デバイスSを位置
決めする電動XYZステージ3と、電動XYZステージ
3に対向配置されると共に半導体デバイスSからの像を
所定範囲内での任意倍率で拡大などする撮像光学系4
と、撮像光学系4を通過した像を撮像する冷却CCDカ
メラ2と、撮像光学系4を介して半導体デバイスSに落
射照明用の赤外光を照射する赤外線落射照明装置5と、
電動XYZステージ3に給電することによって駆動制御
するステージ駆動部6と、半導体デバイスSを作動させ
るための電力供給や制御信号などの供給を行うためのテ
ストフィクスチャ7と、これら制御信号などの供給をテ
ストフィクスチャ7に指令するためのコネクタパネル8
が備えられている。
【0018】次に、撮像光学系4及び赤外線落射照明装
置5の構成を図2に基づいて詳述する。撮像光学系4
は、半導体デバイスSからの像を所定範囲内での任意の
倍率で拡大することができる対物レンズ系4aと、この
対物レンズ系4aで拡大された像を冷却CCDカメラ2
の受光面に結像させるための結像レンズ系4bと、対物
レンズ系4aないし結像レンズ系4bの間に介在された
ハーフミラー4cとを有し、これらの対物レンズ系4a
とハーフミラー4c及び結像レンズ系4bの光軸が、冷
却CCDカメラ2の受光面の中心の法線方向に一致して
いる。尚、ハーフミラー4cは、対物レンズ系4aから
の像を結像レンズ系4bへ透過させると共に、赤外線落
射照明装置5からの照明用赤外光を対物レンズ系4a側
へ反射させる。
【0019】赤外線落射照明装置5は、光源であるハロ
ゲンランプ5aを備えると共に、ハロゲンランプ5aか
ら放射される光から照明用赤外光を形成してハーフミラ
ー4cへ出射するための、コンデンサレンズ5b、透過
型光学フィルタ5c、コンデンサレンズ5d、拡散板5
e、及び視野絞り5fが同一光軸に沿って設けられてい
る。即ち、ハロゲンランプ5aから放射された光はコン
デンサレンズ5bで平行光となり、光学フィルタ5cが
平行光のうち所定波長以上の赤外光だけを透過し、コン
デンサレンズ5dがこの赤外光をその焦点位置に集光す
る。拡散板5eはコンデンサレンズ5dの焦点位置に配
置されており、集光した赤外光を均一に変換し、更に、
視野絞り5fが、均一化された赤外光を所定光束に絞っ
てハーフミラー4cへ出射する。
【0020】尚、この実施例では、光学フィルタ5c
は、測定すべき半導体デバイスSがシリコン半導体によ
り形成されているのに対応して、半導体デバイスSと同
材質の透過型光学フィルタが適用されている。そして、
視野絞り5fから出射された赤外光はハーフミラー4c
で反射されて対物レンズ4aを透過し、半導体デバイス
Sへ照射される。
【0021】次に、冷却CCDカメラ2及び制御部Bの
構成を図3に基づいて説明する。まず、冷却CCDカメ
ラ2は、例えば、1000×1018個の画素を有する
CCD固体撮像デバイス2aと、CCD固体撮像デバイ
ス2aに固着されたペルチェ素子2bを備え、これらの
CCD固体撮像デバイス2aとペルチェ素子2bは真空
ポンプ(図示せず)によって常に真空状態に設定された
真空雰囲気中に収容されている。更に、CCD固体撮像
デバイス2aの受光面(結像レンズ系4bによる結像面
と一致する)の前方には、シャッタ機構2cが配設され
ている。そして、CCD駆動回路2dが、制御部B内の
タイミングジェネレータ9bから供給される同期信号C
Kに同期してCCD固体撮像デバイス2aの撮像動作を
制御し、シャッタ駆動回路2eが、マイクロプロセッサ
などを有する中央処理部9aからの指令に基づいて、シ
ャッタ機構2cの開閉動作を制御し、更に、ペルチェ素
子2bが制御部内のペルチェ素子制御回路9cから供給
される電流によって駆動されることにより、CCD固体
撮像デバイス2aを常に一定温度で冷却して、内部での
暗電流の発生を抑制すると同時に、冷却CCDカメラ2
全体での熱雑音の発生を抑制する。尚、この冷却CCD
