JP3475108B2 - 電話機、コードレス電話システムの子機、携帯型電話機 - Google Patents

電話機、コードレス電話システムの子機、携帯型電話機

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JP3475108B2 JP02068399A JP2068399A JP3475108B2 JP 3475108 B2 JP3475108 B2 JP 3475108B2 JP 02068399 A JP02068399 A JP 02068399A JP 2068399 A JP2068399 A JP 2068399A JP 3475108 B2 JP3475108 B2 JP 3475108B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電話機に関し、特
に、一の電話機が記憶する情報、例えば短縮ダイヤルデ
ータを他の電話機に転送する技術に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、電話機の普及はめざましく、多く
の有用な機能を備えるようになった。短縮ダイヤル機能
もその一つである。この短縮ダイヤル機能は、ユーザが
予め登録した通常の電話番号に対応する短縮番号(例え
ば、#と2桁の番号)をダイヤルすることによって、電
話をかける際のユーザ操作を簡便にさせるための機能で
ある。
【0003】上記の短縮ダイヤル機能を利用するため
に、短縮ダイヤルを登録する方法には、ユーザが一つ一
つ短縮ダイヤルを登録する方法と、他の電話機から移植
(コピー)して登録する方法がある。例えば、1台の親
機と複数の子機からなるコードレス電話システムにおい
て、親機又は他の子機に登録されている子機同士の短縮
ダイヤルデータを移植する従来技術として、特開平7−
264294号、特開平8−9465号、特開平8−7
9359号公報記載の方法などがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】一般に、会社等におい
て同じセクションに勤務する者同士は、仕事上で電話を
かける際に、電話する相手又はセクションが共通する場
合が多く、他の者が登録した短縮ダイヤルデータを移植
して使用したいケースが少なくない。しかしながら、上
記従来技術の場合、親機が異なる子機間では、短縮ダイ
ヤルデータを移植することはできず、ユーザが同じ短縮
ダイヤルデータを一つ一つ登録しなければならず、煩雑
な操作が強いられる。
【0005】上記の例は、コードレス電話システムの子
機間の場合について示した例であるが、同様の問題は、
一般のPHS端末装置間や親機間の場合においても発生
する。また、電話機におけるコストパフォーマンス競争
は激化しており、新たな機能を追加する場合であって
も、コストに直接影響する開発費は極力抑えることが望
ましい。
【0006】そこで、本発明は上記課題に鑑みてなされ
たものであり、新規の構成の追加を最小限に抑えつつ、
一の電話機から他の電話機に短縮ダイヤルデータを移植
することができる電話機を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る電話機は、DTMF(DualTon
eMultiFrequency)方式を利用して、転
送先電話機に短縮ダイヤル情報を転送する電話機であっ
て、前記短縮ダイヤル情報を、転送開始コマンドとこれ
に続く短縮ダイヤルに対応する電話番号とこの電話番号
に続く次の電話番号との間に挿入される電話番号間識別
コマンドと最後の短縮ダイヤルに対応する電話番号の後
に続く転送終了コマンド及び特定の短縮ダイヤルに対応
する電話番号が登録されていないことを示すために挿入
された電話番号間識別コマンドとにより構成して、これ
格納したメモリと、操作キーと、特定の操作キーが操
作されると、転送先電話機との接続を試行する接続試行
手段と、前記メモリに格納された前記短縮ダイヤル情報
を前記転送開始コマンドから前記転送終了コマンドまで
順次読み出し、読み出された情報のDTMF信号への変
換と、接続された転送先電話機宛へのDTMF信号の送
信とを制御する送出制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0008】また、上記目的を達成するために、本発明
に係るコードレス電話システムの子機は、接続試行手段
が、コードレス電話システムの親機のフック制御部を制
御して回線補足を行わせるものであり、前記送出制御手
段が、自機のメモリ格納情報を親機に送信し、親機のD
TMF送出部を制御して、当該メモリ格納情報をDTM
F信号に変換させ、回線へ送出させることを特徴とす
る。
【0009】また、上記目的を達成するために、本発明
に係る携帯型電話機は、DTMF送出部をも備えると共
に、接続試行手段が、自機のスピーカを通じて、相手機
との音響結合を行い、送出制御手段が、メモリ格納情報
を前記DTMF送出部でDTMF信号に変換させ、スピ
ーカを通じて発音させることを特徴とする。さらに、上
記目的を達成するために、本発明に係る電話機は、DT
MF(DualToneMultiFrequenc
y)方式を利用して、転送元電話機から送信された短縮
ダイヤル情報を受信する電話機であって、情報を格納す
るメモリと、操作キーと、特定の操作キーが操作される
と、転送元電話機との接続を試行する接続試行手段と、
転送元電話機からDTMF信号として送信されてくる短
縮ダイアル情報であって、転送開始コマンドとこれに続
く短縮ダイヤルに対応する電話番号とこの電話番号に続
く次の電話番号との間に挿入される電話番号間識別コマ
ンドと最後の短縮ダイヤルに対応する電話番号の後に続
く転送終了コマンド及び、特定の短縮ダイヤルに対応す
る電話番号が登録されていないことを示すために挿入さ
れた電話番号間識別コマンドとにより構成されたDTM
F短縮ダイヤル信号の検出と、前記DTMF短縮ダイヤ
ル信号からコードデータへの変換とを制御する変換制御
手段と、変換後のコードデータから短縮ダイヤル情報を
切り出し、前記メモリに格納するメモリ制御手段とを備
えることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】以下では、本発明に係る電話機に
ついて、図面を参照しながら説明する。 (実施の形態1)図1は、親機110及び子機120か
ら構成されるコードレス電話システム100と、親機2
10及び子機220から構成されるコードレス電話シス
テム200との接続形態を示す概略図である。図1に示
されるように、コードレス電話システム100とコード
レス電話システム200は、ブランチ接続、即ち物理的
に1回線上に並列接続されている。本実施形態では、D
TMF方式を利用して、子機120から親機110及び
親機210を介して子機220に、短縮ダイヤルデータ
の転送を行う場合について説明する。
【0011】ここで、「DTMF(Dual Tone Multi Fr
equency)方式」とは、電話番号等を送受信する方式の
一つをいい、複数の帯域周波数の正弦波信号の組み合わ
せによって電話番号等を表現し、通話回線を利用してこ
の組み合わされた正弦波信号を送受信する方式をいう。
また、「短縮ダイヤルデータ」とは、短縮ダイヤル(例
えば、#00など)に対応させて記憶される電話番号等
のデータをいう。
【0012】図2は、コードレス電話機システム100
における親機110及び子機120、並びにコードレス
電話システム200における親機210及び子機220
の各機能ブロック図である。図2に示されるように、親
機110は、フック制御部111、DTMF送出部11
2、無線部113、DTMF検出部114、ベースバン
ド処理部115、制御部116から構成される。
【0013】フック制御部111は、制御部116の指
示により、オフフック及びオンフックの状態の監視及び
これらの制御を行う。DTMF送出部112は、制御部
116から出力されたコードデータをDTMF信号に変
換し、電話回線に送出する。ここで、「コードデータ」
とは、数字や文字等をコードを用いて表現する場合のデ
ータ形式をいい、一般にシステム毎又は電話機毎に使用
するコードが規定される。
【0014】無線部113は、送信時にベースバンド処
理部115から出力されるベースバンド信号を高周波の
変調信号に変換してアンテナより出力し、受信時にアン
テナから入力した高周波の変調信号をベースバンド信号
に変換してベースバンド処理部115に出力する。本実
施形態の場合、無線部113は、子機120から送信さ
れたコードデータの変調信号を受信する。
【0015】DTMF検出部114は、電話回線に送出
されたDTMF信号を取り込んでコードデータに変換
し、制御部116に出力する。ベースバンド処理部11
5は、送信時に電話回線から入力されたベースバンド信
号を、時分割多重及びπ/4シフトQPSKによる変調
を行って無線部121に出力し、受信時に無線部121
から受信したベースバンド信号をπ/4シフトQPSK
による復調及び時分割分離を行う。
【0016】制御部116は、マイクロコンピュータ等
で構成され、親機110の全体の制御を行う。なお、制
御部116は、無線部113及びベースバンド処理部1
15を介して子機120から受信したコードデータに基
づいて、DTMF送出部及びフック制御部111を制御
する。次に、子機120の構成について説明する。子機
120は、無線部121、ベースバンド処理部122、
スピーカ123、マイク124、操作部125、短縮ダ
イヤル記憶部127、制御部128から構成される。な
お、操作部125は、本実施形態において特徴的な短縮
ダイヤル転送ボタン126を備えている。
【0017】なお、子機120における無線部121
は、親機110における無線部113と同等の構成であ
るので、説明を省略する。ベースバンド処理部122
は、親機110におけるベースバンド処理部115の機
能に加え、マイク124又はスピーカ123を介して入
力又は出力される音声信号に対して、A/D変換や符号
化、又はD/A変換や復号化処理を行う。
【0018】操作部125は、ダイヤルキーや各種専用
キー、表示用の液晶ディスプレイパネルやLED等を有
し、マンマシンインタフェースの制御を行う。また、操
作部125は、特に短縮ダイヤル転送ボタン126を備
えている。短縮ダイヤル転送ボタン126は、本実施形
態において備えられたボタンであり、ユーザより押下さ
れたことを制御部128に通知する。
【0019】短縮ダイヤル記憶部127は、短縮番号
(例えば、#00など)に対応づけて電話番号や氏名等
を記憶させておくためのメモリである。制御部128
は、マイクロコンピュータ等で構成され、子機120全
体の制御を行う。また、制御部128は、短縮ダイヤル
転送ボタン126から押下通知を受け付けることによ
り、<短縮ダイヤル転送処理>を開始し、短縮ダイヤル
記憶部127から短縮ダイヤルデータを読み出し、各種
のコマンドを付加してコードデータに変換する(なお、
「各種のコマンド」については後述する)。さらに、制
御部128は、変換したコードデータをベースバンド処
理部122及び無線部121を介して親機110に送信
するように制御する。
【0020】ここで、<短縮ダイヤル転送処理>とは、
子機120の短縮ダイヤルデータ等を親機110及び親