カメラ2は、長い露光時間で撮像して低周波数の点順次
タイミングでCCD固体撮像デバイス2aから各画素信
号PL を読み出す低速撮像モードと、それより短い露光
時間で撮像して高周波数の点順次タイミングでCCD固
体撮像デバイス2aから各画素信号PH を読み出す高速
撮像モードとを切換え設定することができ、低速撮像モ
ードでは、1フレーム周期(1静止画像分の全画素信号
を読み出すための周期)が4秒、高速撮像モードでは、
0.125秒に設定されている。
【0022】一方、制御部Bは、観測部Aと制御部Bと
の全体動作を制御する中央処理部9aと、CCD駆動回
路2dを介してCCD固体撮像デバイス2aの上記低速
撮像モード及び高速撮像モードでの撮像タイミングを設
定するための同期信号CKを発生するタイミングジェネ
レータ9bと、ペルチェ素子2bを温度制御するペルチ
ェ素子制御回路9cと、観測部Aと制御部Bとの全体動
作に必要な電力供給源9dが設けられている。
【0023】更に、制御部Bには、低速撮像モードにお
いてCCD固体撮像デバイス2aから所定の点順次タイ
ミング(1画素毎の読出しタイミング、以下、低速点順
次タイミングという)で読み出される画素信号PL をそ
の低速点順次タイミングに同期してサンプルホールドす
る低速走査回路9eと、高速撮像モードにおいてCCD
固体撮像デバイス2aから所定の点順次タイミング(以
下、高速点順次タイミングという)で読み出される画素
信号PH をその高速点順次タイミングに同期してサンプ
ルホールドする高速走査回路9fと、CCD固体撮像デ
バイス2aから読み出される上記の画素信号PL ,PH
を、撮像モード毎に切換えて低速走査回路9e並びに高
速走査回路9fへ転送する切換回路9gを具備してい
る。
【0024】更に、コントラスト強調回路9hは、高速
撮像モードにおいて高速走査回路9fより出力される画
素信号PH ’から不要な信号成分を除去した後、所定増
幅率で増幅することによってコントラストの高い画素信
号HPH を形成する。即ち、高速走査回路9eから出力
される画素信号PH ’の振幅のうち、しきい値電圧VTH
よりも低レベルに在る雑音成分及びオフセット成分を除
去して、真の画素信号の振幅成分だけを増幅することに
よって、コントラストの高い画素信号HPH を出力す
る。尚、上記しきい値電圧VTHは、観測者が任意に可変
調整することができるようになっている。
【0025】そして、低速撮像モードにおいて低速走査
回路9eから出力されるアナログの画素信号PL ’を、
A/D変換器9iがデジタルの画素データDL に変換
し、一方、高速撮像モードにおいてコントラスト強調回
路9hから出力されるアナログの画素信号HPH を、A
/D変換器9jがデジタルの画素データDH に変換し、
これらの画素データDL ,DH は共通の出力端子9kを
介して解析部Cへ転送される。
【0026】更に、低速走査回路9eと高速走査回路9
fの上記サンプルホールドタイミングは、タイミングジ
ェネレータ9bから出力される同期信号CKに同期する
ので、低速撮像モード並びに高速撮像モードにおけるC
CD固体撮像デバイス2aの各点順次読出しタイミング
とも同期する。また、画素データDL ,DH を解析部C
へ確実に転送するために、同期信号CKが同期信号出力
端子9mを介して解析部Cへ供給され、また、中央処理
部9aと解析部Cとの間で種々の制御データCDを、R
S232C規格に準拠したインターフェース回路9nを
介して授受するようになっている。
【0027】次に、解析部Cの構成を図1及び図4と共
に説明する。まず、図1において、解析部Cは、種々の
演算機能を有するマイクロプロセッサ10aを内蔵する
画像処理部10と、画像処理部10に付随して接続され
るマウス入力装置11とキーボード入力装置12及びカ
ラーモニタ装置13を備えている。ここで、画像処理部
10は、制御部9から転送されてくるデジタルの画素デ