機210を介して子機220に転送するための、子機1
20及び親機110の処理をいう。図3は、短縮ダイヤ
ル記憶部127に記憶されているデータの一例を示した
図である。図3に示されるように、短縮ダイヤル記憶部
127には、(N+1)件(例えば、00〜99の10
0件)の短縮ダイヤル毎に電話番号と氏名とが対応づけ
られて格納されている。図3の例では、2件目と3件目
の短縮ダイヤル(即ち、#01と#02)に対応する電
話番号及び氏名は未登録となっている。
【0021】図4は、子機120から親機110に送信
される短縮ダイヤルデータと各種のコマンドの形態の一
例を示す図である。図4に示されるように、子機120
から親機110には、短縮ダイヤル記憶部127に記憶
されている電話番号と各種のコマンドが送信される。コ
マンドには、「#*#」で構成される転送開始コマンド
401、「*」で示される電話番号を識別するための電
話番号間識別コマンド403〜405、407、40
9、及び「##」で構成される転送終了コマンド410
がある。
【0022】特に、転送開始コマンド「#*#」は、D
TMF方式による短縮ダイヤルデータの開始を示す、本
実施形態において特徴的なコマンドである。なお、上記
図3に示されるように、短縮ダイヤルに対応する電話番
号が登録されていない(図3では、短縮番号「#01」
と「#02」に対応する電話番号が登録されていないこ
とを、”−”で示している)場合は、「電話番号間識別
コマンド(*)」のみを送信する。従って、図4に示さ
れるように、「電話番号間識別コマンド」が連続して送
信される場合も生じる。
【0023】一方、コードレス電話システム200にお
ける親機210及び子機220の構成は、基本的にコー
ドレス電話システム100における親機110及び子機
120の構成と同じであるため詳細な説明は省略する
が、子機120が短縮ダイヤル転送ボタン126を備え
ているのに対し、子機220は、短縮ダイヤル受信ボタ
ン226を備えている。
【0024】なお、親機210の制御部216は、DT
MF検出部214を介してDTMF信号を受信した場合
は、このDTMF信号に基づいてベースバンド処理部2
15及び無線部213を制御する。また、子機220の
制御部228は、短縮ダイヤル受信ボタン226から押
下通知を受け付けることにより、<短縮ダイヤル受信処
理>を開始する。ここで、<短縮ダイヤル受信処理>と
は、子機120の短縮ダイヤルデータを親機110及び
親機210を介して子機220に転送する際の、子機2
20及び親機210の処理をいう。さらに、子機220
の制御部228は、親機210から受信したコードデー
タから短縮ダイヤルデータを識別し、この短縮ダイヤル
データを短縮ダイヤル記憶部227に格納する。
【0025】なお、親機110におけるDTMF送出部
112及びDTMF検出部114、並びに親機210に
おけるDTMF送出部212及びDTMF検出部214
は、従来の電話機に既存の機能である。次に、本実施形
態の子機120及び親機110における<短縮ダイヤル
転送処理>、及び子機220及び親機210における<
短縮ダイヤル受信処理>の内容について、図5から図9
を参照しながら詳細に説明する。
【0026】図5は、子機120及び親機110におけ
る<短縮ダイヤル転送処理>の通信手順、並びに親機2
10及び子機220における<短縮ダイヤル受信処理>
の通信手順を示すシーケンス図である。まず、<短縮ダ
イヤル受信処理>側において、ユーザによって子機22
0の「短縮ダイヤル受信ボタン」が押下されると(S5
01)、子機220は、親機210に対し、チャネル割
当要求511を送信する。これに対し、親機210は、
情報チャネルに空きチャネルがあることを確認し、子機
220に対してチャネル割当通知512を行う。この
後、親機210は、オフフック(S503)する。
【0027】一方、<短縮ダイヤル転送処理>側におい
て、ユーザによって子機120の「短縮ダイヤル転送ボ
タン」が押下されると(S502)、<短縮ダイヤル受
信処理>側と同様に、子機120と親機110間におい
て、チャネルを割り当てるための処理を行う(513、
514)。この後、親機110はオフフックする(S5
04)。
【0028】その後、子機120は、短縮ダイヤル記憶
部127から短縮ダイヤルに対応する電話番号を順次読
み出してコードデータ515に変換し、親機110に送
信する。親機110は、子機120から受信したコード
データをDTMF信号516に変換し(S506)、電
話回線に送出する。これにより、オフフック状態の親機
210は、親機110から送出されたDTMF信号51
6を検出し、順次コードデータ517に変換して(S5
07)、子機220に送信する。子機220は、受信し
たコードデータに基づいて、短縮ダイヤルに対応する電
話番号を、順次短縮ダイヤル記憶部227に格納する
(S508)。
【0029】なお、子機120は、転送終了コマンド
「##」を送信後(S509)、親機110とのチャネ
ルを切断するための処理を実行する(521〜52
3)。この後、親機110はオンフックする(S51
1)。一方、子機220は、上記の如く、親機110及
び親機210を介して(S506及びS507に相当す
る処理については、図示を省略した)転送終了コマンド
を受信した場合は(518〜520、S510)、親機
210とのチャネルを切断するための処理を実行する
(524〜526)。この後、親機210はオンフック
する(S512)。
【0030】図6は、子機120における<短縮ダイヤ
ル転送処理>の流れを示すフローチャートである。ま
ず、制御部128は、ユーザによって短縮ダイヤル転送
ボタン126が押下されたことを検出すると(S60
1)、親機110とのチャネルの接続を行う(S60
2)。
【0031】次に、制御部128は、ベースバンド処理
部122及び無線部121を介して、転送開始コマンド
「#*#」のコードデータを親機110に送信する(S
603)。その後、制御部128は、短縮ダイヤル件数
番号「N」の初期化を行う(S604)。さらに、制御
部128は、1件目(即ち、#00)の短縮ダイヤルに
対応する電話番号の読み出しを試み(S605)、対応
する電話番号が登録されている場合は、その電話番号と
電話番号間識別コマンド「*」とのコードデータを親機
110に送信する(S606〜S608)。一方、対応
する電話番号が登録されていない場合は(S606)、
電話番号間識別コマンド「*」のみのコードデータを親
機110に送信する(S608)。
【0032】以下同様に、制御部128は、各短縮ダイ
ヤルに対応する全ての電話番号及び電話番号間識別コマ
ンドを、順次親機110に送信する(S605〜S61
0)。最後に、制御部128は、転送終了コマンド「#
#」を送信し(S611)、親機110とのチャネルを
切断する処理を行う(S612)。
【0033】図7は、親機110における<短縮ダイヤ
ル転送処理>の流れを示すフローチャートである。ま
ず、制御部116は、子機120からのチャネル割当要
求を確認後、チャネル接続処理を行う(S701、S7
02)。この後、制御部116は、自機を「オフフッ
ク」すべく、フック制御部111に指示する(S70
3)。その後、制御部116は、転送終了コマンドカウ
ンタ「Nc」の初期化を行う(S704)。
【0034】次に、制御部116は、子機120から送
信された転送開始コマンド「#*#」のコードデータを
確認した場合に(S705)、この転送開始コマンド
「#*#」を電話回線に送出すべく、DTMF送出部1
12に指示する。これにより、DTMF送出部112
は、制御部116から受信した転送開始コマンド「#*
#」のコードデータをDTMF信号に変換し、電話回線
に送出する(S706)。
【0035】さらに、制御部116は、子機120から
送信された1件目の電話番号及び電話番号間識別コマン
ドのコードデータをDTMF信号に変換すべく、DTM
F送出部112に指示する。これにより、DTMF送出
部112は、制御部116から受信した電話番号及び電
話番号間識別コマンド「*」のコードデータをDTMF
信号に変換し、電話回線に送出する(S707、S70
8)。
【0036】以下同様に、制御部116は、DTMF送
出部112を介して、子機120から受信した電話番号
及び電話番号間識別コマンドを、順次電話回線に送出す
る(S707、S708)。なお、制御部116は、子
機120から送信された転送終了コマンド「##」の受
信を確認した場合は(S709〜S712)、子機12
0からのチャネル切断要求によって、子機120とのチ
ャネルの切断を行い、オンフックする(S713、S7
14)。
【0037】図8は、子機220における<短縮ダイヤ
ル受信処理>の流れを示すフローチャートである。ま
ず、制御部228は、ユーザによって短縮ダイヤル受信
ボタン226が押下されたことを検出すると(S80
1)、親機210とのチャネル接続処理を行う(S80
2)。その後、制御部228は、短縮ダイヤル件数番号
「N」及び転送終了コマンドカウンタ「Nc」の初期化
を行う(S803)。
【0038】次に、制御部228は、親機210から送
信される転送開始コマンド「#*#」のコードデータの
受信を確認後(S804)、電話番号間識別コマンド
「*」のコードデータを受信するまで、順次受信した番
号を内部のバッファに格納する(S805、S80
9)。一方、電話番号間識別コマンド「*」のコードデ
ータを受信した場合、制御部228は、バッファに格納
されている電話番号を、短縮ダイヤル記憶部227にお
けるN件目の短縮ダイヤルに対応する領域に格納する
(S806〜S808)。
【0039】以下同様に、制御部228は、電話番号間
識別コマンド「*」を目印としながら、受信した電話番
号を順次短縮ダイヤル記憶部227に格納する(S80
5〜S810)。最後に、制御部228は、転送終了コ
マンド「##」のコードデータを受信した場合は(S8
11〜S813)、親機210とのチャネルを切断する
処理を行う(S814)。
【0040】図9は、親機210における<短縮ダイヤ
ル受信処理>の流れを示すフローチャートである。ま
ず、制御部216は、子機220からのチャネル割当要
求を確認後、チャネル接続処理を行う(S901、S9
02)。この後、制御部216は、自機を「オフフッ
ク」すべく、フック制御部211に指示する(S90
3)。その後、制御部216は、転送終了コマンドカウ
ンタ「Nc」の初期化を行う(S904)。
【0041】次に、制御部216は、電話回線及びDT
MF検出部214を介して、転送開始コマンド「#*
#」のコードデータを受信した場合は(S905)、こ
の転送開始コマンド「#*#」のコードデータを、ベー
スバンド処理部215及び無線部213を介して子機2
20に送信する(S906)。さらに、制御部216
は、電話回線及びDTMF検出部214を介して受信し
た、電話番号及び電話番号間識別コマンド「*」のコー
ドデータを、順次ベースバンド処理部215及び無線部
213を介して子機220に送信する(S907、S9
08)。
【0042】最後に、制御部216は、転送終了コマン
ド「##」の受信を確認した場合は(S909〜S91
2)、子機220からのチャネル切断要求によって、子
機220とのチャネルの切断を行い、オンフックする
(S913、S914)。以上のように、本実施形態に
かかるコードレス電話システム100及びコードレス電