ータDL ,DH を入力すると共に、制御部B内のインタ
ーフェース回路9nに接続されるインターフェース回路
10bを介して中央処理部9aとの間で種々の制御デー
タCDをRS232C規格に準拠して授受し、更にタイ
ミングジェネレータ9dからの同期信号CKを入力する
ようになっている。
【0028】更に画像処理部10の内部構成を図4に基
づいて説明すると、制御部Bから転送されてくる所定個
数ずつの画素データDL (またはDH )の配列を変更す
ることにより、左右が反転した再生画像を得るための左
右反転画素データDL ’(またはDH ’)を作成する画
像反転部10cと、低速撮像モードにおいて画像反転部
10cから出力される左右反転画素データDL ’を1フ
レーム画相当分格納する画像メモリ10dと、高速撮像
モードにおいて画像反転部10cから出力される左右反
転画素データDH ’を1フレーム画相当分格納する画像
メモリ10eと、1フレーム画像相当分を格納した後に
これらの画像メモリ10d及び10eから読み出されて
くる左右反転画素データDL ’及びDH ’を配列を崩す
ことなく画素単位で重畳加算してその加算画素データ
(DL ’+DH ’)を出力する加算回路10fと、加算
回路10fからの各加算画素データ(DL ’+DH ’)
をビデオレートの映像信号VD に変換してカラーモニタ
装置13に供給する重畳表示制御部10gを備えてい
る。
【0029】ここで、画像反転部10cは、図5に示す
ように、制御部Bから転送されていくる画素データDL
(またはDH )を1水平ライン分(この実施例では、1
018個)ずつ格納して出力する1組のラインバッファ
10c1と10c2を有し、各画素データDL (または
H )の入力タイミング及び各左右反転画素データ
L ’またはDH ’)の出力タイミングが、低速撮像モ
ードにおいては低速点順次タイミングに同期し、高速撮
像モードにおいては高速点順次タイミングに同期してい
る。即ち、ラインバッファ10c1,10c2は、同期信号
CKに同期して動作することにより、低速撮像モードに
おいては低速点順次タイミングに同期して、画素データ
L を左右反転画素データDL ’に配列変換し、高速撮
像モードにおいては高速点順次タイミングに同期して、
画素データDH を左右反転画素データDH’に配列変換
する。更に、これらのラインバッファ10c1,10
c2は、画素データDL (またはDH )を入力するときに
は、点順次読出しタイミングに同期して画素データDL
(またはDH )を図中の矢印Rで示す方向に順次にシフ
トさせつつ入力することによって、1水平ライン分の画
素データDL (またはDH )を格納し、逆に出力すると
きには、図中の矢印Lで示す方向に順次にシフトさせつ
つ出力することにより、一旦格納した画素データD
L (またはDH )を入力時とは逆の順番で出力する。し
たがって、このように出力される画素データDL ’(ま
たはDH ’)は、1水平ラインにおいて、画素データD
L (またはDH )の画素配列に対して左右が反転したデ
ータとなる。
【0030】更に、上記の1水平読出し周期に同期し
て、一方のラインバッファ10c1が入力動作するとき
は、他方のラインバッファ10c2が出力動作して、夫々
が上記の1水平読出し周期に同期して交互に切換わるよ
うになっている。したがって、ラインバッファ10c1
入力動作することによって1水平ライン分の画素データ
L (またはDH )の格納動作をしているときは、他方
のラインバッファ10c2が、1水平読出し周期前に格納
した画素データDL (またはDH )を矢印Lで示す方向
から出力することによって左右反転画素データDL
(またはDH ’)を画像メモリ10d(又は10e)へ
出力し、逆に、ラインバッファ10c2が入力動作するこ
とによって1水平ライン分の画素データDL (またはD
H )の格納動作をしているときは、他方のラインバッフ