話システム200によれば、DTMF方式を利用するこ
とにより、既存の構成を有効に活用しながら、子機12
0から子機220に短縮ダイヤルデータの転送を行うこ
とができる。
【0043】なお、上記実施形態では、ディジタル方式
のコードレス電話システムについて示したが、アナログ
方式であってもよい。その場合、親機及び子機における
ベースバンド処理部等は、アナログ方式による構成とな
る。 (実施の形態2)本実施形態では、実施形態1が電話回
線を介してDTMF信号を送受信することによって短縮
ダイヤルデータの転送を実現したのに対し、DTMF信
号を音声に変換して送受信する点が異なっている。
【0044】より詳細に説明すると、本実施形態では、
一方の子機のスピーカから他方の子機のマイクに、音声
に変換したDTMF信号を送信して、短縮ダイヤルデー
タの転送を実現している。図10(a)及び(b)は、実施
形態2における短縮ダイヤルデータを送信する側の子機
320、及び短縮ダイヤルデータを受信する側の子機4
20の機能ブロック図である。なお、以下では、子機3
20及び子機420の構成のうち、前記子機120及び
子機220と同じ構成部分については説明を省略し、異
なる点を中心に説明することとする。
【0045】図10(a)に示されるように、本実施形態
に係る子機320は、DTMF送出部321及びDTM
F検出部322が新たに追加され、ベースバンド処理部
323及び制御部324の機能が一部異なっている。D
TMF送出部321は、制御部324の指示により、電
話番号及び前記の各種コマンドのコードデータをDTM
F信号に変換し、ベースバンド処理部323に出力す
る。
【0046】DTMF検出部322は、ベースバンド処
理部323から出力された電話番号及び前記の各種コマ
ンドのDTMF信号をコードデータに変換し、制御部3
24に出力する。ベースバンド処理部323は、DTM
F送出部321から出力されたDTMF信号を増幅し、
スピーカ123に出力する。また、ベースバンド処理部
323は、マイク124から受信したDTMF信号をD
TMF検出部322に出力する。
【0047】制御部324は、マイクロコンピュータ等
で実現され、子機320全体を制御する点においては、
前記の制御部128と同様であるが、新たにDTMF送
出部321及びDTMF検出部322を制御する点が異
なる。短縮ダイヤルデータを送信する場合、制御部32
4は、電話番号や各種コマンドのコードデータをDTM
F送出部321に出力する。一方、短縮ダイヤルデータ
を受信する場合、制御部324は、DTMF検出部32
2から電話番号や各種コマンドのコードデータを受け付
け、電話番号を順次短縮ダイヤル記憶部127に格納す
る。
【0048】なお、子機420の構成については、基本
的に子機320の構成と同様であるため、詳細な説明は
省略する。次に、本実施形態における、DTMF信号音
によって子機320から子機420に短縮ダイヤルデー
タを転送する場合の処理の流れについて、図11及び図
12を参照しながら説明する。
【0049】図11は、子機320における<短縮ダイ
ヤル転送処理>の流れを示すフローチャートである。最
初に、制御部324は、ユーザによって短縮ダイヤル転
送ボタン126が押下されたことを検出すると(S11
01)、短縮ダイヤル件数番号「N」の初期化を行う
(S1102)。
【0050】次に、制御部324は、転送開始コマンド
「#*#」をDTMF信号に変換すべく、DTMF送信
部321に指示を出す。これにより、DTMF送信部3
21は、転送開始コマンド「#*#」のコードデータを
DTMF信号に変換し、ベースバンド処理部323に出
力する。この後、ベースバンド処理部323は、DTM
F送出部321から出力されたDTMF信号を増幅し、
スピーカ123に出力する(S1103)。
【0051】さらに、制御部324は、1件目の短縮ダ
イヤルに対応する電話番号の読み出しを試み(S110
4)、対応する電話番号が登録されている場合は(S1
105)、上記と同様に、その電話番号と電話番号間識
別コマンド「*」のDTMF信号の音声をスピーカ12
3から出力するように制御する(S1106、S110
7)。
【0052】一方、対応する電話番号が登録されていな
い場合(S1105)、制御部324は、電話番号間識
別コマンド「*」のみのDTMF信号の音声をスピーカ
123から出力するように制御する(S1107)。以
下同様に、制御部324は、順次電話番号及び電話番号
間識別コマンドに対応するDTMF信号の音声をスピー
カ123から出力すべく、DTMF送出部321及びベ
ースバンド処理部323を制御する(S1104〜S1
109)。
【0053】最後に、制御部324は、全ての短縮ダイ
ヤルに対して処理を終えたら、転送終了コマンド「#
#」をスピーカ123から出力するように制御し(S1
110)、本処理を終了する。図12は、子機420に
おける<短縮ダイヤル受信処理>の流れを示すフローチ
ャートである。
【0054】最初に、制御部424は、ユーザによって
短縮ダイヤル受信ボタン226が押下されたことを検出
後(S1201)、短縮ダイヤル件数番号「N」及び転
送終了コマンドカウンタ「Nc」の初期化を行う(S1
202)。次に、制御部424は、マイク224及びベ
ースバンド処理部423を介して入力された、子機32
0のスピーカ123から出力された音声を取り込み、転
送開始コマンド「#*#」を検出する(S1203、S
1204)。
【0055】さらに、制御部424は、マイク224、
ベースバンド処理部423及びDTMF検出部422を
介して受信したコードデータに変換された番号を、順次