ァ10c1が、1水平読出し周期前に格納した画素データ
L (またはDH )を矢印Lで示す方向から出力するこ
とによって左右反転画素データDL ’(またはDH ’)
を画像メモリ10d(又は10e)へ出力し、そして、
かかる左右反転処理を1水平読出し周期毎に切換えつつ
繰り返すので、例えば、図5(a)に示すような画素デ
ータDL (またはDH )が同図(b)に示すような左右
反転画素データDL ’(またはDH ’)に変換されるこ
ととなる。そして、かかる左右反転処理は、CCD固体
撮像デバイス2aの1水平読出し周期及び画素単位の点
順次走査読出しのタイミングに同期してリアルタイムで
行われることとなる。
【0031】更に、マウス入力装置11とキーボード入
力装置12は、操作者が測定開始の指示や上記のしきい
値電圧VTHの調整、その他システムの動作を制御するた
めの入力装置として機能する。
【0032】次に、かかる構成の半導体検査システムの
作動を図6に示すフローチャートに基づいて説明する。
【0033】まず、同図中のステップ(a) において、観
測者は、半導体デバイスSのモールドパッケージの裏面
部分を除去して半導体チップの基板側を鏡面研磨し、そ
の半導体デバイスSをその裏面側が対物レンズ系4aに
対向するようにしてテストフィクスチュア4cに装着す
る。
【0034】次に、ステップ(b) において、観測者はマ
ウス入力装置11若しくはキーボード入力装置12を操
作し、赤外落射照明装置5により半導体デバイスSを照
明する。
【0035】次に、ステップ(c) において、冷却CCD
カメラ2を高速撮像モードに設定すると、中央処理部9
aが、1フレーム周期を0.125秒に設定すると共
に、その1フレーム周期内の所定期間を露光期間として
シャッター駆動回路2eに指示する。そして、後述する
高速撮像モードの停止がなされるまでは、各フレーム周
期に同期して、シャッター機構2cが露光のための開閉
動作を繰り返すと共に、CCD固体撮像デバイス2aが
撮像動作を繰り返す。したがって、カラーモニタ13に
は、0.125秒毎の静止画像が逐次表示される。
【0036】1フレーム周期における撮像動作を代表し
て述べる。図2に示すように、半導体デバイスSの裏面
側に照射される赤外線落射光が半導体チップの半導体基
板を透過・反射し、この反射光像が撮像光学系4に入射
する。そして、所定の露光時間の間、シャッタ機構2c
が開状態となることにより冷却CCDカメラ2が反射光
像を撮像する。即ち、半導体チップの表面側に形成され
ている回路パターンなどの像を裏面撮像する。更に、所
定の露光時間経過後、CCD固体撮像デバイス2aは高
速点順次タイミングに同期して各画素信号PH を出力
し、各画素信号PH は、切り換え回路9gを介して高速
走査回路9fでサンプリングされ且つコントラスト強調
回路9hで雑音及びオフセット成分が除去され、更にA
/D変換器9jでデジタルの画素データDH に変換され
る。
【0037】ここで、注目すべき点は、基板(チップ)
がシリコン半導体で形成されている半導体デバイスSを
観測する場合には、透過型光学フィルタ5cは半導体デ
バイスSと同材質のシリコンフィルタが用いられ、高感
度撮像が可能となる。即ち、シリコンフィルタ5cの吸
収端波長は、シリコンのバンドギャップエネルギー(約
1.1eV)に相当する波長(約1100nm)である
ので、この吸収端波長より短波長の光が除去され、それ
より長波長の赤外光が照明用に供され、一方、半導体デ
バイスSのシリコン半導体基板のバンドギャップエネル
ギーも約1.1eVであり、したがって、約1100n
m以上の長波長の赤外光の透過率に優れている。そし
て、シリコンフィルタ5cを適用して生じた照明用の赤
外光は、まさしくこのシリコン半導体の透過特性に合致
した長波長のスペクトルを有するので、最適な高感度撮
像を可能にする。また、照明用の赤外光は、約1100
nmの波長を境にしてそれより短波長のスペクトル成分
が除去され且つシリコン半導体に対して最適な透過率と
なるので、基板の研磨表面(裏面の表面)で反射する光
が大幅に低減されることとなり、反射光像のほとんどが
半導体チップの基板内を透過・反射してきた長波長の光
によるものとなる。したがって、雑音及びオフセット成
分の極めて少ない反射光像を得ることが可能となり、ひ
いては半導体チップに形成されている回路パターン等を
鮮明に裏面撮像することができる。
【0038】そして、このようにして得られる画素デー
タDH は、画像反転部10cにおいて、画素毎に左右の
配列が反転された左右反転画素データDH ’に変換され
て、画像メモリ10eに一時記憶され、更に、画像メモ
リ10eからリアルタイムで左右反転画素データDH
が読み出され、且つ加算回路10f及び重畳表示制御部
10gを介してカラーモニタ13に画像再生される。こ
こで、画像反転部10cに入力される画像データD
H は、半導体デバイスSの半導体チップを裏側から見た
ときの回路パターン像などのデータであるので、左右反
転画素データDH は、半導体デバイスSの半導体チップ
を表側から見たときの回路パターン像(通常の表面パタ
ーンの像)のデータとなり、カラーモニタ13に表示さ
れる再生画像は通常の表面パターンの静止画像となる。
【0039】そして、観測者がカラーモニタ13に逐次
表示される画像(見掛け上、駒落としの画像となる)を
見ながら電動XYZステージ3をXY方向に移動させる
ことにより、半導体デバイスSの観測すべき部分を特定
することができ、また、電動XYZステージ3をZ方向
に高さ調節することによって合焦状態を設定することが
できる。また、コントラスト強調回路9hのしきい値電
圧VTHを適宜に調節することによって、雑音やオフセッ
ト成分を除去した鮮明画像を設定することができる。
【0040】次に、図6のステップ(d) において、異常
解析の開始を指示すると、画像メモリ10eがその指示
直前までに記憶していた1フレーム画分の左右反転画素
データDH ’を保持し、高速撮像モードが停止されると
同時に低速撮像モードに切換わる。この低速撮像モード
では、中央処理部9aがハロゲンランプ5aを消灯させ
ることで赤外落射照明装置5の照明動作を停止させ(ス
テップ(e) )、テストフィクスチュア7が半導体デバイ
スSに動作電圧の印加や動作タイミングクロック等の所
定の信号の印加を開始する(ステップ(f) )。更に、中
央処理部9aが、1フレーム周期を4秒に設定すると共
に、その1フレーム周期内の所定期間を露光期間として
シャッター駆動回路2eに指示する。尚、低速撮像モー
ドでの露光期間は、高速撮像モードでのそれよりも長時
間であり、低速点順次タイミングの各周期も高速撮像モ
ードでのそれよりも長時間となる。即ち、CCD固体撮
像デバイス2aの各画素に生じる画素信号は、高速撮像
モード時よりも低速で読み出される。
【0041】次に、ステップ(g) において、CCD固体
撮像デバイス2aは、低速撮像モードでの撮像を開始す
る。そして、低速撮像モードの停止がなされるまでは、
各フレーム周期に同期して、シャッター機構2cが露光
のための開閉動作を繰り返すと共に、CCD固体撮像デ
バイス2aが撮像動作を繰り返す。したがって、カラー
モニタ13には、4秒毎の静止画像が逐次表示される。
【0042】1フレーム周期における撮像動作を代表し
て述べるものとする。半導体デバイスSの半導体チップ
に何等かの異常発生箇所が存在すると、その箇所から極
微弱光が発生するので、CCD固体撮像デバイス2aは
露光期間においてこの極微弱光の像を撮像することとな
る。また、低速撮像モードによる長期間露光が実現され
るので、極微弱光の像が鮮明に撮像される。そして、所
定の露光時間経過後、CCD固体撮像デバイス2aは低
速点順次タイミングに同期して各画素信号PLを出力
し、各画素信号PL は、切り換え回路9gを介して低速