内部のバッファに格納する(S1205、S1206、
S1210)。また、制御部424は、DTMF検出部
422から出力されたコードデータが電話番号間識別コ
マンド「*」の場合に、内部バッファに格納されている
番号をN番目の短縮ダイヤルに対応するように、短縮ダ
イヤル記憶部227に格納する(S1207〜S120
9)。
【0056】以下同様に、制御部424は、電話番号間
識別コマンド「*」を目印としながら、子機320のス
ピーカ123から発音され、マイク224を介して受信
した電話番号を、順次短縮ダイヤル記憶部227に記憶
する(S1205〜S1211)。最後に、制御部42
4は、転送終了コマンド「##」の受信を確認した場合
は(S1212〜S1214)、本処理を終了する。
【0057】なお、本実施形態では、子機間でスピーカ
及びマイクを用いて短縮ダイヤルデータの転送を行う例
を示したが、携帯電話間やPHS端末装置間としてもよ
い。以上のように、本実施形態に係る電話機によれば、
子機同士で音声を利用して短縮ダイヤルデータの転送を
行うので、親機が不要であり、チャネルの接続処理も省
略できる。
【0058】尚、上記の実施形態においては、転送する
短縮ダイヤルデータとして電話番号を例示したが、電話
番号に限定するものではなく、DTMF方式で表現可能
であれば一般の文字等であってもよい。また、上記の実
施形態では、短縮ダイヤルに対応する電話番号を電話番
号間識別コマンド「*」で識別させながら転送を行った
が、短縮ダイヤルと対応する電話番号とを1つのセット
にして転送するように構成してもよい。
【0059】さらに、上記の実施形態においては、主に
子機間において短縮ダイヤルデータを転送する場合を例
示したが、親機−子機間、子機−親機間、親機−親機間
で短縮ダイヤルデータの転送を行うようにしてもよい。
【0060】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
に係る電話機は、DTMF(DualToneMult
iFrequency)方式を利用して、転送先電話機
短縮ダイヤル情報を転送する電話機であって、前記短
縮ダイヤル情報を、転送開始コマンドとこれに続く短縮
ダイヤルに対応する電話番号とこの電話番号に続く次の
電話番号との間に挿入される電話番号間識別コマンドと
最後の短縮ダイヤルに対応する電話番号の後に続く転送
終了コマンド及び特定の短縮ダイヤルに対応する電話番
号が登録されていないことを示すために挿入された電話
番号間識別コマンドとにより構成して、これを格納した
メモリと、操作キーと、特定の操作キーが操作される
と、転送先電話機との接続を試行する接続試行手段と、
前記メモリに格納された前記短縮ダイヤル情報を前記転
送開始コマンドから前記転送終了コマンドまで順次読み
出し、読み出された情報のDTMF信号への変換と、接
続された転送先電話機宛へのDTMF信号の送信とを制
御する送出制御手段とを備えることを特徴とする。
【0061】これにより、メモリに格納されている情報
をDTMF信号に変換して転送先電話機に転送するの
で、既存のDTMF技術を有効に活用して開発コストを
抑えつつ、情報を転送する機能を実現することができ
る。また、前記接続試行手段は、前記特定の操作キーの
押下を受け付ける受付部と、特定の操作キーの押下によ
って、当該電話機と転送先電話機との回線接続を確立す
る回線確立部とを備え、前記送出制御手段は、前記メモ
リに格納されている情報を読み出す読出部と、読み出さ
れた情報をDTMF信号に変換する変換部と、接続が確
立された回線に、変換されたDTMF信号を送出する送
出部とを備えるように構成することもできる。
【0062】これにより、メモリに格納されている情報
を電話回線を利用して転送先電話機に転送するので、既
存の電話回線を有効に活用して開発コストを抑えつつ、
情報を転送する機能を実現することができる。さらに、
前記回線確立部は、1回線上にブランチ接続された当該
電話機と転送先電話機との間で回線接続を確立するよう
に構成してもよい。これにより、転送元電話機と転送先
電話機とをブランチ接続した状態でメモリに格納されて
いる情報を転送することがきるので、回線使用料が不要
になる。
【0063】また、本発明に係るコードレス電話システ
ムの子機は、請求項1の電話機がコードレス電話システ
ムの子機の場合であり、接続試行手段が、コードレス電
話システムの親機のフック制御部を制御して回線補足を
行わせるものであり、前記送出制御手段が、自機のメモ
リ格納情報を親機に送信し、親機のDTMF送出部を制
御して、当該メモリ格納情報をDTMF信号に変換さ
せ、回線へ送出させることを特徴とする。
【0064】これにより、親機にDTMF送出機能があ
る場合は、たとえ子機がこの機能を有していない場合で
あっても、親機を介して自機のメモリに格納されている
情報を転送先電話機に転送するすることができる。さら
に、本発明に係る携帯型電話機は、請求項1の電話機が
携帯型電話機の場合であり、DTMF送出部をも備える
と共に、接続試行手段が、自機のスピーカを通じて、相
手機との音響結合を行い、送出制御手段が、メモリ格納
情報を前記DTMF送出部でDTMF信号に変換させ、
スピーカを通じて発音させることを特徴とする。
【0065】これにより、メモリに格納されている情報
をDTMF信号に変換し、自機のスピーカから発音させ
ているので、電話回線や無線回線を使用することなく、
相手の電話機に情報を転送することが可能となる。ま
た、本発明に係る電話機は、DTMF(DualTon
eMultiFrequency)方式を利用して、転
送元電話機から送信された短縮ダイヤル情報を受信する
電話機であって、情報を格納するメモリと、操作キー
と、特定の操作キーが操作されると、転送元電話機との
接続を試行する接続試行手段と、転送元電話機からDT
MF信号として送信されてくる短縮ダイアル情報であっ
て、転送開始コマンドとこれに続く短縮ダイヤルに対応
する電話番号とこの電話番号に続く次の電話番号との間
に挿入される電話番号間識別コマンドと最後の短縮ダイ
ヤルに対応する電話番号の後に続く転送終了コマンド及
び、特定の短縮ダイヤルに対応する電話番号が登録され
ていないことを示すために挿入された電話番号間識別コ
マンドとにより構成されたDTMF短縮ダイヤル信号の
検出と、前記DTMF短縮ダイヤル信号からコードデー
タへの変換とを制御する変換制御手段と、変換後のコー
ドデータから短縮ダイヤル情報を切り出し、前記メモリ
に格納するメモリ制御手段とを備えることを特徴とす
る。
【0066】これにより、転送元電話機から送信され
た、DTMF信号に変換された情報を受信してメモリに
格納するので、既存のDTMF技術を有効に活用して開
発コストを抑えつつ、情報の転送を受けることが可能と
なる。また、前記接続試行手段は、前記特定の操作キー
の押下を受け付ける受付部と、特定の操作キーの押下に
よって、当該電話機と転送元電話機との回線接続を確立
する回線確立部とを備え、前記変換制御手段は、前記転
送元電話機から送られてくるDTMF信号を検出する検
出部と、検出されたDTMF信号からコードデータに変
換する変換部と、変換されたコードデータから情報を切
り出す切出部と、切り出された情報を前記メモリに格納
する格納部とを備えるように構成することもできる。
【0067】これにより、転送元電話機のメモリ情報を
電話回線を介して受信するので、既存の電話回線を有効
に活用して開発コストを抑えつつ、情報の転送を受ける
ことが可能となる。また、本発明に係るコードレス電話
システムの子機は、請求項6の電話機が、コードレス電
話システムの子機の場合であり、接続試行手段が、コー
ドレス電話システムの親機のフック制御部を制御して回
線補足を行わせるものであり、前記変換制御手段が、親
機のDTMF検出部を制御して転送元電話機から送信さ
れてくるDTMF信号を検出させ、コードデータへの変
換を行うように制御し、前記メモリ制御手段が、親機か
ら送信される変換後のコードデータから情報を切り出
し、メモリに格納するように構成することもできる。
【0068】これにより、親機にDTMF送出機能があ
る場合は、たとえ子機がこの機能を有していない場合で
あっても、親機を介して転送元電話機のメモリ情報の転
送を受けることができる。さらに、本発明に係る携帯型
電話機は、請求項6の電話機が携帯型電話機の場合であ
り、DTMF検出部をも備えると共に、接続試行手段
が、自機のマイクロホンを通じて相手機との音響結合を
行い、変換制御手段が、前記DTMF検出部を制御して
マイクロホンを通じて受話したDTMF信号をコードデ
ータに変換させるように構成することもできる。
【0069】これにより、転送元電話機のスピーカから
出力された、DTMF信号音に変換された情報を、自機
のマイクロホンで検出し、メモリに格納しているので、
電話回線や無線回線を使用することなく、転送元電話機
から情報の転送を受けることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1におけるコードレス電話システム1
00とコードレス電話システム200の接続形態を示す
概略図である。
【図2】コードレス電話システム100の親機110及
び子機120、並びにコードレス電話システム200の
親機210及び子機220におけるそれぞれの各機能ブ
ロック図である。
【図3】短縮ダイヤル記憶部127に格納されているデ
ータ内容の一例である。
【図4】送信側の子機120から送信されるデータの構
成例である。
【図5】実施形態1における<短縮ダイヤル転送処理>
の処理手順を示す通信シーケンス図である。
【図6】子機120における<短縮ダイヤル転送処理>
の流れを示すフローチャートである。
【図7】親機110における<短縮ダイヤル転送処理>
の流れを示すフローチャートである。
【図8】子機220における<短縮ダイヤル受信処理>
の流れを示すフローチャートである。
【図9】親機210における<短縮ダイヤル受信処理>
の流れを示すフローチャートである。
【図10】実施形態2における子機320及び子機42
0の機能ブロック図である。
【図11】子機320における<短縮ダイヤル転送処理
>の流れを示すフローチャートである。
【図12】子機420における<短縮ダイヤル受信処理
>の流れを示すフローチャートである。
【符号の説明】
100、200 コードレス電話システム 110、210 親機 111、211 フック制御部 112、212 DTMF送出部 113、213 無線部 114、214 DTMF検出部 115、215 ベースバンド処理部 116、216 制御部 120、220 子機 121、221 無線部 122、222 ベースバンド処理部 123、223 スピーカ 124、224 マイク 125、225 操作部 126 短縮ダイヤル転送ボタン 127、227 短縮ダイヤル記憶部 128、228 制御部 226 短縮ダイヤル受信ボタン 321、421 DTMF送出部 322、422 DTMF検出部 323、423 ベースバンド処理部 324、424 制御部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04M 1/00 H04M 1/24 - 1/62 H04M 1/66 - 1/82

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 DTMF(DualToneMulti