走査回路9eでサンプリングされ、更にA/D変換器9
iでデジタルの画素データDL に変換される。
【0043】ここで、注目すべき点は、低速走査回路9
eが低速点順次タイミングに同期した低速度で各画素信
号PL をサンプルホールドするので、サンプルホールド
における高周波のスイッチングノイズなどの発生を大幅
に抑制することができ、高S/Nの画素信号PL ’を得
ることができる。
【0044】そして、このように得られた画素データD
L は、画像反転部10cにおいて画素に対して左右の配
列が反転された左右反転画像データDL ’に変換され
て、画像メモリ10dに記憶される。尚、図5に示すよ
うに、左右反転画像データDL’は半導体デバイスSの
半導体チップを表側から見たのと等価なデータとなる。
【0045】更に、画像メモリ10eは、左右反転画像
データDL ’を格納すると同時に左右反転画素データD
L ’を出力し、画像メモリ10dも、左右反転画素デー
タDL ’の画素に対応する左右反転画素データDH ’を
出力する。したがって、各画素に対応する左右反転画像
データDL ’と左右反転画素データDH ’が低速点順次
タイミングに同期して同時に加算回路10fへ供給さ
れ、加算回路10fは重畳加算画素データ(DL ’+D
H ’)を出力し、重畳表示制御部10gが重畳加算画素
データ(DL ’+DH ’)に基づいてビデオ信号を形成
する。この結果、カラーモニタ13には、半導体デバイ
スSの回路パターンなどの像に異常発生箇所を示す極微
弱光の像がいわゆるスーパーインポーズされて、4秒毎
に切換わる静止画像が表示されることとなる。
【0046】そして、観測者が異常解析の停止を指示す
ると、その指示直前までに画像メモリ10d及び10e
に記憶された夫々の1フレーム画像分の左右反転画像デ
ータDL ’と左右反転画素データDH ’が保持され、こ
の保持された左右反転画像データDL ’と左右反転画素
データDH ’による静止画像がカラーモニタ13に継続
して表示される。
【0047】このように、この実施例によれば、観測者
はカラーモニタ13の表示を見ながら容易に異常発生箇
所を観察することができる。
【0048】尚、この実施例では、シリコン半導体から
成る半導体デバイスを測定するために、シリコンフィル
タを光学フィルタ5cに適用した場合を述べたが、本発
明はこれに限定されるものではなく、測定すべき半導体
デバイスと同材質の光学フィルタ5cを適用する全ての
場合を含むものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、測定すべ
き半導体デバイスをその裏面から撮像すると共に、パタ
ーン像と異常発生箇所からの極微弱光の像を撮像し、表
面から観測した像としてスーパーインポーズ表示するた
め、表面側にAl配線のような光を遮蔽する物体が存在
していても、異常発生箇所の特定を可能にする。更に、
極微弱光の像を表面から観測した像にリアルタイムで変
換して表示するので、異常発生解析を短時間に行うこと
ができる。更に、測定すべき半導体デバイスと同材質か
らなる光学フィルタを適用して照明用の赤外光を形成す
るようにしたので、その半導体デバイスに対して透過率
の高い赤外光が得られ、半導体デバイスの表面で反射し
易い短波長の光が遮断される結果、雑音成分やオフセッ
ト成分の少ない鮮明な反射光像を撮像することができ
る。
【0050】更に、かかる光学フィルタを適用すること
によって、このように、半導体デバイスの異常発生解析
等を高速で行うことができると共に、操作性に優れ且つ
測定精度に優れた半導体検査システムを提供することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による半導体検査システムの一実施例の
全体構成を示すブロック図である。
【図2】一実施例中の撮像光学系と赤外線落射照明装置
の構成を詳細に示すブロック図である。