    Frequency)方式を利用して、転送先電話機に
    短縮ダイヤル情報を転送する電話機であって、前記短縮ダイヤル情報を、転送開始コマンドとこれに続
    く短縮ダイヤルに対応する電話番号とこの電話番号に続
    く次の電話番号との間に挿入される電話番号間識別コマ
    ンドと最後の短縮ダイヤルに対応する電話番号の後に続
    く転送終了コマンド及び特定の短縮ダイヤルに対応する
    電話番号が登録されていないことを示すために挿入され
    た電話番号間識別コマンドとにより構成して、これを
    納したメモリと、 操作キーと、 特定の操作キーが操作されると、転送先電話機との接続
    を試行する接続試行手段と、前記 メモリに格納された前記短縮ダイヤル情報を前記転
    送開始コマンドから前記転送終了コマンドまで順次読み
    出し、読み出された情報のDTMF信号への変換と、接
    続された転送先電話機宛へのDTMF信号の送信とを制
    御する送出制御手段とを備えることを特徴とする電話
    機。
  2. 【請求項2】前記接続試行手段は、 前記特定の操作キーの押下を受け付ける受付部と、 特定の操作キーの押下によって、当該電話機と転送先電
    話機との回線接続を確立する回線確立部とを備え、 前記送出制御手段は、 前記メモリに格納されている短縮ダイヤル情報を読み出
    す読出部と、 読み出された短縮ダイヤル情報をDTMF信号に変換す
    る変換部と、 接続が確立された回線に、変換されたDTMF信号を送
    出する送出部とを備えることを特徴とする請求項1記載
    の電話機。
  3. 【請求項3】前記回線確立部は、 1回線上にブランチ接続された当該電話機と転送先電話
    機との間で回線接続を確立することを特徴とする請求項
    2記載の電話機。
  4. 【請求項4】 請求項1の電話機がコードレス電話シス
    テムの子機であり、 接続試行手段が、コードレス電話システムの親機のフッ
    ク制御部を制御して回線補足を行わせるものであり、 前記送出制御手段が、自機のメモリ格納情報を親機に送
    信し、親機のDTMF送出部を制御して、当該メモリ格
    納情報をDTMF信号に変換させ、回線へ送出させるこ
    とを特徴とするコードレス電話システムの子機。
  5. 【請求項5】 請求項1の電話機が携帯型電話機であ
    り、 DTMF送出部をも備えると共に、 接続試行手段が、自機のスピーカを通じて、相手機との
    音響結合を行い、 送出制御手段が、メモリ格納情報を前記DTMF送出部
    でDTMF信号に変換させ、スピーカを通じて発音させ
    ることを特徴とする携帯型電話機。
  6. 【請求項6】 DTMF(DualToneMulti
    Frequency)方式を利用して、転送元電話機か
    ら送信された短縮ダイヤル情報を受信する電話機であっ
    て、情報を 格納するメモリと、 操作キーと、 特定の操作キーが操作されると、転送元電話機との接続
    を試行する接続試行手段と、 転送元電話機からDTMF信号として送信されてくる短
    縮ダイアル情報であって、転送開始コマンドとこれに続
    く短縮ダイヤルに対応する電話番号とこの電話番号に続
    く次の電話番号との間に挿入される電話番号間識別コマ
    ンドと最後の短縮ダイヤルに対応する電話番号の後に続
    く転送終了コマンド及び、特定の短縮ダイヤルに対応す
    る電話番号が登録されていないことを示すために挿入さ
    れた電話番号間識別コマンドとにより構成されたDTM
    F短縮ダイヤル信号の検出と、前記DTMF短縮ダイヤ
    ル信号からコードデータへの変換とを制御する変換制御
    手段と、 変換後のコードデータから短縮ダイヤル情報を切り出
    し、前記メモリに格納するメモリ制御手段とを備えるこ
    とを特徴とする電話機。
  7. 【請求項7】前記接続試行手段は、 前記特定の操作キーの押下を受け付ける受付部と、 特定の操作キーの押下によって、当該電話機と転送元電
    話機との回線接続を確立する回線確立部とを備え、 前記変換制御手段は、 前記転送元電話機から送られてくるDTMF信号を検出
    する検出部と、 検出されたDTMF信号からコードデータに変換する変
    換部と、 変換されたコードデータから情報を切り出す切出部と、 切り出された情報を前記メモリに格納する格納部とを備
    えることを特徴とする請求項6記載の電話機。
  8. 【請求項8】 請求項6の電話機がコードレス電話シス
    テムの子機であり、 接続試行手段が、コードレス電話システムの親機のフッ
    ク制御部を制御して回線補足を行わせるものであり、 前記変換制御手段が、親機のDTMF検出部を制御して
    転送元電話機から送信されてくるDTMF信号を検出さ
    せ、コードデータへの変換を行うように制御し、 前記メモリ制御手段が、親機から送信される変換後のコ
    ードデータから情報を切り出し、メモリに格納する ことを特徴とするコードレス電話システムの子機。
  9. 【請求項9】 請求項6の電話機が携帯型電話機であ
    り、 DTMF検出部をも備えると共に、 接続試行手段が、自機のマイクロホンを通じて相手機と
    の音響結合を行い、 変換制御手段が、前記DTMF検出部を制御してマイク
    ロホンを通じて受話したDTMF信号をコードデータに
    変換させることを特徴とする携帯型電話機。
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