【図3】一実施例中の冷却CCDカメラと制御部の構成
を詳細に示すブロック図である。
【図4】一実施例中の解析部の構成を詳細に示すブロッ
ク図である。
【図5】解析部内の画像反転部の構成及び機能を説明す
るための説明図である。
【図6】一実施例の作動を説明するためのフローチャー
トである。
【図7】従来のエミッション顕微鏡を適用した場合の問
題点を説明するための説明図である。
【図8】従来のエミッション顕微鏡を適用した場合の他
の問題点を説明するための説明図である。
【符号の説明】
A…観測部、B…制御部、C…解析部、1…暗箱、2…
冷却CCDカメラ、2a…CCD固体撮像デバイス、2
b…ペルチェ素子、2c…シャッタ機構、2d…CCD
駆動回路、2e…シャッタ駆動回路、3…電動XYZス
テージ、4…撮像光学系、4a…対物レンズ系、4b…
結像レンズ系、4c…ハーフミラー、5…赤外落射照明
装置、5a…ハロゲンランプ、5c…光学フィルタ、9
e…低速走査回路、9f…高速走査回路、9h…コント
ラスト強調回路、10…画像処理部、10c…画像反転
部、10c1,10c2…シフトレジスタ、10d,10e
…画像メモリ、10f…加算回路、10g…重畳表示制
御部、13…カラーモニタ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 永田 渉 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (72)発明者 晝馬 靖 静岡県浜松市市野町1126番地の1 浜松 ホトニクス株式会社内 (56)参考文献 特開 平3−180046(JP,A) 特開 昭61−100959(JP,A) 特開 平4−1560(JP,A) 特開 平1−122133(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 21/84 - 21/958

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体デバイスの裏面側を撮像する撮像
    手段と、 照明光源から放射された赤外域まで延びる広波長帯域の
    光を通す位置に、前記半導体デバイスと同材質からなる
    光学フィルタを配置することによって、前記半導体デバ
    イスの裏面側を照明する赤外域の光を形成する赤外落射
    照明手段と、 前記撮像手段が前記赤外落射照明手段による照明下で前
    記半導体デバイスの裏面側を撮像することによって出力
    する画素データの画素単位の配列を左右反転させて第1
    の左右反転画素データを作成する画像反転手段と、 前記第1の左右反転画素データに基づいて表示手段に再
    生画像を表示させる表示制御手段とを備え、 前記画像反転手段は、前記第1の左右反転画素データを
    作成するとともに、無照明下で前記撮像手段が半導体デ
    バイスの異常箇所から生じる極微弱光の像を撮像するこ
    とによって出力する画素データの画素単位の配列を左右
    反転させて第2の左右反転画素データを作成し、 前記画像反転手段で作成された前記第1の左右反転画素
    データと前記第2の左右反転画素データとを画素配列を
    一致させて重畳加算して出力する加算手段と、 前記加算手段から出力される重畳加算データに基づいて
    表示手段に再生画像を表示させる前記表示制御手段であ
    る重畳表示制御手段と、 をさらに備えることを特徴とする半導体デバイス検査シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 前記光学フィルタは前記半導体デバイス
    と同材質のシリコンフィルタであることを特徴とする請
    求項1記載の半導体デバイス検査システム。
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